Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3047321B2 - 建築物の外装構造 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3047321B2 - 建築物の外装構造 - Google Patents

建築物の外装構造

Info

Publication number
JP3047321B2
JP3047321B2 JP1016797A JP1016797A JP3047321B2 JP 3047321 B2 JP3047321 B2 JP 3047321B2 JP 1016797 A JP1016797 A JP 1016797A JP 1016797 A JP1016797 A JP 1016797A JP 3047321 B2 JP3047321 B2 JP 3047321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
exterior
building
exterior structure
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1016797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10183888A (ja
Inventor
元旦 舩木
昇 山坂
和幸 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Original Assignee
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gantan Beauty Industry Co Ltd filed Critical Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority to JP1016797A priority Critical patent/JP3047321B2/ja
Publication of JPH10183888A publication Critical patent/JPH10183888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047321B2 publication Critical patent/JP3047321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱橋(冷熱橋)に
よる断熱性能の低下を極限まで軽減し、かつ外装材の取
付強度に優れ、また段葺き状の屋根意匠を呈しながら急
激な滑雪を起こさない建築物の外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の屋根や壁等の壁体の躯体
に、下地材を取り付けてその壁体表面に外装を施す外装
構造は数多く提案されているが、このうち、比較的大型
の下地材(パネル)を取り付ける構造として、軽量気泡
コンクリート(ALC)パネルを用いる特開平5−13
3068号公報や特公平7−107311号公報等に開
示される構成がある。これらに用いられるALCパネル
には、局部的な荷重を受けた場合や裸使用した場合に、
脆いというマイナスの特性がある反面、合板や木毛セメ
ント板といった木質系の下地パネルに比べて耐火性や壁
面としての面強度に優れ、また独立気泡を有することか
ら相応の断熱性も有するという総合的に優れた特徴があ
る。前記の公知技術は、これらの特徴を利用して外装構
造を提供しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の公知技
術には、以下のような問題があった。躯体から外装材を
支持する外装材支持部材までがパネルを貫通して一連に
接触する構成であるため、接続ボルト等の固着具が熱橋
(冷熱橋)となり、実質的な壁体の断熱性が低下するも
のであった。また、前記熱橋の影響により、固着具の周
囲には結露を生じ易いので、この固着具の周囲が脆弱化
してパネル固定強度が低下するものであった。さらに、
パネルの端面同士を突き合わせ、この突き合わせ端面間
(目地部)にモルタルやシーリングを充填して接続する
構成であるため、地震等による荷重を繰り返し受ける
と、目地部のモルタル等が破損して隙間が生じ易かっ
た。また、ALCパネルと外装材間に、外装材保持部材
の他に帯板状の支持部材を必要とするので、構造が複雑
となって施工性が悪いものであった。
【0004】他方、近年、屋根構造として横葺きや段葺
きの屋根材を葺いたものが普及しており、これらは滑雪
性に優れ、また段効果により雪が細分化するので、滑雪
による事故の危険性が低いという評価を得ている反面、
市街地では、滑雪すること自体が近隣住民との問題にな
りかねないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築物の躯体
にパネル状の下地材を取り付け、前記下地材上に外装材
を取り付ける建築物の外装構造であって、前記下地材を
階段状に重合取り付けすると共に、前記外装材を第1の
固定手段により下地材に取り付け、下地材を前記第1の
固定手段と非接触状の第2の固定手段により躯体に取り
付けるようにしたことを特徴とする建築物の外装構造に
関するものである。
【0006】具体的に、前記第1の固定手段としては、 A.下地材の重合部に、外装材の棟側固定部又は外装材
保持部材の固定部を挟持する、 B.外装材の棟側固定部又は外装材保持部材の固定部
を、固定具により下地材の内部に埋設した第1のインサ
ート金具に対して固定する、 C.外装材と下地材とを接着剤で接着する、という方法
があり、何れにしても固定具などが下地材の裏面に到達
しない方法が採られるが、本発明ではBの方法を採用し
た。
【0007】また、具体的に前記第2の固定手段として
は、 D.下地材表面に形成した凹部を、固定具により下地受
け部材の取付フランジに対して固定して下地材を躯体に
固定する、 E.下地受け部材の取付フランジを、固定具により下地
材の裏面を通して下地材の内部に埋設した第2のインサ
ート金具に対して固定して下地材を躯体に固定する、 F.下地材の裏面に配したフック金具を、固定具により
下地材の内部に埋設した第2のインサート金具に対して
固定し、このフック金具を下地受け部材に係合させて下
地材を躯体に固定する、という方法があり、何れにして
も固定具などが下地材の表面に到達せず、前記第1の固
定手段と接触しない方法が採られる。尚、上記第2のイ
ンサート金具は、前記第1のインサート金具と別体の部
材であることを示すために便宜上『第2の〜』というに
過ぎず、何れか一方のインサート金具を用いることを制
限するものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1,2に示す外装構造は、概略
すると建築物の躯体1にパネル状の下地材2を取り付
け、前記下地材2上に外装材3を取り付ける構成であっ
て、前記下地材2を階段状に重合取り付けすると共に、
外装材3を下地材2に取り付ける第1の固定手段と、下
地材2を躯体1に取り付ける第2の固定手段とを、非接
触状にした。
【0009】前記躯体1は、鉄骨軸組の梁や柱であっ
て、通常H型鋼で構成されるが、特にこれらに限定され
るものではない。
【0010】また、前記下地材2は、ALCパネルであ
るが、このALCパネルに代えてラス入り(補強)木繊
維セメント板や、木片セメント板と断熱ボードの複合板
等のようにALCパネルと同等又はこれに準じる性能が
期待される下地パネルを用いてもよい。この下地材2は
基本的に1スパンで支持されるものが用いられ、その標
準寸法は、ALCパネルの場合、その標準サイズより 厚さ100mm×幅600mm×長さ2000〜300
0mmであるが、 最小寸法としては、 厚さ75mm×幅300mm×長さ1800mm、 最大寸法としては、 厚さ150mm×幅600mm×長さ5000mm 程度のものが用いられる。尚、図1,2の外装構造に用
いられる下地材2は、棟軒両端の裏面側が段差状に欠切
(棟側欠切部24,軒側欠切部25)されている。ま
た、やや軒側寄りの表面にザグリ孔である凹部21が形
成され、棟側端部付近の表面には後述する外装材保持部
材4の固定部41の厚さとほぼ等しい深さの浅溝22が
形成され、該浅溝22の棟端に係合溝23が形成されて
いる。これら浅溝22と係合溝23とは、上段となる下
地材2の裏面に形成してもよい。また、下地材2の重合
部20への挟持深さ(係合溝23)は、重合部20のほ
ぼ中間位置で、裏面側に抜けていないものであればどの
ように形成してもよい。
【0011】さらに、上記外装材3は、従来の公知の横
葺(段葺)屋根板や横張りサイディングの大型サイズの
ものであり、素材を特に限定するものではないが、代表
的には概ね0.4乃至1.6mm程度の表面化粧鋼板、
ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ
合金板、チタン合金板、銅板等の公知の金属素材をロー
ル成形その他の手段で所定の形状に成形する。尚、硬質
樹脂板や炭素繊維積層板等によっても同様の形状に成形
することができ、全てをそれらで施工することもできる
し、前記金属素材のものと組み合わせて施工することも
できる。また、外装材3の裏面には、結露防止、防音、
防火対策上の理由により、必要に応じてポリエチレンフ
ォーム(PEF)、グラスウールシート等の裏貼り材3
0を添装しても良い。尚、図1,2の外装構造に用いら
れる外装材3は、面板部31の棟側に段状に立ち上げた
棟側端部32と、面板部31の軒側に下方に屈曲した軒
