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JP3083733B2 - 縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌物収納容器 - Google Patents
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JP3083733B2 - 縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌物収納容器 - Google Patents

縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌物収納容器

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JP3083733B2
JP3083733B2 JP07150958A JP15095895A JP3083733B2 JP 3083733 B2 JP3083733 B2 JP 3083733B2 JP 07150958 A JP07150958 A JP 07150958A JP 15095895 A JP15095895 A JP 15095895A JP 3083733 B2 JP3083733 B2 JP 3083733B2
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健自 富永
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株式会社トミー精工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型高圧蒸気滅菌器で
使用される被滅菌物収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】縦型高圧蒸気滅菌器は、上方が開口した
チャンバを有している。そして、籠状(網状)の被滅菌
物収納容器に被滅菌物を収納し、その収納容器をチャン
バ内に装填し、チャンバの開口を蓋によって閉じ、該チ
ャンバ内に高圧蒸気を発生させ、該高圧蒸気で被滅菌物
の滅菌処理を行なうものである。
【0003】このような縦型高圧蒸気滅菌器において、
籠状の被滅菌物収納容器を使用すると、被滅菌物、例え
ば、シャーレ,マイクロプレート,フラスコ,ピペット
チップ,採血シリンジ等に付着した培養基,血液等が高
圧の加熱蒸気により煮沸され、被滅菌物収納容器の孔を
通って外部に流出し、チャンバ底面に設けられたドレン
孔あるいは側面に設けられた空気抜き孔、安全弁のため
の孔等を塞ぐ虞があった。
【0004】そこで、従来では、それらの被滅菌物を袋
に入れて滅菌処理を行ない、流出した培養基,血液等を
袋内に溜めて、それらがチャンバ内に流出するのを防止
していた。
【0005】しかしながら、被滅菌物に注射針等の鋭利
なものが含まれていた場合には、袋が破れて内部の液状
物(汚水)がチャンバ内に流れ出てしまう虞があり、さ
らには廃棄物集積所,廃棄物運搬車の処理物投入口の周
辺等を汚してしまう場合もある。
【0006】そこで、出願人は先に、下方部の側壁およ
び底壁を無孔にしてそこに汚水溜めを画成した被滅菌物
収納容器を提供した(実公平5─43797)。この被
滅菌物収納容器によれば、煮沸された被滅菌物の付着物
等を含む汚水が容器の底部に溜められるため、被滅菌物
の付着物がチャンバ内に流出することはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな被滅菌物収納容器では、チャンバ内への汚水流出は
防げるが、容器下部に収容されている被滅菌物は、汚水
に浸された状態にあるため、被滅菌物を容器から取り出
す際に、該滅菌物に付着した汚水によって、周辺を汚し
てしまう虞があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、付着物を含んだ
汚水を被滅菌物から確実に分離して、汚水が付着してい
ない状態で被滅菌物を廃棄することができる被滅菌物収
納容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の縦型高圧蒸気滅
菌器の被滅菌物収納容器では、被滅菌物を収納する部分
と、煮沸されて被滅菌物から流れ出た培養基,血液等を
含む汚水を溜める部分を各々独立させている。
【0010】即ち、本発明の縦型高圧蒸気滅菌器の被滅
菌物収納容器は、(1)下部側壁および底壁とによって
汚水溜めを画成した外部容器と、該外部容器内に収容さ
