JP3067702B2 - 半導体光集積素子およびその製造方法 - Google Patents
半導体光集積素子およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、幹線系光ファイバ通信
システムやアクセス系光通信システムなどに用いられ
る、半導体光集積素子およびその製造方法に関する。
システムやアクセス系光通信システムなどに用いられ
る、半導体光集積素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信技術の進展とその適用分
野の拡大により、最近では光半導体素子にも多様な機能
が要求されている。こうした要請に応えるために、従来
の単体素子ではなく、様々な機能を有する要素をモノリ
シックに集積した半導体光集積素子の研究開発が活発に
行われている。
野の拡大により、最近では光半導体素子にも多様な機能
が要求されている。こうした要請に応えるために、従来
の単体素子ではなく、様々な機能を有する要素をモノリ
シックに集積した半導体光集積素子の研究開発が活発に
行われている。
【0003】その一例として、光波ネットワークに用い
られるマトリクス光スイッチやアクセス系向けの双方向
光集積素子、多波長半導体レーザアレイに合波器を集積
した素子、波長選択機能を有するアレイ導波路格子型の
合分波器などが挙げられる。またアクセス系向け光通信
システム用の光源として重要な、スポットサイズ変換光
導波路集積半導体レーザも光集積素子の一種と言える。
られるマトリクス光スイッチやアクセス系向けの双方向
光集積素子、多波長半導体レーザアレイに合波器を集積
した素子、波長選択機能を有するアレイ導波路格子型の
合分波器などが挙げられる。またアクセス系向け光通信
システム用の光源として重要な、スポットサイズ変換光
導波路集積半導体レーザも光集積素子の一種と言える。
【0004】このような半導体光集積素子はいずれも半
導体レーザや光アンプの利得領域である活性領域と、受
動光導波路領域からなっており、高い量子効率を有する
活性領域と低い導波損失を有する受動領域をいかに簡便
な方法で集積できるかがポイントとなる。
導体レーザや光アンプの利得領域である活性領域と、受
動光導波路領域からなっており、高い量子効率を有する
活性領域と低い導波損失を有する受動領域をいかに簡便
な方法で集積できるかがポイントとなる。
【0005】上記の要求を満足する素子の製造方法とし
て、選択成長によるバンドギャップエネルギー制御技術
を用いた方法がある(特開平4−303982号)。こ
の方法を図を用いて説明する。図6は従来の方法で半導
体集積素子の構造を示す断面図であり、(a)、(b)
はそれぞれ活性領域、受動光導波路領域における断面図
である。また図7にはその製造方法を示す。
て、選択成長によるバンドギャップエネルギー制御技術
を用いた方法がある(特開平4−303982号)。こ
の方法を図を用いて説明する。図6は従来の方法で半導
体集積素子の構造を示す断面図であり、(a)、(b)
はそれぞれ活性領域、受動光導波路領域における断面図
である。また図7にはその製造方法を示す。
【0006】n型半導体基板1上にシリコン酸化膜など
の2本の誘電体薄膜21をストライプ状に形成する(図
7(a)および(b))。この2本の誘電体薄膜21に
挟まれた領域が導波領域22となる。この際に、活性領
域23と受動導波路領域24において、誘電体薄膜21
のマスク幅を変化させておく。すなわち活性領域23に
おけるマスク幅の方を広くしておく。
の2本の誘電体薄膜21をストライプ状に形成する(図
7(a)および(b))。この2本の誘電体薄膜21に
挟まれた領域が導波領域22となる。この際に、活性領
域23と受動導波路領域24において、誘電体薄膜21
のマスク幅を変化させておく。すなわち活性領域23に
おけるマスク幅の方を広くしておく。
【0007】このようなマスクパターンを形成した半導
体基板1上に有機金属気相成長法(MOVPE、もしく
はMOCVD)により、n型半導体下部クラツド層2、
半導体活性層3、およびp型半導体上部クラッド層4か
らなるダブルヘテロ構造を導波領域22に選択的に形成
する(図7(c))。この際、マスク幅が広い領域ほど
選択成長層のバンドギャップエネルギーが減少する方向
に組成が変化するとともに層厚が増力口するという選択
MOVPE特有の効果により、バンドギャップエネルギ
ーの小さな活性層と活性層よりバンドギャップエネルギ
ーの大きな受動導波層を一括して形成することができ
る。
体基板1上に有機金属気相成長法(MOVPE、もしく
はMOCVD)により、n型半導体下部クラツド層2、
半導体活性層3、およびp型半導体上部クラッド層4か
らなるダブルヘテロ構造を導波領域22に選択的に形成
する(図7(c))。この際、マスク幅が広い領域ほど
選択成長層のバンドギャップエネルギーが減少する方向
に組成が変化するとともに層厚が増力口するという選択
MOVPE特有の効果により、バンドギャップエネルギ
ーの小さな活性層と活性層よりバンドギャップエネルギ
ーの大きな受動導波層を一括して形成することができ
る。
【0008】続いて導波領域近傍の誘電体薄膜21を部
分的に除去する(図7(d))。マスクパターンは図7
(e)のように図7(b)で形成した誘電体薄膜21を
そのまま使用してもよいし、図7(f)のようにマスク
幅が一定になるように誘電体薄膜21を再び形成した後
に加工してもよい。その後、p型半導体クラッド層8お
よび、p型半導体コンタクト層7を活性層3の上部およ
び側部を埋め込むように形成する(図7(g))。そし
て半導体コンタクト層7の表面および基板裏面に電極を
形成して、素子化する。
分的に除去する(図7(d))。マスクパターンは図7
(e)のように図7(b)で形成した誘電体薄膜21を
そのまま使用してもよいし、図7(f)のようにマスク
幅が一定になるように誘電体薄膜21を再び形成した後
に加工してもよい。その後、p型半導体クラッド層8お
よび、p型半導体コンタクト層7を活性層3の上部およ
び側部を埋め込むように形成する(図7(g))。そし
て半導体コンタクト層7の表面および基板裏面に電極を
形成して、素子化する。
【0009】なお、通常はn型の半導体基板を用いてお
り、その場合クラツド層8はp型となる。従つて受動導
波路において、光閉じ込めの弱い活性層から浸み出した
導波光がクラツド層8で価電子帯間遷移により吸収さ
れ、導波損失が高くなると言う問題があった。
り、その場合クラツド層8はp型となる。従つて受動導
波路において、光閉じ込めの弱い活性層から浸み出した
導波光がクラツド層8で価電子帯間遷移により吸収さ
れ、導波損失が高くなると言う問題があった。
【0010】これを回避する方法として、選択成長した
活性層を埋め込む際に、まず受動導波路領域のみアンド
ープ半導体クラツド層で埋め込んだ後、半導体クラッド
層8およびp型半導体コンタクト層7を形成する方法も
提案されている(特願平144283)。
活性層を埋め込む際に、まず受動導波路領域のみアンド
ープ半導体クラツド層で埋め込んだ後、半導体クラッド
層8およびp型半導体コンタクト層7を形成する方法も
提案されている(特願平144283)。
【0011】
【発明が解決すべき課題】上記のように選択MOVPE
を用いた作製方法は製作が容易であること、光導波路間
の結合特性に優れることなど、種々の利点を有してい
る。しかし、選択MOVPEではマスク幅の狭い受動導
波路領域(図6(b))において、成長層の層厚が活性
領域に比べて必然的に薄くなり、従ってコア層の役割を
果たず活性層3での光の閉じ込め効率が低下し、曲線導
波路において放射損失が増大するという問題が生じやす
い。そのため一般的に5mm程度の曲率半径が必要とな
る。そのため曲線導波路を有する光集積素子においては
素子寸法の増大を招き、ウエハからの素子収量の低下、
コストの増大といった実用上大きな問題を生じる原因と
なっていた。
を用いた作製方法は製作が容易であること、光導波路間
の結合特性に優れることなど、種々の利点を有してい
る。しかし、選択MOVPEではマスク幅の狭い受動導
波路領域(図6(b))において、成長層の層厚が活性
領域に比べて必然的に薄くなり、従ってコア層の役割を
果たず活性層3での光の閉じ込め効率が低下し、曲線導