側端部33とが設けられ、裏面にはほぼ全面に亙って裏
貼り材(PEF)30が添装されている。また、前記棟
側端部32には、下地材2への固定部41を有する外装
材保持部材4が予め、或いは現場施工に際して一体的に
固定される。この外装材保持部材4は、所謂吊子であっ
て、長尺材としても或いはピース材としてもよいが、前
記棟側端部32と断面形状がほぼ等しい起立部42を有
し、後述する下地材2の重合部20の長さの半分程度に
作製される固定部41の先端に下方へ折曲した係合片4
11を有する構成である。尤も、後述する他の例に示す
ように、外装材保持部材4を設けることなく、外装材3
自体に下地材2への固定部(34)を設けるようにして
もよい。
【0012】図1,2に示す外装構造において、下段の
下地材2の棟側端部に上段の下地材2の軒側端部を積層
(重合)することにより、下地材2,2を階段状に重合
取り付けする。尚、重合部20の長さは下地材2の厚み
とほぼ同じにした。
【0013】この外装構造では、外装材3を下地材2に
取り付ける第1の固定手段は、前記Aの方法を採用し
た。
【0014】また、この外装構造では、下地材2を躯体
1に取り付ける第2の固定手段は、前記Dの方法を採用
した。即ち、下地材2の表面に形成した凹部21から、
座金を介してボルト・ナット又はドリリングビス等(図
中、61はドリリングビス、62は座金)で下地受け部
材5の取付フランジ51に固定することにより、下地受
け部材5と躯体1とは一体に固定されるので、下地材2
を躯体1に固定することができる。尚、この下地受け部
材5は、通常1.0乃至3.2mm程度のステンレス鋼
板やメッキ鋼板等をプレス加工する等して成型され、取
付フランジ51と躯体1への定着部(52,53)とを
有する構成であるが、図示例では長尺材であって、取付
フランジ51の棟側と軒側のそれぞれに定着部(棟側定
着部52,軒側定着部53)が形成され、軒側定着部5
3の軒側に下地材2の裏面に当接して支持する第1支持
部54が、軒側定着部53の棟側に下地材2の棟側欠切
部24に当接して支持する第2支持部55が形成されて
いる。
【0015】次に、この外装構造を施工する手順の一例
を示す。まず、予め躯体1に固定された下地受け部材
5,5に下地材2を支持させる。その際、棟側に配置さ
せた下地受け部材5の第1及び第2支持部54,55
に、下地材2の棟側裏面(棟側裏面及び欠切部24)を
支持させ、軒側に配置させた下地受け部材5の取付フラ
ンジ51に下地材2の軒側裏面を支持させる。この時、
下地材2の表面は、その表面に取り付ける外装材3の面
板部31を水勾配程度の緩勾配とするために、水平面に
対して5/1000(約0.29度)〜1/10(約
5.71度)程度の勾配を付けるようにする(図示例の
勾配αは3度とした)。次に、この状態で、下地材2を
下段の下地材2に対して階段状に重合させると共に、前
記Dの方法による第2の固定手段により下地材2を躯体
1に固定する。即ち、下地材2の凹部21を固定具によ
り下地受け部材5の取付フランジ51に対して固定す
る。その後、この凹部21には、適宜断熱材、断熱性の
モルタル、シーリング等を充填して断熱性能上の欠陥と
ならないように処理する(図中、26は断熱性モルタ
ル)。そして、前記Aの方法による第1の固定手段によ
り外装材3を下地材2に取り付ける。即ち、下地材2の
重合部20に、外装材保持部材4の固定部41を挟持す
る。したがって、前記Dの方法(第2の固定手段)とこ
の前記Aの方法(第1の固定手段)は、同時に行われ
る。また、外装材3の棟側端部32には、上段の外装材
3の軒側端部33を被着して固定する。この外装材3,
3の上下方向の接続は、係合又はビス、リベット止めに
より行い、それらを併用してもよいが、図示例のように
ビス、リベット等で止め付けを行なう場合、頭部をシー
リング処理することが好ましい。尚、防水座金付きのシ
ーリングビスを用いることにより、上記シーリング処理
を省略してもよい。
【0016】このように施工される外装構造は、第1の
固定手段と第2の固定手段とが非接触状であるため、熱
橋(冷熱橋)問題を解消することができ、壁体の断熱性
が高いものとなる。この効果は、例えば各固定手段がそ
れぞれ表裏に貫通しないものであれば果たされる。した
がって、前記凹部21の深さは、固定具の頭部を露出さ
せないものであれば例えば浅い溝状であってもよい。ま
た、下地材2が重合取り付けされているので、地震等に
よる荷重を受けても端面同士を突き合わせる場合のよう
に接続部分に隙間が生ずることがない。さらに、下地材
2と外装材3との間に従来技術のように別途支持部材を
必要としないので、構成が簡単で、施工性が向上する。
また、面強度に優れるALCパネル等を下地材2として
用いるので、従来にない大型の段葺き屋根、段張り外壁
の意匠を提供することができる。
