JP3050851B2 - 同期モータ - Google Patents
同期モータInfo
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- JP3050851B2 JP3050851B2 JP10271829A JP27182998A JP3050851B2 JP 3050851 B2 JP3050851 B2 JP 3050851B2 JP 10271829 A JP10271829 A JP 10271829A JP 27182998 A JP27182998 A JP 27182998A JP 3050851 B2 JP3050851 B2 JP 3050851B2
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- coil
- permanent magnet
- synchronous
- magnet rotor
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期モータに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばOA機器には、冷却用のD
C或いはACファンモータが装備されており、特に高回
転数を要する機器には2極或いは4極のACファンモー
タが好適に用いられる。
C或いはACファンモータが装備されており、特に高回
転数を要する機器には2極或いは4極のACファンモー
タが好適に用いられる。
【0003】発明者は既に、電機子コイルに接続する整
流回路にダイオード、ブラシ、コミュテータを装備し、
交流電源より供給された交流電流を整流しながら永久磁
石ロータを付勢するように回転させて直流モータとして
起動運転し、永久磁石ロータの回転を同期回転付近まで
立ち上げ、その時点でコミュテータを機械的に整流回路
から脱除して交流電源による同期運転に切り換える同期
モータを提案した(特願平7−232268号、特願平
8−106929号他)。この同期モータは、2極の場
合、回転数が3000rpm(50Hz)又は3600
rpm(60Hz)程度の高回転数を有し、小型でしか
も効率が良く汎用性も高いので、例えばACファンモー
タ等には好適に用いられる。
流回路にダイオード、ブラシ、コミュテータを装備し、
交流電源より供給された交流電流を整流しながら永久磁
石ロータを付勢するように回転させて直流モータとして
起動運転し、永久磁石ロータの回転を同期回転付近まで
立ち上げ、その時点でコミュテータを機械的に整流回路
から脱除して交流電源による同期運転に切り換える同期
モータを提案した(特願平7−232268号、特願平
8−106929号他)。この同期モータは、2極の場
合、回転数が3000rpm(50Hz)又は3600
rpm(60Hz)程度の高回転数を有し、小型でしか
も効率が良く汎用性も高いので、例えばACファンモー
タ等には好適に用いられる。
【0004】例えばアウターロータ方式の2極同期モー
タの構成について図13及び図14を参照して説明す
る。先ず、ロータ側の構成について説明すると、コミュ
テータ51は、出力軸52の軸方向に移動可能に設けら
れており、後述するように起動運転から同期運転への切
換えを機械的に行う。このコミュテータ51の周囲に
は、180°ずつ2極に着磁されたリング状の永久磁石
ロータ(図示せず)が、同軸に設けられており、電機子
コイル56に通電して形成される磁極との反発により起
動回転する。またコミュテータ51の外周には中心角が
180°より小さい導電性摺動リング53が設けられて
いる。このコミュテータ51は、永久磁石ロータ(図示
せず)が起動運転から同期回転数付近に到達すると、図
示しないウェイトの遠心力によりコイルバネ(図示せ
ず)の付勢力に抗して軸方向に移動して単相交流電源5
4と整流回路55との接続から電機子コイル56との接
続へスイッチ57を切り換えるようになっている。
タの構成について図13及び図14を参照して説明す
る。先ず、ロータ側の構成について説明すると、コミュ
テータ51は、出力軸52の軸方向に移動可能に設けら
れており、後述するように起動運転から同期運転への切
換えを機械的に行う。このコミュテータ51の周囲に
は、180°ずつ2極に着磁されたリング状の永久磁石
ロータ(図示せず)が、同軸に設けられており、電機子
コイル56に通電して形成される磁極との反発により起
動回転する。またコミュテータ51の外周には中心角が
180°より小さい導電性摺動リング53が設けられて
いる。このコミュテータ51は、永久磁石ロータ(図示
せず)が起動運転から同期回転数付近に到達すると、図
示しないウェイトの遠心力によりコイルバネ(図示せ
ず)の付勢力に抗して軸方向に移動して単相交流電源5
4と整流回路55との接続から電機子コイル56との接
続へスイッチ57を切り換えるようになっている。
【0005】次にステータ側の構成について説明する
と、電機子コイル56は、Aコイル及びBコイルを有す
る2つのコイルセグメントから成っている。このAコイ
ル及びBコイルは、モータの回転方向に合わせて所定の
巻き方向に所定の巻数で図示しないボビンに巻き付けら
れている。給電ブラシ58a,58bは、コミュテータ
の外周に設けられた導電性摺動リング53に摺接して交
互に給電を行うため、180°位相が異なる位置に対向
配置されている。また、A側受電ブラシ59a,59b
はAコイルに整流電流を供給するものであり、B側受電
ブラシ60a,60bはBコイルに整流電流を供給する
ものである。このA側受電ブラシ59a,59b及びB
側受電ブラシ60a,60bは、少なくとも一方が導電
性摺動リング53に摺接して交互に受電が行われるた
め、ほぼ180°位相が異なる位置に対向配置されてい
る。A側受電ブラシ59a,59b及びB側受電ブラシ
60a,60bにはダイオード61a,61b及びダイ
オード62a,62bにより単相交流電源54からの交
流電流を半波整流してA,Bコイルにそれぞれ供給す
る。給電ブラシ58a,58b、A側受電ブラシ59
a,59b及びB側受電ブラシ60a,60bは、ハウ
ジング63に設けられた導電性を有する板バネ64a,
64b、板バネ65a,65b及び板バネ66a,66
bによって径方向中心に付勢されており、導電性摺動リ
ング53に摺接可能になっている。
と、電機子コイル56は、Aコイル及びBコイルを有す
る2つのコイルセグメントから成っている。このAコイ
ル及びBコイルは、モータの回転方向に合わせて所定の
巻き方向に所定の巻数で図示しないボビンに巻き付けら
れている。給電ブラシ58a,58bは、コミュテータ
の外周に設けられた導電性摺動リング53に摺接して交
互に給電を行うため、180°位相が異なる位置に対向
配置されている。また、A側受電ブラシ59a,59b
はAコイルに整流電流を供給するものであり、B側受電
ブラシ60a,60bはBコイルに整流電流を供給する
ものである。このA側受電ブラシ59a,59b及びB
側受電ブラシ60a,60bは、少なくとも一方が導電
性摺動リング53に摺接して交互に受電が行われるた
め、ほぼ180°位相が異なる位置に対向配置されてい
る。A側受電ブラシ59a,59b及びB側受電ブラシ
60a,60bにはダイオード61a,61b及びダイ
オード62a,62bにより単相交流電源54からの交
流電流を半波整流してA,Bコイルにそれぞれ供給す
る。給電ブラシ58a,58b、A側受電ブラシ59
a,59b及びB側受電ブラシ60a,60bは、ハウ
ジング63に設けられた導電性を有する板バネ64a,
64b、板バネ65a,65b及び板バネ66a,66
bによって径方向中心に付勢されており、導電性摺動リ
ング53に摺接可能になっている。
【0006】電機子コイル56に接続する整流回路55
に交流電源54より供給された交流電流を整流しながら
永久磁石ロータ(図示せず)を付勢するように回転させ
て直流モータとして起動運転し、該永久磁石ロータの回
転を同期回転付近まで立ち上げ、その時点でコミュテー
タ51を機械的に整流回路55から脱除してスイッチ5
7を切り換えて交流電源54と電機子コイル56を短絡
して永久磁石ロータ(図示せず)を同期運転に移行する
ようになっている。尚、図13おいてC1 ,C 2 ,C3
はサージ電流を吸収するためのコンデンサである。
に交流電源54より供給された交流電流を整流しながら
永久磁石ロータ(図示せず)を付勢するように回転させ
て直流モータとして起動運転し、該永久磁石ロータの回
転を同期回転付近まで立ち上げ、その時点でコミュテー
タ51を機械的に整流回路55から脱除してスイッチ5
7を切り換えて交流電源54と電機子コイル56を短絡
して永久磁石ロータ(図示せず)を同期運転に移行する
ようになっている。尚、図13おいてC1 ,C 2 ,C3
はサージ電流を吸収するためのコンデンサである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した特願平7−2
32268号、特願平8−106929号などに開示さ
れた同期モータは、直流モータで同期回転数付近まで起
動運転し、同期回転数付近に到達するとコミューテータ
51を機械的に軸方向にスライドさせることで整流回路
55との接続を切り離すようスイッチ57の切換えを行
うように設計されていたため、モータの消費電力効率は
従来の誘導モータに比べて格段に向上できるメリットが
ある反面、部品点数が多く機構的に複雑化するうえに、
モータを小型化する上で限界があった。また、起動運転
から1回の同期引き込み動作で同期運転に移行すればよ
いが、コミューテータのスライドによる切換えがスムー
ズに行われなかったり、負荷によっては脱調して起動運
転から再度立ち上げ直す必要があり切換え動作の確実性
に問題点があった。また、複数のブラシと導電性摺動リ
ングとの接離動作を繰り返すため、ブラシの摩耗や摺接
が不十分となり易く、50W以上の高出力のモータにお
いては起動運転において電流方向を切り換えるとスパー
クが発生し易く、同期モータの安全性、信頼性に問題点
があった。
32268号、特願平8−106929号などに開示さ
れた同期モータは、直流モータで同期回転数付近まで起
動運転し、同期回転数付近に到達するとコミューテータ
51を機械的に軸方向にスライドさせることで整流回路
55との接続を切り離すようスイッチ57の切換えを行
うように設計されていたため、モータの消費電力効率は
従来の誘導モータに比べて格段に向上できるメリットが
ある反面、部品点数が多く機構的に複雑化するうえに、
モータを小型化する上で限界があった。また、起動運転
から1回の同期引き込み動作で同期運転に移行すればよ
いが、コミューテータのスライドによる切換えがスムー
ズに行われなかったり、負荷によっては脱調して起動運
転から再度立ち上げ直す必要があり切換え動作の確実性
に問題点があった。また、複数のブラシと導電性摺動リ
ングとの接離動作を繰り返すため、ブラシの摩耗や摺接
が不十分となり易く、50W以上の高出力のモータにお
いては起動運転において電流方向を切り換えるとスパー
クが発生し易く、同期モータの安全性、信頼性に問題点
があった。
【0008】本発明は上記従来技術の課題を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、時代の
要請に応える省エネタイプの同期モータを実現するため
に、起動運転から同期運転への移行を確実に行え、信頼
性も高く、しかも小型化を実現した同期モータを提供す
ることにある。
なされたものであり、その目的とするところは、時代の
要請に応える省エネタイプの同期モータを実現するため
に、起動運転から同期運転への移行を確実に行え、信頼
性も高く、しかも小型化を実現した同期モータを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の構成を有する。即ち、ハウジング内に出力
