JP3045779B2 - 砂防又は護岸工事方法、及び山腹崩壊防止工事方法 - Google Patents
砂防又は護岸工事方法、及び山腹崩壊防止工事方法Info
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Description
自然環境を破壊することなく、簡易かつ効果的に渓流及
び河川の砂防工事、護岸工事等を行う方法に関するもの
である。
ことなく、簡易かつ効果的に安定化させるための工事方
法に関するものである。
地震等により山地が崩壊し、その際に発生する土砂礫が
下方に流送されることによって生じ、一方、一般河川の
侵蝕・崩壊は、主として洪水によって生じる。しかし、
これらの侵蝕・崩壊を防止する技術には共通のものが多
いので、以下においては、山地あるいは渓流に適用され
てきた砂防及び護岸目的の治山工事技術について述べ
る。
の方法として最善のものは、山を森林で覆うことによ
り、その保水力、山腹安定能力を活用して、急激な降雨
・降雪等があっても山腹及び渓流の侵蝕・崩壊を防止・
緩和できるように、山林環境を整備することである。
費用と長年月とを要するところから、山林環境の整備と
並んで多くの人為的工事が続けられてきた。このような
工事の特色は、山地の特定の箇所に独立した構造物を設
置し、当該構造物の自重あるいは構造物を支える岩盤等
の支持力によって、水や土砂礫の流下する速度や量を抑
制しようとするものである。そのような作用を営む構造
物の設置には、多くの資材・労力・経費を必要としてき
た。その概要は以下の通りである(萩原貞夫著、森林理
水・砂防(林学講座第9冊)、朝倉書店、1953年刊、及
び武居有恒編、砂防工学、永文堂出版、1993年刊を参照
のこと)。
は縦侵蝕と、渓岸を横に侵す側方侵蝕または横侵蝕とが
ある。いずれの侵蝕も、進行すれば渓流の両岸は自重に
よって崩れ落ち、山崩れ等が生じ、その結果大量の土砂
礫が渓床に堆積する。渓床に堆積した大量の土砂礫は、
洪水等によって下流に運ばれ、時には強力な破壊力を持
つ土石流となって下流周辺地域に甚大な災害を引き起こ
すこととなる。渓流工事は、このような渓流の侵蝕防止
・復旧のために行われるものであり、より具体的には、
次の(1)〜(5)に記載のものがある。
(堰堤)工事である。この工事は、渓流にそれを横切る
堰を設け、その背後に砂礫を留止して新しい緩勾配の渓
床を作って流水の勢力を殺ぐことにより、下方侵蝕を防
ぐことを主目的とするものである。ダムは、渓流の傾斜
やその侵蝕の程度に応じて、一つの渓流に段階状に複数
設置される。ダムの設置に使用される材料とその工事方
法は、必要とされるダムの強度に応じて選ばれる。従来
においては、次のようなダムが設置されてきた。
の b.コンクリートダム c.木ダム d.蛇籠ダム e.編柵ダム (2)床固工事 この工事は、現在の溪床を維持する目的を有し、渓岸
は、これによって脚部洗出から保護される。これは、
石、コンクリート、蛇籠、編柵、沈床(木枠に石を詰め
たもの)等で渓床を固める工事である。
ものであり、その壁は流路と平行に設けられるので、縦
工事と言われる。石、コンクリート、蛇籠、編柵、木
柵、板柵等で施工される。
ら流心に向って、適度な長さ及び方向に突出する工作物
を作る。石積あるいは蛇籠などが用いられる。
弱な岸から強固な岸に流路を導くなどの流路切替工事を
指す。敷石、張石又はコンクリート工法により施工され
る。
地表安定との二つに分かれる。
とする)するための工事である。
表流下雨水の速度を減殺すると同時に、土壌の吸水を助
長するための工事である。階段前面の急傾斜面を保護す
るため、次のような工法が採用されている。
とにより、地表流下雨水の速度を殺ぎ、雨滴の地表衝突
を妨げる工事である。この工事では、山全体を被う。具
体例には、山腹をそだ束で網状に被う工事等がある。
部分を保護するための、芝張又は石張工事をいう。
束あるいは鉄線蛇籠に石礫を詰めたものを使用して行う
暗梁工事等を指す。
砂礫を堆積させることによって土石流の勢力を減殺する
工事を指す。
べるような問題がある。その大部分は、一般河川の治水
工事にもあてはまる。
山工事が必要とされ、しかも、一つの治山工事について
みても、通常はその施工対象地は大きな広がりをもって
いる。したがって、多数の対象地にダム等の堅固な構造
物を設置しようとする場合には、膨大な労力、資材、経
費を必要とする。国や地方自治体の限りある財政能力を
もってしては、到底十分な工事はできない。このままの
状態で推移すれば、経済上の理由によって国土の崩壊は
進行するばかりである。
場所である。従って、近代的な工事機材や運搬機材を操
作して堅固な構造物を築造するには大きな困難がある。
また、工事に伴う人身の危険度も高い。
るための構造物の設置には、高度の専門的知識技術が必
要である。ダムの建設一つをとってみても、如何なる場
所に如何なる強度のダムを建設するかを決定するために
は、科学的な調査、研究と科学的知識に基づく設計、施
工が必要である。そのため、工事は専門的土木事業者に
依存せざるを得ず、通常の山林労働者の知識や経験を活
用できる余地が少ない。
材、コンクリート等の資材を必要とする。これらはいず
れも現地において調達することは困難であり、生産地か
ら長距離を運搬しなければならないものである。
り、改造・撤去・移動等が著しく困難である。
破壊したり、その形状を変えたりする必要がある。この
ような工事によって、かえって山地の自然環境が破壊さ
れる場合も少なくない。また、そのような構造物は、山
地に違和感を与え、自然景観を害する虞が強い。
造物を説明するための概略図である。
用構造物を説明するための概略図である。
物を説明するための概略図である。
崩壊防止用構造物を説明するための概略図である。
明するための概略図である。
を説明するための概略図である。
明するための概略図である。
又は間接的に固定する工程、及び (b)少なくとも2つの係留物(3)が渓流又は河川内
にて上流側から下流側に向って適当な間隔で存在するよ
うに、各係留物(3)を水の流れ方向に略対向させて、
前記縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合され
た係留索(4)にて係留する工程 を含む、砂防工事方法に関する。
又は間接的に固定する工程、 (b)前記縦索(1)同士を少なくとも1本の横索
(7)を用いて相互に連結する工程、及び (c)少なくとも2つの係留物(3)が渓流又は河川内
にて上流側から下流側に向って適当な間隔で存在するよ
うに、各係留物(3)を水の流れ方向に略対向させて、
前記縦索(1)及び/又は横索(7)で直接に、又は当
該縦索(1)及び/又は横索(7)に結合された係留索
(4)にて、係留する工程 を含む、砂防工事方法に関する。
又は間接的に固定する工程、及び (b)少なくとも1つの係留物(3)が渓流又は河川内
に岸に沿って存在するように、当該係留物(3)を前記
縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合された係
留索(4)にて係留する工程 を含む、護岸工事方法に関する。
索(1)を、それが山の尾根を跨いで二方向の山腹に存
在するように、拠点(2)に直接又は間接的に固定する
工程、及び(y)各山腹にそれぞれ少なくとも2つの係
留物(3)が、山の高さ方向において適当な間隔をあけ
て存在するように、各係留物(3)を、その長尺方向が
山の高さ方向に対して略直角となるような向きに、前記
縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合された係
留索(4)にて保留する工程を含む、山腹崩壊防止工事
方法に関し、 本発明第四の態様の2は、(x)少なくとも1本の縦
索(1)を拠点(2)に直接又は間接的に固定する工