波路において放射損失が増大するという問題が生じやす
い。そのため一般的に5mm程度の曲率半径が必要とな
る。そのため曲線導波路を有する光集積素子においては
素子寸法の増大を招き、ウエハからの素子収量の低下、
コストの増大といった実用上大きな問題を生じる原因と
なっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの光集積素子およびその製造方法は以下の通りであ
る。
めの光集積素子およびその製造方法は以下の通りであ
る。
【0013】活性領域および受動導波路領域からなる半
導体光集積素子であって、第1導電型半導体基板上の前
記活性領域および前記受動導波路領域に一括して形成さ
れた半導体活性層の層厚が前記受動導波路領域において
前記活性領域よりも薄く、かつ前記受動導波路領域にお
ける前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーが前
記活性領域における前記半導体活性層のバンドギャップ
エネルギーよりも大きく、前記活性領域および前記受動
導波路領域における前記半導体活性層の側部および上部
が第2導電型半導体クラツド層により一括して埋め込ま
れている半導体光集積素子において、前記第2導電型半
導体クラッド層が少なくとも第2導電型第1クラツド層
および第2導電型第2クラツド層からなり、前記第2導
電型第1クラッド層の屈折率が前記第1導電型半導体基
板および前記第2導電型第2クラツド層の屈折率より高
いことを特徴とする半導体光集積素子。
導体光集積素子であって、第1導電型半導体基板上の前
記活性領域および前記受動導波路領域に一括して形成さ
れた半導体活性層の層厚が前記受動導波路領域において
前記活性領域よりも薄く、かつ前記受動導波路領域にお
ける前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーが前
記活性領域における前記半導体活性層のバンドギャップ
エネルギーよりも大きく、前記活性領域および前記受動
導波路領域における前記半導体活性層の側部および上部
が第2導電型半導体クラツド層により一括して埋め込ま
れている半導体光集積素子において、前記第2導電型半
導体クラッド層が少なくとも第2導電型第1クラツド層
および第2導電型第2クラツド層からなり、前記第2導
電型第1クラッド層の屈折率が前記第1導電型半導体基
板および前記第2導電型第2クラツド層の屈折率より高
いことを特徴とする半導体光集積素子。
【0014】バンドエネルギ−(eV)=1.24/組
成波長(μm)とすると、例えば、活性層発光波長が
1.3μmの場合に、各領域でのバンドギャップエネル
ギー(波長)と屈折率は、好ましくは活性領域でそれぞ
れ1.3μm、約3.5:受動導波領域で約1.05〜
約1.15μm、約3.25〜約3.4:第1クラッド
層で約1.05〜約1.15μm、約3.25〜約3.
4:第2クラッド層で約0.92μm、約3.21であ
る。この数値はレーザ発振波長が1.3μmの場合であ
り、これが1.55μmの場合には数値は異なるが、上
記例を参照して適宜選択することができる。一般的には
活性領域と受動導路領域との間でバンドギャップエネル
ギー差が120meV、屈折率差0.1程度あれば好ま
しい。
成波長(μm)とすると、例えば、活性層発光波長が
1.3μmの場合に、各領域でのバンドギャップエネル
ギー(波長)と屈折率は、好ましくは活性領域でそれぞ
れ1.3μm、約3.5:受動導波領域で約1.05〜
約1.15μm、約3.25〜約3.4:第1クラッド
層で約1.05〜約1.15μm、約3.25〜約3.
4:第2クラッド層で約0.92μm、約3.21であ
る。この数値はレーザ発振波長が1.3μmの場合であ
り、これが1.55μmの場合には数値は異なるが、上
記例を参照して適宜選択することができる。一般的には
活性領域と受動導路領域との間でバンドギャップエネル
ギー差が120meV、屈折率差0.1程度あれば好ま
しい。
【0015】前記の半導体光集積素子において、前記活
性領域における前記第2導電型第1クラッド層のバンド
ギャップエネルギーが、前記受動導波路領域における前
記第2導電型第1クラツド層のバンドギャップェネルギ
ーよりも大きいことを特徴とする半導体光集積素子。
性領域における前記第2導電型第1クラッド層のバンド
ギャップエネルギーが、前記受動導波路領域における前
記第2導電型第1クラツド層のバンドギャップェネルギ
ーよりも大きいことを特徴とする半導体光集積素子。
【0016】例えば、活性層発光波長が1.3μmの場
合に、前記活性領域における前記第2導電型第1クラッ
ド層のバンドギャップエネルギーが好ましくは0.92
〜1.10μm、前記受動導波路領域における前記第2
導電型第1クラツド層のバンドギャップェネルギーが好
ましくは1.05〜1.15程度である。
合に、前記活性領域における前記第2導電型第1クラッ
ド層のバンドギャップエネルギーが好ましくは0.92
〜1.10μm、前記受動導波路領域における前記第2
導電型第1クラツド層のバンドギャップェネルギーが好
ましくは1.05〜1.15程度である。
【0017】前記の半導体光集積素子において、前記受
動導波路領域における前記第2導電型第1クラッド層の
バンドギャップエネルギーが、前記受動導波路領域にお
ける前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーと同
一であることを特徴とする、半導体光集積素子。
動導波路領域における前記第2導電型第1クラッド層の
バンドギャップエネルギーが、前記受動導波路領域にお
ける前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーと同
一であることを特徴とする、半導体光集積素子。
【0018】前記の半導体光集積素子において、前記第
2導電型第1クラツド層のキャリア濃度が前記第2導電
型第2クラッド層のキャリア濃度より低いことを特徴と
する、半導体光集積素子。
2導電型第1クラツド層のキャリア濃度が前記第2導電
型第2クラッド層のキャリア濃度より低いことを特徴と
する、半導体光集積素子。
【0019】例えば前記第2導電型第1クラツド層のキ
ャリア濃度は5x1017cm-3以下、前記第2導電型第
2クラッド層のキャリア濃度が5x1017cm-3を超え
る濃度が好ましい。
ャリア濃度は5x1017cm-3以下、前記第2導電型第
2クラッド層のキャリア濃度が5x1017cm-3を超え
る濃度が好ましい。
【0020】前記の半導体光集積素子において、前記受
動導波路領域における前記第2導電型第1クラッド層の
両側に前記半導体基板に達する溝が形成されていること
を特徴とする、半導体光集積素子。
動導波路領域における前記第2導電型第1クラッド層の
両側に前記半導体基板に達する溝が形成されていること
を特徴とする、半導体光集積素子。
【0021】活性領域および受動導波路領域からなる半
導体光集積素子であって、第1導電型半導体基板上の前
記活性領域および前記受動導波路領域に一括して形成さ
れた半導体活性層の層厚が前記受動導波路領域において
前記活性領域よりも薄くかつ前記受動導波路領域におけ
る前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーが前記
活性領域における前記半導体活性層のバンドギャップエ
ネルギーよりも大きく前記活性領域における前記半導体
活性層の側部および上部が第2導電型半導体クラツド層
により、前記受動導波路領域の少なくとも上部がアンド
ープ半導体クラツド層により独立して埋め込まれている
半導体光集積素子において、前記アンドープ半導体クラ
ッド層が少なくともアンドープ第1クラッド層およびア
ンドープ第2クラッド層からなり、前記アンドープ第1
クラッド層の屈折率が前記第1導電型半導体基板および
前記アンドープ第2クラツド層の屈折率より高いことを
特徴とする、半導体光集積素子。
導体光集積素子であって、第1導電型半導体基板上の前
記活性領域および前記受動導波路領域に一括して形成さ
れた半導体活性層の層厚が前記受動導波路領域において
前記活性領域よりも薄くかつ前記受動導波路領域におけ
る前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーが前記
