JP3082987B2 - ミックスモードシミュレーション方法 - Google Patents
ミックスモードシミュレーション方法Info
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Description
レーション方式に関し、さらに詳しくは、論理シミュレ
ーションによって実現されるディジタル回路の動作に伴
う電流の計算機能を有する、論理シミュレーションと回
路シミュレーションとを統合したミックスモードシミュ
レーション方式に関する。
のシミュレーションには、回路シミュレーションと論理
シミュレーションとミックスモードシミュレーションが
ある。回路シミュレーションは、対象をアナログ回路と
して扱い、詳細な電気的動作を求める。また、可変のタ
イムステップで解析を行う。論理シミュレーションは、
対象をディジタル回路として扱い、大ざっぱな論理的な
動作を求める。また、イベントドリブン方式を用いて、
一定のユニットタイム(解析時刻単位)で等間隔に解析
を行う。ミックスモードシミュレーションは、回路シミ
ュレーションと論理シミュレーションとが混在したもの
であり、LSI(ラージ・スケール・インテグレーテド
サーキッツ)のシミュレーション用に開発されている。
ミックスモードシミュレーションにおいて、回路シミュ
レーションが適用される回路部分をアナログ回路部と呼
び、論理シミュレーションが適用される回路部分をディ
ジタル回路部と呼ぶ。アナログ回路部とディジタル回路
部の間で信号の受け渡しをするために、両シミュレーシ
ョン間の同期が採られる。
検証するためのシミュレーションについて記載された文
献の例としては、特開平1−292482、特開平2−
220144、及び特開平2−220144の各号公報
がある。前記特開平1−292482号は、アナログ/
ディジタル混在回路をブロックに分割し、分割された回
路に応じたシミュレーションを行うことによってディジ
タル部とアナログ部とのインタフェースのためのオーバ
ヘッドを最小限にしようとするものである。特開平2−
220144号は、相互に接続されたアナログ回路とデ
ィジタル回路との双方を一括してシミュレーション可能
にしたものである。特開平2−220144号は、指定
されたブロックについてはトランジスタレベルのシミュ
レーションを行わないようにすることにより、ディジタ
ル/アナログ混在回路におけるディジタル回路部分のシ
ミュレーションに要する時間をに短縮しようとするもの
である。さらに、1987年9月22日に株式会社岩波
書店発行の岩波講座マイクロエレクトロニクス3のVL
SIの設計I(回路とレイアウト)第3章には電子回路
シミュレーションについて記載があり、また、情報処理
学会の情報処理叢書5の論理装置のCAD第2章には論
理ゲートのシミュレーションについて記載がある。
混在LSIのシミュレーションについて従来は、アナロ
グ回路とディジタル回路との間でやりとりされる信号の
電圧レベルについて考慮されているが、ディジタル回路
で消費される電流については考慮されず、またその必要
もないとされていた。
したところ、アナログ/ディジタル混在LSIにおいて
はディジタル回路とアナログ回路で電源ラインが共有さ
れ、しかも当該電源ラインの抵抗成分が零でないことを
考えると、ディジタル回路での消費電流の変動による影
響がアナログ回路に及ぶことは充分に予想され、したが
って、ディジタル回路での消費電流が考慮されない従来
方式では、ディジタル回路とアナログ回路との連動特性
を高精度にシミュレーションすることができないという
ことが見いだされた。尚、論理シミュレータにおいて電
流計算機能を拡張することが考えられるが、そのような
機能を拡張したとしても、その場合の計算対象がディジ
タル回路とされる限りにおいて、ディジタル回路とアナ
ログ回路との連動特性をシミュレーションできないのは
明らかである。
在LSIのアナログ回路とディジタル回路との連動特性
を高精度にシミュレーションすることができる技術を提
供することにある。本発明の別の目的は、ディジタル回
路部の動作状態に応じて電源系統部に発生する電圧若し
くは電流変動の評価、更には当該電源系統部の電圧若し
くは電流変動によるアナログ回路部の誤動作の評価を比
較的簡単に行うことができるシミュレーション技術を提
供しようとする。本発明の更に別の目的は、回路シミュ
レータでディジタル回路の電流計算を実現可能な技術を
提供することにある。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
実現されるディジタル回路部の状態が、回路シミュレー
ションによって実現されるアナログ回路部に与える影響
を検証可能にするミックスモードシミュレーション方法
であって、前記論理シミュレーションにより実現される
ディジタル回路部の動作状態に依存してアナログ成分の
状態を論理シミュレーションと同期的に決定し、これに
よって決定されたアナログ成分を回路シミュレーション
の対象成分に含めて回路シミュレーションを行うように
するものである。
ル回路部の動作状態に応じて発生する電流を前記アナロ
グ回路部に与えるためにモデル化された電流計算用等価
回路部を採用することができ、これは電流源成分を含
む。このとき、前記アナログ成分の状態を決定する第一
ステップは、前記電流計算用等価回路部に含まれる電流
源成分のための電流値の演算を行う。そして、前記第二
ステップにおける回路シミュレーション対象は、前記電
流源成分の電流値が決定された電流計算用等価回路部と
アナログ回路部を電源配線成分で結合した合成回路部と
される。
ナログ回路部とディジタル回路部の間で信号の受け渡し
をするために、回路シミュレーションと論理シミュレー
ションとの間の同期が採られる。所定のシミュレーショ
ン区間において信号の受渡しが一方向である場合には信
号発生元となる回路部のシミュレーションを行った後に
信号受け側の回路部のシミュレーションを行うという手
順でその同期を制御することができる。一方、所定のシ
ミュレーション区間において信号の受渡しが双方向で行
われる場合には、相互に一方の回路部のシミュレーショ
ン状態が他方の回路部のシミュレーションに影響を与え
るため、シミュレーションの進行状況に応じて回路シミ
ュレータと論理シミュレータとを逐次同期を採って制御
しなければならない。斯る場合の同期制御は、論理シミ
ュレーションを行う回路部から回路シミュレーションを
行う回路部へ信号が渡る次の予定時刻と回路シミュレー
ションを行う次の予定時刻のうちの早い方の時刻を基準
として解析切換え時刻を設定し、設定された解析切換え
時刻まで論理シミュレーションと当該論理シミュレーシ
ョンによって実現されるディジタル回路部の動作状態に
基づく当該ディジタル回路部の電流計算用等価回路部の
制御情報を生成し、次いでその制御情報を取り込んだ前
記電流計算用等価回路部とアナログ回路部との合成回路
の回路シミュレーションを行い、これらの処理を繰り返
して回路シミュレーションと論理シミュレーションを同
期的に進めるようにする。
に、論理シミュレーション対象とされる回路部から回路
シミュレーション対象とされる回路部へ信号が渡る次の
予定時刻として前記解析切換え時刻より早い時刻が生じ
たときは、その新たに生じた予定時刻を新たな解析切換
え時刻とする。
について見方を変えれば、入力論理値によって出力論理
値が一義的に決定される論理素子の論理モデルと、入力
論理値と出力論理値の何れか一方又は双方の組み合わせ
を状態変数として論理素子に電流変化を生じさせる状態
遷移を表す電流モデルとを、論理シミュレーションによ
