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JP3100777B2 - 病院用診断支援装置 - Google Patents
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JP3100777B2 - 病院用診断支援装置 - Google Patents

病院用診断支援装置

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JP3100777B2
JP3100777B2 JP23242492A JP23242492A JP3100777B2 JP 3100777 B2 JP3100777 B2 JP 3100777B2 JP 23242492 A JP23242492 A JP 23242492A JP 23242492 A JP23242492 A JP 23242492A JP 3100777 B2 JP3100777 B2 JP 3100777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は治療の変遷や検査結果の
変遷をわかり易く表示して治療効果の判定や治療計画の
遂行を支援するための病院用診断支援装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】病院等おける業務の総合的な管理のため
に、医療総合システム(医療オーダリングシステム)が
開発されている。このシステムは、受付窓口や、診察
室、検査室、事務部門、薬剤部、各種の検査室、ナース
ステーション、病棟診療室などに端末を配置し、LAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)によりホストマシ
ンと接続して、ホストマシンとの間でデータ授受や各種
演算処理、更には各種管理等を行うためのもので、外来
受付から、診療、入院治療、検査等に至までの患者個人
々々の各種データや、病院業務の各種データをデータベ
ース化して保存し、データを引き出して参照したり、会
計業務を行ったりすることができるものである。
【0003】このシステムにおいては、入院または外来
患者のこれまでの検査結果や、注射、投薬された薬品に
ついての情報をデータベースに保持している。
【0004】従って、この医療総合システムがデータベ
ースに保持している情報を用いて、患者のこれまでの検
査結果の変遷をグラフ化し、投薬等の診療行為の経過
を、時間軸を共有してディスプレイに表示することは、
医師の診断業務を補助し、病状あるいは治療効果の確認
をする上で効果があり、利用価値が高い。
【0005】そのため、従来システムでは患者の状況表
示モードにおいて、患者名、ID番号、生年月日等のう
ち、いくつかの項目を入力すると、年齢や体重、体質、
検査した項目等が表示され、表示したい検査項目を指定
するとその検査項目における現在までの経緯をグラフ化
して合わせて表示すると云った機能を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、医療総合
システムにおいては、入院または外来患者のこれまでの
検査結果や、注射、投薬された薬品についての情報をデ
ータベースに保持している。
【0007】従って、この医療総合システムがデータベ
ースに保持している情報を用いて、患者のこれまでの検
査結果の変遷をグラフ化し、処置や投薬等の診療行為
(治療行為)の経過を、時間軸を共有してディスプレイ
に表示することは、医師の診断業務を補助し、病状ある
いは治療効果の確認をする上で効果があり、利用価値が
高い。
【0008】そのため、従来システムでは患者の状況表
示モードにおいて、患者名、ID番号、生年月日等のう
ち、いくつかの項目を入力すると、年齢や体重、体質、
検査した項目等が表示され、表示したい検査項目を指定
するとその検査項目における現在までの経緯をグラフ化
して合わせて表示すると云った機能を備えている。
【0009】また、治療項目別の治療実施時期の表示等
も上記グラフと時間軸を合わせてグラフ表示されるよう
にもなっている。
【0010】この機能によるこのようなデータのビジュ
アル化は、病名の判断を補助する場合もあれば、病名は
判明しているが、患者の体質に合った治療方針はどのよ
うなものが望ましいのかと云った治療計画を確立するた