活性領域における前記半導体活性層のバンドギャップエ
ネルギーよりも大きく前記活性領域における前記半導体
活性層の側部および上部が第2導電型半導体クラツド層
により、前記受動導波路領域の少なくとも上部がアンド
ープ半導体クラツド層により独立して埋め込まれている
半導体光集積素子において、前記アンドープ半導体クラ
ッド層が少なくともアンドープ第1クラッド層およびア
ンドープ第2クラッド層からなり、前記アンドープ第1
クラッド層の屈折率が前記第1導電型半導体基板および
前記アンドープ第2クラツド層の屈折率より高いことを
特徴とする、半導体光集積素子。
【0022】第1導電型半導体基板上の活性領域および
受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘電
体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受
動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよう
に設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくと
も半導体活性層を形成する工程と、再び2本の誘電体薄
膜をストライプ状に形成して、前記活性領域および前記
受動導波路領域における前記半導体活性層の側部および
上部を、前記半導体基板より屈折率の高い第2導電型第
1クラツド層および前記第2導電型第1クラツド層より
屈折率の低い第2導電型第2クラツド層により一括して
埋め込む工程を含むことを特徴とする、半導体光集積素
子の製造方法。
受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘電
体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受
動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよう
に設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくと
も半導体活性層を形成する工程と、再び2本の誘電体薄
膜をストライプ状に形成して、前記活性領域および前記
受動導波路領域における前記半導体活性層の側部および
上部を、前記半導体基板より屈折率の高い第2導電型第
1クラツド層および前記第2導電型第1クラツド層より
屈折率の低い第2導電型第2クラツド層により一括して
埋め込む工程を含むことを特徴とする、半導体光集積素
子の製造方法。
【0023】前記の半導体光集積素子の製造方法におい
て、前記第2導電型半導体クラッド層を形成する際の誘
電体薄膜のストライプ幅が活性領域において受動導波路
領域よりも狭くなるように設定することを特徴とする、
半導体光集積素子の製造方法。
て、前記第2導電型半導体クラッド層を形成する際の誘
電体薄膜のストライプ幅が活性領域において受動導波路
領域よりも狭くなるように設定することを特徴とする、
半導体光集積素子の製造方法。
【0024】前記の半導体光集積素子の製造方法におい
て、前記第2導電型半導体クラッド層を形成する際の誘
電体薄膜の空隙幅が活性領域において受動導波路領域よ
りも広くなるように設定することを特徴とする、半導体
光集積素子の製造方法。
て、前記第2導電型半導体クラッド層を形成する際の誘
電体薄膜の空隙幅が活性領域において受動導波路領域よ
りも広くなるように設定することを特徴とする、半導体
光集積素子の製造方法。
【0025】前記の半導体光集積素子の製造方法におい
て、前記第2導電型半導体クラッド層の上部に形成した
第2導電型半導体コンタクト層、および前記第2導電型
半導体第1クラッド層をマスクとした選択エッチングに
より、前記第2導電型半導体第1クラッド層の側部の前
記半導体基板に溝を形成することを特徴とする、半導体
光集積素子の製造方法。
て、前記第2導電型半導体クラッド層の上部に形成した
第2導電型半導体コンタクト層、および前記第2導電型
半導体第1クラッド層をマスクとした選択エッチングに
より、前記第2導電型半導体第1クラッド層の側部の前
記半導体基板に溝を形成することを特徴とする、半導体
光集積素子の製造方法。
【0026】第1導電型半導体基板上の少なくとも活性
領域にストライプ状に形成された2本の誘電体薄膜を、
前記活性領域におけるストライプ幅が前記受動導波路領
域におけるストライプ幅よりも広くなるように設定し
て、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくとも半導体
活性層を形成する工程と、前記誘電体薄膜を除去し、前
記半導体活性層の側部および上部を覆うように、前記半
導体基板より屈折率の高い第2導電型第1クラッド層お
よび前記第2導電型第1クラッド層より屈折率の低い第
2導電型第2クラッド層を、前記活性領域および前記受
動導波路領域に一括して形成する工程と、前記活性層お
よびその側部の前記第2導電型第1クラッド層を残すよ
うに、前記活性領域および前記受動導波路領域に一括し
て、前記半導体基板までストライプ状にメサエッチング
する工程を含むことを特徴とする、半導体光集積素子の
製造方法。
領域にストライプ状に形成された2本の誘電体薄膜を、
前記活性領域におけるストライプ幅が前記受動導波路領
域におけるストライプ幅よりも広くなるように設定し
て、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくとも半導体
活性層を形成する工程と、前記誘電体薄膜を除去し、前
記半導体活性層の側部および上部を覆うように、前記半
導体基板より屈折率の高い第2導電型第1クラッド層お
よび前記第2導電型第1クラッド層より屈折率の低い第
2導電型第2クラッド層を、前記活性領域および前記受
動導波路領域に一括して形成する工程と、前記活性層お
よびその側部の前記第2導電型第1クラッド層を残すよ
うに、前記活性領域および前記受動導波路領域に一括し
て、前記半導体基板までストライプ状にメサエッチング
する工程を含むことを特徴とする、半導体光集積素子の
製造方法。
【0027】第1導電型半導体基板上の活性領域および
受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘電
体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受
動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよう
に設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくと
も半導体活性層を形成する工程と、前記活性領域のみ2
本の誘電体薄膜をストラィプ状に形成するとともに前記
受動導波路領域の前記半導体活性層上部は誘電体薄膜で
覆い、前記活性領域における前記半導体活性層の側部お
よび上部のみを第2導電型半導体クラッド層で覆う工程
と、前記受動導波路領域のみ2本の誘電体薄膜をストラ
イプ状に形成するとともに前記活性領域の前記半導体活
性層上部は誘電体薄膜で覆い、前記受動導波路領域にお
ける前記半導体活性層の側部および上部を前記半導体基
板より屈折率の高いアンドープ第1クラッド層および前
記アンドープ第1クラッド層より屈折率の低いアンドー
プ第2クラツド層により埋め込む工程を含むことを特徴
とする、半導体光集積素子の製造方法。
受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘電
体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受
動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよう
に設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくと
も半導体活性層を形成する工程と、前記活性領域のみ2
本の誘電体薄膜をストラィプ状に形成するとともに前記
受動導波路領域の前記半導体活性層上部は誘電体薄膜で
覆い、前記活性領域における前記半導体活性層の側部お