れ、底壁に汚水通過孔を有する内部容器と、上記外部容
器の底壁上面と上記内部容器の底壁下面とに適宜な間隔
を保持させる間隔保持手段とによって構成し、または
(2)汚水溜めを画成した下部容器と、該下部容器の上
方に重ねて載置され、底壁に汚水通過孔を有する上部容
器と、上記下部容器の底壁上面と上記上部容器の底壁下
面とに適宜な間隔を保持させる間隔保持手段と、上記下
部容器と上記上部容器とを着脱自在に係止する係止手段
とによって構成している。
【0011】
【作用】本発明の縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌物収納容
器によれば、高圧蒸気によって煮沸され、被滅菌物から
流れ出た付着物を含んだ汚水は、下部の汚水溜めに溜め
られる。したがって、被滅菌物は汚水から完全に分離さ
れる。滅菌作業後、被滅菌物収納容器は滅菌器のチャン
バから取り出され、それ以前またはその後に被滅菌物収
納容器から被滅菌物が汚水から完全に独立して取り出さ
れる。
【0012】
【参考例】図1は、被滅菌物収納容器を縦型高圧蒸気滅
菌器に装填した状態を概念的に示している。
【0013】縦型高圧蒸気滅菌器は、本体1にチャンバ
2を有しており、該チャンバ2は、上方に開口3を有し
ている。そして、チャンバ2の底面にはドレン孔4が形
成され、側面には空気抜き孔5が形成されている。ま
た、チャンバ2の底部には簀の子6が配設され、該簀の
子6の下方にはヒータ7が配置されている。
【0014】また、縦型高圧蒸気滅菌器は、本体1の上
部に開閉蓋8を備えている。そして、この開閉蓋8は閉
成状態で、チャンバ2の開口3を覆い、チャンバ2内で
発生させた蒸気の圧力を高圧に維持する。
【0015】そして、被滅菌物収納容器10は、簀の子
6に載置させてチャンバ2内に収容される。
【0016】被滅菌物収納容器10は、容器本体11が
ステンレススチール,アルミニウム,合成樹脂等の錆難
い材質の板材によって有底円筒状に形成されている。そ
して、この容器本体11には、側壁11aの下部に空気
通過孔12が形成され、下部に、即ち空気通過孔12か
ら下方の側壁11aと底壁11bとによって汚水溜め1
3が構成されている。また、この被滅菌物収納容器10
は、図2にも示したように、隔壁14を備えている。隔
壁14は、汚水通過孔15を有し、下面に間隔保持手段
である脚16を有している。そして、この隔壁14は、
容器本体11内に装填され、脚16が容器本体11の底
壁11bに着座して、空気通過孔12とはぼ同じ高さに
配置される。また、この容器本体11には、上端部に取
っ手17が配設されている。
【0017】この高圧蒸気滅菌器では、チャンバ2内に
水が溜められ、被滅菌物収納容器10には、該容器10
がチャンバ2内に収納される以前または以後に被滅菌物
(実施例においては、シャーレ)Aが収納される。そし
て、開閉蓋8を閉じた後、ヒータが加熱される。する
と、チャンバ2内に高圧蒸気が発生し、該蒸気は上昇し
て上部開口から容器10に浸入し、該容器10内の空気
は空気通過孔12から容器10外へ排出される。排出さ
れた空気は、チャンバ2内の空気とともに、空気抜き孔
5を介して滅菌器本体1から外部へ排出される。このよ
うにして生じる飽和蒸気の対流によって、被滅菌物Aが
滅菌される。その際、被滅菌物Aに付着している培養
基,血液等が流れ出るが、それらは隔壁14の汚水通過
孔15から汚水溜め13に落下する。
【0018】このようにして、滅菌作業が終了したなら
ば、開閉蓋8を開け、取っ手17を持って容器本体11
をチャンバ2から取り出す。そして、容器本体11から
被滅菌物Aを取り出し、該被滅菌物Aを廃棄物集積場,
廃棄物運搬車の処理物投入口等へ廃棄する。また、容器
本体11の汚水溜め13に溜まった汚水は、適宜な場所
で容器本体11を傾けることによって廃棄する。その
際、汚水溜め13内の汚水は、空気通過孔12を避けた
側壁11aを樋として流れ、容器本体11の開口から廃
棄される。
【0019】なお、上記実施例では、容器本体11を無
孔の板によって有底円筒形に形成し、側壁11aの下部
にのみ空気通過孔12を穿設している。このようにすれ
ば、煮沸して飛び跳ねた培養基,血液等が容器本体11
外に飛び出すことは可及的に防止される。しかし、蒸気
滅菌器の使用態様等によっては、その量が極めて少ない
場合があり、その場合には容器本体11の上部、即ち汚
水溜め13を画成する部分よりも上方の側壁11aに僅
かな数の空気通過孔12が存在してもよい。
【0020】また、図1および図2に示した実施例にお
いては、隔壁14をパンチングプレート等の板体によっ
て形成しているが、隔壁14を網板によって構成するこ
