JP3082358B2 - 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 - Google Patents
減衰力可変ショックアブソーバ制御装置Info
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- JP3082358B2 JP3082358B2 JP28142891A JP28142891A JP3082358B2 JP 3082358 B2 JP3082358 B2 JP 3082358B2 JP 28142891 A JP28142891 A JP 28142891A JP 28142891 A JP28142891 A JP 28142891A JP 3082358 B2 JP3082358 B2 JP 3082358B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピエゾアクチュエータ
等の切り換えアクチュエータを内設して減衰力を可変と
する減衰力可変ショックアブソーバ制御装置に関するも
のである。
等の切り換えアクチュエータを内設して減衰力を可変と
する減衰力可変ショックアブソーバ制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗り心地と操縦安定性を向上
させる公知のショックアブソーバ制御装置として、走行
状態に応じた物理量から最適な減衰力(目標減衰力)を
算出し、実際の減衰力が目標減衰力に一致する様にアク
チュエータ駆動手段に制御指令値を出力し、アクチュエ
ータを駆動するもの(例えば、特開平1−111513
号公報)が提案されている。
させる公知のショックアブソーバ制御装置として、走行
状態に応じた物理量から最適な減衰力(目標減衰力)を
算出し、実際の減衰力が目標減衰力に一致する様にアク
チュエータ駆動手段に制御指令値を出力し、アクチュエ
ータを駆動するもの(例えば、特開平1−111513
号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より、製品のバラ
ツキ等を考慮して減衰力可変ショックアブソーバを量産
する場合には、最大・最小の減衰力を確保するために、
アクチュエータの可動範囲は減衰係数が変わる範囲(以
下、「ダイナミックレンジ」と言う。)に対して広くな
っており(図7参照)、且つそのダイナミックレンジは
製品ごとに異なり、経年変化も生じるため事前に知るこ
とは困難である。
ツキ等を考慮して減衰力可変ショックアブソーバを量産
する場合には、最大・最小の減衰力を確保するために、
アクチュエータの可動範囲は減衰係数が変わる範囲(以
下、「ダイナミックレンジ」と言う。)に対して広くな
っており(図7参照)、且つそのダイナミックレンジは
製品ごとに異なり、経年変化も生じるため事前に知るこ
とは困難である。
【0004】従って従来の装置では、アクチュエータは
ダイナミックレンジ以外の範囲をも常に動作することに
なり、所望の減衰力を得るまでに時間遅れが生じ車体の
振動を有効に抑えられないという問題がある。
ダイナミックレンジ以外の範囲をも常に動作することに
なり、所望の減衰力を得るまでに時間遅れが生じ車体の
振動を有効に抑えられないという問題がある。
【0005】そこで本発明はかかる問題に鑑みてなされ
たものであって、ダイナミックレンジを学習することに
より正しく設定し、時間遅れが生じることなく車体の振
動を有効に抑えることができるショックアブソーバ制御
装置を提供することを目的とする。
たものであって、ダイナミックレンジを学習することに
より正しく設定し、時間遅れが生じることなく車体の振
動を有効に抑えることができるショックアブソーバ制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のショックアブソーバ制御装置は、図1に示
すように、車両のショックアブソーバの減衰力を切り換
える切り換えアクチュエータを駆動させるアクチュエー
タ駆動手段と、前記ショックアブソーバの減衰力を検出
する減衰力検出手段と、走行状態に応じた物理量から目
標とする減衰力を算出する目標減衰力算出手段と、前記
減衰力検出手段によって検出された減衰力が前記目標減
衰力算出手段によって算出された目標減衰力となるよう
に、前記アクチュエータ駆動手段へ指令信号を出力する
指令信号出力手段と、を備えた減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置において、前記指令信号出力手段から出
力された指令信号によって前記ショックアブソーバの減
衰力が変化したか否かを判定することによって、前記シ
ョックアブソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲
を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定され
た指令信号の範囲内に前記指令信号を制限する制限手段
とを備えることをその要旨とする。
