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JP3098449B2 - 合成ダイバーシチ受信機 - Google Patents
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JP3098449B2 - 合成ダイバーシチ受信機 - Google Patents

合成ダイバーシチ受信機

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JP3098449B2
JP3098449B2 JP09102032A JP10203297A JP3098449B2 JP 3098449 B2 JP3098449 B2 JP 3098449B2 JP 09102032 A JP09102032 A JP 09102032A JP 10203297 A JP10203297 A JP 10203297A JP 3098449 B2 JP3098449 B2 JP 3098449B2
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誠司 豊田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成ダイバーシ
チ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】合成ダイバーシチ受信機は、良好な通信
を行うことを目的として用いられる受信機であり、例え
ば、特開平2−165793号公報はコヒーレント光通
信に適用された合成ダイバーシチ受信機を開示してい
る。
【0003】さらに詳述すると、同公報に開示されたコ
ヒーレント光通信では、各受信機において、受信信号の
一部をそれぞれ分岐し、分岐した各信号に対し、非線形
の重み付け関数を用いて各信号のパワーに応じた基づい
た重み付けをすることにより、各信号の利得を調整し、
この利得の調整された各信号を互いに合成する合成ダイ
バーシチ受信機が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の合成ダイバーシチ受信機は、以下の問題を有してい
た。 (1)従来の合成ダイバーシチ受信機では、受信信号に
対し復調振幅の重み付け処理を行う際、各受信系統毎に
重み付け処理を行っている。しかし、受信系統毎に極端
な受信電界レベルの差がない場合でも、受信電界レベル
に対し固定の重み付け関数により一律の復調振幅の重み
付け処理を行ってしまうため、受信電界レベルが高い系
統の受信信号が強調されない。このため、両系の重み付
け処理された受信信号を合成する際、受信電界レベルの
高い受信系統の正確な受信信号を活かすことができなく
なり、良好な受信特性が得られない。 (2)従来の受信機の重み付けの処理は、入力された全
ての受信電界レベルに対して一様な重み関数で重み付け
の処理を行っている。しかし、受信電解レベル範囲の全
域の受信信号に対し、1つの重み付け関数だけで重み付
けをしてしまうと、増幅器の歪みにより位相が変わって
しまい、良好な受信特性が得られない。
【0005】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、受信機の受信信号に対し、その受信
電界レベルに応じた適切な重み付けを行うことができる
合成ダイバーシチ受信機を提供することを第1の目的と
している。また、この発明は、全受信電界レベル範囲に
おいて良好な受信特性が得られる合成ダイバーシチ受信
機を提供することを第2の目的としている。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項に係る発明は、
受信電界検出値の過小入力レベル、適正入力レベル、過
大入力レベルの各々に対応した重み付け値のテーブルを
各々記憶したメモリ部を有し、合成される複数の受信信
号の受信電界検出値の各々について、前記メモリ部に記
憶された各テーブルの中から当該電界検出値に対応した
テーブルを選択し、かつ、当該テーブルにより当該電界
検出値に対応した重み付け値を求め、このようにして得
られた前記複数の受信信号の受信電界検出値の各々に対
応した各重み付け値により合成される複数の受信信号の
復調波振幅の重み付けを行い、合成ダイバーシチを行う
ことを特徴とする合成ダイバーシチ受信機を要旨とす
る。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。 A.第1の実施形態 図1はこの発明の第1の実施形態である合成ダイバーシ
