JP3078632B2 - 光パルス試験器 - Google Patents
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Description
する。特に、光信号の伝送媒体である光ファイバ及び光
ファイバ線路の光損失等の特性を試験する光パルス試験
器に関するもである。
を実現するためには、高信頼で経済的な光ファイバ線路
を構築することが重要である。そのためには、光ファイ
バ線路の特性を高性能な試験器で、短時間で遠距離まで
測定、試験する必要がある。光パルス試験器(以下、O
TDR(Optical Time Domain Reflectometer) と称す
る)は、被試験光ファイバに光パルスを送出し、光ファ
イバからの反射光や後方散乱光を受信、これを解析して
光損失等の特性をCRT等に表示する装置であり、光フ
ァイバの片端から試験できることから非常に有用な試験
器とされいる。そのため、従来からOTDRの測定可能
距離(これをダイナミックレンジと言う)を拡大する研
究開発がなされてきた。
被試験光ファイバへの送出パルス強度を大きくすること
と、後方散乱光等の受信感度を向上する方法が取られ
る。受信感度を向上する一方法として、ヘテロダインも
しくはホモダイン受信といったコヒーレント検波技術を
適用することが検討されている。コヒーレント検波技術
を用いる従来のOTDRについて図7を基に説明する。
図7では試験信号光とローカル信号光の発生を同一光源
により行っている。1は狭線幅スペクトルの光を発生す
る光源部、2は光源部1からの出射光を試験信号光aと
ローカル信号光bとに分岐する第1の合分岐器、3は分
岐した試験信号光を一定の周期でパルス化すると共に光
周波数変調する第1の音響光学スイッチ(以後AOスイ
ッチと称する)、4はパルス化した試験信号光を被試験
光ファイバ5に入射するとともに光ファイバ5からの反
射光及び後方散乱光cを試験器に導く第2の合分岐器で
ある。なお、合分岐器4はAOスイッチ3と同期をとっ
た第2のAOスイッチであってもよい。また、6は試験
器内に導かれた反射光および後方散乱光cと前記のロー
カル信号光bとを合波する第3の合分岐器、7は合波さ
れた反射光および後方散乱光とローカル信号光とのビー
ト信号光dを光/電気変換する受光器、8はビート信号
をベースバン信号に変換(ただし、受光器7からのビー
ト信号が直接ベースバンド信号として得られるホモダイ
ン検波方式の場合はこの変換を行なわずに次のA/D変
換処理に進む)した後、A/D変換さらに自乗変換する
信号変換器、9は自乗変換した一定周期の信号をSN比
改善のために加算する加算処理器、10は加算処理した
信号を対数変換する対数変換器、11は反射光および後
方散乱光cのそれぞれの強度の長手方向分布(以下、O
TDR波形と称する)を表示するCRT、12は試験信
号光aを一定周期でパルス化したり、加算処理するため
のタイミング発生器である。8〜11で電気処理系13
が構成されている。
OTDR(以下、コヒーレント検波OTDRと称する)
において、コヒーレント検波を行うには数KHzといっ
た狭線幅スペクトルの光を発生する光源部が不可欠であ
り、これを実現するために分布帰還型半導体レーザ(以
後、DFB−LDと記す)等の出力端に長さ1km程度
の光ファイバを融着接続し、該光ファイバからの後方散
乱光を利用して狭線幅化することなどが行われている。
図7はこの例を示し、光源部1は半導体レーザ等14と
狭線幅化用光ファイバ15と光アイソレータ19で構成
されている。
方散乱光cに対して比較的大きな強度のローカル信号光
bを合波したビート信号光dを受信検波するものであ
る。ビート信号光の強度Ad は、後方散乱光強度をAc
、ローカル信号光強度をAb とすると、Ac とAb の
積の平方根に比例する。従って、ローカル信号光強度A
bを比較的大きくすることによって、より微弱な後方散
乱光まで受信できることになり、OTDRとしてのダイ
ナミックレンジを拡大することができる。
験器(OTDR)では、コヒーレント検波技術を用いる
ことによってダイナミックレンジは拡大できるが、狭線
幅スペクトルの光源部1を用いるために、OTDR波形
