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JP3096322B2 - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
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JP3096322B2 - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造方法

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JP3096322B2 JP03181922A JP18192291A JP3096322B2 JP 3096322 B2 JP3096322 B2 JP 3096322B2 JP 03181922 A JP03181922 A JP 03181922A JP 18192291 A JP18192291 A JP 18192291A JP 3096322 B2 JP3096322 B2 JP 3096322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2価フェノールおよび
炭酸ジエステルから、エステル交換法により、着色のな
い高分子量ポリカーボネートを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
カーボネートは、2価フェノールのナトリウム塩の水溶
液又は懸濁液に塩化メチレンなどの溶媒を添加し、ホス
ゲンを吹込んで反応させるホスゲン法(界面重縮合
法)、2価フェノールとジフェニルカーボネートなどの
炭酸ジエステルとを加熱溶融し、高温減圧下でのエステ
ル交換反応により重縮合させるエステル交換法により製
造されている。
【0003】これらのポリカーボネートの製造方法のな
かで、一般に、界面重縮合法が広く利用されている。し
かし、この方法では、極めて毒性の強いホスゲンを使用
する必要があるだけでなく、生成したポリカーボネート
中に塩素イオンが残存する。そして、ポリカーボネート
中に塩素イオンが残存していると、高温下での成形加工
により、ポリマーが着色する。従って、残存する塩素イ
オン濃度を低減するため、得られたポリマーを洗浄する
必要がある。
【0004】これに対して、エステル交換法は、毒性の
強いホスゲンが不要であること、残存塩素イオンの除去
工程が必要でないことなどの利点を有する。しかし、エ
ステル交換法では、界面重縮合法と異なり、一般に高分
子量のポリカーボネートを得るのが困難である。さら
に、エステル交換法では、触媒の存在下、高温減圧下で
反応を行なうため、ポリマーが着色する[エンサイクロ
ベディア オブ ポリマー サイエンス アンド エン
ジニアリング(Encyclopedia of Polymer Science and
Engineering, 11, 651 (1988) ]。
【0005】着色度の小さいポリカーボネートを製造す
るため、高活性エステル交換触媒として、特公昭47−
14742号公報や特開平2−124934号公報に
は、アンモニウムヒドロキシドなどの第4級アンモニウ
ム塩と、アルカリ金属又はアルカリ土類金属化合物とを
組み合せた触媒系が提案されている。
【0006】しかし、アルカリ金属化合物を用いると、
反応条件によっては、ポリマー中に塩化メチレンなどに
対する不溶物が生成することが知られている[エンサイ
クロベディア オブ ポリマー サイエンス アンド
テクノロジー(Encyclopediaof Polymer Science and T
echnology, 10, 722 (1969) )]。そのため、アルカ
リ金属化合物やアルカリ土類金属化合物は、塩化メチレ
ンなどに対して可溶な高分子量ポリマーカーポネートを
製造するための最適な触媒とは言い難い。
【0007】従って、本発明の目的は、エステル交換反
応により、着色がなく、しかも塩化メチレンなどの溶剤
に対して可溶性の高分子量ポリカーボネートを製造でき
る方法を提供することにある。
【0008】
【発明の構成】本発明者らは、前記目的を達成すべく、
鋭意検討を重ねた結果、特定の組合せからなる化合物を
触媒として用いることにより、着色が殆どなく、しかも
溶剤に対して可溶性の高分子量ポリカーボネートが得ら
れることを見いだし、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、エステル交換法により2価フェノールと炭酸ジ
エステルとからポリカーボネートを製造する方法であっ
て、触媒として、電子供与性アミン化合物と、酢酸アン
チモン、酢酸ビスマス、酢酸第一錫、酢酸鉛及び酢酸カ
ドミウムから選択された少なくとも一種の化合物とを用
いるポリカーボネートの製造方法を提供する。
【0009】2価フェノールとしては、例えば、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)フェニルメタン、4,4′−ジヒドロキシ
−2,2,2−トリフェニルエタン、2,2−ビス(3
−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−sec.ブチルフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニ
ル)プロパンなどのビス(ヒドロキシアリール)アルカ
ン類;1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p
−ジイソプロピルベンゼン、1,1′−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−p−ジエチルベンゼン、1,1′−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピル
ベンゼンなどのビス(ヒドロキシアリール)アレーン