チ受信機の構成を示すブロック図である。図1におい
て、受信部101は、0系受信データおよび1系受信デ
ータと、0系受信電界レベルデータおよび1系受信電界
レベルデータとを出力する。制御部102は、受信部1
01より出力された0系受信データ、1系受信データ、
0系受信電界レベルデータおよび1系受信電界レベルデ
ータを取り込んで処理する。
【0010】制御部102は、重み付け決定回路201
と、加算回路202および203と、合成回路204と
により構成されている。重み付け決定回路201は、受
信部より出力された0系および1系の各受信電界レベル
データに基づき、0系および1系の受信電界レベルの差
分を算出する加減算回路と、この差分データに対応した
重み付け値をテーブルを参照することにより決定する決
定回路とにより構成されており、重み付け値を加算回路
202および203に出力する。ここで、0系、1系の
受信電界レベルの差分を算出する加減算回路は、例えば
オペアンプで構成することができる。
【0011】加算回路202および203は、重み付け
決定回路201より出力された重み付け値と、無線部よ
り出力された受信データを入力し、復調データの振幅を
重み付け値に従って重み付け処理を行い合成回路204
に出力する。
【0012】合成回路204は、加算回路202および
203から出力された復調振幅の重み付け処理を終えた
受信信号を入力し合成する。
【0013】次に、第1の実施の形態の動作について説
明する。通常、受信部101から制御部102には、以
下の4つの信号が供給される。 a.0系の受信信号a1(以後、IFデータa1とす
る。) b.0系受信電界レベルデータa2(以後、0系RSS
Ia2とする。) c.1系受信電界レベルデータb2(以後、1系RSS
Ib2とする。) d.1系の受信信号b1(以後、IFデータb1とす
る。)
【0014】本実施形態では、制御部102が0系およ
び1系の各受信電界レベルの差分を計算し、この受信電
界レベルの差分をもとに、復調時に使用する重み付け値
を決定する。この制御部102の動作を図2を参照して
説明すると次の通りである。
【0015】まず、重み付け決定回路201(図1)の
加減算回路(図示略)は、次式に示す減算処理c1を実
行する。0系RSSIa2−1系RSSIb2=RSS
Iの差分データc2
【0016】このとき、加減算回路は、RSSIの差分
データc2として上記減算の結果の絶対値を求める。例
えば、0系RSSIが15dBμ、1系RSSIが12
dBμの時、差分データは3dBとなる。
【0017】次に、重み付け決定回路201(図1)
は、重み付け決定処理c3を実行する。すなわち、内蔵
のテーブルを参照することにより、減算処理c1により
得られたRSSIの差分データc2に対応した0系およ
び1系の各重み付け値a3およびb3を求める。
【0018】図3は重み付け決定回路201が内蔵する
テーブルの内容を例示するものである。例えばRSSI
の差分データc2が3dBである場合、この差分データ
c2に対応した0系の重み付け値a3が1.00とな
り、1系の重み付け値b3は0.85となる。
【0019】次に加算回路202(図1)は、0系の重
み付け値a3=1.00を0系のIFデータa1に加え
る加算処理a4を行うことにより、0系のIFデータa
1に対する重み付けを行う。加算回路203(図1)も
同様に、1系の重み付け値b3=0.85を1系IFデ
ータb1に加える加算処理b4を行うことにより、1系
IFデータb1に対する重み付け処理を行う。0系およ
び1系の重み付け処理を行ったIFデータは、合成回路
204(図1)により合成処理c4が施される。
【0020】以上のように、本実施形態によれば、0
系、1系の受信電界レベルの差分データを求め、差分に
よる重み付けテーブルを使用して重み付け値を決定する
ので、より高い受信電界レベルが入力された系に、より
大きな復調振幅の重み付け処理を行うことができるとい
う効果がある。
【0021】B.第2の実施形態 次に第2の実施形態について説明する。この第2の実施
形態は、重み付け決定回路201(図1)の構成以外は
第1の実施形態と同様である。本実施形態において、重
み付け決定回路201は、数種類の重み付けテーブル
と、受信部より出力された0系および1系の受信電界レ
ベルを受け取り、これらの各受信系統毎に、受信電界レ
ベルに合った重み付けテーブルを数種類の重み付けテー
ブルの中から1つ選択する切り換え回路と、各受信系統
毎に選択した重み付けテーブルにより各受信系統毎に重
み付け値を決定する重み付け決定回路により構成されて
いる。重み付け決定回路201により決定された各受信
