JP3062880B2 - 位相測定装置及び方法 - Google Patents
位相測定装置及び方法Info
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Description
測定に関し、特に、広帯域電気通信ネットワークを介し
て伝達する電気信号内の位相ジッタ及び周波数ワンダー
を測定する装置及び方法に関する。
って劇的に発展してきており、これらネットワークに
は、音声の他にデータ及びビデオのサービスを行う世界
規模の人工衛星、マイクロ波及びファイバ光学リンクが
ある。アナログの単純な古い電話サービス(Plain Old
Telephone Service:POTS)から始まって、電気通信
産業は、1950年代に非同期デジタル・システムに入
った。デジタル・システムの階層には、構成単位として
DSと名付けたデジタル信号を用いている。基本的なレ
ートは、DS0であり、これは、1秒当たり64キロバ
イト(64Kbps)の単一音声チャンネルである。D
S1は、24音声チャンネルに、1秒当たり1.544
メガバイト(1.544Mbps)に等しいハウス・キ
ーピング・ビットを足したものである。次の表1は、制
定されたDSのレベル及びビット・レートを示す。
は、表2に示すレートであって、プレイソクロナウス・
デジタル・ハイアラキー(Pleisochronous DigitalHier
archy:PDH)と呼ばれる等価非同期デジタル標準を採
用した。
年代から迅速に発展し、ネットワークの信頼性、帯域
(バンド)幅及び品質における劇的な改良に貢献した。
第1世代では、独占的なアーキテクチャ、装置、ライン
・コード、複合フォーマット及び保守手順に左右され
た。これらシステムのプロバイダ(設備者)は、種々の
供給業者からの装置を混成したり、一致させるために、
標準規格を望んだ。よって、1980年代の後半に、交
換キャリア標準組合(Exchange Carriers Standards As
ociation)及び国際電報電話協議委員会(Internationa
l Telegraph and Telephone Consultative Committee)
は、同期デジタル・ハイアラキー(SDH)として単一
の国際標準規格を展開した。
ク用に広帯域の伝送技術を確立したファイバ光学データ
伝送システムである。同期光学ネットワーク(Synchron
ousOptical Network:SONET)は、アメリカ合衆国
で実現された。21世紀に向かった世界規模の電気通信
用の伝送設備を設けるために、包括的なSDH/SON
ET標準規格が期待されている。
ワーク・システムと同じく簡単に利用できるが、その改
良された構成の柔軟性及び帯域幅には、現在のシステム
よりも大きな利点がある。これらは、音声、データ及び
ビデオ信号を広帯域の同期チャンネルに多重化できる能
力がある。ここでは、個別のデータ・バイトを簡単且つ
単一に識別でき、必要な装置を減らし、ネットワークの
信頼性を高め、オーバーヘッド及びペイロード・バイト
を用意できる。なお、オーバーロード・バイトにより、
ペイロード・バイトの管理ができる。
ハイアラキーによって、異なる容量の多重信号を伝送す
るバイト・インタリーブ多重技術を用いる。バイト・イ
ンタリーブが、多重化を単純にし、端から端までのネッ
トワーク管理能力を与える。SDH/SONET多重化
では、先ず、1秒当たり51.94メガバイト(51.
84Mbps)で動作する同期転送信号レベル1(Sync
hronous Transport Singal level-1:STS−1)と呼
ばれている最低レベル又はベース信号を発生する。レベ
ルのより高い信号(STS−N)は、STS−1を整数
倍したものであり、表3に示す如きSTS−N信号の仲
間ができる。STS−N信号は、Nバイトでインタリー
ブされたSTS−1信号を含んでいる。また、表3は、
光学キャリア・レベル−N(OC−N)で表され、各S
TS−N信号用の光学対応部も示す。SDHにおいて、
ベース信号は、155.52Mbpsで動作する同期伝
送モジュール・レベル1(STM−1)と呼ばれる。高
次のレベル信号(STM−N)は、ベース・レートの倍
数である。
グを導出する従来のデータ伝送システムとは異なり、S
DH/SONETネットワーク要素は、外部タイミング
基準から伝送タイミングを導出している。特に、従来の
データ伝送システムは、非同期伝送であるが、SDH/
SONETは、同期伝送である。
は、情報の全フレームを蓄積するのに充分なほど大きな
蓄積バッファを必要とするが、システムに大きな時間遅
延が生じる。これとは対照に、SDH/SONET同期
システムの多重化入力信号は、比較的に小さなタイミン
グ差を考慮するのに、数バイトの蓄積バッファのみが必
要である。
イミング動作は、従来のPDH(Pleisochronous Digit
al Hierarchy)ネットワークと全く異なる。特に、デー
タ・サービスの発生と、伝送と、累積と、タイミング・
ジッタ及びワンダー(wander:その定義は後述する)の
影響とは、本質的に異なる。ジッタ及びワンダーは、装
置の製造業者及びネットワークの操作者のみに影響する
ばかりでなく、かかるネットワークを用いて高品位で信
号を配信しようとするテレビジョン放送局の如き最終ユ
ーザにも影響する。
ンダー、特に、SDHポインタ・ジッタの影響は異なる
ので、ハイブリッドSDH/PDHネットワークをイン
ストールし、限定し、保守するのに用いる試験装置にも
影響を与える。既存の方法は、もはや適さず、信頼性が
ないので、新たなジッタ及びワンダー測定方法が必要と
される。
いて、理想的な時間位置からの重要時点(意味のある瞬
間)の短期間の変動及び長期間の変動として夫々定義す
る。例えば、デジタル信号が、理想的なクロック信号源
に対して時間的に前後に移動することにより、デジタル
信号の時間位置が連続的に変化する。データ信号上のジ
ッタ及びワンダーは、データを発生するのに用いるクロ
ック信号の位相変調と等価である。
の程度シフトするかの幅と、その信号の位相のシフトが
いかに迅速であるかという周波数とがある。標準規格で
は、周波数変動は、ジッタとしての10ヘルツより高い
レートでの変化であり、位相変動は、ワンダーとしての
10ヘルツ未満のレートでの変化である。幅は、ユニッ
ト・インターバル(UI)として特定され、ジッタの1
UIは、データ・レートに関係なく、1データ・ビット
幅である。ジッタ幅は、ネットワーク装置内のビット・
エラーを起こすピーク・ジッタであるので、通常、RM
S値(実効値)ではなく、ピーク・ピーク値で定められ
る。
う。この定義により、信号がそれ自体を基準にした場合
には、ジッタがない。よって、被測定信号及び基準クロ
ックとの間の位相差又は周波数差として、ジッタ及びワ
ンダーを測定する。
時点で動作しない判断回路が引き起こすロジック・エラ
ー問題や、空又はオーバーフローになった入力バッファ
が引き起こしたり、フレーミング・スリップ、データ損
失又はデータ繰り返しが引き起こす損失データ問題や、
エンコードされたアナログ信号の再生における劣化問題
などのいくつかの問題が生じる。後者の問題は、通常、
音声伝送では問題ではないが、デジタル化されたテレビ
ジョン信号では大きな劣化を引き起こす。なお、デジタ
ル化されたテレビジョン信号には、カラー情報を伝搬す
るのに高度の位相安定性が必要である。
異なる機構が、ジッタ及びワンダーを発生し、伝送し、
変換する。特に、SDHクロス接続ノード、アナログ・
デジタル・ノード及び終端マルチプレクサ・ノードに
て、SDHポインタ・ジッタは、潜在的に重要な問題と
なる。SDH内のポインタ機構は、かかるノードにおけ
るインカム・ペイロード及びアウトゴーイング・フレー
ムの間の周波数差及び/又は位相差を補償する。例え
ば、分離したSDHネットワークが同じクロックで同期
されていても、ペイロードが異なるSDHネットワーク
にクロス接続されていると、温度変化により、ケーブル
の伝搬遅延に変化が生じて、ライン及びクロックにワン
ダーが生じる。さらに、インカミング・ペイロードは、
代表的には、互いに、又は、アウトゴーイングSDHフ
レームと同相ではない。
ップ変化を導入するか、又は、SDHフレームに対して
3バイトまでペイロードを進ませるか遅らせるかして、
SDHフレーム構造内でペイロードを「フロート」す
る。かかるポインタの移動は、位相調整の24ビットの
単一ブロックを信号内に挿入できるので、これらポイン
タ移動が大量のジッタをペイロードに持ち込むので、ジ
ッタ・インパルスが生じる。
ルツであるジッタ/ワンダーの境界周波数未満で理想的
に応答しないので、上述のジッタの測定は困難である。
これは、従来のPDHネットワークにおいて、論点とは
なっていない。しかし、SDH/PDHネットワークに
おいて、10ヘルツ未満のジッタ測定応答変動は、測定
精度を大幅に劣化させる。
L)10を有する従来のジッタ測定装置を示す。このP
LL10は、位相検出器12と、ロウ・パス(低域通
過)フィルタ(LPF)と、ループ・フィルタ14と、
