JP3097486B2 - インバータ制御交流式抵抗溶接装置 - Google Patents
インバータ制御交流式抵抗溶接装置Info
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Description
たインバータ制御交流式抵抗溶接装置に関するものであ
る。
装置のブロック回路図を示し、また図15は図14の各
部の電圧,電流波形を示すものである。電源としては単
相交流の場合もあるが図示例では三相交流(50/60
Hz)の場合を示している(図15(a)参照)。1は
三相ダイオードブリッジ回路からなる整流回路であり、
この整流回路1により図15(b)に示すように三相交
流が整流(直流化)される。上記整流回路1からの整流
出力は平滑コンデンサC0 からなる平滑回路2にて平滑
されてインバータ回路3に電源として直流電源が供給さ
れる。
イッチング素子からなるフルブリッジ回路から構成され
ており、制御回路(図示せず)により各アームのスイッ
チング素子が交互にスイッチングされて図15(c)に
示すような高周波交流が出力されるようになっている。
この高周波交流は溶接トランス4の1次巻線N1 に印加
されて、所望の電圧に降圧されて該溶接トランス4の2
次巻線N2 に出力される。溶接トランス4の2次巻線N
2 には整流用ダイオードD1 ,D2 からなるセンター・
タップ型の単相全波整流回路が設けられている。
巻線N2 のセンター・タップには2次側導体5,6が接
続されていて、2次側導体5,6の先端には一対の電極
7,8が設けられている。そして電極7,8にて母材
(例えば2枚の板)9を加圧して商用周波数の何サイク
ルかの間インバータ回路3のスイッチング素子をスイッ
チングさせて溶接トランス4の出力をダイオードD1 ,
D2 で整流して図15(d)に示すような直流電流(溶
接電流)を一定期間母材9に流して抵抗溶接を行う。
インバータ直流式や単相交流式が既に存在しており、適
宜に使用されている。単相交流式は溶接トランスの2次
側の整流器が不要となり、その分小型化が可能となる。
また、単相交流式の最大の特徴は、溶接トランスの1次
側には出力調整を兼ねたスイッチング素子である安価な
サイリスタがあるだけで、装置全体の価格が安いことで
ある。したがって単相交流式の抵抗溶接装置は広く使用
されている。更には図4に示すように交流式の場合は電
極寿命が長いという特徴を有している。図4は打点回数
とナゲット径の関係を示すものであり、詳細は実施例の
部分で説明するが、定電流制御のインバータ直流式の1
800回と、定電圧制御のインバータ直流式の2900
回に比べて単相交流式の方が3100回と電極寿命が長
い。
は、ナゲットを形成する溶接電流範囲が単相交流式の場
合と比べて約2〜4倍であり、溶接部の散り(splash)
の少ない安定した溶接が可能である。また、所定のナゲ
ット径(4√t:tは板厚)を得るのに必要な溶接電流
は、単相交流式では例えば8700A位からであり、イ
ンバータ直流式では5600A位からであり、そのた
め、インバータ直流式の方が単相交流式と比べて低い溶
接電流で溶接が可能となる。
あっても、安定した電流範囲での溶接、低い溶接電流で
の溶接という観点から考えると、インバータ直流式が多
く使用されている。特に、施工の難易度、溶接品質など
の面では、熱伝導の良いアルミニウム合金などにはゼロ
クロスの無い直流が有利(溶接電流の安定範囲が広い)
であり、散りを嫌う場合にも同様である。
種々の有利な点を備えているインバータ直流式に限らず
単相や三相整流式の直流式は、溶接電流を供給する電極
7,8の極性がプラス、マイナスに固定されるため、交
流式では現れない下記に示すような多くの問題を有して
いる。 被溶接物と接触する電極先端部の変形が陽極
に偏り、接触面積が広がるため電流密度が低下し、その
ため、電極寿命が交流式と比較して短い。 整流器で
の電圧降下は電力損失となり、交流式と比較して消費電
力が大きい。 整流器及びこの整流器を冷却するため
の冷却板の価格が高い。 溶接トランスは小型・軽量
化されるが、整流器及び冷却板が必要なため、総合的に
は期待される小型・軽量化が実現できない。 被溶接
物が磁化される場合があり、残留磁気により品質不良と
なる場合がある。 アルミニウム合金などでは、ナゲ
ットが板厚方向に偏り品質不良となったり、溶接が困難
な場合がある。 メッキ鋼板の種類によっては、極性
を逆にしないと溶接が困難な場合がある。 上記と
類似した現象として、特にシリーズ通電の場合には、打
痕や圧痕、焼けなどの表面状態が極性によって異なり、
品質不良となったり、溶接が困難な場合がある。
く、インバータ直流式の抵抗溶接装置と交流式の抵抗溶
接装置とのそれぞれの長所を合わせ持ったインバータ制
御交流式抵抗溶接装置及びインバータ制御交流式抵抗溶
接方法を既に出願した。しかしながら、インバータ制御
交流式においても溶接電流の立ち上がりが悪く、熱損失
が大きいという問題が新たに生じた。また、溶接電流の
立ち上がりと立ち下がりとを急峻にした場合に、そこで
