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JP3080228B2 - 発電プラントの制御方法 - Google Patents
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JP3080228B2 - 発電プラントの制御方法 - Google Patents

発電プラントの制御方法

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JP3080228B2
JP3080228B2 JP10370755A JP37075598A JP3080228B2 JP 3080228 B2 JP3080228 B2 JP 3080228B2 JP 10370755 A JP10370755 A JP 10370755A JP 37075598 A JP37075598 A JP 37075598A JP 3080228 B2 JP3080228 B2 JP 3080228B2
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boilers
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俊郎 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発電プラントの制御
方法に関する。さらに詳しくは、複数のボイラと複数の
蒸気タービンとを有する発電プラントにおいて、各ボイ
ラを最適な状態で稼働させることができる発電プラント
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発電プラントにおいては複数
のボイラと複数の蒸気タービンとを組合せた構成が採用
されている。そして、かかる構成とされている発電プラ
ントの制御方法についても種々提案されているが、その
多くはボイラBと蒸気タービンTとが隣接して配置され
ているところから、図7に示すように、共通母管の圧力
によりボイラBのフィードバック制御をなすというもの
である(例えば、特開平3ー158601号公報、特開
平4ー55601号公報、実開平4ー229312号公
報等)。
【0003】しかるに、最近では新規発電プラントの建
設が、適当な立地条件の場所がないなどの問題のために
困難なところから、既設発電プラントにボイラBや蒸気
タービンTを増設することが多くなされている。この場
合、既設備との関係から増設されるボイラBや蒸気ター
ビンTが、既設のボイラBおよび蒸気タービンTと離れ
た場所に設置されることがしばしは起こる。そのため、
図7に示すような、共通母管の圧力によりボイラBのフ
ィードバック制御をなした場合、すなわち母管によりボ
イラBの代表圧力を計測し、その圧力を所定値に維持す
るために必要な燃料量(発熱量ベース)を算出し、その
燃料量を各ボイラBに分配することにより各ボイラBの
負荷配分をなすような方式を取った場合、蒸気管におけ
る圧力降下のために既設設備から離れた個所に設置され
たボイラBの圧力を所定圧力に維持できないことがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、複数のボイラと
複数の蒸気タービンとがそれぞれ離れた場所に設置され
ていても、各ボイラの圧力を所定圧力に維持できる発電
プラントの制御方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発電プラントの
制御方法は、所要数のボイラと所要数の蒸気タービンと
を備える発電プラントの制御方法であって、電力デマン
ドに基づいて各蒸気タービンへの供給蒸気配分比および
各ボイラの発生蒸気配分比を設定し、ついで基準ボイラ
の設定蒸圧力を設定ししかるのち供給蒸気配分比
生蒸気配分比およびボイラ間流量に基づいて管路に発生
する管路抵抗と、前記設定蒸気圧力とを用いて基準ボイ
ラ以外の各ボイラの必要圧力を算出し、前記設定蒸気圧
力により前記基準ボイラを制御し、前記算出された各ボ
イラの必要圧力により各ボイラを制御することを特徴と
する。
【0006】本発明の発電プラントの制御方法において
