JP3055348B2 - 2サイクルエンジンの吸気構造 - Google Patents
2サイクルエンジンの吸気構造Info
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- JP3055348B2 JP3055348B2 JP5052466A JP5246693A JP3055348B2 JP 3055348 B2 JP3055348 B2 JP 3055348B2 JP 5052466 A JP5052466 A JP 5052466A JP 5246693 A JP5246693 A JP 5246693A JP 3055348 B2 JP3055348 B2 JP 3055348B2
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- reed
- crankcase
- valve seat
- reed valve
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Check Valves (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードバルブ装置を備え
た2サイクルエンジンの吸気構造に関する。
た2サイクルエンジンの吸気構造に関する。
【従来の技術】2サイクルエンジンでは、クランクケー
スに混合気が吸入され、その流通・遮断を制御するため
に数種類のバルブ装置が考案されている。
スに混合気が吸入され、その流通・遮断を制御するため
に数種類のバルブ装置が考案されている。
【0002】上記バルブ装置は、例えばリードバルブ方
式、ピストンバルブ方式、ピストンリードバルブ方式、
そしてロータリーディスクバルブ方式が一般的である
が、特にリードバルブ方式は構造が簡単なうえ、低速時
のアクセルレスポンスもよく、さらにトルクのあるエン
ジンになるので、扱い易さを重視する自動二輪車に多く
採用されている。
式、ピストンバルブ方式、ピストンリードバルブ方式、
そしてロータリーディスクバルブ方式が一般的である
が、特にリードバルブ方式は構造が簡単なうえ、低速時
のアクセルレスポンスもよく、さらにトルクのあるエン
ジンになるので、扱い易さを重視する自動二輪車に多く
採用されている。
【0003】リードバルブ方式を採用するリードバルブ
装置のリードバルブとは、薄くて弾性のある金属性の板
状のもので、その一端を固定したものを吸気通路内に設
けた一方通行方式の逆止弁であり、リードバルブ装置を
備えた2サイクルエンジンの一般的な例を図5および図
6に示す。
装置のリードバルブとは、薄くて弾性のある金属性の板
状のもので、その一端を固定したものを吸気通路内に設
けた一方通行方式の逆止弁であり、リードバルブ装置を
備えた2サイクルエンジンの一般的な例を図5および図
6に示す。
【0004】リードバルブ装置を備えるエンジン1は、
クランクケース2の一部にバルブ室3が形成され、この
バルブ室3の外端に吸気通路4を介してエンジン吸気系
であるキャブレータ5が接続される。つまり、混合気は
バルブ室3を通ってクランクケース2内に吸入され、こ
のバルブ室3内にリードバルブ装置6が設けられる。
クランクケース2の一部にバルブ室3が形成され、この
バルブ室3の外端に吸気通路4を介してエンジン吸気系
であるキャブレータ5が接続される。つまり、混合気は
バルブ室3を通ってクランクケース2内に吸入され、こ
のバルブ室3内にリードバルブ装置6が設けられる。
【0005】リードバルブ装置6は、基端部7が開放さ
れ、弁口8が開設された上下面が先端に向かって収縮す
る楔形のバルブシート9を基部として、このバルブシー
ト9の上下面の弁口8に薄くて弾性のある金属性の板状
のリードバルブ10が設けられたもので、このリードバ
ルブ10は、先端部を自由端とし、後端部がバルブシー
ト9に固定される。
れ、弁口8が開設された上下面が先端に向かって収縮す
る楔形のバルブシート9を基部として、このバルブシー
ト9の上下面の弁口8に薄くて弾性のある金属性の板状
のリードバルブ10が設けられたもので、このリードバ
ルブ10は、先端部を自由端とし、後端部がバルブシー
ト9に固定される。
【0006】そして、このリードバルブ装置6が、その
先端部をクランクケース2内に向けて、基端部7のフラ
ンジ11によって上記バルブ室3の入口を塞ぐように取
付けられる。
先端部をクランクケース2内に向けて、基端部7のフラ
ンジ11によって上記バルブ室3の入口を塞ぐように取
付けられる。
【0007】エンジン1の、シリンダ12内のピストン
13の上昇による圧縮工程におけるクランクケース2内
の負圧により、混合気は吸気通路4からバルブシート9
内を通ってリードバルブ10を押し開けて吸入される一
方、ピストン13が下降してクランクケース2内が正圧