【0017】その他にも、前記外装構造では、外装材3
の面板部31を水勾配程度の緩勾配としたので、滑雪を
起こしにくい屋根となる。また、滑雪が起きても、緩勾
配であるために緩やかな動きの滑雪となるため、滑雪事
故の危険を軽減することができる。万一、不可避の滑雪
事故が生じたとしても、大型の段による滑雪過程で積雪
は細分化されるので、大事故には至りにくいものとな
る。
【0018】尚、前記Dの方法は、図3に示すように下
地材2の表面に凹溝である凹部21を形成し、取付フラ
ンジ51に予め取り付けたスタッドボルト63に押え金
具・プレート67等を介してナット64を取り付けるも
のであってもよい。
【0019】図4に示す外装構造は、長尺材である下地
受け部材5に代えてピース材であって断面形状が異なる
下地受け部材5を用いた以外は前記図1,2の外装構造
と同様であるから、図面に同じ符号を付して説明を省略
する。上記下地受け部材5は、取付フランジ51の軒側
のみに躯体1への定着部(軒側定着部53)が形成さ
れ、軒側定着部53の軒側のみに下地材2の裏面に当接
して支持する支持部(第1支持部54)が形成される構
成である。前記長尺材である下地受け部材5は母屋に相
当するが、下地材2がALCパネルのように一般的に積
雪荷重等の積載荷重に対して十分な強度を有する場合に
はこの例のように下地受け部材5はピース材であっても
よい。尚、下地材2の選択は、設計の要求性能に応じて
載置スパン間隔や断面仕様と合わせて設定されるべきで
あるから、下地受け部材を長尺材とするかピース材とす
るかもそれによって適宜に選択すればよい。
【0020】尚、前記図4の外装構造には、前記図1,
2の例や図3と同様に第2の固定手段として前記Dの方
法を採用してもよいが、図5に示すような前記Eの方法
を採用してもよい。図5に示す第2の固定手段では、下
地材2の内部には予め配筋81と一体化された第2のイ
ンサート金具(アンカープレート)82が埋設されてい
る。下地材2の表面側からこの第2のインサート金具8
2までザグリ孔である凹部21を形成し、ボルト65及
びナット64で下地受け部材5の取付フランジ51に固
定することにより、下地材2を躯体1に固定する。とこ
ろで、同図の方法は凹部21を形成した前記Eの方法で
あるが、第2のインサート金具82を利用する前記Dの
方法と見做すこともできる。尚、凹部21を必要としな
い前記Eの方法としては、下地受け部材5の取付フラン
ジ51側からドリリングビス等で前記第2のインサート
金具82に固定すればよい。
【0021】図6〜8に示す各外装構造は、何れも外装
材3を下地材2に取り付ける第1の固定手段として前記
Aの方法を採用した点では前記図1,2、図4の各外装
構造と共通するが、下地材2を躯体1に取り付ける第2
の固定手段として前記Fの方法を採用した。尚、以下に
説明しない部位については前記の外装構造と同様であ
り、図面に同一符号を付して説明を省略する。このFの
方法は、下地材2の裏面に配したフック金具66を、固
定具により下地材2の内部に埋設した第2のインサート
金具に対して固定し、このフック金具66を下地受け部
材5に係合させて下地材2を躯体1に固定する。具体的
には図9(a),(b)に示すように、下地材2の内部
に予め第2のインサート金具として配筋と一体化された
アンカープレート82やアンカーナット(高ナット)8
3を埋設しておき、下地材2の裏面に配したフック金具
66をドリリングビス61やボルト65等により前記第
2のインサート金具(82,83)に取り付ける。下地
受け部材5には、取付フランジ51の棟端を僅かに傾斜
させた係合受部511が形成されているので、該係合受
部511にフック金具66の軒端に形成した係合部66
1を係合させればよい。尚、図示例のように、係合スト
ロークの関係で生じる下地材2と下地受け部材5との空
隙はスペーサー71等を挿入して取り付け後のがたつき
やズレが生じないようにした。
【0022】また、図6の外装構造では、前記図1,
2、図4の各外装構造と同様に下地材2に設けた軒側欠
切部25に外装材保持部材4の起立部42及び外装材3
の棟側端部32のそれぞれ段状に形成した下半部分を嵌
合状に位置させたが、図7,8の各外装構造では、欠切
部を形成しない下地材2、起立部42が略直立状の外装
材保持部材4を用いた。したがって、部材の製造性が向
上する。また、図8の外装構造では、外装材保持部材4
の起立部42の中央付近に第1嵌合片421、起立部4
2の先端に第2嵌合片422を設け、ビス等を用いるこ
となく各嵌合片421,422により外装材3の棟側端
部32(第1被保持部321,第2被保持部322)を
保持するものである。したがって、施工性が向上する。
さらに、第2嵌合片422は、外装材3の棟側端部32
の折返し状の下端よりさらに下方まで延在し、そこでビ
ス等の固着具により上段の外装材3の棟側端部33と固
