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JP3097366B2 - 印刷処理装置 - Google Patents
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JP3097366B2 - 印刷処理装置 - Google Patents

印刷処理装置

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JP3097366B2
JP3097366B2 JP04340557A JP34055792A JP3097366B2 JP 3097366 B2 JP3097366 B2 JP 3097366B2 JP 04340557 A JP04340557 A JP 04340557A JP 34055792 A JP34055792 A JP 34055792A JP 3097366 B2 JP3097366 B2 JP 3097366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷させたい文書を
ページ記述言語で記述した形式に変換し、指定された印
刷装置に送信する印刷処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷処理装置においては、印刷さ
せたい文書が100ページあったとすると、それを印刷
した場合、用紙の枚数も100枚となる。したがって、
100ページの文書を10人の会議で使用する場合は、
100ページの文書について10人分のコピーを行うこ
とになり、合計1000枚の用紙が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の会議
等で使用する資料は、その場でしか使用しないというケ
ースが多く、また会議によっては、参考程度に目を通す
といった使われ方しかされない場合もある。しかしなが
ら、従来の印刷処理装置においては、資料そのものの利
用度や重要性が低いような場合でも、元になる文書をペ
ージ分だけ印刷した後、さらに人数分コピーするように
しているので、印刷とコピーに要する時間や用紙などの
コストがかかり、時間や経費の無駄が多くなるという問
題点があった。
【0004】なお、この種の印刷処理に関連する技術と
して、特開平4−45973号公報には、使用したい用
紙のサイズに合わせて文字の大きさや印刷位置の変換等
を自動的に行い、任意のサイズの用紙に印刷データを欠
落させることなく、かつ見栄えよく印刷できる印刷用紙
サイズ変換装置が提案されているが、上述した問題点は
解決されていない。
【0005】この発明は、1枚の印刷用紙に複数ページ
を印刷することにより、印刷用紙の節約とコピー枚数の
低減を図ることができる印刷処理装置を提供することを
目的とする。
【0006】また、1枚の印刷用紙に複数のページを印
刷する際に、Nアップで印刷させた文書の各ページ配置
をユーザの指定通りに設定することができる印刷処理装
置を提供することを目的とする。
【0007】さらに、1枚の印刷用紙に複数のページを
印刷する際に、その印刷用紙に対して綴じ代の位置およ
び値をユーザの指定通りに設定することができる印刷処
理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明に係る印刷処理装置では、指定された文
書の用紙サイズを取得する文書用紙サイズ取得手段と、
指定された印刷用紙サイズを取得する用紙サイズ取得手
段と、指定されたNアップ値を取得するNアップ値取得
手段と、前記各取得手段により取得された文書の用紙サ
イズ、印刷用紙サイズおよびNアップ値に基づいて、当
該文書の用紙サイズを拡大または縮小し、該拡大または
縮小された複数のページを当該印刷用紙サイズで示され
る1枚の印刷用紙に配置する処理手段とを具備したこと
を特徴とする。また、第2の発明の係る印刷処理装置で
は、第1の発明において、前記処理手段は、前記文書用