上にフェージングノイズと称されるノイズを生じる欠点
がある。図8に、図7の構成のコヒーレント検波OTD
Rで観測したOTDR波形例を示す。図8は、10km
長の被試験光ファイバに、波長1.55μm、パルス幅
1μs、パルス周期1ms、ピーク強度−10dBmの
光パルスを入射した時のOTDR波形である。OTDR
波形のSN比改善のための加算回数は2.6×105 回
行っている。加算処理時間は約260秒であった。OT
DR波形は、ほぼ一直線になるべきであるが、前記フェ
ージングノイズのために±0.2dB程度のゆらぎが見
られる。このノイズにより、被試験光ファイバの途中の
接続箇所や損失の変化による段差を判別が困難であっ
た。例えば、0.1dB程度の段差は、段差としては全
く判別できない。従って、コヒーレント検波OTDRの
フェージングノイズの低減が必要である。
パルス幅相当の微小区間で散乱された散乱光同士が干渉
することと後方散乱光の偏波依存性が被試験光ファイバ
の長手方向で変化することに起因する。このフェージン
グノイズによるOTDR波形上の揺らぎの大きさは、統
計的に独立な後方散乱波形数の平方根の逆数に比例す
る。従って、独立な後方散乱波形を数多く加算処理する
ことで低減できる。
カル信号光発生の光源部の光周波数を変化させると共
に、合波される試験信号光側もしくはローカル信号光側
の偏波状態を制御することによって独立な後方散乱波形
数を増やし、コヒーレント検波OTDRのフェージング
ノイズによる揺らぎを低減する手法がとられてきた。図
9は、このフェージングノイズ低減方法の従来例の構成
図である。14は光周波数制御可能なDFB−LD等の
半導体レーザ、16は光周波数制御部であり、狭線幅化
用光ファイバ15と光アイソレータ19と併せて光周波
数可変な光源部22を構成している。17は偏波状態制
御器、18は光周波数制御部16、偏波状態制御器17
およびタイミング発生器12を制御する主制御部であ
る。半導体レーザ14の温度を15℃から28℃の間で
変化させると、出射光強度の変動はほとんどなく、前記
光源部22の光周波数を約140GHz変化させること
ができる。また、試験信号光側の偏波状態は、回転位相
板、回転型ファイバクランク、電気光学結晶、ファラデ
ー回転子等の素子を用いた偏波制御器を挿入することに
よって偏波制御可能とした。ここでは(1/4)波長板
と(1/2)波長板の2個の位相板が直列接続された回
転位相板方式のものを用いた。
光は、光周波数制御部16によりその光出力をほぼ一定
に保ちながら光周波数変化が可能である。この出射光の
スペクトル線幅は狭線幅化用光ファイバ15によって、
コヒーレント検波を行うために十分な線幅を有する。こ
の出射光は第1の合分岐器2により試験信号光aとロー
カル信号光bとに分岐される。分岐された試験信号光a
は偏波状態制御器17でその偏波状態が制御され、さら
にAOスイッチ3で一定の周期でパルス化されると共に
光周波数変調され、第2の合分岐器4を介して被試験光
ファイバ5に入射される。被試験光ファイバ5からの反
射光および後方散乱光cは第2の合分岐器4を介して第
3の合分岐器6に導かれる。この第3の合分岐器6では
ローカル信号光bと、反射光および後方散乱光cとが合
波される。合波されたビート信号光dは受光器7で光/
電気変換される。該ビート信号は信号変換器8でベース
バンド信号に変換され、A/D変換さらに自乗変換され
た後、加算処理器9でSN比改善のために加算される。
さらにその後、対数変換器10で対数変換され、CRT
11にOTDR波形として表示される。タイミング発生
器12は試験信号光をパルス化するための信号をAOス
イッチ3の駆動部に供給するとともに信号変換器8と加
算処理器9へ加算処理タイミング信号を供給する。
波状態制御器17及びタイミング発生器12を制御し、
最終的には被試験光ファイバ5に送出する光パルスのタ
イミングに応じて光周波数を変化させ、偏波の状態を制
御している。従って、被試験光ファイバから戻ってくる
独立な後方散乱波形数が多くなり、加算処理によってO
TDR波形上のフェージングノイズによる揺らぎが低減
されることになる。図10に図9の構成のコヒーレント
検波OTDRで測定したOTDR波形例を示す。図10