って実現されるディジタル回路部の論理素子に割当て、
論理素子の論理モデルに基づいて論理シミュレーション
を行い、当該論理シミュレーションと同期的に前記論理
素子の電流モデルに基づいて論理素子の出力変化に伴う
過渡電流を取得し、前記論理素子が接続する電源配線系
統に着目した電源ネットに前記過渡電流を与えるという
手順に置換えることができる。そして、当該電源ネット
に回路シミュレーション対象とされるアナログ回路部を
合成して回路シミュレーションを行うことによって、論
理シミュレーションによって実現されるディジタル回路
部の状態が回路シミュレーションによって実現されるア
ナログ回路部に与える影響を検証可能になる。前記過渡
電流を比較的容易に取得するには、折線又は曲線で近似
される波形を以って過渡電流を演算するとよい。また、
前記電源ネットを介して過渡電流を回路シミュレーショ
ンの対象要素に追加することによる回路シミュレーショ
ン時間の大幅な増大を抑えるには、所定のしきい値以上
の過渡電流だけを前記電源ネットに与え、実質的に影響
が無いと考えられる電源変動を無視するようにして、回
路シミュレーションの負担を軽減させるとよい。
れる電流をモデル化して形成されたアナログ成分として
の電流計算用等価回路部とアナログ回路部との合成回路
をアナログシミュレーションすることは、ディジタル回
路部での消費電流変動をリアルタイムでアナログ回路部
に反映するように作用し、このことが、ディジタル回路
部とアナログ回路部との連動特性のシミュレーションを
可能にし、また、アナログ/ディジタル混在回路のディ
ジタル回路部分の動作によって発生する電源ノイズのア
ナログ回路部分への影響を検証可能とする。更に、回路
シミュレータでディジタル回路の電流計算を実現する。
部へ信号の渡るノードの論理信号値が変化する時刻と回
路シミュレータの次の解析予定時刻によって、論理シミ
ュレータと、回路シミュレータの同期を取る時刻を決定
し、論理シミュレーションを回路シミュレーションより
先行させてシミュレーションを進めるという同期制御方
式を採用することは、上記回路シミュレーションにおい
て、タイムステップを細かくする必要を無くし、効率の
良いミックスモードシミュレーションを実現し、バック
トラックを生じないため、無駄な計算を減らすように作
用する。
れる第一実施例と図30から図34に代表的に示される
第二実施例に大別して説明する。
ドシミュレータの一実施例システムが示される。
ミュレータ5と、回路シミュレータ6と、同期制御部4
と、信号変換部7と、ディジタル回路電流計算部8とか
ら構成されている。
は、解析対象回路を論理レベルで記述した論理レベルデ
ータ2と、解析対象回路を回路レベルで記述した回路レ
ベルデータ1とされる。論理レベルデータ2は、例えば
岩波講座マイクロエレクトロニクス4VLSIの設計I
I第3章(岩波書店)に示される様に論理素子の機能や
信号の接続関係を指示する記述とされる。回路レベルデ
ータ1は、例えばASIC設計回路シミュレータSPI
CE入門第3章SPICEの入力記述(日本工業センタ
ー)に示される様に回路素子の特性とその接続関係を指
示した記述とされる。
ュレーション対象とされ、論理シミュレータ5で解析さ
れる。回路レベルで記述された回路は、回路シミュレー
ション対象とされ、回路シミュレータ6で解析される。
で扱うディジタル信号(2値信号)と回路シミュレータ
6で扱うアナログ信号(連続信号)の相互変換を行う。
前記ディジタル回路電流計算部8は、論理シミュレーシ
ョン対象とされる論理素子の論理シミュレーションに伴
う出力過渡電流のような消費電流を論理シミュレーショ
ンに同期して演算する。
は、解析対象回路の回路特性9とされる。この回路特性
9は、図2に示されるような回路シミュレーションの出
力結果と、図3に示されるような論理シミュレーション
の出力結とから成る。
用いられるデータの構造例が示される。
10を用いて解析の制御を行う。タイムホイール210
は、時刻210aとポインタ210bを対照させたテー
ブルである。時刻tiに対応するポインタPiは、その
時刻tiに変化する一つの信号のイベントリスト221
iを指している。
って変化した信号の信号値231iと、信号名へのポイ
ンタ241iと、他のイベントへのポインタ251iを
対照させたテーブルである。前記他のイベントへのポイ
ンタ251iは、その時刻tiに変化する他の一つの信
号のイベントリスト222iを指している。前記信号名
へのポインタ241iは、信号名リスト26のうち対応
する信号名のエントリを指している。信号名リスト26
は、信号名26aと、現時刻において既に登録されてい
る信号値(これを現信号値という)26bと、素子への
ポインタ26cとを対照させたテーブルである。素子へ
のポインタ26cは、素子テーブル27のうちの対応す
る素子のエントリを指している。
子種27bと、遅延時間27cと、入力信号ポインタ2
7dと、出力信号ポインタ27eとを対照させたテーブ
ルである。入力信号ポインタ27dは、入力信号リスト
28のうちの該当素子に入力する一つの信号に対応する
エントリを指している。入力信号リスト28は、信号名
リスト26のうちのその信号に対応するエントリを指す
信号名ポインタ28aと、その信号と共に当該素子に入
力する他の一つの信号に対応する他の入力信号へのポイ
ンタ28bとから成っている。
ト29のうちの当該素子から出力される一つの信号に対
応するエントリを指している。出力信号リスト29は、
信号名リスト26のうちのその信号に対応するエントリ
を指す信号名ポインタ29aと、その信号と共に当該素
子から出力される他の一つの対応するエントリを指す他
の出力信号へのポインタ29bとから成っている。
ミュレーションの一例処理手順が示される。
1では、ディジタル回路部における素子とその接続関係
の論理レベルデータを読み込む。 (2)入力信号読み込みスッテプ52では、現解析時刻
における入力信号値を読み込む。 (3)入力信号値と現信号値の比較判定スッテプ53で
は、前記処理(2)で読み込んだ入力信号値と、既に登
録されている現信号値とが等しいかどうかを判定する。 (4)イベントの登録スッテプ54では、前記処理
(3)で入力信号値と現信号値が異なると判定された場
合に、その入力信号値をイベントとして登録する。 (5)全入力信号終了判定スッテプ55では、前記処理
(2)から(4)までの処理が全入力信号について行わ
れたか否かを判定する。 (6)登録イベントの有無判定ステップ56では、前記
処理(4)で登録されたイベントがあるかどうかを判定
する。 (7)イベントリストの信号値と現信号値の比較判定ス
テップ57では、現在時刻に登録されているイベント信
号値と現信号値とを比較する。 (8)現信号値の更新ステップ58では、前記処理
(7)でイベントの信号値と現信号値が異なっている場
合に、イベントの信号値で現信号値を更新する。 (9)イベントセットのスッテプ59では、前記(8)
で更新された現信号値によって発生したイベントをセッ
トする。このイベントセットの処理手順の詳細について
は後述する。 (10)全イベント終了判定ステップ60では、前記処
理(7)から(9)についての処理が全てのイベントに
対して終了したかどうかを判定する。 (11)解析終了判定ステップ61においては、解析時
刻が解析の終了時刻まで到達したかどうか判定する。 (12)解析時刻の更新ステップ62において、前記処
理(11)で解析時刻が解析の終了時刻まで到達してい
ない場合に解析時刻を更新し、前記(2)から(11)
までの処理を繰り返す。
の詳細が示され、図7にはイベントをセットするときに