類;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロオクタンなどのビス(ヒドロキシアリール)シク
ロアルカン類;4,4′−ジヒドロキシジフェニルエー
テル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジ
フェニルエーテルなどのジヒドロキシジアリールエーテ
ル類;4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニ
ルスルフィドなどのジヒドロキシジアリールスルフィド
類;4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、
4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニ
ルスルホキシドなどジヒドロキシジアリールスルホキシ
ド類;4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、
4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニ
ルスルホンなどのジヒドロキシジアリールスルホン類な
どが挙げられる。これらの2価フェノールのなかで2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが繁用さ
れる。これらの2価フェノールは単独で又は二種以上混
合して使用できる。
【0010】炭酸ジエステルとしては、例えば、ジフェ
ニルカーボネート、ジトリルカーボネート、ビス(クロ
ロフェニル)カーボネート、m−クレジルカーボネー
ト、ジナフチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボ
ネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、ジブチルカーボネートなどが挙げられる。これらの
炭酸ジエステルのなかでジフェニルカーボネートが繁用
される。これらの炭酸ジエステルは一種又は二種以上混
合して使用できる。
【0011】炭酸ジエステルの使用量は、通常、2価フ
ェノール1モルに対して0.90モル〜1.50モル、
好ましくは0.95〜1.25モル程度である。
【0012】なお、必要に応じて、炭酸ジエステルの一
部に代えてジカルボン酸、ジカルボン酸エステルを用い
てもよい。この場合、ポリエステルカーボネートが得ら
れる。ジカルボン酸及びジカルボン酸エステルとして
は、例えば、テレフタル酸、テレフタル酸ジフェニル、
イソフタル酸、イソフタル酸ジフェニルなどが挙げられ
る。ジカルボン酸及びジカルボン酸エステルの使用量
は、例えば、炭酸ジエステルの50モル%以下、好まし
くは30モル%以下である。
【0013】アミン化合物は、電子供与性を有している
限りその種類は特に制限されない。電子供与性アミン化
合物としては、例えば、ピリジン、4−アミノピリジ
ン、2−アミノピリジン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、4−ジエチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリ
ジン、2−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジ
ン、2−メトキシピリジン、4−メトキシピリジン、ピ
コリン、ピリミジン、イミダゾール、2−メチルイミダ
ゾール、4−メチルイミダゾール、2−ジメチルアミノ
イミダゾール、2−メトキシイミダゾール、2−メルカ
プトイミダゾール、ピラゾール、アミノキノリン、ベン
ズイミダゾール、N,N−ジメチルアニリン、ピロリジ
ン、モルホリン、N−メチルモルホリン、ピペリジン、
ピペラジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オ
クタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]−7−ウンデセン(DBU)、1,5−ジアザ
ビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(DBN)などが
挙げられる。これらの電子供与性アミン化合物は、一種
又は二種以上混合して使用できる。
【0014】前記電子供与性アミン化合物とともに触媒
系を構成する化合物は、酢酸アンチモン、酢酸ビスマ
ス、酢酸第一錫、酢酸鉛及び酢酸カドミウムから選択さ
れた少なくとも一種の化合物である。これらの化合物
と、元素周期表IIb族、IVb族およびVb族から選
択された元素を含む化合物とを併用してもよい。これら
の元素を含む化合物は、有機又は無機化合物のいずれで
あってもよい。
【0015】元素周期表IIb族に属する元素として
は、亜鉛、カドミウムが挙げられる。好ましいIIb族
元素には亜鉛およびカドミウムが含まれる。
【0016】亜鉛化合物としては、例えば、酢酸亜鉛、
シュウ酸亜鉛、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、炭酸亜
鉛、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、亜鉛−
クロム酸化物、亜鉛−クロム−銅酸化物などが挙げられ
る。
【0017】カドミウム化合物としては、例えば、シ
ウ酸カドミウム、酸化カドミウム、ステアリン酸カドミ
ウムなどが挙げられる。
【0018】IVb族に属する元素としては、ケイ素、
ゲルマニウム、錫、鉛が挙げられる。好ましいIVb族
元素には、錫及び鉛が含まれる。
【0019】ケイ素化合物としては、酸化ケイ素、ケイ
素−アルミニウム酸化物(SiO2 −Al2 3 )、ケ
イ素−マグネシウム酸化物(SiO2 −MgO)などが
挙げられ、ゲルマニウム化合物としては、例えば、酸化
ゲルマニウム、水酸化ゲルマニウムなどが挙げられる。