紙サイズ取得手段により取得された文書の用紙サイズ、
前記用紙サイズ取得手段により取得された印刷用紙サイ
ズ、および前記Nアップ値取得手段により取得されたN
アップ値を元に、文書の1ページ当たりの拡大縮小率を
算出する拡大縮小算出手段と、該拡大縮小算出手段によ
り算出された拡大縮小率に応じて、文書1ページのスケ
ールを変換するスケール変換手段と、前記用紙サイズ取
得手段により取得された印刷用紙サイズ、および前記N
アップ値取得手段により取得されたNアップ値を元に、
印刷用紙上のページ位置を決定する印刷用紙位置決定手
段と、該印刷用紙位置決定手段により決定されたページ
位置、および前記スケール変換手段により変換されたス
ケールに基づいて、1枚の印刷用紙上に複数のページを
配置するページ配置処理手段とを具備したことを特徴と
する。
【0009】第3の発明に係る印刷処理装置では、第1
の発明または第2の発明において、指定された印刷用紙
サイズを取得する第1の取得手段と、指定されたNアッ
プ値を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段
により取得された印刷用紙サイズ、および前記第2の取
得手段により取得されたNアップ値から印刷用紙におけ
る各ページの印刷開始位置を決定する第1の印刷開始位
置決定手段と、指定されたページ配置値を取得するペー
ジ配置位置取得手段と、該ページ配置位置取得手段によ
り取得されたページ配置値と前記第1の印刷開始位置決
定手段により決定された各ページの印刷開始位置との関
係を表したテーブルを作成した後、該テーブルを前記処
理手段へ出力するページ配置決定手段とから構成される
ページ配置装置を、更に具備したことを特徴とする。
【0010】第4の発明に係る印刷処理装置では、第1
の発明乃至第3の発明のうちの何れかの発明において、
指定された綴じ代の位置および値を取得する綴じ代取得
手段と、該綴じ代取得手段により取得された綴じ代の位
置から、綴じ代の方向を判断する綴じ代方向決定手段
と、指定された印刷用紙サイズを取得する第3の取得手
段と、該第3の取得手段により取得された印刷用紙サイ
ズと前記綴じ代方向決定手段により判断された綴じ代の
方向から印刷範囲を決定する印刷範囲決定手段と、前記
綴じ代取得手段により取得された綴じ代の位置および値
から、印刷開始位置を計算する第2の印刷開始位置決定
手段とから構成される綴じ代設定装置を、更に具備した
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明に係る印刷処理装置では、指定され
た文書の用紙サイズと、指定された印刷用紙サイズおよ
びNアップ値に基づいて、当該文書の用紙サイズを拡大
または縮小し、該拡大または縮小された複数のページを
当該印刷用紙サイズで示される1枚の印刷用紙に配置す
る。また、第2の発明に係る印刷処理装置では、印刷し
たい文書の用紙サイズ、指定された印刷用紙サイズ、指
定されたNアップ値をそれぞれ取得し、印刷用紙上での
文書1ページの拡大縮小率を算出する。そして、文書1
ページ当たりのスケールを、算出された拡大縮小率を基
に変換する。次に、前記印刷用紙サイズとNアップ値を
基に、印刷用紙上でのそれぞれのページ位置を決定す
る。さらに、前記決定されたページ位置とスケールに基
づいて、1枚の印刷用紙上にN分割された複数のページ
を配置する。
【0012】第3の発明に係る印刷処理装置では、ペー
ジ印刷装置は、指定された印刷用紙サイズ、指定された
Nアップ値をそれぞれ取得し、印刷上に印刷される各ペ
ージの印刷位置開始位置を決定する。次に、ページ配置
値を取得し、その値と各ページの印刷開始位置とを関係
付けたテーブルを作成した後、それを上記処理手段へ出
力する。そして、この処理手段では、ページ印刷装置に
よって作成されたテーブルを参照して各ページの配置を
行う。
【0013】第4の発明に係る印刷処理装置では、綴じ
代設定装置は、印刷用紙上の綴じ代の位置と値を取得
し、綴じ代の位置から綴じ代の方向を判断するととも