軸を中心に回転可能に設けられた永久磁石ロータと、ス
テータコアの周囲に電機子コイルが巻回されたステータ
とを有する同期モータにおいて、直列に接続されたAコ
イル、Bコイルを有する2つのコイルセグメントからな
る電機子コイルと、永久磁石ロータの回転数及び磁極位
置を検出する第1の検出手段と、交流電源の周波数を検
出する第2の検出手段と、交流電源より供給される交流
電流を整流ブリッジ回路により整流し、スイッチング手
段により、永久磁石ロータの回転角度に応じて整流電流
の向きを切換えて電機子コイルのうちAコイルに流すこ
とにより永久磁石ロータを直流ブラシレスモータとして
起動運転する起動運転回路と、交流電源とAコイルとB
コイルとが直列に接続され、永久磁石ロータを交流同期
モータとして同期運転する同期運転回路と、交流電源と
電機子コイルとの間に設けられ、同期運転回路を断続す
る運転切換えスイッチと、起動運転において、運転切換
えスイッチをOFFして同期運転回路を遮断すると共
に、スイッチング手段を制御し、整流ブリッジ回路を経
てAコイルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて
反転した交流電源の負側の入力を抑制して該負側の通電
範囲を正側に対して狭めるように起動運転し、第1の検
出手段により検出された永久磁石ロータの回転数が、第
2の検出手段により検出される電源周波数に対して同期
回転数付近に到達したとき、スイッチング手段をOFF
し、運転切換えスイッチをONすることによりAコイル
を使用する起動運転回路からAコイル及びBコイルを使
用する同期運転回路へ切換えて同期運転に移行させる制
御手段とを備えたことを特徴とする。上記構成によれ
ば、制御手段は、起動運転回路においてスイッチング手
段を制御し、整流ブリッジ回路を経て電機子コイルのA
コイルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転
した交流電源の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲
を正側に対して狭めて起動運転し、第1の検出手段によ
り検出された永久磁石ロータの回転数が、第2の検出手
段により検出される電源周波数に対して同期回転数付近
に到達したとき、運転切換えスイッチを起動運転回路か
ら同期運転回路へ切換えて同期運転に移行するよう制御
するので起動運転から同期運転への移行が確実かつスム
ーズに行える。また、起動運転回路にブラシやコミュテ
ータが不要であるため、起動運転において電流方向を切
換える際にスパークの発生を防止して信頼性、安全性が
高く、任意の電源周波数に対して同期運転可能な汎用性
の高い同期モータを提供できる。また、従来のように、
起動運転回路に備えたコミュテータやブラシやスイッチ
などの機械部品を省略できるため、スイッチング手段の
構成を簡略化して、モータの小型化を促進でき、製造コ
ストも低減できる。
するため次の構成を有する。即ち、ハウジング内に出力
軸を中心に回転可能に設けられた永久磁石ロータと、ス
テータコアの周囲に電機子コイルが巻回されたステータ
とを有する同期モータにおいて、直列に接続されたAコ
イル、Bコイルを有する2つのコイルセグメントからな
る電機子コイルと、永久磁石ロータの回転数及び磁極位
置を検出する第1の検出手段と、交流電源の周波数を検
出する第2の検出手段と、交流電源より供給される交流
電流を整流ブリッジ回路により整流し、スイッチング手
段により、永久磁石ロータの回転角度に応じて整流電流
の向きを切換えて電機子コイルのうちAコイルに流すこ
とにより永久磁石ロータを直流ブラシレスモータとして
起動運転する起動運転回路と、交流電源とAコイルとB
コイルとが直列に接続され、永久磁石ロータを交流同期
モータとして同期運転する同期運転回路と、交流電源と
電機子コイルとの間に設けられ、同期運転回路を断続す
る運転切換えスイッチと、起動運転において、運転切換
えスイッチをOFFして同期運転回路を遮断すると共
に、スイッチング手段を制御し、整流ブリッジ回路を経
てAコイルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて
反転した交流電源の負側の入力を抑制して該負側の通電
範囲を正側に対して狭めるように起動運転し、第1の検
出手段により検出された永久磁石ロータの回転数が、第
2の検出手段により検出される電源周波数に対して同期
回転数付近に到達したとき、スイッチング手段をOFF
し、運転切換えスイッチをONすることによりAコイル
を使用する起動運転回路からAコイル及びBコイルを使
用する同期運転回路へ切換えて同期運転に移行させる制
御手段とを備えたことを特徴とする。上記構成によれ
ば、制御手段は、起動運転回路においてスイッチング手
段を制御し、整流ブリッジ回路を経て電機子コイルのA
コイルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転
した交流電源の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲
を正側に対して狭めて起動運転し、第1の検出手段によ
り検出された永久磁石ロータの回転数が、第2の検出手
段により検出される電源周波数に対して同期回転数付近
に到達したとき、運転切換えスイッチを起動運転回路か
ら同期運転回路へ切換えて同期運転に移行するよう制御
するので起動運転から同期運転への移行が確実かつスム
ーズに行える。また、起動運転回路にブラシやコミュテ
ータが不要であるため、起動運転において電流方向を切
換える際にスパークの発生を防止して信頼性、安全性が
高く、任意の電源周波数に対して同期運転可能な汎用性
の高い同期モータを提供できる。また、従来のように、
起動運転回路に備えたコミュテータやブラシやスイッチ
などの機械部品を省略できるため、スイッチング手段の
構成を簡略化して、モータの小型化を促進でき、製造コ
ストも低減できる。
【0010】また、制御手段は、起動運転において、ス
イッチング手段を時分割制御して、Aコイルに流れる整
流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源の負
側の通電範囲を抑制するようにしても良い。また、電機
子コイルへの通電方向を規定するためのスリットが周方
向に形成されたセンサー板と、該スリットを検出可能な
光センサーとを有する第3の検出手段を備えており、制
御手段は、起動運転において、スイッチング手段を制御
し、光センサーの出力信号により、電機子コイルのうち
のAコイルへの通電方向を切換え制御しても良く、更に
はAコイルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて
反転した交流電源の負側への通電範囲を狭めるよう規定
するスリットが周方向に形成されたセンサー板と、該ス
リットを検出可能な光センサーとを備えており、制御手
段は、起動運転において、スイッチング手段を制御し、
光センサーの出力信号により所定回転角度範囲だけ全波
整流をかけて反転した交流電源の負側へ通電しないよう
にしても良い。また、第1の検出手段は、周縁部にスリ
ット及び遮光部が永久磁石ロータの磁極間を奇数分割す
るよう交互に形成されたセンサー板と、スリット及び遮
光部を検出可能な光センサーを備えており、制御手段は
スイッチング手段を制御し、起動運転時、光センサーの
出力信号により永久磁石ロータの停止極を検出して該永
久磁石ロータが常に順方向に回転するようにAコイルへ
通電し、永久磁石ロータの回転角度及び磁極位置を検出
しながら該Aコイルへの通電方向を切換えると共に、所
定回転角度範囲だけ全波整流をかけて反転した交流電源
の負側へ通電しないようにしても良い。また、制御手段
は、同期モータが脱調した場合に、同期運転から一旦起
動運転へ移行した後、再度同期運転へ移行するよう運転
切換えスイッチを繰り返し切換え制御することにより、
運転切換え動作の信頼性、安定性の高い同期モータを提
供することができる。また、制御手段は、起動運転より
同期運転へ移行する際に、起動運転回路に整流電流を流
すためのスイッチング手段をOFFしてから、運転切換
えスイッチを同期運転回路へ切換えて同期運転に移行す
るよう制御すると、起動運転回路のショートを防止して
同期運転に移行することができる。また、起動運転回路
はAコイルのみを用いて直流ブラシレスモータとして起
動運転し、同期運転回路はAコイル及びBコイルを用い
て交流同期モータとして同期運転することにより、消費
電力効率が向上し、同期運転に必要な負荷に見合ったト
ルクを得られる。また、ステータコアは、主コアに永久
磁石ロータの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設
けられており、主コアの透磁率は補助コアより大きくな
るように設計されている場合には、起動時における永久
磁石ロータの回転死点を解消して回転方向性を安定化す
ることが可能である。また、ステータは、ステータコア
に装着され、永久磁石ロータの回転中心と直交する方向
に伸びる巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有するボビ
ンに、電機子コイルが連続して巻回されている場合に
は、ステータコアを挿通する出力軸による無駄な空間が
生じないので、巻芯エリアを拡大して占積率を高め、モ
ータの出力効率を高めることができる。
イッチング手段を時分割制御して、Aコイルに流れる整
流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源の負
側の通電範囲を抑制するようにしても良い。また、電機
子コイルへの通電方向を規定するためのスリットが周方
向に形成されたセンサー板と、該スリットを検出可能な
光センサーとを有する第3の検出手段を備えており、制
御手段は、起動運転において、スイッチング手段を制御
し、光センサーの出力信号により、電機子コイルのうち
のAコイルへの通電方向を切換え制御しても良く、更に
はAコイルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて
反転した交流電源の負側への通電範囲を狭めるよう規定
するスリットが周方向に形成されたセンサー板と、該ス
リットを検出可能な光センサーとを備えており、制御手
段は、起動運転において、スイッチング手段を制御し、
光センサーの出力信号により所定回転角度範囲だけ全波
整流をかけて反転した交流電源の負側へ通電しないよう
にしても良い。また、第1の検出手段は、周縁部にスリ
ット及び遮光部が永久磁石ロータの磁極間を奇数分割す
るよう交互に形成されたセンサー板と、スリット及び遮
光部を検出可能な光センサーを備えており、制御手段は
スイッチング手段を制御し、起動運転時、光センサーの
出力信号により永久磁石ロータの停止極を検出して該永
久磁石ロータが常に順方向に回転するようにAコイルへ
通電し、永久磁石ロータの回転角度及び磁極位置を検出
しながら該Aコイルへの通電方向を切換えると共に、所
定回転角度範囲だけ全波整流をかけて反転した交流電源
の負側へ通電しないようにしても良い。また、制御手段
は、同期モータが脱調した場合に、同期運転から一旦起
動運転へ移行した後、再度同期運転へ移行するよう運転
切換えスイッチを繰り返し切換え制御することにより、
運転切換え動作の信頼性、安定性の高い同期モータを提
供することができる。また、制御手段は、起動運転より
同期運転へ移行する際に、起動運転回路に整流電流を流
すためのスイッチング手段をOFFしてから、運転切換
えスイッチを同期運転回路へ切換えて同期運転に移行す
るよう制御すると、起動運転回路のショートを防止して
同期運転に移行することができる。また、起動運転回路
はAコイルのみを用いて直流ブラシレスモータとして起