めに有効な場合もある。ただし、判断する医師にとって
理解し易い画面を構成するためには、実施した全ての検
査結果を表示することは、ディスプレイの大きさの制約
もあり、困難であるばかりでなく、画面が込み入って、
むしろ見にくくなると云ったマイナス要因にもなる。
【0011】従って、従来のシステムでは検査を実施し
て得た結果のうち、重要なもの、あるいは注目している
ものを操作者が選択し、グラフ表示させるようにした
り、また、実施された多くの治療項目(投薬や注射)の
中から、上記グラフと合わせて表示すべき項目を選択
し、その治療時期を時間軸を一致させて上記グラフと共
に表示すると云った設定を行う必要がある。
【0012】さらにグラフ表示に関する事項、例えば、
グラフ原点や表示スケール、いつからいつまでの期間に
おけるものを表示するかと云った表示期間、そして、対
数座標で表示するか通常座標で表示するかと云った表示
方法なども、設定しなければならない。
【0013】このような選択・設定の操作をグラフ表示
のたびに行うことは、操作者である医師または看護婦に
とって、大きな負担となり、診断を補助すると云う本来
の目的にそぐわないものとなる。
【0014】そこで、この発明の目的とするところは、
設定や選択の操作を低減して誰でもが手軽に利用でき、
効果的な診断の補助を果たすことができるようにした病
院用診断支援装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、患者毎の
診断情報、治療内容および検査情報の履歴ならびにこれ
らの情報を表示するための表示設定情報を保持したデー
タベースと、このデータベースから特定の患者の各種情
報を取り出して表示するための処理手段と、この処理手
段により取り出された各種情報を表示する表示手段とを
備え、前記データベースは、担当医師別の表示設定情報
を保持すると共に、 前記処理手段は、前記データベー
スが保持する表示設定情報に基づいて前記各種情報の少
なくとも一部を表示し、また、前記データベースに表示
設定情報が保持されていない場合には、検査毎に設定で
きる表示条件と主疾患に基づいて設定できる表示設定条
件とに従って各種情報を表示し、該当患者に関する主疾
患の情報がある場合は、疾患毎に定めた特定表示設定に
基づいて各種情報を表示することを特徴とする。
【0016】更には、データベースには当該患者につい
ての各種情報の履歴を保持し、患者固有の表示設定があ
る場合には前記処理手段は前回のその表示設定に基づい
て表示を行うようにすることを特徴とする
【0017】
【作用】上記の構成において、データベースには患者毎
の診断情報、治療内容および検査情報の履歴およびこれ
らの情報の表示のための設定条件情報が保持されてお
り、処理手段からはこのデータベースに対して、患者毎
の診断情報、治療内容および検査情報を入力して保存
せるようにしたり、読み出して前記設定条件情報に従っ
て表示に供することができる。そして、処理手段により
このデータベースに保持されている患者の各種情報を取
り出して表示手段に表示させることにより、患者の治療
の状況を一覧できるようにし、また、取り出した患者の
各種情報のうち治療内容および検査情報からこれらの変
遷を、表示のための設定条件情報に基づいて、例えば、
グラフ表示することにより、治療効果の考察や治療計画
の支援を行う。また、前記データベースに表示設定情報
が保持されていない場合には、検査毎に設定できる表示
条件と主疾患に基づいて設定できる表示設定条件とに従
って各種情報を表示し、該当患者に関する主疾患の情報
がある場合は、疾患毎に定めた特定表示設定に基づいて
各種情報を表示することができる。そのため、診断がま
だ確定していないような状況下では、疾患が何であるか
わかっていないから、とりあえず検査毎に設定できる表
示条件で表示を行い、診断がおりて主疾患が決まればそ
の疾患固有の表示設定にて情報の表示を行うといった段
階に応じた支援が行えるようになる。
【0018】医療総合システムとしてのデータベースに
おいては具体的には (1)「各疾患に関する情報(病名など)」 (2)「各検査項目に関する情報(検査項目名、検査結
果の正常範囲など)」 (3)「操作者に関する情報(医師を含めた病院職員の
情報)」 が予め保持され、システムが運用されるとさらに (4)「患者に関する情報」 を蓄積してゆく。
【0019】ここで、グラフ表示の対象となる検査は、
例えば、GOT検査のように血液中の特定成分の量の測