は、例えば、各ボイラの必要圧力が下記式により算出さ
れる。
【0007】
【数2】
【0008】本発明の発電プラントの制御方法において
は、隣接する各ボイラの管路抵抗が無視し得る場合、前
記各ボイラを接続する蒸気ラインの圧力を同ボイラの必
要圧力として制御がなされる。その場合、管路抵抗が無
視し得るとされたボイラ群の燃料量を発生蒸気配分比に
より制御することがなされる。
【0009】また、蒸気タービンにおいて抽気がなされ
ている場合、蒸気タービン入口における蒸気量を計測
し、その計測値に基づいて供給蒸気配分比の設定がなさ
れる。
【0010】
【作用】本発明は前記の如く構成されているので、複数
のボイラと複数の蒸気タービンとから構成される発電プ
ラントにおいて、管路抵抗が無視し得ない場合であって
も各ボイラの圧力を発生蒸気量配分に対応した圧力に制
御できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0012】実施形態1 本発明の実施形態1の発電プラントの制御方法が適用さ
れている発電プラントを図1にブロック図で示す。な
お、図1中、符号Pはボイラ出口圧力、Bはボイラ、T
は蒸気タービン、fFは燃料量、fBはボイラ発生蒸気
量、fTはタービン供給蒸気量、fPは抽気量、CBはボ
イラマスター制御器、CTは発電量制御器、Wは電力、
Rは管路抵抗、矢符は流れの順方向(正方向)をそれぞ
れ示す。
【0013】この発電プラントは、図1に示すように、
m缶のボイラBと、m台の蒸気タービンTと、これらの
ボイラBと蒸気タービンTとを連絡している蒸気ライン
と、燃料ラインとを主要構成要素として備えてなる。こ
の発電プラントにおいては、電力要求(電力デマンド)
に応じた電力負荷配分に基づいて各蒸気タービンTへの
供給蒸気量が決定され、ついでその供給蒸気量に応じて
ボイラBの負荷配分、すなわち発生蒸気量が決定され、
しかるのちその発生蒸気量を確保するための各ボイラB
の圧力(必要圧力)が算出される。
【0014】次に、各ボイラBの必要圧力の算出につい
て説明する。
【0015】図1に示す発電プラントにおいて、電力負
荷配分から決定される蒸気タービンTの供給蒸気量配
分:fT(i)=αT(i)・fall、およびボイラ負荷配分と
して発生蒸気量配分:fB(i)=αB(i)・fallを設定す
る。
【0016】ここに、 fall:全蒸気量 αT(i):供給蒸気配分比(ΣαT(i)=1 (i=1〜
m)) αB(i):発生蒸気配分比(ΣαB(i)=1 (i=1〜
m))
【0017】前記関係を利用すると各ボイラB,B間の
流量f (i)(i+1)は、よく知られている代数的関係から
下記式(1)により表される。なお、添字(i)(i+
1)は(i)番目のボイラB(i)から(i+1)番目
のボイラB(i+1)へ蒸気が流れていることを示す。 f (i)(i+1)=(Σ(αB(k)−αT(k)))・fall (i
=1〜m−1) (1) また、前記式(1)を利用
すると各ボイラBの必要圧力PB(i)は、例えば第1ボイ
ラ(i=1)を基準とし、また圧力損失ΔPが2乗特性
(ΔP=sgn(f)・R・f 2)に従うとすると下記式(2)によ
り表される。
【0018】
【数3】
【0019】そして、前記式(2)において管路抵抗R
B(i),R (i)(i+1)は種々の公知の方法により算出可能
であるから、供給蒸気配分比:αT(i)、および発生蒸気
配分比:αB(i)を用いて各ボイラBにおける必要圧力P
B(i)が算出できる。ここで、管路抵抗Rの添字(i)
(i+1)は(i)番目のボイラB(i)と(i+1)
番目のボイラB(i+1)間の管路抵抗Rであることを
示す。なお、前記式(2)においては、基準ボイラBと
して第1ボイラB(1)が用いられているが、基準ボイ
ラBは任意のボイラとすることができる。
【0020】このように、この実施形態1によれば、複
数のボイラBがそれぞれ離れた場所に設置され、また複
数の蒸気タービンTもそれぞれ離れた場所に設置されて
いるため、蒸気ラインにおける圧力損失が無視できない
場合であっても各ボイラBの必要圧力が算出できるの
で、その圧力になるようボイラBを制御する、例えば燃
料量fFを制御することにより、所定の負荷配分に応じ
た発生蒸気量を確保できる。