電圧制御発振器(VCO)16と、分周器18とを具え
ている。ジッタ測定回路は、LPFの出力信号に応じ
て、クロック再生及びプリスケーラ20が調整したデー
タ入力信号のジッタを測定する。このジッタ測定装置で
は、PLL10を用いて、ループ帯域幅程度に低い周波
数のジッタを測定できる。このループ帯域幅が非常に低
ければ、あるビデオ測定においては、PLL10が不安
定になるかもしれない。残念なことに、低周波数では、
測定可能なジッタ量は、位相検出器12のダイナミック
・レンジとプリスケーラ20が用いる分周比との積を超
えることができない。このループ帯域幅は、ジッタ測定
のハイ・パス特性を決めるが、それを制御するのは困難
である。その理由は、制御が困難であるVCO16の利
得が、ループ帯域幅に非常に影響するためである。
す。位相検出器12は、クロック再生及びプリスケーラ
20が調整したデータ入力信号の位相を、例えば、基準
クロック発生器24が同期させる直接デジタル・シンセ
サイザ(DDS)26が発生した基準信号と比較する。
位相検出器12の出力信号をロウ・パス・フィルタ(L
PF)を介して、ワンダー測定回路に供給して、データ
入力信号のワンダーを測定する。ワンダー測定レンジ
は、位相検出器12のダイナミック・レンジと、プリス
ケーラ20が用いる分周比とにより制限される。大きな
分周比を用いる場合、ワンダー測定の分解能が失われ
る。
他の欠点は、典型的には、アナログ手段に関連する。種
々の信号レート、形式、フォーマット及び標準規格に
は、ジッタ及びワンダーの測定が必要である。従来のア
ナログ測定システムは、典型的には、ジッタ又はワンダ
ーのみを測定し、特定の信号レート、形式、フォーマッ
ト又は標準規格を測定するためには、プリスケーラ、P
LL及びループ・フィルタの異なる組合せが必要とな
る。
1日に出願されたアメリカ合衆国特許出願第08/57
6422号には、1つの経路における高帯域ジッタと、
第2経路における低帯域ジッタ及びワンダーを測定する
ジッタ及びワンダー測定装置を記載している。この装置
は、デジタル的に制御される位相ロック・フィルタを具
えており、この位相ロック・フィルタは、位相検出器
と、アナログ・デジタル変換器と、デジタル信号プロセ
ッサと、直接デジタル・シンセサイザとを有している。
位相検出器は、入力信号から導出したクロック入力と、
直接デジタル・シンセサイザが発生した第2信号との間
の位相差信号を発生する。この位相差信号をデジタル化
し、デジタル信号プロセッサ及びハイ・パス及びロウ・
パス・フィルタ・バンクに供給する。デジタル信号プロ
セッサは、デジタル・データに対して、2次ループ・フ
ィルタ機能を実行して、直接デジタル・シンセサイザ用
に周波数更新値を発生して、直接デジタル・シンセサイ
ザ出力に対して入力クロック信号をロックする。デジタ
ル信号プロセッサは、更に、ループ・フィルタ・データ
に対して積分機能を実行して、低周波位相データを発生
する。この低周波数位相データを更に処理し、ろ波し
て、サブバンド・ジッタと呼ばれるロウ・パス・ジッタ
を求め、ワンダー測定を行う。また、デジタル信号プロ
セッサは、実行する測定機能に応じてループ・フィルタ
帯域幅を設定する。ハイ・パス及びロウ・パスのフィル
タ帯域に結合したデジタル化位相データをろ波し、測定
プロセッサに供給して、ハイ・パス・ジッタ測定を行
う。この測定における欠点は、ロウ・パス及びハイ・パ
スのジッタ測定用の2重の測定チャンネルである。さら
に、位相ロック・ループのループ帯域幅は、サブバンド
測定用のロウ・パス・フィルタ・カットオフとして用い
る。また、実行する測定と、入力信号の周波数とに応じ
て変化する位相ロック・ループ帯域幅により、ハイ・パ
ス測定が決まる。これは、ループ・フィルタを用いる行
う測定ごとに、ループ帯域幅を構成する必要がある。
ム的に再構成できる単一の装置により、種々の信号レー
ト、形式、フォーマット及び標準規格を測定する一体化
されたジッタ及びワンダー測定装置及び方法が必要とさ
れている。さらに、ジッタ及びワンダー測定は、安定
し、正確であり、測定周波数範囲が広くなければならな
い。また、ジッタ及びワンダー測定装置及び方法は、位
相ロック・ループのループ帯域幅と関係なく、広範囲に
わたって、ジッタ測定ができなければならない。さらに
また、ジッタ及びワンダー測定装置及び方法は、本質的
にゼロ・ヘルツから、信号データ経路におけるシステム
成分での限界まで、ジッタ測定をできなければならな
い。
ロ・ヘルツから広範囲にわたって、電気信号の位相差を
測定できる装置及び方法の提供にある。本発明の他の目
的は、電気信号のジッタ及びワンダーを測定できる装置
及び方法の提供にある。本発明の別の目的は、種々の信
号レート、形式、フォーマット及び標準規格にわたって
ジッタ及びワンダーを測定できる装置及び方法の提供に
ある。本発明の更に別の目的は、上述の目的に合致し、
プログラム的に再構成できる単一の装置の提供にある。
本発明の更に他の目的は、広く調整可能である測定周波
数範囲にわたって安定且つ正確にジッタ及びワンダーを
測定する装置及び方法の提供にある。
いては、電気信号のジッタ及びワンダーを測定する位相
測定装置は、実時間で動作し、測定を行う多数の帯域幅
をデジタル的に制御する。位相ロック・ループ(PL
L)は、位相検出器と、ロウ・パス(低域通過)フィル
タ(LPF)と、アナログ・デジタル変換器(ADC)
と、デジタル信号プロセッサ(DSP)と、直接デジタ
ル・シンセサイザ(DDS)と、プリスケーラが続くト
ラッキング(追従)発振器とを具えている。位相検出器
は、入力信号を受け、この入力信号は、DDSから得た
信号と比較される。位相検出器の出力信号は、ジッタ及
びワンダー・データを含んでおり、位相差信号は、位相
ロック・ループのループ帯域幅よりも高い位相差を表す
第1周波数成分を有する。この位相差信号をろ波し、A
DCでデジタル化する。DSPは、ADCから位相差信
号データを受け、このデータに対して比例積分フィルタ
機能を実行して、周波数更新値を生じる。この周波数更
新値をDDSに供給して、DDS内の位相累積レジスタ
を更新することにより、PLLをロックする。
なレートでクロック信号を発生する。トラッキング発振
器は、DDS周波数の高調波にロックして、位相測定の
分解能を増加する。マスタ基準クロックは、PLLを制
御し、その安定性及び精度は、低周波数ワンダーを測定
するのに充分である。DSPは、更に、ループ・フィル
タ機能の結果に対して積分機能を実行し、位相ロック・
ループのループ帯域幅未満の位相差信号の第2周波数成
分を発生する。PLLのループ帯域幅よりも高い第1周
波数成分を表すアナログ・デジタル変換器からの位相差
信号データと、PLLのループ帯域幅未満の第2周波数
成分を表すデジタル信号プロセッサからの処理済み位相
差信号データとを加算回路で組合せる。加算回路からの
組合せ信号を測定回路に供給して、第1信号の位相差を
測定する。
タル的にプログラム可能(プログラマブル)なロウ・パ
ス・フィルタ及びハイ・パス(高域通過)フィルタを具
えており、これらロウ・パス・フィルタ及びハイ・パス
・フィルタのブレークポイントを設定して、サブバン
ド、ワイドバンド、フルバンド及びハイバンドの少なく
とも1つにおけるジッタと、ワンダー・バンドにおける
ワンダーとの如く、種々の周波数帯域において、第1信
号の位相差を測定する。ろ波した位相差信号データをプ
ロセッサに供給して、ジッタを測定するための選択した
測定帯域幅にわたる位相差信号データと、ワンダーを測
定するための第2周波数成分の時間にわたる位相差値と
最小及び最大のピーク・ピーク(ピーク対ピーク)値及
びRMS値を蓄積する。発生手段は、ユニット・インタ
ーバル内のジッタと、時間増分内のワンダーとを計算す
る。DDSへの周波数更新は、微分され、ろ波されて、
周波数ドリフト測定を行う。
ジタル信号プロセッサと、アキュムレータとを具えてい
る。デジタル信号プロセッサは、位相差信号」第2周波
数成分を表す処理済み位相差信号データに対して、ロウ
・パス・フィルタ及びハイ・パス・フィルタの機能を実
行し、アキュムレータは、ワンダー・データ用に第2周
波数成分の時間にわたってろ波した位相差値蓄積する。
加算回路は、DSPからの位相差信号データのろ波し積
分した第2周波数成分と、ADCからの位相差信号デー
タの第1周波数成分とを組み合わせる。なお、この第1
周波数成分は、デジタル的にプログラム可能なロウ・パ
ス・フィルタ内でロウ・パス・フィルタ処理(ろ波)さ
れる。加算回路の出力は、デジタル的にプログラム可能
なハイ・パス・フィルタ内でハイ・パス・フィルタ処理
(ろ波)され、プロセッサに供給されて、選択したジッ
タ帯域にわたって位相差信号データの最小及び最大のピ
ーク・ピーク値及びRMS値を蓄積する。
の第1信号を受け、ループ帯域幅を有する位相ロック・
ループの一部であるデジタル的に制御される周波数信号
源により、第2周波数の第2信号を発生する。位相検出
器は、第1及び第2周波数の間の位相差を示す位相差信
号を発生し、この位相差信号は、位相ロック・ループの