定されているので、その固着具の箇所から雨水が侵入し
ても外装材3の内部に雨水が侵入することがない。
【0023】図10,11に示す外装構造は、外装材3
を下地材2に取り付ける第1の固定手段として前記Bの
方法を採用し、下地材2を躯体1に取り付ける第2の固
定手段としては既に説明した前記Fの方法を採用した本
発明の実施例である。このBの方法は、外装材保持部材
4の固定部41を、固定具により下地材2の内部に埋設
した第1のインサート金具84に対して固定する。具体
的には、図12に示すように予め下地材2の内部に第1
のインサート金具として配筋と一体化されたアンカーナ
ット(高ナット)84を埋設しておき、下地材2の表面
の浅溝22に配した外装材4の固定部41をボルト(固
定具)91等により前記第1のインサート金具(アンカ
ーナット)84に取り付ける。尚、上記浅溝22は、ボ
ルト(固定具)91の頭部が下地材2の表面から突出し
ない深さに形成した。
【0024】この外装構造のように、第1の固定手段と
して前記Bの方法を採用し、第2の固定手段として前記
Fの方法を採用した本発明では、図11(a),(b)
に示すように予め下地材2の表面に外装材3が、裏面に
フック金具66が固定された一体化施工材料とすること
ができるので、施工性が極めて高いものとなる。また、
施工性が高くなることにより、屋根や高層壁面等の高所
作業における安全性も向上する。
【0025】図13に示す外装構造は、外装材3と下地
材2間に発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ウ
レタン、発泡フェノール等の合成樹脂系の発泡断熱材7
2を介装した以外は、前記図4の外装構造と同様である
から、同一符号を付して説明を省略する。この外装構造
に用いられる外装材保持部材4の固定部41と起立部4
2との間には、発泡断熱材72の厚さ分の段部43が形
成され、外装材3の面板部31と下地材2の表面、外装
材3の軒側端部33と下地材2の軒端面、にそれぞれ発
泡断熱材72の介装空間を確保している。この外装構造
では、前記発泡断熱材72によりその外断熱性能が向上
する。
【0026】図14に示す外装構造は、外装材保持部材
4を用いずに外装材3自体に下地材2への固定部(棟側
固定部34)を形成する構成であって、さらに前記図1
3の外装構造と同様に外装材3と下地材2間に発泡断熱
材72を介装する以外は、前記図4の外装構造と同様で
あるから、同一符号を付して説明を省略する。この外装
構造に用いられる外装材3の棟側端部32の棟側には、
発泡断熱材72の厚さ分の段部35、固定部34(係合
片341)が延設されている。この外装構造では、外断
熱性能が向上し、外装材保持部材4を用いない分だけ部
材管理が容易となる。
【0027】図15に示す外装構造は、図14の外装構
造と同様に外装材3と下地材2間に発泡断熱材72を介
装し、外装材3自体に下地材2への固定部34が形成さ
れる以外は、前記図10,11の外装構造と同様である
から、同一符号を付して説明を省略する。この外装構造
では、外断熱性能が向上し、部材管理が容易であり、し
かも前記図10,11の外装構造と同様に一体化施工材
料とすることができるので施工性が極めて高い。
【0028】図16に示す外装構造は、外装材保持部材
4の固定部41が下地材2の重合部20に挟持されずに
重合部20の軒側に位置している以外は、前記図10,
11の外装構造と同様であるから、同一符号を付して説
明を省略する。この外装構造では、外装材保持部材4の
取付作業と外装材3の敷設嵌合作業がそれぞれ独立して
行なえるので施工性が高く、しかも前記図10,11の
外装構造と同様に一体化施工材料とできるので施工性が
極めて高い。
【0029】図17に示す外装構造は、外装材3と外装
材保持部材4の接続、外装材3,3の上下方向の接続
が、ビスやリベット止めを用いずにそれぞれ係合のみで
行なわれ、外装材3の棟側端部32の面板部31側に略
直立状の立上り部36が形成される構成であって、さら
に図16の外装構造と同様に外装材保持部材4の固定部
41が重合部20の軒側に位置している以外は、前記図
10,11の外装構造と同様であるから、同一符号を付
して説明を省略する。この外装構造に用いられる外装材
保持部材4には、固定部41の先端に第2起立部44が
形成され、該第2起立部44を立上り部36の裏面空間
に位置するように外装材3を取り付けている。積雪によ
って面板部31に作用する摩擦荷重を第2起立部44と
立上り部36で負担するので、外装材3の接続構成への
前記荷重による変形の影響を防止又は軽減できる。ま
た、軒側端部33の下端には前記立上り部36を包持す
る包持凹部332が形成され、その内側に前記係止受部
323と弾性的に係合する係止片331が形成されてい
る。尚、前記の各例においても同様な構造が図示されて
いたが、ビスやリベット止めを併用した接続であったた