系統毎の重み付け値は加算回路202、203に与えら
れる。
【0022】次に図4を参照し、本実施形態の動作につ
いて説明する。本実施形態において、重み付け決定回路
201(図1)には、0系RSSIa2、1系受信電界
レベルデータb2が入力される。
【0023】ここで、重み付け決定回路201は、重み
付けテーブルとして、十分な受信電界レベルがないとき
(低い受信電界レベルの時)の重み付けテーブルAと、
十分な受信電界レベルがあるときの重み付けテーブルB
と、十分過ぎる受信電界レベルがあるとき(高い受信電
界レベルの時)の重み付けテーブルCの3つの重み付け
テーブルを有する。例えば、図5に示すように、十分な
受信電界レベルがない時の重み付けテーブルAは、0d
Bμまでの受信電界レベルの範囲に対応し、十分な受信
電界レベルがある時の重み付けテーブルBは、1dBμ
〜55dBμの範囲に対応し、十分過ぎる受信電界レベ
ルがある時の重み付けテーブルCは、56dBμ以上の
範囲に対応している。
【0024】重み付け決定回路201における重み付け
テーブル切り換え回路は、0系受信電界レベルデータa
2および1系受信電界レベルデータb2の各々につい
て、重み付けテーブルの切り換え処理c3を行う。この
切り換え処理c3により、0系受信電界レベルデータa
2および1系受信電界レベルデータb2の各々について
重み付けテーブルが選択され、これらの選択された各重
み付けテーブルにより0系および1系の各重み付け値が
決定される。
【0025】例えば0系の受信電界レベルが0dBμ、
1系の受信電界レベルが10dBμである場合、0系に
ついては図6におけるテーブルAが選択され、重み付け
値a3が0.6と決定され、1系についてはテーブルB
が選択され、重み付け値b3が1.0と決定される。以
後の処理は上記第1の実施形態と同様である。
【0026】以上のように、本実施形態によれば、受信
機に入力される受信電界レベルが低受信電界レベルの時
と、十分な受信電界レベルの時と、高受信電界レベルの
時とで、重み付けの割合を変化させることができる。従
って、高い受信電界レベルが受信機に入力された時、復
調振幅の重み付けの割合を少なくすることで、増幅器の
歪みの影響による受信特性の劣化をさせる問題を解決で
きるという効果が得られる。
【0027】C.第3の実施形態 次に第3の実施形態について説明する。本実施形態は、
重み付け決定回路201(図1)の構成以外は上記第1
の実施形態と同様である。本実施形態における重み付け
決定回路201は、受信部101より出力された0系お
よび1系の受信電界レベルを受け取り、変換関数により
0系および1系の重み付け値を決定する。
【0028】次に図6を参照し、本実施形態の制御部1
02(図1)の動作について説明する。本実施形態にお
いても、重み付け決定回路201(図1)には、0系R
SSIa2、1系RSSIb2が入力される。そして、
本実施形態における重み付け決定回路201は、変換関
数による重み付け決定処理c5を実行する。
【0029】この変換関数による重み付け決定処理c5
では、低い受信電界レベルから高受信電界レベルに連続
的に適応できる変換関数を使用する。
【0030】この変換関数は、図7にグラフで示すよう
に、ある受信電界レベルまでは、受信電界レベルに対し
て重み付けが増加し、ある受信電界レベル以上になる
と、重み付けが減少する特性を持っている。この場合、
ある受信電界レベルは、受信機が増幅器により歪みの影
響を受けはじめる受信電界レベルと一致している。
【0031】図7に示すような広範囲の受信電界レベル
について適切な重み付け値を決定するため、本実施形態
では、図7に示す変換関数を上記のある受信電界レベル
以下の部分とある受信電界レベル以上の部分に分割し、
この分割された2つの変換関数を切り換えて使用する。
これらの分割された2つの変換関数はリニア変換関数と
みなすことが可能なので簡単な演算により重み付け値を
求めることができる。
【0032】例えば、ある受信電界レベルをλとしたと
き、ここで使用される変換関数は、入力される受信電界
レベルがλ以下の場合、重み付け値MLは、 ML=(α×((EL)2/10000)+β) ML:復調振幅に重み付けする値 EL:入力受信電界レベル(〜λdBμ) α :傾き β :重み付け値のオフセット値 なる関数式Aを使って求め、入力される受信電界レベル
に比例し、重み付け値を増加させる。
【0033】また、入力される受信電界レベルがλ以上
の場合、重み付け値MHは、 MH=(1/(α×(EH))×100+β) MH:復調振幅に重み付けする値 EH:入力受信電界レベル(λdBμ〜) α :傾き β :重み付け値のオフセット値 なる関数式Bを使って求め、入力受信電界レベルに反比
