JP3084774B2 - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルの駆動方法Info
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Description
ソナルコンピュータやオフィスワークステーション、な
いしは将来の発展が期待されている壁掛けテレビ等に用
いられる、いわゆるドットマトリクスタイプのメモリー
型ACプラズマディスプレイパネルの駆動方法に関し、
特に書き込み放電を安定に行えるようにするための予備
放電の消去を確実に行なうプラズマディスプレイパネル
の駆動方法に関する。
としては図6に示す構造のものがある。図6において、
(A)は平面図、(B)は(A)のa−a′断面図であ
る。このプラズマディスプレイパネルは、ガラスよりな
る第1絶縁基板11、同じくガラスよりなる第2絶縁基
板12、行電極13、列電極14、He,Xe等の放電
ガスが充填される放電ガス空間15、放電ガス空間を確
保するとともに画素を区切る隔壁16、放電ガスの放電
により発生する紫外光を可視光に変換する蛍光体17、
行電極を覆う絶縁体18、絶縁体を放電より保護するM
gO等よりなる保護膜19で構成されている。なお、図
6(A)において、参照番号20は画素を示している。
ネルにおいて、列電極14と行電極13との間にひとた
びパルス電圧を印加して放電を行わせると、その後は隣
りあう行電極13の間に、維持パルスと呼ばれる交流の
パルス電圧を印加し続けることにより、行電極13の間
で放電が維持される。このような機能はメモリー機能と
呼ばれる。なお、行電極13の間に、維持パルスより高
電圧のパルスを印加して放電を引き起こしてもよい。ま
た、行電極13に消去パルスと呼ばれる狭いパルス幅の
低電圧パルスを印加すると、放電を停止させることが出
来る。
示すように縞状とし、相互に直交するように配置すれ
ば、ドットマトリクス表示のディスプレイを得ることが
出来る。また、蛍光体17を3色に塗り分ければ、カラ
ー表示可能なプラズマディスプレイを得ることが出来
る。
のみに着目した図を図7に示す。図7において、21は
プラズマディスプレイパネル、S1 ,S2 ,…,Sm は
行電極、D1 ,D2 ,…,Dn は列電極を示している。
制御を行う、いわゆる1フィールドの時間を表示制御サ
ブフィールドと予備放電サブフィールドの時間に分割
し、1フィールドごとに予備放電サブフィールドにおい
て強制的に全面画を一度放電させ(予備放電とよばれ
る)、各画素を放電しやすい状態とし、画像表示のため
の書き込み放電のミスを起こりにくくすることが行われ
る。全画面を一括して予備放電させる場合における印加
電圧波形例を図9に示す。図9において、まず予備放電
パルスにより全画面の画素を放電させ、次に、予備放電
消去パルスにより予備放電を停止させている。この場
合、消去パルスとしては、細幅、及び太幅の2種類が従
来用いられてきた(例えば、大脇健一、吉田良教編著、
「プラズマディスプレイ」、1983年、共立出版社、
p,90)。
がりから放電が完結するまでの時間は、1〜4マイクロ
秒である。この時間に比較して、消去パルス幅が比較的
短い場合を細幅パルス消去、逆に長い場合を太幅パルス
消去と呼んでいる。図10に示したように、細幅パルス
消去では、パルス幅0.5〜1マイクロ秒程度のパルス
により、また太幅パルス消去では、パルス幅5〜10マ
イクロ秒程度のパルスにより消去を行う。一般に、細幅
パルス消去の方が、消去可能電圧の範囲が広いのでよく
用いられている。
を複数のブロックに分割し、各ブロック毎に、図8のシ
ーケンスを適用している。また、1フィールドの中に、
予備放電サブフィールドを2回以上挿入する場合もあ
る。
マディスプレイパネルの画素数が多くなってくると、各
画素の放電特性のばらつきが大きくなってくるため、従
来の、1個の矩形の消去パルスのみによる消去では、細
幅パルス消去、太幅パルス消去のどちらの方法を用いた
にせよ、全画面ないし各ブロックの全面を一括消去する
のは困難であった。
ィスプレイパネルにおいて、全画面ないし各ブロックの
全面を一斉に予備放電させた後、この予備放電の確実な
消去動作を実現できるプラズマディスプレイパネルの駆
動方法を提供することにある。
表示制御を行う1フィールドの時間を表示制御サブフィ
ールド時間と予備放電サブフィールド時間に分割し、1
フィールドごとに予備放電サブフィールド時間内に、予
備放電パルスを印加して強制的に全画素を1度放電させ
た後予備放電消去パルスを印加して予備放電を停止させ
るようにしたメモリー機能を有するドットマトリクス型
ACプラズマディスプレイパネルの駆動方法において、
