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JP3056372B2 - 超塗装耐久性鋼材及びその塗装方法 - Google Patents
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JP3056372B2 - 超塗装耐久性鋼材及びその塗装方法 - Google Patents

超塗装耐久性鋼材及びその塗装方法

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JP3056372B2 JP9441594A JP9441594A JP3056372B2 JP 3056372 B2 JP3056372 B2 JP 3056372B2 JP 9441594 A JP9441594 A JP 9441594A JP 9441594 A JP9441594 A JP 9441594A JP 3056372 B2 JP3056372 B2 JP 3056372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁、各種建築物など
鋼材を塗装して用いる分野に関わるものであり、塗装耐
久性に非常に優れた塗装鋼材及びその塗装方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】経済の発達と共に、安価で信頼性高く構
造を支える材料としての鋼材の使用量は大きく伸びてき
た。その使われ方には多種類のものがあるが、例えば、
橋梁や各種建築物等大気中で使用される鋼材の量は非常
に多い。これらのものは、耐久性及び景観性の確保のた
めに塗装を施して用いられるのが最も一般的な方法であ
る。通常鋼材は部材に加工された後、研掃され、その後
塗装(下塗り、中塗り、上塗り)される。この塗装は、
耐久性の観点からは2種類の特性に優れることが重要な
ポイントである。一つめは、塗装後耐食性である。これ
に関連するものには、鋼材界面の腐食によって生じる塗
膜の膨れ、はがれ、われといった現象がある。これらに
対しては、塗料技術の観点から、塗料用樹脂あるいは含
有されている防錆顔料の変更、改良といったアプローチ
により向上が図られてきた。二つめは塗膜の耐候性であ
る。有機物である塗膜は光エネルギーにより塗膜表面か
ら酸化分解し、樹脂の分解にともなう光沢減少、チョー
キングなどにより初期の特性を次第に失っていくことは
よく知られている。これに対しても例えば樹脂に対して
は、結合エネルギーが大きく化学的に安定なもの、すな
わち特に紫外線の励起エネルギーに打ち勝てる結合エネ
ルギーレベルにあるものを使用するなど、塗料技術の観
点から性能の向上が図られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の塗装されて使用
される橋梁や各種建築物は、例えば橋梁を例にとると、
海岸部で約4年、山間部で約8年を過ぎると前述の耐食
性や耐候性の観点から塗装の塗り替えが必要となってく
る。塗り替え作業には費用がかかり、また塗装工不足が
深刻であることから、塗装塗り換えが困難になってきて
いるという社会的、経済的な大きな課題が生じている。
【0004】本発明の目的は、鋼材の塗装耐久性を大幅
に向上し、塗り替えの期間をのばすことで、上の課題を
解決することが可能な塗装鋼材および塗装方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の要旨は、第1には、耐候性鋼の鋼材表
面上に、鋼材の表面側から上方へ、第1層目に主として
Fe,Cr,Znのりん酸塩からなる被膜を厚さ0.0
5〜2μm、第2層目に主としてポリビニルブチラール
樹脂とクロム・りん酸との錯体、Fe23 +Fe3
4 ,Pb,Ni,Cu,P,Zn,Cr等の単体もしく
は化合物の中から1種以上、りん酸亜鉛及びブチラール
樹脂とからなる被膜を厚さ5〜50μm、第3層目に主
として塗料用顔料と塗料用樹脂とからなり、顔料容積濃
度(PVC)が臨界顔料容積濃度(CPVC)の50%
以上でかつ硬化完了後の被膜の伸び率が4%以上である
被膜を、厚さ15〜200μm有することを特徴とする
超塗装耐久性鋼材、第2には、耐候性鋼を用い該鋼材表
面にFe23 +Fe34 1〜50mass%、り
ん酸0.01〜5mass%、Pb,Ni,Cu,P,