よび上部のみを第2導電型半導体クラッド層で覆う工程
と、前記受動導波路領域のみ2本の誘電体薄膜をストラ
イプ状に形成するとともに前記活性領域の前記半導体活
性層上部は誘電体薄膜で覆い、前記受動導波路領域にお
ける前記半導体活性層の側部および上部を前記半導体基
板より屈折率の高いアンドープ第1クラッド層および前
記アンドープ第1クラッド層より屈折率の低いアンドー
プ第2クラツド層により埋め込む工程を含むことを特徴
とする、半導体光集積素子の製造方法。
【0028】第1導電型半導体基板上の活性領域および
受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘電
体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受
動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよう
に設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくと
も半導体活性層を形成する手程と、前記活性領域におけ
る誘電体薄膜のマスク幅が、前記受動導波路領域におけ
る誘電体薄膜のマスク幅より狭くなるように誘電体薄膜
のパターンを再形成して、前記半導体基板より屈折率の
高い第2導電型第1クラッド層および前記第2導電型第
1クラツド層より屈折率の低い第2導電型第2クラッド
層を形成する工程と、前記活性領域のみに前記活性層の
両側をストライプ状に除去して2本の誘電体薄膜をスト
ライプ状に形成するとともに前記受動導波路領域の前記
第2導電型第2クラッド層上部は誘電体薄膜で覆い、前
記活性領域における前記半導体活性層の側部および上部
のみを第2導電型半導体クラッド層で埋め込む工程を含
むことを特徴とする、半導体光集積素子の製造方法。
受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘電
体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受
動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよう
に設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくと
も半導体活性層を形成する手程と、前記活性領域におけ
る誘電体薄膜のマスク幅が、前記受動導波路領域におけ
る誘電体薄膜のマスク幅より狭くなるように誘電体薄膜
のパターンを再形成して、前記半導体基板より屈折率の
高い第2導電型第1クラッド層および前記第2導電型第
1クラツド層より屈折率の低い第2導電型第2クラッド
層を形成する工程と、前記活性領域のみに前記活性層の
両側をストライプ状に除去して2本の誘電体薄膜をスト
ライプ状に形成するとともに前記受動導波路領域の前記
第2導電型第2クラッド層上部は誘電体薄膜で覆い、前
記活性領域における前記半導体活性層の側部および上部
のみを第2導電型半導体クラッド層で埋め込む工程を含
むことを特徴とする、半導体光集積素子の製造方法。
【0029】
【作用】曲線導波路の放射損失を低減する方法の一つと
して、クラッドとの屈折率差の小さいコア層を比較的厚
く成長し、両側を埋め込まずに空気との間で大きな屈折
率差をとり、横方向の光閉じ込めを強くする、いわゆる
ハイメサ構造が知られている。図8にその断面構造を示
す。
して、クラッドとの屈折率差の小さいコア層を比較的厚
く成長し、両側を埋め込まずに空気との間で大きな屈折
率差をとり、横方向の光閉じ込めを強くする、いわゆる
ハイメサ構造が知られている。図8にその断面構造を示
す。
【0030】InP半導体基板1を使用し、波長組成
1.1μm程度のInGaPコア層5(層厚約0.5μ
m)、InPクラツド層6(層厚約1μm)を積層した
後、約2μmの深さに基板1までエッチングして幅約2
μmの導波路を形成する。この導波路構造によれば、曲
率半径を1mm程度まで小さくしても、放射損失を無視
できるレベルに抑えることができる。
1.1μm程度のInGaPコア層5(層厚約0.5μ
m)、InPクラツド層6(層厚約1μm)を積層した
後、約2μmの深さに基板1までエッチングして幅約2
μmの導波路を形成する。この導波路構造によれば、曲
率半径を1mm程度まで小さくしても、放射損失を無視
できるレベルに抑えることができる。
【0031】本発明の主旨は、選択MOVPEを用いた
方法を用いながら、受動導波路においてこのハイメサ構
造に相当する光導波路を形成しようというものである。
方法を用いながら、受動導波路においてこのハイメサ構
造に相当する光導波路を形成しようというものである。
【0032】本発明の一例である光集積素子の活性領域
および受動導波路領域の断面構造を図1(a)(b)に
示す。まず従来例と同様の選択成長で半導体基板1上に
下部クラッド層2、活性層3、上部クラッド層4を一括
成長した後のInP埋め込み層の成長時に、屈折率がI
nPに比べて大きな第1クラツド層5(InGaPな
ど)および基板と同じ第2クラツド層6(InP)の2
層に分けて埋め込むことを特徴としている。従って受動
導波路領域においては、はじめに選択成長した光導波層
である活性層3と2回目に成長した第1クラッド層5の
屈折率はほとんど同一とすることができ、導波光は主に
第2クラツド層5に閉じ込められる。すなわち図7のハ
イメサ構造と同様の構造となり、曲線導波路においても
曲率半径を小さくでき、半導体光集積素子の小型化を実
現できる。なおInP基板にまで溝を形成する方法とし
て、図2および図3に示した構造が考えられる。詳細は
実施例にて述べる。
および受動導波路領域の断面構造を図1(a)(b)に
示す。まず従来例と同様の選択成長で半導体基板1上に
下部クラッド層2、活性層3、上部クラッド層4を一括
成長した後のInP埋め込み層の成長時に、屈折率がI
nPに比べて大きな第1クラツド層5(InGaPな
ど)および基板と同じ第2クラツド層6(InP)の2
層に分けて埋め込むことを特徴としている。従って受動
導波路領域においては、はじめに選択成長した光導波層
である活性層3と2回目に成長した第1クラッド層5の
屈折率はほとんど同一とすることができ、導波光は主に
第2クラツド層5に閉じ込められる。すなわち図7のハ
イメサ構造と同様の構造となり、曲線導波路においても
曲率半径を小さくでき、半導体光集積素子の小型化を実
現できる。なおInP基板にまで溝を形成する方法とし
て、図2および図3に示した構造が考えられる。詳細は
実施例にて述べる。
【0033】クラッド層にp型半導体を用いた場合、従
来の技術で触れた価電子帯間吸収による損失を抑制する
ため、第1クラツド層のキャリア濃度は第2クラツド層
のキャリア濃度より低く設定することが望ましい。キャ
リアとしては一般にZn(亜鉛が使用される)。
来の技術で触れた価電子帯間吸収による損失を抑制する
ため、第1クラツド層のキャリア濃度は第2クラツド層
のキャリア濃度より低く設定することが望ましい。キャ
リアとしては一般にZn(亜鉛が使用される)。
【0034】通常の光デバイスのキャリア濃度は5x1
017cm-3以上が必要で、通常は1x1018cm-3程度
であるが、光導波路では5x1017cm-3以下にする必
要がある。
017cm-3以上が必要で、通常は1x1018cm-3程度
であるが、光導波路では5x1017cm-3以下にする必
要がある。
【0035】なお活性領域においては、第1クラツド層
の屈折率が従来より若千大きくなるが、特に導波モード
に影響が出るほどの差は生じない。また活性層の両側の
pn接合がInPのホモ接合からInP/InGaAs
P接合となり、ビルトインポテンシャルが小さくなり漏
れ電流が増加する傾向にあるが、これも影響が生じるほ
ど第1クラッド層の屈折率を大きくしなければ特に問題
はない。2回目の埋め込み成長においても選択成長を用
いれば、マスクパターンによって活性領域と受動導波路
領域における第1クラッド層の幅、層厚、屈折率を変化
させることも可能である。
の屈折率が従来より若千大きくなるが、特に導波モード
に影響が出るほどの差は生じない。また活性層の両側の
pn接合がInPのホモ接合からInP/InGaAs