用いるデータの構造例が示される。
(1)現信号値を更新して得られた信号を入力する素子
の遅延時間を求め(ステップ63)、(2)その素子の
出力信号のイベントリストを作成し(ステップ64)、
(3)そのイベントリストを指すポインタを、図7に示
すように、現時刻から前記遅延時間分進めたところにセ
ットする(ステップ65)、という一連の処理によって
行われる。
を行う際に用いられるデータの構造例が示される。
される回路方程式801を用いて解析が行われる。回路
方程式801は、アドミッタンス行列802と節点電圧
ベクトル803と電流ベクトル804で構成される。こ
の回路方程式801は、零の要素が多くを占めるスパー
スマトリクス805となる。斯る方程式のデータは、図
9に示される対角要素(AD)810及び電流ベクトル
(B)820、並びに図10に示される非対角要素の上
半行列(IUR)830と下半行列(ILR)831で
構成される。非対角要素(IUR)830及び(IL
R)831はポインタ832で指示されたテーブル(I
O)833と関係付けられている。すなわち非対角要素
(IUR)830のi番目の値が示すテーブル(IO)
833の内容jがアドミッタンス行列のaijの値を示し
ている。aijは図において834で示される。
シミュレーションの一例処理手順が示される。
ステップ71では、アナログ回路部における素子とその
接続関係の回路レベルデータを読み込む。 (2)素子モデルへの展開ステップ72では、各素子
を、抵抗と電流源で表した素子モデルに置換える。 (3)行列構造の決定ステップ73では、回路方程式を
解くための回路行列を生成する。 (4)電圧値の更新ステップ74では、入力信号により
電圧値の決まるノードに電圧値をセットする。 (5)電流計算ステップ75では、各電流源の電流値を
セットする。 (6)行列要素の計算ステップ76では、各素子のパラ
メータ値を代入して、回路行列の要素の値をセットす
る。 (7)方程式の計算ステップ77では、反復法を用いて
回路方程式を解く。 (8)収束判定ステップ78では、前記処理(7)の計
算が収束したかどうかを判定する。 (9)解析終了判定ステップ79では、解析時刻が解析
の終了時刻までに到達したかを判定する。 (10)解析時刻を進めるステップ80では、前記処理
(9)で解析が終了していない場合に解析時刻を進め
て、(4)から(9)の処理を繰り返えさせる。
ログ信号をディジタル信号へ変換したときの波形の一例
が示される。同図においてVaはアナログ電圧、Vlt
はディジタル信号への変換のための論理スレッショルド
電圧である。Vdはディジタル信号電圧であって、HI
GHは例えば論理”1”の電圧に相当されるようなハイ
レベル電圧、LOWは例えば論理”0”の電圧に相当さ
れるようなローレベル電圧である。
に変換して前記図12の変換波形を得るための一例処理
手順が示される。
ログ回路部の出力電圧値としてのアナログ信号Va(t)
と論理スレッショルド電圧Vltとの大小関係を判定す
る(ステップ101)。 (2)アナログ信号Va(t)が論理スレッショルド電圧
Vltより低い時はステップ106に示されるように、
時刻tにおけるディジタル回路部の入力信号値としての
ディジタル信号Vd(t)を論理”0”に設定する(Vd
(t)=0)。 (3)アナログ信号Va(t)が論理スレッショルド電圧
Vltより高い時はステップ103に示されるように、
ディジタル信号Vd(t)を論理”1”に設定する(Vd
=1(t))。 (4)アナログ信号Va(t)と論理スレッショルド電圧
Vltが一致するときは、ディジタル信号Vdの前論理
シミュレーション時刻(t−1)における信号値Vd
(t−1)の論理レベルを判定し(ステップ102)、そ
の判定結果と異なる論理値をディジタル信号Vd(t)に
設定する(ステップ104,105)。
ジタル信号をアナログ信号へ変換したときの波形の一例
が示される。同図においてVdはディジタル信号電圧で
あって、HIGHは例えば論理”1”の電圧に相当され
るようなハイレベル電圧、LOWは例えば論理”0”の
電圧に相当されるようなローレベル電圧である。Vaは
アナログ電圧、Vhigh(以下単にVhとも記す)は
Vd=1(論理”1”)に対応されるアナログ電圧、V
low(以下単にVlとも記す)はVd=0(論理”
0”)に対応されるアナログ電圧、Vthはしきい値電
圧である。
に変換して前記図13の変換波形を得るための一例処理
手順が示される。
ジタル回路部の出力電圧値としてのディジタル信号Vd
(t)の論理レベルが”1”であるか否かを判定し(ステ
ップ151)、論理レベルが”1”のときは、Vd(t)
=1に対応するアナログ信号値Vhに変換する(ステッ
プ157)。ステップ151の判定結果が論理値”1”
でないときは、そのディジタル信号Vd(t)の論理レベ
ルが”0”であるか否かを判定し(ステップ152)、
論理レベルが”0”のときは、Vd(t)=0に対応する
アナログ信号値Vlに変換する(ステップ156)。 (2)ディジタル信号Vdが論理値”1”でも”0”で
もない場合、すなわちディジタル信号Vdの論理値が変
化する過渡段階にあるときは、その変化の向きが判定さ
れる(ステップ153)。これによって判定された向き
に応じて、所定の立ち上り/下り時間Tの間に変化する
アナログ信号Va(t)に変換される(ステップ154,
155)。
8による電流計算のための電流計算用回路モデルの一例
が示される。同図に示される電流計算用回路モデル14
2は、ディジタル回路部の論理素子例えば2入力NAN
DゲートG3に対応させたものである。
路モデル142は、当該ゲートG3の電源側ノード(N
ODOvdd)143に流れる電流を表すための電源ノ
イズ電流源(Ivdd)144、並びにこれに並列接続
される容量(Cvdd)145及び抵抗(Rvdd)1
46によって代表される等価回路と、2入力NANDゲ
ートG3のグランドノード(NODOgnd)147に
流れる電流を表すためのグランドノイズ電流源(Ign
d)148、並びにこれに並列接続される容量(Cgn
d)149及び抵抗(Rgnd)150によって代表さ
れる等価回路とから構成される。
ン対象回路の全体的な概念的構成の一例が示される。同
図において、アナログ回路部170とディジタル回路部
171は、電源ノードNODOvdd1,NODOvd
d2を介して電源線180に結合されるとともに、グラ
ンドノードNODOgnd1,NODEgng2を介し
てグランド線181に結合される。電源線180とグラ
ンド線181にはそれぞれ抵抗成分Rと容量成分Cが等
価的に示されている。図17において例えばディジタル
回路部171はアナログ回路部170の出力信号N1,
N3に基づいて駆動される。前記電源線180、グラン
ド線181、抵抗成分R、及び容量成分Cは電源系統に
着目した電源ネットを構成する。
71の論理素子に前記電流計算用回路モデルを適用した
電流計算用等価回路部172とアナログ回路部170と
の合成回路が示される。斯る合成回路が回路シミュレー
ション対象とされることにより、アナログ回路部170
からの出力信号N1,N3によって駆動されたディジタ
ル回路部171の動作による電源線180及びグランド
線181への電流ノイズの影響を、当該電源線180及
びグランド線181を通じてアナログ回路部170の特
性へフィードバックすることができ、アナログ回路部1
70とディジタル回路部171との高精度の連動特性を
評価できるようになっている。
ゲートに着目したときの論理モデルと電流モデルの一例
が示される。
IN2を2入力として出力OUTを得る2入力ナンドゲ