動運転し、同期運転回路はAコイル及びBコイルを用い
て交流同期モータとして同期運転することにより、消費
電力効率が向上し、同期運転に必要な負荷に見合ったト
ルクを得られる。また、ステータコアは、主コアに永久
磁石ロータの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設
けられており、主コアの透磁率は補助コアより大きくな
るように設計されている場合には、起動時における永久
磁石ロータの回転死点を解消して回転方向性を安定化す
ることが可能である。また、ステータは、ステータコア
に装着され、永久磁石ロータの回転中心と直交する方向
に伸びる巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有するボビ
ンに、電機子コイルが連続して巻回されている場合に
は、ステータコアを挿通する出力軸による無駄な空間が
生じないので、巻芯エリアを拡大して占積率を高め、モ
ータの出力効率を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。本実施例では、同
期モータのうち2極同期モータを用いて説明するものと
する。図1は2極同期モータの起動運転回路及び同期運
転回路の説明図、図2(a)(b)は2極同期モータの
ハウジング内に装備された永久磁石ロータの外観図及び
2極同期モータの上視図、図3(a)〜(d)は2極同
期モータ正断面説明図、上ハウジングの内視図、底面図
及びステータコイルの上視図、図4(a)は電源交流波
形、図4(b)は整流波形、図4(c)は時分割制御に
よる電機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロー
タの回転角度との関係を示すグラフ図、図4(d)は回
転角度制御による電機子コイルに印加される電圧波形と
永久磁石ロータの回転角度との関係を示すグラフ図、図
5は回転角度制御における光センサとセンサ板の構成を
示す説明図である。
添付図面に基づいて詳細に説明する。本実施例では、同
期モータのうち2極同期モータを用いて説明するものと
する。図1は2極同期モータの起動運転回路及び同期運
転回路の説明図、図2(a)(b)は2極同期モータの
ハウジング内に装備された永久磁石ロータの外観図及び
2極同期モータの上視図、図3(a)〜(d)は2極同
期モータ正断面説明図、上ハウジングの内視図、底面図
及びステータコイルの上視図、図4(a)は電源交流波
形、図4(b)は整流波形、図4(c)は時分割制御に
よる電機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロー
タの回転角度との関係を示すグラフ図、図4(d)は回
転角度制御による電機子コイルに印加される電圧波形と
永久磁石ロータの回転角度との関係を示すグラフ図、図
5は回転角度制御における光センサとセンサ板の構成を
示す説明図である。
【0012】先ず、図2及び図3を参照して2極同期モ
ータの全体構成について説明する。図2(a)におい
て、1は回転子及び固定子を収容するハウジング本体で
あり、その上下は上ハウジング2及び下ハウジング3に
より覆われている。ハウジング1内には出力軸4を中心
に永久磁石ロータ5が回転可能に内蔵されている。出力
軸4は上ハウジング2及び下ハウジング3において、ベ
アリング軸受6,7により回転可能に支持されている。
このベアリング軸受6,7としては、電機子コイルに形
成される磁界の乱れを考慮して、非磁性の材料、例えば
ステンレスが好適に用いられる。また、図3(c)に示
すように、下ハウジング3には、後述する電機子コイル
9に配線するための配線用穴3aが形成されている。
ータの全体構成について説明する。図2(a)におい
て、1は回転子及び固定子を収容するハウジング本体で
あり、その上下は上ハウジング2及び下ハウジング3に
より覆われている。ハウジング1内には出力軸4を中心
に永久磁石ロータ5が回転可能に内蔵されている。出力
軸4は上ハウジング2及び下ハウジング3において、ベ
アリング軸受6,7により回転可能に支持されている。
このベアリング軸受6,7としては、電機子コイルに形
成される磁界の乱れを考慮して、非磁性の材料、例えば
ステンレスが好適に用いられる。また、図3(c)に示
すように、下ハウジング3には、後述する電機子コイル
9に配線するための配線用穴3aが形成されている。
【0013】また、永久磁石ロータ5は、筒状のロータ
ヨーク5aの内壁にN極及びS極にほぼ180°ずつで
着磁されたリンク状のマグネット5bが保持されてい
る。この永久磁石ロータ5は電機子コイルに通電して形
成される磁極との反発により出力軸4を中心に起動回転
するようになっている。このマグネット5bとしては、
例えば、フェライト,ゴムマグネット,プラスチックマ
グネット,サマリュウムコバルト,希土類のマグネッ
ト,ネオジ鉄ボロンなどを原材料として安価に製造する
ことができる。
ヨーク5aの内壁にN極及びS極にほぼ180°ずつで
着磁されたリンク状のマグネット5bが保持されてい
る。この永久磁石ロータ5は電機子コイルに通電して形
成される磁極との反発により出力軸4を中心に起動回転
するようになっている。このマグネット5bとしては、
例えば、フェライト,ゴムマグネット,プラスチックマ
グネット,サマリュウムコバルト,希土類のマグネッ
ト,ネオジ鉄ボロンなどを原材料として安価に製造する
ことができる。
【0014】図3(a)において、永久磁石ロータ5に
囲まれた空間部には、ステータコア8の周囲にAコイル
及びBコイルが直列に巻回された電機子コイル9を有す
るステータ10が内蔵されている。このステータコア8
は、図3(d)に示すように、主コア8aと該主コア8
aの周囲には永久磁石ロータ5の回転方向と逆方向に延
出する補助コア8bが設けられている。また、主コア8
aの透磁率は補助コア8bより大きくなるように設計さ
れており、主コア8aはケイ素鋼板よりなる積層コアが
好適に用いられ、補助コア8bとしてはSPC材(冷間
圧延鋼板)が好適に用いられる。永久磁石ロータ5は各
磁極が主コア8aと補助コア8bとの磁気抵抗が最小に
なる位置(即ち、主コア8aと対向する位置より補助コ
ア8b側にずれた位置)で停止するようになる。よっ
て、起動時におけるトルクの死点を解消することがで
き、永久磁石ロータ5の起動時の回転方向性を安定化す
ることができる。また、ステータコア8はボビン11と
一体に嵌め込まれ、該ボビン11の周囲には電機子コイ
ル9がAコイル及びBコイル毎に各々分けることなく連
続して巻回されている。このように、ホビン11に対し
て巻芯エリアを広く確保して占積率を高めて巻回されて
いるので、2極3スロット型のモータに比べて電機子コ
イル9の巻数を増やして、モータの出力効率の向上に寄
与できる。
囲まれた空間部には、ステータコア8の周囲にAコイル
及びBコイルが直列に巻回された電機子コイル9を有す
るステータ10が内蔵されている。このステータコア8
は、図3(d)に示すように、主コア8aと該主コア8
aの周囲には永久磁石ロータ5の回転方向と逆方向に延
出する補助コア8bが設けられている。また、主コア8
aの透磁率は補助コア8bより大きくなるように設計さ
れており、主コア8aはケイ素鋼板よりなる積層コアが
好適に用いられ、補助コア8bとしてはSPC材(冷間
圧延鋼板)が好適に用いられる。永久磁石ロータ5は各
磁極が主コア8aと補助コア8bとの磁気抵抗が最小に
なる位置(即ち、主コア8aと対向する位置より補助コ
ア8b側にずれた位置)で停止するようになる。よっ
て、起動時におけるトルクの死点を解消することがで
き、永久磁石ロータ5の起動時の回転方向性を安定化す
ることができる。また、ステータコア8はボビン11と
一体に嵌め込まれ、該ボビン11の周囲には電機子コイ
ル9がAコイル及びBコイル毎に各々分けることなく連
続して巻回されている。このように、ホビン11に対し
て巻芯エリアを広く確保して占積率を高めて巻回されて
いるので、2極3スロット型のモータに比べて電機子コ
イル9の巻数を増やして、モータの出力効率の向上に寄
与できる。
【0015】図2(a)及び図3(a)において、上ハ
ウジング2内には、永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する第1の検出手段として光センサ12が装
備されている。この光センサ12は、例えば投光用光源
と受光素子を備えた光検出素子12aと、マグネット5
bの磁極位置に応じて遮光部13aと透光部13bとが
180°ずつ形成された回転円板13とを装備してい
る。回転円板13は、永久磁石ロータ5と一体に取り付
けられており、これらは出力軸4を中心に一体となって
回転する(図3(b)参照)。光センサ12は回転円板
13により永久磁石ロータ5の回転数及び磁極位置を検
出するもので、光検出素子12aは回転数に応じたパル
スを発生させ、磁極位置に応じて後述する制御手段によ
り所定のタイミングで起動運転回路14をスイッチング
制御したりする。光検出素子12aは、図2(a)
(b)に示すように、上ハウジング2の内壁に螺子止め
により固定されている。尚、光センサ12は、光透過型
に限らず、反射型のセンサを用いても良い。また、光セ
ンサ12の他の回転数検出手段として、ホール素子、磁
気抵抗素子、コイルなどを用いた磁気センサ、高周波誘
導による方法、キャパシタンス変化による方法など様々
をものが適用可能である。
ウジング2内には、永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する第1の検出手段として光センサ12が装
備されている。この光センサ12は、例えば投光用光源
と受光素子を備えた光検出素子12aと、マグネット5
bの磁極位置に応じて遮光部13aと透光部13bとが
180°ずつ形成された回転円板13とを装備してい
る。回転円板13は、永久磁石ロータ5と一体に取り付
けられており、これらは出力軸4を中心に一体となって
回転する(図3(b)参照)。光センサ12は回転円板
13により永久磁石ロータ5の回転数及び磁極位置を検
出するもので、光検出素子12aは回転数に応じたパル
スを発生させ、磁極位置に応じて後述する制御手段によ
り所定のタイミングで起動運転回路14をスイッチング
制御したりする。光検出素子12aは、図2(a)
(b)に示すように、上ハウジング2の内壁に螺子止め
により固定されている。尚、光センサ12は、光透過型
に限らず、反射型のセンサを用いても良い。また、光セ
ンサ12の他の回転数検出手段として、ホール素子、磁
気抵抗素子、コイルなどを用いた磁気センサ、高周波誘
導による方法、キャパシタンス変化による方法など様々
をものが適用可能である。
【0016】次に、2極同期モータを起動運転する起動
運転回路、同期運転回路及びこれらの回路をスイッチン
グ制御する制御手段の構成について図1を参照して説明
する。図1において、起動運転回路14は、単相交流電
源15の交流電流を整流ブリッジ回路20により整流
し、永久磁石ロータ5の回転角度に応じてスイッチング
手段を切り換えて整流電流の向きを変えるように電機子
コイル9のうちAコイルのみへ通電して永久磁石ロータ
5を直流ブラシレスモータとして起動運転する。同期運
転回路21は、交流電源15と電機子コイル9とを短絡
して、永久磁石ロータ5を交流同期モータとして同期運
転する。交流電源15とAコイル、Bコイルとの間には
運転切換えスイッチとしてトライアックSW1、SW2
が各々設けられている。このトライアックSW1、SW
2は、交流電流の極性にかかわらずゲートパルスを印加
することによりON/OFFして、起動運転回路14又
は同期運転回路21へ接続が切換えられる。
運転回路、同期運転回路及びこれらの回路をスイッチン
グ制御する制御手段の構成について図1を参照して説明
する。図1において、起動運転回路14は、単相交流電
