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JP3058372B2 - 軸受キャップ分割装置 - Google Patents
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JP3058372B2 - 軸受キャップ分割装置 - Google Patents

軸受キャップ分割装置

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JP3058372B2
JP3058372B2 JP4072849A JP7284992A JP3058372B2 JP 3058372 B2 JP3058372 B2 JP 3058372B2 JP 4072849 A JP4072849 A JP 4072849A JP 7284992 A JP7284992 A JP 7284992A JP 3058372 B2 JP3058372 B2 JP 3058372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンの構成
部品である軸受キャップの取外しに際し、該軸受キャッ
プの姿勢を傾けないで取外すようにした分割装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンのクランクシャ
フトを軸受けするための軸受キャップは、例えばシリン
ダブロックの位置決めピンに嵌合し且つ複数のボルトに
よって該シリンダブロックに止め付けられているが、か
かる取付け状態の軸受キャップを分割する装置として、
本出願人は既に特公平1―153234号のような取外
し装置を提案している。この装置は、シリンダブロック
の所定位置にボルト止めされる軸受キャップを取外すた
め、複数のボルトを同時に弛めることの出来る複数のナ
ットランナと、軸受キャップを複数の保持部で保持する
複数の保持爪と、この保持爪をボルトの弛めと同時に分
割方向に移動させる引き抜き手段を備えており、ナット
ランナによる各ボルトの弛め速度に差が生じても常に軸
受キャップの姿勢を保ったまま引き抜くことが出来るよ
うにしている。つまり、各ボルトの弛め力を利用して夫
々の保持爪の移動速度の同調を図り、分割時に軸受キャ
ップが傾いて位置決めピンとの間でこじったり、或いは
軸受キャップの内面に傷をつけるといった不具合を解消
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
装置はボルトの弛め力を保持爪に伝達する機構が複雑に
なり易い上コストがかかり、又弛め力に応じて引き抜か
なければならないことから、引き抜きのタイミングの調
整が難しいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、軸受キャップの止め付け用ボルトを弛め
るボルト弛め手段と、軸受キャップ保持用の複数の保持
部を備えてなる保持手段と、軸受キャップを分割方向に
引き抜く引き抜き手段を備えた軸受キャップ分割装置に
おいて、前記保持手段は、軸受キャップの複数の開口部
に入りこんで保持する複数のフック部材を備え、前記引
き抜き手段は、前記複数のフック部材の夫々に接続され
夫々の引き抜き方向に移動させるための各出力軸と、各
出力軸を回転駆動して夫々のフック部材を上下に移動す
る夫々の回転駆動部材を備え、前記各出力軸に、各保持
部の移動速度を同調させるようにした。
【0005】
【作用】ボルトの弛めの操作と軸受キャップを引き抜く
操作を分離し、ボルト弛め手段によってボルトを弛めた
後、軸受キャップの開口部に保持手段を構成する複数の
フック部材が入り込んで軸受キャップ保持し、この状態
軸受キャップを引き抜き手段によって引き抜き方向に
移動させ分割するが、この際、複数のフック部材の夫々
に連結する出力軸をチェーンによって同期させる。この
ため、出力軸の回転すなわち保持部の移動速度の同調が
図られ、軸受キャップが傾かない。又、かかるチェーン
の使用によって同調機構の構成が簡素となり、又、安価
に構成出来る。
【0006】
【実施例】本発明の軸受キャップ分割装置の実施例につ
いて添付した図面に基づき説明する。図1は本発明の分
割装置の正面図、図2は分割装置の側面図、図3は図1
の一部拡大図、図4は図2の一部を拡大した断面図であ
る。
【0007】図1及び図2に示すように、本発明の軸受
キャップ分割装置1は、シリンダブロックW1の位置決
めピンに嵌合し且つ複数の止め付けボルト(図1中垂直
方向のボルト)によって止め付けられる軸受キャップW
2をシリンダブロックW1から取り外す装置として構成
され、装置の下方に位置決めされる軸受キャップW2
を、直上に引く抜いてシリンダブロックW1から分割さ
せるようにしている。
【0008】この分割装置1は、装置の上部に設けられ
た天板2と、この天板2の中央部に設けられた昇降シリ
ンダユニット3と、この昇降シリンダユニット3のシリ
ンダロッド4に連結する昇降体5を備え、この昇降体5