に、本発明のショックアブソーバ制御装置は、図1に示
すように、車両のショックアブソーバの減衰力を切り換
える切り換えアクチュエータを駆動させるアクチュエー
タ駆動手段と、前記ショックアブソーバの減衰力を検出
する減衰力検出手段と、走行状態に応じた物理量から目
標とする減衰力を算出する目標減衰力算出手段と、前記
減衰力検出手段によって検出された減衰力が前記目標減
衰力算出手段によって算出された目標減衰力となるよう
に、前記アクチュエータ駆動手段へ指令信号を出力する
指令信号出力手段と、を備えた減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置において、前記指令信号出力手段から出
力された指令信号によって前記ショックアブソーバの減
衰力が変化したか否かを判定することによって、前記シ
ョックアブソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲
を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定され
た指令信号の範囲内に前記指令信号を制限する制限手段
とを備えることをその要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成の制御装置において、指令信号出力手
段から出力された指令信号によってショックアブソーバ
の減衰力が変化したか否かを判定することによって、シ
ョックアブソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲
を設定しているので、経年変化等によらずショックアブ
ソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲を設定で
き、またアクチュエータ駆動手段へ出力される指令信号
はショックアブソーバの減衰力が変化しうる範囲内であ
るので、ショックアブソーバの減衰力を切り換えるアク
チュエータの可動範囲は、ショックアブソーバの減衰力
を変更しうる範囲内のみを動作することになり、前記範
囲外を作動することによって生じる時間遅れが無くな
る。
段から出力された指令信号によってショックアブソーバ
の減衰力が変化したか否かを判定することによって、シ
ョックアブソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲
を設定しているので、経年変化等によらずショックアブ
ソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲を設定で
き、またアクチュエータ駆動手段へ出力される指令信号
はショックアブソーバの減衰力が変化しうる範囲内であ
るので、ショックアブソーバの減衰力を切り換えるアク
チュエータの可動範囲は、ショックアブソーバの減衰力
を変更しうる範囲内のみを動作することになり、前記範
囲外を作動することによって生じる時間遅れが無くな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明による減衰力可変ショックアブ
ソーバ制御装置の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
ソーバ制御装置の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
【0009】図2はショックアブソーバ6の要部断面図
である。図2において、ショックアブソーバ6のシリン
ダ401内空間はメインピストン402により上下に区
画されてそれぞれ油圧室4a,4bとなっており、この
メインピストン402は中心を貫通するピストンロッド
403に固定され、該ピストンロッド403は上方へ伸
びるシャフト404の下端に連結されている。
である。図2において、ショックアブソーバ6のシリン
ダ401内空間はメインピストン402により上下に区
画されてそれぞれ油圧室4a,4bとなっており、この
メインピストン402は中心を貫通するピストンロッド
403に固定され、該ピストンロッド403は上方へ伸
びるシャフト404の下端に連結されている。
【0010】上記メインピストン402には外周部に、
これを貫通する縮み側固定オリフィス405と伸び側固
定オリフィス406が形成されて、それぞれメインピス
トン402の上面と下面に設けた板状逆止弁407、4
08により開閉される。シャフト404内には上側油圧
室4aに面する側面よりロッド中心を通って下方へ抜け
る副流路409が形成され、該副流路409は、上下に
作動するスプール弁410外周の環状溝によりその流路
断面積が変更せしめられる。
これを貫通する縮み側固定オリフィス405と伸び側固
定オリフィス406が形成されて、それぞれメインピス
トン402の上面と下面に設けた板状逆止弁407、4
08により開閉される。シャフト404内には上側油圧
室4aに面する側面よりロッド中心を通って下方へ抜け
る副流路409が形成され、該副流路409は、上下に