に戻ると、リードバルブ10が直ちに弁口8を閉じ、混
合気の逆流を阻止する。この様に、リードバルブ装置6
は一種の逆止弁の機能をもって吸気通路4を開閉制御す
る。
13の上昇による圧縮工程におけるクランクケース2内
の負圧により、混合気は吸気通路4からバルブシート9
内を通ってリードバルブ10を押し開けて吸入される一
方、ピストン13が下降してクランクケース2内が正圧
に戻ると、リードバルブ10が直ちに弁口8を閉じ、混
合気の逆流を阻止する。この様に、リードバルブ装置6
は一種の逆止弁の機能をもって吸気通路4を開閉制御す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに構成されたリードバルブ装置6の混合気の流入状態
を観察すると、混合気の大部分はリードバルブ先端部1
0aから流出するが、一部はリードバルブ側縁部10b
から側方へ流出しようとするものがある。
うに構成されたリードバルブ装置6の混合気の流入状態
を観察すると、混合気の大部分はリードバルブ先端部1
0aから流出するが、一部はリードバルブ側縁部10b
から側方へ流出しようとするものがある。
【0009】しかしながら、リードバルブ側縁部10b
は僅かな隙間14を隔ててバルブ室両内側壁3aが対抗
するので、混合気は滑らかな流出が阻害され、したがっ
てリードバルブ装置6全体の吸入効率を低下させてい
た。
は僅かな隙間14を隔ててバルブ室両内側壁3aが対抗
するので、混合気は滑らかな流出が阻害され、したがっ
てリードバルブ装置6全体の吸入効率を低下させてい
た。
【0010】一方、弁口8の側縁部8aとバルブ室両内
側壁3aとの隙間14をむやみに大きくするとクランク
ケース2内の圧縮比を低下させる恐れがあり、シリンダ
12内の掃気作用に悪影響を及ぼす。
側壁3aとの隙間14をむやみに大きくするとクランク
ケース2内の圧縮比を低下させる恐れがあり、シリンダ
12内の掃気作用に悪影響を及ぼす。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、リードバルブの側縁部からの混合気の流出を滑
らかにし、混合気の流量を増大して吸入効率を上げるこ
とにより全回転域のエンジン性能を向上させる2サイク
ルエンジンの吸気構造を提供することを目的とする。
もので、リードバルブの側縁部からの混合気の流出を滑
らかにし、混合気の流量を増大して吸入効率を上げるこ
とにより全回転域のエンジン性能を向上させる2サイク
ルエンジンの吸気構造を提供することを目的とする。
【0012】この発明の他の目的は、クランクケース内
の圧縮比を低下させることのない2サイクルエンジンの
吸気構造を提供するにある。
の圧縮比を低下させることのない2サイクルエンジンの
吸気構造を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2サイクル
エンジンの吸気構造は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、エンジン吸気系の吸気
通路に接続されるクランクケースにバルブ室が形成さ
れ、このバルブ室内にリードバルブ装置が設けられた2
サイクルエンジンの吸気構造において、上記リードバル
ブ装置は、基端部が開放されて上下面が先端に向かって
収縮する楔形のバルブシートを有し、このバルブシート
の上下面の弁口に弾性変形可能なリードバルブが設けら
れる一方、上記リードバルブ装置は、その先端部を上記
クランクケース内に向けて、基端部のフランジによって
上記バルブ室の入口を塞ぐように取付けられると共に、
上記バルブ室両内側壁に外方に膨らむ緩やかな山形の湾
曲面が形成され、これらの湾曲面は上記バルブシート両
側面との間に略矩形の断面形状を有する膨脹部を形成す
る一方、これらの膨脹部の、上記バルブシートの両側面
に対向するバルブ室両内側壁の所要部位に上記バルブシ
ートの両側面に向かって突出する突出部を設け、これら
の突出部により上記バルブシートの両側面と上記バルブ
室両内側壁との隙間を小さくしたものである。
エンジンの吸気構造は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、エンジン吸気系の吸気
通路に接続されるクランクケースにバルブ室が形成さ
れ、このバルブ室内にリードバルブ装置が設けられた2
サイクルエンジンの吸気構造において、上記リードバル
ブ装置は、基端部が開放されて上下面が先端に向かって
収縮する楔形のバルブシートを有し、このバルブシート
の上下面の弁口に弾性変形可能なリードバルブが設けら
れる一方、上記リードバルブ装置は、その先端部を上記
クランクケース内に向けて、基端部のフランジによって
上記バルブ室の入口を塞ぐように取付けられると共に、
上記バルブ室両内側壁に外方に膨らむ緩やかな山形の湾