は、10km長の被試験光ファイバに、波長1.55μ
m、パルス幅1μs、パルス周期1ms、ピーク強度−
10dBmの光パルスを入射した時のOTDR波形であ
る。OTDR波形のSN比改善のための加算回数は、
2.6×105 回行った。加算時間は約260秒であっ
た。光周波数変化は中心光周波数から±70GHz往復
させた。1往復時間は約130秒である。偏波状態は
0.65×105 回の加算回数毎に4通り変化させた。
例に比べて、フェージングノイズによるOTDR波形上
の揺らぎは±0.1dBと小さくなっているもの0.1
dBの段差は判別は難しい。したがって、このフェージ
ングノイズによる揺らぎをより一層低減する必要があ
る。この揺らぎが十分低減できない原因は、光周波数可
変手段において、光源部22に温度制御などによって光
周波数を変化させるDFBーLDなどの半導体レーザを
用いた場合、この光周波数が時間に対して線形には変化
せず、ある時間間隔(以下、ホッピング周期と言う)で
離散的に変化し、このホッピング周期が長いため所定周
期毎に光周波数を変化させることができず、独立な後方
散乱波形数を十分多く加算できないからである。
た場合の光周波数の時間変化を模式的に示したものであ
る。15℃から28℃の間で変化させた場合ホッピング
周期は約100msであった。従って、パルス周期が1
msである図9のコヒーレントOTDRの構成では、約
100回に1回の割合でしか光周波数が変化せず、独立
な後方散乱波形が十分に得られない。前記フェージング
ノイズによるOTDR波形上の揺らぎを効果的に低減す
るには、ホッピング周期をパルス周期程度まで短縮する
必要がある。しかし、先に述べた温度制御などによって
光周波数を変化させるDFBーLDなどの半導体レーザ
においては、ホッピング周期が100ms程度ましか短
縮できないとという問題点があった。また、温度制御な
どによって光周波数を変化させるDFBーLDなどの半
導体レーザを用いたまま、フェージングノイズによるO
TDR波形上の揺らぎを低減するには、パルス周期を長
くすることによって独立な後方散乱波形数を増やさなけ
ればならない。しかし、この方法では加算処理時間つま
り測定時間が長くなり、光線路の試験技術としては実用
に適さないという問題点があった。
ーレント検波方式を用いるOTDRにおいて、OTDR
波形上のフェージングノイズによる揺らぎが小さくかつ
測定時間の短い光パルス試験器を提供することにある。
達成するために、請求項1では、試験信号光およびロー
カル信号光の信号光発生手段と、前記試験信号光を一定
周期にパルス化して所定周期ごとに被試験光ファイバに
繰り返して送出する光パルス生成手段と、前記被試験光
ファイバから繰り返し戻ってくる反射光及び後方散乱光
と前記ローカル信号光とを光学的に合波してビート信号
光を得る光合波手段と、このビート信号光を受光して電
気信号に変換する光電気変換手段と、この電気信号を加
算処理する加算処理手段と、この加算処理の結果に基づ
いて前記反射光及び後方散乱光の波形を表示する表示手
段とを備えた光パルス試験器において、前記試験信号光
及びローカル信号光を発生させる信号光発生手段は光源
と該光源に接続された光ファイバを有し、該光ファイバ
の屈折率等の光ファイバパラメータもしくは長さもしく
はレーリー散乱係数などに変動を加える変動付与手段を
具備することを特徴とする光パルス試験器を提案する。
試験器において、前記変動付与手段は、前記所定周期毎
に、前記光ファイバに変動を加え、前記光ファイバパラ
メータもしくは長さもしくはレーリー散乱係数などに変
動を加えることを特徴とする光パルス試験器を提案す
る。また、請求項3では、請求項1又は2の光パルス試
験器において、前記変動付与手段は、前記光ファイバの
一部又は全体に接触もしくは近接して振動発生器を配す
ることを特徴とする光パルス試験器を提案する。
の光パルス試験器において、前記変動付与手段は、前記
光ファイバの一部又は全体に接触もしくは近接して温度
制御部を配することを特徴とする光パルス試験器を提案
する。また、請求項5では、請求項1、2、3又は4の
光パルス試験器において、前記試験信号光とローカル信
号光の両方もしくはいずれか一方の光周波数を変化させ