ループ帯域幅より高い位相差を表す第1周波数成分を有
する。この位相差信号をデジタル化し、処理して、周波
数更新を行う。そして、デジタル的に制御される周波数
信号源に周波数補正データを供給して、第1及び第2周
波数を位相ロック状態にする。第2周波数成分は、位相
ロック・ループのループ帯域幅未満である。ループ帯域
幅よりも高い第1周波数成分を表す位相差信号データ
と、ループ帯域幅未満の処理した第2周波数成分とを組
み合わせて処理し、第1信号における位相差を測定す
る。
数帯域を選択し、少なくとも1つのジッタ量の位相差デ
ータ振幅のピーク・ピーク及びRMSを測定し、ワンダ
ー量をもとめるため第2周波数成分の時間にわたるろ波
した位相差値を測定する。
照した以下の詳細説明から明らかになろう。
0の機能ブロック図を示す。この位相測定装置30の主
なアプリケーションは、DS、E及びSDH/SONE
Tの如きデジタル入力信号32内のクロックと、基準信
号との間の位相差の測定である。位相測定装置30が測
定できる入力信号フォーマット、レート及び範囲には、
好ましくは、少なくとも1秒当たり2.5ギガバイトま
での通信速度を有するノンリターン・ツウ・ゼロ(ゼロ
不復帰)、リターン・ツウ・ゼロ(ゼロ復帰)、コード
・マーク反転、交互マーク反転、従来のクロック信号な
どの電気システム及び電気/光学システムが用いる種々
の通信フォーマットがある。サブバンド、ワイドバン
ド、フルバンド及びハイバンドと呼ばれる多くのジッタ
・バンドの少なくとも1つや、ワンダー・バンドの如き
周波数帯域において、入力信号の位相差エラーを測定す
る。位相差エラー測定を行う周波数帯域は、これら特定
の帯域に限定されるものではなく、本発明の要旨内で用
いることができる他の周波数帯域でもよい。ジッタに対
してはユニット・インターバルで、ワンダーに対しては
時間で、ユーザに位相差エラーを伝える。
ratum)1レートであるか、ジッタ測定のみが必要な場
合には階層3レートであるのが好ましいセシウム原子ク
ロック発生器などのクロック信号源からの基準クロック
34が、位相測定装置30のタイミング及び同期機能を
制御する。この基準クロック34を位相ロック・ループ
(PLL)36、組合せ手段38及び測定手段40に供
給する。PLL36は、デジタル信号プロセッサ(DS
P)44と、デジタル的に制御される(デジタル制御)
周波数信号源(DCFS)46と、アナログ・デジタル
変換器(ADC)50とを含んでいる。組合せ手段38
及び測定手段40は、詳細に後述するように、Xili
nx社製4006型や、Altera社製FLEX80
00シリーズFPGAや、又は、FPGA、ディスクリート
・デジタル・フィルタ及び他の要素との組合せであるフ
ィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPG
A)で実現してもよい。システム・プロセッサ42は、
PLL36、組合せ手段38及び測定手段40に結合す
る。位相測定装置30は、好ましくは、本願出願人が製
造しているCTS710型や、CTS750SONET
及びSDH試験セット用の光学プラグイン装置として実
現できる。
号32を受ける。デジタル制御周波数信号源46は、基
準クロック34及びDSP44からの入力信号に応答し
て、第2周波数の第2信号を発生し、位相検出器48に
供給する。位相検出器48は、入力信号32とデジタル
制御周波数信号源46からの信号との間の位相差に比例
する位相差信号を発生する。ADC50は、この位相差
信号を受け、PLL36のループ帯域幅よりも高い第1
周波数成分のデジタル位相差信号データを発生する。D
SP44及び組合せ手段44は、ADC50からの位相
差信号電圧を受ける。DSP44は、位相差信号データ
を処理して、周波数制御信号をデジタル制御周波数信号
源46に供給して、このデジタル制御周波数信号源46
の出力信号を入力信号32に位相ロックする。DSP4
4は、周波数制御データに対して積分機能を実行し、P
LL36のループ帯域幅未満の第2周波数成分を表す位
相差信号データを発生して、組合せ手段38に供給す
る。
プ帯域幅未満の積分した位相差信号データと、ADC5
0からのループ帯域幅より高い位相差信号データとを受
け、好ましくは、これら入力信号を加算して、入力信号
の位相差エラーを含む出力を発生する。測定手段40
は、組合せた位相差信号データを受け、このデータを被
測定帯域に応じてろ波し、その帯域内における入力信号
の位相差を測定する。測定手段40が測定した位相差は
をシステム・プロセッサ42に供給して、ジッタ測定に
対してはユニット・インターバルに変換し、ワンダー測
定に対しては、秒、又は、秒の一部に変換する。ユニッ
ト・インターバル・ジッタ測定及びワンダー測定の結果
を、表示のために表示プロセッサ(図示せず)に供給す
る。位相ロック・ループ36内のデジタル制御周波数信
号源46と、PLL36のループ帯域幅よりも高い位相
差信号データ及び低い位相差信号データを加算する組合
せ手段38とを非常に正確な基準クロック34と共に用
いることにより、位相差エラーを測定する装置30はゼ
ロ・ヘルツまでの非常に正確な測定をできる。
ジッタ及びワンダーを測定する本発明による位相測定装
置30の第1実施例を示す。本発明によりジッタ及びワ
ンダーを測定する装置(JAWA)30は、PLL36
を制御するDSP44を用いており、プリスケーラ60
から受けた信号を、入力信号62から再生し、光学的に
プリスケールしたクロックに位相ロックさせる。PLL
36のループ帯域幅は、DSP44で制御可能である。
ループ帯域幅よりも高い入力信号位相ジッタが、プリス
ケーラ60からの信号と、再生したクロックとの位相差
として現れ、以下、この位相差を位相差信号の第1周波
数成分という。ループ帯域幅未満の位相ジッタは、デジ
タル制御周波数信号源46内のDDS64の周波数を調
整するのに必要な周波数調整の積分として現れ、以下、
位相差信号の第2周波数成分という。DDS64の周波
数は、トラッキング発振器66及びプリスケーラ60が
安定して乗算して、PLL36を入力信号周波数に位相
ロックする。
定装置30内のタイミング機能及び同期機能を制御する
25.92MHzの信号を発生する。測定を安定且つ正
確にするために、システム・クロック発生器68は、セ
シウム原子基準クロック34にロックされる。
なくとも適応標準規格が要求する周波数までの入力デー
タ遷移におけるジッタを防ぐ方法で、データ信号の如き
入力電気信号又は電気光学信号から、クロック信号を再
生する。再生されたクロック信号は、適切にプリスケー
ルされ、位相検出器48がプリスケーラ60からの信号
と位相比較する。位相検出器48は、好ましくは、ダイ
ナミック・レンジが±2πラジアンのモトローラ社製M
CK12140型である。
対電圧特性を有する3状態位相検出器であり、受信しプ
リスケールした入力信号と、プリスケーラ60からの信
号との間の位相差を直接評価できる。これら2つの信号
の公称周波数が等しい、即ち、PLL36がロックされ
ていると仮定すれば、位相検出器48からの出力信号
は、ジッタ測定に対して非常にふさわしい。特に、この
出力信号は、ジッタ信号をパルス幅変調したものであ
り、ジッタ信号を抽出するのにロウ・パスろ波(フィル
タ処理)のみを必要とする。所定の時間インターバル
(時間間隔)にわたって位相検出器48からのろ波され
た出力の最大振幅を求めて、ピーク・ジッタ測定を行
う。
DDE(直接デジタル・シンセサイザ)64が発生した
4MHzから8MHzの信号の100番目の高調波にロ
ックした400〜800MHzの周波数範囲で動作する
Zコム(Z−Comm)電圧制御発振器である。DDS
64は、好ましくは、25.92MHzのシステム・ク
ロック68及び101.25KHzレートでDSP44
が更新した周波数にロックされるアナログ・デバイシス
社製7008型である。プリスケーラ60は、プログラ
ム可能な周波数倍数を発生するので、トラッキング発振
器66は、総ての好ましい入力信号レートで用いるのに
適する。安定性を確実にするため、トラッキング発振器
66のトラッキング帯域幅は、PLL36の最大帯域幅
よりも非常に広く、好ましくは、約20KHzである。
MHzのアナログ・ロウ・パス・フィルタ(LPF)7
2がろ波する。このLPF72は、デジタル化レートが
25.92MHzであるADC50用の信号をアンチ・
エリアシングする。ADC50は、好ましくは、10ビ
ット分解能のアナログ・デバイシス社製9050型であ
る。
ータは、後述のPLL36及び組合せ手段38の両方に
供給する。2段カスケード接続のデシメーション補間コ
ム(くし歯)ロウ・パス(CIC)フィルタ74によ
り、PLL36内のデータの25.92MHzのデジタ
ル化レートを、DSP44の101.25KHzサンプ
リング・レートに変換する。CICフィルタ74は、好
ましくは、デシメーション比が256で、101.25
KHzサンプリング・レートで一定の10マイクロ秒グ
ループ遅延である。これは、DSP44が処理する前の