P接合となり、ビルトインポテンシャルが小さくなり漏
れ電流が増加する傾向にあるが、これも影響が生じるほ
ど第1クラッド層の屈折率を大きくしなければ特に問題
はない。2回目の埋め込み成長においても選択成長を用
いれば、マスクパターンによって活性領域と受動導波路
領域における第1クラッド層の幅、層厚、屈折率を変化
させることも可能である。
【0036】図2(e)、(f)にマスクパターンを示
すように、活性領域では通常の埋め込み構造とするため
埋め込み層幅を広めに、また受動導波路領域では水平方
向の光閉じ込めにおいて横高次モードの発生を防ぐため
に埋め込み層幅、すなわちコア層幅を狭くすることが一
般的である。その際に成長領域幅が狭い受動導波路領域
においては、活性領域に比べて第1埋め込み層の層厚が
厚くなり、屈折率が高くなる。従って活性領域における
第1埋め込み層の影響を少なくできる。
すように、活性領域では通常の埋め込み構造とするため
埋め込み層幅を広めに、また受動導波路領域では水平方
向の光閉じ込めにおいて横高次モードの発生を防ぐため
に埋め込み層幅、すなわちコア層幅を狭くすることが一
般的である。その際に成長領域幅が狭い受動導波路領域
においては、活性領域に比べて第1埋め込み層の層厚が
厚くなり、屈折率が高くなる。従って活性領域における
第1埋め込み層の影響を少なくできる。
【0037】また2回目の埋め込み成長の際に第1クラ
ツド層の幅が広くなることを避けるためには、1回目の
活性層他の選択成長と同じ開口幅のマスクパターンを用
いて、活性層の上部のみに第1クラッド層、第2クラツ
ド層を形成してもよい。この際に誘電体薄膜を加工し
て、活性領域でのマスク幅が受動導波路領域のマスク幅
より狭くなるようにすれば、活性領域での第1クラツド
層の層厚を薄くすることができ、屈折率を第2クラツド
層および基板に近づけることができる。この場合、3回
目の成長として活性領域のみにp型半導体クラッド層を
活性層を覆うように埋め込み成長する必要がある。
ツド層の幅が広くなることを避けるためには、1回目の
活性層他の選択成長と同じ開口幅のマスクパターンを用
いて、活性層の上部のみに第1クラッド層、第2クラツ
ド層を形成してもよい。この際に誘電体薄膜を加工し
て、活性領域でのマスク幅が受動導波路領域のマスク幅
より狭くなるようにすれば、活性領域での第1クラツド
層の層厚を薄くすることができ、屈折率を第2クラツド
層および基板に近づけることができる。この場合、3回
目の成長として活性領域のみにp型半導体クラッド層を
活性層を覆うように埋め込み成長する必要がある。
【0038】さらに、従来の技術で述べたように、受動
導波路領域における導波損失を低減するために、活性層
を一括形成した後に、活性領域と受動導波路領域を別々
に埋め込む方法も考えられる。この際は図4に断面図を
示すように、活性領域では従来通りにp型InPクラッ
ド層8で埋め込み、一方受動導波路領域では第1クラツ
ド層であるアンドープInGaAsP層5、第2クラツ
ド層であるアンドープInP層6で2段階に埋め込めば
よい。
導波路領域における導波損失を低減するために、活性層
を一括形成した後に、活性領域と受動導波路領域を別々
に埋め込む方法も考えられる。この際は図4に断面図を
示すように、活性領域では従来通りにp型InPクラッ
ド層8で埋め込み、一方受動導波路領域では第1クラツ
ド層であるアンドープInGaAsP層5、第2クラツ
ド層であるアンドープInP層6で2段階に埋め込めば
よい。
【0039】
【実施例】以下図面を用いて実際の素子構造および製造
方法について説明する。図1(a)、(b)は本発明の
第1の実施例である半導体光集積素子の構造を示す断面
図であり、図1(a)は活性領域、図1(b)は受動導
波路領域における断面構造を示す。
方法について説明する。図1(a)、(b)は本発明の
第1の実施例である半導体光集積素子の構造を示す断面
図であり、図1(a)は活性領域、図1(b)は受動導
波路領域における断面構造を示す。
【0040】n型InP基板1上にn型InP下部クラ
ツド層2(キャリア濃度1xlOl8cm-3)、InGa
AsP井戸7層およびInGaAsPバリアからなる多
重量子井戸活性層3、およびp型InP上部クラッド層
4(キャリア濃度1×1018cm-3)が選択的に形成さ
れている。
ツド層2(キャリア濃度1xlOl8cm-3)、InGa
AsP井戸7層およびInGaAsPバリアからなる多
重量子井戸活性層3、およびp型InP上部クラッド層
4(キャリア濃度1×1018cm-3)が選択的に形成さ
れている。
【0041】活性層3の幅はいずれも1.5μmであ
る。量子井戸活性層のゲインピーク波長は、活性領域で
は1.3μm、受動導波路領域では1.1μmとなって
おり、活性領域で電流流入により生じる波長1.3μm
の光は受動導波路領域では吸収されない。この活性層3
を埋め込むように、p型InGaAsP第1クラッド層
5(層厚0.8μm、バンドギャップ波長1.05μ
m、キャリア濃度5×10 17cm-3)、およびp型In
P第2クラッド層6(層厚1μm、キャリア濃度1xl
O18cm-3)が一括して形成されている。p型InGa
AsP第1クラツド層5の幅は活性領域では8μmであ
るのに対して、受動導波路領域では4μmとした。また
活性領域ではさらにp型InGaAsコンタクト層(層
厚0.3μm、キャリア濃度1xlOl9cm-3)が積層
され、表面にp側電極31が形成されている。一方基板
側にはn側電極32が全面に形成されている。
る。量子井戸活性層のゲインピーク波長は、活性領域で
は1.3μm、受動導波路領域では1.1μmとなって
おり、活性領域で電流流入により生じる波長1.3μm
の光は受動導波路領域では吸収されない。この活性層3
を埋め込むように、p型InGaAsP第1クラッド層
5(層厚0.8μm、バンドギャップ波長1.05μ
m、キャリア濃度5×10 17cm-3)、およびp型In
P第2クラッド層6(層厚1μm、キャリア濃度1xl
O18cm-3)が一括して形成されている。p型InGa
AsP第1クラツド層5の幅は活性領域では8μmであ
るのに対して、受動導波路領域では4μmとした。また
活性領域ではさらにp型InGaAsコンタクト層(層
厚0.3μm、キャリア濃度1xlOl9cm-3)が積層
され、表面にp側電極31が形成されている。一方基板
側にはn側電極32が全面に形成されている。
【0042】次に本構造の製造方法を図2を用いて説明
する。図2(a)、(c)、(d)、(g)、(h)は
活性領域あるいは受動導波路領域における断面図、図2
(b)、(e)、(f)はマスクパターンを示す表面図
である。まず図2(a)および(b)に示すように、n
型InP基板1の表面にシリコン酸化膜などの一対の誘
電体薄膜21をストライプ状に形成する。誘電体薄膜2
1に挟まれた導波領域22の幅は1.5μm−定とし、
一方誘電体薄膜21のマスク幅は活性領域23では20
μm、受動導波路領域24では6μmとした。そして図
2(c)に示すように、n型InP下部クラッド層2、
多重量子井戸活性層3、p型InP上部クラッド層4を
選択MOVPEにより形成した。次に図2(e)あるい
は(f)に示すように導波領域22に接した誘電体薄膜
21を部分的に除去し、活性領域23で幅8μm、受動
導波路領域24で幅4μmのマスク開口部を設け(図2
(d))、再び選択MOVPEにより、p型InGaA
sP第1クラッド層5、p型InP第2クラッド層6、
およびp型InGaAsコンタクト層7を形成して活性
層3の上部および側部を埋め込んだ(図2(g))。
する。図2(a)、(c)、(d)、(g)、(h)は
活性領域あるいは受動導波路領域における断面図、図2
(b)、(e)、(f)はマスクパターンを示す表面図
である。まず図2(a)および(b)に示すように、n
型InP基板1の表面にシリコン酸化膜などの一対の誘
電体薄膜21をストライプ状に形成する。誘電体薄膜2
1に挟まれた導波領域22の幅は1.5μm−定とし、
一方誘電体薄膜21のマスク幅は活性領域23では20
μm、受動導波路領域24では6μmとした。そして図
2(c)に示すように、n型InP下部クラッド層2、
多重量子井戸活性層3、p型InP上部クラッド層4を
選択MOVPEにより形成した。次に図2(e)あるい