の電流変化が大きく、通電による振動音が作業者とその
周辺に不快騒音となり、作業環境を悪化させ、溶接機器
に寿命面で悪影響を及ぼすという問題が生じた。さらに
従来の単相交流式でのシーム溶接においては、通電時間
と休止時間とが商用電源の周波数に依存してしまい、溶
接速度の向上が図れないという問題があった。
あって、インバータ制御直流式における問題を解決し、
単相交流式の特徴を併せ持たせるようにしたものであ
り、特に、シーム溶接での溶接速度を向上させ、また、
溶接電流の立ち上がりを急峻にして熱的な損失を最小限
にし、さらに、溶接電流の立ち上がりと立ち下がりに発
生する振動音の発生を無くしたインバータ制御交流式抵
抗溶接装置を提供することを目的としたものである。
記載のインバータ制御交流式抵抗溶接装置では、商用電
源を整流する整流回路1と、この整流回路1の出力を平
滑する平滑回路2と、この平滑回路2にて直流化された
直流電源が電源として供給されスイッチング素子Q1 〜
Q4 からなるインバータ回路3と、このインバータ回路
3の出力が1次巻線N1 に印加される溶接トランス4
と、この溶接トランス4の2次側導体5,6の両端に設
けられ母材9を抵抗溶接する一対の電極7,8と、上記
インバータ回路3のスイッチング素子Q1 〜Q4 をPW
M制御によりスイッチングさせて正側に一定期間高周波
発振させると共に、上記正側の発振後に負側に一定期間
高周波発振させて上記溶接トランス4の2次側に台形波
交流を出力させるインバータ制御装置10とを備え、溶
接電流の立ち上がり時間と立ち下がり時間とを短縮する
ため、上記台形波交流の各半サイクル毎の開始時におけ
る1つ目又は1つ目から複数のパルスのオン期間幅を、
溶接電流が設定値まで立ち上がるまで広げていることを
特徴としている。
式抵抗溶接装置では、台形波交流が立ち上がってからの
パルスのオン期間幅を狭めていることを特徴としてい
る。
溶接装置では、商用電源を整流する整流回路1と、この
整流回路1の出力を平滑する平滑回路2と、この平滑回
路2にて直流化された直流電源が電源として供給されス
イッチング素子Q1 〜Q4 からなるインバータ回路3
と、このインバータ回路3の出力が1次巻線N1 に印加
される溶接トランス4と、この溶接トランス4の2次側
導体5,6の両端に設けられ母材9を抵抗溶接する一対
の電極7,8と、上記インバータ回路3のスイッチング
素子Q1 〜Q4 をPWM制御によりスイッチングさせて
正側に一定期間高周波発振させると共に、上記正側の発
振後に負側に一定期間高周波発振させて上記溶接トラン
ス4の2次側に台形波交流を出力させるインバータ制御
装置10とを備え、上記台形波交流の各半サイクル毎の
少なくとも立ち下がり部分から前の1つ目又は1つ目か
ら複数のパルスのオン期間幅を、溶接電流の立ち下がり
に丸みを持たせるために狭めていることを特徴としてい
る。
装置によれば、台形波交流の各半サイクル毎の開始時に
おける1つ目又は1つ目から複数のパルスのオン期間幅
を、溶接電流が設定値まで立ち上がるまで広げているこ
とにより、溶接電流の立ち上がりを急峻にすることがで
きる。これにより溶接電流の立ち上がり及び立ち下がり
の熱的な損失を最小限にすることができる。
溶接装置によれば、溶接電流が急峻に立ち上がった後に
パルスのオン期間幅を狭めていることで、平坦部23で
の溶接電流の増加を抑えることができる。これにより熱
振動を防止し、溶接の安定範囲が狭くなるのを防止する
ことができる。
式抵抗溶接装置によれば、台形波交流の各半サイクル毎
の少なくとも立ち下がり部分から前の1つ目又は1つ目
から複数のパルスのオン期間幅を、溶接電流の立ち下が
りに丸みを持たせるために狭めているため、台形波交流
の少なくとも平坦部23から立ち下がりの部分に丸みを
持たせることができる。したがって溶接電流の立ち下が
りの部分での電流変化が比較的滑らかとなり、結果的に
磁気的な変化も滑らかとなって振動音を小さくすること
ができる。そのため、作業者とその周辺に不快な騒音を
与えることがなく、作業環境も悪化せず、しかも溶接機
器の寿命も短くなることがない。
するが、まず本発明の実施例を説明する前に本発明の前
提(基本)となる前提発明1の構成及び溶接方法につい
て詳述する。
回路図としては、本発明の実施例も前提発明も同様であ
る。)を示し、溶接トランス4、インバータ回路3等は
従来と同様の構成であり、10は上記インバータ回路3
を制御するインバータ制御装置である。また、図14に
示す従来の構成とは異なり、整流器(ダイオードD1,
D2 )は使用していない。上記インバータ回路3に電源
を供給する構成は図14の従来例と同様であるので、図
1では整流回路1や平滑回路2は図示していない。
素子Q1 〜Q4 のフルブリッジ回路で構成されており、
スイッチング素子Q1 〜Q4 は、例えば、IGBT(Ins
ulated Gate Bipolar Transistor) やトランジスタなど
の半導体スイッチング素子で構成している。スイッチン
グ素子Q1 とQ4 、Q3 とQ2 のそれぞれの接続点間に
溶接トランス4の1次巻線N1 を介装し、溶接トランス