定等である。そこで、グラフ画面の構成方法の初期設定
に関する情報を上記(2)の「各検査項目に関する情
報」に個別に持たせ、この情報を表示の設定条件として
用いて、この条件に合わせた表示を行う。この「各検査
項目に関する情報」には、縦軸のスケール(表示の原点
位置の値と最大値)、目盛りのとり方、(対数表示、通
常表示)、検査結果の正常値の範囲等が含まれる。
【0020】これらの設定はあくまで初期設定(デフォ
ルト設定)であるので、実際に利用する際には変更する
ことを可能にする。そして、操作者(医師など)がある
患者のために、いくつかの処理内容と検査項目について
のグラフ画面を構成するように変更し、この新たな設定
条件で情報の表示に供したとすると、このとき表示した
検査項目と処置項目の組み合わせおよびそれぞれの表示
方法の詳細をデータベースに記憶し、前記(4)「患者
に関する情報」の一部として、患者毎に別々に記憶する
ことによって、次回、同一の患者について表示する際に
は、前回と同じ内容のグラフ画面を初期設定として自動
的に構成することができるようになると云うものであ
る。表示が変更された場合には、その変更された新たな
設定内容が代わりに登録される。
【0021】但し、これだけの場合、新たな患者の表示
を行う際に、毎回画面の構成を行う必要が出て来る。
【0022】そこで、その患者の主疾患名が既にデータ
ベースに登録されており、かつ、その患者のグラフ表示
を最初に行う場合には、上記の処理と合わせて、その表
示設定内容を主疾患名に対応させて別々にデータベース
に記憶する。この情報は、同一の主疾患を持つ新規の患
者について、グラフ表示を行う際の初期設定として利用
され、これまでの表示履歴のない患者の場合でも、初期
設定としての自動的なグラフ画面の構成が可能になる。
この情報は各操作者(医師)毎に別々のものとして記憶
する。これは医師によって重視する指標や処置内容が異
なるケースがあることに対処させるためである。
【0023】このような本発明によれば、患者の医学的
データのビジュアルな表示に際し、ビジュアル化に伴う
細部の設定の操作の大部分を省くことができ、操作性を
飛躍的に向上させて医師の視察業務において、負担なく
十分に使いこなせる医療システムを構成することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。本発明を適用する医療総合システム
(医療オーダリングシステム)においては、入院または
外来患者のこれまでの検査結果や、注射、投薬された薬
品についての情報をデータベースに保持している。そこ
で、本発明ではこの情報を用いて、医師による診断業務
を支援するために、ある期間の検査結果の変遷と特定の
薬品についての投薬期間とを同時にグラフ化し、ワーク
ステーションまたはパーソナルコンピュータなどの端末
装置の画面に表示するようにしたものである。
【0025】この表示にあたり、本発明では操作者(医
師)の負担を軽くするため、グラフ表示に関する設定条
件の内容を患者毎、医師毎、疾患毎に保持させ、しか
も、条件を変更した場合には設定条件の内容を更新変更
して、最新の設定内容で、対象とする患者における次回
の表示操作において、煩わしい設定操作を行うことな
く、見易いグラフ表示を行えるようにするもので、以
下、詳細を説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例に関わる医療総合
システムの全体構成例を示すブロック図である。但し、
この構成は個々の病院の組織構成に応じて変化する。
【0027】図1において、1はデータベース処理装
置、2は記憶装置、3は総合受付用端末装置、4は各科
診察室用端末装置、5は各科病棟用端末装置、6は薬剤
部用端末装置、7は会計部用端末装置、8は各種検査室
用端末装置、9は検査装置、10はその他の施設用の端
末装置、11はLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)である。
【0028】各端末装置3〜7,10にはパソコンまた
はワークステーションなどが用いられる。また、各種検
査室用端末装置8はさらに生化学検査装置等の各種検査
装置と接続され、データの収集や解析を行う機能を持た
せてある。各端末装置3〜10はキーボードやディスプ
レイ装置を持ち、それぞれ設置される部署での必要とす
る処理機能をプログラムとして持たせてある。