源15の交流電流を整流ブリッジ回路20により整流
し、永久磁石ロータ5の回転角度に応じてスイッチング
手段を切り換えて整流電流の向きを変えるように電機子
コイル9のうちAコイルのみへ通電して永久磁石ロータ
5を直流ブラシレスモータとして起動運転する。同期運
転回路21は、交流電源15と電機子コイル9とを短絡
して、永久磁石ロータ5を交流同期モータとして同期運
転する。交流電源15とAコイル、Bコイルとの間には
運転切換えスイッチとしてトライアックSW1、SW2
が各々設けられている。このトライアックSW1、SW
2は、交流電流の極性にかかわらずゲートパルスを印加
することによりON/OFFして、起動運転回路14又
は同期運転回路21へ接続が切換えられる。
【0017】図1において、Aコイルと整流ブリッジ回
路20との間にはスイッチング手段として第1,第2ト
ランジスタ16,17が各々直列に接続されている。ま
たAコイルと整流ブリッジ回路20との間にはスイッチ
ング手段として第3,第4トランジスタ18,19が各
々直列に接続されている。
路20との間にはスイッチング手段として第1,第2ト
ランジスタ16,17が各々直列に接続されている。ま
たAコイルと整流ブリッジ回路20との間にはスイッチ
ング手段として第3,第4トランジスタ18,19が各
々直列に接続されている。
【0018】22は制御手段としてのマイクロコンピュ
ータであり、起動運転においてスイッチング制御により
起動運転回路14に流れる電流量や電流方向を制御した
り起動運転から同期運転へ移行する際の運転切換えスイ
ッチの切換え制御などを行う。23はマイクロコンピュ
ータ駆動用の低電圧電源である。即ち、起動運転回路1
4のAコイルに流れる整流電流の電流方向を交互に切換
え、整流ブリッジ回路20を経てAコイルに流れる整流
電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15の
負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対して
狭めるように第1〜第4トランジスタ16〜19をスイ
ッチング制御して起動運転し、光センサ12により検出
された永久磁石ロータ5の回転数が同期回転数付近に到
達したときに、第1〜第4トランジスタ16〜19をO
FFにし、トライアックSW1、SW2をONさせて同
期運転回路21に切換えて同期運転に移行するよう制御
する。
ータであり、起動運転においてスイッチング制御により
起動運転回路14に流れる電流量や電流方向を制御した
り起動運転から同期運転へ移行する際の運転切換えスイ
ッチの切換え制御などを行う。23はマイクロコンピュ
ータ駆動用の低電圧電源である。即ち、起動運転回路1
4のAコイルに流れる整流電流の電流方向を交互に切換
え、整流ブリッジ回路20を経てAコイルに流れる整流
電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15の
負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対して
狭めるように第1〜第4トランジスタ16〜19をスイ
ッチング制御して起動運転し、光センサ12により検出
された永久磁石ロータ5の回転数が同期回転数付近に到
達したときに、第1〜第4トランジスタ16〜19をO
FFにし、トライアックSW1、SW2をONさせて同
期運転回路21に切換えて同期運転に移行するよう制御
する。
【0019】具体的には、マイクロコンピュータ22に
は、第2の検出手段としての電源周波数検出部24によ
り交流電源15の周波数が検出されて入力端子IN1に
入力される。また、光センサ12により、永久磁石ロー
タ5の回転数及び磁極位置を検出されて入力端子IN2
に入力される。また、出力端子OUT1よりトライアッ
クSW1、SW2への切換え信号が出力され、出力端子
OUT2及び出力端子OUT3より第1,第2トランジ
スタ16,17及び第3,第4トランジスタ18,19
を各々ON/OFFさせるための出力信号が出力され
る。マイクロコンピュータ22は、光センサ12により
検出された永久磁石ロータ5の磁極位置にタイミングを
合わせて、0°〜180°の回転角度範囲では、出力端
子OUT2よりベース電流を出力して第1,第2トラン
ジスタ16,17のみONさせ(このとき起動運転回路
14には実線矢印に示す整流電流が流れる)、180
°〜360°の回転角度範囲では出力端子OUT3より
ベース電流を出力して第3,第4トランジスタ18,1
9のみONさせて(このとき起動運転回路14には破線
矢印に示す整流電流が流れる)、Aコイルに流れる整
流電流の向きを180°ずつ切り換える。
は、第2の検出手段としての電源周波数検出部24によ
り交流電源15の周波数が検出されて入力端子IN1に
入力される。また、光センサ12により、永久磁石ロー
タ5の回転数及び磁極位置を検出されて入力端子IN2
に入力される。また、出力端子OUT1よりトライアッ
クSW1、SW2への切換え信号が出力され、出力端子
OUT2及び出力端子OUT3より第1,第2トランジ
スタ16,17及び第3,第4トランジスタ18,19
を各々ON/OFFさせるための出力信号が出力され
る。マイクロコンピュータ22は、光センサ12により
検出された永久磁石ロータ5の磁極位置にタイミングを
合わせて、0°〜180°の回転角度範囲では、出力端
子OUT2よりベース電流を出力して第1,第2トラン
ジスタ16,17のみONさせ(このとき起動運転回路
14には実線矢印に示す整流電流が流れる)、180
°〜360°の回転角度範囲では出力端子OUT3より
ベース電流を出力して第3,第4トランジスタ18,1
9のみONさせて(このとき起動運転回路14には破線
矢印に示す整流電流が流れる)、Aコイルに流れる整
流電流の向きを180°ずつ切り換える。
【0020】また、光センサ12により検出される永久
磁石ロータ5の回転数が電源周波数検出部24により検
出される交流電源15の周波数に近づくと、第1〜第4
トランジスタ16〜19を全てOFFさせて、トライア
ックSW1、SW2をONにする切換え信号が出力され
て、同期運転回路21に二点鎖線矢印に示す交流電流
が流れる。
磁石ロータ5の回転数が電源周波数検出部24により検
出される交流電源15の周波数に近づくと、第1〜第4
トランジスタ16〜19を全てOFFさせて、トライア
ックSW1、SW2をONにする切換え信号が出力され
て、同期運転回路21に二点鎖線矢印に示す交流電流
が流れる。
【0021】ここで、起動運転回路14に整流電流,
が流れる場合について図1を参照して具体的に説明す
る。永久磁石ロータ5の回転角度が0°〜180°の範
囲では、出力端子OUT2よりベース電流を出力して、
第1,第2トランジスタ16,17が同時にON状態に
なる。このとき、Aコイルには整流ブリッジ回路20を
経て整流電流が流れる。また、永久磁石ロータ5の回
転角度が180°〜360°の範囲では、出力端子OU
T3よりベース電流を出力して、第3,第4トランジス
タ18,19が同時にON状態になる。このとき、Aコ
イルには整流ブリッジ回路20を経て整流電流が流れ
る。
が流れる場合について図1を参照して具体的に説明す
る。永久磁石ロータ5の回転角度が0°〜180°の範
囲では、出力端子OUT2よりベース電流を出力して、
第1,第2トランジスタ16,17が同時にON状態に
なる。このとき、Aコイルには整流ブリッジ回路20を
経て整流電流が流れる。また、永久磁石ロータ5の回
転角度が180°〜360°の範囲では、出力端子OU
T3よりベース電流を出力して、第3,第4トランジス
タ18,19が同時にON状態になる。このとき、Aコ
イルには整流ブリッジ回路20を経て整流電流が流れ
る。
【0022】また、マイクロコンピュータ22は、Aコ
イルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転し
た交流電源15の負側の入力(図4(b)及び(c)の
正弦波形のうち破線部)において通電角度範囲を時分割
によりスイッチング制御する。図1に示す起動運転回路
14においてAコイルに流れる整流電流がに流れ出す
向きを+側とし、に流れ出す向きを−側としてAコイ
ルに印加される電圧波形を図4(c)に示す。尚、図4
において斜線部は通電角度範囲を示すものとする。
イルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転し
た交流電源15の負側の入力(図4(b)及び(c)の
正弦波形のうち破線部)において通電角度範囲を時分割
によりスイッチング制御する。図1に示す起動運転回路
14においてAコイルに流れる整流電流がに流れ出す
向きを+側とし、に流れ出す向きを−側としてAコイ
ルに印加される電圧波形を図4(c)に示す。尚、図4
において斜線部は通電角度範囲を示すものとする。
【0023】マイクロコンピュータ22は、起動運転に
おいて整流ブリッジ回路20を経てAコイルに流れる整
流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15
の負側の入力範囲で予め設定された時間分割に従って起
動運転回路14の第1〜第4トランジスタ16〜19を
スイッチング制御する。このように、Aコイルに流れる
整流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源1
5の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対
して狭めるように第1〜第4トランジスタ16〜19を
スイッチング制御して、永久磁石ロータ5を起動運転す
る。これによって、起動運転から同期運転へ切換える際
に、Aコイルに流れる整流電流が交流電源15の正側の
入力に収斂する。
おいて整流ブリッジ回路20を経てAコイルに流れる整
流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15
の負側の入力範囲で予め設定された時間分割に従って起
動運転回路14の第1〜第4トランジスタ16〜19を
スイッチング制御する。このように、Aコイルに流れる
整流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源1
5の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対
して狭めるように第1〜第4トランジスタ16〜19を
スイッチング制御して、永久磁石ロータ5を起動運転す
る。これによって、起動運転から同期運転へ切換える際
に、Aコイルに流れる整流電流が交流電源15の正側の
入力に収斂する。
【0024】そして、永久磁石ロータ5が同期回転数付
近に到達したことを光センサ12により検出すると、図
1においてマイクロコンピュータ22は第1〜第4トラ
ンジスタ16〜19を全てOFFしてから、トライアッ
クSW1,SW2をONして起動運転回路14から同期
運転回路21へ切換える。このとき、電機子コイル9に
は、Aコイル及びBコイルが直列で図1の二点矢印に
示す交流電流が流れ、該電機子コイル9の磁極の変化に
同期して永久磁石ロータ5は回転し、交流同期モータと
して回転駆動される。電機子コイル9には、Aコイル及
びBコイルが直列に連結されているため、同期運転に必
要なトルクを発生させるだけの負荷に見合った交流電流
が流れる。尚、第1〜第4トランジスタ16〜19の回
路的なショートを防止するため、第1〜第4トランジス
タ16〜19をOFFにしてからトライアックSW1,
SW2をONするようにしている。また、起動運転にお
いて、Aコイルに流れる整流電流のうち、全波整流をか
けて反転した交流電源15の負側の入力を抑制しない
と、負側の入力と正側の入力とで各々50%の確率で同
期運転に移行する動作をするため、負側の入力で同期運