る光周波数可変手段を具備することを特徴とする光パル
ス試験器を提案する。
4又は5の光パルス試験器において、前記信号光発生手
段は半導体レーザを有し、該半導体レーザの温度を変化
させることによって、前記試験信号光とローカル信号光
の両方もしくはいずれか一方の光周波数を変化させるこ
とを特徴とする光パルス試験器を提案する。また、請求
項7では、請求項1、2、3、4又は5の光パルス試験
器において、前記信号光発生手段は1つ以上の電極を有
する半導体レーザを有し、該電極に流す電流を変化させ
ることによって前記試験信号光とローカル信号光の両方
もしくはいずれか一方の光周波数変化させることを特徴
とする光パルス試験器を提案する。
って試験信号光およびローカル信号光を発生させる。該
試験信号光は光パルス生成手段によってパルス化され、
所定周期毎に被試験光ファイバに繰り返し送出される。
前記試験信号光とローカル信号光の両方もしくはいずれ
か一方の光周波数は、変動付与手段により変化する。ま
た、前記被試験光ファイバから繰り返し戻ってくる反射
光及び後方散乱光はローカル信号光と合波されビート信
号光とされる。ここで、例えば、前記変動付与手段によ
って光源に接続された光ファイバに変動を付与すると光
周波数が変化し、前記反射光、後方散乱光、ローカル光
及び前記ビート信号光の干渉特性などが変化するため、
独立な後方散乱波形が得られる。これらを加算処理する
ことで、フェージングノイズによるOTDR波形の揺ら
ぎが低減され、該加算処理の結果に基づいて、表示手段
によって前記反射光及び後方散乱光の波形が表示され
る。
とローカル信号光の両方もしくはいずれか一方の光周波
数は、前記変動付与手段によって、所定周期毎に変化さ
せることができる。また、請求項3によれば、前記試験
信号光とローカル信号光の両方もしくはいずれか一方の
光周波数は、前記光ファイバの一部又は全体に接触もし
くは近接して配した振動発生器の振動によって前記光フ
ァイバに振動を付与することによって、所定周期毎に変
化させることができる。
とローカル信号光の両方もしくはいずれか一方の光周波
数は、前記光ファイバの一部又は全体に接触もしくは近
接して配した温度制御部によって前記光ファイバの温度
を変化させることと前記光ファイバの一部又は全体に接
触もしくは近接して配した振動発生器の振動によって前
記光ファイバに振動を付与することのいずれか一方もし
くは両方によって、所定周期毎に変化させることができ
る。
とローカル信号光の両方もしくはいずれか一方の光周波
数は、前記光周波数可変手段と前記変動付与手段によっ
て、所定周期毎に変化させることができる。また、請求
項6によれば、前記試験信号光とローカル信号光の両方
もしくはいずれか一方の光周波数は、前記信号光発生手
段に半導体レーザを有し、該半導体レーザの温度を変化
させることと前記変動付与手段によって、所定周期毎変
化させることができる。
とローカル信号光の両方もしくはいずれか一方の光周波
数は、前記信号光発生手段は1つ以上の電極を有する半
導体レーザを有し、該電極に流す電流を変化させること
と前記変動付与手段によって、所定周期毎に変化させる
ことができる。
くは光周波数可変手段と変動付与手段を用いて、光源の
光周波数を、所定周期毎に変化させることによって、フ
ェージングノイズによるOTDR波形上の揺らぎを低減
しようとするものである。以下では、光周波数可変手段
と変動付与手段を用いた場合の実施例を示す。
以下の2種について実験した。第一の方法はDFB−L
Dの温度を変える方法である。ペルチェ素子上にマウン
トしたDFB−LDはDFB−LD駆動電流を一定にし
たまま、温度を15℃から28℃の間で変えた場合、光
出力はほとんど一定のまま、光周波数を約140GHz
変化させることができた。また、第2の方法として、多
電極を有するDFB−LDの場合、複数の電極に流す電
流を制御することによって、光出力をほぼ一定に保ちな
がら光周波数を変えることができた。
るDFB−LDに狭線幅化用光ファイバを接続し、該光
ファイバに変動を付与して光周波数を変化させた。変動
付与手段は、該光ファイバの一部又は全体に接触もしく
は近接して配した振動発生器によって振動を付与する方