【0029】各端末装置3〜10は相互にLAN11で
接続される。大量のデータを処理するために、データベ
ースとして動作する1台または複数台のサーバマシンが
あり、端末からの要求に応じて必要なデータの検索、受
け渡しや、データの格納、訂正を行う。端末装置は、受
付、診察室、薬剤部、各種の検査室などに配置され、必
要な業務を行う。例えば、患者が受付を行った場合、受
付端末では新規の患者であればこの患者の登録操作を行
い、データベースに格納し、各診療科の診察室の端末に
患者が来院したことをLAN11を通じて通知する。
【0030】このデータベースとして動作するサーバマ
シンがデータベース処理装置1であり、大容量の記憶装
置2を有していて、各端末装置3〜10から入力される
データをこの記憶装置2に格納し、各端末装置3〜10
からの要求に応じてデータベースとして処理を行う。
【0031】なお、サーバマシンとして高性能のコンピ
ュータを使用している場合には、各端末装置3〜10で
の機能の多くはこのコンピュータに処理を任せるように
構成することもできる。
【0032】図2はこのような医療総合システムに接続
される診察室用、病棟用の端末装置(病院用診断支援装
置)4,5の構成を示すブロック図であり、21はプロ
グラムを実行して演算処理や各種制御を司るなど演算、
制御の中枢を担うCPU(プロセッサ)、22はプログ
ラムなどを格納し、またデータの保持やプログラムのワ
ーキングエリアなどに利用されるメモリ、23はマウス
やトラックボールあるいはジョイステックなどの座標入
力装置、24はコマンド入力やデータの入力等を行うキ
ーボード、25はこのキーボード24より与えられるキ
ー入力をCPU21に伝えるキーボード入力回路、26
はCPU21より与えられる表示内容をディスプレイに
表示すべく制御する表示制御回路、27はこの表示制御
回路26の制御のもとにキャラクタや画像を表示する表
示部(ディスプレイ)である。
【0033】28は外部とのデータの授受を行う伝送制
御のための伝送制御回路であり、29はこの伝送制御回
路28と外部のデータラインとを接続するためのコネク
タである。このコネクタ29を介してLAN11と接続
される。この他、図示しないが、情報のハードコピーを
得るプリンタ装置や、診察券(磁気カードやIDカード
によるもの)の情報を読み込んだり、書き込んだりする
リーダライタなど、必要な端末機器が接続してある。
【0034】メモリ22に格納されたアプリケーション
プログラムを実行することにより、CPU21は病院用
診断支援システムとしての機能を実現している。その結
果、CPU21は図3に示す如く、グラフ作成処理機能
部21a、条件設定機能部21b、編集機能部21c、
情報入出力機能部21d、設定条件記憶部21e、検索
・処理機能部21f、履歴記憶機能部21gの各機能を
持つことになる。
【0035】これらのうち、条件設定機能部21bはデ
ィスプレイに表示する際の各種設定条件を設定する機能
であり、設定条件記憶部21eはこの機能により設定さ
れた条件やデータベースから読み込んだ各種設定条件を
記憶する機能部である。ここでの各種設定条件は、例え
ば、病名に関する情報(各診療科で扱う疾患名の情報
と、疾患毎の初期表示設定(表示する検査項目、各検査
結果の折れ線グラフ表示設定(スケール)、表示する対
象となる処置名および投薬種など))、検査項目に関す
る情報(検査項目名、検査結果の単位、検査結果の正常
値範囲、検査項目毎の折れ線表示設定(表示範囲の値、
正常値範囲、表示種類(通常表示、対数表示)))な
ど、操作者に関する情報(医師名、所属科、医師毎の疾
患別の初期表示設定(表示する検査項目、各検査結果の
折れ線表示設定、表示する処置、投薬種))など、患者
情報(患者に関する基本情報(例えば、氏名、ID番
号、生年月日、年齢)、来院歴、投薬や注射および処置
歴、検査歴とその結果値、主疾患名、患者毎の初期設定
情報(表示する検査項目、各検査結果の折れ線表示設
定、表示する処置、投薬種))などの情報が一時的に保
持される。
【0036】編集機能部21cは、患者のデータなどを
作成するための機能で、キーボード23などより入力さ
れた情報を取り込んだり、情報を削除したり、変更した
り、訂正したり、消去したりする等の各種編集処理を行
うものである。
【0037】検索・処理機能部21fはキーボードや、
マウスなどの座標入力装置により入力された情報やコマ
ンドに基づき、データベースを検索すべく、LAN11