ートを一例とする。このナンドゲートはCMOS回路で
は(b)のように表され、CLは出力側の負荷容量を意
味する。この2入力ナンドゲート論理モデルは、(c)
に示される真理値表の内容を有する。(d)は2入力ナ
ンドゲートにおける電流モデルの概念的な内容を示す。
これは入力論理値の組み合わせを状態変数とし、その状
態変数の変化に対する負荷容量CLの電流の遷移状態を
示す。即ち、2入力IN1,IN2の状態(00,0
1,10,11)が状態変数として与えられるとき、縦
方向(A側)に掲げる状態変数が横方向(B)に掲げる
状態変数に変化したときの負荷容量の放電(GNDとし
て図示)又は充電(VDDとして図示)、或いは変化無
し(−として図示)によって遷移状態が示される。例え
ば負荷容量CLが放電されるのは、2入力IN1,IN
2が00(A側)から11(B側)に、01(A側)か
ら11(B側)に、或いは10(A側)から11(B
側)に変化したときにされる。逆に、負荷容量が充電さ
れるのは、2入力IN1,IN2が11(A側)から0
0(B側)に、11(A側)から01(B側)に、或い
は11(A側)から10(B側)に変化したときとされ
る。状態変数のその他の変化は出力に変化を与えない。
この電流モデルにより、入力の遷移状態から出力負荷容
量CLが放電又は充電されるタイミングを得ることがで
きる。尚、論理モデル及び電流モデルの記述形式は図1
9に示される形式に限定されるものではない。状態変数
を出力論理値とすることもできる。また、図19の
(d)において状態変数を2入力の論理値とするときに
当該状態変数に出力論理値を関連づけておくこともでき
る。
って論理素子で発生される電流波形の一例が示される。
記述は、例えば図20の入力IN1,IN2に示される
ように時間tに対する入力論理値の変化として与えるこ
とができる。詳細は後で説明するが、前記論理モデル及
び電流モデル並びに入力パターンによって2入力ナンド
ゲートのような論理素子に対する論理シミュレーション
が行われると、図19の論理モデル従った出力OUT
と、図19の電流モデルの状態遷移に従った充電電流
(VDD側)又は放電電流(GND側)の発生タイミン
グが得られる。
素子の論理動作によって発生されるべき電源電流の計算
方式の一例が示される。同図に示される方式は、電流波
形を三角形に近似する方式である。この例に従えば、論
理シミュレーション実行時における論理素子の出力レベ
ルの変化タイミング即ち論理動作発生時刻は、論理素子
への入力信号が論理振幅の半分の値(即ちVDD/2)
を採る時刻tinとされる。また、論理素子への実際の
入力信号は振幅trを以て過渡的に変化する。これを考
慮することにより、入力信号の開始時刻tsを、 ts=tin−tr/2 によって演算し、電流がピーク値Ipを採る時刻tp
を、 tp=tin+tr/2 によって演算する。このとき、充電又は放電電流のピー
ク電流値IpはMOSFETの飽和電流の式により、 Ip=1/2・β0・(W/L)・(VDD−Vth)
2 によって演算される。また、充放電の終了する時刻te
は、 te=(2/Ip)・CL・(VDD−Vth)+ts によって演算される。これらにより、負荷容量CLの充
放電に要する総電荷量は電流波形の面積によって得られ
る。即ち、放電電流は図21における3個の点Ip,t
p,teによって形成される三角形の面積によって得ら
れ、充電電流は図21における3個の点Ip,tp,t
sによって形成される三角形の面積によって得られる。
シミュレータ5と回路シミュレータ6の同期を採ってミ
ックスモードシミュレーションを行うための同期制御の
原理的な処理手順の一例が示され、図23には同期制御
における解析切換え時刻を再設定するための一例処理手
順が示され、図24には同期制御におけるA/Dイベン
トの登録処理の一例が示される。これらの図面に基づい
てミックスモードシミュレーションにおける同期制御の
基本的な処理手順について説明する。
同期制御は、論理シミュレータ5から回路シミュレータ
6へ渡すべき信号若しくは事象すなわちイベント(以下
単にD/Aイベントとも記す)が次に発生する時刻と回
路シミュレータ6の解析予定時刻から、論理シミュレー
タ5と回路シミュレータ6の間で同期を採るべき時刻
(解析切換え時刻)を求める。この解析切換え時刻は、
D/Aイベントが登録されている時刻と回路シミュレー
タによる次の解析予定時刻のうち早いほうの時刻とされ
る。そしてその解析切換え時刻を越えない範囲で、論理
シミュレーションを行い、次いで回路シミュレーション
を行う、というように原則的に論理シミュレーションを
回路シミュレーションより先行させてシミュレーション
を進めていく。これを図22に基づいて更に詳述する。 (1)D/Aイベント登録時刻≦回路シミュレータの次
解析予定時刻 の場合を示す同図(a)において時刻t0から解析を開
始するものとし、その後最も早くあらわれるD/Aイベ
ント登録時刻をtd1とし、回路シミュレータの次解析
予定時刻をta1とする。ここでtd1とta1のうち
早いほうの時刻td1を解析切換え時刻とする。そして
この解析切換え時刻の手前のユニットタイム(図中か
ら)まで論理シミュレータが解析を行い、その論理シ
ミュレータの解析結果を回路シミュレータが受取って時
刻td1(図中)に回路シミュレータの解析が行われ
る。 (2)D/Aイベント登録時刻>回路シミュレータの次
解析予定時刻 の場合を示す図22(b)において次に現れるD/Aイ
ベント登録時刻をtd2とし、回路シミュレータの次解
析予定時刻をta1とする。このとき時刻ta1の方が
時刻td2よりも早く現れるので時刻ta1を解析切換
え時刻とする。そこで、この解析切換え時刻の手前のユ
ニットタイム(図中及び)まで論理シミュレータが
解析を行い、そして回路シミュレータは時刻ta1(図
中)に解析を行う。 (3)回路シミュレータの次解析予定時刻<次のユニッ
トタイム の場合を示す図22(c)において回路シミュレータの
次解析予定時刻ta2が次のユニットタイムよりも早く
現れるものとする。この時には論理シミュレータの解析
は進めずに、時刻ta2(図中)に回路シミュレータ
が解析を行う。
切換え時刻よりも早い時刻に新たなD/Aイベントの発
生することが予想される。これに対する処理手順は図2
3に示される。同図(a)の解析切換え時刻td1まで
論理シミュレータの解析を進めようとするとき、同図
(b)に示されるように解析の途中で新たなD/Aイベ
ントが時刻td′に発生したとする。このような場合に
は解析切換え時刻をtd′に再設定し、時刻td′の手
前のユニットタイムまで論理シミュレータの解析を行
い、時刻td′に回路シミュレータの解析を行う。
え時刻を越えない範囲で過渡解析を行う。斯る過渡解析
中にアナログ回路部からディジタル回路部へ渡すべき信
号すなわち回路シミュレータ6から論理シミュレータ5
へのイベント(以下単にA/Dイベントとも記す)が発
生した場合には、論理シミュレータが次の解析を始める
時点でそのA/Dイベントが論理シミュレータ5に渡さ
れる。例えばこの様子を示す図24において、解析切換
え時刻td1まで論理シミュレータの解析を行い、時刻
td1のアナログ解析を行った結果、時刻tevに、論
理シミュレータに渡すべきA/Dイベントが発生してい
たとする。A/Dイベントは、アナログ回路部からディ
ジタル回路部に渡す信号がスレッショルド値を越えて変
化す状態に対応される。このような場合には、同図
(b)に示されるように論理シミュレータが次に解析を
再開する時刻td1でA/Dイベントの信号を回路シミ