曲面が形成され、これらの湾曲面は上記バルブシート両
側面との間に略矩形の断面形状を有する膨脹部を形成す
る一方、これらの膨脹部の、上記バルブシートの両側面
に対向するバルブ室両内側壁の所要部位に上記バルブシ
ートの両側面に向かって突出する突出部を設け、これら
の突出部により上記バルブシートの両側面と上記バルブ
室両内側壁との隙間を小さくしたものである。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、リード
バルブ装置は、基端部が開放されて上下面が先端に向か
って収縮する楔形のバルブシートを有し、このバルブシ
ートの上下面の弁口に弾性変形可能なリードバルブが設
けられる一方、上記リードバルブ装置は、その先端部を
上記クランクケース内に向けて、基端部のフランジによ
って上記バルブ室の入口を塞ぐように取付けられると共
に、上記バルブ室両内側壁に外方に膨らむ緩やかな山形
の湾曲面が形成され、これらの湾曲面は上記バルブシー
ト両側面との間に略矩形の断面形状を有する膨脹部を形
成する一方、これらの膨脹部の、上記バルブシートの両
側面に対向するバルブ室両内側壁の所要部位に上記バル
ブシートの両側面に向かって突出する突出部を設け、こ
れらの突出部により上記バルブシートの両側面と上記バ
ルブ室両内側壁との隙間を小さくしたため、リードバル
ブの側縁部からの混合気の流出を滑らかにし、混合気の
流量を増大して吸入効率を上げることにより全回転域の
エンジン性能を向上させると共に、クランクケース内の
圧縮比を低下させることのない2サイクルエンジンの吸
気構造を提供できる。
バルブ装置は、基端部が開放されて上下面が先端に向か
って収縮する楔形のバルブシートを有し、このバルブシ
ートの上下面の弁口に弾性変形可能なリードバルブが設
けられる一方、上記リードバルブ装置は、その先端部を
上記クランクケース内に向けて、基端部のフランジによ
って上記バルブ室の入口を塞ぐように取付けられると共
に、上記バルブ室両内側壁に外方に膨らむ緩やかな山形
の湾曲面が形成され、これらの湾曲面は上記バルブシー
ト両側面との間に略矩形の断面形状を有する膨脹部を形
成する一方、これらの膨脹部の、上記バルブシートの両
側面に対向するバルブ室両内側壁の所要部位に上記バル
ブシートの両側面に向かって突出する突出部を設け、こ
れらの突出部により上記バルブシートの両側面と上記バ
ルブ室両内側壁との隙間を小さくしたため、リードバル
ブの側縁部からの混合気の流出を滑らかにし、混合気の
流量を増大して吸入効率を上げることにより全回転域の
エンジン性能を向上させると共に、クランクケース内の
圧縮比を低下させることのない2サイクルエンジンの吸
気構造を提供できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】図1は、この発明を適用したリードバルブ
装置を備えた2サイクルエンジンの一例を示す横断平面
図であり、図2は、このエンジンの縦断側面図である。
装置を備えた2サイクルエンジンの一例を示す横断平面
図であり、図2は、このエンジンの縦断側面図である。
【0017】図1および図2において、このエンジン2
1の上方にはシリンダ22が形成され、このシリンダ2
2の下方にクランクケース23が連設される。シリンダ
22内に収められたピストン24はシリンダ22内を上
下に摺動し、コンロッド25、クランクピン26を介し
てクランクシャフト27を回転させる。上記ピストン2
4の往復ストロークにより、排気通路28の排気口28
aと、クランクケース23内に連通する掃気通路29の
掃気口29aとが開閉される。また、ピストン24の往
復ストロークによりクランクケース23内の圧力が変化
する。
1の上方にはシリンダ22が形成され、このシリンダ2
2の下方にクランクケース23が連設される。シリンダ
22内に収められたピストン24はシリンダ22内を上
下に摺動し、コンロッド25、クランクピン26を介し
てクランクシャフト27を回転させる。上記ピストン2
4の往復ストロークにより、排気通路28の排気口28
aと、クランクケース23内に連通する掃気通路29の
掃気口29aとが開閉される。また、ピストン24の往
復ストロークによりクランクケース23内の圧力が変化
する。
【0018】一方、エンジン吸気系であるキャブレータ
30に接続される吸気管31はクランクケース23に接
続される。その接続部分のクランクケース23内にはバ
ルブ室32が形成され、このバルブ室32内にリードバ
ルブ装置33が設けられる。
30に接続される吸気管31はクランクケース23に接
続される。その接続部分のクランクケース23内にはバ
ルブ室32が形成され、このバルブ室32内にリードバ
ルブ装置33が設けられる。
【0019】上記吸気管31からバルブ室32を介して
クランクケース23内に通ずる吸気通路34は、上記リ