データをアンチエリアシングするために非常に適する。
SP44は、比例積分ループ・フィルタ、積分、及びP
LL36のロック外れ検出機能、周波数ドリフト検出機
能を実行する。さらに、DSP44は、ロウ・パス及び
ハイ・パスのフィルタ機能を実現してもよい。特に、D
SP44は、CICフィルタ74からのろ波しデジタル
化した位相差信号データを受け、比例積分ループ・フィ
ルタ機能を実行して、アナログ2次アクティブ・ループ
・フィルタを模倣して、このデータを処理する。DSP
44は、ろ波し処理したデータを用いて、DDS64の
周波数決定レジスタを更新する。この処理は、好ましく
は、101.25KHz更新レートでの25.92MH
zのシステム・クロック68での正確な約数での時間増
分にて生じる。DSP44が実行するループ・フィルタ
・プログラムは、好ましくは、後述の式1で示す関数に
より実現される。
イム・スロットに等しく、ADCNetは、±512から
のADC50の値である。
数は、次のように決まる。ADC50は、10ビット数
である(ADCNetは、ほぼ、符号を付した9ビット数
である)。PLL36の帯域幅は、少なくとも10Hz
である。したがって、遷移のため、ADC値がゼロに戻
る前に、加重で最大20000サンプルがある。Kpの
最大数は、約2500である。さらに、このように低い
帯域幅の場合、Klは、常に1未満である。したがっ
て、24ビットのアーキテクチャは、加重機能を達成す
るのに充分である。
デルに追従する。ここで用いる仮定及び定数は、DDS
64の感度が0.006ヘルツ/ビットに等しく、ダン
ピング係数が5であり、位相検出器48の利得がプリス
ケーラ60の分周比及びADC50のダイナミック・レ
ンジの百分率で決まる。特定の実施例において、PLL
36のループ・フィルタは、約500ヘルツの範囲内で
プログラムされている。代わりに、好ましい範囲が約5
00Hzから約1KHzである所望のパラメータを基に
約2.5KHzまでの帯域幅の範囲をカバーするよう
に、ループ・フィルタをプログラムしてもよい。
しくは、デジタル的に実現されたフィルタ、積分器、及
び発振器を用いるので、これらを実施する数学的な基礎
については、図4を参照して後述する。PLL36のル
ープ帯域幅の条件について述べたが、これは、開ループ
伝達関数により決まる。ハイ・パス・フィルタ(HP
F)の出力信号は、位相検出器48が発生した位相エラ
ー信号Vdから導出する。位相検出器利得(ボルト/ラ
ジアン)は、定数Kdが表し、VCO利得(ラジアン/
秒/ボルト)は、定数Koが表す。F(s)は、ループ
・フィルタ90のラプラス変換関数を示す。
LL36の閉ループ伝達関数HHPF(s)は、式2で表
す。
LL36の対応する閉ループ伝達関数HLPF(s)は、
式3で表す。
例成分及び積分成分を含んでおり、その伝達関数は、式
4となる。
は、総ての入力信号及び周波数帯域測定に対して、50
0ヘルツの範囲内に固定されている。しかし、サブバン
ド・ジッタ測定周波数帯域に対しては、ループ帯域幅
を、ロウ・パス・フィルタ帯域制限を設定するために用
いてもよい。好適な実施例においては、1KHzに対し
てサブバンド測定用のループ帯域幅を設定するが、ルー
プ帯域幅は、約500Hzから約2.5KHzの範囲内
でもよい。
大きいダンピング係数をζdesとすると、式5及び6に
示すように主要単一ポールを仮定して、ループ利得が求
まる。
ようになる。
近似を正確に行うのに必要なわずかの調整を含んでお
り、式5及び6は、好ましいダンピング係数及びコーナ
ー周波数用の正確な比例及び積分利得を与える。
プ・フィルタを上述した。DSP44内でループ・フィ
ルタを実現するには、これらを離散系又はz領域に変換
する必要がある。これは、式7で示すようにプリラッピ
ング(prewraping)双線形変換を用いて行う。
マッピングする。Fsは、システム・サンプル・レート
であり、好ましくは、101.25KHzである。
(Ωd)を対応するデジタル周波数(ωd)に正確にマッ
ピングするのを確実にする。また、式8に示すように、
線形時間領域及び離散的時間領域の間の非線形周波数マ
ッピングのため、このプリラッピングが必要である。
好ましくは、両方の領域にわたって保護されているの
で、必要なプリラッピングを決定する。式7及び8を組
み合わせて、s領域のアナログ・プロットタイプをz領
域のデジタル的実行にマッピングできる。これら組合せ
は、式9で表す。
域幅である。
0で表すように、z領域における2次有限インパルス応
答(IIR)フィルタである。
合わせて得る。次に、このフィルタは、式11で示す差
式を用いて実施できる。
6のVCO機能のアナログ又はデジタルによる実施にお
いて固有のものである。しかし、デジタルによる実施に
おいて、DSP44は、アナログ領域のみで存在するの
で、ロウ・パスろ波されたPLL信号に直接アクセスを
しない。したがって、F(z)が発生した周波数サンプ
ルからループ・フィルタのサンプルを得ることは、DD
S64における固有のものを模倣する積分関数を実施す
るDSP44を必要とする。
る。
の計算は、利得段と等価であり、よって、式13に示す
分子定数に含めることができる。そして、DSP44
は、トラッキング発振器66、DDS64及びプリスケ
ーラ60を含むVCO構造全体を模倣する。これは、
「プラント」P(z)の如き既知の制御システム用語を
用いており、これら両方の領域は、式13で表せる。
44において多くの異なる方法で実現できる。例えば、
ループ・フィルタ機能及びVCO構造全体を模倣する機
能は、PLL36のループ帯域幅未満の位相差信号の第
2周波数成分を発生する機能を模倣するDDS64及び
VCO構造用の周波数更新値を発生するループ・フィル
タ機能と並行に実現できる。他の実現方法では、周波数
更新値を加算し、その結果を適切に拡大縮小(スケーリ
ング)して第2周波数成分を発生することにより、周波
数更新値において積分機能を実施する。本願の特許請求
の範囲は、ループ・フィルタ機能及び積分機能の上述の
実施例及び他の実現方法をカバーするものであり、DD
S64用に周波数更新値を発生し、PLL36のループ
帯域幅未満の位相差信号データの第2周波数成分を発生
する。
は、好ましくは、ロック外れ状態から回復できる。位相
検出器48が、正又は負の制限電圧を発生することによ
り、ロック外れ状態に応答するので、ADC50がデジ
タル化した位相検出器48の出力電圧が所定の正又は負
しきい値を超えたときに、DSP44は、ロック外れ状
態を補正できる。DSP44は、ループ・フィルタ係数
を切り換えて、より広いループ帯域幅に対応する設定に
応答して、所定期間だけPLL36がロックされるのを
待つ。この所定期間経過後、PLL36が依然ロック外
れ状態ならば、DSP44は、ループ・フィルタ係数を
切り換えて、より広いループ帯域幅に対応する別の設定
に応答する。PLL36がロックするまで、この処理を
繰り返す。
第2周波数成分を表すDSP44からの積分した周波数
制御データは、CIC補間フィルタ74を通過すること
により、25.92MHzに補間される。好適な実施例
において、補間されたデータは、16ビット・データで
あり、これは、組合せ回路(手段)38に供給されて、
ADC50からの10ビット出力データと加算される。
組合せ回路38は、位相差信号データの第1及び第2周
波数成分を表すADC50及びDSP44の出力を加算
するアキュムレータを有するデジタル加算ノードとして
実現してもよい。好適には、この組合せ手段は、Xil
inx社製FPGA52型で実現した。DSP44及び
ADC50からの対応サンプル点の各々を加算して、測
定手段40に供給する。位相差信号データの第1及び第
2周波数成分を組み合わせる際のエラーは、トラッキン
グ発振器66の影響であり、2つの信号経路での遅延の
一致できる程度で決まる。これらエラーは、極めて小さ
くできる。組合せ回路の加算出力は、本質的にはゼロ・
ヘルツからADC50の周波数限界までの第1信号にお
ける位相差を表す。
に基づいて伝送信号の位相差エラーを測定するために、
絶えず標準規格を設定している。例えば、ITU標準委
員会は、データ・レートに関係なく、ハイ・パス・フィ
ルタのブレークポイントを10ヘルツに対して設定する
というジッタのフルバンド測定を提案した。高帯域測定
においては、ハイ・パス・フィルタのブレークポイント
の標準は、DS1及びDS3データ・レートでは10ヘ
ルツに、E1及びE2データ・レートでは20ヘルツで
設定された。E3用のハイ・パス・フィルタのブレーク
ポイントは、100ヘルツに設定され、E4では200
ヘルツに設定されている。51.84Mbps、15
5.52Mbps、622.08Mbpsのデータ・レ
ートでは、ハイ・パス・フィルタのブレークポイント
は、夫々100ヘルツ、500ヘルツ、1000ヘルツ
である。異なるデータ・レートに対するロウ・パスのブ
レークポイントの例は、1.544Mbpsで40KH
zであり、2.048Mbpsで100KHzであり、
8.488Mbps、44.736Mbps及び51.