ともできる。また、上記実施例では、隔壁14を容器本
体11内の中間位置に維持させるために、間隔保持手段
として隔壁14の下面に脚16を配設しているが、その
脚16を隔壁14から独立して形成し、その脚16を台
として、その上に隔壁14を載置させるようにしてもよ
い。
【0021】また、空気通過孔12は、例えば板金加工
の切り起こし加工等によって図3に示したように、孔1
2の上部に内方に向けた鍔18を形成し、それによって
容器本体11の側壁11a内面に沿って流れ落ちる汚水
等を、孔12から外部に流出させることなく、汚水溜め
13に案内するようにしてもよい。
【0022】また、上記孔12の鍔18を間隔保持手段
として利用し、該鍔18で隔壁14を受け止めることに
よって、隔壁14を容器本体11内の中間位置に維持さ
せるようにすることもできる。
【0023】
【実施例】図4は、本発明に係る被滅菌物収納容器の第
1の実施例を縦型高圧蒸気滅菌器に装填した状態を概念
的に示している。
【0024】被滅菌物収納容器20は、図5にも示した
ように、外部容器21と、該外部容器21内に収容され
る内部容器22とによって構成されている。
【0025】外部容器21は、ステンレススチール,ア
ルミニウム,合成樹脂等の錆難い材質の板材によって有
底円筒状に形成され、側壁21aの下部に空気通過孔2
3が形成され、底壁21bには孔が形成されていない。
したがて、この外部容器21の下部、即ち空気通過孔2
3から下方の側壁21aと底壁21bとによって汚水溜
め24が構成されている。また、この外部容器21に
は、上端部に取っ手25が配設されている。
【0026】一方、内部容器22も、ステンレススチー
ル,アルミニウム,合成樹脂等の錆難い材質の網状板ま
たはパンチングプレートによって円筒状の側壁22aお
よび底壁22bが形成されている。したがって、この内
部容器22には、側壁22aおよび底壁22bに多数の
孔が存在している。また、この内部容器22には、間隔
保持手段として、底部に4本の脚26が配設され、さら
に、上端部に取っ手27が配設されている。
【0027】上記内部容器22は、図5に矢示したよう
に、外部容器21の上方開口から内部へ落とし込まれ
る。すると、内部容器22の脚26は、図6に示したよ
うに、外部容器21の底壁21bに着座して、内部容器
22の底壁22b下面と外部容器21の底壁21b上面
との間隔を適宜に確保する。
【0028】この高圧蒸気滅菌器では、上記参考例で説
明したと同様に、チャンバ2内に水が溜められ、被滅菌
物収納容器20の内部容器22内には、該内部容器22
を外部容器21内に収納される以前または以後に被滅菌
物Aが収納される。そして、開閉蓋8を閉じた後、ヒー
タ7が加熱される。すると、チャンバ2内に高圧蒸気が
発生し、該蒸気は上昇して上部開口から内部容器22に
浸入し、外部容器21の空気通過孔23から外部容器2
1外へ流出される。このようにして生じる飽和蒸気の対
流によって、被滅菌物Aが滅菌される。その際、被滅菌
物Aに付着している培養基,血液等が流れ出るが、それ
らは内部容器22の側壁22aまたは底壁22bの孔か
ら外部に流出し、外部容器21の汚水溜め24に落下す
る。
【0029】このようにして、滅菌作業が終了したなら
ば、開閉蓋8を開け、取っ手25を持って内部容器22
と共に外部容器21をチャンバ2から取り出す。そし
て、取っ手27を持って内部容器22を外部容器21か
ら取り出し、内部容器22を傾けて被滅菌物Aを処理場
等に廃棄する。また、外部容器21の汚水溜め24に溜
まった汚水は、適宜な場所で外部容器21を傾けること
によって廃棄する。その際、汚水溜め24内の汚水は、
空気通過孔23を避けた側壁21aを樋として流れ、外
部容器21の開口から廃棄される。
【0030】なお、上記外部容器21の空気通過孔23
は、蒸気が内部容器22に十分に行き渡るように下方
で、かつ外部容器21の底部に汚水を溜めるに十分な深
さが確保されるような高さに、即ち図6に示したよう
に、内部容器22を外部容器21の底壁21bに着座さ
せた状態において、内部容器22の底壁22b近傍に位
置させることが好ましい。
【0031】また、空気通過孔23は、例えば板金加工
の切り起こし加工等によって図7に示したように、孔2
3の上部に内方に向けた鍔28を形成し、それによって
外部容器21の側壁21a内面に沿って流れ落ちる汚水
等を、孔23から外部に流出させることなく、外部容器
21の底部に案内するようにしてもよい。
【0032】また、上記孔23の鍔28は、該鍔28で
内部容器22の底壁22bを受け止めることによって、
間隔保持手段としての役割を行なわせ、内部容器22の
底壁22b下面と外部容器21の底壁21b上面との間