ードバルブ装置33により開閉制御される。
クランクケース23内に通ずる吸気通路34は、上記リ
ードバルブ装置33により開閉制御される。
【0020】リードバルブ装置33は、上下面が先端に
向かって収縮し、基端部が開放された楔形のバルブシー
ト35を基部とし、その上下面に開設された弁口36に
薄くて弾性のある金属性の板状のリードバルブ37が設
けられたもので、このリードバルブ先端部37aを自由
端とする一方、リードバルブ後端部37bは基端部を構
成し、バルブシート35にストッパプレート38と共締
で固定される。なお、このストッパプレート38は、リ
ードバルブ37の開度を調節するものである。
向かって収縮し、基端部が開放された楔形のバルブシー
ト35を基部とし、その上下面に開設された弁口36に
薄くて弾性のある金属性の板状のリードバルブ37が設
けられたもので、このリードバルブ先端部37aを自由
端とする一方、リードバルブ後端部37bは基端部を構
成し、バルブシート35にストッパプレート38と共締
で固定される。なお、このストッパプレート38は、リ
ードバルブ37の開度を調節するものである。
【0021】上述したように構成されたリードバルブ装
置33が、バルブシート35基端部に形成されたフラン
ジ39により、先端部をクランクケース23内に向けて
バルブ室32を塞ぎ、吸気管31の接続部に挟持され
る。
置33が、バルブシート35基端部に形成されたフラン
ジ39により、先端部をクランクケース23内に向けて
バルブ室32を塞ぎ、吸気管31の接続部に挟持され
る。
【0022】図3は、図2のバルブ室32近傍を拡大し
た図であり、図4は、図1および図3のA−A線に沿う
断面図である。
た図であり、図4は、図1および図3のA−A線に沿う
断面図である。
【0023】図1および図3に示すように、上記バルブ
室32は、その両内側壁32aに外方に膨らむ緩やかな
山形の湾曲面40が形成され、この湾曲面40はバルブ
シート35両側面との間に、図4に示すように、略矩形
の断面形状を有する膨脹部41を形成する。一方、上記
湾曲面40のバルブシート35の両側面に対向するバル
ブ室両内側壁32aの所要部位には、バルブシート35
の両側面に対応した形状の突出部42がバルブシート3
5の両側面に向かって突設され、バルブシート35の両
側面とバルブ室両内側壁32aとの隙間を小さくする。
室32は、その両内側壁32aに外方に膨らむ緩やかな
山形の湾曲面40が形成され、この湾曲面40はバルブ
シート35両側面との間に、図4に示すように、略矩形
の断面形状を有する膨脹部41を形成する。一方、上記
湾曲面40のバルブシート35の両側面に対向するバル
ブ室両内側壁32aの所要部位には、バルブシート35
の両側面に対応した形状の突出部42がバルブシート3
5の両側面に向かって突設され、バルブシート35の両
側面とバルブ室両内側壁32aとの隙間を小さくする。
【0024】また、、膨脹部41の最大巾は例えば5〜
10mmで、そこからクランクケース23内方向へ10
〜20°の傾斜角で収斂するように設定される。
10mmで、そこからクランクケース23内方向へ10
〜20°の傾斜角で収斂するように設定される。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】シリンダ22内のピストン24が上昇して
クランクケース23内が負圧になると、吸気管31内の
混合気がリードバルブ装置33を経由してクランクケー
ス23内に吸入される。この時、バルブシート35内に
導入された混合気がリードバルブ37を押し開いて、弁
口36からリードバルブ先端部37a及び側縁部37c
を通ってクランクケース23内に流入する。
クランクケース23内が負圧になると、吸気管31内の
混合気がリードバルブ装置33を経由してクランクケー
ス23内に吸入される。この時、バルブシート35内に
導入された混合気がリードバルブ37を押し開いて、弁
口36からリードバルブ先端部37a及び側縁部37c
を通ってクランクケース23内に流入する。
【0027】次いでピストン24が下降すると、負圧が
正圧に変わり、リードバルブ37が弾力で復帰して弁口
36を閉じ、吸入した混合気がクランクケース23内で
一次圧縮される。
正圧に変わり、リードバルブ37が弾力で復帰して弁口
36を閉じ、吸入した混合気がクランクケース23内で
一次圧縮される。
【0028】上記の吸入行程において、混合気がリード
バルブ37を押し開いてクランクケース23内に流入す
るときの状態を仔細に検討すると、クランクケース23
内の負圧が膨脹部41にも伝播しており、その吸い出し
効果によって多量の混合気がリードバルブ側縁部37c
から膨脹部41に流出する。
バルブ37を押し開いてクランクケース23内に流入す
るときの状態を仔細に検討すると、クランクケース23
内の負圧が膨脹部41にも伝播しており、その吸い出し