【0021】実施形態2 本発明の実施形態2の発電プラントの制御方法が適用さ
れている発電プラントを図2にブロック図で示す。前記
式(2)を用いて各ボイラBの発生蒸発量を決定するた
めには、隣接するボイラB,B間の蒸気ラインに直列の
管路抵抗Rが存在するという条件(R (i-1)(i)+R
B(i-1)+RB(i)>0)が必要であるため、隣接するボイ
ラB,Bが近接し、その間の管路抵抗Rが無視し得るよ
うな場合(図2に示す例では、第1ボイラB(1)の管
路抵抗R (1)と第2ボイラB(2)の管路抵抗R (2)
よび第1ボイラB(1)と第2ボイラB(2)との間の
管路抵抗R (1)(2)が無視し得るとされている。)に
は、それらのボイラBの必要圧力は算出することができ
ても、それらのボイラBの発生蒸発量を決定し得ない。
そこで、この実施形態2では、その間の蒸気ラインを部
分的な母管と考えて処理するものである。すなわち、隣
接する各ボイラ(図示例では第1ボイラと第2ボイラ)
Bの必要圧力を、母管の圧力により代表させて実施形態
1と同様にして算出してその圧力によりボイラBの圧力
を制御するとともに、発生蒸気配分比:α B(i)に応じて
管路抵抗Rが無視し得るとされている各ボイラ(ボイラ
群)Bの燃料量fFを発生蒸気量配分比αB(i)により制
御するものである。
【0022】このように、この実施形態2によれば隣接
するボイラBが近接し、その間の管路抵抗Rが無視し得
るような場合であっても、各ボイラBの必要圧力および
管路抵抗Rが無視し得るとされているボイラ群の発生蒸
気量が算出できるので、その圧力になるようボイラBを
制御する、例えば燃料量fFを制御することにより、負
荷配分に応じた発生蒸気量を確保できる。
【0023】実施形態3 本発明の実施形態3の発電プラントの制御方法が適用さ
れている発電プラントを図3にブロック図で示す。この
実施形態3は実施形態1を改変したものであって、蒸気
タービンTにおいて抽気がなされているものである。こ
の場合は電力負荷配分と供給蒸気量配分が一意には決定
できないため、蒸気タービンT入口における蒸気量を計
測し、その計測により得られた蒸気量に基づいて供給蒸
気配分を決定するようにしてなるものである。すなわ
ち、 αT(i)=fT(i)/fall ここに、fall=ΣfT(i) (i=1,2,3,…,
m)
【0024】このように、この実施形態3によれば、蒸
気タービンTにおいて抽気がなされている場合であって
も、その場合における各ボイラBの必要圧力が算出でき
るので、その圧力になるようボイラBを制御する、例え
ば燃料量fFを制御することにより負荷配分に応じた発
生蒸気量を確保できる。
【0025】なお、この実施形態1〜3ではボイラBの
缶数と蒸気タービンTの台数とは一致させられている
が、ボイラBの缶数と蒸気タービンTの台数とは必ずし
も一致させる必要はない。例えば、ボイラBの缶数が蒸
気タービンTの台数よりも多い場合には、適当な個所の
蒸気タービンTへの供給蒸気量配分比:αT(i)をゼロと
することにより対処でき、その逆にボイラBの缶数が蒸
気タービンTの台数よりも少ない場合には、適当な個所
のボイラBへの発生蒸気配分比:αB(i)をゼロとするこ
とにより対処できる。また、いわゆる台数制御を行う場
合には、稼働させないボイラBの発生蒸気配分比:α
B(i)をゼロとするとともに、稼働させない蒸気タービン
Tの供給蒸気量配分比:αT(i)をゼロとすることにより
対処できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明をより具体的な実施例に基づい
てより具体的に説明する。
【0027】実施例1 この実施例1は実施形態1を具体化したものであって、
図4に示すように、4缶のボイラBと4台の蒸気タービ
ンTとにより発電プラントを構成してなるものである。
この発電プラントの電力デマンドは48MWとされ、そ
れに対応した電力負荷配分から決定される第1〜第4蒸
気タービンT(1)〜T(4)の供給蒸気配分比:α
T(1)〜αT(4)はそれぞれ0.19,0.23,0.2
7,0.31とされ、またボイラ負荷配分から決定され
る第1〜第4ボイラB(1)〜B(4)の発生蒸気配分
比:αB(1)〜αB(4)はそれぞれ0.2,0.3,0.