は(f)に示すように導波領域22に接した誘電体薄膜
21を部分的に除去し、活性領域23で幅8μm、受動
導波路領域24で幅4μmのマスク開口部を設け(図2
(d))、再び選択MOVPEにより、p型InGaA
sP第1クラッド層5、p型InP第2クラッド層6、
およびp型InGaAsコンタクト層7を形成して活性
層3の上部および側部を埋め込んだ(図2(g))。
【0043】これで図1の構造が形成されたが、さらに
受動導波路領域24で横方向の比屈折率差を大きくとる
ために、図2(h)に示すようにp型InGaAsP第
1クラツド層5の両側にInP基板1に達する溝25を
形成してもよい。この場合、塩酸系のエッチング液を用
いれば、p型InGaAsコンタクト層7およびp型I
nGaAsP第1クラッド層5はエッチングされないの
で、選択的にInP基板1をエッチングすることがで
き、マスクなどを用いない簡単な方法によって溝25を
形成できる。
受動導波路領域24で横方向の比屈折率差を大きくとる
ために、図2(h)に示すようにp型InGaAsP第
1クラツド層5の両側にInP基板1に達する溝25を
形成してもよい。この場合、塩酸系のエッチング液を用
いれば、p型InGaAsコンタクト層7およびp型I
nGaAsP第1クラッド層5はエッチングされないの
で、選択的にInP基板1をエッチングすることがで
き、マスクなどを用いない簡単な方法によって溝25を
形成できる。
【0044】次に第2の実施例として、図3に半導体光
集積素子の製造方法を示す。はじめに第1の例と同様に
誘電体薄膜21を形成したn型InP基板1上にn型I
nP下部クラッド層2、多重量子井戸活性層3、p型I
nP上部クラツド層4を選択MOVPEにより形成した
(図3(a))。次に誘電体薄膜21を除去し、全面に
p型InGaAsP第1クラッド層5、p型InP第2
クラッド層6およびp型InGAsコンタクト層7を形
成した(図3(b))。次に表面にレジストパターンを
形成し、エッチングにより基板1に達する溝25を形成
した(図3(c))。
集積素子の製造方法を示す。はじめに第1の例と同様に
誘電体薄膜21を形成したn型InP基板1上にn型I
nP下部クラッド層2、多重量子井戸活性層3、p型I
nP上部クラツド層4を選択MOVPEにより形成した
(図3(a))。次に誘電体薄膜21を除去し、全面に
p型InGaAsP第1クラッド層5、p型InP第2
クラッド層6およびp型InGAsコンタクト層7を形
成した(図3(b))。次に表面にレジストパターンを
形成し、エッチングにより基板1に達する溝25を形成
した(図3(c))。
【0045】溝の深さは約2.5μm、幅は5μm、間
隔は活性領域23で6μm、受動導波路領域24で3μ
mとした。この製造方法によっても、図2の製造方法に
より得られる構造と同等の構造を有する光集積素子を作
製することができる。なお本方法においては、はじめに
選択的に形成する活性層の幅は1.5μmより広くても
よく、受動導波路領域24では誘電体薄膜21を形成せ
ず全面に成長してもよい。この場合でも選択MOVPE
によってバンドギャップエネルギーの異なる活性層が一
括形成されており、溝の形成時に活性層もエッチングさ
れて幅3μmの導波層となる。
隔は活性領域23で6μm、受動導波路領域24で3μ
mとした。この製造方法によっても、図2の製造方法に
より得られる構造と同等の構造を有する光集積素子を作
製することができる。なお本方法においては、はじめに
選択的に形成する活性層の幅は1.5μmより広くても
よく、受動導波路領域24では誘電体薄膜21を形成せ
ず全面に成長してもよい。この場合でも選択MOVPE
によってバンドギャップエネルギーの異なる活性層が一
括形成されており、溝の形成時に活性層もエッチングさ
れて幅3μmの導波層となる。
【0046】次に第3の実施例を図4を用いて説明す
る。n型半導体基板1上にn型InP下部クラツド層2
(キャリア濃度1xlOl8cm-3)、InGaAsP井
戸7層およびInGaAsPバリアからなる多重量子井
戸活性層3、およびp型InP上部クラッド層4(キャ
リア濃度1xlOl8cm-3)が選択的に形成されてい
る。活性層3の幅はいずれも1.5μmである。この活
性層3を埋め込むように、活性領域(図4(a))では
p型InPクラッド層8(層厚1.5μm、キャリア濃
度1xlOl8cm-3)およびp型InGaAsコンタク
ト層(層厚0.3μm、キャリア濃度1XlOl9c
m-3)が、受動導波路領域(図4(b))ではアンドー
プInGaAsP第1クラッド層5(層厚0.8μm、
バンドギャップ波長1.05μm)、およびアンドープ
InP第2クラッド層6(層厚1μm)が形成されてい
る。
る。n型半導体基板1上にn型InP下部クラツド層2
(キャリア濃度1xlOl8cm-3)、InGaAsP井
戸7層およびInGaAsPバリアからなる多重量子井
戸活性層3、およびp型InP上部クラッド層4(キャ
リア濃度1xlOl8cm-3)が選択的に形成されてい
る。活性層3の幅はいずれも1.5μmである。この活
性層3を埋め込むように、活性領域(図4(a))では
p型InPクラッド層8(層厚1.5μm、キャリア濃
度1xlOl8cm-3)およびp型InGaAsコンタク
ト層(層厚0.3μm、キャリア濃度1XlOl9c
m-3)が、受動導波路領域(図4(b))ではアンドー
プInGaAsP第1クラッド層5(層厚0.8μm、
バンドギャップ波長1.05μm)、およびアンドープ
InP第2クラッド層6(層厚1μm)が形成されてい
る。
【0047】活性領域におけるp型InPクラッド層8
の幅は8μmであるのに対して、受動導波路領域におけ
るアンドープInGaAsP第1クラッド層5の幅は4
μmとした。また活性領域ではさらに表面にp側電極3
1が形成されている。一方基板側にはn側電極32が全
面に形成されている。このような構造とすれば、受動導
波路領域において導波光が閉じ込められるInGaAs
P第1クラッド層5がアンドープであるため、価電子帯
間吸収による損失の少ない、低損失光導波路を得ること
ができる。なおその製造方法は従来例である特願平。1
44283とほぼ同一であり、受動導波路領域にぉいて
第1、第2クラッド層に分けて形成する点が異なる。
の幅は8μmであるのに対して、受動導波路領域におけ
るアンドープInGaAsP第1クラッド層5の幅は4
μmとした。また活性領域ではさらに表面にp側電極3
1が形成されている。一方基板側にはn側電極32が全
面に形成されている。このような構造とすれば、受動導
波路領域において導波光が閉じ込められるInGaAs
P第1クラッド層5がアンドープであるため、価電子帯
間吸収による損失の少ない、低損失光導波路を得ること
ができる。なおその製造方法は従来例である特願平。1
44283とほぼ同一であり、受動導波路領域にぉいて
第1、第2クラッド層に分けて形成する点が異なる。
【0048】次に第4の実施例について、図5を用いて
説明する。まず図5(a)および(b)に示すように、
n型InP基板1の表面にシリコン酸化膜などの一対の
誘電体薄膜21をストライプ状に形成する。誘電体薄膜
21に挟まれた導波領域22の幅は1.5μm−定と
し、一方誘電体薄膜21のマスク幅は活性領域23では
50μm、受動導波路領域24では30μmとした。そ
して図5(c)に示すように、n型InP下部クラツド
層2、多重量子井戸活性層3、p型InP上部クラッド
層4を選択MOVPEにより形成した。次に図5(d)
に示すように誘電体薄膜21を部分的にエッチングして
活性領域23におけるマスク幅を10μmとし、一方受
動導波路領域24では幅30μmのままとした。再び選
択MOVPEにより、p型InGaAsP第1クラッド
層5、p型InP第2クラツド層6を活性層3の上部に
形成した(図5(e))。
説明する。まず図5(a)および(b)に示すように、
n型InP基板1の表面にシリコン酸化膜などの一対の
誘電体薄膜21をストライプ状に形成する。誘電体薄膜
21に挟まれた導波領域22の幅は1.5μm−定と
し、一方誘電体薄膜21のマスク幅は活性領域23では
50μm、受動導波路領域24では30μmとした。そ
して図5(c)に示すように、n型InP下部クラツド