程、及び(y)少なくとも2つの係留物(3)が、山の
高さ方向において適当な間隔をあけて存在するように、
各係留物(3)を、その長尺方向が山の高さ方向に対し
て略直角となるような向きに、前記縦索(1)で直接に
又は当該縦索(1)に結合された係留索(4)にて保留
する工程を含む山腹崩壊防止工事方法であって、前記拠
点(2)が、前記係留物(3)が存在する山腹とは反対
側の山の斜面に存在し、前記縦索(1)が、山の尾根を
跨いで当該拠点(2)に固定される、山腹崩壊防止工事
方法に関し、 本発明第四の態様の3は、(x)少なくとも1本の縦
索(1)を、山の周囲にかけ回した索で構成された拠点
(2)に直接又は間接的に固定する工程、及び(y)少
なくとも2つの係留物(3)が、山の高さ方向において
適当な間隔をあけて存在するように、各係留物(3)
を、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角となる
ような向きに、前記縦索(1)で直接に又は当該縦索
(1)に結合された係留索(4)にて保留する工程を含
む、山腹崩壊防止工事方法に関する。
索(1)を、それぞれが山の尾根を跨いで二方向の山腹
に存在するように、拠点(2)に直接又は間接的に固定
する工程、(y)前記縦索(1)同士を少なくとも1本
の横索(7)を用いて相互に連結する工程、及び(z)
各山腹にそれぞれ少なくとも2つの係留物(3)が、山
の高さ方向において適当な間隔をあけて存在するよう
に、各係留物(3)を、その長尺方向が山の高さ方向に
対して略直角となるような向きに、前記縦索(1)及び
/又は横索(7)で直接に、又は当該縦索(1)及び/
又は横索(7)に結合された係留索(4)にて係留する
工程を含む、山腹崩壊防止工事方法に関し、 本発明第五の態様の2は、(x)少なくとも2本の縦
索(1)を拠点(2)に直接又は間接的に固定する工
程、(y)前記縦索(1)同士を少なくとも1本の横索
(7)を用いて相互に連結する工程、及び(z)少なく
とも2つの係留物(3)が、山の高さ方向において適当
な間隔をあけて存在するように、各係留物(3)を、そ
の長尺方向が山の高さ方向に対して略直角となるような
向きに、前記縦索(1)及び/又は横索(7)で直接
に、又は当該縦索(1)及び/又は横索(7)に結合さ
れた係留索(4)にて係留する工程を含む山腹崩壊防止
工事方法であって、前記拠点(2)が、前記係留物
(3)が存在する山腹とは反対側の山の斜面に存在し、
前記縦索(1)が、山の尾根を跨いで当該拠点(2)に
固定される、山腹崩壊防止工事方法に関し、 本発明第五の態様の3は、(x)少なくとも2本の縦
索(1)を、山の周囲にかけ回した索で構成された拠点
(2)に直接又は間接的に固定する工程、(y)前記縦
索(1)同士を少なくとも1本の横索(7)を用いて相
互に連結する工程、及び(z)少なくとも2つの係留物
(3)が、山の高さ方向において適当な間隔をあけて存
在するように、各係留物(3)を、その長尺方向が山の
高さ方向に対して略直角となるような向きに、前記縦索
(1)及び/又は横索(7)で直接に、又は当該縦索
(1)及び/又は横索(7)に結合された係留索(4)
にて係留する工程を含む、山腹崩壊防止工事方法に関す
る。
又は間接的に固定する工程、及び (b)渓流又は河川内に、1本の木材、束ねられた木
材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロック、石
が入っている蛇籠及び土嚢からなる群から選択される少
なくとも1つの係留物(3)を、水の流れ方向に略対向
させて、前記横索(7)で直接に又は当該横索(7)に
結合された係留索(4)にて係留する工程 を含み、前記横索(7)、拠点(2)及び係留物(3)
を必須構成要素として含む構造物を、前記係留物(3)
が渓流又は河川内にて上流側から下流側に向って適当な
間隔で存在するように、少なくとも2組設置する、砂防
工事方法に関する。
拠点(2)及び少なくとも2つの係留物(3)を含み、
更に、係留索(4)及び/又は補助索(5)を含んでい
てもよい砂防用構造物であって、前記縦索(1)は、前
記拠点(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間接
的に固定されており、且つ、前記係留物(3)は、渓流
又は河川内にて上流側から下流側に向って適当な間隔
で、且つ、水の流れ方向に略対向して存在するように、
前記縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合され
た前記係留索(4)にて係留されている構造物に関す
る。
拠点(2)、少なくとも1本のの横索(7)及び少なく
とも2つの係留物(3)を含み、更に、係留策(4)及
び/又は補助索(5)を含んでいてもよい砂防用構造物
であって、前記縦索(1)は、前記拠点(2)に直接又
は前記補助索(5)を介して間接的に固定されており且
つ前記横索(7)によって相互に連結されており、且
つ、前記係留物(3)は、渓流又は河川内にて上流側か
ら下流側に向って適当な間隔で、且つ、水の流れ方向に
略対向して存在するように、前記縦索(1)及び/又は
横索(7)で直接に又は当該縦索(1)及び/又は横索
(7)に結合された前記係留索(4)にて係留されてい
る構造物に関する。
拠点(2)及び少なくとも1つの係留物(3)を含み、
更に、係留策(4)及び/又は補助索(5)を含んでい
てもよい護岸用構造物であって、前記縦索(1)は、前
記拠点(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間接
的に固定されており、且つ、前記係留物(3)は、渓流
又は河川内にて岸に沿って存在するように、前記縦索
(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合された前記係
留索(4)にて係留されている構造物に関する。
(1)、拠点(2)及び少なくとも2つの係留物(3)
を含み、更に、係留索(4)及び/又は補助索(5)を
含んでいてもよい山腹崩壊防止用構造物であって、前記
縦索(1)は、それが山の尾根を跨いで二方向の山腹に
存在するように、前記拠点(2)に直接又は前記補助索
(5)を介して間接的に固定されており、且つ、前記係
留物(3)は、山の高さ方向において適当な間隔で、且
つ、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角となる
ような向きに存在するように、前記縦索(1)で直接に
又は当該縦索(1)に結合された係留索(4)にて係留
されている構造物に関し、 本発明第十の態様の2は、少なくとも1本の縦索
(1)、拠点(2)及び少なくとも2つの係留物(3)
を含み、更に、係留索(4)及び/又は補助索(5)を
含んでいてもよい山腹崩壊防止用構造物であって、前記
係留物(3)は、山の高さ方向において適当な間隔で、
且つ、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角とな
るような向きに存在するように、前記縦索(1)で直接
に又は当該縦索(1)に結合された係留索(4)にて係
留されており、前記拠点(2)は、前記係留物(3)の
存在する山腹とは反対側の山の斜面に存在しており、且
つ、前記縦索(1)は、山の尾根を跨ぎ、前記拠点
(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間接的に固
定されている構造物に関し、 本発明第十の態様の3は、少なくとも1本の縦索
(1)、山の周囲にかけ回した索で構成された拠点
(2)及び少なくとも2つの係留物(3)を含み、更
に、係留索(4)を含んでいてもよい山腹崩壊防止用構
造物であって、前記縦索(1)は、前記拠点(2)に固