に、指定された印刷用紙サイズを取得し、印刷用紙サイ
ズと前記綴じ代の方向から、印刷用紙上での印刷範囲を
決定する。次に、前記指定された綴じ代の位置および値
から、印刷開始位置を計算して上記処理手段へ出力す
る。この処理手段では、前記印刷開始位置に合わせて印
刷を行う。これによって、印刷用紙に指定された位置と
値で綴じ代を設けることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係わる印刷処理装置の実施
例を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】実施例1 図2は、第1の発明に係わる印刷処理装置をプリントシ
ステムに適用した場合の概略を示すブロック図である。
最初に、図2によりシステムの全体的な動作を説明す
る。
【0016】ワークステーションなどで作成した文書を
印刷しようとする場合、まず文書編集装置1で印刷した
い文書を作成する。次に、文書編集装置1で作成された
電子文書を印刷するために印刷処理装置2を使用する。
印刷処理装置2では、まず印刷したい電子文書をページ
記述言語を用いて記述したページ記述言語形式(文書フ
ァイル)に変換する。次に、Nアップ変換装置4によ
り、1枚の印刷用紙に複数ページが印刷されるようにペ
ージ記述言語形式を変換して、指定された印刷装置3に
送信する。
【0017】図1は、上記Nアップ変換装置4の機能的
な構成を示すブロック図である。図1において、文書用
紙サイズ取得手段11は印刷したい文書の用紙サイズを
取得し、印刷用紙サイズ取得手段12は指定された印刷
用紙サイズを取得する。これらの各サイズは、例えばワ
ークステーションで文書を作成した場合は、ウィンドウ
上に表示されたプロパティシートを通じて指定すること
ができる。
【0018】Nアップ値取得手段13は指定されたNア
ップ値を取得する。Nアップ値とは、1ページ内に印刷
できるページ数を表したもので、指定された値(N)に
応じてページはN分割される。例えば2アップなら2分
割、4アップなら4分割されることになる。2アップ、
4アップ、8アップを指定したときのページ分割の例を
図3に示す。Nアップ値は印刷したい文書の量や文字の
大きさに合わせて任意に設定することができる。このN
アップ値についても、用紙サイズと同様に、プロパティ
シートを通じて指定することができる。
【0019】拡大縮小率計算手段14は前記各手段によ
り取得された情報を元に、文書の1ページ当たりの拡大
縮小率を計算する。
【0020】ページスケール変換手段15は前記拡大縮
小率計算手段14で計算された拡大縮小率に応じて、文
書1ページのスケールを変換する。
【0021】印刷用紙位置決定手段16は前記取得され
た印刷用紙サイズとNアップ値を元に、印刷用紙上のペ
ージ位置を決定する。
【0022】1ページ取得手段17は図示せぬページ記
述言語変換手段により変換されたページ記述言語形式を
1ページづつ取得する。
【0023】前処理手段18は前記1ページ取得手段1
7で取得した1ページ分のページ記述言語形式に対し
て、複数ページを1ページとするための前処理を行う。
【0024】後処理手段19は前記印刷用紙位置決定手
段16で決定されたページ位置とページスケール変換手
段で得られたスケールに基づいて、1枚の印刷用紙上に
複数のページを配置するための後処理を行う。
【0025】なお、図1では電子文書をページ記述言語
形式に変換するページ記述言語変換手段や、その他の処
理手段を省略している。
【0026】次に、上記Nアップ変換装置4において、
1枚の印刷用紙上に複数ページを印刷する場合の処理の
流れを図4のフローチャートにより説明する。
【0027】まず、文書用紙サイズ取得手段11で印刷
したい文書の文書書式から用紙サイズ(以下、P1)を
取得する(ステップ101)。続いて、印刷用紙サイズ
取得手段12で指定された印刷用紙サイズ(以下、P
2)を取得する(ステップ102)。次に、Nアップ値
取得手段13で指定されたNアップ値(以下、N)を取