転に移行した場合には脱調して再起動を繰り返すことに
なる。このような、不具合を防止するため、交流電源1
5の負側の入力を抑制している。
近に到達したことを光センサ12により検出すると、図
1においてマイクロコンピュータ22は第1〜第4トラ
ンジスタ16〜19を全てOFFしてから、トライアッ
クSW1,SW2をONして起動運転回路14から同期
運転回路21へ切換える。このとき、電機子コイル9に
は、Aコイル及びBコイルが直列で図1の二点矢印に
示す交流電流が流れ、該電機子コイル9の磁極の変化に
同期して永久磁石ロータ5は回転し、交流同期モータと
して回転駆動される。電機子コイル9には、Aコイル及
びBコイルが直列に連結されているため、同期運転に必
要なトルクを発生させるだけの負荷に見合った交流電流
が流れる。尚、第1〜第4トランジスタ16〜19の回
路的なショートを防止するため、第1〜第4トランジス
タ16〜19をOFFにしてからトライアックSW1,
SW2をONするようにしている。また、起動運転にお
いて、Aコイルに流れる整流電流のうち、全波整流をか
けて反転した交流電源15の負側の入力を抑制しない
と、負側の入力と正側の入力とで各々50%の確率で同
期運転に移行する動作をするため、負側の入力で同期運
転に移行した場合には脱調して再起動を繰り返すことに
なる。このような、不具合を防止するため、交流電源1
5の負側の入力を抑制している。
【0025】また、同期モータが負荷の変動などにより
脱調した場合には、マイクロコンピュータ22は一旦永
久磁石ロータ5の回転数が同期回転移行時より所定値ま
で落ち込んだ後起動運転に移行し、再度同期運転に移行
するよう繰り返し制御を行うようになっている。例え
ば、電源周波数が60Hzで駆動する2極同期モータの
場合、起動運転から同期運転へ移行する際の永久磁石ロ
ータ5の回転数のしきい値を3550rpmに設定し、
同期運転に入れずに脱調したときに起動運転へ移行する
際の永久磁石ロータ5の回転数のしきい値を3200r
pmに設定して繰り返し制御することにより、安定した
モータの駆動動作が実現できる。起動運転から同期運転
へ、同期運転から起動運転へ移行する際のしきい値は、
各モータの出力特性、用途、サイズなどにより最適な値
を設定すれば良い。
脱調した場合には、マイクロコンピュータ22は一旦永
久磁石ロータ5の回転数が同期回転移行時より所定値ま
で落ち込んだ後起動運転に移行し、再度同期運転に移行
するよう繰り返し制御を行うようになっている。例え
ば、電源周波数が60Hzで駆動する2極同期モータの
場合、起動運転から同期運転へ移行する際の永久磁石ロ
ータ5の回転数のしきい値を3550rpmに設定し、
同期運転に入れずに脱調したときに起動運転へ移行する
際の永久磁石ロータ5の回転数のしきい値を3200r
pmに設定して繰り返し制御することにより、安定した
モータの駆動動作が実現できる。起動運転から同期運転
へ、同期運転から起動運転へ移行する際のしきい値は、
各モータの出力特性、用途、サイズなどにより最適な値
を設定すれば良い。
【0026】また、本実施例に示す2極同期モータは、
起動運転から同期運転への移行動作をマイクロコンピュ
ータ22に制御されて行われるため、電源周波数が50
Hz、60Hz、100Hz等に変化しても細かい機械
設計を変更することなく同一の2極同期モータを用いる
ことができるので、極めて汎用性の高い同期モータを提
供することができる。
起動運転から同期運転への移行動作をマイクロコンピュ
ータ22に制御されて行われるため、電源周波数が50
Hz、60Hz、100Hz等に変化しても細かい機械
設計を変更することなく同一の2極同期モータを用いる
ことができるので、極めて汎用性の高い同期モータを提
供することができる。
【0027】また、起動運転においてAコイルに流れる
整流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源1
5の負側の入力範囲内でスイッチング制御する他の構成
について説明する。永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する光センサ12及び回転円板13(第1の
検出手段)の他に、図5に示すように、Aコイルへ通電
する通電方向及び通電範囲を各々規定するスリット25
a,25bが形成されたセンサ板25及び光センサー2
6a,26b(第3の検出手段)を備えていても良い。
スリット25aはAコイルの通電方向を決定するものと
し、光センサー26aにより検出結果に応じた出力信号
を出力する。スリット25bはAコイルに流れる整流電
流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15の負
側の通電範囲を狭めるよう規定するものとし、光センサ
ー26bにより検出結果に応じた出力信号を出力する。
整流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源1
5の負側の入力範囲内でスイッチング制御する他の構成
について説明する。永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する光センサ12及び回転円板13(第1の
検出手段)の他に、図5に示すように、Aコイルへ通電
する通電方向及び通電範囲を各々規定するスリット25
a,25bが形成されたセンサ板25及び光センサー2
6a,26b(第3の検出手段)を備えていても良い。
スリット25aはAコイルの通電方向を決定するものと
し、光センサー26aにより検出結果に応じた出力信号
を出力する。スリット25bはAコイルに流れる整流電
流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15の負
側の通電範囲を狭めるよう規定するものとし、光センサ
ー26bにより検出結果に応じた出力信号を出力する。
【0028】即ち、光センサー26a,26bの検出信
号に基づいて、マイクロコンピュータ22は、起動運転
において第1〜第4トランジスタ16〜19をON/O
FFし、このときAコイルには、例えば図4(d)に示
す整流電流が流れる。図4(d)に示すように、永久磁
石ロータ5の回転方向に対して180°のうち前後30
°だけAコイルに負側の整流電流が流れないように規制
する。この場合、Aコイルに対する通電方向及び通電範
囲をセンサ板25により規定しているので、マイクロコ
ンピュータ22により交流電源15の負側の入力に合わ
せて煩雑なスイッチング動作をする必要がなくなるた
め、制御動作を簡略化できる。
号に基づいて、マイクロコンピュータ22は、起動運転
において第1〜第4トランジスタ16〜19をON/O
FFし、このときAコイルには、例えば図4(d)に示
す整流電流が流れる。図4(d)に示すように、永久磁
石ロータ5の回転方向に対して180°のうち前後30
°だけAコイルに負側の整流電流が流れないように規制
する。この場合、Aコイルに対する通電方向及び通電範
囲をセンサ板25により規定しているので、マイクロコ
ンピュータ22により交流電源15の負側の入力に合わ
せて煩雑なスイッチング動作をする必要がなくなるた
め、制御動作を簡略化できる。
【0029】上記2極同期モータを用いれば、マイクロ
コンピュータ22は、起動運転回路14において第1〜
第4トランジスタ16〜19を制御し、整流ブリッジ回
路20を経て電機子コイル9のAコイルに流れる整流電
流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15の負
側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対して狭
めて起動運転し、光センサ12により検出された永久磁
石ロータ5の回転数が、電源周波数端数検出部25によ
り検出される電源周波数に対して同期回転数付近に到達
したとき、トライアックSW1,SW2をONして同期
運転回路21へ切換えて同期運転に移行するよう制御す
るので起動運転から同期運転への移行が確実かつスムー
ズに行える。また、起動運転回路14にブラシやコミュ
テータが不要であるため、起動運転において電流方向を
切換える際にスパークの発生を防止して信頼性、安全性
が高く、任意の電源周波数に対して同期運転可能な汎用
性の高い同期モータを提供できる。また、従来のよう
に、起動運転回路に備えたコミュテータやブラシやスイ
ッチなどの機械部品を省略できるため、スイッチング手
段の構成を簡略化して、モータの小型化を促進でき、製
造コストも低減できる。また、マイクロコンピュータ2
2は、同期モータが脱調した場合に、同期運転から一旦
起動運転へ移行した後、再度同期運転へ移行するようト
ライアックSW1、SW2を繰り返し切換え制御するこ
とにより、運転切換え動作の信頼性、安定性の高い同期
モータを提供することができる。また、起動運転回路1
4はAコイルのみを用いて直流ブラシレスモータとして
起動運転し、同期運転回路21はAコイル及びBコイル
を用いて交流同期モータとして同期運転することによ
り、消費電力効率が向上し、同期運転に必要な負荷に見
合ったトルクを得られる。また、ステータコア8は、主
コア8aに永久磁石ロータ5の回転方向と逆方向に延出
する補助コア8bが設けられており、主コア8aの透磁
率は補助コア8bより大きくなるように設計されている
場合には、起動時における永久磁石ロータ5の回転死点
を解消して回転方向性を安定化することが可能である。
また、ステータコア8は、2極3スロット型のモータに
おいて、スロットに電機子コイル9を収納する場合に比
べて巻芯エリアを広く確保して占積率を高められるの
で、電機子コイル9の巻数を増やして、モータの出力効
率を高めることができる。
コンピュータ22は、起動運転回路14において第1〜
第4トランジスタ16〜19を制御し、整流ブリッジ回
路20を経て電機子コイル9のAコイルに流れる整流電
流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源15の負
側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対して狭
めて起動運転し、光センサ12により検出された永久磁
石ロータ5の回転数が、電源周波数端数検出部25によ
り検出される電源周波数に対して同期回転数付近に到達
したとき、トライアックSW1,SW2をONして同期
運転回路21へ切換えて同期運転に移行するよう制御す
るので起動運転から同期運転への移行が確実かつスムー
ズに行える。また、起動運転回路14にブラシやコミュ
テータが不要であるため、起動運転において電流方向を
切換える際にスパークの発生を防止して信頼性、安全性
が高く、任意の電源周波数に対して同期運転可能な汎用
性の高い同期モータを提供できる。また、従来のよう
に、起動運転回路に備えたコミュテータやブラシやスイ
ッチなどの機械部品を省略できるため、スイッチング手
段の構成を簡略化して、モータの小型化を促進でき、製
造コストも低減できる。また、マイクロコンピュータ2
2は、同期モータが脱調した場合に、同期運転から一旦
起動運転へ移行した後、再度同期運転へ移行するようト
ライアックSW1、SW2を繰り返し切換え制御するこ
とにより、運転切換え動作の信頼性、安定性の高い同期
モータを提供することができる。また、起動運転回路1
4はAコイルのみを用いて直流ブラシレスモータとして
起動運転し、同期運転回路21はAコイル及びBコイル
を用いて交流同期モータとして同期運転することによ
り、消費電力効率が向上し、同期運転に必要な負荷に見
合ったトルクを得られる。また、ステータコア8は、主
コア8aに永久磁石ロータ5の回転方向と逆方向に延出
する補助コア8bが設けられており、主コア8aの透磁
率は補助コア8bより大きくなるように設計されている
場合には、起動時における永久磁石ロータ5の回転死点