定されており、且つ、前記係留物(3)は、山の高さ方
向において適当な間隔で、且つ、その長尺方向が山の高
さ方向に対して略直角となるような向きに存在するよう
に、前記縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合
された係留索(4)にて係留されている構造物に関す
る。
(1)、拠点(2)、少なくとも1本の横索(7)及び
少なくとも2つの係留物(3)を含み、更に、係留索
(4)及び/又は補助索(5)を含んでいてもよい山腹
崩壊防止用構造物であって、前記縦索(1)は、それが
山の尾根を跨いで二方向の山腹に存在するように、前記
拠点(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間接的
に固定されており且つ前記横索(7)によって相互に連
結されており、且つ、前記係留物(3)は、山の高さ方
向において適当な間隔で、且つ、その長尺方向が山の高
さ方向に対して略直角となるような向きに存在するよう
に、前記縦索(1)及び/又は横索(7)で直接に又は
当該縦索(1)及び/又は横索(7)に結合された前記
係留索(4)にて係留されている構造物に関し、 本発明第十一の態様の2は、少なくとも2本の縦索
(1)、拠点(2)少なくとも1本の横索(7)及び少
なくとも2つの係留物(3)を含み、更に、係留索
(4)及び/又は補助索(5)を含んでいてもよい山腹
崩壊防止用構造物であって、前記係留物(3)は、山の
高さ方向において適当な間隔で、且つ、その長尺方向が
山の高さ方向に対して略直角となるような向きに存在す
るように、前記縦索(1)及び/又は横索(7)で直接
に又は当該縦索(1)及び/又は横索(7)に結合され
た前記係留索(4)にて係留されており、前記拠点
(2)が、前記係留物(3)の存在する山腹とは反対側
の山の斜面に存在しており、且つ、前記縦索(1)は、
山の尾根を跨ぎ、前記拠点(2)に直接又は前記補助索
(5)を介して間接的に固定されており且つ前記横索
(7)によって相互に連結されている構造物に関し、 本発明第十一の態様の3は、少なくとも2本の縦索
(1)、山の周囲にかけ回した索で構成された拠点
(2)、少なくとも1本の横索(7)及び少なくとも2
つの係留物(3)を含み、更に、係留索(4)を含んで
いてもよい山腹崩壊防止用構造物であって、前記縦索
(1)は、前記拠点(2)に固定されており且つ前記横
索(7)によって相互に連結されており、且つ、前記係
留物(3)は、山の高さ方向において適当な間隔で、且
つ、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角となる
ような向きに存在するように、前記縦索(1)及び/又
は横索(7)で直接に又は当該縦索(1)及び/又は横
索(7)に結合された係留索(4)にて係留されている
構造物に関する。
の拠点(2)及び1本の木材、束ねられた木材、簾状に
連ねられた木材、コンクリートブロック、石が入ってい
る蛇籠及び土嚢からなる群から選択される少なくとも1
つの係留物(3)を含み、更に、係留策(4)及び/又
は補助索(5)を含んでいてもよい砂防用構造物であっ
て、前記横索(7)は、前記拠点(2)に直接又は前記
補助索(5)を介して間接的に固定されており、且つ、
前記係留物(3)は、渓流又は河川内にて水の流れ方向
に略対向して存在するように、前記横索(7)で直接に
又は当該横索(7)に結合された前記係留索(4)にて
係留されている構造物に関する。
場合、 b)拠点(2)が渓流又は河川内に存在する場合、 c)拠点(2)が立ち木、岩又は人工構造物である場
合、 d)前記縦索(1)を前記拠点(2)に直接固定する場
合、 e)前記縦索(1)を前記拠点(2)に、補助索(5)
を介して間接的に固定する場合、 f)前記係留物(3)が、1本の木材、束ねられた木
材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロック、石
が入っている蛇籠、及び土嚢からなる群から選択される
場合、 g)前記係留物(3)が前記縦索(1)及び/又は横索
(7)で直接係留される場合、 h)前記係留物(3)が前記係留索(4)にて係留され
る場合、 i)少なくとも2つの、並置されており、且つ連結索
(6)にて互いに連結されていてもよい係留物(3)を
含めて少なくとも3つの係留物(3)が存在する場合、 j)拠点(2)が、山の渓流又は河川が存在する側の斜
面、山の尾根、及び山の渓流又は河川が存在する側とは
反対側の斜面のうちのいずれかの場所に存在する場合、 k)前記横索(7)を前記拠点(2)に直接固定する場
合、 l)前記横索(7)を前記拠点(2)に、補助索(5)
を介して間接的に固定する場合、 m)前記横索(7)、拠点(2)及び係留物(3)を必
須構成要素として含む構造物のうちの少なくとも1組
が、並置されており、且つ連結索(6)にて互いに連結
されていてもよい係留物(3)を少なくとも2つ含む場
合、 の中の一つ、又は二つ以上の組み合わせが包含される。
場合、 b)拠点(2)が渓流又は河川内に存在する場合、 c)拠点(2)が立ち木、岩又は人工構造物である場
合、 d)前記縦索(1)を前記拠点(2)に直接固定する場
合、 e)前記縦索(1)を前記拠点(2)に、補助索(5)
を介して間接的に固定する場合、 f)前記係留物(3)が、1本の木材、束ねられた木
材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロック、石
が入っている蛇籠、及び土嚢からなる群から選択される
場合、 g)前記係留物(3)が前記縦索(1)で直接係留され
る場合、 h)前記係留物(3)が前記係留索(4)にて係留され
る場合、 i)少なくとも2つの、連結索(6)にて互いに直列的
に連結されている係留物(3)が存在する場合、 j)拠点(2)が、山の渓流又は河川が存在する側の斜
面、山の尾根、及び山の渓流又は河川が存在する側とは
反対側の斜面のうちのいずれかの場所に存在する場合、 の中の一つ、又は二つ以上の組み合わせが包含される。
場合、 b)前記縦索(1)を前記拠点(2)に直接固定する場
合、 c)前記縦索(1)を前記拠点(2)に、補助索(5)
を介して間接的に固定する場合、 d)前記係留物(3)が、1本の木材、束ねられた木
材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロック、石
が入っている蛇籠、及び土嚢から選択される場合、 e)前記係留物(3)が山腹に階段状に存在するように
係留される場合、 f)前記係留物(3)が前記縦索(1)及び/又は横索
(7)で直接係留される場合、 g)前記係留物(3)が前記係留索(4)にて係留され
る場合、 h)少なくとも一方の山腹に、少なくとも2つの、並置
されており、且つ連結索(6)にて互いに連結されてい
てもよい係留物(3)を含めて少なくとも3つの係留物
(3)が存在する場合、 i)前記縦索(1)の両下端に、それぞれ少なくとも1
つの前記係留物(3)を存在させる場合、 j)さらに山の尾根にも拠点(2)を存在させる場合、 の中の一つ、又は二つ以上の組み合わせが包含される。
乃至第十二の態様における縦索(1)、係留索(4)、
補助索(5)、連結索(6)及び横索(7)が含まれ、
さらに、その他の索も含まれる。
について説明する。
説明するための概略図である。
(1)は、渓流内に設けられたコンクリート製の拠点
(2)に直接固定されている。係留物(3a,3b,3c)は係
留索(4)を介して縦索(1)に結合されている。この
例では、3つの係留物が使用されているが、係留物(3
a)に対して係留物(3b)及び係留物(3c)は、渓流の
上流側から下流側に向って、即ち水の流れ方向におい
て、適当な間隔をあけて存在している。係留物(3b)と
