JP3089388B2 - 溶接用ガンアーム - Google Patents
溶接用ガンアームInfo
- Publication number
- JP3089388B2 JP3089388B2 JP07062572A JP6257295A JP3089388B2 JP 3089388 B2 JP3089388 B2 JP 3089388B2 JP 07062572 A JP07062572 A JP 07062572A JP 6257295 A JP6257295 A JP 6257295A JP 3089388 B2 JP3089388 B2 JP 3089388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- gun
- gun arm
- magnetic material
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Resistance Welding (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ガンに用いられる
溶接用ガンアームに関する。
溶接用ガンアームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接ガンに用いられる溶接用ガン
アームは、アルミ合金や銅合金等の良導体で形成されて
いる。
アームは、アルミ合金や銅合金等の良導体で形成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワークを抵抗スポット
溶接する際、溶接通電時に、ワークの打点部から、溶融
したワークの一部が、所謂、散り又はスパッタ(以下、
スパッタと総称する)として周囲に飛散し、その一部が
ガンアームに付着堆積する。
溶接する際、溶接通電時に、ワークの打点部から、溶融
したワークの一部が、所謂、散り又はスパッタ(以下、
スパッタと総称する)として周囲に飛散し、その一部が
ガンアームに付着堆積する。
【0004】ガンアームに堆積するスパッタを顕微鏡で
観察すると、図3(A)(B)に示す如く、ガンアーム
a上に塊状のスパッタbが付着し、その上に樹枝状のス
パッタcが付着し、スパッタ堆積層が形成されていた。
観察すると、図3(A)(B)に示す如く、ガンアーム
a上に塊状のスパッタbが付着し、その上に樹枝状のス
パッタcが付着し、スパッタ堆積層が形成されていた。
【0005】スパッタbは、ガンアーム表面に比較的大
きな粒で飛来したものであり、温度が1200℃位いの
高温になるものもあるため、ガンアーム表面に塊状に付
着し、更に、ガンアームがアルミ合金製である場合に
は、図3(A)に示す如く、一部のスパッタbはガンア
ーム表面を溶かし強固に付着する。ガンアームが銅合金
製である場合、図3(B)に示す如く、ガンアームに対
するスパッタbの溶け込みは少ないものの付着力はやは
り大きい。また、スパッタcは、比較的小さい粒でワー
クから飛散したものの一部がガンアームへ飛来する際空
気中で急冷されて樹枝状に形が変化し、ガンアームに付
着したものと考えられる。
きな粒で飛来したものであり、温度が1200℃位いの
高温になるものもあるため、ガンアーム表面に塊状に付
着し、更に、ガンアームがアルミ合金製である場合に
は、図3(A)に示す如く、一部のスパッタbはガンア
ーム表面を溶かし強固に付着する。ガンアームが銅合金
製である場合、図3(B)に示す如く、ガンアームに対
するスパッタbの溶け込みは少ないものの付着力はやは
り大きい。また、スパッタcは、比較的小さい粒でワー
クから飛散したものの一部がガンアームへ飛来する際空
気中で急冷されて樹枝状に形が変化し、ガンアームに付
着したものと考えられる。
【0006】このように、スパッタには、少なくとも、
上記2種類の形状があり、これらスパッタの堆積によっ
て、その除去を怠ると、遂には、ガンアームとこれに対
し絶縁すべき溶接ガンの部材とがスパッタ堆積層を介し
て橋渡しされ、溶接電流のリークを生ずるようになる。
そのため、スパッタを頻繁に除去することが必要にな
り、溶接ガンの稼働率が低下する。
上記2種類の形状があり、これらスパッタの堆積によっ
て、その除去を怠ると、遂には、ガンアームとこれに対
し絶縁すべき溶接ガンの部材とがスパッタ堆積層を介し
て橋渡しされ、溶接電流のリークを生ずるようになる。
そのため、スパッタを頻繁に除去することが必要にな
り、溶接ガンの稼働率が低下する。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、スパッタの堆
積を可及的に抑制し得るようにした溶接用ガンアームを
提供することをその目的としている。
積を可及的に抑制し得るようにした溶接用ガンアームを