法と、該光ファイバに一部又は全体に接触もしくは近接
して配した温度制御部によって該光ファイバの温度を変
化させる方法と、上記振動を付与する方法と温度を変化
させる方法を同時に用いて変動を付与する方法がある。
このような光周波数可変手段と変動付与手段を用いるこ
とによって、被試験光ファイバに入射する光パルスの光
周波数を所定周期毎に変化させることができた。図6に
DFB−LDの温度のみ変化させた場合の光周波数の時
間変化と、DFB−LD温度変化と狭線幅化用光ファイ
バへの振動を付与した場合の光周波数の時間変化を模式
的に示ている。また、試験信号光側の偏波状態は偏波状
態制御器を使って制御している。その結果、被試験光フ
ァイバから戻ってくる後方散乱光およびローカル信号光
と合波した後のビート信号光は、所定周期毎にに干渉特
性や偏波特性が異なる。したっがて、独立な後方散乱波
形数が増え、加算処理によってフェージングノイズによ
るOTDR波形の揺らぎが低減できる。
明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す構成図で
ある。図1において、前述した従来例1と同一構成部分
は同一符号をもって表し、その説明を省略する。14は
光周波数制御可能なDFB−LD等の半導体レーザ、1
6は光周波数制御部であり、20は狭線幅化用光ファイ
バ15に振動を付与する振動発生器であり、狭線幅化用
光ファイバ15と光アイソレータ19と併せて光周波数
可変な光源部23を構成する。17は偏波状態制御器、
18は光周波数制御部16、偏波状態制御器17、振動
発生器20およびタイミング発生器12を制御する主制
御部である。偏波状態制御器17は、(1/4)波長板
と(1/2)波長板の2個の位相板が直列接続された回
転位相板方式のものである。
と動作について説明する。光周波数制御可能なDFB−
LD等の半導体レーザ14に接続された狭線幅化用光フ
ァイバ15に変動付与手段である振動発生器20を使っ
て被試験光ファイバに入射する光パルスの光周波数を所
定パルス周期で変化させることができる光源部23を構
成した。この光源部23のスペクトル線幅は狭線幅化用
光ファイバ15によって、コヒーレント検波を行うため
に十分な線幅を有し、この狭線幅化用光ファイバ15に
変動を付与しても光出力及び線幅はほぼ一定であった。
岐器2により試験信号光aとローカル信号光bとに分岐
される。分岐された試験信号光aは偏波状態制御器17
でその偏波状態が制御され、さらにAOスイッチ3で一
定の周期でパルス化されると共に光周波数変調され、第
2の合分岐器4を介して被試験光ファイバ5に入射され
る。被試験光ファイバ5からの反射光および後方散乱光
cは第2の合分岐器4を介して第3の合分岐器6に導か
れる。この第3の合分岐器6ではローカル信号光bと、
反射光および後方散乱光cとが合波される。合波された
ビート信号光dは受光器7で光/電気変換される。該ビ
ート信号は信号変換器8でベースバンド信号に変換さ
れ、A/D変換さらに自乗変換された後、加算処理器9
でSN比改善のために加算される。さらにその後、対数
変換器10で対数変換され、CRT11にOTDR波形
として表示される。タイミング発生器12は試験信号光
をパルス化するための信号をAOスイッチ3の駆動部に
供給するとともに信号変換器8と加算処理器9へ加算処
理タイミング信号を供給する。主制御部18は、光周波
数制御部16、偏波状態制御器17、振動発生器20及
びタイミング発生器12を制御し、最終的には被試験光
ファイバ5に送出する光パルスのタイミングに応じて光
周波数を変化させ、偏波状態を制御している。
発明OTDRは被試験光ファイバに入射する光パルスの
光周波数を所定周期毎に変化させることが可能となっ
た。従って、被試験光ファイバから戻ってくる独立な後
方散乱波形数が従来例2よりも多くなり、加算処理によ
ってOTDR波形上のフェージングノイズによる揺らぎ
がより一層低減されることになる。
いて説明する。図1に示したコヒーレント検波OTDR
を構成して、10km長の被試験光ファイバを測定した
OTDR波形を図2に示す。、被試験光ファイバ5に送
出する光パルスは、波長1.55μm、パルス幅1μ