3,0.2とされている。したがって、第1〜第4ボイ
ラB(1)〜B(4)の発生蒸気配分:fB(1)〜fB(4)
はそれぞれ80t/h,120t/h,120t/h,
80t/hとなり、また第1〜第4蒸気タービンT
(1)〜T(4)の供給蒸気配分:76t/h,92t
/h,108t/h,124t/hとなり、また各ボイ
ラB,B間の流量:f (i)(i+1)は、前記式(1)よ
り、第1ボイラB(1)および第2ボイラB(2)間の
流量:f (1)(2)が4t/hとなり、第2ボイラB
(2)および第3ボイラB(3)間の流量:f (2)(3)
は32t/hとなり、第3ボイラB(3)および第4ボ
イラB(4)間の流量:f (3)(4)は44t/hとな
る。そして、第1ボイラB(1)の管路抵抗:RB(1)
0.043kPa/(t/h)2、第2ボイラB(2)
の管路抵抗:RB(2)を0.035kPa/(t/
h)2、第3ボイラB(3)の管路抵抗:RB(3)を0.
035kPa/(t/h)2、第4ボイラB(4)の管
路抵抗:RB(4)を0.043kPa/(t/h)2、第
1ボイラB(1)および第2ボイラB(2)間の管路抵
抗:R (1)(2)を0.112kPa/(t/h)2、第2
ボイラB(2)および第3ボイラB(3)間の管路抵
抗:R (2)(3)を0.092kPa/(t/h)2、第3
ボイラB(3)および第4ボイラB(4)間の管路抵
抗:R (3)(4)を0.092kPa/(t/h)2とす
る。また、前記式(2)における基準圧力を第1ボイラ
B(1)において11.7MPaとする。
【0028】したがって、前記式(2)より、第2ボイ
ラB(2)の圧力PB(2)は11.93MPa、第3ボイ
ラB(3)の圧力PB(3)は11.84MPa、第4ボイ
ラB(4)の圧力PB(4)は11.43MPaとなる。す
なわち、第1ボイラB(1)の圧力PB(1)を11.7M
Pa、第2ボイラB(2)の圧力PB(2)を11.93M
Pa、第3ボイラB(3)の圧力PB(3)を11.84M
Pa、第4ボイラB(4)の圧力PB(4)を11.43M
Paとなるように制御すれば、第1ボイラB(1)〜第
4ボイラB(4)において所望の発生蒸気量が得られ
る。
【0029】実施例2 この実施例2は実施形態2を具体化したものであって、
図5に示すように、4缶のボイラBと4台の蒸気タービ
ンTとにより発電プラントを構成し、かつ第1ボイラB
(1)の管路抵抗R (1)、第2ボイラB(2)の管路抵
抗R (2)および第1ボイラB(1)と第2ボイラB
(2)との間の管路抵抗R (1)(2)がそれぞれゼロとさ
れてなるものである。この発電プラントの電力デマンド
は48MWとされ、それに対応した電力負荷配分から決
定される第1〜第4蒸気タービンT(1)〜T(4)の
供給蒸気配分比:αT(1)〜αT(4)はそれぞれ0.19,
0.23,0.27,0.31とされ、またボイラ負荷
配分から決定される第1〜第4ボイラB(1)〜B
(4)の発生蒸気配分比:αB(1)〜αB(4)はそれぞれ
0.2,0.3,0.3,0.2とされている。したが
って、第1〜第4ボイラB(1)〜B(4)の発生蒸気
配分:fB(1)〜fB(4)はそれぞれ80t/h,120t
/h,120t/h,80t/hとなり、また第1〜第
4蒸気タービンT(1)〜T(4)の供給蒸気配分:7
6t/h,92t/h,108t/h,124t/hと
なり、また各ボイラB,B間の流量:f (i)(i+1)は、
前記式(1)より、第1ボイラB(1)および第2ボイ
ラB(2)間の流量:f (1)(2)が4t/hとなり、第
2ボイラB(2)および第3ボイラB(3)間の流量:
(2)(3)は32t/hとなり、第3ボイラB(3)お
よび第4ボイラB(4)間の流量:f (3)(4)は44t
/hとなる。そして、第1ボイラB(1)の管路抵抗:
B(1 )を0.0kPa/(t/h)2、第2ボイラB
(2)の管路抵抗:RB(2)を0.0kPa/(t/h)
2、第3ボイラB(3)の管路抵抗:RB(3)を0.03
5kPa/(t/h)2、第4ボイラB(4)の管路抵
抗:RB(4)を0.043kPa/(t/h)2、第1ボ
イラB(1)および第2ボイラB(2)間の管路抵抗:
(1)(2)を0.0kPa/(t/h)2、第2ボイラB
(2)および第3ボイラ間の管路抵抗:R (2)(3)
0.092kPa/(t/h)2、第3ボイラB(3)
および第4ボイラB(4)間の管路抵抗:R (3)(4)
0.092kPa/(t/h)2とする。また、前記式
(2)における基準圧力を第1ボイラB(1)および第
2ボイラB(2)の共通母管において11.7MPaと
する。
【0030】したがって、前記式(2)より、第3ボイ
ラB(3)の圧力PB(3)は12.11MPa、第4ボイ
ラB(4)の圧力PB(4)は11.70MPaとなる。す
なわち、第1ボイラB(1)および第2ボイラB(2)
の共通母管の圧力PB(1)を11.73MPa、第3ボイ
ラB(3)の圧力PB(3)を11.84MPa、第4ボイ
ラB(4)の圧力PB(4)を11.43MPaになるよう
に制御し、かつ第1ボイラB(1)と第2ボイラB
(2)との燃料配分比(fF(1):fF(2))を2:3に制
御すれば、第1ボイラB(1)〜第4ボイラB(4)に
おいて所望の発生蒸気量が得られる。
【0031】実施例3 この実施例3は実施形態3を具体化したものであって、
図6に示すように、4缶のボイラBと4台の蒸気タービ
ンTにより発電プラントを構成してなるものである。こ
の発電プラントの電力デマンドは24MWとされ、それ
に対応した電力負荷配分および蒸気タービンの抽気量:
P(i)は、第1蒸気タービンT(1)では抽気量:f
P(1)は38t/h、第2蒸気タービンT(2)では抽気
量:fP(2)は46t/h、第3蒸気タービンT(3)で
は抽気量:fP(3)は54t/h、第4蒸気タービンT
(4)では抽気量:fP(3)は62t/hから決定される
第1〜第4蒸気タービンT(1)〜T(4)への供給蒸
気量、すなわち第1〜第4蒸気タービンT(1)〜T
(4)の供給蒸気配分:76t/h,92t/h,10
8t/h,124t/hから、第1〜第4蒸気タービン
T(1)〜T(4)の供給蒸気量配分比:αT(1)〜α
T(4)はそれぞれ0.19,0.23,0.27,0.3
1とされ、またボイラ負荷配分から決定される第1〜第
4ボイラB(1)〜B(4)の発生蒸気配分比:αB(1)
〜αB(4)はそれぞれ0.2,0.3,0.3,0.2と
されている。したがって、第1〜第4ボイラB(1)〜
B(4)の発生蒸気配分:fB(1)〜fB(4)はそれぞれ8
0t/h,120t/h,120t/h,80t/hと
なり、また各ボイラB,B間の流量:f (i)(i+1)は、
前記式(1)より、第1ボイラB(1)および第2ボイ
ラB(2)間の流量:f (1)(2)が4t/hとなり、第
2ボイラB(2)および第3ボイラB(3)間の流量:
(2)(3)は32t/hとなり、第3ボイラB(3)およ
び第4ボイラB(4)間の流量:f (3)(4)は44t/
hとなる。そして、第1ボイラB(1)の管路抵抗:R
B(1)を0.043kPa/(t/h)2、第2ボイラB
(2)の管路抵抗:RB(2)を0.035kPa/(t/
h)2、第3ボイラB(3)の管路抵抗:RB(3)を0.