得する(ステップ103)。拡大縮小率計算手段14で
は、前記P1、P2、Nから、文書の1ページ当たりの
拡大縮小率(以下、R)を算出する(ステップ10
4)。次に、1ページ取得手段17では図示せぬページ
記述言語変換手段からページ記述言語形式を読み込み
(ステップ105)、ページ記述言語形式を1ページづ
つ取り出す(ステップ106)。ここで、ページがまだ
あるかどうかを判断し(ステップ107)、あるときは
前処理手段18でNに合わせて、複数ページをまとめる
ための前処理を行い(ステップ108)、ページスケー
ル変換手段15で文書1ページのスケールをR倍する
(ステップ109)。次に、印刷用紙位置決定手段16
で前記P2とNから、印刷用紙上のページ位置を決定す
る(ステップ110)。次に、後処理手段19におい
て、前記Nに合わせて複数ページを配置するための後処
理を行い(ステップ111)、再びステップ106に戻
る。そして、読み込んだページ記述言語形式のページが
無くなるまで、ステップ106からステップ111まで
の処理を繰り返し、ページが無くなったときは、Nアッ
プ化されたページ記述言語形式を出力する(ステップ1
12)。
【0028】上述したように、実施例1の印刷処理装置
においては、印刷用紙サイズとNアップ値を指定するだ
けで、1枚の印刷用紙に複数ページが印刷された文書を
得ることができる。
【0029】実施例2 上記実施例1の印刷処理装置では、印刷用紙に各ページ
を配置する場合、決まった位置に配置するようにしてい
るので、縦書きの文書や横書きの文書などでは、Nアッ
プで印刷させた文書の各ページの並びが不自然になり、
読みにくくなることもある。この実施例では、印刷用紙
上におけるページ配置の設定を可能とした印刷処理装置
について説明する。
【0030】図5は、第2の発明に係わる印刷処理装置
をプリントシステムに適用した場合の概略を示すブロッ
ク図である。図5の印刷処理装置2には、Nアップ変換
装置4に加えて、後述するページ配置装置5が設けられ
ている。その他の構成は図2と同じであり、同一部分を
同一符号で表している。
【0031】ワークステーションなどで作成した文書を
印刷しようとする場合、まず文書編集装置1で印刷した
い文書を作成する。次に、文書編集装置1で作成された
電子文書を印刷するために印刷処理装置2を使用する。
印刷処理装置2では、まず印刷したい電子文書をページ
記述言語を用いて記述したページ記述言語形式に変換す
る。次に、ページ配置装置5において、指定された印刷
用紙サイズとNアップ値から、印刷用紙における各ペー
ジの印刷開始配置を決定し、これらの値とページ配置値
を用いてページ配置を決定する。そして、Nアップ変換
装置4により、1枚の印刷用紙にユーザの指定した配置
で複数ページが印刷されるようにページ記述言語形式を
変換して、指定された印刷装置3に送信する。
【0032】図6は、上記ページ配置装置5の機能的な
構成を示すブロック図である。図6において、印刷用紙
サイズ取得手段21は指定された印刷用紙サイズを取得
し、Nアップ値取得手段22は指定されたNアップ値を
取得する。用紙サイズやNアップ値は、例えばワークス
テーションで文書を作成した場合は、ウィンドウ上に表
示されたプロパティシートを通じて指定することができ
る。
【0033】印刷開始位置決定手段23は前記取得され
た印刷用紙サイズとNアップ値から、印刷用紙における
各ページの印刷開始位置を決定する。
【0034】ページ配置値取得手段24は指定されたペ
ージ配置値を取得する。ページ配置値とは、1枚の印刷
用紙上に印刷されるページの配置を表している。例えば
4アップのときのページの配置パターンは図7のように
なる。4アップの場合は、ケース1からケース24まで
の24通りの配置パターンがあり、ユーザは自分の使用
したい配置パターンを指定する。配置パターンの指定
は、例えばワークステーションで文書を作成した場合
は、プロパティイシート上に表示された4分割の領域に
対して、キーボードやマウスにより直接ページ番号を入
力するという方法がある。例えば、ユーザがケース1の
