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JP3099174B2 - 無段変速機の作動検査装置 - Google Patents
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JP3099174B2 - 無段変速機の作動検査装置 - Google Patents

無段変速機の作動検査装置

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JP3099174B2
JP3099174B2 JP07066503A JP6650395A JP3099174B2 JP 3099174 B2 JP3099174 B2 JP 3099174B2 JP 07066503 A JP07066503 A JP 07066503A JP 6650395 A JP6650395 A JP 6650395A JP 3099174 B2 JP3099174 B2 JP 3099174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定シーブと可動シー
ブと可動シーブを軸方向に移動する油圧アクチュエータ
とを各々有するドライブプーリとドリブンプーリとの間
にベルトを巻掛けして成る無段変速機の作動検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無段変速機の作動検査
は、無段変速機の組立完了後に、各プーリの油圧アクチ
ュエータに油を導入した状態でドライブプーリを回転駆
動し、油圧アクチュエータの油圧変化によるドリブンプ
ーリの回転変化を計測することで行なっている(特開昭
62−88935号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、検査
結果が不合格となった場合、無段変速機のケースを分解
し、ドライブプーリやドリブンプーリ等の機構部品のう
ちの不良部品を良品と交換して無段変速機を最初から組
立て直す必要があり、補修作業に手間がかかる不具合が
ある。本発明は、以上の点に鑑み、無段変速機のサブア
ッセンブリ段階で作動検査を行い得られるようにした装
置を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成を目的す
べく、本発明は、固定シーブと可動シーブと可動シーブ
を軸方向に移動する油圧アクチュエータとを各々有する
ドライブプーリとドリブンプーリとの間にベルトを巻掛
けして成る無段変速機の作動検査装置であって、ドライ
ブプーリとドリブンプーリとを該両プーリの一端を軸支
するケース部材に該両プーリ間にベルトを巻掛けした状
態で組付けて成る無段変速機のサブアッセンブリを該ケ
ース部材においてクランプするクランプ手段と、各プー
リの他端を芯押しする芯押し手段と、各プーリの油圧ア
クチュエータにエアを導入するエア導入手段と、ドライ
ブプーリとドリブンプーリとの何れか一方を回転駆動す
る駆動手段と、ドライブプーリとドリブンプーリの回転
速度比を検出する検出手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】ケース部材をクランプ部材でクランプすると共
に各プーリの他端を芯押し手段で芯押しすると、サブア
ッセンブリ段階でも各プーリを完成品と同様の状態に位
置決め保持できる。かくて、ドライブプーリとドリブン
プーリとの一方を駆動手段により回転駆動し、エア導入
手段により各プーリの油圧アクチュエータに導入するエ
ア圧を変化させれば、正常である限りドライブプーリと
ドリブンプーリの回転速度比はエア圧の変化に応じて所
定の相関関係を持って変化し、検出手段による回転速度
比の検出結果から無段変速機が正常に作動するか否かを
検査できる。
【0006】また、サブアッセンブリ段階では各プーリ
が外部に露出しているため、各プーリの固定シーブの軸
方向位置を計測して、ドライブプーリとドリブンプーリ
のアライメントが正常か否かを検査することもできる。
【0007】尚、油圧アクチュエータに油を導入して作
動検査を行うことも考えられるが、この場合には検査後
の無段変速機の組立に備えて一旦油を抜く必要があり、
無段変速機の組立作業の能率が悪くなる。これに対し、
本発明では油圧アクチュエータにエアを導入して作動検
査を行うため、検査後の油抜きが不要となり、無段変速
機の組立作業性を損なうことはない。
【0008】
【実施例】図示の実施例は、ドライブプーリA1とドリ
ブンプーリA2とを両プーリA1,A2間にベルトBを巻
掛けした状態で両プーリA1,A2の一端を軸支するケー
ス部材Cに組付けて成る、図5に示す如き無段変速機の
サブアッセンブリを用いて無段変速機の作動検査を行う
装置に本発明を適用したものである。
【0009】各プーリA1,A2は、固定シーブAaと、
可動シーブAbと、可動シーブAbを軸方向に移動する
油圧アクチュエータAcとを備えており、油圧アクチュ
エータAcの油室Ac1に固定シーブAaの軸部に形成
した軸孔Ac2と径方向の連通孔Ac3と可動シーブAb
のハブに形成した連通孔Ac4とを介して油を導入する
ように構成されており、各プーリA1,A2の油圧アクチ
ュエータAcの内圧を変化させて、各プーリA1,A2
対するベルトBの巻掛け径を変化させることにより無段
変速を行う。サブアッセンブリは、図1に示す如く、ケ
ース部材Cを上にした起立姿勢でパレットPにセットさ