上部の上板6にシリンダロッド4の下端が結合されてい
る。
【0009】又、この上板6には、図2に示すような一
対のガイドロッド7の下端が結合され、このガイドロッ
ド7の上方延出部は、前記天板2を貫いて天板2上部に
設けた一対のガイド部材8によってガイドされている。
【0010】一方、昇降体5の中間部には、ナットラン
ナ保持プレート10が設けられ、この保持プレート10
と前記上板6は、四隅等に設けられた複数の角柱部材1
1によって一体化されている。
【0011】そして、この上板6と保持プレート10の
間には、ボルト弛め手段Aの一部である複数のナットラ
ンナ12と、引き抜き手段Bの一部である複数の回転駆
動部材13を設ける一方、保持プレート10の下方に
は、ボルト弛め手段A、引き抜き手段Bの残部と、軸受
キャップW2を保持する保持手段Cを設けている。以
下、各手段A、B、Cの細部について順次説明する。
【0012】ボルト弛め手段Aは、前記ナットランナ1
2と、このナットランナ12に等速ジョイント14を介
して連結されるスライドプレート15と、このスライド
プレート15の下部に設けられた複数のソケット16を
備え、この複数のソケット16の幅方向の間隔は、ガイ
ドプレート17に沿って移動するスライドプレート15
によって調整自在とされている。
【0013】すなわち、図3に示すように、スライドプ
レート15には間隔設定用シリンダユニット18が設け
られ、このシリンダユニット18の作動によって相互の
ソケット16の幅方向の間隔を調整する。
【0014】尚、実施例の場合、ナットランナ12及び
ソケット16は、シリンダブロックBの長手方向に沿っ
て2列となり、各列複数のナットランナ12、ソケット
16を設けている。
【0015】引き抜き手段Bは、図3に示すように、前
記回転駆動部材13と、この回転駆動部材13の下端部
に連結される出力軸としてのドライブ軸20と、このド
ライブ軸20にジョイント21を介して接続されるロッ
ド22と、このロッド22のネジ部に螺合するアーム保
持ブロック23を備え、前記ドライブ軸20にはスプロ
ケット24が嵌着されている。
【0016】そしてかかる回転駆動部材13は、実施例
の場合、シリンダブロックW1の幅方向に2本設けられ
るとともに、各ロッド22のネジ部に螺合するアーム保
持ブロック23も一対とされ、又、各ドライブ軸20に
嵌着されたスプロケット24間にチェーン25が掛け渡
されている。
【0017】ところで、かかる各スプロケット24の周
囲は、チェーンケース26で囲われている。そしてこの
チェーンケース26の底板27には、図4に示すような
一対のガイドバー28a、28bが固着され、このガイ
ドバー28a、28bは、底板27の下方に固着される
基準ブロック31、固定ブロック30を貫いて下方に延
出するとともに、一方側のガイドバー28aの延出下端
部は前記アーム保持ブロック23のガイド孔内に摺動自
在に入り込み、他方側のガイドバー28bは、アーム保
持ブロック23のガイド孔内を摺動自在に貫通して更に
下方に延出し、その下端部がシリンダブロックW1の上
面に当接出来るようにしている。つまり、ワーク固定用
バーを兼ねている。
【0018】又、固定ブロック30には、前記ロッド2
2を回転自在に支えるためのボール軸受32が設けられ
ている。
【0019】かかる引き抜き手段Bの構成によって、各
ロッド22が回転すると夫々のアーム保持ブロック23
は上下に移動可能とされることになり、この際、各スプ
ロケット24間に掛け渡されたチェーン25によって、
各ロッド22の回転、つまりアーム保持ブロック23の
上下の移動の同期がとられる。
【0020】次に保持手段Cについて説明する。
【0021】保持手段Cは、図4に示すように、アーム
保持ブロック23の長手方向に沿って回転自在に挿通さ
れた回転ロッド33と、この回転ロッド33の前後端に
取付けられた各アーム34を備え、この回転ロッド33
は長手方向に沿って左右両側に一対設けられている。
【0022】そしてこれら左右の回転ロッド33には、
一方側のアーム34の近傍にアーム34を揺動駆動させ
るためのシリンダユニット35が設けられ、このシリン
ダユニット35は、上端側を前記アーム保持ブロック2
3にピン36で枢着するとともに、下端側をリンクプレ
ート37を介してアーム34の下端部に連結している。
すなわち、このシリンダユニット35の作動によってア
ーム34を左右幅方向に揺動させ、これに伴う回転ロッ
ド33の回転によって、他端側のアーム34も同時に揺
動させるようにしている。
【0023】そしてかかるシリンダユニット35は、実
施例の場合、図1の右方側の回転ロッド33には紙面手
前側に設け、左方側の回転ロッド33には紙面奥側に設
けている。
【0024】又、かかるアーム34の下端部には、保持
部としての段付き状のフック部材38を設けている。そ
してかかるフック部材38が軸受キャップW2の両側面
に形成される開口部に入り込んで軸受キャップW2を保
持することになるが、段付き状としたのは、例えば取り
