JP3096259B2 - 歯磨き剤 - Google Patents
歯磨き剤Info
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Description
しくは歯磨き剤としての嗜好性を低下させることなく、
歯の再石灰化を促進させる歯磨き剤に関する。
ナトリウム等のフッ素イオン供給化合物はムシ歯予防の
効果を有する。すなわちフッ素イオン供給化合物が歯の
表面に作用すると、エナメル質の主体であるハイドロキ
シアパタイトの水酸基がフッ素と置換してフルオロアパ
タイトに変化し、エナメル質の耐酸性が向上することに
より、ムシ歯の予防効果が向上する。かかる知見に基づ
き、例えばフッ素イオン供給化合物とキシリトールとを
特定割合で配合して、歯の再石灰化を促進し、初期う蝕
を修復する技術が知られている(特開平3−48613
号公報)。
なく歯面の付着物を除去し、歯に生来の光沢を与えるも
のであり、歯磨き剤の主要成分の1つとして一般に用い
られている。かかる研磨剤としては、炭酸カルシウム、
第二リン酸カルシウム、シリカ、水酸化アルミニウム等
が挙げられるが、上記フッ素イオン供給化合物を配合し
た歯磨き剤組成物においては、フッ素と反応して不溶性
塩が生成することを回避するために、シリカ、特に研磨
性シリカが一般的に用いられる。
シリカとフッ素イオン供給化合物とを配合した歯磨き剤
を用いて歯を磨くと、歯がギシギシとする感触があり、
歯磨き剤としての嗜好性が低下する、という問題を有す
る。
研磨性に優れるとともに、歯磨き剤としての嗜好性にも
優れた歯磨き剤を提供することを目的とする。
を達成すべく鋭意研究した結果、フッ素イオン供給化合
物、研磨性シリカ、糖アルコール、カルシウムイオン供
給化合物、及び炭素数10〜20のリン酸モノエステル
もしくはその塩または炭素数10〜20のカルボン酸も
しくはその塩を含有し、さらに実質的にカルシウム系研
磨剤を含有しないものであれば、不溶性のフッ化カルシ
ウムを生成することがなく、歯の再石灰化に優れるとと
もに、研磨性、嗜好性にも優れた歯磨き剤となることを
見出し、本発明を完成させた。
イオン供給化合物、カルシウムイオン供給化合物、糖ア
ルコール、及び炭素数10〜20のリン酸モノエステル
もしくはその塩または炭素数10〜20のカルボン酸も
しくはその塩を含有し、実質的にカルシウム系研磨剤を
含有しない歯磨き剤を提供するものである。
化合物は、無機化合物、有機化合物のいずれであっても
よい。具体的には例えば、フッ化ナトリウム、フッ化カ
リウム、フッ化ケイ素酸ナトリウム、フッ化すず、モノ
フッ化リン酸ナトリウム、フッ化アルミニウム、フッ化
銀、フッ化水素酸ヘキシルアミン、フッ化水素酸デカノ
ールアミン、フッ化水素酸オクタデセニルアミン等が挙
げられる。このうち安全性、溶解性、風味等の点からフ
ッ化ナトリウムが特に好ましい。歯磨き剤中のフッ素イ
オン供給化合物の配合量は、フッ素換算で0.002〜
1重量%であることが好ましく、0.01〜0.2重量
%であることが特に好ましい。配合量が0.002〜1
重量%であれば、歯磨き剤の風味や物性に悪影響を与え
ることなく、再石灰化の効果を向上させることができ
る。
ば、無水ケイ酸、含水ケイ酸等の吸油量(JIS K5
101に準じた方法による、以下同じ)80〜200ml
/100gで平均粒径2〜20μmが好ましく挙げられ
る。かかる研磨性シリカの歯磨き剤中の配合量は、5〜
30重量%であることが好ましく、10〜20重量%で
あることが特に好ましい。配合量が5〜30重量%であ
れば、研磨効果を十分に発揮し得る。また、本発明に
は、吸油量200〜400ml/100gの増粘性シリカ
を2〜15重量%用いる方がペーストの保形性が良くな
るため好ましい。
を抑制するとともに、再石灰化を促進し、さらに歯のギ
シギシ感を緩和する効果を有するものである。糖アルコ
ールとしては例えば、ラクチトール、エリスリトール、
アラビトール、リビトール、キシリトール、ソルビトー
ル、マンニトール、マルチトール等が挙げられる。かか
る糖アルコールはD体、L体のいずれであってもよく、
またその混合物であってもよい。このうちキシリトール
は、歯垢中のムシ歯原因菌の増殖を抑制して歯垢のpH
低下を抑制する効果を有するとともに、矯味剤としても
糖アルコール中特にすぐれている。したがって本発明に
おいては、糖アルコール中のキシリトールの配合量(重
量比)を、1/2以上とすることが好ましく、2/3以
上とすることが特に好ましい。
物は、無機化合物、有機化合物のいずれであってもよ
い。具体的には例えば、塩化カルシウム、臭化カルシウ
ム、硝酸カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カル
シウム、酢酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム等
が挙げられる。このうち歯のギシギシ感を緩和するとい
う点から、乳酸カルシウムが特に好ましい。歯磨き剤中
のカルシウムイオン供給化合物の配合量は、カルシウム
換算で0.005〜0.5重量%であることが好まし
く、0.01〜0.1重量%であることが特に好まし
い。配合量が0.005〜0.5重量%であれば、歯の
ギシギシ感を緩和することができるとともに、フッ化カ
ルシウムの生成を防止することができる。
ッ素換算)に対するカルシウムイオン供給化合物の配合