れ、この状態でコンベアCBにより両プーリA1,A2
並設方向(以下、左右方向とする)一方から作動検査装
置に搬入される。
【0010】作動検査装置は、図1乃至図3に示す如
く、サブアッセンブリをケース部材Cにおいてクランプ
するクランプ手段1と、ドライブプーリA1とドリブン
プーリA2の他端、即ち、下端を芯押しする1対の芯押
し手段21,22と、各プーリA1,A2の油圧アクチュエ
ータAcにエアを導入する1対のエア導入手段31,32
とを備えている。クランプ手段1は、図4に示す如く、
ケース部材Cをその前側の左右2箇所と後側の1箇所の
計3箇所でクランプすべく3個設けられている。各クラ
ンプ手段1は、ケース部材Cを押上げる、シリンダ10
aで上下動される押片10と、ケース部材Cの上面に対
向する受座11とで構成されており、押片10の上動で
ケース部材Cを押上げて受座11との間にクランプす
る。
【0011】各芯押し手段21,22は、シリンダ20a
により上下動されるスライダ20と、スライダ20に軸
支したピン21とで構成されており、スライダ20の上
動でピン21を、図5に明示する如く、各プーリA1
2の下端の軸孔開口部に係合させて、各プーリA1,A
2を芯決めすると共に上方に芯押しする。
【0012】各エア導入手段31,32は、シリンダ30
aにより上下動される昇降枠30と、昇降枠30に軸支
した中空ピン31と、ピン31に上下動自在に挿通した
エアノズル32とで構成されており、昇降枠30の下動
でピン31を、図5に明示する如く、各プーリA1,A2
の上端の軸孔開口部に係合させて各プーリA1,A2を芯
決めすると共に、エアノズル32を各プーリA1,A2
軸孔Ac2に挿入する。ドライブプーリA1用のエア導入
手段31のピン31は軸孔Ac2に挿入される延長部31
aを備えており、延長部31aの下方に突出するエアノ
ズル32の下部外周に該ノズル32の下端のフランジで
抜止めされるOリング32aを装着すると共に、エアノ
ズル32をシリンダ32bによりレバー32cを介して
上下動し得るようにした。そして、エアノズル32の上
動でOリング32aを圧縮してドライブプーリA1の軸
孔Ac2に対するエアノズル32のシール性を確保し、
この状態でエアノズル32の下端からエアを吐出するこ
とによりドライブプーリA1の油圧アクチュエータAc
に軸孔Ac2を介してエアを導入し得るようにした。
尚、軸孔Ac2の下端からエアがリークしないように、
ドライブプーリA1用の芯押し手段21のピン21の上端
には軸孔Ac2の下端をシールする栓部21aが設けら
れている。
【0013】ドリブンプーリA2の軸孔Ac2には油圧ア
クチュエータAc用の連通孔Ac3とその下側の潤滑用
の油孔との間に位置させてシールリングAc5が装着さ
れている。そして、ドリブンプーリA2用のエア導入手
段32のエアノズル32をシリンダ32dにより上下動
し得るようにし、該エアノズル32の下動によりその下
端の栓部32eをシールリングAc5に嵌合させ、この
状態でエアノズル32の下部外周の開口32fからエア
を吐出することによりドリブンプーリA2の油圧アクチ
ュエータAcにエアを導入し得るようにした。
【0014】ドライブプーリA1用のエア導入手段31
は、ドライブプーリA1を回転駆動する駆動手段4が組
込まれており、これを詳述するに、エア導入手段31
昇降枠30に、ピン31をベルト40aを介して回転す
るモータ40を搭載すると共に、ピン31の下部外周に
ドライブプーリA1の上端部にスプライン係合可能なカ
ップリング41をばね41aに抗して上動自在にスプラ
イン係合させ、モータ40とピン31とカップリング4
1とで駆動手段4を構成している。
【0015】作動検査装置は、更に、各プーリA1,A2
の固定シーブAaに形成したパルサギアAa1と協働し
て各プーリA1,A2の回転速度を検出する速度センサ5
1,52と、各プーリA1,A2の固定シーブAaの軸方向
位置を計測する位置センサ61,62とを備えている。各
位置センサ61,62は、シリンダ60aより各プーリA
1,A2に向けて前後方向に進退される可動枠60と、可
動枠60に上下動自在に支持させた、各プーリA1,A2
の固定シーブAaの内側面に当接可能な接触子61と、
可動枠60に取付けた、接触子61の上下方向の変位を
計測するマイクロポテンンショメータ62とで構成され
ている。接触子61はシリンダ61aによりばね61b
を介して固定シーブAa側に押動されるように構成され
ており、可動枠60を各プーリA1,A2側に前進させた
状態で接触子61をシリンダ61aの作動により各プー
リA1,A2の固定シーブAaに当接させ、このときのポ
テンショメータ62の検出信号により各プーリA1,A2
の固定シーブAaの軸方向(上下方向)位置を計測す
る。
【0016】次に、上記作動検査装置による無段変速機
の検査手順を説明する。作業検査装置にパレットPが搬
入されたとき、先ず、芯押し手段21,22のスライダ2
0を上動させてピン21を各プーリA1,A2の下端の軸
孔開口部に係合させると共に、エア導入手段31,32
昇降枠30を下動させてピン31を各プーリA1,A2
上端の軸孔開口部に係合させる。これによれば、各プー
リA1,A2が所定位置に芯決めされるようにケース部材
Cが水平方向に位置補正され、次いで、クランプ手段1
の押片10を上動させてケース部材Cを受座11との間
にクランプし、ケース部材Cの三次元の位置決めを行
う。尚、エア導入手段31,32の昇降枠30はシリンダ