係留物(3c)は、互いに並置されている。また係留物
(3a,3b,3c)は、水の流れ方向にほぼ対向して、換言す
れば、その長尺方向が川幅方向となるような向きで、係
留されている。その結果、係留物(3a)に対して係留物
(3b)及び係留物(3c)は、ほぼ平行に配置され、階段
状を形成している。この例では、係留物(3a,3b,3c)
は、土嚢である。
明するための概略図である。
(1)は、補助索(5)を介して、拠点(具体的には立
ち木)(2)に固定されている。係留物(3)は木材で
あり、それは縦索(1)にて直接係留されている。
構造物を説明するための概略図である。
口経の立ち木(2)及び渓流の中に設けたコンクリート
ブロック(2′)に固定している。即ち、渓流の傾斜沿
いに陸上に自然に存在する立ち木と人工構造物であるコ
ンクリートブロックを、拠点(2,2′)としている。こ
の場合、個々の拠点(2,2′)がさほど堅固でない時に
は、その数を多くすればよい。縦索(1)の長さを長く
すればするほど、拠点(2,2′)と縦索(1)にかかる
下方又は側方への張力に対する縦索(1)等の抵抗力は
増大する。この抵抗力の増大は、縦索(1)の長さが長
くなることに伴って、。縦索(1)の自重が増大するこ
とと、一般的には必要な拠点(2)の数が増え、それら
の拠点(2)による抵抗が加わることによって生じる。
して用いられている。同図に示したように、係留物
(3)は、縦索(1)の上に載るように係留されてもよ
い(上流側の2つの係留物(3)の係留方法)し、縦索
(1)の下にもぐるように係留されてもよい(下流側の
2つの係留物の係留方法)。前者では、縦索(1)の安
定度が増し、後者では、係留物(3)の安定度が増す。
係留には、係留索(4)が用いられている。また、図中
の最下流において、2本の縦索(1)それぞれに、係留
物(3)各1つが係留されている。この場合には、より
小さい(長尺方向の長さが短い)係留物(3)の使用が
可能である。また、河川は下流に行く程川幅が広がるの
で、そのような広い川幅に対応するために、このよう
に、係留物(3)を横方向に並置させる必要が生じる場
合もある。図3の例では、並置された係留物(3)同士
を連結索(6)にて連結し、係留物(3)を安定化させ
ている。
(3)がダムの機能を営むようになる。そして、その係
留物(3)の上方に土砂礫(8)を留止して渓床を高
め、水勢を弱めて渓床の縦侵蝕を防止する。また、この
ような土砂礫(8)の堆積により、係留物(3)は次第
にしっかりと一定の箇所に固定され、定着性が増大す
る。この例では、係留物(3)の数を増やしてその間隔
を短くすればするほど、縦侵蝕防止の効果は増す。
物を説明するための概略図である。
地に存在する拠点(具体的には立ち木)(2)に直接又
は補助索(5)を用いて固定している。拠点(2)は、
侵蝕されている渓岸に沿って存在している。係留物
(3)は、数本の木材を簾状に連ねたものである。この
例では、係留物(3)は係留索(4)を介して縦索
(1)に係留されており、また、係留物(3)同士は、
連結索(6)によって互いに直列的に連結されている。
は、渓流の岸に沿うよう、換言すれば、その長尺方向が
流れと平行となるように係留されている。
留物(3)のまわりに土砂礫が堆積し、あたかも堤防を
作ったかのような機能が発揮されるようになり、渓岸が
保護される。
崩壊防止用構造物を説明するための概略図である。
0)に、4本の縦索(1)が1本の縦索(1)につき数
ヶ所の拠点(2)に固定される形で設置されている。縦
索(1)は、山の尾根(山頂)をまたいで、図示されて
いない山の反対側にまで延長されている。もちろん、山
の反対側にも拠点(2)が存在する。即ち、図5中の最
も山頂に近い部分に存在する二つの拠点(2)(図示さ
れているものと、図示されていない山の反対側にあるも
の)が、縦索(1)によって振分け荷物様に連結されて
いる。必要に応じ、山の尾根にも拠点(2)を設けても
よい。縦索(1)同士の間隔は適当でよい。また、これ
らの縦索(1)同士は、横索(7)によっても連結され
ている。これら縦索(1)、横索(7)には、多数の係
留物(3)が、係留索(4)を介して係留されている。
また、係留物(3)同士は、連結索(6)にて互いに連
結されて並置されている。この例のように、係留物
(3)は、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角
となるよう配置される。また、係留物(3)同士が、山
の高さ方向において適当な間隔をあけて存在するよう
に、係留物(3)は山腹に置かれるが、係留物(3)同
士の間隔は、すべて同じである必要はない。即ち、この
例のように、階段状に規則正しく配置されていなくても
よい。山腹全体になるべく多くの係留物(3)を不規則
に係留することによっても、土砂の崩壊を食い止め山腹
の安定化を図ることができる。
物(3)の上方に土砂礫が留止され、山腹(20)が安定
化されるので、これら安定化された山腹(20)に、植樹
・芝貼り等を行うことができる。
明するための概略図である。
立ち木(2)とコンクリートブロック(2′)に固定さ
れている。一方、下流側の構造物においては、横索
(7)は、2本の立ち木(2)に固定されている。下流
側では、渓流の両岸のほぼ同じ位置に、拠点(2)とし
て用いるに適した立ち木(2)がそれぞれ存在したの
で、それらを拠点(2)として利用した。一方、上流側
には、片側の岸に立ち木(2)が存在しなかったので、
立ち木(2)の存在する岸とは反対側の岸の適切な箇所
に、コンクリートブロック(2′)を打込み拠点
(2′)とした。
存在しない場合には、このように人工の拠点(2)を作
る必要なある。しかし、例えば立ち木は存在するが強度
が不足すると考えられる場合には、片側の岸につき、複
数の立ち木に補助索(5)を巻きつけ、それらの補助索
(5)同士の結索箇所に、横索(7)を結合させてもよ
い。
ク(3)用い、係留索(4)を用いて当該係留物(3)
を横索(4)に係留させている。
土石流等の発生時に係留物等にかかる力を分散させるこ
とにある。従って、図6の例のように、縦索を用いない
場合でも、係留物が渓流又は河川内にて上流側から下流
側に向って適当な間隔で複数存在するような構造とする
必要がある。
物を説明するための概略図である。
に、索(2)をかけ回し、当該索(2)を拠点(2)と
して用いている。もちろん、当該索をコンクリートブロ
ック等の拠点に結合させることも可能である。その場合
は、当該索は、縦索(1)を拠点(2)に間接的に固定
するための補助索(5)となる。
の斜面(山腹)にのみ存在する。しかし、縦索(1)
を、山の全斜面に存在させてもよい。また、縦索(1)
同士の間隔は、適当でよい。縦索(1)同士は、横索
(7)で相互に連結されている。横索(7)の位置は、
横索(7)の存在する列ごとに異ならせてある。このよ
うにすると、土石流等による力(負荷)が本発明の構造
物にかかった際に、その力の方向が如何なるものであっ
ても柔軟に対応することができる。
て、縦索(1)には直接に結合されている。
の上方に土砂礫が留止され、山腹(20)が安定化される
ので、その後は植樹・芝貼り等を行うことができる。
明するための概略図である。
(1)は、山の渓流が存在する側の斜面(山腹)に設置
された拠点(2)に結合され、さらに、山の尾根をまた
いで、図示されていない山の反対側にまで延長され、当
該反対側の斜面に存在する拠点(2)によっても固定さ
れている。
ない。所望の強度を示し、耐水性に優れるものであれ
ば、いずれでもよい。その一例として、鋼索があげられ
る。今日実用に供されている鋼索の強度をもってすれ
ば、鋼索をもって木材、石材等を係留し、適当な位置に
固定しても、鋼索が自然の力によって切断され、係留物
が大きく移動したり一時に大量の係留物が押し流される