4の2次巻線N2 としての2次側導体5,6の先端には
電極7,8がそれぞれ設けられている。そして、母材9
の両側に上記電極7,8を配置して周知のように抵抗溶
接を行うものである。
に、基本タイミング発生回路11、PWM回路12、ド
ライバー13、波形整形回路14、偏磁防止回路15、
A/D変換器16、補正回路17、指令回路18等で構
成されている。なお、上記補正回路17及び指令回路1
8は実際にはソフトウエアによる処理にて行っている。
また、ドライバー13の出力はスイッチング素子Q1 〜
Q4 のベースにそれぞれ入力されており、ドライバー1
3の出力信号により各スイッチング素子Q1 〜Q4 をス
イッチング制御するようになっている。さらに、溶接ト
ランス4の1次巻線N1 側、つまりインバータ回路3の
出力側にはカレントトランス21が設けてあり、その出
力が波形整形回路14に入力されている。
ータ回路3のスイッチング素子Q1〜Q4 を高周波で発
振させるべく所定の範囲の周波数を出力する回路であ
り、例えば10〜30kHzの間の任意の周波数が発振
可能としてある。PWM回路12は溶接時において所定
の電圧値、あるいは所定の電流値になるようにスイッチ
ング素子Q1 〜Q4 のオン期間幅を制御するものであ
り、またスイッチング素子Q1 〜Q4 は、Q1 とQ2 、
Q3 とQ4 がそれぞれオン、オフ制御する機能を有して
おり、PWM回路12からの出力がドライバー13を介
してスイッチング素子Q1 とQ2 、Q3 とQ4 をそれぞ
れ交互にオンまたはオフするように駆動制御している。
〜Q4 のスイッチング動作により溶接トランス4の出力
電流は後述するように台形波交流となるが、その前に図
1に示すブロック回路図の全体の動作を説明する。まず
操作者がスイッチング素子Q1 〜Q4 のスイッチング周
波数と上記台形波交流の周波数を予め設定し、その設定
値に対応した信号が補正回路17、指令回路18を介し
てPWM回路12に入力され、PWM回路12はドライ
バー13を介してスイッチング素子Q1 ,Q2(又はQ3
,Q4 )をスイッチングさせる。インバータ回路3を
定電流制御する場合ではカレントトランス21の2次出
力が波形整形回路14を介してA/D変換器16に入力
され、その検出値が補正回路17に入力される。そして
補正回路17で設定値と検出値とを比較して定電流とな
るように指令回路18を介してPWM回路12を制御し
てスイッチング素子Q1 〜Q4 のオン期間幅を制御す
る。なおこの場合は溶接トランス4の1次側で設定した
電流値となるように制御される。もちろん電流値は任意
に設定可能である。
ために上記波形整形回路14からの出力が偏磁防止回路
15にも入力されており、溶接トランス4が磁気飽和し
かけた時に偏磁防止回路15の出力にてPWM回路12
をスイッチング素子Q1 〜Q4 のオン期間幅が小さくな
るように制御してスイッチング素子Q1 〜Q4 に過大な
電流が流れるのを防止して、スイッチング素子Q1 〜Q
4 が破壊するのを阻止している。また定電圧制御の場合
には、溶接トランス4の1次巻線N1 と並列にパルスト
ランスを接続し、該パルストランスの2次側の出力電圧
を検出し、その検出出力を補正回路17側にフィードバ
ックして定電圧制御を行う。
出力電圧を示し、図2(b)は溶接トランス4の出力電
流を示している。図2に示す時刻t1 〜時刻t2 までの
期間インバータ回路3のスイッチング素子Q1 とQ2 が
10kHzのスイッチング周波数でオンオフし、また他
方のアームのスイッチング素子Q3 とQ4 はオフしてい
る。次に、時刻t2 〜時刻t3 の期間では、スイッチン
グ素子Q1 とQ2 がオフしており、スイッチング素子Q
3 とQ4 が10kHzのスイッチング周波数でオンオフ
するようにしている。そしてこのスイッチング動作を所
定の商用電源のサイクル数だけ繰り返して母材9の溶接
を行う。すなわち、図2の時刻t1 〜時刻t2 では溶接
トランス4の出力電流が正の極性(正側の直流電流)と
なり、時刻t2 〜時刻t3 では溶接トランス4の出力電
流が負の極性(負側の直流電流)となる。したがって溶
接トランス4の出力電流は全体として図2(b)に示す
ような台形波交流となり、この台形波交流により母材9
を抵抗溶接する。
交流の周波数としては、従来より慣習的に用いられてい
る商用電源のサイクル管理ができるように、商用電源の
周波数の2〜5倍の100〜300Hzとしている。図
2に示す場合では、台形波交流の周波数を2倍の100
Hz(または120Hz)としているので、100Hz
の場合は1周期が10msecであり、120Hzの場
合には8.3msecである。したがって商用電源のサ
イクル管理ができるために、操作者は従来の装置と同様
に何ら違和感は感じないものである。
来の制御装置の時間設定単位である商用電源のサイクル
管理を継承して、使用者の操作に対する違和感をなくす
ためにしているものであり、技術的にはこれに限定され
るものではない。したがって溶接トランス4の2次側出
力の台形波交流の周波数を、商用電源の2〜5倍の範囲