30aの下室の圧を減圧することで自重により下動され
るようになっており、押片10の上動によるケース部材
Cの押上げに際し、ピン31を介して昇降枠30も押上
げられる。また、ドライブプーリA1用のエア導入手段
1の昇降枠30の下降に際しモータ40によりピン3
1を低速で回転させ、カップリング41をドライブプー
リA1の上端部外周にスプライン係合させる。
【0017】次に、芯押し手段21,22のシリンダ20
aへの供給エア圧を高め、ピン21を介して各プーリA
1,A2を上方に芯押しする。これによれば、ケース部材
Cに対する各プーリA1,A2の軸方向の遊びが除去され
ると共に、各プーリA1,A2の傾倒が防止され、サブア
ッセンブリ段階でも各プーリA1,A2を完成品と同様の
位置に保持できる。
【0018】次に、エア導入手段31,32のエアノズル
32から各プーリA1,A2の油圧アクチュエータAcに
低圧のエアを供給すると共に、駆動手段4によりドライ
ブプーリA1を回転駆動してベルトBを張らせる。次い
で、ドライブプーリA1を回転駆動したままドリブンプ
ーリA2の油圧アクチュエータAcへの供給エア圧を高
くして低速状態を確立し、この状態で各プーリA1,A2
の回転速度を速度センサ51,52で検出してドライブプ
ーリA1とドリブンプーリA2の回転速度比を計測すると
共に、ドライブプーリA1の固定シーブAaの軸方向位
置を位置センサ61で計測する。
【0019】次に、ドライブプーリA1を回転駆動した
ままドライブプーリA1の油圧アクチュエータAcへの
供給エア圧を高くすると共にドリブンプーリA2の油圧
アクチュエータAcへの供給エア圧を低くして高速状態
を確立し、この状態で各プーリA1,A2の回転速度を速
度センサ51,52で検出してドライブプーリA1とドリ
ブンプーリA2の回転速度比を計測すると共に、ドリブ
ンプーリA2の固定シーブAaの軸方向位置を位置セン
サ62で計測する。
【0020】そして、回転速度比が低速状態と高速状態
とで夫々所定値になり、且つ、各プーリA1,A2の固定
シーブAaの軸方向位置が夫々所定位置になっていると
きに合格と判定して、サブアッセンブリを次の組立工程
に搬送し、不合格と判定されたときはサブアッセンブリ
を補修工程に搬送して部品交換などの補修作業を行う。
【0021】尚、上記実施例では、駆動手段4でドライ
ブプーリA1を回転駆動するようにしたが、ドリブンプ
ーリA2を回転駆動することも可能である。また、上記
実施例では各プーリA1,A2の回転速度を各速度センサ
1,52で検出するようにしたが、駆動手段4により一
方のプーリを所定の一定速度で回転駆動する場合には、
他方のプーリの回転速度が両プーリの回転速度比を表わ
すパラメータとなるから、他方のプーリの回転速度のみ
を検出して合否判定を行っても良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、無段変速機の作動検査をサブアッセンブリ段
階で行うことができるため補修作業が容易になり、且
つ、各プーリの油圧アクチュエータの作動流体としてエ
アを用いるため検査後に油抜きを行うことなく無段変速
機の組立作業を再開でき、生産性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一例の截断正面図
【図2】 図1のII-II線截断側面図
【図3】 図1の左側面図
【図4】 図1のIV-IV線截断平面図
【図5】 要部の拡大截断正面図
【符号の説明】
1 ドライブプーリ、 A2 ドリブンプーリ Aa 固定シーブ、 Ab 可動シーブ Ac 油圧アクチュエータ、 B ベルト C ケース部材、 1 クランプ手段 21,22 芯押し手段、 31,32 エア導入
手段 4 駆動手段、 51,52 速度センサ 61,62 位置センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−88935(JP,A) 実開 昭63−182349(JP,U) 特公 昭63−33589(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/02 F16H 9/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定シーブと可動シーブと可動シーブを
    軸方向に移動する油圧アクチュエータとを各々有するド
    ライブプーリとドリブンプーリとの間にベルトを巻掛け
    して成る無段変速機の作動検査装置であって、 ドライブプーリとドリブンプーリとを該両プーリの一端
    を軸支するケース部材に該両プーリ間にベルトを巻掛け
    した状態で組付けて成る無段変速機のサブアッセンブリ
    を該ケース部材においてクランプするクランプ手段と、 各プーリの他端を芯押しする芯押し手段と、 各プーリの油圧アクチュエータにエアを導入するエア導
    入手段と、 ドライブプーリとドリブンプーリとの何れか一方を回転
    駆動する駆動手段と、 ドライブプーリとドリブンプーリの回転速度比を検出す
    る検出手段と、 を備えることを特徴とする無段変速機の作動検査装置。
  2. 【請求項2】 各プーリの固定シーブの軸方向位置を計
    測する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    無段変速機の作動検査装置。
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