例し、重み付け値を減少させていく。
【0034】このような処理を行うことにより、増幅器
が歪んで受信データが誤ってしまう受信電界レベルが入
力された時、重み付けの割合を少なくすることができ、
高い受信電界レベルが入力されることによる増幅器の歪
みの影響を受けることを防ぐことができる。
【0035】次に具体的な演算例を示す。まず、ある受
信電界レベルを55dBμとしたとき、入力される受信
電界レベルが55dBμ以下の場合、変換関数Aとし
て、重み付け値=(2×((RSSI)2/1000
0)+0.4)の関数式を使い、入力される受信電界レ
ベルに比例し、重み付け値を増加させる。また、入力さ
れる受信電界レベルが55dBμ以上の場合、変換関数
Bとして、重み付け値=(1/(2×(RSSI)))
×100+0.1)の関数式を使い、入力受信電界レベ
ルに対し反比例し、重み付け値を減少させていく。例え
ば、0系RSSIが20dBμの時は、55dBμ以下
なので変換関数Aを使用し、重み付け値0.48を決定
できる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、重み付けテーブルを
受信電界レベルにより、切り換えることで、高受信電界
レベル入力時に増幅器の歪みによる影響を防ぐことによ
り、受信信号の劣化を防ぐ効果がある。この効果を図8
〜図10を参照して具体的に説明すると、次の通りであ
る。これらの図のうち図9は、受信機において本来受信
されるべき正確な受信データを示している。また、この
正確な受信データは、図8〜図10において破線によっ
て示されている。従来は、高受信電界レベルが入力され
て受信データが歪んでしまう場合、受信電界が高ければ
より正確な受信データがあると仮定し重み付けを多くし
ていたため、図10に示すような重み付け合成が行わ
れ、図9に示す本来受信機に入力された受信データとは
かけ離れたものとなってしまう。これに対し、本発明で
は、図8に示すように重み付けテーブルを切り換えてい
るため、高受信電界レベル入力際の重み付けの割合を減
らし、高受信電界レベル入力時による増幅器の歪みによ
る影響を防ぐことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態である合成ダイバ
ーシチ受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における制御部の処理内容を示す
図である。
【図3】 同実施形態における重み付けテーブルを例示
する図である。
【図4】 この発明の第2の実施形態である合成ダイバ
ーシチ受信機の制御部の処理内容を示す図である。
【図5】 同実施形態における重み付けテーブルを例示
する図である。
【図6】 この発明の第3の実施形態である合成ダイバ
ーシチ受信機の制御部の処理内容を示す図である。
【図7】 同実施形態において使用する変換関数を例示
する図である。
【図8】 この発明の効果を説明する図である。
【図9】 この発明の効果を説明する図である。
【図10】 この発明の効果を説明する図である。
【符号の説明】
101…受信部 102…制御部 201…重み付け決定回路 202,203…加算回路 204…合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−219031(JP,A) 特開 平2−165739(JP,A) 特開 平8−195705(JP,A) 特開 平8−79146(JP,A) 特開 昭55−27752(JP,A) 特開 平10−41867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信電界検出値の過小入力レベル、適正
    入力レベル、過大入力レベルの各々に対応した重み付け
    値のテーブルを各々記憶したメモリ部を有し、合成され
    る複数の受信信号の受信電界検出値の各々について、前
    記メモリ部に記憶された各テーブルの中から当該電界検
    出値に対応したテーブルを選択し、かつ、当該テーブル
    により当該電界検出値に対応した重み付け値を求め、こ
    のようにして得られた前記複数の受信信号の受信電界検
    出値の各々に対応した各重み付け値により合成される複
    数の受信信号の復調波振幅の重み付けを行い、合成ダイ
    バーシチを行うことを特徴とする合成ダイバーシチ受信
    機。
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