めに符号並びに説明を省略した。この外装構造では、軒
側から棟側へ吹き上げる強い風雨が作用しても、包持凹
部332や立上り部36によって変形を防止すると共に
確実な雨仕舞を果たすことができる。
【0030】図18〜20に示す外装構造は、下地材2
の棟端表面側、軒端裏面側が段差状に欠切(棟側重合部
27,軒側重合部28)され、これらを接合することに
より階段状に重合取り付けている。また、第1の固定手
段として前記Aの方法とCの方法を併用した。即ち、外
装材保持部材4の固定部41を下地材2の階段状の重合
部20に挟持させると共に、下地材2と外装材3との間
には接着剤29を介在させている。尚、ここで用いる接
着剤29としては、アクリル系、エポキシ系、ウレタン
系、アルキド系などの種々の組成のものを用いることが
できるが、特にアクリル系樹脂水性エマルジョン、酸化
チタン、酸化鉄及び炭酸カルシウムを含有する組成物、
ガーネット、水硬性セメント、合成樹脂水性エマルジョ
ンを含有する組成物を用いることが望ましい。さらに、
第2の固定手段として前記Dの方法を採用した。即ち、
下地材2の側端表面に棟軒方向に亙って形成した凹部2
1から、座金62を介してドリリングビス61で下地受
け部材5の取付フランジ51に固定することにより、下
地材2を躯体1に固定する。尚、ここでは前記他の外装
構造と同様に下地材2の軒側寄りから下地受け部材5へ
ドリリングビス61を打ち込むと共に、下地材2の棟側
寄りからもドリリングビス61を打ち込んで固定した。
上記以外の構成は、前記図1の外装構造と同様であるか
ら、同一符号を付して説明を省略する。図20における
300は横方向に隣接する外装材3,3の接続部材であ
る。この外装構造では、第1の固定手段及び第2の固定
手段が何れも2重に施されているので、極めて強固な一
体性を有するものとなる。特に前記Cの方法を採用した
ので、強風等が作用しても外装材3のバタつきを防止す
ることができる。尚、このような外装材3のバタつき防
止を目的として、前記図1〜17の各外装構造に前記C
の方法を併用しても同様の効果がもたらされる。
【0031】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば躯体の
フリク等により、下地材の重合箇所に隙間が生じた場
合、或いはその可能性が高い場合などには、その重合箇
所にポリエチレンフォームやグラスウールのシート等を
介装してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上要するに本発明の外装構造は、第1
の固定手段と第2の固定手段とが非接触状であるため、
熱橋(冷熱橋)問題を解消することができ、壁体の断熱
性が高いものとなる。また、下地材が重合取り付けされ
ているので、地震等による荷重を受けても端面同士を突
き合わせる場合のように接続部分に隙間が生ずることが
ない。さらに、下地材と外装材の間に従来技術のように
別途支持部材を必要としないので、構成が簡単で、施工
性が向上する。また、面強度に優れるALCパネル等を
下地材として用いるので、従来にない大型の段葺き屋
根、段張り外壁の意匠を提供することができる。特に、
第1の固定手段として、外装材の棟側固定部又は外装材
保持部材の固定部を固定具により下地材の内部に埋設し
た第1のインサート金具に対して固定したので、予め外
装材と下地材とを一体化させることができるので、施工
性が高いものとなる。また、その場合、屋根や高層AL
C壁面等の高所作業における安全性も高いものとなる。
【0033】第2の固定手段として、下地材の裏面に配
したフック金具を、固定具により下地材の内部に埋設し
た第2のインサート金具に対して固定し、このフック金
具を下地受け部材に係合させて下地材を躯体に固定する
場合、躯体に対する下地材の取付が容易であるため、施
工性が高いものとなる。また、その場合、屋根や高層A
LC壁面等の高所作業における安全性も高いものとな
る。
【0034】下地材としてALCパネルを用いた場合、
防火性、断熱性、面強度の相対バランスに優れたものと
なる。
【0035】下地材と外装材間に断熱材を介装した場
合、外断熱性能が向上する。
【0036】また、外装材の面板部を水勾配程度の緩勾
配とした場合、滑雪を起こしにくい屋根となる。また、
滑雪が起きても、緩勾配であるために緩やかな動きの滑
雪となるため、滑雪事故の危険を軽減することができ
る。万一、不可避の滑雪事故が生じたとしても、大型の
段による滑雪過程で積雪は細分化されるので、大事故に
は至りにくいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外装
構造の一例を示す側断面図である。
【図2】図1の要部を拡大した側断面図である。
【図3】図1における第2の固定手段の他の実施態様を
示す側断面図である。