を解消して回転方向性を安定化することが可能である。
また、ステータコア8は、2極3スロット型のモータに
おいて、スロットに電機子コイル9を収納する場合に比
べて巻芯エリアを広く確保して占積率を高められるの
で、電機子コイル9の巻数を増やして、モータの出力効
率を高めることができる。
【0030】また、2極同期モータに限定されるが、図
6(a)に示すように、永久磁石ロータ5は、出力軸4
の一端がロータヨーク5aに連繋しており、ロータヨー
ク5aにロータヨーク受け部材38が連繋している。ま
た、ステータ10は、ステータコア8がステータ固定部
材39に固定されており、該ステータ固定部材39は下
ハウジング3に嵌め込まれている。永久磁石ロータ5
は、上ハウジング2に設けられたベアリング軸受6及び
ロータヨーク受け部材38と下ハウジング3との間に設
けたベアリング軸受7を介して回動可能になっている。
図6(b)に示すように、ステータコア8に装着され、
永久磁石ロータ5の回転中心と直交する方向に伸びる巻
芯11a及び該巻芯11aの両端にフランジ11bを有
するボビン11に、Aコイル及びBコイルが連続して巻
回されている。よって、ステータコア8に出力軸4が挿
通するための無駄な空間が生じないので、巻芯エリアを
拡大して占積率を更に高め、モータの出力効率を高める
ことができる。
6(a)に示すように、永久磁石ロータ5は、出力軸4
の一端がロータヨーク5aに連繋しており、ロータヨー
ク5aにロータヨーク受け部材38が連繋している。ま
た、ステータ10は、ステータコア8がステータ固定部
材39に固定されており、該ステータ固定部材39は下
ハウジング3に嵌め込まれている。永久磁石ロータ5
は、上ハウジング2に設けられたベアリング軸受6及び
ロータヨーク受け部材38と下ハウジング3との間に設
けたベアリング軸受7を介して回動可能になっている。
図6(b)に示すように、ステータコア8に装着され、
永久磁石ロータ5の回転中心と直交する方向に伸びる巻
芯11a及び該巻芯11aの両端にフランジ11bを有
するボビン11に、Aコイル及びBコイルが連続して巻
回されている。よって、ステータコア8に出力軸4が挿
通するための無駄な空間が生じないので、巻芯エリアを
拡大して占積率を更に高め、モータの出力効率を高める
ことができる。
【0031】本発明に係る同期モータは、2極同期モー
タに限らず図7及び図8に示すように4極同期モータに
ついても適用可能である。尚、前述した2極同期モータ
と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものと
する。図7において、永久磁石ロータ27はロータヨー
ク27aの内壁にN極,S極が交互に90°ずつ合計4
極に着磁されたリング状のマグネット27bが保持され
ている。
タに限らず図7及び図8に示すように4極同期モータに
ついても適用可能である。尚、前述した2極同期モータ
と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものと
する。図7において、永久磁石ロータ27はロータヨー
ク27aの内壁にN極,S極が交互に90°ずつ合計4
極に着磁されたリング状のマグネット27bが保持され
ている。
【0032】また、図8において、4極同期モータのス
テータコア28は十字状の主コア(積層コア)28aの
各端部に永久磁石ロータ27の回転方向と逆方向に延出
する補助コア28bが設けられており、起動時における
トルクの死点を解消している。また、ステータコア28
はボビン29と一体に嵌め込まれ、該ボビン29の周囲
には主コア28aの一方の長手方向に電機子コイル9が
AコイルとBコイルを4極構造になるように出力軸4を
中心に両側のボビン29に互いに反対向きに巻き付けら
れている。
テータコア28は十字状の主コア(積層コア)28aの
各端部に永久磁石ロータ27の回転方向と逆方向に延出
する補助コア28bが設けられており、起動時における
トルクの死点を解消している。また、ステータコア28
はボビン29と一体に嵌め込まれ、該ボビン29の周囲
には主コア28aの一方の長手方向に電機子コイル9が
AコイルとBコイルを4極構造になるように出力軸4を
中心に両側のボビン29に互いに反対向きに巻き付けら
れている。
【0033】また、図9に示すように、回転円板30に
は、マグネット27bの磁極位置に応じて遮光部30a
と透光する透光部30bとが90°ずつ交互に形成され
ている。回転円板30は、永久磁石ロータ27と一体に
取り付けられており、これらは出力軸4を中心に一体と
なって回転する。光センサ12は回転円板30により永
久磁石ロータ5の回転数及び磁極位置を検出する。4極
同期モータは、永久磁石ロータ5が90°回転する毎に
電機子コイル9に形成される磁極が変化するため、起動
運転する際に電機子コイル9に流れる電流の向きを永久
磁石ロータ27が90°回転する毎にスイッチング制御
により切り換える必要がある。
は、マグネット27bの磁極位置に応じて遮光部30a
と透光する透光部30bとが90°ずつ交互に形成され
ている。回転円板30は、永久磁石ロータ27と一体に
取り付けられており、これらは出力軸4を中心に一体と
なって回転する。光センサ12は回転円板30により永
久磁石ロータ5の回転数及び磁極位置を検出する。4極
同期モータは、永久磁石ロータ5が90°回転する毎に
電機子コイル9に形成される磁極が変化するため、起動
運転する際に電機子コイル9に流れる電流の向きを永久
磁石ロータ27が90°回転する毎にスイッチング制御
により切り換える必要がある。
【0034】また、上述した2極同期モータ及び4極同
期モータは、アウターロータ方式について説明したが、
これに限定されるものではなく、インナーロータ方式で
あっても良い。例えば8極同期モータについて図10
(a)(b)を参照して説明する。図10(a)は永久
磁石ロータの軸断面説明図、図10(b)は永久磁石ロ
ータを取り外したステータの一部断面説明図である。
期モータは、アウターロータ方式について説明したが、
これに限定されるものではなく、インナーロータ方式で
あっても良い。例えば8極同期モータについて図10
(a)(b)を参照して説明する。図10(a)は永久
磁石ロータの軸断面説明図、図10(b)は永久磁石ロ
ータを取り外したステータの一部断面説明図である。
【0035】図10(b)において、31,32は固定
子及び回転子を収容するステータヨークでありハウジン
グを兼用して2分割可能に形成されている。ステータヨ
ーク31,32内には出力軸33を中心に永久磁石ロー
タ34が回転可能に内蔵されている。出力軸33はステ
ータヨーク31,32において、図示しないベアリング
軸受により回転可能に支持されている。
子及び回転子を収容するステータヨークでありハウジン
グを兼用して2分割可能に形成されている。ステータヨ
ーク31,32内には出力軸33を中心に永久磁石ロー
タ34が回転可能に内蔵されている。出力軸33はステ
ータヨーク31,32において、図示しないベアリング
軸受により回転可能に支持されている。
【0036】また、図10(a)において、永久磁石ロ
ータ34は、出力軸33に嵌め込まれたマグネット固定
部材35aの周囲にN極及びS極にほぼ45°ずつ着磁
されたリング状のマグネット35bが保持されている。
この永久磁石ロータ34は電機子コイルに通電して形成
される磁極との反発により出力軸33を中心に起動回転
するようになっている。永久磁石ロータ34の外側に
は、ステータヨーク31,32内にボビン36が嵌め込
まれており、該ボビン36にはAコイル及びBコイルの
2つのコイルセグメントに分割された電機子コイル37
が巻き付けられている。
ータ34は、出力軸33に嵌め込まれたマグネット固定
部材35aの周囲にN極及びS極にほぼ45°ずつ着磁
されたリング状のマグネット35bが保持されている。
この永久磁石ロータ34は電機子コイルに通電して形成
される磁極との反発により出力軸33を中心に起動回転
するようになっている。永久磁石ロータ34の外側に
は、ステータヨーク31,32内にボビン36が嵌め込
まれており、該ボビン36にはAコイル及びBコイルの
2つのコイルセグメントに分割された電機子コイル37
が巻き付けられている。
【0037】また、図10(b)に示すように、ステー
タヨーク31,32の周縁部には、周方向に8か所に主
コア31a,32aが軸方向に交互に折り曲げ形成され
ている。この主コア31a,32aには永久磁石ロータ
34の回転方向と逆方向に延出する補助コア31b,3
2bが各々形成されており、起動時におけるトルクの死
点を解消している。また、ステータヨーク31,32内
には永久磁石ロータ34の回転数及び磁極位置を検出す
る第1の検出手段として光センサ(図示せず)が装備さ
れている。光センサは出力軸33に一体に取り付けられ
た回転円板(図示せず)により永久磁石ロータ34の回
転数を検出し、図示しないマイクロコンピュータは電機
子コイル37のうちAコイルに流れる整流電流の向きや
電流量をスイッチング制御により制御する。
タヨーク31,32の周縁部には、周方向に8か所に主
コア31a,32aが軸方向に交互に折り曲げ形成され
ている。この主コア31a,32aには永久磁石ロータ
34の回転方向と逆方向に延出する補助コア31b,3
2bが各々形成されており、起動時におけるトルクの死
点を解消している。また、ステータヨーク31,32内
には永久磁石ロータ34の回転数及び磁極位置を検出す
る第1の検出手段として光センサ(図示せず)が装備さ
れている。光センサは出力軸33に一体に取り付けられ
た回転円板(図示せず)により永久磁石ロータ34の回
転数を検出し、図示しないマイクロコンピュータは電機
子コイル37のうちAコイルに流れる整流電流の向きや
電流量をスイッチング制御により制御する。
【0038】また、永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する第1の検出手段の他例について、図11
及び図12を参照して説明する。センサー板40は、円
板形状をしており、Aコイルへの通電方向及び通電範囲
を各々規定するため、周縁部に遮光部40aとスリット
40bとが磁極間を奇数分割して交互に形成されてい
る。センサー板40は光センサー12の検出位置におい
てN極位置又はS極位置に対応して停止する。
位置を検出する第1の検出手段の他例について、図11
及び図12を参照して説明する。センサー板40は、円
板形状をしており、Aコイルへの通電方向及び通電範囲
を各々規定するため、周縁部に遮光部40aとスリット
40bとが磁極間を奇数分割して交互に形成されてい
る。センサー板40は光センサー12の検出位置におい
てN極位置又はS極位置に対応して停止する。
【0039】センサー板40のスリット40bは、2極
の場合永久磁石ロータ5が180°対向して着磁されて
いるので、180°を奇数分割(図11では13分割)
することより、光センサー12の検出位置において必ず
スリット40bと遮光部40aとが対向配置するように
形成されている。よって、永久磁石ロータ5がN極側で
停止しているのか、S極側で停止しているのかを確実に
判定できるようになっている(図11参照)。また、4
極の場合、永久磁石ロータ5が90°毎にN極、S極に
着磁されているので、90°を奇数分割(図12では1
3分割)することより、光センサー12の検出位置にお
いて必ずスリット40bと遮光部40aとが交互に配置
するように形成されている。よって、永久磁石ロータ5
がN極側で停止しているのか、S極側で停止しているの
かを確実に判定できるようになっている(図12参
照)。
の場合永久磁石ロータ5が180°対向して着磁されて
いるので、180°を奇数分割(図11では13分割)
することより、光センサー12の検出位置において必ず
スリット40bと遮光部40aとが対向配置するように
形成されている。よって、永久磁石ロータ5がN極側で