ュレータに渡す。ここで、A/Dイベントが発生した時
刻とそのイベントを回路シミュレータに渡す時刻との間
には、td1−tevのづれを生ずるが、論理シミュレ
ーションの性質上その様なづれによって生ずる誤差は回
路シミュレーションに比べて無視し得るほど小さい。し
たがって斯る手順は、A/Dイベントが発生するたびに
解析切換え時刻を変更せず、ミックスモードシミュレー
ションの能率化に寄与する。
ル回路部の動作による電流ノイズの影響を電源ネットを
介してアナログ回路部の特性へフィードバックさせるよ
うにするミックスモードシミュレーションの一例処理手
順が示される。同図に示される処理手順は、例えば図2
6に示される回路について、前記同期制御部4を用いて
論理シミュレータ5と回路シミュレータ6の同期を採っ
てミックスモードシミュレーションを行うものとする。
1)において、図26の論理シミュレーション対象回路
とされるディジタル回路部810の論理レベルデータと
回路シミュレーション対象回路820の回路レベルデー
タとを読み込む。論理シミュレータ5による論理シミュ
レーションの対象とされるディジタル回路部810は、
論理レベルデータとして記述された複数個の論理素子
(ディジタル回路素子)Gを含んで成る。回路シミュレ
ータ6による回路シミュレーションの対象とされる回路
シミュレーション対象回路820には、アナログ回路部
805と、上記ディジタル回路部810から把握される
ディジタル回路の電流計算用等価回路部804とが含ま
れる。このアナログ回路部805と上記ディジタル回路
部810とは、特に制限されないが、それら回路80
1,805間で所定の信号のやりとりが可能に構成され
る。代表的に信号N4からN6が図示されている。ここ
で、後で詳述することではあるが、上記ディジタル回路
部801に流れる電流がモデル化されることで当該ディ
ジタル回路部801の電流計算用等価回路部804が形
成され、この電流計算用等価回路部804が上記アナロ
グ回路部805に付加されることによってこの電流計算
用等価回路部804と上記アナログ回路部805との合
成回路が、回路シミュレータ6によって回路シミュレー
ションされる。
おいては論理シミュレータ5と回路シミュレータ6の解
析時刻の初期値設定を行う。例えば、論理シミュレータ
5の解析時刻を1ユニットタイムに初期設定する。ま
た、回路シミュレータ6の解析時刻を0秒に初期値設定
する。
(ステップ703)では、論理シミュレータ5と回路シ
ミュレータ6で同期を取る時刻tsを求める。すなわ
ち、ディジタル回路部810からアナログ回路部805
へ信号の渡るD/Aノードのうち次のイベントが現れる
時刻を求める。論理シミュレータ5でディジタル回路部
810を解析しているときに発生したイベントは、図2
7のような構造のデータで保持されており、例えば、タ
イムホイール210に登録されているD/AノードN
4,N5のイベントのうち最も早い時刻のものは、時刻
t4のノードN4のイベントであり、その場合には、D
/Aノードのイベントが次に現れる時刻はt4となる。
そして、現在時刻と回路シミュレータ6のタイムステッ
プから回路シミュレータの次の解析時刻を求める。この
ようにして求められた次のD/Aイベントが現れる時刻
と回路シミュレータの次の解析予定時刻とを比較し、早
い方の時刻を解析切換え時刻tsとして登録する。
信号変換のための処理はステップ704で行われる。こ
の処理で変換される信号は、例えばアナログ回路部80
5からディジタル回路部810に渡される信号である。
ュレーションに関する1ユニットタイムの処理は、ステ
ップ705からステップ710とされる。ステップ71
0では論理シミュレータ5の現在の解析時刻tDが解析
切換え時刻tsの手前であるかを監視し、これにより、
解析切り替え時刻tsの手前のユニットタイムまで論理
シミュレーション(ステップ705)が行われる。
ション毎に、ディジタル回路部810の電流値の計算処
理(ステップ706)が行われる。この処理は、ディジ
タル回路部810の動作に伴って回路シミュレータへ伝
達すべきディジタル回路部810の電流値を計算するも
のであり、例えば図16の電流計算用回路モデル142
に代表されるようなモデルの電流源の電流値を計算す
る。
た論理素子の動作に基づき、ディジタル回路部810の
電流計算用等価回路部の電流源に電流値を設定する処理
の系統図が示され、図29には電流計算用等価回路部の
電流計算処理手順の一例が示される。これらの図にした
がって上記項目(6)の電流値計算処理を詳述する。例
えば、タイムホイール301に登録された2入力NAN
DゲートG3のイベント302を電流計算部303に読
み込む。この処理は図29のステップ310に対応され
る。電流計算部303では、2入力NANDゲートG3
のイベントに対応したモデル308を用いて、ディジタ
ル回路の電流計算用等価回路部304における電源ノイ
ズ電流源(Ivdd)305の電流値とグランドノイズ
電流源(Ignd)306の電流値とを計算する。電流
モデル308は図19の(d)に示されるような電流モ
デルに対応される。この処理は図29のステップ311
の処理に対応される。斯る電源ノイズ電流源Ivddの
電流値とグランドノイズ電流源Igndの電流値との計
算は、図29のステップ312及び313に示されるよ
うに、論理シミュレーション実行区間について行われ
る。
ュレーションが行われたとき、ステップ703で設定さ
れた解析切換え時刻tsより前に、新たなD/Aイベン
トが発生したかが判定され(ステップ708)、新たな
D/Aイベントが発生した場合には、その解析時刻td
を新たな解析切換え時刻tsとして更新する。タイムホ
イールは1ユニットタイム毎に順次更新され(ステップ
709)、ステップ710を介して、解析切換え時刻t
sの手前のユニットタイムまで論理シミュレーションが
繰返えされる。
ステップ710を経て解析時刻tsを越えない範囲で行
われる。回路シミュレーションに関する処理は、ステッ
プ711からステップ714とされる。ステップ714
では回路シミュレーションの現在の解析時刻tAが前記
解析切換え時刻tsを越えないか否かを監視し、これに
より、解析切換え時刻tsを越えない範囲で回路シミュ
レーション6が繰返される。論理シミュレーションのD
/Aイベントによって回路シミュレータ6に伝達される
べき信号は、図14及び図15で説明したD/A信号変
換のための処理をステップ711で行うことによって回
路シミュレータ6に与えられる。更に、前記ステップ7
06で計算された電流値が回路シミュレータ6に読込ま
れる。これにより、電流値が設定された電流源を含む電
流計算用等価回路部804と、アナログ回路部805
と、ディジタル回路部810からから与えられる信号と
を対象として回路シミュレーションが行われる(ステッ
プ713)。この回路シミュレーションにおいては、デ
ィジタル回路部810での消費電流変動がリアルタイム
でアナログ回路部805に反映されるので、ディジタル
回路部810とアナログ回路部805との連動特性のシ
ミュレーションが可能になる。すなわち、アナログ回路
部805からの出力信号N6によって駆動されたディジ
タル回路部810の動作による電源線及びグランド線へ
の電流ノイズの影響を、当該電源線及びグランド線を通
じてアナログ回路部804の特性へフィードバックする
ことができ、アナログ回路部804とディジタル回路部
810との高精度の連動特性を評価することができる。
シミュレーションは、ステップ715解を介し、解析が
解析終了時刻に到達するまで繰返される。
ある。
デル化して形成されたアナログ成分としての電流計算用