提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の溶接用ガンアームは、アーム本体へのスパッタ
の堆積を抑制するために、アーム本体の表面に磁性材料
の微粉末を被着することを特徴とする。
本発明の溶接用ガンアームは、アーム本体へのスパッタ
の堆積を抑制するために、アーム本体の表面に磁性材料
の微粉末を被着することを特徴とする。
【0009】
【作用】ガンアームには、本来であれば付着しずらいと
思われる図3のスパッタcのような樹枝状のものまでが
付着し、更に、ガンアームに対し垂直方向にスパッタが
付着成長している。この現象は、ガンアームへの通電電
流によってガンアーム回りに発生する磁界により、飛来
してくるスパッタが磁化され、磁界との相互作用により
付着するためと考えられる。即ち、スパッタは、自ら、
磁界を横切ることで磁化されていくと共に、磁界の強い
ガンアーム表面近傍に進み、吸着されるようにガンアー
ム表面に付着し、やがて堆積する。ガンアームへの通電
電流によって発生するガンアーム回りの磁界を遮断すれ
ば、飛来してくるスパッタは磁化されることがなく、磁
化によって付着するスパッタは無くなる。
思われる図3のスパッタcのような樹枝状のものまでが
付着し、更に、ガンアームに対し垂直方向にスパッタが
付着成長している。この現象は、ガンアームへの通電電
流によってガンアーム回りに発生する磁界により、飛来
してくるスパッタが磁化され、磁界との相互作用により
付着するためと考えられる。即ち、スパッタは、自ら、
磁界を横切ることで磁化されていくと共に、磁界の強い
ガンアーム表面近傍に進み、吸着されるようにガンアー
ム表面に付着し、やがて堆積する。ガンアームへの通電
電流によって発生するガンアーム回りの磁界を遮断すれ
ば、飛来してくるスパッタは磁化されることがなく、磁
化によって付着するスパッタは無くなる。
【0010】ここで、本発明によれば、アーム本体の表
面に磁性材料を具備するため、ガンアーム表面が磁性層
となり、通電時にアーム本体の周囲に発生する磁束がこ
の磁性層に集中して、ガンアームの周囲の磁界が弱くな
り、スパッタの磁化による付着が抑制される。その結
果、スパッタ堆積層の成長速度が遅くなり、スパッタを
頻繁に除去する必要がなくなって、溶接ガンの稼働率が
向上する。
面に磁性材料を具備するため、ガンアーム表面が磁性層
となり、通電時にアーム本体の周囲に発生する磁束がこ
の磁性層に集中して、ガンアームの周囲の磁界が弱くな
り、スパッタの磁化による付着が抑制される。その結
果、スパッタ堆積層の成長速度が遅くなり、スパッタを
頻繁に除去する必要がなくなって、溶接ガンの稼働率が
向上する。
【0011】
【実施例】図1は抵抗スポット溶接ガンを示し、1対の
ガンアーム1,2の先端に電極1a,2aを取付け、両
電極1a,2a間にワークWを挟圧した状態で両ガンア
ーム1,2に通電してワークWのスポットを行う。
ガンアーム1,2の先端に電極1a,2aを取付け、両
電極1a,2a間にワークWを挟圧した状態で両ガンア
ーム1,2に通電してワークWのスポットを行う。
【0012】各ガンアーム1,2は、図2(A)〜
(C)に示す如く、A6061P−T6等のアルミ合金
や、HBsCIn2,HBsC2等の銅合金で形成され
るアーム本体10の表面に磁性材料11の微粉末を被着
して成るものとした。磁性材料11としては、γ−Fe
2O3,Co,Fe,FeO,Fe3O4,CrO2等を用
いることができる。
(C)に示す如く、A6061P−T6等のアルミ合金
や、HBsCIn2,HBsC2等の銅合金で形成され
るアーム本体10の表面に磁性材料11の微粉末を被着
して成るものとした。磁性材料11としては、γ−Fe
2O3,Co,Fe,FeO,Fe3O4,CrO2等を用
いることができる。
【0013】ここで、図2(A)の実施例では、磁性材
料11の微粉末を混合した分散液(例えば、有機塗料、
樹脂(硬化前))を用いて、塗布又は浸漬により、アー
ム本体10の表面に磁性材料11の微粉末を混合した有
機塗料や樹脂から成る被覆材料12を被着したが、図2
(B)に示す如く、アーム本体10の表面に接着剤13
を介して磁性材料11の微粉末を被着しても良い。ま
た、図2(C)に示すような磁性材料11の微粉末を分
散したシート状やテープ状の材料14をアーム本体10
の表面に巻付方式で被着しても良い。
料11の微粉末を混合した分散液(例えば、有機塗料、
樹脂(硬化前))を用いて、塗布又は浸漬により、アー
ム本体10の表面に磁性材料11の微粉末を混合した有
機塗料や樹脂から成る被覆材料12を被着したが、図2
(B)に示す如く、アーム本体10の表面に接着剤13
を介して磁性材料11の微粉末を被着しても良い。ま