層2、多重量子井戸活性層3、p型InP上部クラッド
層4を選択MOVPEにより形成した。次に図5(d)
に示すように誘電体薄膜21を部分的にエッチングして
活性領域23におけるマスク幅を10μmとし、一方受
動導波路領域24では幅30μmのままとした。再び選
択MOVPEにより、p型InGaAsP第1クラッド
層5、p型InP第2クラツド層6を活性層3の上部に
形成した(図5(e))。
【0049】この成長では活性層3の形成時と逆に受動
導波路領域24でのマスク幅が大きいため、受動導波路
領域24においてp型InGaAsP第1クラツド層5
の層厚が0.5μm、バンドギャップ波長が1.05μ
mであったのに対し、活性領域23ではそれぞれ0.2
μm、0.97μmであり、活性領域ではp型InGa
AsP第1クラツド層5をほぼp型InP層と見なせ
る。さらに図5(f)に示すように、誘電体薄膜21を
再び形成して活性領域の導波領域のみに幅12μmの開
口部を設け、一方受動導波路領域24の導波領域は誘電
体薄膜21で覆う。そして図5(g)に示すように、活
性領域のみにp型InPクラッド層8およびp型InG
aAsコンタクト層7を形成し、電極を形成した。受動
導波路領域では図5(h)に示すようにp型InP第2
クラツド層6の上部にはp型InPクラツド層8は形成
されない。
導波路領域24でのマスク幅が大きいため、受動導波路
領域24においてp型InGaAsP第1クラツド層5
の層厚が0.5μm、バンドギャップ波長が1.05μ
mであったのに対し、活性領域23ではそれぞれ0.2
μm、0.97μmであり、活性領域ではp型InGa
AsP第1クラツド層5をほぼp型InP層と見なせ
る。さらに図5(f)に示すように、誘電体薄膜21を
再び形成して活性領域の導波領域のみに幅12μmの開
口部を設け、一方受動導波路領域24の導波領域は誘電
体薄膜21で覆う。そして図5(g)に示すように、活
性領域のみにp型InPクラッド層8およびp型InG
aAsコンタクト層7を形成し、電極を形成した。受動
導波路領域では図5(h)に示すようにp型InP第2
クラツド層6の上部にはp型InPクラツド層8は形成
されない。
【0050】本方法によれば、はじめの活性層形成時と
同じマスクパターン上を用いて第1クラツド層5を活性
層3の上部に形成できるため、その幅を1.5μm程度
と狭くすることが可能であり、横高次モードの抑制に効
果がある。
同じマスクパターン上を用いて第1クラツド層5を活性
層3の上部に形成できるため、その幅を1.5μm程度
と狭くすることが可能であり、横高次モードの抑制に効
果がある。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体光集
積素子およびその製造方法を用いれば、選択MOVPE
による活性層の一括形成技術を用いて、活性領域と曲率
半径の小さな受動導波路領域の集積化が可能となり、簡
単な製造方法により、半導体マトリクススイッチや多波
長レーザアレイ、双方向光集積素子などの各種半導体光
集積素子の小型化を実現することができる。
積素子およびその製造方法を用いれば、選択MOVPE
による活性層の一括形成技術を用いて、活性領域と曲率
半径の小さな受動導波路領域の集積化が可能となり、簡
単な製造方法により、半導体マトリクススイッチや多波
長レーザアレイ、双方向光集積素子などの各種半導体光
集積素子の小型化を実現することができる。
【0052】なお本発明の主旨を活かしたものであれ
ば、実施例に記載した半導体材料以外のものを用いた場
合にも本発明は適用可能であり、また導電型、半導体層
の層厚、幅なども変更可能であることは当然である。
ば、実施例に記載した半導体材料以外のものを用いた場
合にも本発明は適用可能であり、また導電型、半導体層
の層厚、幅なども変更可能であることは当然である。
【図1】 本発明の第1の実施例である半導体光集積素
子の構造を示す断面図であり、図1(a)は活性領域、
図1(b)は受動導波路領域における断面構造を示す。
子の構造を示す断面図であり、図1(a)は活性領域、
図1(b)は受動導波路領域における断面構造を示す。
【図2】 本発明の第1の実施例である半導体光集積素
子の製造方法を示す断面図および表面図である。
子の製造方法を示す断面図および表面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例である半導体光集積素
子の製造方法を示す断面図である。
子の製造方法を示す断面図である。
【図4】 発明の第3の実施例である半導体光集積素子
の構造を示す断面図であり、図4(a)は活性領域、図
4(b)は受動導波路領域における断面構造を示す。
の構造を示す断面図であり、図4(a)は活性領域、図
4(b)は受動導波路領域における断面構造を示す。
【図5】 本発明の第4の実施例である半導体光集積素
子の製造方法を示す断面図および表面図である。
子の製造方法を示す断面図および表面図である。
【図6】 従来例である半導体光集積素子の構造を示す
断面図であり、図6(a)は活性領域、図6(b)は受
動導波路領域における断面構造を示す。
断面図であり、図6(a)は活性領域、図6(b)は受
動導波路領域における断面構造を示す。
【図7】 従来例である半導体光集積素子の製造方法を
示す断面図および表面図である。
示す断面図および表面図である。
【図8】 従来例である半導体光導波路の構造を示す断
面図である。
面図である。
1 n型半導体基板 2 n型下部クラツド層 3 活性層 4 p型上部クラツド層 5 p型あるいはアンドープ第1クラッド層 6 p型あるいはアンドープ第2クラッド層 7 p型コンタクト層 8 p型クラツド層 21 誘電体薄膜 22 導波領域 23 活性領域 24 受動導波路領域 25 溝 31 p側電極 32 n側電極
Claims (13)
- 【請求項1】 活性領域および受動導波路領域からなる
半導体光集積素子であって、第1導電型半導体基板上の
前記活性領域および前記受動導波路領域に一括して形成
された半導体活性層の層厚が前記受動導波路領域におい
て前記活性領域よりも薄く、かつ前記受動導波路領域に
おける前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーが
前記活性領域における前記半導体活性層のバンドギャッ
プエネルギーよりも大きく、前記活性領域および前記受
動導波路領域における前記半導体活性層の側部および上
部が第2導電型半導体クラッド層により一括して埋め込
まれている半導体光集積素子において、前記第2導電型
半導体クラツド層が少なくとも第2導電型第1クラッド
層および第2導電型第2クラツド層からなり、前記第2
導電型第1クラッド層の屈折率が前記第1導電型半導体
基板および前記第2導電型第2クラツド層の屈折率より
高いことを特徴とする半導体光集積素子。 - 【請求項2】 前記活性領域における前記第2導電型第
1クラツド層のバンドギャップエネルギーが、前記受動
導波路領域における前記第2導電型第1クラッド層のバ
ンドギャップエネルギーよりも大きいことを特徴とする
請求項1記載の半導体光集積素子。 - 【請求項3】 前記受動導波路領域における前記第2導
電型第1クラツド層のバンドギャップエネルギーが、前
記受動導波路領域における前記半導体活性層のバンドギ
ャップエネルギーと同一であることを特徴とする請求項
1または2のいずれか記載の半導体光集積素子。 - 【請求項4】 前記第2導電型第1クラッド層のキャリ
ア濃度が前記第2導電型第2クラツド層のキャリア濃度
より低いことを特徴とする請求項1から3のいずれか記
載の半導体光集積素子。 - 【請求項5】 前記受動導波路領域における前記第2導
電型第1クラツド層の両側に前記半導体基板に達する溝
が形成されていることを特徴とする請求項1から4のい
ずれか記載の半導体光集積素子。 - 【請求項6】 活性領域および受動導波路領域からなる
半導体光集積素子であって、第1導電型半導体基板上の
前記活性領域および前記受動導波路領域に一括して形成
された半導体活性層の層厚が前記受動導波路領域におい
て前記活性領域よりも薄く、かつ前記受動導波路領域に
おける前記半導体活性層のバンドギャップエネルギーが
前記活性領域における前記半導体活性層のバンドギャッ
プエネルギーよりも大きく、前記活性領域における前記
半導体活性層の側部および上部が第2導電型半導体クラ
ッド層により、前記受動導波路領域の少なくとも上部が
アンドープ半導体クラツド層により独立して埋め込まれ
ている半導体光集積素子において、前記アンドープ半導
体クラッド層が少なくともアンドープ第1クラツド層お
よびアンドープ第2クラツド層からなり、前記アンドー
プ第1クラツド層の屈折率が前記第1導電型半導体基板
および前記アンドープ第2クラッド層の屈折率より高い
ことを特徴とする半導体光集積素子。 - 【請求項7】 第1導電型半導体基板上の活性領域およ
び受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の誘
電体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記
受動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなるよ
うに設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なく
とも半導体活性層を形成する工程と、再び2本の誘電体
薄膜をストライプ状に形成して、前記活性領域および前
記受動導波路領域における前記半導体活性層の側部およ
び上部を、前記半導体基板より屈折率の高い第2導電型
第1クラツド層および前記第2導電型第1クラツド層よ
り屈折率の低い第2導電型第2クラツド層により一括し
て埋め込む工程を含むことを特徴とする半導体光集積素
子の製造方法。 - 【請求項8】 前記第2導電型半導体クラツド層を形成
する際の誘電体薄膜のストライプ幅が活性領域において
受動導波路領域よりも狭くなるように設定することを特
徴とする請求項7記載の半導体光集積素子の製造方法。 - 【請求項9】 前記第2導電型半導体クラッド層を形成
する際の誘電体薄膜の空隙幅が活性領域において受動導
波路領域よりも広くなるように設定することを特徴とす
る請求項7記載の半導体光集積素子の製造方法。 - 【請求項10】 前記第2導電型半導体クラッド層の上
部に形成した第2導電型半導体コンタクト層、および前
記第2導電型半導体第1クラツド層をマスクとした選択
エッチングにより、前記第2導電型半導体第1クラツド
層の側部の前記半導体基板に溝を形成することを特徴と
する請求項7から9のいずれか記載の半導体光集積素子
の製造方法。 - 【請求項11】 第1導電型半導体基板上の少なくとも
活性領域にストラィプ状に形成された2本の誘電体薄膜
を、前記活性領域におけるストライプ幅が前記受動導波
路領域におけるストライプ幅よりも広くなるように設定
して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少なくとも半導
体活性層を形成する工程と、前記誘電体薄膜を除去し、
前記半導体活性層の側部および上部を覆うように、前記
半導体基板より屈折率の高い第2導電型第1クラッド層
および前記第2導電型第1クラツド層より屈折率の低い
第2導電型第2クラッド層を、前記活性領域および前記
受動導波路領域に一括して形成する工程と、前記活性層
およびその側部の前記第2導電型第1クラッド層を残す
ように、前記活性領域および前記受動導波路領域に一括
して、前記半導体基板までストライプ状にメサエッチン
グする工程を含むことを特徴とする半導体光集積素子の
製造方法。 - 【請求項12】 第1導電型半導体基板上の活性領域お
よび受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の
誘電体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前
記受動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなる
ように設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少な
くとも半導体活性層を形成する工程と、前記活性領域の
み2本の誘電体薄膜をストライプ状に形成するとともに
前記受動導波路領域の前記半導体活性層上部は誘電体薄
膜で覆い、前記活性領域における前記半導体活性層の側
部および上部のみを第2導電型半導体クラツド層で覆う
工程と、前記受動導波路領域のみ2本の誘電体薄膜をス
トライプ状に形成するとともに前記活性領域の前記半導
体活性層上部は誘電体薄膜で覆い、前記受動導波路領域
における前記半導体活性層の側部および上部を前記半導
体基板より屈折率の高いアンドープ第1クラツド層およ
び前記アンドープ第1クラツド層より屈折率の低いアン
ドープ第2クラツド層により埋め込む工程を含むことを
特徴とする半導体光集積素子の製造方法。 - 【請求項13】 第1導電型半導体基板上の活性領域お
よび受動導波路領域にストライプ状に形成された2本の
誘電体薄膜を、前記活性領域におけるストライプ幅が前
記受動導波路領域におけるストライプ幅よりも広くなる
ように設定して、前記誘電体薄膜に挟まれた領域に少な
くとも半導体活性層を形成する工程と、前記活性領域に
おける誘電体薄膜のマスク幅が、前記受動導波路領域に
おける誘電体薄膜のマスク幅より狭くなるように誘電体
薄膜のパターンを再形成して、前記半導体基板より屈折
率の高い第2導電型第1クラツド層および前記第2導電
型第1クラツド層より屈折率の低い第2導電型第2クラ
ッド層を形成する工程と、前記活性領域のみに前記活性
層の両側をストライプ状に除去して2本の誘電体薄膜を
ストライプ状に形成するとともに前記受動導波路領域の
前記第2導電型第2クラツド層上部は誘電体薄膜で覆
い、前記活性領域における前記半導体活性層の側部およ
び上部のみを第2導電型半導体クラツド層で埋め込む工
程を含むことを特徴とする、半導体光集積素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18519897A JP3067702B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 半導体光集積素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18519897A JP3067702B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 半導体光集積素子およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130720A JPH1130720A (ja) | 1999-02-02 |
| JP3067702B2 true JP3067702B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=16166587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18519897A Expired - Fee Related JP3067702B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 半導体光集積素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3067702B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100426050C (zh) | 1999-07-26 | 2008-10-15 | 拉博斯费尔株式会社 | 体积型透镜、发光体、照明器具及光信息系统 |
| JP4036878B2 (ja) | 2003-03-11 | 2008-01-23 | 日本電信電話株式会社 | 半導体光変調器 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP18519897A patent/JP3067702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1130720A (ja) | 1999-02-02 |
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