Zn,Cr等の単体もしくは化合物を1種以上0.01
〜10mass%、ブチラール樹脂単独かあるいはブチ
ラール樹脂及びブチラール樹脂と相溶性を有する樹脂3
〜30mass%を主成分とし、残部溶剤と塗料添加剤
よりなる混合処理液を塗布することにより塗装下地処理
被膜を形成した後、主として塗料用顔料と塗料用樹脂と
からなり、仕上がり後の顔料容積濃度(PVC)が臨界
顔料容積濃度(CPVC)の50%以上でかつ硬化完了
後の被膜の伸び率が4%以上であるような処理液を塗布
することを特徴とする超塗装耐久性鋼材の塗装方法であ
る。
【0006】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0007】
【作用】本発明者らは、塗装された鋼材総体としての耐
久性すなわち塗装耐久性について、従来研究されていな
かった鋼中の含有合金元素と鋼材と塗膜およびこれらの
界面に必要な被膜との関係を鋭意研究した結果、塗装耐
久性はこれらに大きく左右されることを見いだした。
【0008】まず一つ目の特性である塗装後耐食性につ
いて述べる。本発明者らの研究の結果、塗装後耐食性
は、鋼材と塗膜との界面で生じる微量腐食に左右される
ことが判明した。
【0009】より詳細に述べれば、まず鋼材と塗膜との
界面での鋼材の腐食は、塗膜を透過してきた水分、酸
素、塩化物イオンなどの腐食性イオンによって引き起こ
される。鋼材表面の一部が微小アノードとなって溶出す
るため微小膨れが形成、その後周辺のカソード領域でO
- イオンが生成しこのイオンにより塗膜が剥離し、腐
食生成物を生じて本格的な塗膜膨れとなり、塗装後耐久
性が劣化していくことが知られている。従って、このア
ノード反応を抑制することができれば塗装耐久性がよく
なると考えられる。
【0010】本発明者らは、塗装用鋼材として種々の耐
候性鋼を塗装下地鋼材として用い、その表面上に後述の
方法で形成される、主としてFe,Cr,Znのりん酸
塩からなる被膜を形成させたものが、アノード分極が大
きく、アノード反応を抑制していることを電気化学測定
の結果見いだした。この場合塗膜下での微小アノード発
生が抑制されるので、微小膨れが生じない。
【0011】さらに、このアノード反応と対になる周辺
のカソード反応領域で鋼板と接している第2層被膜に鉄
酸化物を含有させておくと、微小膨れが生じたとして
も、鉄酸化物の還元(無害のカソード反応)にカソード
電流が消費されてしまい、塗膜の密着性を低下させ膨れ
を生じさせる原因となるOH- イオンの生成が抑制され
カソード膨れも生じにくくさせる効果がある。ただし塗
膜下で偶発的に生じるアノード反応領域に十分隣接した
地域に無害のカソード反応を生じさせるためには鋼板/
第2層被膜界面に鉄酸化物を微細均質に配置させるこ
と、かつ微細均質な無害カソードを形成させるに必要か
つ十分な水分が供給される必要がる。
【0012】次に二つ目の特性である塗膜の耐候性につ
いて述べる。従来、塗装鋼材系の耐候性については、塗
膜自体の光を中心としたダメージによる劣化を中心に研
究が進められてきた。しかし、前述のように従来研究さ
れていなかった鋼中の含有合金元素と鋼材と塗膜および
これらの界面に必要な被膜との関係を鋭意研究した結
果、塗膜の耐候性もこれらに左右されることを見いだし
た。すなわち、塗装鋼材系での塗膜の耐候性は、従来か
ら知られていた塗膜上方からの光と同時に塗膜下腐食量
に左右されることが判明した。
【0013】より詳細に述べると、塗装鋼材(150×
70)の下部にクロスカットをいれた試料を耐候性腐食
試験(サンシャインカーボンアーク灯式デユーサイクル
耐候性試験中の水噴霧時間内に塩水噴霧を任意の比率で
実行できるようにしたもの)に供し、塩水噴霧時間を変
化させたサンプルを作製した。これらの、光照射および
水分照射時間が等しく塗膜下腐食量の異なるサンプルの
クロスカット上部における光沢度を測定したところ、塗
膜下腐食量が多いほど光沢度の減少が大きいという結果
が得られた。さらにこれらのサンプルの断面を観察し、
EPMAにて塗膜中のFe濃度の分布を調べたところ、
鋼材との界面から塗膜表面に向けてFe濃度は次第に低
下するが、腐食が大きいものほど塗膜中のFe濃度が高
いという結果が得られた。塗膜下腐食量あるいは塗膜中
に腐食後に分布したFeによる塗膜の耐候性に与える影
響のメカニズムについては明確にはわからないが、上に
述べた結果より、塗装鋼材の塗膜の耐候性を向上させる