等価回路部とアナログ回路部との合成回路をアナログシ
ミュレーションすることにより、ディジタル回路部での
消費電流変動をリアルタイムでアナログ回路部に反映す
ることができる。
ナログ回路部との連動特性のシミュレーションが可能に
なり、また、アナログ/ディジタル混在回路のディジタ
ル回路部分の動作によって発生する電源ノイズのアナロ
グ回路部分への影響が検証可能になる。更に、回路シミ
ュレータでディジタル回路の電流計算を実現することも
できる。
部へ信号の渡るノードの論理信号値が変化する時刻と回
路シミュレータの次の解析予定時刻によって、論理シミ
ュレータと、回路シミュレータの同期を採る時刻を決定
し、論理シミュレーションを回路シミュレーションより
先行させてシミュレーションを進めるという同期制御方
式を採用することにより、上記回路シミュレーションに
おいて、タイムステップを細かくしなくてもよくなり、
効率の良いミックスモードシミュレーションを実現する
ことができ、更に、バックトラックを生じないため、回
路シミュレーションにおける無駄な計算も減らすことが
できる。
流モデルを採用して、当該論理素子の出力側充放電電流
の発生タイミングを得ることにより、容易に論理素子の
出力ノードの変化即ち論理素子の動作による電源電流の
変化を検出することができる。
って電流値を計算することにより、電流計算用回路モデ
ルに含まれる電流源の電流値演算を容易に行うことがで
きる。
例が概念的に示される。この例はアナログ/ディジタル
混在型の半導体集積回路を一例とするものであり、論理
シミュレーション対象とされるディジタル回路部、回路
シミュレーション対象とされるアナログ回路部、各部に
電源を供給するための電源系統に着目した電源ネットに
分割される。ディジタル回路部はブロック1からブロッ
ク7として図示され、アナログ回路部はブロック8及び
ブロック9として図示される。以下ブロック1からブロ
ック7をディジタルブロックDBLK1〜DBLK7と
も称し、ブロック8及びブロック9をアナログブロック
ABLK8,ABLK9とも称する。尚、同図において
ブロック間の信号伝達系については省略されている。
BLK7は、少なくとも信号値として”1”,”0”の
何れかの論理値を採り得るブロックであり、信号の流れ
などに着目して論理素子をグループ化したものである。
例えば、論理素子の論理接続を規定するデータ、入力信
号パターンを指定するデータ、夫々の論理素子の種類や
遅延情報など、所定の記述形式で構成された、論理シミ
ュレーションのための一群の論理レベルデータとして把
握される。本実施例は、特に制限されないが、ディジタ
ルブロックをゲートレベルで把握する。ゲートレベルで
取り扱われるブロックは、例えば信号値として、”
1”,”0”,不定,ハイ・インピーダンスを採る。
9は、アナログ量の信号値を採り得るブロックであり、
信号の流れなどに着目してアナログ素子をグループ化し
たものである。例えば、トランジスタの接続関係、入力
信号波形、トランジスタの等価回路モデルや電気的な定
数などによって構成される、回路シミュレーションのた
めの一群の回路レベルデータとして把握される。
とVDD側電源ネットNETvによって構成される。前
記電源ネットNETg,NETvにおいて、Rは電源配
線の配線抵抗、Cは電源配線と基板等などとの間に存在
する浮遊容量若しくは寄生容量、Lは電源端子やボンデ
ィングワイヤなどに寄生するインダクタンス成分であ
る。斯る電源ネットNETg,NETvはLRC等価回
路として把握することができ、半導体集積回路のレイア
ウトパターンに依存して決定されることになる。尚、図
30においてPvddはVDD用の電源端子、Pgnd
はGND用の電源端子である。
電流変動を考慮した本実施例シミュレーション方式のフ
ローチャートが示される。同図に示されるシミュレーシ
ョン方式は、前準備S1、論理シミュレーションS2、
電源電流計算S3、及び回路シミュレーションS4の各
ステップを含む。
利用する情報を準備する。例えば図32に示されるよう
にシミュレーション対象とするディジタルブロックDB
LK7とアナログブロックABLK8との情報を用意
し、例えば相互のブロック間でやりとりする信号を定義
する。更にそれらブロックが電源ネットのどのノードに
接続するかを例えばノード名で指定する。
LK7は、VDD側電源ネットNETvのノードVDD
1に結合されると共に、GND側電源ネットNETgの
ノードGND1に結合される。アナログブロックABL
Kは、VDD側電源ネットNETvのノードVDD2に
結合されると共に、GND側電源ネットNETgのノー
ドGND2に結合される。
ロックに対してはそれに含まれる論理素子に、入力論理
値によって出力論理値が一義的に決定される論理モデル
と、入力論理値と出力論理値の何れか一方又は双方の組
み合わせを状態変数として論理ブロックに電流変化を生
じさせる状態遷移を表す電流モデルとを割当てる。電流
モデルが割り当てられる論理素子は、インバータ、ナン
ドゲート、ノアゲートなどの論理ゲートやそれらの複合
ゲートといった組み合わせ回路、そしてフリップフロッ
プやレジスタのような記憶回路としての順序回路とされ
る。論理モデルと電流モデルとしては、図19で説明し
たものを一例として挙げることができる。
ロックに与えられる入力信号パターンの記述は、前記図
20の入力IN1,IN2に示されるように時間tに対
する入力論理値の変化として与えることができる。前記
論理モデル及び電流モデル並びに入力パターンによって
2入力ナンドゲートのような論理素子に対する論理シミ
ュレーションが行われると、例えば図19の論理モデル
に従った出力OUTと、図19の電流モデルの状態遷移
に従った充電電流(VDD側)又は放電電流(GND
側)の発生タイミングが得られる。論理シミュレーショ
ンによって得られる論理素子の出力や前記充電又は放電
タイミングは解析時間のような解析単位毎に保持され
る。
タイミング又は放電タイミングに同期して電流計算を行
う。この電流計算では、例えば図19の(b)に示され
る負荷容量CLの充電電流又は放電電流を計算すること
になる。斯る電流の計算方式としては前記図21に基づ
いて説明した手法を採用することができる。
流は、論理シミュレーションの解析時間毎に合計され
る。合計された電流は図33に示されるようにディジタ
ルブロックにおける電流源A1,A2として把握され
る。電流源A1は電源VDDから電流を取り込み、電流
源A2は電源GNDに電流を放出する。
は、電源ネットNETv,NETgと、これに結合され
る前記電流源A1,A2と、アナログブロックABLK
8とを合成した回路に対して回路シミュレーションを行
う。斯る合成回路を回路シミュレーションの対象とする
ことにより、ディジタルブロックDBLK7の動作で発
生すると予想される電源ノイズの影響を考慮した回路シ
ミュレーションが可能になる。
算、及び回路シミュレーションは、解析時間が終了され
るまで繰り返される。
現するためのシミュレータの一例機能ブロック図が示さ
れる。このシミュレータは、特に制限されないが、アナ
ログ/ディジタル混在回路の動作を検証可能なものであ
り、論理シミュレーション部901、信号伝達部90
2、回路シミュレーション部903、論理/回路シミュ
レーション同期制御部904、電流計算部905、電流
計算同期制御部906、電流変換部907、及び電源電
流伝達部908を含み、それら機能ブロックは、それぞ
れ図示しない中央処理装置、中央処理装置の作業領域若
しくはデータの一次記憶領域とされるRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)、補助記憶装置、キーボードやデ