s、パルス周期1ms、ピーク強度−10dBmであ
り、光源23のスペクトル線幅は3kHz以下、第3の
合分岐器6に入力されるローカル信号光強度はほぼ0d
Bmである。後方散乱波形のSN比改善のための加算回
数2.6×105 回行った。加算時間は約260秒であ
る。偏波状態は0.65×105 回の加算回数毎に4通
り変化させた。以上の測定条件は図10の測定条件と同
じである。前記半導体レーザ14の温度を15℃から2
8℃の間で変化させ、前記光源部23の光周波数を中心
光周波数から±70GHz往復させた。1往復時間は約
130秒である。また、この光周波数は前記変動付与手
段によって所定周期毎に変化している。この時の振動発
生器20は、例えば信号発生源とピエゾ素子で構成され
ており、所定の電気信号をピエゾ素子に加えると振動を
発生する。この第1の実施例では、振幅が数μm、周波
数が数100Hz〜数kHzの振動を発生させた。
毎に得られ、これらを加算処理することにより、フェー
ジングノイズによるOTDR波形上の揺らぎが短時間で
低減できた。図8及び図10の従来例に比べてフェージ
ングノイズは非常に小さく、0.06dB以下であり、
波形がほぼ直線になっていることがわかり、本発明の有
効性が確認できる。
す。被試験光ファイバに入射する光パルスの光周波数を
所定周期で変化させることができる光源部24を、光周
波数制御可能なDFB−LD等の半導体レーザ14と温
度制御部21を狭線幅化用光ファイバ15に設けた変動
付与手段で構成し、図1の実験系を構成し、前述と同様
な条件で実験を行った。温度制御部21として、ペルチ
ェ素子を用いた。その結果、図2と同様の結果を得て、
図3の構成においても本発明の有効性が確認出来た。
す。被試験光ファイバに入射する光パルスの光周波数を
所定周期で変化させることができる光源部25を、光周
波数制御可能なDFB−LD等の半導体レーザ14と、
振動発生器20と温度制御部21を狭線幅化用光ファイ
バ15に設けた変動付与手段で構成し、第1図の実験系
を構成し、前述と同様な条件で実験を行った。温度制御
部21として、ペルチェ素子を用いた。その結果、第2
図と同様の結果を得て、図4の構成においても本発明の
有効性が確認出来た。
施例において、光周波数制御可能なDFB−LD等の半
導体レーザ14として、2電極DFB−LDを用いても
同等の効果が得られた。また、以上では、光周波数可変
手段と変動付与手段とを用いた場合の実施例を示した
が、変動付与手段のみを用いた場合もほぼ同程度の効果
が得られた。
可変である光源と変動付与手段を用いて、光周波数のポ
ッピング周期を短縮し、被試験光ファイバに入射する光
パルスの光周波数を所定周期毎に変化させることが可能
となった。被試験光ファイバから戻ってくる後方散乱光
およびローカル信号光と合波した後のビート信号光は、
所定周期毎に干渉特性が異なり、その結果、独立な後方
散乱波形が所定周期毎に得られる。これらを加算処理す
ることにより、フェージングノイズによるOTDR波形
上の揺らぎが短時間で低減できた。
ことにより、コヒーレント検波技術を用いるOTDRの
最大の問題であったフェージングノイズによるOTDR
波形上の揺らぎが短時間で低減され、被試験光ファイバ
の途中の接続箇所や損失の変化による段差が判別できる
ようになった。すなわち、高信頼な光線路を構築するた
めの試験器としてコヒーレント検波OTDRを実用に供
することが可能となった。
間変化の模式図
の光周波数の時間変化の模式図
乱波形例
ェージングノイズの低減を図った構成例
散乱波形例
Claims (7)
- 【請求項1】 試験信号光およびローカル信号光の信号
光発生手段と、前記試験信号光を一定周期にパルス化し
て所定周期ごとに被試験光ファイバに繰り返して送出す
る光パルス生成手段と、前記被試験光ファイバから繰り
返し戻ってくる反射光及び後方散乱光と前記ローカル信
号光とを光学的に合波してビート信号光を得る光合波手
段と、このビート信号光を受光して電気信号に変換する
光電気変換手段と、この電気信号を加算処理する加算処
理手段と、この加算処理の結果に基づいて前記反射光及
び後方散乱光の波形を表示する表示手段とを備えた光パ