た、図2(C)に示すような磁性材料11の微粉末を分
散したシート状やテープ状の材料14をアーム本体10
の表面に巻付方式で被着しても良い。
【0014】尚、磁性材料11としてCo,Fe等の金
属を用いる場合は、上記被覆材料12や接着剤13とし
て絶縁性の高いものを用い、磁性材料11をアーム本体
10に対し絶縁して、磁性材料11に溶接電流が流れな
いようにする。磁性材料11がγ−Fe2O3,FeO,
Fe3O4,CrO2のような金属酸化物であるときは、
磁性材料自体が絶縁性を持つため、磁性材料11をアー
ム本体10に対し絶縁する必要は特にない。
属を用いる場合は、上記被覆材料12や接着剤13とし
て絶縁性の高いものを用い、磁性材料11をアーム本体
10に対し絶縁して、磁性材料11に溶接電流が流れな
いようにする。磁性材料11がγ−Fe2O3,FeO,
Fe3O4,CrO2のような金属酸化物であるときは、
磁性材料自体が絶縁性を持つため、磁性材料11をアー
ム本体10に対し絶縁する必要は特にない。
【0015】上記の如くアーム本体10の表面に磁性材
料11を被着すると、各ガンアーム1,2への通電によ
って発生する磁束がこの磁性層に集中し、ガンアーム
1,2に対しその周囲の空間が磁気シールドされて、ガ
ンアーム1,2の周囲の磁界が弱くなる。そのため、ガ
ンアーム1,2に飛来するスパッタが磁化されにくくな
り、磁気吸引力によるスパッタの付着堆積が抑制され
る。
料11を被着すると、各ガンアーム1,2への通電によ
って発生する磁束がこの磁性層に集中し、ガンアーム
1,2に対しその周囲の空間が磁気シールドされて、ガ
ンアーム1,2の周囲の磁界が弱くなる。そのため、ガ
ンアーム1,2に飛来するスパッタが磁化されにくくな
り、磁気吸引力によるスパッタの付着堆積が抑制され
る。
【0016】また、図2(A)や図2(C)に示す実施
例において、被覆材料12やシート、テープ状材料14
の耐熱性が不足していても、これら材料12,14に分
散している磁性材料11が飛来するスパッタをブロック
するため、スパッタの溶け込みといった不具合は生じな
い。
例において、被覆材料12やシート、テープ状材料14
の耐熱性が不足していても、これら材料12,14に分
散している磁性材料11が飛来するスパッタをブロック
するため、スパッタの溶け込みといった不具合は生じな
い。
【0017】ところで、磁性材料11は、ガンアーム全
体に被着しても良いが、スパッタの堆積で不具合を生ず
る箇所、例えば、アームホルダとの結合部や絶縁部とい
った電流リークを生じ易い箇所や、電極交換に支障を来
たすアーム先端の電極取付部に部分的に被着しても良
い。
体に被着しても良いが、スパッタの堆積で不具合を生ず
る箇所、例えば、アームホルダとの結合部や絶縁部とい
った電流リークを生じ易い箇所や、電極交換に支障を来
たすアーム先端の電極取付部に部分的に被着しても良
い。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スパッタの堆積を可及的に抑制できるため、
スパッタの除去作業の頻度を低減でき、溶接ガンの稼働
率を向上できる。
によれば、スパッタの堆積を可及的に抑制できるため、
スパッタの除去作業の頻度を低減でき、溶接ガンの稼働
率を向上できる。
【図1】 本発明ガンアームを具備する溶接ガンの要部
の側面図
の側面図
【図2】 (A)〜(C)本発明の各実施例を示すガン
アームの表面部の断面図
アームの表面部の断面図
【図3】 (A)(B)従来のガンアームへのスパッタ
の堆積状態を示す図
の堆積状態を示す図
1,2 ガンアーム、 10 アーム本体 11 磁性材料
Claims (1)
- 【請求項1】 溶接用ガンアームであって、アーム本体
へのスパッタの堆積を抑制するために、アーム本体の表
面に磁性材料の微粉末を被着することを特徴とする溶接
用ガンアーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07062572A JP3089388B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 溶接用ガンアーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07062572A JP3089388B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 溶接用ガンアーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257759A JPH08257759A (ja) | 1996-10-08 |