84Mbpsで400KHzであり、34.368Mb
psで800KHzであり、139.264Mbpsで
3.5MHzであり、155.52Mbpsで1.3M
Hzであり、622.08Mbpsで5MHzである。
種々のデータ・レートのために、位相測定装置30は、
伝送信号の位相差エラーを測定するための周波数帯域を
実現するために、デジタル的にプログラム可能なロウ・
パス・フィルタ及びハイ・パス・フィルタを組み込んで
いる。これらフィルタが、機能的には、従来の位相測定
装置のアナログ・フィルタの複雑なバンクを交換した。
図5は、種々の測定帯域におけるロウ・パス及びハイ・
パスのフィルタ機能に対する相対的なフィルタ応答を示
す。この図5の測定帯域幅は、標準規格、電気通信プロ
バイダ、測定試験機器製造業者が定めた周波数帯域限界
を変更した結果、測定帯域が変動していることを示して
いる。約ゼロ・ヘルツから約10ヘルツ(Fw)の周波
数範囲にわたって、ワンダー測定を行う。サブバンド測
定は、約0.1ヘルツ(Fsb)から約1KHz(F3)
までの周波数範囲にわたって行う。フルバンド測定は、
約0.1ヘルツ(Ff)から約5MHz(F4)までの周
波数範囲にわたって行う。ワイドバンド測定は、約10
ヘルツ(F1)から約5MHz(F4)までの周波数範囲
にわたって行う。ハイバンド測定は、約700ヘルツ
(F2)から約5MHz(F4)までの周波数範囲にわた
って行う。
能なロウ・パス・フィルタ78及びハイ・パス・フィル
タ80は、加算した位相差エラー・データを受け、位相
差測定用に選択周波数帯域を実施する。ロウ・パス・フ
ィルタ78及びハイ・パス・フィルタ80は、実施する
測定と、入力信号62のデータ・レートとを基本とした
ロウ・パス及びハイ・パスのフィルタ機能を実行する。
ロウ・パス・フィルタ機能のフィルタ・ブレークポイン
トは、約10ヘルツから約5MHzまでの範囲において
プログラム可能である。ハイ・パス・フィルタ機能のフ
ィルタ・ブレークポイントは、約0.1ヘルツから約2
50KHzまでの範囲においてプログラム可能である。
デジタル的にプログラム可能なロウ・パス・フィルタ
は、好ましくは、有限インパルス応答(FIR)フィル
タと直列のボックスカー(boxcar)平均デシメーション
・フィルタを有する2段フィルタとして実施できる。ボ
ックスカー平均フィルタは、2分周機能を行い、Xil
inx社製4006型フィールド・プログラマブル・ゲ
ート・アレイ(FPGA)52で実現する。この有限イ
ンパルス応答フィルタは、好ましくは、ボックスカー・
フィルタ52の出力を受けるHarris社製HSP4
3268型デシメーション・デジタル・フィルタであ
る。このボックスカー・フィルタをDS1及びE1の如
きあるデータ・レートに対して用いる。なお、FIRフ
ィルタ内のデシメーションは、ろ波を行うのには充分で
はない。他の場合、ボックスカー・フィルタは、帯域通
過を行う。
・フィルタ80は、好ましくは、FPGA52で実現す
る。ハイ・パス・フィルタ80用のフィルタ・ブレーク
ポイントを、約0.1ヘルツから約250KHzの範囲
内で連続的にプログラム可能であり、選択的には、10
0ヘルツから250KHzの範囲内でプログラム可能で
ある。好ましくは、ハイ・パス・フィルタ機能は、約
0.1ヘルツから約20ヘルツの範囲内で1−2−5ス
テップ・シーケンスで実現でき、選択的には、100ヘ
ルツから250KHzの範囲内でプログラム可能であ
る。本発明でのハイ・パス・フィルタ機能のブレークポ
イントは、電気通信産業の測定標準規格に応じて一般的
に決める。しかし、ロウ・パス及びハイ・パスのフィル
タ・ブレークポイントは、標準規格にて確立された特定
のブレークポイントに限定されるものではなく、本発明
を逸脱することなく測定帯域を確立するために他のフィ
ルタ・ブレークポイントをプログラムしてもよい。特定
のデータ・レート及び測定帯域を選択するユーザ入力に
応答して、システム・プロセッサ42から、フィルタ・
ブレークポイントに寄与するフィルタ係数を受ける。好
ましくは、ソフトウェア制御で動作するシステム・プロ
セッサ42は、ユーザが選択した動作パラメータを基に
したフィルタ係数を設定する。代わりに、標準でない位
相測定帯域を確立するために、操作者がフィルタ・ブレ
ークポイントを手動で設定してもよい。
パス・フィルタ78の設計は、2個のHarris社製
HSP43168型デシメーション・デジタル・フィル
タを用い、カスケード接続された2段のデシメーション
・デジタル・フィルタ(DDF)である。各DDFは、
有効な多層構造で、長さが16D−1である対称有限イ
ンパルス応答(FIR)フィルタを実現する。なお、D
は、デシメーション比である。データ及びフィルタ係数
は、好ましくは、少なくとも10ビットの精度で表す。
FIRフィルタは、対称であるので、線形位相応答が確
実になる。
ーション・フィルタを実現し、多段プログラマブル・フ
ィルタを効果的に提供する。これは、プリスケーラ70
の分周比が10のとき、2メガビット/秒の入力信号を
ろ波するのに特に必要である。FIRフィルタの長さを
決定する一般的な規則を式14に示す。
ップル規格の関数であり、分母は、遷移帯域幅とサンプ
リング周波数との比である。DDFの各々は、そのΔF
/F比を低くするので、多段デシメーションは、有利で
ある。2段カスケードの実現において、第1DDFは、
信号を多量にデシメーションし、第2DDFが処理する
サンプリング・レートを下げるので、式14のパラメー
タFの減少で示すように、第2DDFの長さを比例的に
短くできる。ΔFを非常に広くできるので、第1DDF
を比較的短くできる。
段ろ波は有利である。Harris社製HSP4316
8型DDFにおいて、10ビット・データ表現は、停止
帯域を約65dBの減衰に制限する。劣化した信号を2
回減衰するフィルタ特性を選択することにより、各DD
Fにおいて、70dBよりも大きな減衰を行う。
サ82に供給して、ワンダー量、又は少なくとも1つの
ジッタ量を測定する。測定プロセッサ82は、好ましく
は、FPGA52により実現する。この測定プロセッサ
は、時間経過に伴った位相差信号データのピーク・ピー
ク値及びRMS値を蓄積するアキュムレータを有する。
本発明において、8ヘルツの繰り返しレートに等価な1
25ミリ秒の時間インターバルにわたって、位相差信号
データの最小及び最大ピーク・ピーク値を累積する。こ
の125ミリ秒の時間インターバルにわたる最小及び最
大ピーク・ピーク値を試験の時間インターバルにわたっ
て結びつけ、適切にスケーリングして、試験用のユニッ
ト・インターバル測定を行う。スケーリング係数は、ユ
ニット・インターバル・レンジの関数であり、これは、
位相検出器48の前段において、クロック再生/プリス
ケーラ70でのプログラム可変分周器の関数である。
囲を与え、512での分周は、1024UI範囲を与
え、任意の範囲がプログラム可能である。本発明の好適
な実施例において、DS1、DS3、E1、E3などの
データ・レートや、SDH/SONETデータ・レート
は、6及び18UI範囲に維持される。ユニット・イン
ターバルを計算する一般化した形式は、試験の時間イン
ターバルにわたって最大及び最小ピーク・ピーク値の差
を求め、その結果をユニット・インターバル範囲と乗算
し、その結果を最大符号の最小及び最大値の和で除算す
る。例として、12ビットの符号付きピーク・ピーク値
は、2048の最大値と、−2048の最小値であり、
加算値は、4096である。時間インターバルにわたる
最大及び最小ピーク値は、夫々+500及び−300で
ある。ユニット・インターバル範囲は、10UIであ
る。ピーク・ピーク値の差は、800であり、10UI
範囲と乗算し、4096で除算して、1.953UIを
得る。
を連続的に累積し、125ミリ秒時間インターバルにわ
たってRMS機能を実行する。各125ミリ秒時間イン
ターバルのRMSデータを試験の時間インターバルにわ
たって連結し、適切にスケーリングして、試験用のRM
Sユニット・インターバル測定を行う。ワンダー・モー
ドにおいて、50ヘルツ繰り返しレートに等価な20ミ