には、塗膜下腐食を抑え、かつ腐食によって生じたFe
の塗膜表層への移動を抑制することが有効な方法になる
といえる。
【0014】以上、塗装後耐食性及び塗膜の耐候性向上
に関わるこのような考え方に基づいて発明された本発明
の特許請求範囲の限定理由を以下の述べる。
【0015】まず、鋼材を耐候性鋼としたのは、前述し
た鋼表面の極薄膜は鋼中にCuが含まれている場合にの
み形成されるためである。また、請求範囲内では総合し
た塗装耐久性に及ぼす鋼中成分の効果は以下の順に優れ
ている。
【0016】大 Cu0.2〜0.7mass% P
0.03〜0.15mass%>Cu 0.2〜
1.1mass% P 0.03〜0.15mass
(範囲を除く)>Cu 0.2〜0.7mass
>Cu 0.2〜1.1mass%(範囲を除く)
>,,,以外の耐候性鋼>>SS41 小鋼
材表面にまず主としてFe,Cr,Znのりん酸塩から
なる被膜を厚さ0.05〜2μm形成するが、この被膜
は鋼材と相俟ってアノード反応を抑制する効果がある
が、その効果は0.05μm未満では小さく、また厚み
が2μm超になると被膜が脆くなり機械的な特性が低下
してしまうためである。
【0017】次の被膜であるポリビニルブチラール樹脂
とクロム・りん酸との錯体、Fe23 +Fe34
Pb,Ni,Cu,P,Zn,Cr等の単体もしくは化
合物の中から1種以上、りん酸亜鉛及びブチラール樹脂
とからなる被膜は厚さ5〜30μm形成する。この被膜
は下層のりん酸塩被膜と上層の塗膜とのそれぞれの密着
性を確保する機能と、含まれている鉄酸化物の自己還元
で微小膨れ形成後のカソード反応を抑制する機能とを有
しているが、5μm未満では特にその鉄酸化物によるカ
ソード反応抑制効果が小さく、50μm超では被膜自体
が脆くなり上層の塗膜との密着性が損なわれるため、5
〜50μmとする。
【0018】次に最終層としての主として塗料用顔料と
塗料用樹脂とからなり、顔料容積濃度(PVC)が臨界
顔料容積濃度(CPVC)の50%以上でかつ硬化完了
後の被膜の伸び率が4%以上である被膜を、厚さ15〜
200μm形成するが、この被膜はいわゆる塗膜であ
り、塗膜の構成要素については特に限定されず、橋梁あ
るいは建築といった用途に適した通常の塗膜の構成要素
を適用すればよい。例えば橋梁用途であれば、樹脂とし
ては長油性フタル酸樹脂、シリコンアルキド樹脂、塩化
ゴム系樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂、アクリル
樹脂等を用いることができる。塗膜の伸び率は、用いる
樹脂のガラス転移点および架橋密度、塗料組成では顔料
容積濃度、さらには用いようとしている樹脂と相溶性が
あり、可塑化効果のある樹脂(エポキシ樹脂を例に取れ
ばある種のポリアミド樹脂)を適宜選択することが調整
できる。いずれも塗装後耐食性、塗膜の耐候性ともに優
れるが、特に厚み15〜100μmでは、アクリル樹脂
が優れた特性を示す。着色顔料、体積顔料等の添加剤に
ついては顔料容積濃度の必要範囲を満たしつつ適宜含ま
せることが可能である。顔料容積濃度(PVC)を臨界
顔料容積濃度(CPVC)の50%以上としたのは50
%未満の場合には、塗装後耐食性、塗膜の耐候性ともに
低下がみられるためである。被膜の伸び率を4%以上と
したのも4%未満ではやはり塗装後耐食性、塗膜の耐候
性ともに低下がみられるためである。顔料容積濃度と硬
度の請求範囲の理由は上に述べたとおりであるが、効果
を発現するメカニズムについては、先に述べた塗装後耐
食性での適切な水分等の透過量や、耐候性発現におけ
る、他の層と相俟っての塗膜下腐食量抑制やFe分の上
方への拡散抑制に最適であると推定はされるが、明確な
ことは現時点ではわからない。
【0019】被膜の厚みは、15μm未満では塗装後耐
食性、塗膜の耐候性とも通常塗装の耐久性8年を上回る
ことができないので実用的ではなく、200μm超では
塗膜自体の硬化応力などのためわれが入りこの場合にも
塗装後耐食性、塗膜の耐候性ともにむしろ劣化するた
め、15〜200μmとした。
【0020】次にこれらの塗装方法について述べる。第
1層のりん酸塩被膜と第2層の被膜とは、鋼材表面に次
の処理液を塗布することによって極めて容易に形成する
ことができる。すなわち、Fe23 +Fe34
〜50%、りん酸0.01〜5%、Pb,Ni,Cu,
P,Zn,Cr等の単体もしくは化合物を1種以上0.