などの事態は招来されない。なお、鋼索には、JIS G 35
25に記載のもの等、各種のものがあり、その表面処理の
有無、より方、直径等により、切断荷重も様々である。
従って、本発明の構造物の設置場所の様々な条件を勘案
し、適切に使用する鋼索を選択すればよい。縦索(1)
の他の例としては、鋼製鎖が挙げられる。
工事対象地が広範囲に及ぶ場合にも、鋼索はその長さを
所望に応じて自由に調整できるので、縦索(1)あるい
は横索(7)として適切である。その場合、対象地をカ
バーするのに大きな困難はなく、また、柔構造の工事で
ある(即ち、強固な建造物を作ることは、必ずしも必要
とされない)から、必要とする場所に緊急に施工するこ
とも可能である。さらに、柔構造の工事の場合、設置さ
れた施設の改造・補修・移動が容易であるという長所も
ある。さらに、山地の尾根を越えて、索を長い区間設置
することができれば、個々の拠点の強度はさほど大であ
る必要はない。従って、工事が山間僻地で行われるとし
ても、それほど困難なものではない。
ク等の人工構造物を用いる。
程度根をはったものであることは必要である。立ち木の
拠点(2)としての強度に不安がある場合には、1本の
縦索(1)を2本以上の立ち木に固定してもよい。特に
渓流の砂防、護岸工事では、立ち木が拠点(2)として
有効に利用可能である。
料は、ケース・バイ・ケースで適宜選択すればよい。山
腹の崩壊防止工事では、立ち木のみでは拠点(2)の数
が不足したり、適切な箇所に立ち木がない場合もあるの
で、立方形状や円柱形状のコンクリートブロック等の拠
点(2)の設置が推奨される。一方、渓流や河川内に人
工構造物を設置して拠点(2)とする場合には、消波効
果もあるテトラポット(商標)等のコンクリート構造物
の使用が好ましい。
る場合は、山の例えば8合目あたりの周囲に索をかけ回
し、当該索を拠点(2)とすることもできる。
流や河川の岸、あるいは渓流や河川の内部に設けられ
る。また、渓流や河川の存在する山の斜面やその山の尾
根に拠点(2)を設け、その拠点(2)まで縦索(1)
を延長してもよい。山の渓流や河川が存在する側とは反
対側の斜面に拠点(2)を設け、当該拠点(2)まで縦
索(1)を延長させるのも好ましい。そのような山の反
対側には、地盤の安定している箇所を見出すことがで
き、その結果、強固な拠点(2)を確保できるからであ
る。
係留物(3)の存在する山腹とは反対側の山の斜面や必
要に応じて尾根にも拠点(2)を設け、縦索(1)を当
該拠点(2)まで延長させるのが好ましい。
ねられた木材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブ
ロック、石、特に重石が入っている蛇籠、土嚢等であ
る。
る係留物(3)を単独でまたは連結して階段状に設置す
る場合、木材として、根または枝の部分が存在するもの
を用いると、流下する水や土砂礫を留止する効果を増す
ことができる。また、護岸工事の場合にも、係留物
(3)として、枝や根の部分を残した自然の木材の形の
ままのものの使用が効果的である。
物(3)は、1つのみとすると長尺のものが必要とされ
るので、2つ以上を用い、並置するのが好ましい。ま
た、係留物(3)同士は、連結索(6)にて相互に連結
されるのがよい。その場、合土砂等の一部が係留物
(3)間からさらに下流(又は麓)側に流れ落ちるが、
係留物(3)にかかる力が分散されるために、本発明の
構造物の破壊は防止される。
発明の構造物を設置する場合には、縦索(1)を山の尾
根を越えて山の両側にかけ渡し、係留物(3)をその縦
索(1)の両端に係留するのも好ましい。それにより、
広範囲の、場合によっては予測外の箇所の崩壊に対処で
きると共に、拠点(2)に加えて非崩壊側の係留物
(3)の力により、土砂等を効果的に留止できる。ま
た、縦索(1)を山頂を越えてかけ渡すかわりに、山の
8合目あたりを一周するように補助索(5)を拠点
(2)に固定し、その補助索(5)に複数の縦索(1)
を結合し、各縦索(1)の下端に係留物(3)を係留さ
せてもよい。
(7)の材質は、特に限定されないが、縦索(1)と同
じ材質のものを用いるのが好ましい。
は、巻きつけ、金具での固定、結索等の公知の方法によ
って行うことができる。また、各索同士の連結も、例え
ば鋼索同士を連結するために通常使用されている金具等
を用いて、容易に行うことができる。縦索(1)又は係
留索(4)による係留物(3)の係留も、特別の方法は
必要ではない。要は、索の強度を生かす方法であって、
係留物(3)が下流に流されない方法であれば足りる。
尚、ここでの「縦索(1)で直接に係留する」とは、係
留索(4)を用いないことを指すのであり、金具等の補
助具の使用を排除するものではない。また、係留索
(4)を用いる場合にも、金具等の補助具を使用するこ
とは可能である。
木材等の係留物(3)を、相当の距離を運搬、移動させ
て所要の場所に配置するには、現在広く行われている架
線による集・運材の技術を利用すればよい。
は、専門的かつ高度の土木技術を必要としない。
種々多様である。しかし、一般的には、強度は、設置場
所の気象条件や土質、川の流速や流量等を考慮して決定
される。それら諸要素を考慮した公知の計算式に基づい
て算出される値を、例えば1.2倍(安全率が20%)し
て、必要強度とする。
係留物を使用することによる、係留物に加わる力の分散
にある。しかし、本発明は、係留物を1つだけ有する構
造物を排除するものではない。前記図6の例では、各構
造物の有する係留物の数は1である。本発明の構造物で
あって、係留物を1つのみ有するものの他の例として
は、図示しないが、(a)渓流、河川内に設置された拠
点(2)としてのテトラポット(商標)に、索を掛け回
して固定し、その索の一端を係留物(3)の中央付近に
掛け回し、又は両端を係留物(3)の両端付近に掛け回
し、1つの係留物(3)を係留しているという構造のも
の、(b)渓流、河川の一方の岸に存在する2本の木
(拠点)各々に、縦索(1)を1本ずつ固定し、その2
本の縦索(1)で1つの係留物(3)を係留していると
いう構造のもの、(c)山腹に設けられた拠点(2)
(コンクリート製のもの、あるいは適当な立ち木や岩が
存在する場合は、それを利用することもできる)に、係
留索(4)を介して係留物(3)を係留している縦索
(1)が固定されているという構造のもの等も挙げられ
る。これらの構造物を複数個設置することを含む工事方
法も、前記した本発明の技術思想に包含される。
かかる力の予測値が小さい場合には、係留物(3)を1
つのみ有する構造物を、1つのみ設置してもよい。その
ような工事方法は、本発明の他の技術思想に包含され
る。
られる主要材料は、鋼索と山地あるいは河川で生産され
る木材または石材である。これらの材料は、量的にも価
格的にも従来の工事材料に比較すれば比べものにならな
い程調達が容易である。従って、本発明は経済性が高
い。また、鋼索を長距離にわたって設置する場合でも、
地上に設置すれば大掛かりな工事を必要としない。
林労働の延長として、専門的能力をもたない者によって
も実施可能である。
どなく、またその外観を傷つける虞も極めて少ない。自
然の木材・石材等を利用すれば、長年月の間にこれらが
埋没したり腐朽しても、水質汚濁等によって環境を破壊
することはほとんど考えられない。従って、本発明は、
自然の自力再生力を活用し、自然のものは自然に帰すと
いう思想を実現するものともいえる。即ち、本発明は、
森林(立ち木)によって自然を保護するばかりでなく、
立ち木に、それが伐採された後においても尚、自然保護
の役目を果させようとするものである。
るいは護岸の効果は小さい。しかし、本発明では、係留
物の数を増やすことによって、全体として大きな人工の
ダムや護岸工事に劣らない侵蝕防止効果を発揮させるこ
とができる。
崩壊の進む広範な山腹の崩壊防止を目的とした本発明の