リ秒の時間インターバルにわたって、位相差信号データ
を加算する。各20ミリ秒時間インターバル期間中の加
算した位相差信号データを時間測定インターバルにわた
って互いに加算し、適切にスケーリングして、時間イン
ターバル・エラーを発生する。これは、本質的には、入
力信号から再生したクロックと基準クロックとの間のエ
ラーである。位相ワンダーを約ゼロミリ秒から±10ミ
リ秒の範囲内で測定し、位相ジッタを約ゼロ・ユニット
・インターバルから約±250ユニット・インターバル
の範囲で測定する。
ドにおいて、位相差信号データに対して、連続的に累積
し、RMS機能を実行する。125ミリ秒時間インター
バルで、RMS位相差信号データを組み合わせ手段に渡
す。同様に、ワンダー・モードにおいて、ワンダー・デ
ータ用の20ミリ秒インターバルにわたって位相差信号
データを加算し、測定手段40内のデジタル的にプログ
ラム可能なロウ・パス・フィルタ78及びハイ・パス・
フィルタ80に渡す。
ダー・データを表示プロセッサ(図示せず)に出力し、
液晶表示器、陰極線管装置などの表示装置上でフォーマ
ットし、表示する。これらジッタ及びワンダー・データ
を、ハード又はフロッピー・ドライブの如き記憶装置に
蓄積したり、RS−232ラインの如き適切な通信リン
クを介してコンピュータなどの外部装置に送る。
た累積125ミリ秒ピーク・ピーク及びRMSデータ並
びに累積20ミリ秒位相差データをDSP44に供給し
て、ジッタ・ユニット・インターバル及びワンダー時間
を計算する。DSP44は、入力データを蓄積するアキ
ュムレータと、ユニット・インターバル及び時間データ
を結びつけ発生するステート・マシンとを含んでいる。
これらユニット・インターバル・ジッタ・データ及びワ
ンダー時間データを表示プロセッサに供給して、表示を
行う。
った累積125ミリ秒ピーク・ピーク及びRMSデータ
並びに累積20ミリ秒位相差データをシステム・プロセ
ッサ42に送り、ジッタ・ユニット・インターバル及び
ワンダー時間を計算する。プログラム制御の下に動作す
るシステム・プロセッサ42は、入力データを受け、ユ
ニット・インターバル及び時間データを結びつけて発生
する。これらユニット・インターバル・ジッタ・データ
及びワンダー時間データを表示プロセッサに供給して、
表示を行う。
・フィルタ78及びハイ・パス・フィルタ80からのろ
波した位相差信号データをデジタル・アナログ変換器
(DAC)84にも供給し、位相差エラー信号のアナロ
グ再構成を行う。DAC84は、25.92MHzレー
トでデジタル入力を変換する。位相差信号のアナログ再
構成は、アナログ・ロウ・パス・フィルタ(LPF)8
6が行う。
タ及びビデオを集中させるので、他の媒体の標準規格と
合わせるために、付加的な測定が必要となる。NTSC
及びPALにおいて、ゼロから0.5ヘルツの帯域幅内
で測定されるカラー副搬送波の周波数ドリフトのレート
を特定する中継放送標準規格を設定する。デジタル伝送
信号内に埋め込まれたビデオ・ペイロード内のカラー副
搬送波は、本質的にデジタル伝送信号の周波数ドリフト
である周波数ドリフトを有する。上述の如く、DSP4
4は、ループ・フィルタ機能を実行することによりアナ
ログ2次アクティブ・ループ・フィルタを模倣して、周
波数更新値を発生する。これを用いて、DDS64の周
波数決定レジスタを更新する。DDS64への周波数判
断サンプルを、0から0.5ヘルツの帯域幅でDSP4
4にて微分し、ろ波して、カラー副搬送波の周波数ドリ
フトに対応する周波数ドリフト測定を行う。この結果
を、表示のために表示プロセッサに供給するか、しきい
値周波数ドリフト値と比較し、周波数ドリフト・ライン
・レートがビデオ用の周波数ドリフト標準を超したとき
に、警報状態とする。
のフィルタ機能を実行し、データを組み合わせ手段38
に供給する前に、PLL36のループ帯域幅未満の位相
差信号データの第2周波数成分を予めろ波する。次に、
これは、デジタル的にプログラム可能なロウ・パス・フ
ィルタ78及びハイ・パス・フィルタ80のブレークポ
イントを変更する。DSP44内のハイ・パス・フィル
タ機能は、約0.1ヘルツから約20ヘルツの範囲内で
のブレークポイントを有する。ハイ・パス・フィルタ8
0のブレークポイントを、約100ヘルツから250K
Hzの範囲にてプログラム可能に変更するか、ハイ・パ
ス・フィルタを帯域通過にしてもよい。DSP44内の
ロウ・パス・フィルタ機能は、ゼロ・ヘルツから約10
ヘルツでブレークポイントを有する。ロウ・パス・フィ
ルタ78のブレークポイントを、約40KHzから5M
Hzの範囲にてプログラム可能に変更する。さらに、D
SP44は、ワンダー・データを発生するために位相差
信号データの第2周波数成分を加算するアキュムレータ
を含んでもよい。
特に、DSP44の如き固定小数点DSPプロセッサで
実施する場合、有限精度に対する挑戦的なものとなる。
幸いにも、DSP44は、計算動作期間中、48ビット
係数で動作できる。
は、2次ハイ・パス・フィルタである。低次により、係
数量子化問題を最小にする。IIRフィルタのラプラス
変換関数は、式15で表す。
る。
ることにより、式15の離散的に等価な数式を式16で
表す。
に選択される。
るので、元のポール及びゼロが相殺されるため、2つの
動作を組み合わせることができる。2つの変換機能をカ
スケードすると、式17で表す機能になる。
る循環差式は、式18となる。
8ビットの精度でなければならない。
P44は、位相差データのサンプルを発生し、この位相
差データは、10Hzにロウ・パスろ波され、50Hz
レートにデシメーションされる。この処理は、入力とし
て、計算したDDS周波数更新を扱い、これは、10
1。25KHzにて計算される。これらサンプルを20
25のブロック内で加算し、データの部分的ろ波を行う
と共に、このデータを50Hzにデシメーションする。
この結果のサンプルは、整数係数を有するFIR(有限
インパルス応答)フィルタを用いて10Hzにロウ・パ
スろ波される。かかるフィルタは、利得を有するが、そ
の結果にいかなる丸め込みを導入しない。この点は、ワ
ンダー・データが10の11乗の1部分よりも非常に小
さい長期間のエラーを含むので、重要である。つぎに、
補正した周波数基準をサンプルの各々から減算して、D
DS32の周波数レジスタ内の限定されたビット数によ
るいかなるエラーも補正する。その結果のサンプルを連
続的に加算して、50Hzレートでサンプルされた公称
値から総合位相差エラーを表す。
0の他の好適実施例を示す。図2及び図3の実施例と同
じ素子は、同じ参照番号で示す。この好適実施例は、位
相ロック・ループ(PLL)36と、デジタル的にプロ
グラム可能なロウ・パス・フィルタ78及びハイ・パス
・フィルタ80と、加算回路形式の組合せ手段38と、
測定プロセッサの形式の測定手段82と、基準入力クロ
ックにロックされたシステム・クロック発生器68の形
式の基準クロックとを具えている。PLL36は、デジ
タル信号プロセッサ44と、直接デジタル・シンセサイ
ザ64、トラッキング発振器66及びプリスケーラ60
から成るデジタル制御周波数信号源46と、位相検出器
48と、アナログ・デジタル変換器(ADC)50とを
具えている。
ーラ70に供給される。このクロック再生/プリスケー
ラ70は、少なくとも適応可能な標準規格が必要とする
周波数までの入力データ遷移におけるジッタを保てる方
法で、データ信号の如き入力電気信号又は電気光学信号
からクロック信号を再生する。プリスケーラ60からの
信号と位相検出器48が位相比較するのために、再生さ
れたクロック信号は、適切に予めスケーリングされる。
位相検出器48は、入力信号62とプリスケーラ60か
らの信号との間の位相差に比例する位相差信号を発生す
る。位相検出器48が発生した出力信号は、6MHzの
アナログ・ロウ・パス・フィルタ(LPF)72でろ波
され、ADC50に供給される。ADC50は、位相差
信号を受け、PLL36のループ帯域幅より高い第1周
波数成分のデジタル位相差信号データを発生する。10
ビット・データであるADC50のデジタル化出力を2