隔を適宜に確保させるようにすることもできる。
【0033】また、上記実施例では、内部容器22を網
状部材によって形成している。これは、高圧蒸気が全て
の被滅菌物Aに十分に行き渡るようにしたためである
が、内部容器22は外部容器21と同様に板状部材によ
って形成することもできる。その場合には、底壁22b
に汚水通過孔を形成する必要がある。さらに、必要なら
ば、側壁22aの下部に空気通過孔を形成する。また、
内部容器22は、側壁22aを板状部材によって形成
し、底壁22bを網状部材によって形成してもよい。
【0034】また、内部容器22の底壁22b下面と外
部容器21の底壁21b上面との間隔を適宜に確保させ
る間隔保持手段としては、例えば図8に示したように、
内部容器22の上縁に外方へ突出する係止片29を配設
し、該係止片29を図9に示したように、外部容器21
の上端に係止させて、内部容器22の底壁22b下面と
外部容器21の底壁21b上面との間隔を適宜に確保さ
せるようにする等、各種方法が実現できる。
【0035】なお、上記実施例では、内部容器22を網
状に形成しているが、無孔の板によて形成してもよい。
但し、この場合にも内部容器22の底壁22bには、汚
水通過孔が必要である。
【0036】図10は、本発明に係る被滅菌物収納容器
の第2の実施例を示している。
【0037】この被滅菌物収納容器30は、下部容器3
1と、該下部容器31の上方に重ねて載置される上部容
器32と、下部容器31の底壁31b上面と上部容器3
2の底壁32b下面とに適宜な間隔を保持させる間隔保
持手段33と、下部容器31と上部容器32とを着脱自
在に係止する係止手段34とによって構成されている。
【0038】下部容器31は、ステンレススチール,ア
ルミニウム,合成樹脂等の錆難い材質の板材によって有
底円筒状に形成されている。この下部容器31では、側
壁31a,底壁31bの何れにも孔は形成されておら
ず、そこに汚水溜め35が構成される。この下部容器3
1の上周縁は、外側に向けて拡大され、その拡大部36
の基部内側には間隔保持手段33としての段37が形成
されている。
【0039】一方、上部容器32も、ステンレススチー
ル,アルミニウム,合成樹脂等の錆難い材質の板材によ
って有底円筒状に形成されており、そして側壁32aの
下部には、空気通過孔38が、また底壁32bには汚水
通過孔39が形成されている。さらに、この上部容器3
2には、上端部に取っ手40が配設されている。
【0040】上記上部容器32は、図10に矢示したよ
うに、下部容器31の上方開口から内部へ落とし込まれ
る。すると、上部容器32の下部は、図11示したよう
に、下部容器31の段37に着座して、上部容器32の
底壁32b下面と下部容器31の底壁31b上面との間
隔を適宜に確保し、そこに汚水溜め35を構成するとと
もに、係止手段34によって、即ち拡大部36の側壁内
面36aが上部容器32の側壁32aの下部外面に圧接
して、上部容器32を下部容器31に係止する。
【0041】この実施例の高圧蒸気滅菌器でも、上記参
考例と同様に、チャンバ2内に水が溜められる。そし
て、被滅菌物収納容器30の上部容器32内には、該上
部容器32を下部容器31に係合させる以前または以後
に被滅菌物Aが収納される。そして、開閉蓋8を閉じた
後、ヒータ7が加熱される。すると、チャンバ2内に高
圧蒸気が発生し、該蒸気は上昇して上部開口から上部容
器32に浸入し、空気通過孔38から上部容器32外へ
流出される。このようにして生じる飽和蒸気の対流によ
って、被滅菌物Aが滅菌される。その際、被滅菌物Aに
付着している培養基,血液等が流れ出るが、それらは上
部容器32の底壁32bの孔39から下部容器31に流
出し、下部容器31の汚水溜め35に落下する。
【0042】このようにして、滅菌作業が終了したなら
ば、開閉蓋8を開け、取っ手40を持って下部容器31
と共に上部容器32をチャンバ2から取り出す。そし
て、下部容器31を押さえながら取っ手40を引き上げ
ることによて、上部容器32を下部容器31から引き離
し、上部容器32を傾けて被滅菌物Aを処理場等に廃棄
する。また、下部容器31の汚水溜め35に溜まった汚
水は、適宜な場所で下部容器31を傾けることによって
廃棄する。
【0043】なお、上記実施例では、上部容器32を無
孔の板によって有底円筒形に形成し、側壁32aの下部
と底壁32bにのみ空気通過孔38,汚水通過孔39を
穿設している。このようにすれば、煮沸して飛び跳ねた
培養基,血液等が被滅菌物収納容器30外に飛び出すこ
とは可及的に防止される。しかし、上記第1実施例で説
明したように、蒸気滅菌器の使用態様等によっては、そ
の量が極めて少ない場合があり、その場合には上部容器