を介してデータベース処理装置1に検索指令を送り、デ
ータベース処理装置1から得られた情報から、必要情報
を所定のフォーマットで並べたり、並べ替えをしたり、
キーボード24や座標入力装置23からの入力内容に応
じて情報の選択をしたり、編集機能部21cによって作
成された新たな情報を登録すべく、LAN11を介して
データベース処理装置1に送ったりする等の各種機能を
実施するものである。また、検査、処方の指示を入力操
作された場合には、関係部署の端末に対してその指示内
容を伝送して表示させ、データベースにはこの指示内容
を担当医師名、日付および時間情報と共に該当患者の情
報として蓄積させると云った機能を有する。その他、指
示した情報についても同様である。
【0038】グラフ作成処理機能部21aは検索・処理
機能部21fにより得た情報を上記設定条件記憶部21
eに保持された設定条件に基づいてグラフ作成する機能
であり、この作成されたグラフは表示制御回路26を介
して表示部(ディスプレイ)27に表示される。
【0039】情報入出力機能部21dはLAN11や周
辺機器との間での情報の授受を行うためのものであり、
また、履歴記憶機能部21gは設定した条件の変遷の履
歴を記憶するものである。検索・処理機能部21fはグ
ラフ表示の実行を行った場合に、この履歴のうち最新設
定の条件をデータベースに記憶させ、表示に際してはこ
の最新条件を取り出して設定条件記憶部21eに記憶さ
せ、グラフ作成用に提供する最新の設定情報として提供
する機能を持つ。
【0040】また、条件設定機能部21bは上述の履歴
記憶機能部21gに記憶されている履歴情報を過去に遡
って読出して、過去の設定を再度利用すると云ったヒス
トリ機能をも有していて、一度、使用した設定内容を改
めで全面的に入力して設定し直すと云った手間を省くこ
とができるようにしてある。これにより、設定をしなお
したものの、気に入らず、むしろ前に試みた設定の方が
良かった場合などに、手軽に元に戻すことができるよう
にしている。
【0041】このような機能を持たせることにより、診
察室用、病棟用の端末装置(病院用診断支援装置)4,
5に、操作性の良い病院用診断支援システムとしての機
能を付与している。
【0042】次にこのような構成の本装置の作用を説明
する。上述したように、本診察室用、病棟用の端末装置
4,5はパソコンまたはワークステーションなどが用い
られ、ディスプレイ装置を持ち、相互にLANで接続さ
れている。大量のデータを処理するために、データベー
スとして動作するホストマシンがあり、端末からの要求
に応じて必要なデータの検索、受け渡しや、データの格
納、訂正を行う。端末装置は、受付、診察室、薬剤部、
各種の検査室などに配置され、必要な業務を行う。例え
ば、患者が受付を行った場合、受付端末では新規の患者
であれば登録を行い、データベースに格納し、各診療科
の診察室の端末に患者が来院したことをLANを通じて
通知する。
【0043】診察室ではその患者の診察の段階で、端末
装置4,5を医師または看護婦が操作し、データベース
処理装置1に当該患者に関するデータの抽出を指令す
る。これにより、データベースに蓄えられているこれま
でのその患者の処方歴や来院歴等が読み出されて端末装
置4,5に送られ、当該端末装置4,5のCPU21は
これを所定のフォームで表示部27に表示させるので、
これを参照しながら、医師は診察を行い、必要な検査、
処方を端末装置4,5を通じて指示する。
【0044】これによって、この指示は該当施設の端末
装置へ伝達されると共に、当該端末装置4,5のCPU
21はデータベース処理装置1に当該指示した検査、処
方の情報をデータベースに蓄積させるべく指令を与え
る。従って、データベースには当該指示した検査、処方
の情報を当該患者の新たな情報として日付、時間情報と
共に蓄積させる。
【0045】蓄積した内容は、主として個々の患者のた
めの会計や病院全体の会計のために利用される。本発明
の中心となるのは、このうち、診断室用および入院病棟
用の端末装置4,5およびデータベースである。
【0046】この端末装置4,5を操作して、医師があ
る患者に対するこれまでの検査結果をグラフ表示する場
合を考える。
【0047】図4は本発明の対象となる診察室用、入院
病棟用の端末装置4,5における表示例である。この図
では、ある特定の患者について、データベースに格納さ
れたこれまでの検査結果や、処置、投薬歴を表示した様