作動するスプール弁410外周の環状溝によりその流路
断面積が変更せしめられる。
【0011】上記シャフト404の下端部は筒状に成形
され、該筒内にピエゾアクチュエータ4が設けてある。
ピエゾアクチュエータ4はPZT等の圧電セラミクス板
を多数積層して構成され、リード線412を介してアク
チュエータの駆動装置から供給される駆動電圧に従い伸
縮作動する。上記ピエゾアクチュエータ4の下端にはピ
ストン413が接して設けられ、ピストン413の下方
には油密室414が形成されて、該油密室414に臨ん
で上下動自在にプランジャ415が配設してある。この
プランジャ415は上記スプール弁410に連結されて
いる。
され、該筒内にピエゾアクチュエータ4が設けてある。
ピエゾアクチュエータ4はPZT等の圧電セラミクス板
を多数積層して構成され、リード線412を介してアク
チュエータの駆動装置から供給される駆動電圧に従い伸
縮作動する。上記ピエゾアクチュエータ4の下端にはピ
ストン413が接して設けられ、ピストン413の下方
には油密室414が形成されて、該油密室414に臨ん
で上下動自在にプランジャ415が配設してある。この
プランジャ415は上記スプール弁410に連結されて
いる。
【0012】しかして、上記メインピストン402が下
方へ移動する縮み作動時には、大径の縮み側固定オリフ
ィス405を経て油圧室4a、4b間に封入油が流通し
てやや減衰係数が小さくなって小さい減衰力を生じ、一
方、上記メインピストン402が上方へ移動する伸び作
動時には、小径の伸び側固定オリフィス406を経て油
圧室4a、4b間に封入油が流通してやや減衰係数が大
きくなって大きい減衰力が生じる。
方へ移動する縮み作動時には、大径の縮み側固定オリフ
ィス405を経て油圧室4a、4b間に封入油が流通し
てやや減衰係数が小さくなって小さい減衰力を生じ、一
方、上記メインピストン402が上方へ移動する伸び作
動時には、小径の伸び側固定オリフィス406を経て油
圧室4a、4b間に封入油が流通してやや減衰係数が大
きくなって大きい減衰力が生じる。
【0013】これら減衰力は、上記ピエゾアクチュエー
タ4によりスプール弁410を作動せしめて上記副流路
409の流路断面積を連続的に変更することにより連続
的に変化せしめることができる。すなわち、図3に示す
如く、流路断面積を大きくした場合の特性x,y及び流
路断面積を小さくした場合の特性x’,y’の間で任意
に減衰係数を変更して、任意の減衰力を発生させること
ができる。
タ4によりスプール弁410を作動せしめて上記副流路
409の流路断面積を連続的に変更することにより連続
的に変化せしめることができる。すなわち、図3に示す
如く、流路断面積を大きくした場合の特性x,y及び流
路断面積を小さくした場合の特性x’,y’の間で任意
に減衰係数を変更して、任意の減衰力を発生させること
ができる。
【0014】次に上記ピエゾアクチュエータ4を駆動す
るピエゾアクチュエータ駆動装置3について説明する。
図4にピエゾアクチュエータ駆動装置3の回路図を示
す。ピエゾアクチュエータ駆動装置3は各車輪のピエゾ
アクチュエータ4に対応してそれぞれ設けられており、
各ピエゾアクチュエータ駆動装置3には、バッテリ電圧
を600Vに昇圧したDC/DCコンバータ301の出
力電圧が供給されている。また、電子制御装置7からの
指令信号電圧Vsが、コンパレータ302において、バ
ッファ306を介してフィードバックされたピエゾアク
チュエータ4の電荷量検出コンデンサ307の電圧と比
較される。指令電圧Vsが電荷検出コンデンサ307の
電圧よりも大きい場合は、コンパレータ302より
「1」レベルの信号が出力される。これにより、フォト
カプラ303aが消光断線して出力FET304aが導
通し、DC/DCコンバータ301で発生せしめられた
高電圧がピエゾアクチュエータ4に印可されてこれを充
電する。この時の充電電流は電流フィードバック回路3
05aにより一定に保たれる。
るピエゾアクチュエータ駆動装置3について説明する。
図4にピエゾアクチュエータ駆動装置3の回路図を示
す。ピエゾアクチュエータ駆動装置3は各車輪のピエゾ
アクチュエータ4に対応してそれぞれ設けられており、
各ピエゾアクチュエータ駆動装置3には、バッテリ電圧
を600Vに昇圧したDC/DCコンバータ301の出
力電圧が供給されている。また、電子制御装置7からの
指令信号電圧Vsが、コンパレータ302において、バ
ッファ306を介してフィードバックされたピエゾアク
チュエータ4の電荷量検出コンデンサ307の電圧と比
較される。指令電圧Vsが電荷検出コンデンサ307の
電圧よりも大きい場合は、コンパレータ302より
「1」レベルの信号が出力される。これにより、フォト
カプラ303aが消光断線して出力FET304aが導
通し、DC/DCコンバータ301で発生せしめられた
高電圧がピエゾアクチュエータ4に印可されてこれを充
電する。この時の充電電流は電流フィードバック回路3
05aにより一定に保たれる。
【0015】上記ピエゾアクチュエータ4の電圧が上昇