32の側壁32aに僅かな数の空気通過孔13が存在し
てもよい。
【0044】また、上記第2の実施例では、係止手段3
4として拡大部36の側壁36aを利用し、該側壁36
aを上部容器32の側壁32a下部全周に圧接させるこ
とによって、上部容器32と下部容器31を着脱自在に
結合させているが、係止手段34として、図12に示し
たように、下部容器31の上端に舌片41を上方に向け
て配設し、その舌片41の腹部41aを上部容器32の
下部に圧接させるようにしてもよい。このようにすれ
ば、上部容器32を下部容器31に係合させる際に、舌
片41が外側に撓むので係合が容易になり、また係合後
は舌片41の弾力によって上部容器32に強く圧接して
確実な係合が得られる。
【0045】また、下部容器31の上端に切り欠き42
を設ければ、上部容器32を下部容器31に係合させた
状態において、図13に示したように、外部と連通する
孔が形成される。このようにした場合には、上部容器3
2内の高圧蒸気は、汚水通過孔39を通って下部容器3
1内に入り、該下部容器31を経てその孔(切り欠き4
2)から外部へ排出される。
【0046】
【発明の効果】本発明の縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌物
収納容器は、被滅菌物を収納する容器と汚水溜めとが、
それぞれ分離独立している。したがって、被滅菌物と汚
水とを所望とする場所に容易に分別廃棄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌物収納容器の参考
例を示したもので、被滅菌物収納容器が縦型高圧蒸気滅
菌器内に収容されている状態を概念的に示した断面図で
ある。
【図2】図1に示した被滅菌物収納容器を概念的に示し
た分解斜視図である。
【図3】図2に示した被滅菌物収納容器で隔壁を容器本
体内に支持させる間隔保持手段の変形例をた状態を示し
た部分断面図である。
【図4】本発明に係る第1実施例の被滅菌物収納容器が
縦型高圧蒸気滅菌器内に収容されている状態を概念的に
示した断面図である。
【図5】本発明に係る被滅菌物収納容器の第1実施例を
概念的に示した分解斜視図である。
【図6】図5に示した被滅菌物収納容器の内部容器を外
部容器内に装填させた状態を示した部分断面図である。
【図7】第1実施例の被滅菌物収納容器における空気通
過孔と間隔保持手段の変形例を示した部分断面図であ
る。
【図8】第1実施例の被滅菌物収納容器における間隔保
持手段のさらに他の変形例を示した分解斜視図である。
【図9】図8に示した間隔保持手段の作用を示した断面
図である。
【図10】本発明に係る被滅菌物収納容器の第2実施例
を概念的に示した分解斜視図である。
【図11】図10に示した被滅菌物収納容器の上部容器
を下部容器に係合させた状態を示した部分断面図であ
る。
【図12】第2実施例の被滅菌物収納容器における係合
手段と空気通過孔の変形例を示した部分断面図である。
【図13】図12に示した被滅菌物収納容器の上部容器
を下部容器に係合させた状態を示した部分断面図であ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被滅菌物を収納してチャンバの上方開口
    からチャンバ内に装填し、上記チャンバ内に高圧蒸気を
    充満させて、上記被滅菌物の滅菌処理を行なう縦型高圧
    蒸気滅菌器の被滅菌物収納容器において、下部側壁およ
    び底壁とによって汚水溜めを画成した外部容器と、該外
    部容器内に収容され、底壁に汚水通過孔を有する内部容
    器と、上記外部容器の底壁上面と上記内部容器の底壁下
    面とに適宜な間隔を保持させる間隔保持手段とによって
    構成されていることを特徴とする縦型高圧蒸気滅菌器の
    被滅菌物収納容器。
  2. 【請求項2】 被滅菌物を収納してチャンバの上方開口
    からチャンバ内に装填し、上記チャンバ内に高圧蒸気を
    充満させて、上記被滅菌物の滅菌処理を行なう縦型高圧
    蒸気滅菌器の被滅菌物収納容器において、汚水溜めを画
    成した下部容器と、該下部容器の上方に重ねて載置さ
    れ、底壁に汚水通過孔を有する上部容器と、上記下部容
    器の底壁上面と上記上部容器の底壁下面とに適宜な間隔
    を保持させる間隔保持手段と、上記下部容器と上記上部
    容器とを着脱自在に係止する係止手段とによって構成さ
    れていることを特徴とする縦型高圧蒸気滅菌器の被滅菌
    物収納容器。
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