効果によって多量の混合気がリードバルブ側縁部37c
から膨脹部41に流出する。
【0029】この効果により、リードバルブ先端部37
aからの流出量と合わせてクランクケース23内への混
合気の吸入効率が上がり、全回転域でのエンジンレスポ
ンスがよく、かつ出力が向上する。
aからの流出量と合わせてクランクケース23内への混
合気の吸入効率が上がり、全回転域でのエンジンレスポ
ンスがよく、かつ出力が向上する。
【0030】通常バルブ室32に上述したような膨脹部
41を設けるとクランクケース23内の圧縮比を低下さ
せることになるが、略矩形の断面形状を有する膨脹部4
1のバルブシート35の両側面に対向するバルブ室両内
側壁32aの所要部位にはバルブシート35の両側面に
対応した形状の突出部42が形成されているので、クラ
ンクケース23内の圧縮比の低下は最小限になり、シリ
ンダ22内の掃気作用に悪影響を及ばさない。
41を設けるとクランクケース23内の圧縮比を低下さ
せることになるが、略矩形の断面形状を有する膨脹部4
1のバルブシート35の両側面に対向するバルブ室両内
側壁32aの所要部位にはバルブシート35の両側面に
対応した形状の突出部42が形成されているので、クラ
ンクケース23内の圧縮比の低下は最小限になり、シリ
ンダ22内の掃気作用に悪影響を及ばさない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る2サ
イクルエンジンの吸気構造によれば、エンジン吸気系の
吸気通路に接続されるクランクケースにバルブ室が形成
され、このバルブ室内にリードバルブ装置が設けられた
2サイクルエンジンの吸気構造において、上記リードバ
ルブ装置は、基端部が開放されて上下面が先端に向かっ
て収縮する楔形のバルブシートを有し、このバルブシー
トの上下面の弁口に弾性変形可能なリードバルブが設け
られる一方、上記リードバルブ装置は、その先端部を上
記クランクケース内に向けて、基端部のフランジによっ
て上記バルブ室の入口を塞ぐように取付けられると共
に、上記バルブ室両内側壁に外方に膨らむ緩やかな山形
の湾曲面が形成され、これらの湾曲面は上記バルブシー
ト両側面との間に略矩形の断面形状を有する膨脹部を形
成する一方、これらの膨脹部の、上記バルブシートの両
側面に対向するバルブ室両内側壁の所要部位に上記バル
ブシートの両側面に向かって突出する突出部を設け、こ
れらの突出部により上記バルブシートの両側面と上記バ
ルブ室両内側壁との隙間を小さくしたため、リードバル
ブの側縁部からの混合気の流出を滑らかにし、混合気の
流量を増大して吸入効率を上げ、よって全回転域のエン
ジン性能を向上させると共に、クランクケース内の圧縮
比を低下させることのない2サイクルエンジンの吸気構
造を提供できる。
イクルエンジンの吸気構造によれば、エンジン吸気系の
吸気通路に接続されるクランクケースにバルブ室が形成
され、このバルブ室内にリードバルブ装置が設けられた
2サイクルエンジンの吸気構造において、上記リードバ
ルブ装置は、基端部が開放されて上下面が先端に向かっ
て収縮する楔形のバルブシートを有し、このバルブシー
トの上下面の弁口に弾性変形可能なリードバルブが設け
られる一方、上記リードバルブ装置は、その先端部を上
記クランクケース内に向けて、基端部のフランジによっ
て上記バルブ室の入口を塞ぐように取付けられると共
に、上記バルブ室両内側壁に外方に膨らむ緩やかな山形
の湾曲面が形成され、これらの湾曲面は上記バルブシー
ト両側面との間に略矩形の断面形状を有する膨脹部を形
成する一方、これらの膨脹部の、上記バルブシートの両
側面に対向するバルブ室両内側壁の所要部位に上記バル
ブシートの両側面に向かって突出する突出部を設け、こ
れらの突出部により上記バルブシートの両側面と上記バ
ルブ室両内側壁との隙間を小さくしたため、リードバル
ブの側縁部からの混合気の流出を滑らかにし、混合気の
流量を増大して吸入効率を上げ、よって全回転域のエン
ジン性能を向上させると共に、クランクケース内の圧縮
比を低下させることのない2サイクルエンジンの吸気構
造を提供できる。
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンの吸気構造の
一実施例を示す2サイクルエンジンの横断平面図。
一実施例を示す2サイクルエンジンの横断平面図。
【図2】図1に示すエンジンの縦断側面図。
【図3】図2のバルブ室近傍を拡大した図。
【図4】図1および図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】従来のリードバルブ装置を備えた2サイクルエ
ンジンの横断平面図。
ンジンの横断平面図。
【図6】図5に示すエンジンの縦断側面図。