ルス試験器において、 前記試験信号光及びローカル信号光を発生させる信号光
発生手段は光源と該光源に接続された光ファイバを有
し、該光ファイバの屈折率等の光ファイバパラメータも
しくは長さもしくはレーリー散乱係数などに変動を加え
る変動付与手段を具備することを特徴とする光パルス試
験器。 - 【請求項2】 前記変動付与手段は、前記所定周期毎
に、前記光ファイバに変動を加え、前記光ファイバパラ
メータもしくは長さもしくはレーリー散乱係数などに変
動を加えることを特徴とする請求項1記載の光パルス試
験器。 - 【請求項3】 前記変動付与手段は、前記光ファイバの
一部又は全体に接触もしくは近接して振動発生器を配す
ることを特徴とする請求項1又は2記載のパルス試験
器。 - 【請求項4】 前記変動付与手段は、前記光ファイバの
一部又は全体に接触もしくは近接して温度制御部を配す
ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の光パルス
試験器。 - 【請求項5】 前記試験信号光及びローカル信号光の両
方もしくはいずれか一方の光周波数を変化させる光周波
数可変手段を具備することを特徴とする請求項1、2、
3又は4記載の光パルス試験器。 - 【請求項6】 前記信号光発生手段は半導体レーザを有
し、該半導体レーザの温度を変化させることによって、
前記試験信号光とローカル信号光の両方もしくはいずれ
か一方の光周波数を変化させることを特徴とする請求項
1、2、3、4又は5記載の光パルス試験器。 - 【請求項7】 前記信号光発生手段は1つ以上の電極を
有する半導体レーザを有し、該電極に流す電流を変化さ
せることによって前記試験信号光とローカル信光の両方
もしくはいずれか一方の光周波数を変化させることを特
徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の光パルス試
験器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04015887A JP3078632B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 光パルス試験器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04015887A JP3078632B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 光パルス試験器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209811A JPH05209811A (ja) | 1993-08-20 |
| JP3078632B2 true JP3078632B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=11901303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04015887A Expired - Lifetime JP3078632B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 光パルス試験器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3078632B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109655239B (zh) * | 2019-02-28 | 2024-08-02 | 北京泛在云科技有限公司 | 一种光纤智能匹配系统、方法及装置 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP04015887A patent/JP3078632B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05209811A (ja) | 1993-08-20 |
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