段のカスケード・デシメーション補間コム・ロウ・パス
(CIC)フィルタ74及びデジタル的にプログラム可
能なロウ・パス・フィルタ78に供給する。フィルタ7
4が、PLL36のデータの25.92MHzデジタル
化レートをDSP44の101.25KHzサンプル・
レートに変換する。
ーション位相差信号データを受け、比例積分ループ・フ
ィルタ機能を実行することによってアナログ2次アクテ
ィブ・ループ・フィルタを模倣して、デシメーション位
相差信号データを処理する。このループ・フィルタ機能
は、約500ヘルツから約1KHzまでの範囲でプログ
ラム可能なループ・ブレークポイントを有する。好適に
は、総てのデータ伝送レベル及び測定帯域幅に対して、
約500ヘルツの範囲内で、このループ・フィルタを設
定する。サブバンド測定に対しては、約1KHzの範囲
内で、ループ・フィルタ帯域幅をプログラムしてもよ
い。DSP44は、ろ波し処理したデータを用いて、D
DS64の周波数決定レジスタを更新する。DDS64
は、25.92MHzシステム・クロック68と、10
1.25KHzレートでDSP44が更新した周波数と
にロックされる。トラッキング発振器66は、DDS6
4が発生した4MHzから8MHzの信号の100番目
の高調波にロックされた400〜800MHzの周波数
範囲内で動作する。プリスケーラ60は、プログラム可
能な倍数の周波数を発生するので、トラッキング発振器
66は、総ての好ましい入力信号レートで用いるのに適
する。安定性を確保するために、トラッキング発振器6
6のトラッキング帯域幅は、PLL36の最大帯域幅よ
りも大幅に高く、好ましくは、20KHzよりも高い。
積分機能を実行し、PLL36のループ帯域幅未満の位
相差信号データの第2周波数成分を発生する。DSP4
4は、DDSの周波数更新値の加算ブロックに対してロ
ウ・パス・フィルタ機能を実行して、ワンダー・データ
を発生すると共に、第2周波数成分に対してハイ・パス
・フィルタ機能を実行して、その結果を組合せ手段38
に供給する。DSP44内のロウ・パス・フィルタ機能
は、約10Hzから約20Hzまでの範囲においてプロ
グラム可能なブレークポイントを含んでいる。ハイ・パ
ス・フィルタ機能は、約0.1ヘルツから約20ヘルツ
までの範囲にてプログラム可能なブレークポイントを含
んでいる。好適な実施例において、ハイ・パス・フィル
タ機能は、1−2−5ステップでプログラム可能であ
る。代わりに、ハイ・パス・フィルタ機能は、0.1ヘ
ルツから20ヘルツの範囲にわたって連続的にプログラ
ム可能でもよい。PLL36のループ帯域幅未満の積分
しろ波した位相差信号データ(14ビット・データ)
は、CIC補間ロウ・パス・フィルタ76を介して、組
合せ手段38に供給する。なお、この組合せ手段38
は、デジタル加算ノードとして実現してある。フィルタ
76は、DSP44の101.25KHzの出力を2
5.92MHzのシステム・クロック・レートまで補間
する。
した位相差信号データを、デジタル的にプログラム可能
なロウ・パス・フィルタ78内の2分周デシメーション
・ボックスカー・平均フィルタ100に供給する。この
ボックスカー・フィルタ100は、好ましくは、Xil
inx社製4006型フィールド・プログラマブル・ゲ
ート・アレイ(FPGA)で実現する。ボックスカー・
フィルタ100の出力をデシメーション・デジタル・フ
ィルタ102に供給する。このデシメーション・デジタ
ル・フィルタ102は、好ましくは、Harris社製
HSP43168型デシメーション・デジタル・フィル
タである。デジタル的にプログラム可能なロウ・パス・
フィルタ78は、約40KHzから約5MHzまでの範
囲でプログラム可能なブレークポイントを有する。DS
1及びE1の如きあるデータ・レートでこのボックスカ
ー・フィルタを用いる。なお、このろ波を行うのに、F
IRフィルタのデシメーションは充分でない。他の場合
は、ボックスカー・フィルタは、帯域通過である。ロウ
・パス・フィルタ78は、DS1、DS3などの低い信
号伝送レートで、位相差信号データを多量にデシメーシ
ョンする。よって、ロウ・パス・フィルタの出力は、位
相差信号データを補間するCIC補間ロウ・パス・フィ
ルタ104により、25.92MHzのシステム・クロ
ック・レートに戻す。
信号データの第1周波数成分を表し、ロウ・パスろ波さ
れ、補間されたフィルタ104からの位相差信号データ
と、PLL36のループ帯域幅未満の位相差信号データ
のろ波されたDSP44からの第2周波数成分とを、加
算回路38により加算する。ピーク・ピーク・モードに
おいて、DSP44及びロウ・パス・フィルタ78から
の各データ対を加算し、デジタル的にプログラム可能な
ハイ・パス・フィルタ80に渡す。RMSモードにおい
て、125ミリ秒の時間インターバルにわたって、これ
らデータ対を連続的に加算して、RMS機能実行する。
つぎに、このRMS結果をハイ・パス・フィルタ80に
渡す。代わりに、測定プロセッサ82にて、ピーク・ピ
ーク・データ対を加算して、RMS機能を実行してもよ
い。
・フィルタは、約100ヘルツから約250KHzまで
の範囲又は帯域通過においてプログラマブル可能なブレ
ークポイントを有するハイ・パス・フィルタ機能を実現
する。DSP44のロウ・パス及びハイ・パスのフィル
タ機能及びループ・フィルタ機能の組合せと、ロウ・パ
ス・フィルタ78及びハイ・パス・フィルタ80のロウ
・パス及び及びハイ・パスのフィルタ機能とが、入力信
号62の位相差エラーを測定するための種々の測定ジッ
タ帯域を確立する。図5に示すように、約0.1ヘルツ
(Fsb)から約1KHz(F3)までの周波数範囲にわ
たって、サブバンド測定を実行する。約0.1ヘルツ
(Ff)から約5MHz(F4)間での範囲にわたってフ
ルバンド測定を実行する。約10ヘルツ(F1)から約
5MHz(F4)までの範囲にわたって、ワイドバンド
測定を実行する。約700ヘルツ(F2)から約5MH
z(F4)までの範囲にわたって、ハイバンド測定を実
行する。
相差信号データを測定プロセッサ82に供給して、選択
した測定帯域の1つにおけるジッタ位相を測定する。測
定プロセッサ82は、好ましくは、FPGA52で実現
する。測定プロセッサは、時間経過に伴った位相差信号
データのピーク・ピーク値及びRMS値を蓄積するアキ
ュムレータを具えている。好適な実施例においては、8
ヘルツの繰り返しレートに等価な125ミリ秒の時間イ
ンターバルにわたって、位相差信号データの最小及び最
大ピーク・ピーク値を累積する。測定プロセッサに実現
したRMSでは、125ミリ秒の時間インターバルにわ
たって、位相差信号データ対を連続的に加算し、RMS
機能を実行する。125ミリ秒の時間インターバルにわ
たる最小及び最大ピーク・ピーク値及びRMS値をシス
テム・プロセッサ42(図6及び図7に示さず)に供給
して、試験の時間インターバルにわたって連結し、適切
にスケーリングして、この試験のユニット・インターバ
ル測定を行う。
・フィルタ80からのろ波した位相差信号データをデジ
タル・アナログ変換器(DAC)84にも供給して、位
相差エラー信号をアナログ的に再構成する。DAC84
は、25.92MHzでデジタル入力を変換して、その
出力をロウ・パス・フィルタ(LPF)86に供給し
て、位相差信号のアナログ的再構成をする。
未満のろ波した位相差信号データを加算するアキュムレ
ータを具えており、ワンダー・データを発生する。ゼロ
・ヘルツから約10ヘルツまでの測定帯域にわたって、
ワンダー測定を行う。DSP44のロウ・パス・フィル
タ機能は、ワンダー測定帯域用のロウ・パス・フィルタ
・ブレークポイントを設定する。50ヘルツ繰り返しレ
ートに等価な20ミリ秒の時間インターバルにわたっ
て、位相差信号データを加算する。20ミリ秒時間イン
ターバルの各々で加算した位相差信号データをシステム
・プロセッサ42に供給する。なお、加算した20ミリ
秒時間インターバル・データを時間測定インターバルに
わたって互いに加算し、適切にスケーリングして、時間
インターバル・エラーを発生する。このエラーは、本質
的には、入力信号から再生したクロックと、基準クロッ