配置パターンで指定を行いたいときは、左上の領域に
「3」、右上の領域に「1」、左下の領域に「4」、右
下の領域に「2」を入力する。この結果、「左上3、右
上1、左下4、右下2」というページ配置値が取得され
ることになる。
【0035】このように、ユーザは縦書きや横書きのな
どの書式に応じて、配置パターンを任意に設定すること
ができる。なお、配置パターンを指定したときに、例え
ばページ番号が重複して指定されたり、ページ番号が連
続していないときなどは、ユーザに対してエラーメッセ
ージを表示するようにしていもよい。また、図7におい
て、黒丸は4アップの場合の各ページの印刷開始位置を
示している。
【0036】ページ配置決定手段25は前記ページ配置
値と各ページの印刷開始位置との関係を表したテーブル
を作成した後、それをNアップ変換装置4に出力する。
【0037】次に、上記ページ配置装置5において、ペ
ージ配置を決定する場合の処理の流れを図8のフローチ
ャートにより説明する。
【0038】まず、ページ配置値取得手段24は指定さ
れたページ配置値(以下、PA)を取得する(ステップ
201)。次に、印刷用紙サイズ取得手段21は指定さ
れた印刷用紙サイズ(以下、PS)を取得する(ステッ
プ202)。続いて、Nアップ値取得手段22は指定さ
れたNアップ値(以下、N)を取得する(ステップ20
3)。次に、印刷開始位置決定手段23では前記PAと
Nから、各ページの印刷開始位置(以下、SP)を計算
する(ステップ204)。次に、ページ配置決定手段2
5では前記PAとSPから、それらの関係を表したテー
ブルを作成し(ステップ205)、そのテーブルをNア
ップ変換装置4に出力する(ステップ206)。
【0039】この後の処理は、前記実施例1と同じであ
り、Nアップ変換装置4では、1枚の印刷用紙上に複数
ページを配置する際に、前記テーブルを参照して、各ペ
ージの配置を行う。このように、実施例2の印刷処理装
置においては、印刷用紙サイズとNアップ値、およびペ
ージ配置値を指定することにより、Nアップで印刷させ
た文書の各ページの配置を、文書の書式等に応じて設定
することができる。
【0040】実施例3 上記実施例1の印刷処理装置では、印刷用紙をN分割し
てページを配置するようにしているので、Nアップで印
刷させた文書を綴じる場合は、綴じるための余白を作る
ために、印刷したい文書の各ページのページマージンを
調整する必要がある。しかし、印刷したい文書のページ
マージンをNアップのために変更したのでは、余計な手
間がかかることになり好ましくない。したがって、Nア
ップで印刷させた文書を綴じた場合は、見えない部分が
出ることになってしまう。この実施例では、綴じ代の位
置および値の設定を可能とした印刷処理装置について説
明する。
【0041】図9は、第3の発明に係わる印刷処理装置
をプリントシステムに適用した場合の概略を示すブロッ
ク図である。図9の印刷処理装置2には、Nアップ変換
装置4に加えて、後述する綴じ代設定装置6が設けられ
ている。その他の構成は図2と同じであり、同一部分を
同一符号で表している。
【0042】ワークステーションなどで作成した文書を
印刷しようとする場合、まず文書編集装置1で印刷した
い文書を作成する。次に、文書編集装置1で作成された
電子文書を印刷するために印刷処理装置2を使用する。
印刷処理装置2では、まず印刷したい電子文書をページ
記述言語を用いて記述したページ記述言語形式に変換す
る。次に、綴じ代設定装置6において、指定された印刷
用紙サイズと指定された綴じ代の位置および値から、印
刷範囲および印刷開始配置を決定する。そして、これら
の値を元にして、Nアップ変換装置4で1枚の印刷用紙
にユーザの指定した配置で複数ページが印刷されるよう
にページ記述言語形式を変換して、指定された印刷装置
3に送信する。
【0043】図10は、上記綴じ代設置装置6の機能的
な構成を示すブロック図である。図10において、綴じ
代取得手段31は指定された綴じ代の位置および値を取
得し、印刷用紙サイズ取得手段32は指定された印刷用