他の構造物においても期待できる。本発明の他の構造物
は、大量の自然の木材あるいは鉄線蛇籠等を山腹に配置
し、これらを鋼索によって連結・固定することによって
作られる。この構造物により、比較的短い期間内に、重
要な山腹機能が回復することが期待され得る。
は、景勝地の貴重な自然景観を著しく傷つけるものであ
るが、本工事は、コンクリートブロック等を使用せずと
も行うことが出来、その場所には、景観を傷つけず自然
環境を保全することができる。
渓流、河川や山腹の侵蝕にも対処することが可能であ
る。
崩壊危険箇所は約1万9,000箇所、また平成5年(1993
年)調査による土石流危険渓流数は約7万9,000箇所、
地辷危険箇所は約1万1,000箇所となっている。(治山
研究会編、平成8年版治山便覧、23頁参照のこと)。ま
た、平成7年度(1995.4〜1996.3)の日本全体の治山事
業費総予算は、約4,530億円となっている。(平成8年
版治山便覧、87頁参照のこと)。
箇所の数及びそのための予算は、上記に劣らないものが
あると考えられる。
はるかに簡易であり、巨額の工事費も必要としないの
で、前述のような危機的な実情にある国土、特に山地に
おける侵蝕・崩壊の防止、復旧のための工事範囲・箇所
を、大きく拡大することができる。また、本発明では、
木材・石材を主要材料とする。即ち、本発明では、これ
まで利用価値の少なかった大量の風倒木や間伐材及び渓
流の土砂礫等を有効に利用して、治山効果を高めること
ができる。一般河川の砂防・護岸のために本発明を適用
する場合には、従来のコンクリート構造のような能率一
点張りで潤いのないものとは異なる、自然に配慮した安
全な河川の実現も可能である。さらに、本発明は、一般
の林業労働者に対して大きな就業機会を与え、農山村の
活性化に貢献することも可能である。また、これまで施
工がほとんど不可能と思われてきた山地の大規模な侵蝕
・崩壊等に対しても、本発明の適用により、これらを人
為的に防止、復旧することが可能となり、極言すれば、
富士山の侵蝕防止すら夢ではない。本発明のもたらすこ
のような効果には、甚大なものがある。
Claims (56)
- 【請求項1】(a)少なくとも1本の縦索(1)を拠点
(2)に直接又は間接的に固定する工程、及び (b)少なくとも2つの係留物(3)が渓流又は河川内
にて上流側から下流側に向って適当な間隔で存在するよ
うに、各係留物(3)を水の流れ方向に略対向させて、
前記縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合され
た係留索(4)にて係留する工程 を含む、砂防工事方法。 - 【請求項2】拠点(2)が渓流又は河川に沿って陸上に
存在する、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項3】拠点(2)が渓流又は河川内に存在する、
請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項4】拠点(2)が立ち木、岩又は人工構造物で
ある、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項5】前記縦索(1)を前記拠点(2)に直接固
定する、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項6】前記縦索(1)を前記拠点(2)に、補助
索(5)を介して間接的に固定する、請求項1に記載の
砂防工事方法。 - 【請求項7】前記係留物(3)が、1本の木材、束ねら
れた木材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロッ
ク、石が入っている蛇籠、及び土嚢からなる群から選択
される、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項8】前記係留物(3)が前記縦索(1)で直接
係留される、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項9】前記係留物(3)が前記係留索(4)にて
係留される、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項10】少なくとも2つの、並置されており、且
つ連結索(6)にて互いに連結されていてもよい係留物
(3)を含めて少なくとも3つの係留物(3)が存在す
る、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項11】拠点(2)が、山の渓流又は河川が存在
する側の斜面、山の尾根、及び山の渓流又は河川が存在
する側とは反対側の斜面のうちのいずれかの場所に存在
する、請求項1に記載の砂防工事方法。 - 【請求項12】(a)少なくとも2本の縦索(1)を拠
点(2)に直接又は間接的に固定する工程、 (b)前記縦索(1)同士を少なくとも1本の横索
(7)を用いて相互に連結する工程、及び (c)少なくとも2つの係留物(3)が渓流又は河川内
にて上流側から下流側に向って適当な間隔で存在するよ
うに、各係留物(3)を水の流れ方向に略対向させて、
前記縦索(1)及び/又は横索(7)で直接に、又は当
該縦索(1)及び/又は横索(7)に結合された係留索
(4)にて、保留する工程 を含む、砂防工事方法。 - 【請求項13】前記係留物(3)が前記縦索(1)及び
/又は横索(7)で直接保留される、請求項12に記載の
砂防工事方法。 - 【請求項14】(a)少なくとも1本の縦索(1)を拠
点(2)に直接又は間接的に固定する工程、及び (b)少なくとも1つの係留物(3)が渓流又は河川内
に岸に沿って存在するように、当該係留物(3)を、前
記縦索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合された
係留索(4)にて保留する工程 を含む、護岸工事方法。 - 【請求項15】拠点(2)が渓流又は河川に沿って陸上
に存在する、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項16】拠点(2)が渓流又は河川内に存在す
る、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項17】拠点(2)が立ち木、岩又は人工構造物
である、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項18】前記縦索(1)を前記拠点(2)に直接
固定する、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項19】前記縦索(1)を前記拠点(2)に、補
助索(5)を介して間接的に固定する、請求項14に記載
の護岸工事方法。 - 【請求項20】前記係留物(3)が、1本の木材、束ね
られた木材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロ
ック、石が入っている蛇籠、及び土嚢からなる群から選
択される、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項21】前記係留物(3)が前記縦索(1)で直
接係留される、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項22】前記係留物(3)が前記係留索(4)に
て係留される、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項23】少なくとも2つの、連結索(6)にて互
いに直列的に連結されている係留物(3)が存在する、
請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項24】拠点(2)が、山の渓流又は河川が存在