ィスプレイ等のマン・マシン・インタフェース、及びシ
ミュレーションのための動作プログラムなどによって実
現される。
ィジタル回路部901aに含まれる論理素子に対してそ
の論理モデルに従って論理シミュレーションを行う。信
号伝達部902は、論理シミュレーション部901と回
路シミュレーション部903との間で信号配線モデルを
介した信号伝達を行う。前記電流計算部905は、論理
シミュレーション部901に同期して論理素子で発生す
る電流変化(過渡電流とも記す)を演算する。電流計算
同期制御部906は電流モデルに従って論理ゲートで発
生する電流変化例えば容量性負荷に対する充電及び放電
動作の発生タイミングを論理シミュレーション動作に同
期させて検出する。充電又は放電動作の発生タイミング
を検出すると、電流計算部905に電源電流の演算を指
示する。その演算手法は例えば図21に基づいて説明し
た手法とされる。前記電流変換部907は、前記電流計
算部905で取得した電流に対して所定のしきい値以下
の値を無視して前記電源電流伝達部908への伝達を抑
制する。電源電流伝達部908は電流変換部907を通
して与えられる過渡電流を前記回路シミュレーション部
903に伝達する。回路シミュレーション部903は、
アナログ回路部903aとして図示されるアナログブロ
ックに対して回路シミュレーションを行い、このとき、
電源電流伝達部908から与えられる電源ノイズモデル
(電流源及び電源ネット)や、信号伝達部902を介し
て与えられる論理シミュレーションの結果情報も回路シ
ミュレーションの対象とする。
モデルと電流モデルを割当て、論理モデルに対する論理
シミュレーションに同期して、当該論理素子の出力側充
放電電流を演算し、演算された電流を保持する電流源を
電源ネットの所定のノードに結合した電流計算用等価回
路を取得することにより、論理ブロックに対する論理シ
ミュレーションと同期的に、即ち、トランジスタ・レベ
ルで記述されたデータを処理する回路シミュレーション
を行うことなく、論理ブロックを構成する素子の動作状
態に応じて発生する電源電圧変動を予測することができ
る。したがって、第一実施例の図22乃至図24で説明
したような同期制御手法を採用していない第二実施例に
おいても、ディジタル回路部に流れる電流をモデル化し
て形成されたアナログ成分としての電流計算用等価回路
部とアナログ回路部との合成回路をアナログシミュレー
ションすることにより、第一実施例同様に、ディジタル
回路部での消費電流変動をアナログ回路部に反映するこ
とができる。これにより、ディジタル回路部とアナログ
回路部との連動特性のシミュレーションが可能になり、
また、アナログ/ディジタル混在回路のディジタル回路
部分の動作によって発生する電源ノイズのアナログ回路
部分への影響が検証可能になる。
の遷移状態を表す電流モデルを採用して、当該論理素子
の出力側充放電電流の発生タイミングを得ることによ
り、容易に論理素子の出力ノードの変化即ち論理素子の
動作による電源電流の変化を検出することができ、ま
た、折線によって近似される三角波をもって電流値を計
算することにより、電流計算用回路モデルに含まれる電
流源の電流値演算を容易に行うことができる。その上、
電流演算部5で演算された電流のうち所定のしきい値以
上の電流だけを前記電源ネットに与えるようにした電流
変換部7を採用することにより、実質的に影響が無いと
考えられる電源変動を無視させて、回路シミュレーショ
ン部3の負担を軽減させることができる。
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
ることによって発生する電流変化を論理素子の出力の遷
移状態に着目した電流モデルに従って検出するが、論理
素子の入力ノードの変化によって一義的に検出してもよ
い。例えば、入力信号からそれを正転並びに反転させた
相補レベルの信号を生成するような論理素子の場合であ
る。また、論理素子の入力ノードの状態と出力ノードの
状態とを組み合わせた状態に応じて電流発生タイミング
を検出するような電流モデルを採用してもよい。当該電
流モデルは、例えばフリップフロップのような順序回路
の電流発生タイミングの検出に利用して、その発生タイ
ミングを正確に検出可能にする。
期して実際に電流計算部で電流を計算したが、所要論理
素子に対するトランジスタレベルでのシミュレーション
で当該論理素子の動作に伴う電流波形が予め取得されて
いる場合には、論理素子の出力ノードの変化タイミング
に同期させて、前記予め取得されている電流データから
該当する状態の電流値を採用して、電流演算に代えるこ
ともできる。
のように小さくても電流源を割り当てて回路シミュレー
ションに反映させてもよい。
路シミュレーションを一括して行う場合について説明し
たが、ディジタル回路部分の動作に伴う電源ノイズの評
価にも単独で利用することができる。即ち、ディジタル
ブロックに対する論理シミュレーションを行い、論理素
子の論理動作が発生したときに当該論理動作と同期的に
電源電流を演算していく。この処理を所定の解析時間分
行うことによって電源電流のピーク値を得ることができ
る。このピーク値を電源ネットのような電源系統に与え
ることによって、VDDのレベル降下やGNDのレベル
上昇といった電源ノイズの予測が可能になる。
ベルのシミュレーションに限定されず、レジスタ・トラ
ンスファ・レベルや機能記述レベルの論理シミュレーシ
ョンであってもよい。
なされた発明をその背景となった利用分野であるアナロ
グ/ディジタル混在型の半導体集積回路に対するシミュ
レーションに適用した場合について説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、専らディジタル的に
動作する半導体集積回路、さらには半導体基板以外の配
線基板上に構成された回路のためのシミュレーションに
も広く適用することができる。半導体集積回路として
は、ビデオRAM、ダイナミックRAMなどのメモリL
SI、マイクロコンピュータなどの論理LSIなど各種
半導体集積回路のシミュレーションに適用することがで
きる。また、シミュレーションの目的もアナログ/ディ
ジタル混在回路の一括シミュレーションに限定されず、
電源ノイズマージンの評価、電源ノイズによるディレ
イ、誤動作の評価に適用することができることは言うま
でもない。
ンに付随して論理素子の動作状態に応じて発生する電流
変化を取得する条件のシミュレーション技術に広く適用
することができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
をモデル化して形成されたアナログ成分としての電流計
算用等価回路部とアナログ回路部との合成回路をアナロ
グシミュレーションすることにより、ディジタル回路部
での消費電流変動をリアルタイムでアナログ回路部に反
映することができる。
回路部との連動特性のシミュレーションが可能になり、
また、アナログ/ディジタル混在回路のディジタル回路
部分の動作によって発生する電源ノイズのアナログ回路
部分への影響が検証可能になる。更に、回路シミュレー
タでディジタル回路の電流計算を実現することもでき
る。
号の渡るノードの論理信号値が変化する時刻と回路シミ
ュレータの次の解析予定時刻によって、論理シミュレー
タと、回路シミュレータの同期を取る時刻を決定し、論
理シミュレーションを回路シミュレーションより先行さ
せてシミュレーションを進めるという同期制御方式を採
用することにより、上記回路シミュレーションにおい