内の100Hz〜300Hzの間であれば、1Hz単位
で可変制御するようにしても良いものである。またイン
バータ回路3のスイッチング素子Q1 〜Q4 のスイッチ
ング周波数も10〜30kHzの範囲内で任意の周波数
に設定可能としてある。このスイッチング周波数を10
〜30kHzとしているのは、台形波交流の正側,負側
のそれぞれの半周期に多数のパルスを持たせて、溶接ト
ランス4に磁気飽和が生じた場合に最初の複数のパルス
で出力電流を絞る方向に制御し、残りのパルスで定電流
あるいは定電圧制御を可能にすることが主な理由であ
る。これにより溶接トランス4の偏磁現象の制御が容易
となり、スイッチング素子Q1 〜Q4 の破壊を防止する
ことができる。
に至るまでの時間を各溶接方法毎に示したものであり、
所謂コンデンサ式では一気に放電するためにナゲット形
成温度に至る時間は最も早いP1 である。その次に早い
のが従来のインバータ制御直流式であり、P2 である。
しかしながらこのインバータ制御直流式は従来例で説明
したように多くの問題点を有している。そして、安価な
単相交流式ではインバータ制御直流式における問題点を
有していないものの、ナゲット形成温度に至る時間が最
も遅いP3 である。また単相交流式も従来例で説明した
ように高い溶接電流を必要としたり、安定溶接電流の範
囲が狭いという問題を有している。そこで本発明の前提
発明1における台形波交流式でのナゲット形成温度に至
る時間P4 はインバータ制御直流式の場合と略近似した
特性となり少し遅いものの、単相交流式の場合と比較し
た場合には比較的早くナゲット形成温度に至る。
打点数とナゲット径との関係を示し、電極の寿命が従来
の定電流式インバータ制御直流式では1800回、定電
圧式インバータ制御直流式では2900回、従来の交流
式では3100回である。しかし本発明の前提発明1に
おける台形波交流式では3900回と大幅に寿命が延び
ている。これは台形波交流式なので電極の極性が偏ら
ず、交流式と比較して低い溶接電流で溶接が可能となる
からである。
の溶接電流が流れるために、単相交流式の場合と比べて
一定期間では直流式的に溶接を行うことになるので、低
い溶接電流で溶接が可能となり、また単相交流式と比べ
て溶接電流の広い範囲にわたって溶接部の散りの少ない
安定した溶接が可能となる。さらに、台形波交流式で
は、従来のように溶接トランス4の2次側の整流器が不
要となり、整流器での電圧降下における電力損失がなく
なり、且つ交流式と比較して低い溶接電流で溶接が可能
となるため、消費電力量を大幅に少なくすることができ
る。また、本発明の前提発明1における台形波交流式で
は上記の整流器及び、この整流器を冷却するための冷却
板が不要となるため、小型,軽量化が実現できる。
は、電極の極性が固定化されていたため、被溶接物が磁
化されて残留磁気により品質不良となる場合があった
が、本発明の前提発明1における台形波交流式では従来
の交流式と比較して低い溶接電流で溶接が可能となるた
め、残留磁気を交流式以下にできて、残留磁気による品
質不良を防止することが可能となる。
てアルミニウム合金などではナゲットが板厚方向に偏り
品質不良となったり、溶接が困難な場合があったが、本
発明の前提発明1における台形波交流式では従来の交流
式と同様にナゲットが板厚方向に偏ることなく溶接がで
き、不良の発生を防止でき、しかも溶接も容易にでき
る。また、従来のインバータ制御直流式では、めっき鋼
板の種類によって極性を逆にしないと溶接が困難な場合
があったが、本発明の前提発明1における台形波交流式
では、台形波交流なので一定期間毎に極性が逆になるの
で、めっき鋼板の種類を問わずに容易に溶接が可能とな
る。特にシリーズ通電の場合においても、一定期間毎に
極性が逆になるので、打痕や圧痕、焼けなどの表面状態
が異なることはなく、不良の発生を防止し、且つ溶接も
容易となる。
御装置と専用の溶接トランスが必要であるが、台形波交
流式では、溶接トランスは従来の交流式用を使用するこ
とができるため、応用範囲が広く設備金額を抑えること
が可能である。例えば、現在使用している交流式溶接機
を、本発明の前提発明1における台形波交流式として溶
接性を改善する場合には、制御装置を従来型の本発明の
台形波交流式(本発明の前提発明1におけるインバータ
制御装置)とするだけで実現でき、そのため、溶接トラ
ンス単体の費用、溶接トランスの交換費用が不要であ
り、工期の短縮にもなり、経済効果が極めて大きい。
し、ハーフブリッジで構成した場合である。すなわち、
スイッチング素子Q1 ,Q2 、コンデンサC1 ,C2 で
インバータ回路を構成している。なお本発明に用いるイ
ンバータ回路3の構成としては、図1に示すフルブリッ
ジや、図5に示すハーフブリッジのいずれの構成でも良
いが、例えば、大容量機(200V系は15kVA、4
00V系は30kVA程度を境に)はフルブリッジ、こ
れ以下はハーフブリッジと使い分けるようにしても良
い。
ッチング素子Q1 〜Q4 の動作としては、スイッチング
素子Q1 とQ2 またはQ3 とQ4 とを同時にスイッチン