前記予備放電サブフィールド時間内に印加する予備放電
パルスと予備放電消去パルスの間に、予備放電維持パル
スを挿入することを特徴とするプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法が得られる。
行う1フィールドの時間を表示制御サブフィールド時間
と予備放電サブフィールド時間に分割し、1フィールド
ごとに予備放電サブフィールド時間内に、予備放電パル
スを印加して強制的に全画素を1度放電させた後予備放
電消去パルスを印加して予備放電を停止させるようにし
たメモリー機能を有するドットマトリクス型ACプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法において、予備放電の
消去回路に電流制限素子を挿入して、前記予備放電消去
パルスの電圧の立ち上がりを鈍らせることを特徴とする
プラズマディスプレイパネルの駆動方法が得られる。
行う1フィールドの時間を表示制御サブフィールド時間
と予備放電サブフィールド時間に分割し、1フィールド
ごとに予備放電サブフィールド時間内に、予備放電パル
スを印加して強制的に全画素を1度放電させた後予備放
電消去パルスを印加して予備放電を停止させるようにし
たメモリー機能を有するドットマトリクス型ACプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法において、前記予備放
電消去パルスとして、電圧ないしパルス幅が単調に増大
する連続した単極性のパルスを用いることを特徴とする
プラズマディスプレイパネルの駆動方法が得られる。
来の課題を解決した。すなわち、第1の発明において
は、予備放電パルスと予備放電消去パルスの間に予備放
電維持パルスを挿入した。予備放電パルスは、放電を生
起させるために維持パルスより高い電圧と広いパルス幅
を必要とする。その結果、予備放電の強度が非常に強く
なる。そこで、予備放電パルスにより生起した放電を弱
体化するために、予備放電パルスの後に、予備放電パル
スより低電圧でパルス幅も狭い予備放電維持パルスを挿
入し、その後に予備放電消去パルスを挿入したところ、
全画面ないし各ブロックの全面にわたって非常に高い確
率で予備放電を消去することが出来た。
する回路に消去放電の電流を制限する抵抗やトランジス
タを挿入して消去パルスによる放電の電流ピーク値を抑
えることにより、放電を弱めて消去パルスの消去能力を
増強することが出来た。このとき、上記の抵抗やトラン
ジスタなどの電流制限素子とパネルの静電容量により消
去パルス電圧の立ち上がりがなまってくる。特に、全画
面を一括して予備放電・消去する場合、電流制限素子の
抵抗値を大きくして、この電圧の立ち上がりを遅くした
方が、消去ミスにより点灯したままとなる画素を発生す
ることなく、全画面ないし各ブロックの全面を完全に消
去するのに有効であった。また、このときのパルス幅
は、緩やかに立ち上がる消去パルスのピーク電圧が、十
分に立ち上がるようにするため、立ち上がり時間に対応
して長くすることが必要であった。
て、電圧ないしパルス幅が単調に増大する連続したパル
スを用いることにより、消去力を強めることが出来た。
すなわち、消去用の第1のパルスは、電圧やパルス幅を
小さくして、消え易い画素をまず消去する。次にくる消
去用の第2のパルスでは、第1のパルスより電圧やパル
ス幅を大きくして、より消えにくい画素の消去を行う。
このとき、消去用の各パルスの間隔を適正な値以上に設
定しておけば、既に消去された画素で再度放電が起こる
ことはなかった。このようにして、消去用の連続したパ
ルスの電圧やパルス幅を漸次増大することにより、全画
面ないし各ブロックの全面を一括して消去することが出
来るようになった。
パネルで、m=241,n=480,対角10インチの
パネルを用いた場合について説明する。
波形である。奇数の行電極S1 ,S3 ,…,Sm には、
周波数60kHzの維持パルスと共に、パネル全面を一
斉に予備放電させるためのパルス幅10マイクロ秒の予
備放電パルス、及びパネル全面で一斉に行った予備放電
を消去するためのパルス幅1マイクロ秒の予備放電消去
パルスが印加されている。また、偶数の行電極S2 ,S
4 ,…,Sm-3 ,Sm-1 には、維持パルスと共に、パネ
ル全面で一斉に行った予備放電を弱体化するためのパル
ス幅1.5マイクロ秒の予備放電維持パルスが印加され
ている。この予備放電維持パルスの電圧は、特に必要が
ない限り、維持パルス電圧と同じでよい。また、パルス
幅は細幅消去パルスとならない範囲で出来る限り狭くし
て放電を弱くした方がよく、5マイクロ秒以下が望まし
い。
とにより、従来の消去パルスのみでは実現できなかった
予備放電の全面一括消去が出来るようになり、このプラ