【図4】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外装
構造の他の一例を示す側断面図である。
【図5】図4における第2の固定手段を示す側断面図で
ある。
【図6】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外装
構造の他の一例を示す側断面図である。
【図7】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外装
構造の他の一例を示す側断面図である。
【図8】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外装
構造の他の一例を示す側断面図である。
【図9】(a)図6〜8における第2の固定手段のうち
アンカープレートを用いる実施態様を示す側断面図、
(b)アンカーナットを用いる実施態様を示す側断面図
である。
【図10】本発明の外装構造の一実施例を示す側断面図
である。
【図11】(a)図10に用いた一体化施工材料を示す
側断面図、(b)その施工過程を示す側断面図である。
【図12】図10,11における第1の固定手段を示す
側断面図である。
【図13】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外
装構造の他の一例を示す側断面図である。
【図14】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外
装構造の他の一例を示す側断面図である。
【図15】本発明の外装構造の他の一実施例を示す側断
面図である。
【図16】本発明の外装構造の他の一実施例を示す側断
面図である。
【図17】本発明の外装構造の他の一実施例を示す側断
面図である。
【図18】本発明と異なる第1の固定手段を採用した外
装構造の他の一例を示す側断面図である。
【図19】図18の要部を拡大した側断面図である。
【図20】図18の左右方向の接続構造を示す正面図で
ある。
【符号の説明】 1 躯体 2 下地材 20 重合部 21 凹部 3 外装材 31 面板部 34 棟側固定部 4 外装材保持部材 41 固定部 5 下地受け部材 51 取付フランジ 61〜65 固定具(第2の固定手段) 66 フック金具(第2の固定手段) 72 断熱材 82,83 第2のインサート金具(第2の固定手段) 84 第1のインサート金具(第1の固定手段) 91 固定具(第1の固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−117069(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40 E04F 13/08 - 13/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体にパネル状の下地材を取り
    付け、前記下地材上に外装材を取り付ける建築物の外装
    構造であって、 前記下地材を階段状に重合取り付けすると共に、前記外
    装材を第1の固定手段により下地材に取り付け、下地材
    を前記第1の固定手段と非接触状の第2の固定手段によ
    り躯体に取り付けるようにし、 前記第1の固定手段は、外装材の棟側固定部又は外装材
    保持部材の固定部を固定具により下地材の内部に埋設し
    た第1のインサート金具に対して固定する ことを特徴と
    する建築物の外装構造。
  2. 【請求項2】 第2の固定手段は、下地材表面に形成し
    た凹部を、固定具により下地受け部材の取付フランジに
    対して固定して下地材を躯体に固定したことを特徴とす
    る請求項1に記載の建築物の外装構造。
  3. 【請求項3】 第2の固定手段は、下地受け部材の取付
    フランジを、固定具により下地材の裏面を通して下地材
    の内部に埋設した第2のインサート金具に対して固定し
    て下地材を躯体に固定したことを特徴とする請求項1に
    記載の建築物の外装構造。
  4. 【請求項4】 第2の固定手段は、下地材の裏面に配し
    たフック金具を、固定具により下地材の内部に埋設した
    第2のインサート金具に対して固定し、このフック金具
    を下地受け部材に係合させて下地材を躯体に固定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建築物の外装構造。
  5. 【請求項5】 下地材は軽量気泡コンクリートパネルで
    あることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載
    の建築物の外装構造。
  6. 【請求項6】 下地材と外装材間には断熱材を介装した