扱うワークの機種の変更に対応させるためである。
【0025】又、アーム34の揺動を円滑ならしめるた
め、所定のアーム34の近傍にガイドブラケット40を
設けている。このガイドブラケット40は、図4に示す
ように前記アーム保持ブロック23の下端部に固着さ
れ、又、図1に示すような長孔41を備えるとともに、
この長孔41内に係合するガイドピン42を案内し得る
ようにしている。
【0026】すなわち、このガイドピン42はアーム3
4の所定部に固着されており、アーム34が揺動する際
はこのガイドピン42が長孔41に案内されることにな
る。尚、図1、図3に示すように、各アーム保持ブロッ
ク23の位置を検出するための各近接スイッチ43を夫
々のブラケット44に設けている。
【0027】以上のように構成した分割装置1の作用に
ついて説明する。
【0028】軸受キャップW2が取付けられた状態のシ
リンダブロックW1が、図1に示すような姿勢で分割装
置1の下方に位置決めされると、昇降シリンダユニット
3が作動して昇降体5が降下してくる。そしてガイドバ
ー28bの下端がシリンダブロックW1の上面に当接し
て位置決め固定するとともに、各ソケット16が止め付
けボルトに嵌合し、ナットランナ12の回転によってボ
ルトが弛められる。
【0029】この時、各アーム34の下端部は、シリン
ダユニット35の作動によって閉じ、フック部材38が
軸受キャップW2の側面開口部に入り込み保持する。
【0030】そしてすべてのボルトが弛むと、回転駆動
部材13が作動して各ロッド22を回転させ、このロッ
ド22のネジ部に螺合する各アーム保持ブロック23を
上方に移動させる。つまりシリンダブロックW1と軸受
キャップW2を分割させる。
【0031】この際、ドライブ軸20のスプロケット2
4に掛け渡されたチェーン25の作用によって、両ドラ
イブ軸20の回転の同調が図られ、軸受キャップW2は
傾くことなく直上に引き抜かれる。
【0032】つまり、例えば軸受キャップW2の重量が
左右非対象の場合であっても、シリンダブロックW1の
位置決めピンから離脱する際の軸受キャップW2の姿勢
は保持され、位置決めピンとの間でこじったり或いは軸
受キャップ内面に傷がつく等の不具合がない。又、左右
の回転駆動部材13の精度は、然程厳密に調整しなくて
もチェーン25によってその誤差が吸収出来る。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の分割装置は、軸受
キャップ止め付けボルトの弛めと分割移動の操作を分け
るとともに、分割移動させるための出力軸にチェーンを
掛け渡すことによって、極めて簡素な構成で軸受キャッ
プの姿勢を保持したまま分割させることが出来る。又、
取り扱う軸受キャップの種類によって、左右の重量にア
ンバランスがあるような場合でも、装置側には何等の変
更も伴わずに対応出来、しかも、各保持部を移動させる
ための複数の駆動部の精度を正確に調整するような必要
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分割装置の正面図
【図2】分割装置の側面図
【図3】図1の一部拡大図
【図4】図2の一部を拡大した断面図
【符号の説明】
1 軸受キャップ分割装置 12 ナットランナ 13 回転駆動部材 20 ドライブ軸 24 スプロケット 25 チェーン 34 アーム 38 フック部材 A ボルト弛め手段 B 引き抜き手段 C 保持手段 W2 軸受キャップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受キャップの止め付け用ボルトを弛
    めるボルト弛め手段と、軸受キャップ保持用の複数の保
    持部を備えてなる保持手段と、軸受キャップを分割方向
    に引き抜く引き抜き手段を備えた軸受キャップ分割装置
    において、前記保持手段は、軸受キャップの複数の開口
    部に入りこんで保持する複数のフック部材を備え、前記
    引き抜き手段は、前記複数のフック部材の夫々に接続さ
    れ夫々の引き抜き方向に移動させるための各出力軸と、
    各出力軸を回転駆動して夫々のフック部材を上下に移動
    する夫々の回転駆動部材を備え、前記各出力軸に、各保
    持部の移動速度を同調させるチェーンを掛け渡したこと
    を特徴とする軸受キャップ分割装置。
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FR2994874B1 (fr) * 2012-09-04 2014-08-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Outillage pour devissage d'un chapeau de palier comprenant un moyen de maintien

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