ズマディスプレイパネルを正常に動作できるようになっ
た。
て、従来の細幅消去パルスを用いた場合を説明したが、
予備放電消去パルスとしては、これに限らず、従来の太
幅消去パルスや、以下でのべる本発明の第2,第3の発
明の消去パルスを用いてもよい。
ルス電圧波形をしめす。奇数の行電極S1 ,S3 ,…,
Sm には、周波数60kHzの維持パルスと共に、パネ
ル全面を一斉に予備放電させるためのパルス幅10マイ
クロ秒の予備放電パルスが印加されている。また、偶数
の行電極S2 ,S4 ,…,Sm-3 ,Sm-1 には、維持パ
ルスと共に、パネル全面で一斉に行った予備放電を消去
するための、立ち上がりのなまった予備放電消去パルス
が印加されている。図3は、本実施例の消去パルス発生
用の回路例である。この回路が、偶数の行電極S2 ,S
4 ,…,Sm-3 ,Sm-1 に接続される。従来の回路は、
図3の抵抗R1がなかったが、本実施例のこの回路は、
従来と異なり消去放電の電流制限素子として抵抗R1を
そなえている。このようなパルス波形と回路を用い、上
記のプラズマディスプレイパネルにおいて、予備放電消
去パルスの立ち上がり時間とパルス幅とを変えた場合の
消去特性を図4に示す。図4において、縦軸は、消去パ
ルスの消去能力の目安となる消去電圧マージン、すなわ
ち正常な消去動作を行うことが出来る消去電圧の範囲を
示した。この図からわかるように、消去パルスの立ち上
がり時間、及び幅共に、40マイクロ秒以上において、
正常な消去動作となることがわかった。このような予備
放電消去パルスを用いることにより、従来の細幅や太幅
の矩形波の消去パルスでは、どうしても実現できなかっ
た予備放電の全面一括消去が出来るようになり、このプ
ラズマディスプレイパネルを正常に動作できるようにな
った。
なるプラズマディスプレイパネルにおいて実験したとこ
ろ、面積の大きなパネルほど予備放電消去パルスの立ち
上がり時間及びパルス幅を長くすることが効果的であっ
た。
抵抗を用いたが、必ずしも抵抗である必要はなく、電流
制限能力を、例えば、消去パルス発生用のトランジスタ
TR1に持たせてもよい。また、消去パルスの発生回路
としては、ここでの説明に用いた回路に限らず異なる形
式の回路を用いてもよい。
パルス電圧波形をしめす。奇数の行電極S1 ,S3 ,
…,Sm には、周波数60kHzの維持パルスと共に、
パネル全面を一斉に予備放電させるためのパルス幅10
マイクロ秒の予備放電パルスが印加されている。また、
偶数の行電極S2 ,S4 ,…,Sm-3 ,Sm-1 には、維
持パルスと共に、パネル全面で一斉に行った予備放電を
消去するための消去用の第1〜第5のパルスが印加され
ている。消去用の第1〜第5のパルスのパルス幅は、細
幅消去を行うために1マイクロ秒とした。また、これら
の消去用パルスの間隔は、各々の消去用パルスが相互に
影響し会うことのないように、5マイクロ秒以上とし
た。また、電圧は、パネル全体の画素の最低から最高の
消去電圧範囲以上をカバーするように設定した。
とにより、従来の、細幅や太幅の1個の矩形波の消去パ
ルスでは、どうしても実現できなかった予備放電の全面
一括消去が出来るようになり、このプラズマディスプレ
イパネルを正常に動作できるようになった。
なるプラズマディスプレイパネルにおいて実験したとこ
ろ、面積の大きなパネルほど、消去用パルスの数を増や
したほうが効果があった。また、本実施例と異なり消去
用パルスの電圧を漸次増大させる代わりに、パルス幅を
増大させても、同様の効果が得られた。このとき、パル
ス幅は、細幅の0.5マイクロ秒から太幅の20マイク
ロ秒程度まで変化させると効果的であった。
示したプラズマディスプレイパネルを駆動した場合につ
いて述べたが、本発明は、これに限らず、どの様な形式
のACメモリー型プラズマディスプレイパネルにも適用
できるということはいうまでもない。また、画素数が特
に多い場合には、全画面を複数のブロックに分割し各ブ
ロック毎に予備放電と本発明を用いた予備放電の消去を
行ってもよい。また、本発明の第2の発明と第3の発明
は、第1の発明と組み合わせて用いてもよい。
本発明の予備放電維持パルスや、立ち上がりのなまった
消去パルス、ないしは消去用の複数のパルスを用いるこ
とにより、従来の1個の矩形波パルスによる消去方法に
比べて、格段に予備放電消去能力の高い駆動方法が得ら
れる。従って、大面積・高精細で画素数の大きなプラズ
マディスプレイパネルにおける予備放電の消去動作がよ
り確実なものとなり、工業上非常に有用である。
を示す図である。
(A)図は消去パルスの立ち上がり時間と消去電圧マー
ジンの関係を示す図,(B)図はパルス幅と消去電圧マ
ージンの関係を示す図である。
は平面図,(B)図は(A)図のaa′断面図である。