する側の斜面、山の尾根、及び山の渓流又は河川が存在
する側とは反対側の斜面のうちのいずれかの場所に存在
する、請求項14に記載の護岸工事方法。 - 【請求項25】(x)少なくとも1本の縦索(1)を、
それが山の尾根を跨いで二方向の山腹に存在するよう
に、拠点(2)に直接又は間接的に固定する工程、及び (y)各山腹にそれぞれ少なくとも2つの係留物(3)
が、山の高さ方向において適当な間隔をあけて存在する
ように、各係留物(3)を、その長尺方向が山の高さ方
向に対して略直角となるような向きに、前記縦索(1)
で直接に又は当該縦索(1)に結合された係留索(4)
にて係留する工程 を含む、山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項26】前記拠点(2)が立ち木、岩又は人工構
造物である、請求項25に記載の山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項27】前記縦索(1)を前記拠点(2)に直接
固定する、請求項25に記載の山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項28】前記縦索(1)を前記拠点(2)に、補
助索(5)を介して間接的に固定する、請求項25に記載
の山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項29】前記係留物(3)が、1本の木材、束ね
られた木材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロ
ック、石が入っている蛇籠、及び土嚢から選択される、
請求項25に記載の山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項30】前記係留物(3)が山腹に階段状に存在
するように係留される、請求項25に記載の山腹崩壊防止
工事方法。 - 【請求項31】前記係留物(3)が前記縦索(1)で直
接係留される、請求項25に記載の山腹崩壊防止工事方
法。 - 【請求項32】前記係留物(3)が前記係留索(4)に
て係留される、請求項25に記載の山腹崩壊防止工事方
法。 - 【請求項33】少なくとも一方の山腹に、少なくとも2
つの、並置されており、且つ連結索(6)にて互いに連
結されていてもよい係留物(3)を含めて少なくとも3
つの係留物(3)が存在する、請求項25に記載の山腹崩
壊防止工事方法。 - 【請求項34】前記縦索(1)の両下端に、それぞれ少
なくとも1つの前記係留物(3)を存在させる、請求項
25に記載の山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項35】(x)少なくとも1本の縦索(1)を拠
点(2)に直接又は間接的に固定する工程、及び (y)少なくとも2つの係留物(3)が、山の高さ方向
において適当な間隔をあけて存在するように、各係留物
(3)を、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角
となるような向きに、前記縦索(1)で直接に又は当該
縦索(1)に結合された係留索(4)にて係留する工程 を含む山腹崩壊防止工事方法であって、前記拠点(2)
が、前記係留物(3)が存在する山腹とは反対側の山の
斜面に存在し、前記縦索(1)が、山の尾根を跨いで当
該拠点(2)に固定される、山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項36】さらに山の尾根に拠点(2)を存在させ
る、請求項35に記載の山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項37】(x)少なくとも1本の縦索(1)を、
山の周囲にかけ回した索で構成された拠点(2)に直接
又は間接的に固定する工程、及び (y)少なくとも2つの係留物(3)が、山の高さ方向
において適当な間隔をあけて存在するように、各係留物
(3)を、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角
となるような向きに、前記縦索(1)で直接に又は当該
縦索(1)に結合された係留索(4)にて係留する工程 を含む、山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項38】(x)少なくとも2本の縦索(1)を、
それぞれが山の尾根を跨いで二方向の山腹に存在するよ
うに、拠点(2)に直接又は間接的に固定する工程、 (y)前記縦索(1)同士を少なくとも1本の横索
(7)を用いて相互に連結する工程、及び (z)各山腹にそれぞれ少なくとも2つの係留物(3)
が、山の高さ方向において適当な間隔をあけて存在する
ように、各係留物(3)を、その長尺方向が山の高さ方
向に対して略直角となるような向きに、前記縦索(1)
及び/又は横索(7)で直接に、又は当該縦索(1)及
び/又は横索(7)に結合された係留索(4)にて係留
する工程 を含む、山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項39】前記係留物(3)が前記縦索(1)及び
/又は横索(7)で直接係留される、請求項38に記載の
山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項40】(x)少なくとも2本の縦索(1)を拠
点(2)に直接又は間接的に固定する工程、 (y)前記縦索(1)同士を少なくとも1本の横索
(7)を用いて相互に連結する工程、及び (z)少なくとも2つの係留物(3)が、山の高さ方向
において適当な間隔をあけて存在するように、各係留物
(3)を、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角
となるような向きに、前記縦索(1)及び/又は横索
(7)で直接に、又は当該縦索(1)及び/又は横索
(7)に結合された係留索(4)にて係留する工程 を含む山腹崩壊防止工事方法であって、前記拠点(2)
が、前記係留物(3)が存在する山腹とは反対側の山の
斜面に存在し、前記縦索(1)が、山の尾根を跨いで当
該拠点(2)に固定される、山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項41】(x)少なくとも2本の縦索(1)を、
山の周囲にかけ回した索で構成された拠点(2)に直接
又は間接的に固定する工程、 (y)前記縦索(1)同士を少なくとも1本の横索
(7)を用いて相互に連結する工程、及び (z)少なくとも2つの係留物(3)が、山の高さ方向
において適当な間隔をあけて存在するように、各係留物
(3)を、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角
となるような向きに、前記縦索(1)及び/又は横索
(7)で直接に、又は当該縦索(1)及び/又は横索
(7)に結合された係留索(4)にて係留する工程 を含む、山腹崩壊防止工事方法。 - 【請求項42】(a)横索(7)を少なくとも2つの拠
点(2)に直接又は間接的に固定する工程、及び (b)渓流又は河川内に、1本の木材、束ねられた木
材、簾状に連ねられた木材、コンクリートブロック、石
が入っている蛇籠及び土嚢からなる群から選択される少
なくとも1つの係留物(3)を、水の流れ方向に略対向
させて、前記横索(7)で直接に又は当該横索(7)に
結合された係留索(4)にて係留する工程 を含み、前記横索(7)、拠点(2)、及び係留物
(3)を必須構成要素として含む構造物を、前記係留物
(3)が渓流又は河川内にて上流側から下流側に向って
適当な間隔で存在するように、少なくとも2組設置す