紙サイズを取得する。なお、綴じ代の位置とは綴じ代と
して使用したい用紙の上下左右の位置を表し、値とは綴
じ代として使用される部分の幅を表している。綴じ代の
位置と値、用紙サイズは、例えばワークステーションで
文書を作成した場合は、ウィンドウ上に表示されたプロ
パティシートを通じて指定することができる。
【0044】綴じ代方向決定手段33は指定された綴じ
代の位置から、綴じ代を縦方向に取るのか横方向に取る
のかを判断する。例えば、綴じ代の位置が左または右で
あれば縦方向、上または下であれば横方向と判断する。
【0045】印刷範囲決定手段34は前記印刷用紙サイ
ズ取得手段32で取得された印刷用紙サイズと、綴じ代
方向決定手段33で判断された綴じ代の方向から印刷範
囲を決定する。ここでは、図11に示すように、綴じ代
が縦方向(a)なら横方向から、綴じ代が横方向(b)
なら縦方向から指定された綴じ代の値を引く。次に、印
刷範囲の縦横の比を印刷したい文書と同一とするため
に、図12に示すように、綴じ代が縦方向(a)なら縦
方向から同じ割合の値を引き、綴じ代が横方向(b)な
ら横方向から同じ割合の値を引く。例えば、綴じ代の値
が用紙の横の長さの10%に相当するときは、縦方向か
らは縦の長さの10%に相当する値を引く。この結果、
印刷範囲が決定される。なお、この場合の印刷範囲と
は、文書を印刷するのに必要な範囲(面積)を示したも
ので、印刷用紙上で印刷されるイメージを示したもので
はない。
【0046】印刷開始位置決定手段35は綴じ代の方向
でない方向について、同じ割合で引いた値を2等分し
て、それを両側に位置させると仮定し、指定された綴じ
代の位置および値から、印刷開始位置を計算する。例え
ば、図13に示すように、綴じ代の方向が縦方向(a)
であるならば、縦方向から同じ割合で引いた値を2等分
して、それを上下に位置させ、印刷開始位置を計算す
る。また、綴じ代の方向が横方向(b)であるならば、
横方向から同じ割合で引いた値を2等分して、それを左
右に位置させ、印刷開始位置を計算する。
【0047】印刷用紙上における綴じ代、印刷範囲、印
刷開始位置の関係は図14に示すようになる。図中、黒
丸で示した部分が印刷開始位置を表している。
【0048】次に、上記綴じ代設定装置6において、印
刷用紙上の綴じ代を決定する場合の処理の流れを図15
のフローチャートにより説明する。
【0049】まず、綴じ代取得手段31は指定された綴
じ代の位置(以下、MP)と値(以下、MV)を取得す
る(ステップ301)。次に、印刷用紙サイズ取得手段
33は指定された印刷用紙サイズ(以下、PS)を取得
する。続いて、綴じ代方向決定手段32は前記MPか
ら、綴じ代を縦横のいずれの方向に取るのかを判断し
(ステップ303)、綴じ代の方向が横方向かどうかを
判断する(ステップ304)。ここで、綴じ代の方向が
横方向であるならば、印刷範囲決定手段34は前記PS
の縦の値からMVを引き、残った値をPSHとする(ス
テップ305)。次に、印刷範囲の縦横の比を印刷した
い文書と同一とするために、PSの横の値から同じ割合
の値を引き、残った値をPSWとする(ステップ30
6)。印刷開始位置決定手段35はPSの横の値から引
いた値を2等分して、横方向の左右に位置させると仮定
し、前記MPとMVから印刷開始位置を計算する(ステ
ップ307)。そして、PSH、PSWと印刷開始位置
をNアップ変換装置4に出力する(ステップ308)。
【0050】また、ステップ304において、綴じ代の
方向が縦方向であるならば、印刷範囲決定手段34は前
記PSの横の値からMVを引き、これをPSWとする
(ステップ309)。次に、印刷範囲の縦横の比を印刷
したい文書と同一とするために、PSの縦の値から同じ
割合の値を引き、これをPSHとする(ステップ31
0)。印刷開始位置決定手段35はPSの縦の値から引
いた値を2等分して、縦方向の上下に位置させると仮定
し、前記MPとMVから印刷開始位置を計算する(ステ
ップ311)。そして、PSH、PSWと印刷開始位置