ルの構成を示す図である。
幅消去パルスの例,(B)図は太幅消去パルスの例を示
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 画素の表示制御を行う1フィールドの時
間を表示制御サブフィールド時間と予備放電サブフィー
ルド時間に分割し、1フィールドごとに予備放電サブフ
ィールド時間内に、予備放電パルスを印加して強制的に
全画素を1度放電させた後予備放電消去パルスを印加し
て予備放電を停止させるようにしたメモリー機能を有す
るドットマトリクス型ACプラズマディスプレイパネル
の駆動方法において、前記予備放電サブフィールド時間
内に印加する予備放電パルスと予備放電消去パルスの間
に、予備放電維持パルスを挿入することを特徴とするプ
ラズマディスプレイパネルの駆動方法。 - 【請求項2】 画素の表示制御を行う1フィールドの時
間を表示制御サブフィールド時間と予備放電サブフィー
ルド時間に分割し、1フィールドごとに予備放電サブフ
ィールド時間内に、予備放電パルスを印加して強制的に
全画素を1度放電させた後予備放電消去パルスを印加し
て予備放電を停止させるようにしたメモリー機能を有す
るドットマトリクス型ACプラズマディスプレイパネル
の駆動方法において、予備放電の消去回路に電流制限素
子を挿入して、前記予備放電消去パルスの電圧の立ち上
がりを鈍らせることを特徴とするプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法。 - 【請求項3】 画素の表示制御を行う1フィールドの時
間を表示制御サブフィールド時間と予備放電サブフィー
ルド時間に分割し、1フィールドごとに予備放電サブフ
ィールド時間内に、予備放電パルスを印加して強制的に
全画素を1度放電させた後予備放電消去パルスを印加し
て予備放電を停止させるようにしたメモリー機能を有す
るドットマトリクス型ACプラズマディスプレイパネル
の駆動方法において、前記予備放電消去パルスとして、
電圧ないしパルス幅が単調に増大する連続した単極性の
パルスを用いることを特徴とするプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8216291A JP3084774B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8216291A JP3084774B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04315196A JPH04315196A (ja) | 1992-11-06 |
| JP3084774B2 true JP3084774B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=13766737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8216291A Expired - Lifetime JP3084774B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3084774B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
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| US5969478A (en) * | 1994-04-28 | 1999-10-19 | Matsushita Electronics Corporation | Gas discharge display apparatus and method for driving the same |
| US5656893A (en) * | 1994-04-28 | 1997-08-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Gas discharge display apparatus |
| JP4229577B2 (ja) | 2000-06-28 | 2009-02-25 | パイオニア株式会社 | Ac型プラズマディスプレイ駆動方法 |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP8216291A patent/JP3084774B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04315196A (ja) | 1992-11-06 |
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