グさせているが、例えば、スイッチング素子Q1 をオン
状態としておき、スイッチング素子Q2 を高周波(10
kHz)でスイッチングさせるようにしても良い。
交流でも、三相交流の場合でも本発明を適用することが
できる。三相交流の場合には電源設備を安価に構成する
ことができる。この理由は以下の通りである。すなわ
ち、比較的容量の大きい電源設備に使用される機器や部
品は、その負荷が主として三相交流機であることから、
三相仕様が標準的で単相仕様は特殊で高価となる。一般
的な生産工場内の配線は三相であって、この三相設備に
単相の負荷を接続すれば電圧降下が大きくなり、他の機
器に悪影響を与える可能性が大きい。これを避けるため
には、上記の三相用設備とは別の単相用設備が必要とな
る。溶接機が三相入力であれば、容量に余裕が有れば付
加工事の必要がなく、容量不足の場合には不足している
箇所だけを補強すれば良いため、総合的に安価となる。
さらに、電力会社の線路のインピーダンスが大きい場合
には、電圧フリッカの恐れがあり、三相の線電流の大き
さは単相の1/√3となり、電圧フリッカに対する余裕
が大きくなる。
2について説明する。上記のインバータ制御交流式、つ
まり台形波交流の特徴は上記に述べたように、インバー
タ式の特徴である高速精密制御と平滑な溶接電流によ
り、直流式の短所を解消して交流式の長所を兼ね備えた
溶接機である。交流式での平滑な溶接電流の理想形が矩
形波であるが、溶接回路の抵抗分Rとリアクタンス分L
により、溶接電流には立ち上がり時間と立ち下がり時間
が存在する。これらの時間は全てではないものの、溶接
箇所での発熱が減少するため好ましくない。そこで、上
記台形波交流の発振周波数を低くすれば、これらの回数
が減り、結果的に熱効率が向上するが、この場合には、
溶接トランスの鉄心を大きくしなければならない。
接における溶接電流と、これにより形成されるナゲット
22を示している。図6(a)に示すように通電時間を
商用電源の2サイクルとし、休止時間(冷却時間)を商
用電源の1サイクルとした通常のシーム溶接である。こ
こで、1つの通電時間で1つのナゲット22を形成し、
休止時間は既成のナゲット22への分流を防止するため
に必要である。また、休止時間があってもナゲット22
が抜けずに連続して形成されるのは、シーム溶接の場合
は電極が円板であり、真下のみでなく、真下とその前後
に溶接電流が流れるためである。
がら、通電と休止を繰り返し溶接する方法であり、従来
の単相交流式におけるシーム溶接は、この通電と休止の
タイミングは商用電源の周波数に依存せざるを得ない。
つまり、交流式でのシーム溶接における通電時間と休止
時間とは、商用電源の周波数の半サイクル、又はサイク
ル数により決まってしまい、通電時間と休止時間とを任
意に設定することができない。したがって、通電の周期
は商用電源の周波数(50Hzまたは60Hz)の半サ
イクル、1サイクル又は連続した数サイクルとならざる
を得ない。シーム溶接の溶接条件は、スポット溶接での
通電時間、溶接電流、加圧力に加え溶接速度があり、こ
の周波数に依存するタイミングと溶接速度には密接な関
係があり、速度アップに支障を来している。
おける通電時間と休止時間とを任意に設定できるように
して、溶接速度をアップするようにしたものである。先
ず、図1に示す指令回路18、PWM回路12により制
御されるインバータ回路3のスイッチング素子Q1 〜Q
4 の発振周波数を先の前提発明1とは異なり、2〜5k
Hzとして、台形波交流の出力周波数を商用電源の周波
数(50Hzまたは60Hz)より低く設定している。
なお、これらスイッチング素子Q1 〜Q4 の発振周波数
の制御や、台形波交流の出力周波数の制御はインバータ
制御装置10により行なわれる。
ば25Hz(40msec)または30Hz(33.3
msec)としている。そして、シーム溶接における通
電時間を台形波交流の1サイクル、休止時間を任意の時
間(例えば、台形波交流と同じ1サイクル)にしてい
る。この休止時間はインバータ回路3のスイッチング素
子Q1 〜Q4 を全てオフさせることで、任意の時間を設
定することができる。また、インバータ制御交流式での
通電時間の単位は、スイッチング素子Q1 〜Q4 のオン
オフしている時間を可変させることで、任意に設定可能
である。特に、スイッチング素子Q1 〜Q4 の発振周波
数を先の前提発明1より低くしていることと、商用電源
の周波数より低い周波数(この例では25Hzまたは3
0Hz)にしていることにより、商用電源の周波数より
高くした場合と比べて正側から負側、負側から正側に移
行する回数が減って、その分熱効率をさらに有効に活用
することができる。
率を有効に活用するという観点から商用電源の周波数よ
り低くしているが、周波数を下げていってインバータ直
流式の欠点が生じない周波数から、商用電源の周波数
(50Hzまたは60Hz)の直前までである。そし
て、その周波数の範囲内では1Hz毎に設定が可能であ
り、任意の周波数の台形波交流を使用することができ
る。なお、台形波交流の周波数を低くしていく場合に