して、電荷量検出コンデンサ307の電圧が指令信号電
圧Vsを越えると、コンパレータ302より「0」レベ
ルの信号が出力される。すると今度は、フォトカプラ3
03bが消光断線して出力FET304bが導通し、ピ
エゾアクチュエータ4に蓄えられた電荷が放電せしめら
れる。この時の放電電流は電流フィードバック回路30
5bにより一定に保たれる。
して、電荷量検出コンデンサ307の電圧が指令信号電
圧Vsを越えると、コンパレータ302より「0」レベ
ルの信号が出力される。すると今度は、フォトカプラ3
03bが消光断線して出力FET304bが導通し、ピ
エゾアクチュエータ4に蓄えられた電荷が放電せしめら
れる。この時の放電電流は電流フィードバック回路30
5bにより一定に保たれる。
【0016】かくして、上記ピエゾアクチュエータ4の
蓄積電荷量、すなわちその伸長量は電子制御装置7から
出力された指令電圧Vsの信号レベルに応じたものとな
り、ショックアブソーバ6の減衰係数が指令電圧Vsに
より連続的に変更せしめられる。
蓄積電荷量、すなわちその伸長量は電子制御装置7から
出力された指令電圧Vsの信号レベルに応じたものとな
り、ショックアブソーバ6の減衰係数が指令電圧Vsに
より連続的に変更せしめられる。
【0017】次に、図5のフローチャートにもとづいて
電子制御装置7が実行するダイナミックレンジの学習法
を含む制御処理を説明する。まず、イグニッションスイ
ッチをオンとすることによって本フローチャートはスタ
ートし、ステップ501でデータの初期化を行い、ステ
ップ502で車速、および車体上下方向加速度を検出す
る。ステップ503では、特開平1−202512号公
報に示されている様に、ショックアブソーバ6の減衰力
FA を検出する。
電子制御装置7が実行するダイナミックレンジの学習法
を含む制御処理を説明する。まず、イグニッションスイ
ッチをオンとすることによって本フローチャートはスタ
ートし、ステップ501でデータの初期化を行い、ステ
ップ502で車速、および車体上下方向加速度を検出す
る。ステップ503では、特開平1−202512号公
報に示されている様に、ショックアブソーバ6の減衰力
FA を検出する。
【0018】ステップ504ではステップ502で検出
した車体上下方向加速度にもとづいて目標とするショッ
クアブソーバ6の減衰力FZ を算出する。具体的にはス
テップ502にて検出した車体上下方向加速度を積分す
ることによって車体上下方向速度を算出し、その車体上
下方向速度に係数をかけた値を目標減衰力FZ とする。
した車体上下方向加速度にもとづいて目標とするショッ
クアブソーバ6の減衰力FZ を算出する。具体的にはス
テップ502にて検出した車体上下方向加速度を積分す
ることによって車体上下方向速度を算出し、その車体上
下方向速度に係数をかけた値を目標減衰力FZ とする。
【0019】ステップ505では、ステップ504で算
出した目標減衰力FZ 及び503で検出した実際の減衰
力FA とからショックアブソーバ6の減衰係数を変更す
るアクチュエータ駆動装置3への指令電圧値VSAを算出
する。
出した目標減衰力FZ 及び503で検出した実際の減衰
力FA とからショックアブソーバ6の減衰係数を変更す
るアクチュエータ駆動装置3への指令電圧値VSAを算出
する。
【0020】ステップ506では現在がダイナミックレ
ンジ学習タイミングか否かを判定する。具体的には、始
動後の車速30km/h以上の走行時間が10分間経過した
か否かを判定する。即ち、車速が30km/h未満、あるい
は始動後の車速30km/h以上の走行時間が10分間以上
であれば、ダイナミックレンジ学習タイミングでないと
判定し、ステップ513に進み、一方、車速が30km/h
以上で且つ始動後の車速30km/h以上の走行時間が10
分間未満であれば、YESと判定されてステップ507
へ進む。
ンジ学習タイミングか否かを判定する。具体的には、始
動後の車速30km/h以上の走行時間が10分間経過した
か否かを判定する。即ち、車速が30km/h未満、あるい
は始動後の車速30km/h以上の走行時間が10分間以上
であれば、ダイナミックレンジ学習タイミングでないと
判定し、ステップ513に進み、一方、車速が30km/h
以上で且つ始動後の車速30km/h以上の走行時間が10
分間未満であれば、YESと判定されてステップ507
へ進む。
【0021】ステップ513では、ダイナミックレンジ
学習が終了しているか否かを判定する。ここでYESと
判定されるとステップ514に進むが、車両の走行初期
状態では、ダイナミックレンジ学習は終了していないの
で、NOと判定されてステップ515に進む。
学習が終了しているか否かを判定する。ここでYESと
判定されるとステップ514に進むが、車両の走行初期
状態では、ダイナミックレンジ学習は終了していないの
で、NOと判定されてステップ515に進む。
【0022】ステップ507ではステップ505で算出
した指令電圧値Vsをアクチュエータ駆動手段3へ出力
する。ステップ508ではステップ506にてアクチュ
エータ駆動装置3へ指令電圧値Vsを出力してから所定