停止しているのか、S極側で停止しているのかを確実に
判定できるようになっている(図11参照)。また、4
極の場合、永久磁石ロータ5が90°毎にN極、S極に
着磁されているので、90°を奇数分割(図12では1
3分割)することより、光センサー12の検出位置にお
いて必ずスリット40bと遮光部40aとが交互に配置
するように形成されている。よって、永久磁石ロータ5
がN極側で停止しているのか、S極側で停止しているの
かを確実に判定できるようになっている(図12参
照)。
【0040】光センサー12は、例えば図11におい
て、N極の位置で停止している場合(センサーON)に
は、永久磁石ロータ5の回転方向が順方向となるよう
に、マイクロコンピュータ22はAコイルに図1の矢印
に示す方向に整流電流を流して、起動回転させる。ま
た、S極の位置で停止している場合(センサーOFF)
には、永久磁石ロータ5の回転方向が順方向となるよう
に、マイクロコンピュータ22はAコイルに図1の矢印
に示す方向に整流電流を流して、起動回転させる。ま
た、Aコイルへの通電方向の切換えは、センサー板40
のスリット40bを光センサー12によりカウントして
行われ、永久磁石ロータ5の回転角度が0°〜180°
では第1,第2トランジスタ16,17のみを同時にO
Nさせ、180°〜360°では第3,第4トランジス
タ18,19のみを同時にONさせて切換え制御する。
また、Aコイルへの通電範囲は、全波整流をかけて反転
した交流電源15の負側の入力を抑制するように、マイ
クロコンピュータ22は負側の入力範囲において、N極
側又はS極側に対応するセンサー板40の一部のスリッ
ト40bの数だけ光センサー12によりカウントして第
1〜第4トランジスタ16〜19をON/OFFさせて
通電抑制制御する。このように、単一のセンサ板40と
光センサー12の組み合わせで、永久磁石ロータ5の回
転数、回転角度、磁極位置、Aコイルへの通電方向及び
通電範囲などの種々の情報を検出して制御動作が行える
ので、部品点数が少なく、モータの構成を簡略化して小
型化できる。
て、N極の位置で停止している場合(センサーON)に
は、永久磁石ロータ5の回転方向が順方向となるよう
に、マイクロコンピュータ22はAコイルに図1の矢印
に示す方向に整流電流を流して、起動回転させる。ま
た、S極の位置で停止している場合(センサーOFF)
には、永久磁石ロータ5の回転方向が順方向となるよう
に、マイクロコンピュータ22はAコイルに図1の矢印
に示す方向に整流電流を流して、起動回転させる。ま
た、Aコイルへの通電方向の切換えは、センサー板40
のスリット40bを光センサー12によりカウントして
行われ、永久磁石ロータ5の回転角度が0°〜180°
では第1,第2トランジスタ16,17のみを同時にO
Nさせ、180°〜360°では第3,第4トランジス
タ18,19のみを同時にONさせて切換え制御する。
また、Aコイルへの通電範囲は、全波整流をかけて反転
した交流電源15の負側の入力を抑制するように、マイ
クロコンピュータ22は負側の入力範囲において、N極
側又はS極側に対応するセンサー板40の一部のスリッ
ト40bの数だけ光センサー12によりカウントして第
1〜第4トランジスタ16〜19をON/OFFさせて
通電抑制制御する。このように、単一のセンサ板40と
光センサー12の組み合わせで、永久磁石ロータ5の回
転数、回転角度、磁極位置、Aコイルへの通電方向及び
通電範囲などの種々の情報を検出して制御動作が行える
ので、部品点数が少なく、モータの構成を簡略化して小
型化できる。
【0041】上記センサー板40は、2極、4極同期モ
ータの場合について説明したが、スリットと遮光部とが
磁極間で奇数分割されて形成されていれば、これらに限
定されるものではない。一般に、センサー板の分割角度
=(360°/極数)/奇数により設計されていれば、
6極以上のモータに対しても適用可能である。尚、電機
子コイル9に流れる整流電流を規制する反転波形側の通
電範囲は、マイクロコンピュータ22により任意に設定
することが可能である。また、本方式は、光センサーに
限定されるものではなく、例えば多極着磁された円筒マ
グネットを用い、ホール素子にて検出する方式でも良
い。
ータの場合について説明したが、スリットと遮光部とが
磁極間で奇数分割されて形成されていれば、これらに限
定されるものではない。一般に、センサー板の分割角度
=(360°/極数)/奇数により設計されていれば、
6極以上のモータに対しても適用可能である。尚、電機
子コイル9に流れる整流電流を規制する反転波形側の通
電範囲は、マイクロコンピュータ22により任意に設定
することが可能である。また、本方式は、光センサーに
限定されるものではなく、例えば多極着磁された円筒マ
グネットを用い、ホール素子にて検出する方式でも良
い。
【0042】本発明に係る同期モータは、モータを駆動
制御するマイクロコンピュータ22を一体に装備してい
る場合であっても、或いは同期モータが用いられる電機
機器の装置本体に内蔵した制御回路の一部(交流電源、
起動運転回路、同期運転回路などを含む)を用いてモー
タを駆動制御するタイプのいずれであっても良い。ま
た、一般にインダクター方式とよばれる同期モータや平
盤状のマグネットとコイルを円板上で対向させた平面対
向方式の同期モータなどにも本発明を広く適用できる。
また、本発明に係る同期モータには、従来一般的に使わ
れている誘導型モータのように、過負荷時の安全を保証
するために、動作中に常に通電する回路部分に温度ヒュ
ーズやバイメタル式の高温検出スイッチを組み込むこと
もできる。また、電機子コイル9は、Aコイル及びBコ
イルに分割したものに限らず、消費電力効率を無視すれ
ば単一のコイルを用いても良い等、発明の精神を逸脱し
ない範囲で多くの改変をなし得る。
制御するマイクロコンピュータ22を一体に装備してい
る場合であっても、或いは同期モータが用いられる電機
機器の装置本体に内蔵した制御回路の一部(交流電源、
起動運転回路、同期運転回路などを含む)を用いてモー
タを駆動制御するタイプのいずれであっても良い。ま
た、一般にインダクター方式とよばれる同期モータや平
盤状のマグネットとコイルを円板上で対向させた平面対
向方式の同期モータなどにも本発明を広く適用できる。
また、本発明に係る同期モータには、従来一般的に使わ
れている誘導型モータのように、過負荷時の安全を保証
するために、動作中に常に通電する回路部分に温度ヒュ
ーズやバイメタル式の高温検出スイッチを組み込むこと
もできる。また、電機子コイル9は、Aコイル及びBコ
イルに分割したものに限らず、消費電力効率を無視すれ
ば単一のコイルを用いても良い等、発明の精神を逸脱し
ない範囲で多くの改変をなし得る。
【0043】本発明の同期モータを用いると、制御手段
は、起動運転回路においてスイッチング手段を制御し、
整流ブリッジ回路を経て電機子コイルのAコイルに流れ
る整流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源
の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対し
て狭めて起動運転し、第1の検出手段により検出された
永久磁石ロータの回転数が、第2の検出手段により検出
される電源周波数に対して同期回転数付近に到達したと
き、運転切換えスイッチを起動運転回路から同期運転回
路へ切換えて同期運転に移行するよう制御するので起動
運転から同期運転への移行が確実かつスムーズに行え
る。また、起動運転回路にブラシやコミュテータが不要
であるため、起動運転において電流方向を切換える際に
スパークの発生を防止して信頼性、安全性が高く、任意
の電源周波数に対して同期運転可能な汎用性の高い同期
モータを提供できる。また、従来のように、起動運転回
路に備えたコミュテータやブラシやスイッチなどの機械
部品を省略できるため、スイッチング手段の構成を簡略
化して、モータの小型化を促進でき、製造コストも低減
できる。また、制御手段は、同期モータが脱調した場合
に、同期運転から一旦起動運転へ移行した後、再度同期
運転へ移行するよう運転切換えスイッチを繰り返し切換
え制御することにより、運転切換え動作の信頼性、安定
性の高い同期モータを提供することができる。また、制
御手段は、起動運転より同期運転へ移行する際に、起動
運転回路に整流電流を流すためのスイッチング手段をO
FFしてから、運転切換えスイッチを同期運転回路へ切
換えて同期運転に移行するよう制御すると、起動運転回
路のショートを防止して同期運転に移行することができ
る。また、起動運転回路はAコイルのみを用いて直流ブ
ラシレスモータとして起動運転し、同期運転回路はAコ
イル及びBコイルを用いて交流同期モータとして同期運
転することにより、消費電力効率が向上し、同期運転に
必要な負荷に見合ったトルクを得られる。また、ステー
タコアは、主コアに永久磁石ロータの回転方向と逆方向
に延出する補助コアが設けられており、主コアの透磁率
は補助コアより大きくなるように設計されている場合に
は、起動時における永久磁石ロータの回転死点を解消し
て回転方向性を安定化することが可能である。また、ス
テータは、ステータコアに装着され、永久磁石ロータの
回転中心と直交する方向に伸びる巻芯及び該巻芯の両端
にフランジを有するボビンに、電機子コイルが連続して
巻回されている場合には、ステータコアを挿通する出力
軸による無駄な空間が生じないので、巻芯エリアを拡大
して占積率を高め、モータの出力効率を高めることがで
きる。また、同期モータは、電源周波数が50Hz、6
0Hz、100Hz等に変化しても細かい機械設計を変
更することなく同一の同期モータを用いることができる
ので、極めて汎用性の高い同期モータを提供することが
できる。
は、起動運転回路においてスイッチング手段を制御し、
整流ブリッジ回路を経て電機子コイルのAコイルに流れ
る整流電流のうち、全波整流をかけて反転した交流電源
の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を正側に対し
て狭めて起動運転し、第1の検出手段により検出された
永久磁石ロータの回転数が、第2の検出手段により検出
される電源周波数に対して同期回転数付近に到達したと
き、運転切換えスイッチを起動運転回路から同期運転回
路へ切換えて同期運転に移行するよう制御するので起動
運転から同期運転への移行が確実かつスムーズに行え
る。また、起動運転回路にブラシやコミュテータが不要
であるため、起動運転において電流方向を切換える際に
スパークの発生を防止して信頼性、安全性が高く、任意
の電源周波数に対して同期運転可能な汎用性の高い同期
モータを提供できる。また、従来のように、起動運転回
路に備えたコミュテータやブラシやスイッチなどの機械
部品を省略できるため、スイッチング手段の構成を簡略
化して、モータの小型化を促進でき、製造コストも低減
できる。また、制御手段は、同期モータが脱調した場合
に、同期運転から一旦起動運転へ移行した後、再度同期
運転へ移行するよう運転切換えスイッチを繰り返し切換
え制御することにより、運転切換え動作の信頼性、安定
性の高い同期モータを提供することができる。また、制
御手段は、起動運転より同期運転へ移行する際に、起動
運転回路に整流電流を流すためのスイッチング手段をO
FFしてから、運転切換えスイッチを同期運転回路へ切
換えて同期運転に移行するよう制御すると、起動運転回
路のショートを防止して同期運転に移行することができ
る。また、起動運転回路はAコイルのみを用いて直流ブ
ラシレスモータとして起動運転し、同期運転回路はAコ
イル及びBコイルを用いて交流同期モータとして同期運
転することにより、消費電力効率が向上し、同期運転に
必要な負荷に見合ったトルクを得られる。また、ステー
タコアは、主コアに永久磁石ロータの回転方向と逆方向
に延出する補助コアが設けられており、主コアの透磁率