子を示している。
【0048】患者の状況表示モードにおいて、患者名、
ID番号、生年月日等のうち、最低限必要ないくつかの
項目の入力待ちの画面が表示され、要求に応えて必須項
目の内容を入力すると、データベースよりその該当患者
の情報が読み出される。そして、装置ではこの情報を受
けて、この情報の中から、患者名、ID番号、生年月日
などと共に年齢や体重、体質、検査した項目等を整理し
て一覧形式でディスプレイ画面に表示させる。
【0049】一覧として整理されて表示されている検査
項目の中から、表示したい検査項目をマウスなどの座標
入力装置により指定すると、CPU21はデータベース
から得られたその患者の現在までの検査項目別検査結果
情報から、その表示したい検査項目(1つもしくは複
数)における現在までの経緯を、データベースから読み
出されて設定条件記憶部21eに記憶された設定条件に
基づいてグラフ化して表示部27に表示する。また、投
薬や処置と云った診療(治療)の内容も、設定条件に基
づいていくつかの項目について該当のものを日付を表わ
す横軸を共通にして表示する。
【0050】設定条件は担当医師に固有のものが記憶さ
れていれば第1段階としてはそれが使用される。
【0051】複数の検査項目について同時にグラフ表示
する場合は、日付を表わす横軸を共通にして表示する。
これにより、投薬や処置と云った診療(治療)と、患者
の状態の変化との対応がとれるようになる。
【0052】一般に、検査や投薬、処置は一人の患者に
対して多数行われており、グラフ表示に際しては、どの
情報をグラフ化するのか、選択する必要が生じる。ま
た、図では3ケ月の期間分を1画面に表示しているが、
場合によっては半年分とか、1年分とかと云った具合
に、より長期間分の表示を行いたい場合もあるし、ま
た、最近の状況だけを表示すれば十分で、長期の状況は
かえってわかり難い場合もある。
【0053】グラフの場合も同様に、患者によっては検
査結果が非常に特別に値をとるために、プロット点がグ
ラフの表示領域外にはみ出して見えなくなったりするこ
ともある。そのような場合、表示設定を訂正する必要が
出て来る。
【0054】そこで、CPU21には条件設定機能部2
1bの機能により、キーボードやマウスの操作によっ
て、表示の設定を変更することができるようにしてあ
り、この機能によって設定条件の変更を行うことで、グ
ラフ作成処理機能部21aの働きにより、リアルタイム
にグラフを連動させて表示変更させることができる。変
更された設定条件は条件設定機能部21bおよび履歴記
憶機能部21gに記憶され、また、データベースの更新
を行っておき、次回の表示においても最新のその設定内
容を再利用できるようにする。
【0055】また、履歴記憶機能部21gによるヒスト
リ機能があり、設定内容を過去に遡って読出し、利用す
ることができるので、設定変更したが、適切でなかった
場合とか、一旦は変更したが、元に戻すような場合にワ
ンタッチでこれを行うことができる。また、単に参考と
して参照したいなど、一時的に表示を変更したい場合等
では臨時指示を指定することで、データベースにおける
設定条件の更新は行わずに、端末側のみの臨時変更を行
うモードも利用できる。
【0056】図5は本発明における情報とその情報の表
示設定の所属の関係を表わしている。すなわち、図5に
おける(a)は病名に関する情報であり、各診療科で扱
う疾患名の情報と、疾患毎の初期表示設定(表示する検
査項目、各検査結果の折れ線表示設定(スケール設
定)、表示する対象となる処置名および投薬種など)が
設定されている。
【0057】図5における(b)は検査項目に関する情
報であり、検査項目名、検査結果の単位、検査結果の正
常値範囲、検査項目毎の折れ線表示設定(表示範囲の
値、正常値範囲、表示種類(通常表示、対数表示))な
どが設定されている。
【0058】図5における(c)は操作者に関する情報
であり、医師名、所属科、医師毎の疾患別の初期表示設
定(表示する検査項目、各検査結果の折れ線表示設定、
表示する処置、投薬種)などが設定されている。
【0059】また、図5における(d)は患者情報であ
り、患者に関する基本情報(例えば、氏名、ID番号、
生年月日、年齢)、来院歴、投薬や注射および処置歴、
検査歴とその結果値、主疾患名、患者毎の初期設定情報
(表示する検査項目、各検査結果の折れ線表示設定、表
示する処置、投薬種)などの情報が設定されている。