をNアップ変換装置4に出力する(ステップ308)。
【0051】この後の処理は、前記実施例1と同じであ
り、Nアップ変換装置4では、1枚の印刷用紙上に複数
ページを配置する際に、PSH、PSWと印刷開始位置
を参照して各ページに綴じ代の設定を行う。したがっ
て、実施例3の印刷処理装置においては、綴じ代の位置
と値を指定することにより、Nアップで印刷させた文書
の各ページに綴じ代のための余白部分を設けることがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
印刷処理装置では、指定された文書の用紙サイズと、指
定された印刷用紙サイズおよびNアップ値に基づいて、
当該文書の用紙サイズを拡大または縮小し、該拡大また
は縮小された複数のページを当該印刷用紙サイズで示さ
れる1枚の印刷用紙に配置するよう構成したため、印刷
させたい文書を、該文書の用紙サイズと指定された印刷
用紙サイズおよびNアップ値とに基づいた倍率(拡大ま
たは縮小)をもって1枚の印刷用紙に複数ページを印刷
することができ、しかも、印刷用紙の節約によりコスト
の削減ができるとともに、コピーすべき印刷用紙枚数の
削減に伴ってコピー時間の削減も可能となる。また、第
2の発明に係る印刷処理装置によれば、上記第1の発明
と同様の作用効果を得ることができる。
【0053】また、第3の発明に係る印刷処理装置によ
れば、上記第1の発明と同様の作用効果を得ることがで
きることは勿論のこと、1枚の印刷用紙に複数ページを
印刷する際に、指定された印刷用紙サイズとNアップ値
から、印刷用紙における各ページの印刷開始位置を求
め、これらの値とユーザ指定のページ配置値を用いてペ
ージ配置を決定するようにしたので、Nアップのページ
配置をユーザの指定通りに設定することが可能となる。
【0054】さらに、第4の発明に係る印刷処理装置に
よれば、上記第1の発明と同様の作用効果を得ることが
できることは勿論のこと、1枚の印刷用紙に複数ページ
を印刷する際に、指定された印刷用紙サイズと指定され
た綴じ代の位置および値から、印刷範囲と印刷開始位置
を決定するようにしたので、Nアップ印刷された印刷用
紙上の綴じ代をユーザの指定通りに設定することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Nアップ変換装置の機能的な構成を示すブロッ
ク図。
【図2】実施例1のプリントシステムを示すブロック
図。
【図3】ページ分割の例を示す図。
【図4】Nアップ変換装置における処理の流れを示すフ
ローチャート。
【図5】実施例2のプリントシステムを示すブロック
図。
【図6】ページ配置装置の機能的な構成を示すブロック
図。
【図7】4アップのときのページの配置パターンを示す
図。
【図8】ページ配置装置における処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図9】実施例3のプリントシステムを示すブロック
図。
【図10】綴じ代設置装置の機能的な構成を示すブロッ
ク図。
【図11】印刷用紙上の綴じ代の位置を示す図。
【図12】印刷用紙上の印刷範囲を示す図。
【図13】印刷用紙上の印刷開始位置を示す図。
【図14】印刷用紙上の綴じ代、印刷範囲、印刷開始位
置の関係を示す図。
【図15】綴じ代設定装置における処理の流れを示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…文書編集装置、2…印刷処理装置、3…印刷装置、
4…Nアップ変換装置、5…ページ配置装置、6…綴じ
代設定装置、13(22)…Nアップ値取得手段、14
…拡大縮小率計算手段、15…ページスケール変換手
段、16…印刷用紙位置決定手段、23(35)…印刷
開始位置決定手段、24…ページ配置値取得手段、25
…ページ配置決定手段、31…綴じ代取得手段、33…