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の建
    築物の外装構造。
  7. 【請求項7】 外装材の面板部を水勾配程度の緩勾配と
    したことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載
    の建築物の外装構造。
JP1016797A 1996-11-06 1997-01-23 建築物の外装構造 Expired - Fee Related JP3047321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1016797A JP3047321B2 (ja) 1996-11-06 1997-01-23 建築物の外装構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29376796 1996-11-06
JP8-293767 1996-11-06
JP1016797A JP3047321B2 (ja) 1996-11-06 1997-01-23 建築物の外装構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28099199A Division JP3343226B2 (ja) 1996-11-06 1999-10-01 建築物の外装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10183888A JPH10183888A (ja) 1998-07-14
JP3047321B2 true JP3047321B2 (ja) 2000-05-29

Family

ID=26345383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1016797A Expired - Fee Related JP3047321B2 (ja) 1996-11-06 1997-01-23 建築物の外装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047321B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10183888A (ja) 1998-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5799462A (en) Method and apparatus for lightweight, insulated, structural building panel systems
US4700520A (en) Side joint of composite metal panel
JP2003512546A (ja) フレームレス建築物システム
US8833012B2 (en) Transparent sustainable wall system
US20090000214A1 (en) Integrated, high strength, lightweight, energy efficient building structures
JP2009084896A (ja) 外壁施工構造
JP3047321B2 (ja) 建築物の外装構造
JP3343226B2 (ja) 建築物の外装構造
JPH10219949A (ja) ソーラーシステム装置を組み込んだ断熱屋根
JP3061107B2 (ja) 建築物の横葺外装構造
JPH10131366A (ja) Alcパネルの取付構造。
JP6128947B2 (ja) デッキ下地屋根の設備設置用基礎およびその施工方法
JP2907326B2 (ja) 横葺き外装構造
AU2024378984B2 (en) Building system and apparatus
JPH10325180A (ja) 建物の屋根構造
JP2909885B2 (ja) 縦葺き屋根構造
CN223510545U (zh) 装配式防水保温一体板及使用其的装配式屋面光伏系统
JP2003293508A (ja) 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造
JP3392384B2 (ja) 二重葺き外装構造
CN222949294U (zh) 一种用于自由曲面屋顶的金属屋面构造
CN217461229U (zh) 仿古建筑屋面构造
KR880004208Y1 (ko) 조립식 판넬
JP3979284B2 (ja) 壁構面と屋根構面との連結構造
JPH0726665A (ja) 金属屋根の断熱防水施工法
JP3061113B2 (ja) 断熱下地材とこれを使用した断熱外装構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees