JP3090787B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP3090787B2 JP3090787B2 JP04189386A JP18938692A JP3090787B2 JP 3090787 B2 JP3090787 B2 JP 3090787B2 JP 04189386 A JP04189386 A JP 04189386A JP 18938692 A JP18938692 A JP 18938692A JP 3090787 B2 JP3090787 B2 JP 3090787B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にオーミック電極の形成方法を改良した半導体
装置の製造方法に関する。近年、半導体装置、特に化合
物半導体による高周波デバイスの高性能化に対する要請
が益々高まっている。例えば、代表的な半導体装置の一
つであるFET(電界効果トランジスタ)においては、
遮断周波数、相互コンダクタンス、雑音指数を向上させ
るためには、ドレイン・ソース電極間の寄生抵抗(内部
抵抗)を低減する必要がある。
関し、特にオーミック電極の形成方法を改良した半導体
装置の製造方法に関する。近年、半導体装置、特に化合
物半導体による高周波デバイスの高性能化に対する要請
が益々高まっている。例えば、代表的な半導体装置の一
つであるFET(電界効果トランジスタ)においては、
遮断周波数、相互コンダクタンス、雑音指数を向上させ
るためには、ドレイン・ソース電極間の寄生抵抗(内部
抵抗)を低減する必要がある。
【0002】
【従来の技術】ドレイン/ゲート電極間隔、ソース/ゲ
ート電極間隔を短縮することが可能な、ガスエッチング
と選択成長によるオーミック電極形成方法が知られてい
る(特開平1−239846号公報、特開平2−268
92号公報)。この方法では図1に示す手順でオーミッ
ク電極を形成する。先ず同図(a)に示すように、半絶
縁性GaAs基板11上に、FETのチャンネル層とな
るn−GaAs層12をイオン打ち込み、結晶成長法等
により形成し、ゲート電極13と、オーミック電極形成
部Aに窓を開けたマスク(SiO2 等)14を形成す
る。次に、オーミック電極形成部Aに露出しているn−
GaAs層12をHCl/H2 混合ガスによりエッチン
グして、その表面に付着していた不純物(主に炭素)を
除去する。そしてこの表面を大気に接触させることなく
真空中を搬送することによりガスソース分子線結晶成長
装置へ送り込み、同図(b)に示すようにオーミック電
極形成部Aにオーミック接合層としてn+ −GaAs層
15(キャリア濃度8×1018cm-3程度)を選択的に
成長させる。その後n+ −GaAs層15上にAu−G
e等の金属層を形成してドレイン、ソースの各電極とす
る。
ート電極間隔を短縮することが可能な、ガスエッチング
と選択成長によるオーミック電極形成方法が知られてい
る(特開平1−239846号公報、特開平2−268
92号公報)。この方法では図1に示す手順でオーミッ
ク電極を形成する。先ず同図(a)に示すように、半絶
縁性GaAs基板11上に、FETのチャンネル層とな
るn−GaAs層12をイオン打ち込み、結晶成長法等
により形成し、ゲート電極13と、オーミック電極形成
部Aに窓を開けたマスク(SiO2 等)14を形成す
る。次に、オーミック電極形成部Aに露出しているn−
GaAs層12をHCl/H2 混合ガスによりエッチン
グして、その表面に付着していた不純物(主に炭素)を
除去する。そしてこの表面を大気に接触させることなく
真空中を搬送することによりガスソース分子線結晶成長
装置へ送り込み、同図(b)に示すようにオーミック電
極形成部Aにオーミック接合層としてn+ −GaAs層
15(キャリア濃度8×1018cm-3程度)を選択的に
成長させる。その後n+ −GaAs層15上にAu−G
e等の金属層を形成してドレイン、ソースの各電極とす
る。
【0003】上記HCl/H2 混合ガスによるエッチン
グは、オーミック電極形成部Aの基板表面に存在する不
純物(大気との接触や基板表面でのゲート13、マスク
14の形成工程等で付着すると考えられ、主に炭素であ
る。)を除去する表面清浄化処理であり、その上に結晶
成長によりn+ −GaAs層15を形成した際のn−G
aAs活性層12/n+ −GaAs層15間のオーミッ
ク接合界面での電気抵抗を低減するために行う。この界
面に不純物炭素が存在すると、炭素はGaAs中ではア
クセプタとして作用するのでn型キャリア(電子)をト
ラップしてしまい、キャリア空乏層が発生して電気抵抗
が増大する。
グは、オーミック電極形成部Aの基板表面に存在する不
純物(大気との接触や基板表面でのゲート13、マスク
14の形成工程等で付着すると考えられ、主に炭素であ
る。)を除去する表面清浄化処理であり、その上に結晶
成長によりn+ −GaAs層15を形成した際のn−G
aAs活性層12/n+ −GaAs層15間のオーミッ
ク接合界面での電気抵抗を低減するために行う。この界
面に不純物炭素が存在すると、炭素はGaAs中ではア
クセプタとして作用するのでn型キャリア(電子)をト
ラップしてしまい、キャリア空乏層が発生して電気抵抗
が増大する。
【0004】しかしながら、炭素を除去した界面におい
ても、転位等の結晶欠陥や、ガスエッチング後の真空搬
送中に真空中の残留ガスに含まれる不純物に起因する空
乏層が発生する恐れがあり、界面の電気抵抗を増大させ
る原因になっていた。
ても、転位等の結晶欠陥や、ガスエッチング後の真空搬
送中に真空中の残留ガスに含まれる不純物に起因する空
乏層が発生する恐れがあり、界面の電気抵抗を増大させ
る原因になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電極形成界
面での空乏層の発生を抑制することにより界面の電気抵
抗を更に低減したオーミック電極を形成することのでき
る半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
面での空乏層の発生を抑制することにより界面の電気抵
抗を更に低減したオーミック電極を形成することのでき
る半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、不純物が
ドープされた第1の半導体層の第1の表面をガスエッチ
ングし、上記ガスエッチングにより露出した上記第1の
半導体層の第2の表面に、上記第1の半導体層と同じ導
電型の第2の半導体層を形成する半導体装置の製造方法
であって、上記ガスエッチングは、HClとH 2 との混
合ガスにより行い、上記不純物を上記第2の表面に残留
させ蓄積させるように行うことを特徴とする半導体装置
の製造方法によって達成される。
ドープされた第1の半導体層の第1の表面をガスエッチ
ングし、上記ガスエッチングにより露出した上記第1の
半導体層の第2の表面に、上記第1の半導体層と同じ導
電型の第2の半導体層を形成する半導体装置の製造方法
であって、上記ガスエッチングは、HClとH 2 との混
合ガスにより行い、上記不純物を上記第2の表面に残留
させ蓄積させるように行うことを特徴とする半導体装置
の製造方法によって達成される。
【0007】
【作用】本発明においては、第1の半導体層中にドープ
されている不純物と同じ導電型を与える不純物をエッチ
ング後の新表面に選択的に残留・蓄積させることによ
り、引き続きこの新表面上に選択成長により形成される
オーミック接合層と基板との界面における転位等の結晶
欠陥や真空中の残留不純物に起因する空乏層を打ち消
し、それによりこの界面における電気抵抗を低減させ
る。
されている不純物と同じ導電型を与える不純物をエッチ
ング後の新表面に選択的に残留・蓄積させることによ
り、引き続きこの新表面上に選択成長により形成される
オーミック接合層と基板との界面における転位等の結晶
欠陥や真空中の残留不純物に起因する空乏層を打ち消
し、それによりこの界面における電気抵抗を低減させ
る。
【0008】本発明におけるガスエッチングは、HCl
とH2 との混合ガスによって行う。このようなガスエッ
チング方法としては、例えば前記の特開平1−2398
46号公報、特開平2−26892号公報に開示された
方法を用いることができる。
とH2 との混合ガスによって行う。このようなガスエッ
チング方法としては、例えば前記の特開平1−2398
46号公報、特開平2−26892号公報に開示された
方法を用いることができる。
【0009】本発明においては、基板半導体にドープさ
れている不純物と反対の導電型の不純物はエッチングに
より除去され、基板半導体にドープされている不純物と
同じ導電型の不純物は残留し、エッチングにより露出さ
れた新たな基板表面上に蓄積するように上記ガスエッチ
ングを行う。
れている不純物と反対の導電型の不純物はエッチングに
より除去され、基板半導体にドープされている不純物と
同じ導電型の不純物は残留し、エッチングにより露出さ
れた新たな基板表面上に蓄積するように上記ガスエッチ
ングを行う。
【0010】図2を参照して本発明の原理を説明する。
例えば不純物濃度n〔cm-3〕のn−GaAs半導体基
板22を深さd〔cm〕までエッチングしたときにエッ
チングにより除去される基板体積(v)に含まれる不純
物を全て、エッチングにより露出される新表面(s)上
に残留・蓄積させると、その面濃度はnd〔cm-2〕に
なる。
例えば不純物濃度n〔cm-3〕のn−GaAs半導体基
板22を深さd〔cm〕までエッチングしたときにエッ
チングにより除去される基板体積(v)に含まれる不純
物を全て、エッチングにより露出される新表面(s)上
に残留・蓄積させると、その面濃度はnd〔cm-2〕に
なる。
【0011】半導体を例えばHCl/H2 混合ガスでエ
ッチングしたときに、半導体中に含まれている不純物
を、エッチング後の新表面に残留させるためには、半導
体の構成元素がHClと反応して蒸発する速度に比べ
て、不純物がHClと反応して蒸発する速度が十分に小
さければよい。このような条件は、半導体構成元素およ
び不純物それぞれの蒸気圧とエッチング時の基板温度と
によって決定される。実際には予備的な実験によりこの
ような条件を設定することができる。例えばGaAsに
Siをドープしたn−GaAs半導体基板をエッチング
する場合には、基板温度600℃以下でHCl/H2 ガ
スエッチングを行えば、エッチング除去された基板体積
中のSiをエッチング後の新表面上に残留・蓄積させる
ことができる。
ッチングしたときに、半導体中に含まれている不純物
を、エッチング後の新表面に残留させるためには、半導
体の構成元素がHClと反応して蒸発する速度に比べ
て、不純物がHClと反応して蒸発する速度が十分に小
さければよい。このような条件は、半導体構成元素およ
び不純物それぞれの蒸気圧とエッチング時の基板温度と
によって決定される。実際には予備的な実験によりこの
ような条件を設定することができる。例えばGaAsに
Siをドープしたn−GaAs半導体基板をエッチング
する場合には、基板温度600℃以下でHCl/H2 ガ
スエッチングを行えば、エッチング除去された基板体積
中のSiをエッチング後の新表面上に残留・蓄積させる
ことができる。
【0012】以下に、実施例によって本発明を更に詳細
に説明する。
に説明する。
【実施例】〔実施例1〕図3を参照して、本発明により
GaAsMESFET(金属/半導体接合電界効果トラ
ンジスタ)のドレイン、ソース各電極のオーミック接合
を作成する一例を説明する。先ず図3(a)に示したよ
うに、半絶縁性GaAs基板31上にイオン打ち込みま
たは結晶成長(MBE、MOCVD等)により、活性層
となるn−GaAs層32を形成する。その際、n−G
aAs層32は厚さ0.5μm、n型不純物濃度1×1
017cm-3とし、n型不純物はSiとする。n−GaA
s層32上に、WSiのゲート電極33と、ドレインお
よびソース各々のオーミック電極形成部Aに窓開けをし
たSiONのマスク34を形成する。
GaAsMESFET(金属/半導体接合電界効果トラ
ンジスタ)のドレイン、ソース各電極のオーミック接合
を作成する一例を説明する。先ず図3(a)に示したよ
うに、半絶縁性GaAs基板31上にイオン打ち込みま
たは結晶成長(MBE、MOCVD等)により、活性層
となるn−GaAs層32を形成する。その際、n−G
aAs層32は厚さ0.5μm、n型不純物濃度1×1
017cm-3とし、n型不純物はSiとする。n−GaA
s層32上に、WSiのゲート電極33と、ドレインお
よびソース各々のオーミック電極形成部Aに窓開けをし
たSiONのマスク34を形成する。
【0013】次に図3(b)に示したように、窓部Aに
露出したn−GaAs層32の表面を、HCl/H2 混
合ガスによりエッチングする。エッチング条件は、HC
l流量を4CCM、H2 流量36CCM、基板温度55
0℃とし、排気速度1000リットル/秒のターボ分子
ポンプによりエッチング装置内を真空度(圧力)8.4
×10-4Torrとした。これによりエッチング速度は
150Å/分となり、10分間のエッチングにより窓部
Aのn−GaAs層32が深さ1500Åまでエッチン
グ除去される(同図中にvで示した領域)。このエッチ
ングにより、n−GaAs層32の表面に付着していた
不純物炭素(GaAs中ではp型不純物)は除去される
が、エッチング除去された体積v中の不純物Siは除去
されず、エッチングで露出された新表面sに残留・蓄積
する。このとき表面sに蓄積されるSiの面濃度は、1
×1017〔cm-3〕×1500×10-8〔cm〕=1.
5×1012〔cm-2〕と算出される。
露出したn−GaAs層32の表面を、HCl/H2 混
合ガスによりエッチングする。エッチング条件は、HC
l流量を4CCM、H2 流量36CCM、基板温度55
0℃とし、排気速度1000リットル/秒のターボ分子
ポンプによりエッチング装置内を真空度(圧力)8.4
×10-4Torrとした。これによりエッチング速度は
150Å/分となり、10分間のエッチングにより窓部
Aのn−GaAs層32が深さ1500Åまでエッチン
グ除去される(同図中にvで示した領域)。このエッチ
ングにより、n−GaAs層32の表面に付着していた
不純物炭素(GaAs中ではp型不純物)は除去される
が、エッチング除去された体積v中の不純物Siは除去
されず、エッチングで露出された新表面sに残留・蓄積
する。このとき表面sに蓄積されるSiの面濃度は、1
×1017〔cm-3〕×1500×10-8〔cm〕=1.
5×1012〔cm-2〕と算出される。
【0014】次に、上記露出表面sを大気に接触させる
ことなく基板をエッチング装置から真空搬送路を通して
速やかに成長室に移動させ、図3(c)に示したように
露出表面s上にn+ −GaAs層35(n型キャリア濃
度8×1018cm-3)を結晶成長させる。この結晶成長
は、TEG(トリエチルガリウム)とAsH3 (アルシ
ン)、またはTEGとAs(砒素)を用いたガスソース
MBEにより、オーミック接合面となる表面s上にのみ
選択的に行い、WSiゲート電極33およびSiONマ
スク34上には結晶成長させない。その後、n+ −Ga
As層35上にオーミック電極としてAu−Geを蒸着
させた後、熱処理(アロイ処理)することにより、ドレ
イン、ソース各電極とする。
ことなく基板をエッチング装置から真空搬送路を通して
速やかに成長室に移動させ、図3(c)に示したように
露出表面s上にn+ −GaAs層35(n型キャリア濃
度8×1018cm-3)を結晶成長させる。この結晶成長
は、TEG(トリエチルガリウム)とAsH3 (アルシ
ン)、またはTEGとAs(砒素)を用いたガスソース
MBEにより、オーミック接合面となる表面s上にのみ
選択的に行い、WSiゲート電極33およびSiONマ
スク34上には結晶成長させない。その後、n+ −Ga
As層35上にオーミック電極としてAu−Geを蒸着
させた後、熱処理(アロイ処理)することにより、ドレ
イン、ソース各電極とする。
【0015】なお、本実施例においてはGaAsMES
FETを例として本発明を説明したが、GaAs/Al
GaAsHEMT等の他の半導体装置においても同様に
本発明を適用できる。
FETを例として本発明を説明したが、GaAs/Al
GaAsHEMT等の他の半導体装置においても同様に
本発明を適用できる。
【0016】〔実施例2〕Siドープしたn−GaAs
層表面をHCl/H2 混合ガスによりエッチングした際
の、エッチング後の新表面へのSi蓄積濃度を評価する
実験を行った。先ず図4(a)に示すように、MBE法
によりGaAs基板41上にSiドープn−GaAsエ
ピタキシャル成長層42(Si濃度5.2×1016cm
-2、厚さ1μm)を成長させた。この試料を真空中搬送
して、エッチング装置内に配置する。真空中を搬送する
ことにより、n−GaAs層42の表面が大気により汚
染されることを回避する。そしてHCl/H2 混合ガス
によるエッチングを行い、n−GaAs層42の表面を
750μmだけエッチング除去した。このときのエッチ
ング条件は下記の通りであった。
層表面をHCl/H2 混合ガスによりエッチングした際
の、エッチング後の新表面へのSi蓄積濃度を評価する
実験を行った。先ず図4(a)に示すように、MBE法
によりGaAs基板41上にSiドープn−GaAsエ
ピタキシャル成長層42(Si濃度5.2×1016cm
-2、厚さ1μm)を成長させた。この試料を真空中搬送
して、エッチング装置内に配置する。真空中を搬送する
ことにより、n−GaAs層42の表面が大気により汚
染されることを回避する。そしてHCl/H2 混合ガス
によるエッチングを行い、n−GaAs層42の表面を
750μmだけエッチング除去した。このときのエッチ
ング条件は下記の通りであった。
【0017】〔エッチング条件〕 HCl流量:4CCM H2 流量:36CCM 基板温度:550℃ エッチング時間:5分 排気速度:1000リットル/分(ターボ分子ポンプ)
【0018】エッチング終了後、再び真空中を搬送して
試料をMBE結晶成長装置内に戻し、エッチングにより
露出されたn−GaAs層42の新表面上に更にSiド
ープn−GaAs層43(Si濃度5.2×1016cm
-2、厚さ0.35μm)を成長させた。
試料をMBE結晶成長装置内に戻し、エッチングにより
露出されたn−GaAs層42の新表面上に更にSiド
ープn−GaAs層43(Si濃度5.2×1016cm
-2、厚さ0.35μm)を成長させた。
【0019】上記試料についてC−V測定(C:キャパ
シタンス、V:ボルテージ)を行い、両n−GaAs層
42/43間の界面付近のキャリア濃度分布を調べた。
得られたキャリアプロファイルを図5のグラフに示す。
同図から、上記界面近傍ではキャアリア濃度の増加が認
められ、これはエッチング除去されたn−GaAs層4
2の領域中に含まれていたSiの界面(=エッチング後
の新表面)への蓄積に対応していると考えられる。同図
のキャリア濃度ピーク(斜線部)の面積から、界面に蓄
積したSiの面濃度(直接にはキャリア濃度)を算出す
ると、2.6×1011〔cm-2〕が得られる。
シタンス、V:ボルテージ)を行い、両n−GaAs層
42/43間の界面付近のキャリア濃度分布を調べた。
得られたキャリアプロファイルを図5のグラフに示す。
同図から、上記界面近傍ではキャアリア濃度の増加が認
められ、これはエッチング除去されたn−GaAs層4
2の領域中に含まれていたSiの界面(=エッチング後
の新表面)への蓄積に対応していると考えられる。同図
のキャリア濃度ピーク(斜線部)の面積から、界面に蓄
積したSiの面濃度(直接にはキャリア濃度)を算出す
ると、2.6×1011〔cm-2〕が得られる。
【0020】一方、n−GaAs層42にドープされて
いるSi濃度からは、上記面濃度は下記のように算出さ
れる。 〔面濃度〕=〔n−GaAs中Si濃度〕×〔エッチン
グ除去深さ〕=5.2×1016〔cm-3〕×750×1
0-10 〔cm〕=3.9×1011〔cm-2〕 前記実測値はこの値よりも若干小さいが、これは(1)
界面に存在する欠陥や転位により補償された、あるいは
(2)エッチング中にHClと化学反応して蒸発した、
のいずれか又は両方によるものと考えられる。このよう
に、本発明にしたがってHCl/H2 混合ガスによりエ
ッチングした表面に結晶成長させることにより、成長界
面近傍のキャリア濃度を増加させることができた。
いるSi濃度からは、上記面濃度は下記のように算出さ
れる。 〔面濃度〕=〔n−GaAs中Si濃度〕×〔エッチン
グ除去深さ〕=5.2×1016〔cm-3〕×750×1
0-10 〔cm〕=3.9×1011〔cm-2〕 前記実測値はこの値よりも若干小さいが、これは(1)
界面に存在する欠陥や転位により補償された、あるいは
(2)エッチング中にHClと化学反応して蒸発した、
のいずれか又は両方によるものと考えられる。このよう
に、本発明にしたがってHCl/H2 混合ガスによりエ
ッチングした表面に結晶成長させることにより、成長界
面近傍のキャリア濃度を増加させることができた。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板半導体(例えばn−GaAs)とその上に結晶成長
させた同導電型の半導体層(例えばn+ −GaAs)と
の界面に、両側の半導体層(GaAs)と同じ導電型の
不純物を蓄積させたことにより、結晶の転位や欠陥によ
る電子トラップ、真空中の残留ガスによる反対導電型不
純物(上記例ではp型不純物)に起因する同導電型(上
記例ではn型)キャリアの空乏層の発生を効果的に抑制
することができ、それによりドレイン電極/チャンネル
領域間およびソース電極/チャンネル領域間の寄生抵抗
を低減することができる。これにより、半導体装置にお
いて相互コンダクタンス、遮蔽周波数、雑音指数等の性
能を著しく向上させることができる。
基板半導体(例えばn−GaAs)とその上に結晶成長
させた同導電型の半導体層(例えばn+ −GaAs)と
の界面に、両側の半導体層(GaAs)と同じ導電型の
不純物を蓄積させたことにより、結晶の転位や欠陥によ
る電子トラップ、真空中の残留ガスによる反対導電型不
純物(上記例ではp型不純物)に起因する同導電型(上
記例ではn型)キャリアの空乏層の発生を効果的に抑制
することができ、それによりドレイン電極/チャンネル
領域間およびソース電極/チャンネル領域間の寄生抵抗
を低減することができる。これにより、半導体装置にお
いて相互コンダクタンス、遮蔽周波数、雑音指数等の性
能を著しく向上させることができる。