クとの間のエラーであり、時間のユニットとで測定され
る。位相測定装置30の上述の実施は、伝達信号のワン
ダー及びジッタの瞬時の測定を可能にする。
広範囲のループ帯域幅に対応する設定に切り換え、PL
L36がロックされる所定時間だけ待つことにより、ロ
ック外れの検出機能を達成する。所定期間経過後、PL
L36が依然としてロック外れならば、DSP44は、
より広いループ帯域幅に対応する他の設定にループ・フ
ィルタ係数を切り換えることにより応答する。この処理
は、PLL36がロックするまで繰り返す。
数ドリフト測定機能を実施して、DDS64の周波数決
定レジスタを更新する。約ゼロから0.5ヘルツまでの
帯域幅にわたって、この周波数更新値を微分すると共に
ろ波する。この周波数ドリフトの測定結果は、デジタル
伝送信号に埋め込まれたビデオ信号内のカラー副搬送波
の周波数ドリフトに対応する。この結果を、表示用に表
示プロセッサに供給するか、周波数ドリフトしきい値と
比較して、周波数ドリフト・ライン・レートがビデオ用
周波数ドリフト標準を超えたときに警報を発生する。
なるように実現できることが当業者には理解できよう。
例えば、本発明は、電気通信ネットワークに関して上述
した以外の種々の入力信号周波数、電気及び電気光学信
号形式、測定周波数、測定帯域幅にも利用できる。例え
ば、本発明は、データ蓄積装置、ビデオ・ケーブル伝送
ネットワーク、ビデオ記録、デジタル的にコード化した
伝送媒体におけるジッタ及びワンダーの測定に適する。
したがって、クロック周波数、フィルタ・ブレークポイ
ント、デジタル化レート及び関連したパラメータを適切
に変更して適合できる。同様に、限定された周波数範囲
において入力信号を測定するために、プリスケーラ及び
トラッキング発振器を除去してもよい。勿論、測定アプ
リケーションに応じて、本発明が用いるろ波は、アナロ
グ手段及びデジタル手段のいずれにも最適に実施でき
る。
実施例の細部において種々の変形をできることが当業者
には明らかであろう。
号レート、形式、フォーマット及び標準規格に対して、
本質的にゼロ・ヘルツから広範囲の測定周波数範囲にわ
たって、電気信号の位相差、即ち、ジッタ及びワンダー
を測定できる。また、プログラム的に装置を再構成し
て、単一の装置で、ジッタ及びワンダーを測定できる。
る。
タル・フィルタ及びDSPを用いて、ジッタ及びワンダ
ーを測定する位相測定装置の一部分のブロック図であ
る。
ある。
ブロック図である。
するのに必要なフィルタ・ブレークポイント及び相対フ
ィルタ応答を示すグラフ図である。
デジタル・フィルタ及びDSPを用いて、ジッタ及びワ
ンダーを測定する位相測定装置の一部分のブロック図で
ある。
ある。
を用いた従来のジッタ測定装置のブロック図である。
定するために位相検出器を用いた従来のワンダー測定装
置のブロック図である。
タ 80 デジタル・プログラマブル・ハイ・パス・フィル
タ 82 測定プロセッサ 84 デジタル・アナログ変換器 86 アナログ・ロウ・パス・フィルタ 100 デシメーション・ボックスカー・フィルタ 102 デシメーション・デジタル・フィルタ 104 CIC補間ロウ・パス・フィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 第1周波数の第1信号及び第2周波数の
第2信号の間の位相差を測定する装置であって、 ループ帯域幅を有し;デジタル信号プロセッサと;基準
クロック及び上記デジタル信号プロセッサに応答して、
上記第2周波数の上記第2信号を発生するデジタル制御
周波数信号源と;上記第1信号及び上記第2信号を受
け、上記第1周波数及び上記第2周波数の位相差に比例
し、上記ループ帯域幅よりも高い位相を表す第1周波数
成分を有する位相差信号を発生する位相検出器と;上記
位相差信号をデジタル化して、上記位相差信号の上記第
1周波数成分を有する位相差信号データを発生するアナ
ログ・デジタル変換器とを含み;上記位相差信号データ
を上記デジタル信号プロセッサに供給し、上記位相差信
号データを処理して上記ループ帯域幅未満の上記位相差
を表す第2周波数成分を発生すると共に、周波数制御デ
ータを上記デジタル制御周波数信号源に供給して上記第
1周波数及び上記第2周波数を位相ロック状態にする位
相ロック・ループと、 上記アナログ・デジタル変換器からの上記位相差信号デ
ータ、及び上記位相差信号の上記第1周波数成分及び上
記第2周波数成分を表す上記デジタル信号プロセッサか
らの処理済み位相差信号データを組合せる組合せ手段
と、 該組合せ手段の出力信号に応じて上記第1信号及び上記
第2信号の位相差を測定する測定手段とを具えた位相測
定装置。 - 【請求項2】 第1周波数の第1信号に存在するジッタ
量及びワンダー量の少なくとも一方を測定する装置であ
って、 ループ帯域幅を有し;ループ・フィルタ機能、積分機
能、ロウ・パス・フィルタ機能、ハイ・パス・フィルタ
機能、及びロックはずれ検出機能の少なくとも1つを実
行するデジタル信号プロセッサと;基準クロック及び上
記デジタル信号プロセッサに応答して、上記第2周波数
の上記第2信号を発生するデジタル制御周波数信号源
と;上記第1信号及び上記第2信号を受け、上記第1周
波数及び上記第2周波数の位相差に比例し、上記ループ
帯域幅よりも高い位相を表す第1周波数成分を有する位
相差信号を発生する位相検出器と;上記位相差信号をデ
ジタル化して、上記位相差信号の上記第1周波数成分を
有する位相差信号データを発生するアナログ・デジタル
変換器とを含み;上記位相差信号データを上記デジタル
信号プロセッサに供給し、上記位相差信号データに対し
て上記ループ・フィルタ機能及び上記積分機能を実行し
て上記ループ帯域幅未満の上記位相差を表す第2周波数
成分を発生すると共に、周波数制御データを上記デジタ
ル制御周波数信号源に供給して上記第1周波数及び上記
第2周波数を位相ロック状態にし、上記デジタル信号プ
ロセッサが上記積分した位相差信号データに対して上記
ロウ・パス・フィルタ機能及び上記ハイ・パス・フィル
タ機能を更に実行する位相ロック・ループと、 上記アナログ・デジタル変換器に結合して、上記第1周
波数成分を表す上記位相差信号データに対してロウ・パ
ス・フィルタ機能を実行するデジタル的にプログラム可
能なロウ・パス・フィルタと、 上記デジタル的にプログラム可能なロウ・パス・フィル
タからの上記ロウ・パス・フィルタ処理された位相差信
号を、上記デジタル信号プロセッサからの上記フィルタ
処理され積分された位相差信号データと加算する加算回
路と、 該加算回路の出力信号を受けるように結合され、上記加
算された位相差信号データに対してハイ・パス・フィル
タ機能を実行するデジタル的にプログラム可能なハイ・
パス・フィルタと、 上記第1信号の上記ジッタ量及び上記ワンダー量の少な
くとも一方を測定する測定手段とを具えた測定装置。 - 【請求項3】 第1周波数の第1信号及び第2周波数の
第2信号の間の位相差を測定する方法であって、 上記第1信号を受け、 ループ帯域幅を有する位相ロック・ループの一部である
デジタル制御周波数信号源により、上記第2周波数の上
記第2信号を発生し、 上記位相ロック・ループの上記ループ帯域幅より高い位
相差を表す第1周波数成分を有し、上記第1周波数及び
上記第2周波数の間の位相差を示す位相差信号を、位相
検出器により発生し、 上記位相差信号をデジタル化し、上記位相差信号の上記
第1周波数成分を有する位相差信号データを発生し、 上記位相差信号データをデジタル的に処理して、上記位
相ロック・ループの上記ループ帯域幅未満の第2周波数
成分を発生し、周波数補正データを上記デジタル制御周
波数信号源に供給して、上記第1周波数及び上記第2周
波数を位相ロック状態にし、 上記ループ帯域幅よりも高い上記第1周波数成分を表す
位相差信号データを、上記ループ帯域幅未満の上記処理
した第2周波数成分と組合せ、 この組合せた位相差信号データを処理して、上記第1信
号及び上記第2信号の間の上記位相差を測定することを
特徴とする位相測定方法。
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