綴じ代方向決定手段、34…印刷範囲決定手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−80667(JP,A) 特開 昭63−95529(JP,A) 特開 昭63−259716(JP,A) 特開 平4−47972(JP,A) 特開 平5−11948(JP,A) 実開 平1−113466(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 21/00 B41J 2/485 B41J 5/30 G06F 3/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指定された文書の用紙サイズを取得する文
    書用紙サイズ取得手段と、 指定された印刷用紙サイズを取得する用紙サイズ取得手
    段と、 指定されたNアップ値を取得するNアップ値取得手段
    と、 前記各取得手段により取得された文書の用紙サイズ、印
    刷用紙サイズおよびNアップ値に基づいて、当該文書の
    用紙サイズを拡大または縮小し、該拡大または縮小され
    た複数のページを当該印刷用紙サイズで示される1枚の
    印刷用紙に配置する処理手段とを具備したことを特徴と
    する印刷処理装置。
  2. 【請求項2】前記処理手段は、 前記文書用紙サイズ取得手段により取得された文書の用
    紙サイズ、前記用紙サイズ取得手段により取得された印
    刷用紙サイズ、および前記Nアップ値取得手段により取
    得されたNアップ値を元に、文書の1ページ当たりの拡
    大縮小率を算出する拡大縮小算出手段と、 前記拡大縮小算出手段により算出された拡大縮小率に応
    じて、文書1ページのスケールを変換するスケール変換
    手段と、 前記用紙サイズ取得手段により取得された印刷用紙サイ
    ズ、および前記Nアップ値取得手段により取得されたN
    アップ値を元に、印刷用紙上のページ位置を決定する印
    刷用紙位置決定手段と、 前記印刷用紙位置決定手段により決定されたページ位
    置、および前記スケール変換手段により変換されたスケ
    ールに基づいて、1枚の印刷用紙上に複数のページを配
    置するページ配置処理手段とを具備したことを特徴とす
    る請求項1記載の印刷処理装置。
  3. 【請求項3】指定された印刷用紙サイズを取得する第1
    の取得手段と、 指定されたNアップ値を取得する第2の取得手段と、 前記第1の取得手段により取得された印刷用紙サイズ、
    および前記第2の取得手段により取得されたNアップ値
    から印刷用紙における各ページの印刷開始位置を決定す
    る第1の印刷開始位置決定手段と、 指定されたページ配置値を取得するページ配置位置取得
    手段と、 前記ページ配置位置取得手段により取得されたページ配
    置値と前記第1の印刷開始位置決定手段により決定され
    た各ページの印刷開始位置との関係を表したテーブルを
    作成した後、該テーブルを前記処理手段へ出力するペー
    ジ配置決定手段とから構成されるページ配置装置を、更
    に具備したことを特徴とする請求項1または2記載の印
    刷処理装置。
  4. 【請求項4】指定された綴じ代の位置および値を取得す
    る綴じ代取得手段と、 前記綴じ代取得手段により取得された綴じ代の位置か
    ら、綴じ代の方向を判断する綴じ代方向決定手段と、 指定された印刷用紙サイズを取得する第3の取得手段
    と、 前記第3の取得手段により取得された印刷用紙サイズと
    前記綴じ代方向決定手段により判断された綴じ代の方向
    から印刷範囲を決定する印刷範囲決定手段と、 前記綴じ代取得手段により取得された綴じ代の位置およ
    び値から、印刷開始位置を計算する第2の印刷開始位置
    決定手段とから構成される綴じ代設定装置を、更に具備
    したことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れかの
    項記載の印刷処理装置。
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