01〜10%、ブチラール樹脂単独かあるいはブチラー
ル樹脂及びブチラール樹脂と相溶性を有する樹脂3〜3
0%を主成分とし、残部溶剤と塗料添加剤よりなる混合
処理液を塗布することである。
【0021】この場合、第1層のりん酸塩薄膜と第2層
との形成を同一処理液で行うので、特に第1層の厚み制
御などが困難なように考えられるが、第1層は鋼材表面
と反応して形成するため比較的容易に制御形成できる。
【0022】ここで、りん酸及びPb,Ni,Cu,
P,Zn,Cr等の単体もしくは化合物を1種以上添加
するのは、燐酸とこれらの単体もしくは化合物が反応し
て複雑なりん酸塩からなる極薄膜を形成させるためであ
り、この場合りん酸の含有量を0.01〜5mass
としたのは、0.01mass%以下では極薄膜形成に
効果がなく、5mass%を越えると被膜がべとつき、
常温乾燥で被膜形成ができないためである。さらにP
b,Ni,Cu,P,Zn,Cr等の単体もしくは化合
物の含有量を0.01〜10mass%としたのは、
0.01mass%以下では極薄膜が形成しにくく、1
mass%を越えると安定した処理液の塗布作業に支
障を来たし、かつ処理膜も剥離し易くなるためである。
Fe23 +Fe34 は上述したように微小アノード
膨れが生じて周辺にカソードが形成された場合に、その
カソード電流を自らの還元によって消費、抑制するため
に添加するものであるが、その含有量を1〜50mas
%としたのは、1mass%未満では被膜中での分布
が少なく鋼表面との接触機会が小さくなって十分カソー
ド電流を受けることができないため効果がなく、50
ass%を超す場合は、効果は大きいものの被膜が脆く
なりキズがつき易く、実用上適さないためである。さら
に、ブチラール樹脂単独かあるいはブチラール樹脂及び
これと相溶性を有する樹脂に限定したのは、これらの樹
脂が他の処理液成分と容易に混合し、かつ耐候性鋼上に
本発明の処理を施すにあたって、スプレー塗りや刷毛塗
りが容易に行えること、乾燥時間が短いことさらに上に
塗布する被膜との密着性がよいことなどの理由によるも
のである。添加量が3mass%未満では被膜が脆くキ
ズがつき易くなり、30mass%を越えると処理液の
粘性が高まり作業性が悪くなりかつ被膜の乾燥に時間を
要するためである。またその他の添加剤については、各
種必要にあった配合のものを適宜選択して使用すればよ
い。
【0023】第3層の被膜の形成には、通常の上塗り塗
料の塗膜形成方法を用いることができる。樹脂としては
長油性フタル酸樹脂、シリコンアルキド樹脂、塩化ゴム
系樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂
等を用い、これに着色顔料、体積顔料等の添加材を適宜
加え被膜としての顔料容積濃度(PVC)が臨界顔料容
積濃度(CPVC)の50%以上でかつ硬化完了後の被
膜の伸び率が4%以上であるように調整した後刷毛塗り
あるいはスプレー塗りによりできあがり厚さ15〜20
0μmになるように塗布することにより所定の被膜を容
易に形成することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0025】表1に示す本発明に関わる耐候性鋼と比較
材としての普通鋼の試験片(板厚6mm、大きさ300
×300mm)を、ショットブラストで完全にスケール
を除去した後、表2に示す処理液で被膜を形成した。こ
こで、Λは以下の式で表される還元顔料容積濃度であ
る。
【0026】 Λ=顔料容積濃度(PVC)/臨界顔料容積濃度(CPVC) (1) 被膜形成処理は、最初に第1,2層形成処理液をスプレ
ーで塗布し、6時間自然乾燥した後塗装によって第3層
を形成した。
【0027】これらの試験片にカッターナイフで鋼材表
面にまで至るキズをいれ、半工業地帯(神奈川県相模原
市)にて大気暴露を4年間行って塗装耐久性を判断し
た。評価方法として、塗装後耐食性については以下の基
準により目視による方法を用いた。
【0028】また、耐候性については光沢度計により光
沢保持率(水洗後の60度グロス保持率)によって評価
した。
【0029】○:錆なし、膨れなし △:一部錆あり、一部膨れあり ×:錆あり、膨れあり 結果は表3に示すように、本発明に関わる鋼材に所定の
厚み、構成の被膜を形成したものは全く錆の発生はもと
より塗膜の膨れも生じなかったのに対し、これを外れる
ものには、錆発生、膨れ発生が生じ、比較として行った
普通鋼材に通常塗装を施したものは多くの錆と膨れの発
生を生じた。また、60度グロス保持率で評価した塗膜