は、溶接トランス4の鉄心の断面積を大きくする必要が
ある。また、図7(b)に示す通電時間と休止時間とは
別個に任意の時間を設定することができる。
バータ回路3のスイッチング素子Q1 〜Q4 の発振周波
数を先の前提発明1より低い2〜5kHzとし、また台
形波交流の周波数を商用電源の周波数より低くしている
ことで、溶接時での熱効率を更に有効に活用することが
できる。さらに、インバータ制御交流式では、通電時間
と休止時間とを任意に設定できるので、溶接に最適な周
波数を選択でき、シーム溶接における溶接速度をアップ
することができる。なお、実験例では従来の単相交流式
の場合と比べて、溶接速度を約50%アップさせること
ができた。
する。 ところで、図1に示すインバータ回路3のスイッ
チング素子Q1 〜Q4 のオンオフ制御は、PWM回路1
2によりPWM制御されており、スイッチング素子Q1
〜Q4 のオン期間幅は各パルスとも同じ幅である。この
状態を図8に示す。スイッチング素子Q1 ,Q2 または
Q3 ,Q4 は、正側または負側においてパルスp1 〜p
n にてそれぞれオンオフ制御されており、これらのパル
スp1 〜pn は図示するように同じオン期間幅のパルス
であり、また周波数も同一である。そのため、図8に示
すように溶接電流の立ち上がりが緩くなっており、ここ
での熱的な損失が大きくなる。
n が全て同じオン期間幅であるため、最初のパルスp1
で溶接電流が急峻に立ち上がらず、以下のパルスp2 、
p3・・・で緩やかに立ち上がっていく。結果的に図8
(b)に示すように、立ち上がりが長い溶接電流とな
る。このように、通常のPWM制御では基本発振周波数
が予め設定されているため、パルス幅は最大に広げても
各パルス間には極短時間ではあるが、オフ期間が存在し
て電流の立ち上がりを長くするという問題がある。
最初のパルスp1 、または最初のパルスp1 と2個目の
パルスp2 の周波数を低くすると共に、パルスのオン期
間幅を広くとって電流の立ち上がりを急峻にするように
したものである。すなわち、溶接電流の立ち上がり時間
と立ち下がり時間を短縮するため、台形波交流の各半サ
イクルの開始時に溶接電流が設定値まで立ち上がるま
で、インバータ制御の基本発振周波数とは異ならしめて
(基本発振周波数より低くして)、設定電流と負荷に見
合ったパルス幅としている。図9(a)では、1個目の
パルスp1 と2個目のパルスp2 のオン期間幅を、以後
のパルスp3 ・・・より広くして、各半サイクルの開始
時に溶接電流が設定値まで急峻に立ち上がるようにして
いる。
急峻に立ち上がれば、オン期間幅の広いパルスはパルス
p1 のみでよい。また、所望の立ち上がりが得られるま
で、3個以上のパルスのオン期間幅を広げるようにして
も良い。
を得るために、本実施例ではパルスp1 又はパルスp
1 ,p2 のオン期間幅を他のパルスp3 ・・・のオン期
間幅より広げるために周波数を低く制御しているもので
あり、立ち上がりの部分はFM変調、それ以後はPWM
制御としている。なお、溶接電流の所望の立ち上がり特
性が得られれば、パルスp1 〜pn の周波数を一定とし
て、PWM制御によりパルスp1 あるいはパルスp1 ,
p2 のオン期間幅を広げるようにしても良い。
半サイクルの開始時でのパルスのオン期間幅を広げるこ
とで、溶接電流の立ち上がりを急峻にすることができ
る。これにより溶接電流の立ち上がり及び立ち下がりの
熱的な損失を最小限にすることができる。なお、台形波
交流の立ち下がり時は、特に制御しなくても急峻となっ
ているので、立ち上がりを急峻することで、台形波交流
の立ち上がり、立ち下がり時での熱的な損失を最小限に
できる。
前のパルスpn ・・・のオン期間幅を他のパルスp3 、
p4 ・・・より狭く図示しているが、パルスp3 〜パル
スpn を全て同じオン期間幅とした場合の実測例を図1
0(a)に示す。台形波交流の溶接電流が立ち上がった
後のパルスp3 〜パルスpn のオン期間幅が同じなの
で、溶接電流の平坦部23は立ち下がり部分まで徐々に
上昇している。台形波の平坦部23での溶接電流は、定
電流制御では溶接回路に磁気エネルギーが蓄積されて増
加する。この台形波の平坦部23での溶接電流の増加
は、熱振動の原因となり、溶接の安定範囲を狭くしてし
まう。
こで、台形波の平坦部23で溶接電流が増加しないよう
に、図9(a)に示すように溶接電流が立ち上がってか
らのパルスのオン期間幅を狭めている。図示例ではパル
スp4 以降のパルスp5 〜パルスpn のオン期間幅を狭
くして、台形波の平坦部23での溶接電流の上昇を防い
でいる。この状態の台形波の溶接電流(出力電流)の波
形(実測例)を図10(b)に示す。なお、これらのパ
ルスのオン期間幅の制御はPWM制御でも、あるいは上
述のFM変調による制御でも良い。このように本実施例
では、台形波の平坦部23での溶接電流の増加を抑える
ことで、熱振動を防止し、溶接の安定範囲が狭くなるの
を防止している。
発明のインバータ制御交流式(台形波交流式)とは異な
り、従来あるいは一般的な単相交流式では、溶接トラン