【0020】錫化合物としては、錫を含む有機又は無機
化合物、例えば、シュウ酸第一錫、オクチル酸錫、塩化
第一錫、塩化第二錫、酸化第一錫、酸化第二錫、テトラ
フェニル錫などが挙げられる。
【0021】鉛化合物の代表例としては、例えば、ホ
酸鉛、クエン酸鉛、水酸化鉛、酸化鉛、リン酸鉛、フタ
ル酸鉛、ステアリン酸鉛などが挙げられる。
【0022】Vb族に属する元素としては、アンチモン
及びビスマスが挙げられる。アンチモン化合物として
は、例えば、シュウ酸アンチモン、トリフェニルアンチ
モン、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、トリフェ
ノキシアンチモン、トリメトキシアンチモン、トリエト
キシアンチモン、三塩化アンチモンなどが挙げられる。
【0023】ビスマス化合物としては、ビスマスを含む
有機又は無機化合物、例えば、シュウ酸ビスマス、トリ
フェニルビスマス、三酸化ビスマス、三塩化ビスマスな
どが挙げられる。
【0024】本発明の方法では、電子供与性アミン化合
物と、酢酸アンチモン、酢酸ビスマス、酢酸第一錫、酢
酸鉛及び酢酸カドミウムから選択された1種または2種
以上の化合物とを組合せて触媒系を構成し、2価フェノ
ールを炭酸ジエステルと溶融重縮合反応させる。酢酸ア
ンチモン、酢酸ビスマス、酢酸第一錫、酢酸鉛及び酢酸
カドミウムから選択された化合物は、前記電子供与性ア
ミン化合物と単独で組合せて触媒系を構成してもよく
数の化合物と前記電子供与性アミン化合物とを組合せ
て触媒系を構成してもよい。
【0025】電子供与性アミン化合物の使用量は、重縮
合反応を損わない範囲であればよく、例えば、2価フェ
ノールに対して、10-7〜10-1モル、好ましくは10
-6〜10-2モル程度である。電子供与性アミン化合物の
使用量が10-7モル未満であると、所望の重合度、例え
ば、粘度平均分子量を約5,000〜50,000とす
るために220℃〜300℃程度の高温下で長時間重合
させる必要があり、副反応によりポリカーボネートが着
色し易くなる。また、10-1モルを越えると、生成する
ポリカーボネート中に残存する触媒量が多くなるので、
ポリカーボネートの物性が低下し易くなる。
【0026】さらに、酢酸アンチモン、酢酸ビスマス、
酢酸第一錫、酢酸鉛及び酢酸カドミウムから選択され
合物の使用量は、例えば、2価フェノールに対して1
-8〜10-2モル、好ましくは10-7〜10-3モル程度
である。これらの化合物の使用量が10-8未満である
と、所望の重合度のポリカーボネートを得るのに長時間
を要し、副反応により着色し易くなる。また、10-2
ルを超えると、副反応により着色したり物性が低下し易
くなる。
【0027】エステル交換反応は、溶融重縮合反応に採
用される慣用の方法、例えば、反応初期に80〜250
℃、好ましくは100〜230℃程度で反応させた後、
減圧しながら昇温し、最終的には250〜320℃程度
で反応させることにより行なうことができる。なお、反
応終結時の減圧度は、例えば、0.3Torr以下にするの
が好ましい。
【0028】このようなエステル交換反応においては、
重縮合反応が円滑に進行し、高分子量のポリカーボネー
トが得られる。しかも、得られたポリカーボネートは、
塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼンなどのハ
ロゲン化炭化水素に対して可溶であり、不溶物が生成し
ない。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法によれば、特定の触媒の存
在下で、2価フェノールと炭酸ジエステルとのエステル
交換反応を行なうので、着色がなく、しかも塩化メチレ
ンなどの溶剤に対して可溶な高分子量ポリカーボネート
が得られる。
【0030】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明は、これらの実施例により限定さ
れるものではない。
【0031】なお、粘度平均分子量は、20℃における
ポリマーの塩化メチレン溶液の固有粘度[η]から、次
式に従って計算した。
【0032】[η]=1.11×10-4Mv0.82(Mv
は粘度平均分子量を示す) また、分子量分布Mw/Mn(Mwは重量平均分子量、
Mnは数平均分子量を示す)の値は、ポリマーの0.5
重量%クロロホルム溶液を用いて、通常のゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ法により求めた。
【0033】実施例1 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン4
5.6g(0.2モル)とジフェニルカーボネート4
2.8g(0.2モル)に、N,N−ジメチル−4−ア
ミノピリジン1.2×10-3g(1×10-5モル)およ
び酢酸鉛7.6×10-4g(2×10-6モル)を添加し
た。反応系内を窒素置換した後、徐々に減圧しながら昇
温し、反応により生成するフェノールを留去し、最終的
に、0.1Torr、270℃で1.5時間重縮合反応させ
た。
【0034】得られたポリカーボネートは無色透明であ
った。また、ポリカーボネートの粘度平均分子量Mv=
38,100、分子量分布Mw/Mn=3.00であ
り、ガラス転移温度は150℃であった。
【0035】実施例2 酢酸鉛に代えて酢酸アンチモン6.0×10-4g(2×
10-6モル)を用いる以外、実施例1と同様にして、減
圧しながら昇温し、最終的に、0.1Torr、270℃で
2時間重縮合反応を行なった。
【0036】得られたポリカーボネーは無色透明であっ
た。また、ポリカーボネートの粘度平均分子量Mv=3
9,400、分子量分布Mw/Mn=2.75、ガラス
転移温度は150℃であった。
【0037】実施例3 酢酸鉛に代えて酢酸第一錫4.7×10-4g(2×10
-6モル)を用いる以外、実施例1と同様にして、減圧し
ながら昇温し、最終的に、0.1Torr、270℃で1.