量(カルシウム換算)(重量比)は、1/2以下である
ことが好ましく、1/3以下であることが特に好まし
い。1/2以下であれば、フッ化カルシウムの生成が一
層抑制されるとともに、再石灰化がさらに促進され、さ
らに歯のギシギシ感も緩和することができる。
20、好ましくは12〜16のリン酸モノエステルまた
はその塩を配合すると、歯の再石灰化がさらに促進され
るとともに、歯にツルツルした感触を与えることができ
る。ここでリン酸モノエステルとは、次の一般式(1)
は分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を示し、lは
0〜4の数を示す。)で表されるものである。またその
塩とは、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マ
グネシウム塩等が挙げられる。なおカルシウム塩、マグ
ネシウム塩は、カルシウム等が1分子のリン酸モノエス
テルと塩を構成する場合、2分子のリン酸モノエステル
を架橋して塩を構成する場合のいずれであってもよい。
リン酸モノエステルの塩は、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等とリン酸モノエステルとを混合するこ
とにより、容易に生成する。したがってリン酸モノエス
テルの塩を配合する場合、リン酸モノエステルと水酸化
ナトリウム等とを配合し、歯磨き剤中でリン酸モノエス
テルの塩を生成せしめてもよい。
20、好ましくは12〜16の直鎖または分岐鎖のカル
ボン酸またはその塩を配合することにより、歯磨き後の
ギシギシ感をさらに緩和することができる。かかるカル
ボン酸としては例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。
またかかるカルボン酸の塩としてはナトリウム塩、カリ
ウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等が挙げられ
る。カルボン酸の塩は、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等とカルボン酸とを混合することにより、容
易に生成する。したがってカルボン酸の塩を配合する場
合、カルボン酸と水酸化ナトリウム等とを配合し、歯磨
き剤中でカルボン酸の塩を生成せしめてもよい。
い範囲で、歯磨き剤として一般に用いられるラウリル硫
酸ナトリウム等の発泡剤、グリセリン、ポリエチレング
リコール等の湿潤剤、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、カラギーナン等の粘結剤、サッカリンナトリウ
ム等の甘味剤、着色剤、パラオキシ安息香酸メチル、安
息香酸等の保存剤、塩化ベンゼトニウム、イソプロピル
メチルフェノール等の殺菌剤、消炎剤、香料等を添加す
ることができる。しかし、炭酸カルシウムや、リン酸水
素カルシウム、ピロリン酸カルシウム等のリン酸系カル
シウム等のカルシウム系研磨剤は、フッ素イオンを不活
化し、再石灰化促進効果を阻害するため好ましくない。
ルコール、フッ素イオン供給化合物、カルシウムイオン
供給化合物、炭素数10〜20のリン酸モノエステルも
しくはその塩または炭素数10〜20のカルボン酸もし
くはその塩、及びその他の添加剤を、水に添加して撹拌
または混練することにより得ることができる。本発明の
歯磨き剤は、潤性歯磨き剤、練り歯磨き剤、液状歯磨き
剤等として用いることができる。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
き剤を作成した。
パネラーに、朝と夜の2回、各5分間ずつ歯磨きをして
もらい、磨いた後の歯の感触を以下の評価基準で評価し
てもらった。10人の評価の平均を表1に示す。 ◎歯の感触の評価基準: 2:ツルツルする 1:ややツルツルする 0:どちらともいえない −1:ややギシギシする −2:ギシギシする
較例1の歯磨き剤より歯の感触が優れており、その効果
が著しいことが確認された。
の研磨性に優れるとともに、歯磨き剤としての嗜好性に
も優れたものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 研磨性シリカ、フッ素イオン供給化合
物、カルシウムイオン供給化合物、糖アルコール、及び
炭素数10〜20のリン酸モノエステルもしくはその塩
または炭素数10〜20のカルボン酸もしくはその塩を
含有し、実質的にカルシウム系研磨剤を含有しない歯磨
き剤。 - 【請求項2】 糖アルコールの1/2以上(重量比)が
キシリトールである請求項1記載の歯磨き剤。 - 【請求項3】 フッ素イオン供給化合物がフッ化ナトリ
ウムであり、カルシウムイオン供給化合物が乳酸カルシ
ウムである請求項1または2記載の歯磨き剤。
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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- 1997-08-04 JP JP09209011A patent/JP3096259B2/ja not_active Expired - Fee Related
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