る、砂防工事方法。 - 【請求項43】前記横索(7)を前記拠点(2)に直接
固定する、請求項42に記載の砂防工事方法。 - 【請求項44】前記横索(7)を前記拠点(2)に、補
助索(5)を介して間接的に固定する、請求項42に記載
の砂防工事方法。 - 【請求項45】前記係留物(3)が前記横索(7)で直
接係留される、請求項42に記載の砂防工事方法。 - 【請求項46】前記構造物のうちの少なくとも1組が、
並置されており、且つ連結索(6)にて互いに連結され
ていてもよい係留物(3)を少なくとも2つ含む、請求
項42に記載の砂防工事方法。 - 【請求項47】少なくとも1本の縦索(1)、拠点
(2)及び少なくとも2つの係留物(3)を含み、更
に、係留索(4)及び/補助索(5)を含んでいてもよ
い砂防用構造物であって、前記縦索(1)は、前記拠点
(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間接的に固
定されており、且つ、前記係留物(3)は、渓流又は河
川内にて上流側から下流側に向って適当な間隔で、且
つ、水の流れ方向に略対向して存在するように、前記縦
索(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合された前記
係留物(4)にて係留されている構造物。 - 【請求項48】少なくとも2本の縦索(1)、拠点
(2)、少なくとも1本の横索(7)及び少なくとも2
つの係留物(3)を含み、更に、係留索(4)及び/又
は補助索(5)を含んでいてもよい砂防用構造物であっ
て、前記縦索(1)は、前記拠点(2)に直接又は前記
補助索(5)を介して間接的に固定されており且つ前記
横索(7)によって相互に連結されており、且つ、前記
係留物(3)は、渓流又は河川内にて上流側から下流側
に向って適当な間隔で、且つ、水の流れ方向に略対向し
て存在するように、前記縦索(1)及び/又は横索
(7)で直接に又は当該縦索(1)及び/又は横索
(7)に結合された前記係留索(4)にて係留されてい
る構造物。 - 【請求項49】少なくとも1本の縦索(1)、拠点
(2)及び少なくとも1つの係留物(3)を含み、更
に、係留索(4)及び/又は補助索(5)を含んでいて
もよい護岸用構造物であって、前記縦索(1)は、前記
拠点(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間接的
に固定されており、且つ、前記係留物(3)は、渓流又
は河川内にて岸に沿って存在するように、前記縦索
(1)で直接に又は当該縦索(1)に結合された前記係
留索(4)にて係留されている構造物。 - 【請求項50】少なくとも1本の縦索(1)、拠点
(2)及び少なくとも2つの係留物(3)を含み、更
に、係留索(4)及び/又は補助索(5)を含んでいて
もよい山腹崩壊防止用構造物であって、前記縦索(1)
は、それが山の尾根を跨いで二方向の山腹に存在するよ
うに、前記拠点(2)に直接又は前記補助索(5)を介
して間接的に固定されており、且つ、前記係留物(3)
は、山の高さ方向において適当な間隔で、且つ、その長
尺方向が山の高さ方向に対して略直角となるような向き
に存在するように、前記縦索(1)で直接に又は当該縦
索(1)に結合された係留索(4)にて係留されている
構造物。 - 【請求項51】少なくとも1本の縦索(1)、拠点
(2)及び少なくとも2つの係留物(3)を含み、更
に、係留索(4)及び/又は補助索(5)を含んでいて
もよい山腹崩壊防止用構造物であって、前記係留物
(3)は、山の高さ方向において適当な間隔で、且つ、
その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角となるよう
な向きに存在するように、前記縦索(1)で直接に又は
当該縦索(1)に結合された係留索(4)にて係留され
ており、前記拠点(2)は、前記係留物(3)の存在す
る山腹とは反対側の山の斜面に存在しており、且つ、前
記縦索(1)は、山の尾根を跨ぎ、前記拠点(2)に直
接又は前記補助索(5)を介して間接的に固定されてい
る構造物。 - 【請求項52】少なくとも1本の縦索(1)、山の周囲
にかけ回した索で構成された拠点(2)及び少なくとも
2つの係留物(3)を含み、更に、係留索(4)を含ん
でいてもよい山腹崩壊防止用構造物であって、前記縦索
(1)は、前記拠点(2)に固定されており、且つ、前
記係留物(3)は、山の高さ方向において適当な間隔
で、且つ、その長尺方向が山の高さ方向に対して略直角
となるような向きに存在するように、前記縦索(1)で
直接に又は当該縦索(1)に結合された係留索(4)に
て係留されている構造物。 - 【請求項53】少なくとも2本の縦索(1)、拠点
(2)、少なくとも1本の横索(7)及び少なくとも2
つの係留物(3)を含み、更に、係留索(4)及び/又
は補助索(5)を含んでいてもよい山腹崩壊防止用構造
物であって、前記縦索(1)は、それが山の尾根を跨い
で二方向の山腹に存在するように、前記拠点(2)に直
接又は前記補助索(5)を介して間接的に固定されてお
り且つ前記横索(7)によって相互に連結されており、
且つ、前記係留物(3)は、山の高さ方向において適当
な間隔で、且つ、その長尺方向が山の高さ方向に対して
略直角となるような向きに存在するように、前記縦索
(1)及び/又は横索(7)で直接に又は当該縦索
(1)及び/又は横索(7)に結合された前記係留索
(4)にて係留されている構造物。 - 【請求項54】少なくとも2本の縦索(1)、拠点
(2)、少なくとも1本の横索(7)及び少なくとも2
つの係留物(3)を含み、更に、係留索(4)及び/又
は補助索(5)を含んでいてもよい山腹崩壊防止用構造
物であって、前記係留物(3)は、山の高さ方向におい
て適当な間隔で、且つ、その長尺方向が山の高さ方向に
対して略直角となるような向きに存在するように、前記
縦索(1)及び/又は横索(7)で直接に又は当該縦索
(1)及び/又は横索(7)に結合された前記係留索
(4)にて係留されており、前記拠点(2)は、前記係
留物(3)の存在する山腹とは反対側の山の斜面に存在
しており、且つ、前記縦索(1)は、山の尾根を跨ぎ、
前記拠点(2)に直接又は前記補助索(5)を介して間
接的に固定されており且つ前記横索(7)によって相互
に連結されている構造物。 - 【請求項55】少なくとも2本の縦索(1)、山の周囲
にかけ回した索で構成された拠点(2)、少なくとも1
本の横索(7)及び少なくとも2つの係留物(3)を含
み、更に、係留索(4)を含んでいてもよい山腹崩壊防
止用構造物であって、前記縦索(1)は、前記拠点
(2)に固定されており且つ前記横索(7)によって相
互は連結されており、且つ、前記係留物(3)は、山の
高さ方向において適当な間隔で、且つ、その長尺方向が
山の高さ方向に対して略直角となるような向きに存在す
るように、前記縦索(1)及び/又は横索(7)で直接
に又は当該縦索(1)及び/又は横索(7)に結合され
た係留索(4)にて係留されている構造物。 - 【請求項56】横索(7)、少なくとも2つの拠点
(2)及び、1本の木材、束ねられた木材、簾状に連ね
られた木材、コンクリートブロック、石が入っている蛇
籠及び土嚢からなる群から選択される少なくとも1つの
係留物(3)を含み、更に、係留索(4)及び/又は補
助索(5)を含んでいてもよい砂防用構造物であって、
前記横索(7)は、前記拠点(2)に直接又は前記補助
索(5)を介して間接的に固定されており、且つ、前記
係留物(3)は、渓流又は河川内にて水の流れ方向に略
対向して存在するように、前記横索(7)で直接に又は
当該横索(7)に結合された前記係留索(4)にて係留
されている構造物。
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