て、タイムステップを細かくしなくてもよくなり、効率
の良いミックスモードシミュレーションを実現すること
ができ、更に、バックトラックを生じないため、回路シ
ミュレーションにおける無駄な計算も減らすことができ
る。
ルを採用して、当該論理素子の出力側充放電電流の発生
タイミングを得ることにより、容易に論理素子の出力ノ
ードの変化即ち論理素子の動作による電源電流の変化を
検出することができる。さらに、折線によって近似され
る三角波をもって電流値を計算することにより、電流計
算用回路モデルに含まれる電流源の電流値演算を容易に
行うことができる。
ュレータの一実施例システムの構成図である。
説明図である。
説明図である。
れるデータの一例構造説明図である。
ションの一例処理手順を示すフローチャートである。
手順の一例説明図である。
タの一例構造説明図である。
れるデータの構造例として一般形の回路方程式及びスパ
ースマトリクスを示す説明図である。
流ベクトルの説明図である。
素の行列説明図である。
レーションの一例処理手順を示すフローチャートであ
る。
をディジタル信号へ変換したときの波形図である。
換して図12の変換波形を得るための一例処理手順を示
すフローチャートである。
ル信号をアナログ信号へ変換したときの波形図である。
換して図13の変換波形を得るための一例処理手順を示
すフローチャートである。
流計算のための電流モデルの一例説明図である。
な構成の一例説明図である。
に前記電流計算用回路モデルを適用した電流計算用回路
とアナログ回路との合成回路図である。
トに着目したときの論理モデルと電流モデルの一例説明
図である。
論理素子で発生される電流波形の一例説明図である。
の論理動作によって発生されるべき電源電流の計算方式
の一例説明図である。
タと回路シミュレータの同期を採ってミックスモードシ
ミュレーションを行うための同期制御の原理的な処理手
順を示すタイムチャートである。
再設定するための一例処理手順を示すタイムチャートで
ある。
登録処理の一例を示すタイムチャートである。
動作による電流ノイズの影響を電源ネットを介してアナ
ログ回路部の特性へフィードバックさせるようにするミ
ックスモードシミュレーションの一例処理手順を示すフ
ローチャートである。
部と電流計算用等価回路部との合成回路の説明図であ
る。
ータの一例データ構造説明図である。
素子の動作に基づいてディジタル回路の電流モデルの電
流源に電流値を設定する処理の一例系統説明図である。
手順の一例フローチャートである。
ン対象回路の概念的な分割例を示す説明図である。
係るシミュレーション方式の一例フローチャートであ
る。
ステップで用意すべき情報の一例としてディジタルブロ
ックとアナログブロックとを電源ネットに接続した状態
を示す説明図である。
モデルの一例説明図である。
現するためのシミュレータの一例機能ブロック図であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 論理シミュレーションと回路シミュレー
ションが混在し、論理シミュレーションによって実現さ
れるディジタル回路部の状態が、回路シミュレーション
によって実現されるアナログ回路部に与える影響を検証
可能にするミックスモードシミュレーション方法であっ
て、 前記論理シミュレーションにより実現されるディジタル
回路部の動作状態に依存してアナログ成分の状態を論理
シミュレーションと同期的に決定する第一ステップと、 上記第一ステップによって決定されたアナログ成分を回
路シミュレーションの対象成分に含めて回路シミュレー
ションを行う第二ステップとを含み、 前記アナログ成分は、前記ディジタル回路部の動作状態
に応じて発生する電流を前記アナログ回路部に与えるた
めにモデル化された電流計算用等価回路部であり、電流
源成分を含むものである ことを特徴とするミックスモー
ドシミュレーション方法。 - 【請求項2】 前記アナログ成分の状態を決定する第一
ステップは、前記電流計算用等価回路部に含まれる電流
源成分のための電流値を演算する処理を含むものである
請求項1記載のミックスモードシミュレーション方法。 - 【請求項3】 前記第二ステップにおける回路シミュレ
ーション対象は、前記電流源成分の電流値が決定された
電流計算用等価回路部とアナログ回路部を電源配線成分
で結合した合成回路部である請求項2記載のミックスモ
ードシミュレーション方法。 - 【請求項4】 論理シミュレーションと回路シミュレー
ションが混在し、論理シミュレーションによって実現さ
れるディジタル回路部の状態が、回路シミュレーション
によって実現されるアナログ回路部に与える影響を検証
可能にするミックスモードシミュレーション方法であっ
て、 論理シミュレーションを行う回路部から回路シミュレー
ションを行う回路部へ信号が渡る次の予定時刻と回路シ
ミュレーションを行う次の予定時刻のうちの早い方の時
刻を基準として解析切換え時刻を設定し、設定された解
析切換え時刻まで論理シミュレーションと当該論理シミ
ュレーションによって実現されるディジタル回路部の動
作状態に基づく当該ディジタル回路部の電流計算用等価
回路部の制御情報を生成し、次いでその制御情報を取り
込んだ前記電流計算用等価回路部とアナログ回路部との
合成回路の回路シミュレーションを行い、これらの処理
を繰り返して回路シミュレーションと論理シミュレーシ
ョンを同期的に進めることを特徴とするミックスモード
シミュレーション方法。 - 【請求項5】 前記論理シミュレーションを行っている
間に、論理シミュレーション対象とされる回路部から回
路シミュレーション対象とされる回路部へ信号が渡る次
の予定時刻として前記解析切換え時刻より早い時刻が生
じたときは、その新たに生じた予定時刻を新たな解析切
換え時刻とすることを特徴とする請求項4記載のミック
スモードシミュレーション方法。 - 【請求項6】 前記電流計算用等価回路部は、前記ディ
ジタル回路部の動作状態に応じて発生する電流を前記ア
ナログ回路部に与えるためにモデル化された、電流源成
分を含むものであることを特徴とする請求項5記載のミ
ックスモードシミュレーション方法。 - 【請求項7】 入力論理値によって出力論理値が一義的
に決定される論理素子の論理モデルと、入力論理値と出
力論理値の何れか一方又は双方の組み合わせを状態変数
として論理素子に電流変化を生じさせる状態遷移を表す
電流モデルとを、論理シミュレーションによって実現さ
れる論理回路部の論理素子に割当て、論理素子の論理モ
デルに基づいて論理シミュレーションを行い、当該論理
シミュレーションと同期的に前記論理素子の電流モデル
に基づいて論理素子の出力変化に伴う過渡電流を取得
し、前記論理素子が接続する電源配線系統に着目した電
源ネットに前記過渡電流を与えると共に、当該電源ネッ
トに回路シミュレーション対象とされるアナログ回路部
を合成して回路シミュレーションを行うことによって、
論理シミュレーションによって実現されるディジタル回
路部の状態が、回路シミュレーションによって実現され
るアナログ回路部に与える影響を検証可能にしたことを
特徴とするミックスモードシミュレーション方法。 - 【請求項8】 所定のしきい値以上の過渡電流だけを前
記電源ネットに与えることを特徴とする請求項7記載の
ミックスモードシミュレーション方法。 - 【請求項9】 前記過渡電流発生タイミングに同期し
て、折線又は曲線で近似される波形を以って過渡電流を
演算することを特徴とする請求項7記載のミックスモー
ドシミュレーション方法。
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