21 エンジン 22 シリンダ 23 クランクケース 24 ピストン 30 キャブレータ 31 吸気管 32 バルブ室 32a バルブ室両内側壁 33 リードバルブ装置 34 吸気通路 35 バルブシート 36 弁口 37 リードバルブ 39 フランジ 40 湾曲面 41 膨脹部 42 突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン吸気系の吸気通路に接続される
クランクケースにバルブ室が形成され、このバルブ室内
にリードバルブ装置が設けられた2サイクルエンジンの
吸気構造において、上記リードバルブ装置33は、基端
部が開放されて上下面が先端に向かって収縮する楔形の
バルブシート35を有し、このバルブシート35の上下
面の弁口36に弾性変形可能なリードバルブ37が設け
られる一方、上記リードバルブ装置33は、その先端部
を上記クランクケース23内に向けて、基端部のフラン
ジ39によって上記バルブ室32の入口を塞ぐように取
付けられると共に、上記バルブ室両内側壁32aに外方
に膨らむ緩やかな山形の湾曲面40が形成され、これら
の湾曲面40は上記バルブシート35両側面との間に略
矩形の断面形状を有する膨脹部41を形成する一方、こ
れらの膨脹部41の、上記バルブシート35の両側面に
対向するバルブ室両内側壁32aの所要部位に上記バル
ブシート35の両側面に向かって突出する突出部42を
設け、これらの突出部42により上記バルブシート35
の両側面と上記バルブ室両内側壁32aとの隙間を小さ
くしたことを特徴とする2サイクルエンジンの吸気構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5052466A JP3055348B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 2サイクルエンジンの吸気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5052466A JP3055348B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 2サイクルエンジンの吸気構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06264753A JPH06264753A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3055348B2 true JP3055348B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=12915500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5052466A Expired - Lifetime JP3055348B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 2サイクルエンジンの吸気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3055348B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6702798B2 (en) | 2001-08-16 | 2004-03-09 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Folded absorbent article |
| US8105304B2 (en) | 2003-06-20 | 2012-01-31 | Livedo Corporation | Folded disposable pants |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5052466A patent/JP3055348B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6702798B2 (en) | 2001-08-16 | 2004-03-09 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Folded absorbent article |
| US8105304B2 (en) | 2003-06-20 | 2012-01-31 | Livedo Corporation | Folded disposable pants |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06264753A (ja) | 1994-09-20 |
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