スの1次側でサイリスタによる位相制御を行なっても、
溶接電流の波形は連続又は断続した正弦波のため、電流
変化は比較的滑らかである。結果的に磁気的な変化も滑
らかで、振動音も比較的小さい。ところが、先の実施例
1に示すように溶接電流の立ち上がりと立ち下がりを急
峻にした場合、あるいは図11に示す通常の台形波交流
の場合には立ち上がりと立ち下がりが比較的急峻であ
る。そのため、溶接電流の立ち上がりと立ち下がりの部
分での電流変化が大きく、通電による振動音が発生し、
その振動音が作業者とその周辺に不快騒音となり、作業
環境を悪化させ、溶接機器に寿命面で悪影響を及ぼす。
つまり上記の振動は、溶接トランスと溶接電流を流す2
次導体及び機体周りに緩みと疲労を与え、機械的な寿命
を短くする原因となるものである。
ように、台形波交流の各半サイクルの最後、あるいは最
終付近のパルス幅を他のパルスより狭くして、台形波の
立ち上がりから平坦部23に至る部分、平坦部23から
立ち下がりの部分に丸みを持たせるようにしている。こ
こで、溶接電流の立ち下がりに丸みを持たせるためのパ
ルスの数は特に限定されるものではなく、適宜の数のパ
ルスの幅を狭くすることで溶接電流の立ち下がりの部分
で丸みを持たせて振動が発生しなければ良い。
坦部23に至る部分は図10に示すように丸みを有して
おり、実際に対策が必要な箇所は平坦部23から立ち下
がりに至る部分である。したがって、本実施例では図1
2(a)に示すように台形波の立ち下がりの部分に対応
したパルスで幅を狭くしている。もちろん、台形波の立
ち上がりが急峻であれば、立ち上がりの急峻さと、振動
の発生との兼ね合いから、立ち上がりの部分において
も、ある程度の丸みを持たせるようにする。なお、これ
らのパルスのオン期間幅の制御はPWM制御でも、ある
いは上述のFM変調による制御でも良い。
部23に至る部分と平坦部23から立ち下がりに至る部
分に丸みを持たせることで、電流変化が比較的滑らかと
なり、結果的に磁気的な変化も滑らかとなって振動音を
小さくすることができる。そのため、作業者とその周辺
に不快な騒音を与えることがなく、作業環境も悪化せ
ず、しかも溶接機器の寿命も短くなることがない。な
お、溶接電流の立ち上がりと立ち下がりの部分に若干の
丸みを持たせているために、溶接の安定範囲に若干の影
響を与えるが、その影響は5〜10%程度なので、特に
問題はない。
入力特性を示し、溶接機自体は同じ物を使用し、電源方
式を単相交流式、インバータ直流式、本発明のインバー
タ制御交流式(台形波交流式)の場合について入力電力
(kVA)、消費電力(kW)を測定したものである。
短絡電流は単相交流式では20kAまでしかとれない
が、台形波交流式では24kAまでとれる。インバータ
直流式では21kAまでである。また、入力kVAも台
形波交流式の方が単相交流式よりも小さい。さらに、消
費電力(kW)では、インバータ直流式と比べて台形波
交流式の方が20kW程度低い。
イッチング素子Q1 〜Q4 を所定のオン期間幅でスイッ
チング制御させるのは、インバータ制御装置10にてそ
れぞれ行なうようにしている。また、上記各前提発明や
実施例1〜3においては、それぞれ単独で好ましい実施
例として説明したが、各実施例を2つあるいはそれ以上
を組み合わせるようにしても良い。
抗溶接装置によれば、溶接電流の立ち上がり時間と立ち
下がり時間とを短縮するため、台形波交流の各半サイク
ル毎の開始時における1つ目又は1つ目から複数のパル
スのオン期間幅を、溶接電流が設定値まで立ち上がるま
で広げていることにより、溶接電流の立ち上がりを急峻
にすることができる。これにより溶接電流の立ち上がり
及び立ち下がりの熱的な損失を最小限にすることができ
る。
溶接装置によれば、溶接電流が急峻に立ち上がった後に
パルスのオン期間幅を狭めていることで、平坦部での溶
接電流の増加を抑えることができる。これにより熱振動
を防止し、溶接の安定範囲が狭くなるのを防止すること
ができる。
式抵抗溶接装置によれば、台形波交流の各半サイクル毎
の少なくとも立ち下がり部分から前の1つ目又は1つ目
から複数のパルスのオン期間幅を、溶接電流の立ち下が
りに丸みを持たせるために狭めているため、台形波交流
の少なくとも平坦部から立ち下がりの部分に丸みを持た
せることができる。したがって溶接電流の立ち下がりの
部分での電流変化が比較的滑らかとなり、結果的に磁気
的な変化も滑らかとなって振動音を小さくすることがで
きる。そのため、作業者とその周辺に不快な騒音を与え
ることがなく、作業環境も悪化せず、しかも溶接機器の
寿命も短くなることがない。
装置のブロック回路図である。
の出力電圧の波形図である。 (b)は本発明の前提発明1の溶接トランスの出力電流
の波形図である。
ける通電時間を示す図である。
路図である。
形図である。 (b)は単相交流式でシーム溶接をした場合のナゲット
を示す図である。
の出力電圧の波形図である。 (b)は本発明の前提発明2の溶接トランスの出力電流
の波形図である。
するためのインバータ回路の出力電圧の波形図である。 (b)は本発明の実施例1において問題点を説明するた