| JP3089388B2 true JP3089388B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=13204156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07062572A Expired - Lifetime JP3089388B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 溶接用ガンアーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089388B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP07062572A patent/JP3089388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08257759A (ja) | 1996-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5282943A (en) | Method of bonding a titanium containing sputter target to a backing plate and bonded target/backing plate assemblies produced thereby | |
| US5653856A (en) | Methods of bonding targets to backing plate members using gallium based solder pastes and target/backing plate assemblies bonded thereby | |
| KR20010049647A (ko) | 내마모성 코팅물의 제공방법 및 이와 관련된 제품 | |
| US6608286B2 (en) | Versatile continuous welding electrode for short circuit welding | |
| WO1996014956A1 (en) | Bonding of targets to backing plate members | |
| JPH10280120A (ja) | フラックス入りワイヤーを用いた金属被覆の溶射方法 | |
| EP0503698B1 (en) | Method for depositing braze alloy to base metal surfaces using electric discharge process | |
| JPS59208070A (ja) | ア−ク安定化装置 | |
| GB2181457A (en) | Coating a substrate using induction heating | |
| CN112296492A (zh) | 一种异种金属件的焊接工艺方法 | |
| JP3089388B2 (ja) | 溶接用ガンアーム | |
| EP0266777B1 (en) | Electric resistance welding for zinc plated steel plate | |
| WO1995011107A1 (en) | Coating for a resistance welding device | |
| JP2995646B2 (ja) | 溶接用ガンアーム及びその製造方法 | |
| JPS6284976A (ja) | 研削砥石用回転式形直しもしくは目直し工具の製造方法 | |
| JPH0899178A (ja) | 片面サブマージアーク溶接方法 | |
| JP2995645B2 (ja) | 溶接用ガンアーム及びその製造方法 | |
| US5705234A (en) | Method for manufacturing magnetic hard disk | |
| JPS6262409A (ja) | 磁気ヘツドの製造法 | |
| JPS62104683A (ja) | 溶接ト−チ | |
| JPS61269973A (ja) | 溶断部ドロス付着防止方法 | |
| SU1737035A1 (ru) | Термостойкое покрытие | |
| JPH0273971A (ja) | スパッタリングターゲット | |
| JPS6250086A (ja) | アーク溶接トーチノズルのスパッタ除去方法 | |
| JPH1190680A (ja) | 片面サブマージアーク溶接用裏当てフラックス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721 Year of fee payment: 10 |