時間(アクチュエータ駆動装置3及びアクチュエータ4
が応答するのに必要な時間:例えば5ms程度)が経過
が経過したか否かを判定し、YESと判定されるまでス
テップ508を繰り返す。
した指令電圧値Vsをアクチュエータ駆動手段3へ出力
する。ステップ508ではステップ506にてアクチュ
エータ駆動装置3へ指令電圧値Vsを出力してから所定
時間(アクチュエータ駆動装置3及びアクチュエータ4
が応答するのに必要な時間:例えば5ms程度)が経過
が経過したか否かを判定し、YESと判定されるまでス
テップ508を繰り返す。
【0023】ステップ509では、ステップ503と同
様にして、指令値Vsに応じたショックアブソーバ6の
減衰力FB を検出する。ステップ510では新たに検出
した減衰力FB とステップ503で検出した減衰力FA
との差FAB(減衰力の変化量)を算出する。
様にして、指令値Vsに応じたショックアブソーバ6の
減衰力FB を検出する。ステップ510では新たに検出
した減衰力FB とステップ503で検出した減衰力FA
との差FAB(減衰力の変化量)を算出する。
【0024】ステップ511ではステップ505にて算
出された指令電圧値Vsがダイナミックレンジ内にある
か否かを判定する。この判定の方法を以下に説明する。
減衰力は車体とタイヤとの上下方向速度の差(相対速
度)と減衰係数との積で決まるため、減衰力のサンプリ
ング周期が十分短かく(数〜数十ms程度)且つ減衰力
が変化していれば、減衰力の変化は減衰係数に起因する
(車両のダイナミクスを考慮すると、相対速度が急変す
ることはない)と考えることができる。従って、前回の
ステップ505にて算出された指令電圧値と今回のステ
ップ505にて算出された指令電圧値との差が所定値以
上で、且つステップ510にて算出された減衰力の差F
ABが所定値以上ならば、今回のステップ505にて算出
された指令電圧値Vsはダイナミックレンジ内にあると
判定することができる。
出された指令電圧値Vsがダイナミックレンジ内にある
か否かを判定する。この判定の方法を以下に説明する。
減衰力は車体とタイヤとの上下方向速度の差(相対速
度)と減衰係数との積で決まるため、減衰力のサンプリ
ング周期が十分短かく(数〜数十ms程度)且つ減衰力
が変化していれば、減衰力の変化は減衰係数に起因する
(車両のダイナミクスを考慮すると、相対速度が急変す
ることはない)と考えることができる。従って、前回の
ステップ505にて算出された指令電圧値と今回のステ
ップ505にて算出された指令電圧値との差が所定値以
上で、且つステップ510にて算出された減衰力の差F
ABが所定値以上ならば、今回のステップ505にて算出
された指令電圧値Vsはダイナミックレンジ内にあると
判定することができる。
【0025】ステップ512では指令電圧値Vsとステ
ップ511の判定結果を電子制御装置7内のメモリにス
トアする。以上の制御処理を各ルーチン毎に繰り返して
実行することにより、ダイナミックレンジを指令電圧値
Vsの分布によって設定することができる。
ップ511の判定結果を電子制御装置7内のメモリにス
トアする。以上の制御処理を各ルーチン毎に繰り返して
実行することにより、ダイナミックレンジを指令電圧値
Vsの分布によって設定することができる。
【0026】そして、車速が30km/h未満かあるいは車
速が30km/h以上の時間が10分以上経過するとステッ
プ506にてNOと判定されて、ステップ513に進
む。ステップ513にて、車速が30km/h以上の時間が
10分以上経過しておればダイナミックレンジの学習は
終了しているので、ステップ514に進み、ステップ5
05にて算出した指令電圧値Vsをダイナミックレンジ
の範囲内に限定して出力する。その後、ステップ502
に戻る。
速が30km/h以上の時間が10分以上経過するとステッ
プ506にてNOと判定されて、ステップ513に進
む。ステップ513にて、車速が30km/h以上の時間が
10分以上経過しておればダイナミックレンジの学習は
終了しているので、ステップ514に進み、ステップ5
05にて算出した指令電圧値Vsをダイナミックレンジ
の範囲内に限定して出力する。その後、ステップ502
に戻る。
【0027】以上説明したように、本実施例では、図5
のフローチャートのステップ508〜ステップ512に
おいてダイナミックレンジの学習を行うので、たとえス
テップ505にて算出された指令電圧値Vsがダイナミ
ックレンジ範囲外であろうとも、ダイナミックレンジの
学習が終了した後は、出力される指令電圧値Vsはダイ
ナミックレンジ範囲内に限定される。従って、ダイナミ
ックレンジの学習が行われていないときは、アクチュエ
ータ6の可動範囲をダイナミックレンジ内に限定するこ
とができる。
のフローチャートのステップ508〜ステップ512に
おいてダイナミックレンジの学習を行うので、たとえス
テップ505にて算出された指令電圧値Vsがダイナミ
ックレンジ範囲外であろうとも、ダイナミックレンジの
学習が終了した後は、出力される指令電圧値Vsはダイ
