JP3073726B2 - 植生基体 - Google Patents
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばポリエチレ
ン繊維、ヤシ繊維、シュロ毛、ジュート、木毛等により
作製されたネット又はマットに、シート状の薄綿が積層
されて一体化された植生基体に関するものである。
ン繊維、ヤシ繊維、シュロ毛、ジュート、木毛等により
作製されたネット又はマットに、シート状の薄綿が積層
されて一体化された植生基体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の植生基体では、ネット又はマット
とシート状の薄綿とを積層し、両者を水溶性接着剤で接
着したり、糸で縫着することによって、一体化していた
ので、次のような問題点があった。
とシート状の薄綿とを積層し、両者を水溶性接着剤で接
着したり、糸で縫着することによって、一体化していた
ので、次のような問題点があった。
【0003】即ち、前者による場合、多量の水溶性接着
剤が必要である上、乾燥に手間がかかり、製造能率が悪
い。殊に、ネット又はマットが、ヤシ繊維やシュロ毛で
作製されていると、ローラで水溶性接着剤を塗布する
際、表面に毛羽立っている繊維が千切れてローラ表面に
付着堆積しやすいため、均一な接着状態が得られないこ
とがある。
剤が必要である上、乾燥に手間がかかり、製造能率が悪
い。殊に、ネット又はマットが、ヤシ繊維やシュロ毛で
作製されていると、ローラで水溶性接着剤を塗布する
際、表面に毛羽立っている繊維が千切れてローラ表面に
付着堆積しやすいため、均一な接着状態が得られないこ
とがある。
【0004】後者による場合は、縫着用の糸が不可欠で
あるばかりでなく、縫着スピードが遅いため、製造能率
が悪く、しかも、糸による部分的な固定(縫着)となる
ので、植生基体の製造後、運搬から施工時にかけて、シ
ート状の薄綿が不測に剥がれることがあった。
あるばかりでなく、縫着スピードが遅いため、製造能率
が悪く、しかも、糸による部分的な固定(縫着)となる
ので、植生基体の製造後、運搬から施工時にかけて、シ
ート状の薄綿が不測に剥がれることがあった。
【0005】また、この不都合を回避するために、製造
能率を犠牲にして、縫着密度を高めると、施工後の薄綿
のスムーズな離脱(剥がれ)が糸によって阻害されるこ
とになる。つまり、この種の植生基体は、薄綿が下に来
るように法面に敷設することにより、ネット又はマット
で、法面のエロージョンを防止し、且つ、風雨による薄
綿の散逸を防止する一方、シート状の薄綿が、雨などを
吸収して、しなやかになると共に重くなって、ネット又
はマットから離脱し、種子等を覆うように地表面に密着
して、発芽、発根させるものであるから、施工完了まで
は、シート状の薄綿がネット又はマットと安定的に一体
化し、施工後は、早期に剥がれることが望ましいが、縫
着による固定では、二つの相反する要求に答えることが
困難であった。
能率を犠牲にして、縫着密度を高めると、施工後の薄綿
のスムーズな離脱(剥がれ)が糸によって阻害されるこ
とになる。つまり、この種の植生基体は、薄綿が下に来
るように法面に敷設することにより、ネット又はマット
で、法面のエロージョンを防止し、且つ、風雨による薄
綿の散逸を防止する一方、シート状の薄綿が、雨などを
吸収して、しなやかになると共に重くなって、ネット又
はマットから離脱し、種子等を覆うように地表面に密着
して、発芽、発根させるものであるから、施工完了まで
は、シート状の薄綿がネット又はマットと安定的に一体
化し、施工後は、早期に剥がれることが望ましいが、縫
着による固定では、二つの相反する要求に答えることが
困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点をふまえてなされたものであって、ネ
ット又はマットにシート状の薄綿を積層した植生基体に
おいて、薄綿の絡み合った繊維に着目し、従来のように
ネット又はマットにシート状の薄綿を単に積層して張り
合わせるのではなく、薄綿の繊維が絡み付く性質を積極
的に利用することにより、接着剤を使用せずに、あるい
は、たとえ使用する場合でも、極僅かな使用量で、ネッ
ト又はマットとシート状の薄綿とを、施工前に不測に剥
がれないよう効果的に一体化でき、施工後は、シート状
の薄綿をネット又はマットから速やかに離脱させること
ができるようにすることを課題としている。
従来技術の問題点をふまえてなされたものであって、ネ
ット又はマットにシート状の薄綿を積層した植生基体に
おいて、薄綿の絡み合った繊維に着目し、従来のように
ネット又はマットにシート状の薄綿を単に積層して張り
合わせるのではなく、薄綿の繊維が絡み付く性質を積極
的に利用することにより、接着剤を使用せずに、あるい
は、たとえ使用する場合でも、極僅かな使用量で、ネッ
ト又はマットとシート状の薄綿とを、施工前に不測に剥
がれないよう効果的に一体化でき、施工後は、シート状
の薄綿をネット又はマットから速やかに離脱させること
ができるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、次のような技術的手段を講じてい
る。即ち、本発明による植生基体は、ポリエチレン繊
維、ヤシ繊維、シュロ毛、ジュート、木毛等により作製
されたネットやマットと、シート状の薄綿とが積層さ
れ、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマットの繊維
に絡み付かせることによって一体化されており、さら
に、前記薄綿が、雨水などを吸収することにより、ネッ
ト又はマットから速やかに離脱し、地表面に密着するよ
うに構成してあることを特徴としている。
めに、本発明では、次のような技術的手段を講じてい
る。即ち、本発明による植生基体は、ポリエチレン繊
維、ヤシ繊維、シュロ毛、ジュート、木毛等により作製
されたネットやマットと、シート状の薄綿とが積層さ
れ、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマットの繊維
に絡み付かせることによって一体化されており、さら
に、前記薄綿が、雨水などを吸収することにより、ネッ
ト又はマットから速やかに離脱し、地表面に密着するよ
うに構成してあることを特徴としている。
【0008】上記の構成によれば、シート状の薄綿の繊
維を、ネット又はマットの繊維に絡み付かせて、ネット
又はマットとシート状の薄綿とを一体化するので、両者
を接着するための水溶性接着剤を使用せずに一体化で
き、たとえ水溶性接着剤を使用する場合でも、その使用
量は極僅かで済み、多量の水溶性接着剤が不要なため、
経済的であると共に、乾燥の手間が軽減され、能率良く
製造できることになる。
維を、ネット又はマットの繊維に絡み付かせて、ネット
又はマットとシート状の薄綿とを一体化するので、両者
を接着するための水溶性接着剤を使用せずに一体化で
き、たとえ水溶性接着剤を使用する場合でも、その使用
量は極僅かで済み、多量の水溶性接着剤が不要なため、
経済的であると共に、乾燥の手間が軽減され、能率良く
製造できることになる。
【0009】また、ネット又はマットとシート状の薄綿
とを積層した状態でローラ間に通して加圧することによ
り、薄綿の繊維を前記ネット又はマットの繊維に絡み付
かせるので、糸で縫着する場合のように固定が部分的で
はなく、シート状の薄綿がネット又はマットの全面に一
体化することになる。従って、施工前に不測に剥がれる
ことがなく、それでいて、繊維の絡み付きによって一体
化しているので、施工後は、シート状の薄綿が雨水等を
吸収して、しなやかになると共に重くなって、ネット又
はマットから速やかに離脱し、種子等を覆うように地表
面に密着することになり、種子の発芽、発根が確実で、
活着が良い。
とを積層した状態でローラ間に通して加圧することによ
り、薄綿の繊維を前記ネット又はマットの繊維に絡み付
かせるので、糸で縫着する場合のように固定が部分的で
はなく、シート状の薄綿がネット又はマットの全面に一
体化することになる。従って、施工前に不測に剥がれる
ことがなく、それでいて、繊維の絡み付きによって一体
化しているので、施工後は、シート状の薄綿が雨水等を
吸収して、しなやかになると共に重くなって、ネット又
はマットから速やかに離脱し、種子等を覆うように地表
面に密着することになり、種子の発芽、発根が確実で、
活着が良い。
【0010】尚、積層したネット又はマットとシート状
の薄綿とをローラ間に通す前に、薄綿側から空気を吹き
付けたり、ネット又はマット側から空気を吸引して、薄
綿をネット又はマット側に起毛することは、ローラ加圧
による繊維の絡み付きを確実に行わせる上で好ましい。
また、ヤシ繊維、シュロ毛、ジュート、木毛等からなる
ネット又はマットは、表面が毛羽立っているため、薄綿
の繊維が絡み付き易く、ネット又はマットとシート状の
薄綿との一体化が良好になされる。
の薄綿とをローラ間に通す前に、薄綿側から空気を吹き
付けたり、ネット又はマット側から空気を吸引して、薄
綿をネット又はマット側に起毛することは、ローラ加圧
による繊維の絡み付きを確実に行わせる上で好ましい。
また、ヤシ繊維、シュロ毛、ジュート、木毛等からなる
ネット又はマットは、表面が毛羽立っているため、薄綿
の繊維が絡み付き易く、ネット又はマットとシート状の
薄綿との一体化が良好になされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明に係る植生
基体Aとその製造方法を示す。図において、1Aは、ヤ
シ繊維(シュロ毛、ジュート、木毛等でもよい。)で作
製された表面の毛羽立ったネットであり、ネット1Aの
下面には、スフ等、水分により早期に分散するシート状
の薄綿2が積層され、当該薄綿2の繊維aをネット1A
に絡み付かせることによって、水溶性接着剤を使用せず
に、ネット1Aとシート状の薄綿2とを一体化してあ
る。シート状の薄綿2の表面には、植物種子3、肥料等
の植物生育基材4が、ポリビニルアルコール等のような
水溶性糊剤を用いて接着されている。また、本発明の植
生基体を、単に地表面の被覆保護材として用いる場合
や、現地植生の埋土種子や飛来種子の発芽を期待する場
合は、薄綿2に種子等は接着しない。
に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明に係る植生
基体Aとその製造方法を示す。図において、1Aは、ヤ
シ繊維(シュロ毛、ジュート、木毛等でもよい。)で作
製された表面の毛羽立ったネットであり、ネット1Aの
下面には、スフ等、水分により早期に分散するシート状
の薄綿2が積層され、当該薄綿2の繊維aをネット1A
に絡み付かせることによって、水溶性接着剤を使用せず
に、ネット1Aとシート状の薄綿2とを一体化してあ
る。シート状の薄綿2の表面には、植物種子3、肥料等
の植物生育基材4が、ポリビニルアルコール等のような
水溶性糊剤を用いて接着されている。また、本発明の植
生基体を、単に地表面の被覆保護材として用いる場合
や、現地植生の埋土種子や飛来種子の発芽を期待する場
合は、薄綿2に種子等は接着しない。
【0012】植生基体Aの製造方法に付いて説明する
と、図2、図3に示すように、前記ネット1Aと、シー
ト状の薄綿2とを積層した状態で上下一対のローラ5
a,5b間に通して加圧することにより、図3、図4に
示すように、薄綿2の繊維aを前記ネット1Aに、つま
り、ネット1Aを編成する糸や糸の表面に毛羽立った繊
維bに絡み付かせて、ネット1Aとシート状の薄綿2と
を一体化し、しかる後、必要に応じて薄綿2の表面に植
物種子3と肥料等の植物生育基材4を水溶性糊剤で接着
させる工程を経て、前記植生基体Aを製造するのであ
る。
と、図2、図3に示すように、前記ネット1Aと、シー
ト状の薄綿2とを積層した状態で上下一対のローラ5
a,5b間に通して加圧することにより、図3、図4に
示すように、薄綿2の繊維aを前記ネット1Aに、つま
り、ネット1Aを編成する糸や糸の表面に毛羽立った繊
維bに絡み付かせて、ネット1Aとシート状の薄綿2と
を一体化し、しかる後、必要に応じて薄綿2の表面に植
物種子3と肥料等の植物生育基材4を水溶性糊剤で接着
させる工程を経て、前記植生基体Aを製造するのであ
る。
【0013】薄綿2の表面への植物種子3や植物生育基
材4の接着は、例えば、水溶性糊剤をまぶした植物種子
3や植物生育基材4を薄綿2の表面に散布し、加湿後、
加圧したり、薄綿2の表面に植物種子3や植物生育基材
4を散布した後、水溶性糊剤(無数の気泡を包含させた
いわゆる泡接着剤が好ましい。)を塗布したり、薄綿2
の表面に水溶性糊剤(泡接着剤)を塗布した後、植物種
子3や植物生育基材4を散布する等々、任意の既知手段
を採用できる。
材4の接着は、例えば、水溶性糊剤をまぶした植物種子
3や植物生育基材4を薄綿2の表面に散布し、加湿後、
加圧したり、薄綿2の表面に植物種子3や植物生育基材
4を散布した後、水溶性糊剤(無数の気泡を包含させた
いわゆる泡接着剤が好ましい。)を塗布したり、薄綿2
の表面に水溶性糊剤(泡接着剤)を塗布した後、植物種
子3や植物生育基材4を散布する等々、任意の既知手段
を採用できる。
【0014】図5と図6は、本発明の他の実施の形態を
示し、繊維aの絡み付きを助長するために、気流によっ
て薄綿2をネット1A側に起毛する点に特徴がある。即
ち、図5の実施の形態では、ローラ5a,5bの近傍部
上方にノズル6Aを設け、積層したネット1Aとシート
状の薄綿2とをローラ5a,5b間に通す直前に、薄綿
2側から空気7を吹き付けることにより、薄綿2をネッ
ト1A側に起毛し、起毛した繊維aがネット1Aの網目
や繊維間隙に入り込んだ状態で、ローラ5a,5bによ
り、両者1A,2を加圧するようにしている。
示し、繊維aの絡み付きを助長するために、気流によっ
て薄綿2をネット1A側に起毛する点に特徴がある。即
ち、図5の実施の形態では、ローラ5a,5bの近傍部
上方にノズル6Aを設け、積層したネット1Aとシート
状の薄綿2とをローラ5a,5b間に通す直前に、薄綿
2側から空気7を吹き付けることにより、薄綿2をネッ
ト1A側に起毛し、起毛した繊維aがネット1Aの網目
や繊維間隙に入り込んだ状態で、ローラ5a,5bによ
り、両者1A,2を加圧するようにしている。
【0015】図6の実施の形態では、ローラ5a,5b
の近傍部下方にバキューム装置6Bを設け、積層したネ
ット1Aとシート状の薄綿2とをローラ5a,5b間に
通す直前に、ネット1A側から空気7を吸引することに
より、薄綿2をネット1A側に起毛し、起毛した繊維a
がネット1Aの網目や繊維間隙に入り込んだ状態で、ロ
ーラ5a,5bにより、両者1A,2を加圧するように
している。
の近傍部下方にバキューム装置6Bを設け、積層したネ
ット1Aとシート状の薄綿2とをローラ5a,5b間に
通す直前に、ネット1A側から空気7を吸引することに
より、薄綿2をネット1A側に起毛し、起毛した繊維a
がネット1Aの網目や繊維間隙に入り込んだ状態で、ロ
ーラ5a,5bにより、両者1A,2を加圧するように
している。
【0016】尚、上記の実施の形態では、何れも、ネッ
ト1Aとシート状の薄綿2を積層一体化して植生基体A
を製造しているが、ネット1Aの代わりに、ヤシ繊維、
シュロ毛、ジュート等で作製された表面の毛羽立ったマ
ットを使用してもよい。図7は、その一例を示し、ラテ
ックス等の非親水性接着剤をバインダーにして、ヤシ繊
維を局部的に接着して作製したマット1Bと、シート状
の薄綿2とを積層し、薄綿2の繊維aをマット1Bに絡
み付かせることにより、マット1Bとシート状の薄綿2
とを一体化して、植生基体Aとしたものである。その他
の構成や製造方法は上述した実施の形態と同じであるた
め、同一構成部材に同一符号を付し、説明を省略する。
ト1Aとシート状の薄綿2を積層一体化して植生基体A
を製造しているが、ネット1Aの代わりに、ヤシ繊維、
シュロ毛、ジュート等で作製された表面の毛羽立ったマ
ットを使用してもよい。図7は、その一例を示し、ラテ
ックス等の非親水性接着剤をバインダーにして、ヤシ繊
維を局部的に接着して作製したマット1Bと、シート状
の薄綿2とを積層し、薄綿2の繊維aをマット1Bに絡
み付かせることにより、マット1Bとシート状の薄綿2
とを一体化して、植生基体Aとしたものである。その他
の構成や製造方法は上述した実施の形態と同じであるた
め、同一構成部材に同一符号を付し、説明を省略する。
【0017】上述した製造方法によれば、シート状の薄
綿2の繊維aを、表面の毛羽立ったネット1A又はマッ
ト1Bに絡み付かせることによって、ネット1A又はマ
ット1Bとシート状の薄綿2とを一体化するので、両者
を接着するための水溶性接着剤を使用せずに一体化で
き、たとえ水溶性接着剤を使用する場合でも、その使用
量は、例えばローラ加圧の直前に水溶性接着剤をネット
1A又はマット1Bの上面に噴霧するといった程度の極
僅かな量で済み、多量の水溶性接着剤が不要なため、経
済的であると共に、乾燥の手間が軽減され、能率良く製
造できることになる。
綿2の繊維aを、表面の毛羽立ったネット1A又はマッ
ト1Bに絡み付かせることによって、ネット1A又はマ
ット1Bとシート状の薄綿2とを一体化するので、両者
を接着するための水溶性接着剤を使用せずに一体化で
き、たとえ水溶性接着剤を使用する場合でも、その使用
量は、例えばローラ加圧の直前に水溶性接着剤をネット
1A又はマット1Bの上面に噴霧するといった程度の極
僅かな量で済み、多量の水溶性接着剤が不要なため、経
済的であると共に、乾燥の手間が軽減され、能率良く製
造できることになる。
【0018】また、上記の方法により製造された植生基
体Aは、表面の毛羽立ったネット1A又はマット1Bと
シート状の薄綿2とを積層した状態でローラ5a,5b
間に通して加圧することにより、薄綿2の繊維aを前記
ネット1A又はマット1Bに絡み付かせてあるので、糸
で縫着する場合のように固定が部分的ではなく、シート
状の薄綿2がネット1A又はマット1Bの全面に一体化
することになり、施工前に不測に剥がれることがない。
体Aは、表面の毛羽立ったネット1A又はマット1Bと
シート状の薄綿2とを積層した状態でローラ5a,5b
間に通して加圧することにより、薄綿2の繊維aを前記
ネット1A又はマット1Bに絡み付かせてあるので、糸
で縫着する場合のように固定が部分的ではなく、シート
状の薄綿2がネット1A又はマット1Bの全面に一体化
することになり、施工前に不測に剥がれることがない。
【0019】上記の植生基体Aを使用して法面の緑化を
行うにあたっては、図8(A)に示すように、植生基体
Aを図4に示した姿勢から上下に反転して法面Bに敷設
することになる。法面Bの凹凸により、植生基体Aと法
面B間に隙間が生じても、シート状の薄綿2は、繊維a
の絡み付きによってネット1A又はマット1Bと一体化
しているので、施工後は、図8(B),(C)に示すよ
うに、シート状の薄綿2が雨水等を吸収することによ
り、しなやかになると共に重くなって、ネット1A又は
マット1Bから速やかに離脱し、種子3等を覆うように
地表面に密着することになり、種子の発芽、発根が確実
で、活着が良い。
行うにあたっては、図8(A)に示すように、植生基体
Aを図4に示した姿勢から上下に反転して法面Bに敷設
することになる。法面Bの凹凸により、植生基体Aと法
面B間に隙間が生じても、シート状の薄綿2は、繊維a
の絡み付きによってネット1A又はマット1Bと一体化
しているので、施工後は、図8(B),(C)に示すよ
うに、シート状の薄綿2が雨水等を吸収することによ
り、しなやかになると共に重くなって、ネット1A又は
マット1Bから速やかに離脱し、種子3等を覆うように
地表面に密着することになり、種子の発芽、発根が確実
で、活着が良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、接着剤
を使用せずに、あるいは、たとえ使用する場合でも、極
僅かな使用量で、ネット又はマットとシート状の薄綿と
を、施工前に不測に剥がれないよう効果的に一体化で
き、施工後は、シート状の薄綿をネット又はマットから
速やかに離脱させることができる等の効果がある。
を使用せずに、あるいは、たとえ使用する場合でも、極
僅かな使用量で、ネット又はマットとシート状の薄綿と
を、施工前に不測に剥がれないよう効果的に一体化で
き、施工後は、シート状の薄綿をネット又はマットから
速やかに離脱させることができる等の効果がある。
【図1】本発明に係る植生基体の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る植生基体の製造方法を説明する概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図3】植生基体の製造方法の説明図である。
【図4】植生基体の説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す植生基体の製造方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す植生基体の製造方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図7】植生基体の他の一例を示す説明図である。
【図8】植生基体による法面緑化作用の説明図である。
A…植生基体、a…繊維、1A…ネット、1B…マッ
ト、2…薄綿、3…植物種子、4…植生基材。
ト、2…薄綿、3…植物種子、4…植生基材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−256372(JP,A) 特開 平5−276829(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/00
Claims (5)
- 【請求項1】 ネット又はマットと、シート状の薄綿と
が積層され、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマッ
トの繊維に絡み付かせることによって一体化されてお
り、さらに、前記薄綿が、雨水などを吸収することによ
り、ネット又はマットから速やかに離脱し、地表面に密
着するように構成してある植生基体であって、ネット又
はマットと、シート状の薄綿とを積層した状態でローラ
間に通して加圧することにより、薄綿の繊維を前記ネッ
ト又はマットの繊維に絡み付かせて、ネット又はマット
とシート状の薄綿とが一体化されていることを特徴とす
る植生基体。 - 【請求項2】 ネット又はマットと、シート状の薄綿と
が積層され、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマッ
トの繊維に絡み付かせることによって一体化されてお
り、さらに、前記薄綿が、雨水などを吸収することによ
り、ネット又はマットから速やかに離脱し、地表面に密
着するように構成してある植生基体であって、薄綿側か
ら空気を吹き付けて、薄綿をネット又はマット側に起毛
させてネット又はマットの繊維に絡み付かせてあること
を特徴とする植生基体。 - 【請求項3】 ネット又はマットと、シート状の薄綿と
が積層され、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマッ
トの繊維に絡み付かせることによって一体化されてお
り、さらに、前記薄綿が、雨水などを吸収することによ
り、ネット又はマットから速やかに離脱し、地表面に密
着するように構成してある植生基体であって、ネット又
はマット側から空気を吸引して、薄綿をネット又はマッ
ト側に起毛させてネット又はマットの繊維に絡み付かせ
てあることを特徴とする植生基体。 - 【請求項4】 ネット又はマットと、シート状の薄綿と
が積層され、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマッ
トの繊維に絡み付かせることによって一体化されてお
り、さらに、前記薄綿が、雨水などを吸収することによ
り、ネット又はマットから速やかに離脱し、地表面に密
着するように構成してある植生基体であって、薄綿側か
ら空気を吹き付けて、薄綿をネット又はマット側に起毛
させてネ ット又はマットの繊維に絡み付かせた後、ネッ
ト又はマットと、シート状の薄綿とを積層した状態でロ
ーラ間に通して加圧することにより、薄綿の繊維を前記
ネット又はマットの繊維に絡み付かせて、ネット又はマ
ットとシート状の薄綿とが一体化されていることを特徴
とする植生基体。 - 【請求項5】 ネット又はマットと、シート状の薄綿と
が積層され、両者が、薄綿の繊維を前記ネット又はマッ
トの繊維に絡み付かせることによって一体化されてお
り、さらに、前記薄綿が、雨水などを吸収することによ
り、ネット又はマットから速やかに離脱し、地表面に密
着するように構成してある植生基体であって、ネット又
はマット側から空気を吸引して、薄綿をネット又はマッ
ト側に起毛させてネット又はマットの繊維に絡み付かせ
た後、ネット又はマットと、シート状の薄綿とを積層し
た状態でローラ間に通して加圧することにより、薄綿の
繊維を前記ネット又はマットの繊維に絡み付かせて、ネ
ット又はマットとシート状の薄綿とが一体化されている
ことを特徴とする植生基体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10356390A JP3073726B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 植生基体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10356390A JP3073726B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 植生基体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000175556A JP2000175556A (ja) | 2000-06-27 |
| JP3073726B2 true JP3073726B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=18448783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10356390A Expired - Fee Related JP3073726B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 植生基体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3073726B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009002083A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Chubu Electric Power Co Inc | 法面植生保護工法及び法面植生保護構造 |
| CN103070045B (zh) * | 2013-02-01 | 2015-04-08 | 中国农业科学院麻类研究所 | 水稻机插育秧种膜片及其制造方法 |
-
1998
- 1998-12-15 JP JP10356390A patent/JP3073726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000175556A (ja) | 2000-06-27 |
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