035kPa/(t/h)2、第4ボイラB(4)の管
路抵抗:RB (4)を0.043kPa/(t/h)2、第
1ボイラB(1)および第2ボイラB(2)間の管路抵
抗:R (1)(2)を0.112kPa/(t/h)2、第2
ボイラB(2)および第3ボイラB(3)間の管路抵
抗:R (2)(3)を0.092kPa/(t/h)2、第3
ボイラB(3)および第4ボイラB(4)間の管路抵
抗:R (3)(4)を0.092kPa/(t/h)2
し、、そして前記式(2)における基準圧力を第1ボイ
ラB(1)において11.7MPaとする。
【0032】したがって、前記式(2)より、第2ボイ
ラB(2)の圧力PB(2)は11.93MPa、第3ボイ
ラB(3)の圧力PB(3)は11.83MPa、第4ボイ
ラB(4)の圧力PB(4)は11.43MPaとなる。す
なわち、第1ボイラB(1)の圧力PB(1)を11.7M
Pa、第2ボイラB(2)の圧力PB(2)を11.93M
Pa、第3ボイラB(3)の圧力PB(3)を11.84M
Pa、第4ボイラB(4)の圧力PB(4)を11.43M
Paとなるように制御すれば、例えば燃料量f F(1)〜f
F(4)を制御すれば、第1ボイラB(1)〜第4ボイラB
(4)において所望の発生蒸気量が得られる。
【0033】以上、本発明を実施形態および実施例に基
づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態および
実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能であ
る。例えば、実施形態3および実施例3では蒸気タービ
ンは全てについて抽気がなされているが、必ずしも全て
の蒸気タービンから抽気される必要はない。また、実施
形態2では隣接する2缶の管路抵抗が無視し得るとされ
ているが、3缶もしくはそれ以上とされてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数のボイラと複数の蒸気タービンとから構成される発
電プラントにおいて、管路抵抗が無視し得ない場合であ
っても各ボイラの圧力を発生蒸気量配分に対応した圧力
に制御できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる発電プラントのブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施形態2にかかる発電プラントのブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施形態3にかかる発電プラントのブ
ロック図である。
【図4】本発明の実施例1にかかる発電プラントのブロ
ック図である。
【図5】本発明の実施例2にかかる発電プラントのブロ
ック図である。
【図6】本発明の実施例3にかかる発電プラントのブロ
ック図である。
【図7】従来の発電プラントのブロック図である。
【符号の説明】
B ボイラ T 蒸気タービン fF 燃料量 fB ボイラ発生蒸気量 fT タービン供給蒸気量 fP 抽気量 CB ボイラマスター制御器 CT 発電量制御器 P ボイラ出口圧力 W 電力 R 管路抵抗
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 俊郎 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 和佐田 憲彦 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 羽鳥 光俊 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (56)参考文献 特開 平4−55601(JP,A) 特開 平3−158601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F22B 35/00 F01D 17/00 F01D 17/24 F01K 7/38 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要数のボイラと所要数の蒸気タービン
    とを備える発電プラントの制御方法であって、電力デマ
    ンドに基づいて各蒸気タービンへの供給蒸気配分比およ
    び各ボイラの発生蒸気配分比を設定し、ついで基準ボイ
    ラの設定蒸圧力を設定ししかるのち供給蒸気配分比
    発生蒸気配分比およびボイラ間流量に基づいて管路に発
    生する管路抵抗と、前記設定蒸気圧力とを用いて基準ボ
    イラ以外の各ボイラの必要圧力を算出し、前記設定蒸気
    圧力により前記基準ボイラを制御し、前記算出された各
    ボイラの必要圧力により各ボイラを制御することを特徴
    とする発電プラントの制御方法。
  2. 【請求項2】 各ボイラの必要圧力が下記式により算出
    されることを特徴とする請求項1記載の発電プラントの
    制御方法。 【数1】
  3. 【請求項3】 隣接する各ボイラの管路抵抗が無視し得
    る場合、前記各ボイラを接続する蒸気ラインの圧力を同
    ボイラの必要圧力とすることを特徴とする請求項1記載
    の発電プラントの制御方法。
  4. 【請求項4】 ボイラの管路抵抗およびボイラ間の管路
    抵抗が無視し得るとされているボイラ群の燃料量を発生
    蒸気量配分比により制御することを特徴とする請求項3
    記載の発電プラントの制御方法。
  5. 【請求項5】 蒸気タービンにおいて抽気がなされてい
    る場合、蒸気タービン入口における蒸気量を計測し、そ
    の計測値に基づいて供給蒸気配分比の設定がなされるこ
    とを特徴とする請求項1記載の発電プラントの制御方
    法。
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