【図1】従来のオーミック電極形成方法を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の原理を示す断面図である。
【図3】本発明にしたがったオーミック電極形成方法の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図4】本発明にしたがったエッチング処理により不純
物の界面蓄積を行う一例を示す断面図である。
物の界面蓄積を行う一例を示す断面図である。
【図5】本発明にしたがって界面蓄積した不純物の濃度
分布の一例を示すグラフである。
分布の一例を示すグラフである。
11…半絶縁性GaAs基板 12…FETのチャンネル層となるn−GaAs層 13…ゲート電極 14…マスク(SiO2 等) 15…n+ −GaAs選択成長層 22…n−GaAs半導体基板 31…半絶縁性GaAs基板 32…イオン打ち込みまたは結晶成長により形成したn
−GaAs層 33…WSiのゲート電極 34…SiONのマスク 35…n+ −GaAs層 41…GaAs基板 42、43…Siドープn−GaAsエピタキシャル成
長層 A…オーミック電極形成部 v…エッチング除去される体積 s…エッチングで露出された新表面
−GaAs層 33…WSiのゲート電極 34…SiONのマスク 35…n+ −GaAs層 41…GaAs基板 42、43…Siドープn−GaAsエピタキシャル成
長層 A…オーミック電極形成部 v…エッチング除去される体積 s…エッチングで露出された新表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/337 - 21/338 H01L 29/80 - 29/812 H01L 21/302 H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/43 H01L 29/45 H01L 21/205
Claims (2)
- 【請求項1】 不純物がドープされた第1の半導体層の
第1の表面をガスエッチングし、上記ガスエッチングに
より露出した上記第1の半導体層の第2の表面に、上記
第1の半導体層と同じ導電型の第2の半導体層を形成す
る半導体装置の製造方法であって、 上記ガスエッチングは、HClとH 2 との混合ガスによ
り行い、上記不純物を上記第2の表面に残留させ蓄積さ
せるように 行うことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項2】 前記第1の半導体層はGaAsであり、
前記不純物はSiであり、前記ガスエッチングを600
℃以下の温度で行うことを特徴とする請求項1記載の半
導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04189386A JP3090787B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 半導体装置の製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP04189386A JP3090787B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637116A JPH0637116A (ja) | 1994-02-10 |
| JP3090787B2 true JP3090787B2 (ja) | 2000-09-25 |
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ID=16240448
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Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0693438B2 (ja) * | 1986-12-11 | 1994-11-16 | 大日本スクリ−ン製造株式会社 | 基板温度測定装置 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP04189386A patent/JP3090787B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0637116A (ja) | 1994-02-10 |
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