ナミックレンジ範囲内に限定される。従って、ダイナミ
ックレンジの学習が行われていないときは、アクチュエ
ータ6の可動範囲をダイナミックレンジ内に限定するこ
とができる。
【0028】なお、本実施例においては、アクチュエー
タ駆動装置3がアクチュエータ駆動手段に相当し、図5
のステップ503,509が減衰力検出手段に相当し、
ステップ504が目標減衰力算出手段に相当し、ステッ
プ505,506が指令信号出力手段に相当し、ステッ
プ510,511,512が設定手段に相当し、ステッ
プ514が限定手段に相当する。
タ駆動装置3がアクチュエータ駆動手段に相当し、図5
のステップ503,509が減衰力検出手段に相当し、
ステップ504が目標減衰力算出手段に相当し、ステッ
プ505,506が指令信号出力手段に相当し、ステッ
プ510,511,512が設定手段に相当し、ステッ
プ514が限定手段に相当する。
【0029】次に、第2実施例を説明する。第2実施例
は第1実施例と構成、および作動の一部を同じくしてお
り、電子制御装置7が実行するダイナミックレンジの学
習法を含む制御処理が一部異なる。以下、第6図のフロ
ーチャートにもとづいてダイナミックレンジの第2実施
例の要部を説明する。
は第1実施例と構成、および作動の一部を同じくしてお
り、電子制御装置7が実行するダイナミックレンジの学
習法を含む制御処理が一部異なる。以下、第6図のフロ
ーチャートにもとづいてダイナミックレンジの第2実施
例の要部を説明する。
【0030】ステップ601から609までと、ステッ
プ613およびステップ614は図5のステップ501
から509までと同様であるので説明を省略する。ステ
ップ610ではショックアブソーバ6の相対速度を検出
する。相対速度は、例えば車体とタイヤとの相対変位を
微分することによって求めることができる。
プ613およびステップ614は図5のステップ501
から509までと同様であるので説明を省略する。ステ
ップ610ではショックアブソーバ6の相対速度を検出
する。相対速度は、例えば車体とタイヤとの相対変位を
微分することによって求めることができる。
【0031】ステップ611では、ステップ607にて
出力された指令電圧値Vsに対する減衰係数を算出す
る。減衰力は前述したように、車体とタイヤとの上下方
向速度の差(相対速度)と減衰係数との積で決まるた
め、減衰係数は次式にて求めることができる。
出力された指令電圧値Vsに対する減衰係数を算出す
る。減衰力は前述したように、車体とタイヤとの上下方
向速度の差(相対速度)と減衰係数との積で決まるた
め、減衰係数は次式にて求めることができる。
【0032】
【数1】減衰係数=(減衰力)/(相対速度) 従って、数1によって、ステップ607にて出力された
指令電圧値Vsに対する減衰係数を算出する。
指令電圧値Vsに対する減衰係数を算出する。
【0033】ステップ612では指令電圧値Vsとステ
ップ611にて算出した減衰係数を電子制御装置7内の
メモリにストアする。以上の処理を各ルーチン毎に繰り
返して実行すれば、ダイナミックレンジを学習できるこ
とになる。具体的には、指令電圧値Vsに対する減衰係
数が、減衰係数の下限値から上限値内にあり、且つ予め
定めた基準値より大きく変化している範囲をダイナミッ
クレンジであると判定する。
ップ611にて算出した減衰係数を電子制御装置7内の
メモリにストアする。以上の処理を各ルーチン毎に繰り
返して実行すれば、ダイナミックレンジを学習できるこ
とになる。具体的には、指令電圧値Vsに対する減衰係
数が、減衰係数の下限値から上限値内にあり、且つ予め
定めた基準値より大きく変化している範囲をダイナミッ
クレンジであると判定する。
【0034】なお、本実施例のステップ611の減衰係
数を算出する処理において、数1を用いる代わりに電子
制御装置7内にマップを備えておき、このマップから算
出してもよい。
数を算出する処理において、数1を用いる代わりに電子
制御装置7内にマップを備えておき、このマップから算
出してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、指
令信号出力手段によって出力された指令信号によってシ
ョックアブソーバの減衰力が変化したか否かを判定する
ことによって、ショックアブソーバの減衰力が変化しう
る指令信号の範囲を設定し、前記範囲内に指令信号を制
限しているので、製品や経年変化によって生じるショッ
クアブソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲を正
しく知ることができるとともに、時間遅れを生ずること
なく所望の減衰力を得て、車体の振動を有効に抑えるこ
とができるという優れた効果がある。
令信号出力手段によって出力された指令信号によってシ
ョックアブソーバの減衰力が変化したか否かを判定する
ことによって、ショックアブソーバの減衰力が変化しう
る指令信号の範囲を設定し、前記範囲内に指令信号を制
限しているので、製品や経年変化によって生じるショッ
クアブソーバの減衰力が変化しうる指令信号の範囲を正