の耐候性も本発明の範囲内のものは低下が小さいが、こ
れを外れたものは劣化が大きい結果となった。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【発明の効果】以上、実施例から明らかなように、本発
明の超塗装耐久性鋼材および超塗装耐久性塗装鋼材の塗
装方法を、橋梁、建築などに適用すると、塗装後耐食性
及び耐候性ともに大幅に向上させるために従来の塗装方
法による場合の数年毎の塗り替えが大幅に延長されるの
で維持コストの大幅低減が可能であるばかりでなく、塗
装労働力不足という社会動向の中で社会資本の保持に大
きく役立つ極めて工業価値の高い効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 三 兵庫県尼崎市南塚口町6丁目10番73号 神東塗料株式会社内 (72)発明者 前田成亮 兵庫県尼崎市南塚口町6丁目10番73号 神東塗料株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−97477(JP,A) 特開 平5−220449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 B32B 15/08 B32B 15/08 102

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐候性鋼の鋼材表面上に、鋼材の表面側
    から上方へ、第1層目に主としてFe,Cr,Znのり
    ん酸塩からなる被膜を厚さ0.05〜2μm、第2層目
    に主としてポリビニルブチラール樹脂とクロム・りん酸
    との錯体、Fe23 +Fe34 ,Pb,Ni,C
    u,P,Zn,Cr等の単体もしくは化合物の中から1
    種以上、りん酸亜鉛及びブチラール樹脂とからなる被膜
    を厚さ5〜50μm、第3層目に主として塗料用顔料と
    塗料用樹脂とからなり、顔料容積濃度(PVC)が臨界
    顔料容積濃度(CPVC)の50%以上でかつ硬化完了
    後の被膜の伸び率が4%以上である被膜を、厚さ15〜
    200μm有することを特徴とする超塗装耐久性鋼材。
  2. 【請求項2】 耐候性鋼がCuを0.2〜1.1mas
    %含むことを特徴とする請求項1記載の超塗装耐久性
    鋼材。
  3. 【請求項3】 耐候性鋼がCuを0.2〜0.7mas
    %含むことを特徴とする請求項1記載の超塗装耐久性
    鋼材。
  4. 【請求項4】 耐候性鋼がさらにPを0.03〜0.1
    mass%含むことを特徴とする請求項2又は3記載
    の超塗装耐久性鋼材。
  5. 【請求項5】 第3層目の塗料用樹脂が主としてアクリ
    ル樹脂であることを特徴とする請求項1,2,3又は4
    記載の超塗装耐久性鋼材。
  6. 【請求項6】 耐候性鋼を用い、該鋼材表面にFe2
    3 +Fe34 1〜50mass%、りん酸0.01
    〜5mass%、Pb,Ni,Cu,P,Zn,Cr等
    の単体もしくは化合物を1種以上0.01〜10mas
    %、ブチラール樹脂単独かあるいはブチラール樹脂及
    びブチラール樹脂と相溶性を有する樹脂3〜30%を主
    成分とし、残部溶剤と塗料添加剤よりなる混合処理液を
    塗布することにより塗装下地処理被膜を形成した後、主
    として塗料用顔料と塗料用樹脂とからなり、仕上がり後
    の顔料容積濃度(PVC)が臨界顔料容積濃度(CPV
    C)の50%以上でかつ硬化完了後の被膜の伸び率が4
    %以上であるような処理液を塗布することを特徴とする
    超塗装耐久性鋼材の塗装方法。
  7. 【請求項7】 耐候性鋼がCuを0.2〜1.1mas
    %含むことを特徴とする請求項6記載の超塗装耐久性
    鋼材の塗装方法。
  8. 【請求項8】 耐候性鋼がCuを0.2〜0.7mas
    %含むことを特徴とする請求項6記載の超塗装耐久性
    鋼材の塗装方法。
  9. 【請求項9】 耐候性鋼がさらにPを0.03〜0.1
    mass%含むことを特徴とする請求項7又は8記載
    の超塗装耐久性鋼材の塗装方法。
  10. 【請求項10】 第3層目の塗料用樹脂が主としてアク
    リル樹脂であることを特徴とする請求項6,7,8又は
    9記載の超塗装耐久性鋼材の塗装方法。
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