めの溶接トランスの出力電流の波形図である。
力電圧の波形図である。 (b)は本発明の実施例1の溶接トランスの出力電流の
波形図である。
出力電流の波形図である。 (b)は本発明の実施例2の平坦部での溶接電流の増加
を防止した場合の溶接トランスの出力電流の波形図であ
る。
である。
の出力電圧の波形図である。 (b)は本発明の実施例3の溶接トランスの出力電流の
波形図である。
おける入力特性を示す特性図である。
示す各部の波形を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 商用電源を整流する整流回路(1)と、
この整流回路(1)の出力を平滑する平滑回路(2)
と、この平滑回路(2)にて直流化された直流電源が電
源として供給されスイッチング素子(Q1 )〜(Q4 )
からなるインバータ回路(3)と、このインバータ回路
(3)の出力が1次巻線(N1 )に印加される溶接トラ
ンス(4)と、この溶接トランス(4)の2次側導体
(5)(6)の両端に設けられ母材(9)を抵抗溶接す
る一対の電極(7)(8)と、上記インバータ回路
(3)のスイッチング素子(Q1 )〜(Q4 )をPWM
制御によりスイッチングさせて正側に一定期間高周波発
振させると共に、上記正側の発振後に負側に一定期間高
周波発振させて上記溶接トランス(4)の2次側に台形
波交流を出力させるインバータ制御装置(10)とを備
え、溶接電流の立ち上がり時間と立ち下がり時間とを短
縮するため、上記台形波交流の各半サイクル毎の開始時
における1つ目又は1つ目から複数のパルスのオン期間
幅を、溶接電流が設定値まで立ち上がるまで広げている
ことを特徴とするインバータ制御交流式抵抗溶接装置。 - 【請求項2】 台形波交流が立ち上がってからのパルス
のオン期間幅を狭めていることを特徴とする請求項1記
載のインバータ制御交流式抵抗溶接装置。 - 【請求項3】 商用電源を整流する整流回路(1)と、
この整流回路(1)の出力を平滑する平滑回路(2)
と、この平滑回路(2)にて直流化された直流電源が電
源として供給されスイッチング素子(Q1 )〜(Q4 )
からなるインバータ回路(3)と、このインバータ回路
(3)の出力が1次巻線(N1 )に印加される溶接トラ
ンス(4)と、この溶接トランス(4)の2次側導体
(5)(6)の両端に設けられ母材(9)を抵抗溶接す
る一対の電極(7)(8)と、上記インバータ回路
(3)のスイッチング素子(Q1 )〜(Q4 )をPWM
制御によりスイッチングさせて正側に一定期間高周波発
振させると共に、上記正側の発振後に負側に一定期間高
周波発振させて上記溶接トランス(4)の2次側に台形
波交流を出力させるインバータ制御装置(10)とを備
え、上記台形波交流の各半サイクル毎の少なくとも立ち
下がり部分から前の1つ目又は1つ目から複数のパルス
のオン期間幅を、溶接電流の立ち下がりに丸みを持たせ
るために狭めていることを特徴とするインバータ制御交
流式抵抗溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07031604A JP3097486B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | インバータ制御交流式抵抗溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07031604A JP3097486B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | インバータ制御交流式抵抗溶接装置 |
Publications (2)
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| JPH08197260A JPH08197260A (ja) | 1996-08-06 |
| JP3097486B2 true JP3097486B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=12335813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07031604A Expired - Lifetime JP3097486B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | インバータ制御交流式抵抗溶接装置 |
Country Status (1)
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1995
- 1995-01-25 JP JP07031604A patent/JP3097486B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JPH08197260A (ja) | 1996-08-06 |
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