しく知ることができるとともに、時間遅れを生ずること
なく所望の減衰力を得て、車体の振動を有効に抑えるこ
とができるという優れた効果がある。
【図1】クレーム対応図である。
【図2】ショックアブソーバ6の要部断面図である。
【図3】ショックアブソーバ6の発生減衰力特性を示す
特性図である。
特性図である。
【図4】アクチュエータ駆動装置3の構成を示す電気回
路図である。
路図である。
【図5】電子制御装置7が実行する制御処理を示すフロ
ーチャートである
ーチャートである
【図6】電子制御装置7が実行する制御処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】アクチュエータに出力される指令値と減衰係数
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
3 アクチュエータ駆動装置 4 ピエゾアクチュエータ 6 ショックアブソーバ 7 電子制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高相 和夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−234016(JP,A) 特開 平1−202513(JP,A) 特開 昭62−29410(JP,A) 特開 昭63−195013(JP,A) 特開 平4−321828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/015
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のショックアブソーバの減衰力を切
り換える切り換えアクチュエータを駆動させるアクチュ
エータ駆動手段と、 前記ショックアブソーバの減衰力を検出する減衰力検出
手段と、 走行状態に応じた物理量から目標とする減衰力を算出す
る目標減衰力算出手段と、 前記減衰力検出手段によって検出された減衰力が前記目
標減衰力算出手段によって算出された目標減衰力となる
ように、前記アクチュエータ駆動手段へ指令信号を出力
する指令信号出力手段と、 を備えた減衰力可変ショックアブソーバ制御装置におい
て、 前記指令信号出力手段から出力された指令信号によって
前記ショックアブソーバの減衰力が変化したか否かを判
定することによって、前記ショックアブソーバの減衰力
が変化しうる指令信号の範囲を設定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された指令信号の範囲内に前
記指令信号を制限する制限手段と、 を備えたことを特徴とする減衰力可変ショックアブソー
バ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28142891A JP3082358B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28142891A JP3082358B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116519A JPH05116519A (ja) | 1993-05-14 |
| JP3082358B2 true JP3082358B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17639029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28142891A Expired - Fee Related JP3082358B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 減衰力可変ショックアブソーバ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3082358B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6357128B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2018-07-11 | 本田技研工業株式会社 | 車両のサスペンション制御装置 |
| JP6357127B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2018-07-11 | 本田技研工業株式会社 | 車両のサスペンション制御装置 |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP28142891A patent/JP3082358B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05116519A (ja) | 1993-05-14 |
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