5時間重縮合反応を行なった。
【0038】得られたポリカーボネートは無色透明であ
った。また、ポリカーボネートの粘度平均分子量Mv=
37,000で、分子量分布Mw/Mn=2.75、ガ
ラス転移温度は150℃であった。
【0039】実施例4 酢酸鉛に代えて、酢酸ビスマス7.6×10-4g(2×
10-6モル)を用いる以外、実施例1と同様にして、減
圧しながら昇温し、最終的に、0.1Torr、270℃で
1.5時間重縮合反応を行なった。
【0040】得られたポリカーボネートは無色透明であ
った。また、ポリカーボネートの粘度平均分子量Mv=
39,800、分子量分布Mw/Mn=2.95、ガラ
ス転移温度は150℃であった。
【0041】実施例5 酢酸鉛に代えて、酢酸カドミウム5.2×10-4g(2
×10-6モル)を用いる以外、実施例1と同様にして減
圧しながら昇温し、最終的に、0.1Torr、270℃で
1.5時間重縮合反応を行なった。
【0042】得られたポリカーボネートは無色透明であ
った。また、ポリカーボネートは粘度平均分子量Mv=
31,500、分子量分布Mw/Mn=2.75、ガラ
ス転移温度150℃であった 比較例1 酢酸鉛を添加することなく、N,N−ジメチル−4−ア
ミノピリジン1.2×10-4g(2×10-5モル)を添
加する以外、実施例1と同様にして減圧しながら昇温
し、最終的に、0.1Torr、270℃で2時間重縮合反
応を行なった。
【0043】得られたポリカーボネートは無色透明であ
ったものの、粘度平均分子量Mv=8,000、分子量
分布Mw/Mn=2.65であり、低分子量であった。
【0044】比較例2 触媒として酢酸アンチモン6.0×10-4g(2×10
-6モル)だけを添加する以外、実施例1と同様にして減
圧しながら昇温し、最終的に、0.1Torr、270℃で
2時間重縮合反応を行なった。
【0045】得られたポリカーボネートは無色透明であ
ったものの、粘度平均分子量Mv=9,500、分子量
分布Mw/Mn=2.70であり、低分子量であった。
【0046】比較例3 酢酸鉛に代えて酢酸カリウム2.0×10-4g(2×1
-6モル)を添加する以外、実施例1と同様にして減圧
しながら昇温し、最終的に、0.1Torr、270℃で2
時間重縮合反応を行なった。
【0047】得られたポリカーボネートは黄色に着色し
ており、塩化メチレンに対して一部不溶であった。ま
た、塩化メチレンに対して可溶なポリカーボネートは、
粘度平均分子量Mv=42,000、分子量分布Mw/
Mn=4.5であり、分子量分布が広いものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−26722(JP,A) 特開 平2−251524(JP,A) 特公 昭36−694(JP,B1) 松金幹夫、田原省吾、加藤修士著, 「プラスチック材料講座5 ポリカーボ ネート樹脂」,日刊工業新聞社,昭和44 年9月30日,p.63 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル交換法により2価フェノールと
    炭酸ジエステルとからポリカーボネートを製造する方法
    であって、触媒として、電子供与性アミン化合物と、
    酸アンチモン、酢酸ビスマス、酢酸第一錫、酢酸鉛及び
    酢酸カドミウムから選択された少なくとも一種の化合物
    とを用いるポリカーボネートの製造方法。
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