は補助コアより大きくなるように設計されている場合に
は、起動時における永久磁石ロータの回転死点を解消し
て回転方向性を安定化することが可能である。また、ス
テータは、ステータコアに装着され、永久磁石ロータの
回転中心と直交する方向に伸びる巻芯及び該巻芯の両端
にフランジを有するボビンに、電機子コイルが連続して
巻回されている場合には、ステータコアを挿通する出力
軸による無駄な空間が生じないので、巻芯エリアを拡大
して占積率を高め、モータの出力効率を高めることがで
きる。また、同期モータは、電源周波数が50Hz、6
0Hz、100Hz等に変化しても細かい機械設計を変
更することなく同一の同期モータを用いることができる
ので、極めて汎用性の高い同期モータを提供することが
できる。
【図1】2極同期モータの起動運転回路及び同期運転回
路の説明図である。
路の説明図である。
【図2】2極同期モータのハウジング内に装備された永
久磁石ロータの外観図及び2極同期モータの上視図であ
る。
久磁石ロータの外観図及び2極同期モータの上視図であ
る。
【図3】2極同期モータ正断面説明図、上ハウジングの
内視図、底面図及びステータコイルの上視図である。
内視図、底面図及びステータコイルの上視図である。
【図4】電源交流波形、整流波形、時分割制御による電
機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロータの回
転角度との関係を示すグラフ図及び回転角度制御による
電機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロータの
回転角度との関係を示すグラフ図である。
機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロータの回
転角度との関係を示すグラフ図及び回転角度制御による
電機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロータの
回転角度との関係を示すグラフ図である。
【図5】回転角度制御における光センサとセンサ板の構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図6】他例に係る2極同期モータ正断面説明図及びス
テータコイルの上視図である。
テータコイルの上視図である。
【図7】4極同期モータの一部破断説明図である。
【図8】4極同期モータの軸断面説明図である。
【図9】4極同期モータの光センサに装備される回転円
板の説明図である。
板の説明図である。
【図10】8極同期モータの永久磁石ロータの軸断面説
明図及び永久磁石ロータを取り外したステータの一部断
面説明図である。
明図及び永久磁石ロータを取り外したステータの一部断
面説明図である。
【図11】他例にかかる2極同期モータ用の光センサと
センサ板の構成を示す説明図である。
センサ板の構成を示す説明図である。
【図12】他例にかかる4極同期モータ用の光センサと
センサ板の構成を示す説明図である。
センサ板の構成を示す説明図である。
【図13】従来の2極同期モータの構成に示す回路図で
ある。
ある。
【図14】従来の2極同期モータの起動運転回路に備え
たブラシの配置構造を示す説明図である。
たブラシの配置構造を示す説明図である。
1 ハンジング本体 2 上ハウジング 3 下ハウジング 3a 配線用穴 4,33 出力軸 5,27,34 永久磁石ロータ 5a,27a ロータヨーク 5b,27b,35b マグネット 6,7 ベアリング軸受 8,28 ステータコア 8a,28a,31a,32a 主コア 8b,28b,31b,32b 補助コア 9,37 電機子コイル 10 ステータ 11,29,36 ボビン 12,26a,26b 光センサ 12a 光検出素子 13,30 回転円板 13a,30a,40a 遮光部 13b,30b 透光部 14 起動運転回路 15 交流電源 16 第1トランジスタ 17 第2トランジスタ 18 第3トランジスタ 19 第4トランジスタ 20 整流ブリッジ回路 21 同期運転回路 22 マイクロコンピュータ 23 低電圧電源 24 電源周波数検出部 25,40 センサ板 25a,25b,40b スリット 31,32 ステータヨーク 35a マグネット固定部材 38 ロータヨーク受け部材 39 ステータ固定部材
Claims (8)
- 【請求項1】 ハウジング内に出力軸を中心に回転可能
に設けられた永久磁石ロータと、ステータコアの周囲に
電機子コイルが巻回されたステータとを有する同期モー
タにおいて、 直列に接続されたAコイル、Bコイルを有する2つのコ
イルセグメントからなる前記電機子コイルと、 前記永久磁石ロータの回転数及び磁極位置を検出する第
1の検出手段と、 交流電源の周波数を検出する第2の検出手段と、 前記交流電源より供給される交流電流を整流ブリッジ回
路により整流し、スイッチング手段により、前記永久磁
石ロータの回転角度に応じて整流電流の向きを切換えて
前記電機子コイルのうちのAコイルに流すことにより前
記永久磁石ロータを直流ブラシレスモータとして起動運
転する起動運転回路と、 前記交流電源と前記AコイルとBコイルとが直列に接続
され、前記永久磁石ロータを交流同期モータとして同期
運転する同期運転回路と、 前記交流電源と前記電機子コイルとの間に設けられ、前
記同期運転回路を断続する運転切換えスイッチと、起動運転において、前記運転切換えスイッチをOFFし
て前記同期運転回路を遮断すると共に、前記スイッチン
グ手段を制御し、前記整流ブリッジ回路を経て前記Aコ
イルに流れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転し
た交流電源の負側の入力を抑制して該負側の通電範囲を
正側に対して狭めるように 起動運転し、前記第1の検出
手段により検出された前記永久磁石ロータの回転数が、
前記第2の検出手段により検出される電源周波数に対し
て同期回転数付近に到達したとき、前記スイッチング手
段をOFFし、前記運転切換えスイッチをONすること
により前記Aコイルを使用する起動運転回路から前記A
コイル及びBコイルを使用する同期運転回路へ切換えて
同期運転に移行させる制御手段とを備えたことを特徴と
する同期モータ。 - 【請求項2】 前記制御手段は、起動運転において、前
記スイッチング手段を時分割制御し、前記Aコイルに流
れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転した前記交
流電源の負側への通電範囲を抑制することを特徴とする
請求項1記載の同期モータ。 - 【請求項3】 前記電機子コイルへの通電方向を規定す
るためのスリットが周方向に形成されたセンサー板と、
該スリットを検出可能な光センサーとを有する第3の検
出手段を備えており、前記制御手段は、起動運転におい
て、前記スイッチング手段を制御し、前記光センサーの
出力信号により前記電機子コイルのうちのAコイルへの
通電方向を切換え制御することを特徴とする請求項1又
は2記載の同期モータ。 - 【請求項4】 前記第3の検出手段は、前記Aコイルに
流れる整流電流のうち、全波整流をかけて反転した前記
交流電源の負側への通電範囲を狭めるよう規定するスリ
ットが周方向に形成された前記センサー板と、該スリッ
トを検出可能な光センサーとを備えており、前記制御手
段は、起動運転において、前記スイッチング手段を制御
し、前記光センサーの出力信号により所定回転角度範囲
だけ全波整流をかけて反転した前記交流電源の負側へ通
電しないようにすることを特徴とする請求項3記載の同
期モータ。 - 【請求項5】 前記第1の検出手段は、周縁部にスリッ
ト及び遮光部が前記永久磁石ロータの磁極間を奇数分割
するよう交互に形成されたセンサー板と、前記スリット
及び遮光部を検出可能な光センサーを備えており、前記
制御手段は、前記スイッチング手段を制御し、起動運転
時、前記光センサーの出力信号により前記永久磁石ロー
タの停止極を検出して該永久磁石ロータが常に順方向に
回転するように前記Aコイルへ通電し、前記永久磁石ロ
ータの回転角度及び磁極位置を検出しながら該Aコイル
への通電方向を切換えると共に、所定回転角度範囲だけ
全波整流をかけて反転した前記交流電源の負側へ通電し
ないようにすることを特徴とする請求項1記載の同期モ
ータ。 - 【請求項6】 前記制御手段は、同期モータが脱調した
場合に、同期運転から一旦起動運転へ移行した後、再度
同期運転へ移行するよう前記運転切換えスイッチを繰り
返し切換え制御することを特徴とする請求項1、2,
3、4又は請求項5記載の同期モータ。 - 【請求項7】 前記ステータコアは、主コアに前記永久
磁石ロータの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設
けられており、前記主コアの透磁率は前記補 助コアより
大きくなるように設計されていることを特徴とする請求
項1、2、3、4、5又は請求項6記載の同期モータ。 - 【請求項8】 前記ステータは、前記ステータコアに装
着され、前記永久磁石ロータの回転中心と直交する方向
に伸びる巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有するボビ
ンに、前記電機子コイルが連続して巻回されていること
を特徴とする請求項1、2,3、4、5、6又は請求項
7記載の同期モータ。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
| JP10271829A JP3050851B2 (ja) | 1998-07-06 | 1998-09-25 | 同期モータ |
| KR1020017003582A KR100559178B1 (ko) | 1998-09-25 | 1999-05-14 | 동기 모터 |
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| EP99919610A EP1130757A4 (en) | 1998-09-25 | 1999-05-14 | SYNCHRONOUS MOTOR |
| TW088108028A TWI221057B (en) | 1998-09-25 | 1999-05-18 | Synchronous motor |
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|---|---|---|---|
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| JP19047698 | 1998-07-06 | ||
| JP10271829A JP3050851B2 (ja) | 1998-07-06 | 1998-09-25 | 同期モータ |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3050851B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-09-25 JP JP10271829A patent/JP3050851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008050575A1 (fr) | 2006-10-26 | 2008-05-02 | Yugen Kaisha K. R & D | Moteur synchrone ca monophasé |
| US7948193B2 (en) | 2006-10-26 | 2011-05-24 | Yugen Kaisha K. R & D | Single phase AC synchronous motor |
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