【0060】各患者のデータについて、一度表示に供し
た設定内容はCPU21の持つ条件設定機能部21b、
履歴記憶機能部21gの働きによって保持され、かつ、
CPU21の検索・処理機能部21fの働きによってデ
ータベースにおけるその患者のデータの一部として、デ
ータベースの記憶装置2に保存される。
【0061】また、初めて表示を行う患者の場合には、
前回の設定が存在しないが、この場合でも当該患者の主
疾患が判明している場合には主疾患毎に関連のある検査
項目や処置が、ある程度決まっているので、それに応じ
た内容の設定が疾病名の情報と共にデータベースに蓄積
される。そして、当該疾患に関する情報としてデータベ
ースから当該患者に対する検査項目や処置の種類の情報
を取得し、これらの取得した情報を表示部に表示する。
【0062】従って、初診の場合でも、どの様な検査が
必要で、どのような処置が必要なのかを一覧でき、医師
はこの中から必要なものを選んで検査や治療の指針を決
めることができる。当然のことながらこの中から選択し
た場合、または、それ以外の指示を入力操作した場合、
データベースにその患者に関するデータとして登録され
る。
【0063】また、疾患に対応して処方する薬剤等の一
覧もデータベースに蓄積されているので、これも疾患に
合わせて表示部に表示させ、参照することができる。
【0064】図6ないし図8は本発明を採用した医療総
合システムが、グラフ表示設定を選択する手順を示すフ
ローチャートである。図6は全体図、図7および図8は
部分拡大図である。図に示した説明文中の(3),
(4)などの番号は図5のそれと対応している。
【0065】グラフ表示を開始させると、その患者につ
いての最初の表示であるのか(患者デ−タに表示設定が
未だ登録されていないか)をチェックし(S1)、最初
の表示である(登録されていない)ならば、その患者の
主疾患名が既に入力されているかをチェック(S2)す
る。そして、その結果、その患者の主疾患名が既に入力
されているならば、疾患名情報に現在の操作者(医師)
の前回の設定登録があるかをチェックする(S3)。
【0066】S3におけるチェックの結果、前回の登録
があれば、医師(操作者)毎の疾患別の表示初期設定で
ある前回登録された「(3)操作者に関する情報」(図
6(c)参照)を使用して初期表示する(S4)。そし
て、医師によるグラフ参照が行われて、不具合があれば
医師は表示設定の変更を行う(S5)。
【0067】次に、表示終了時の表示設定を「(4)患
者毎の表示初期設定」および「(3)操作者に関する情
報」の両者に設定し(S6)、表示を終了する。
【0068】一方、S1におけるチェックの結果、最初
の表示でない場合(患者データに表示設定が登録されて
いる場合)にはS10に移り、この患者についての前回
の登録の「(4)患者毎の表示初期設定」の内容に従っ
て初期表示する。そして医師によるグラフの参照が行わ
れて、不具合があれば医師は表示設定の変更を行う(S
11)。
【0069】次に、表示終了時の表示設定を「(4)患
者毎の表示初期設定」に設定し(S12)、表示を終了
する。
【0070】また、S2のチェックにおいて、その患者
の主疾患が既に入力されていたならばS7に移り、操作
者による表示項目の選択を行い、次「(2)検査項目の
情報」に組み込まれているグラフを表示設定を読出して
使用し、その設定条件でグラフ表示を実施する(S
8)。そして、医師によるグラフ参照が行われて、不具
合があれば医師は表示設定の変更を行う(S5)。
【0071】次に、表示終了時の表示設定を「(4)患
者毎の表示初期設定」および「(3)操作者に関する情
報」の両者に設定し(S6)、表示を終了する。
【0072】また、S3におけるチェックの結果、前回
の登録がなければ、予めシステムに組み込まれている疾
患別の初期表示用の設定情報である「(1)疾患別の初
期表示設定」(図6(c)参照)を使用して初期表示す
る(S9)。そして、医師によるグラフ参照が行われ
て、不具合があれば医師は表示設定の変更を行う(S
5)。
【0073】次に、表示終了時の表示設定を「(4)患
者毎の表示初期設定」および「(3)操作者に関する情
報」の両者に設定し(S6)、表示を終了する。
【0074】以上、本発明の詳細を説明したが、要する
に、本発明は患者の病状の変遷をわかり易くビジュアル
に表示するために、検査結果の遷移や、治療内容の履歴
をグラフ化して表示するにあたり、疾患名と検査項目に
応じた適正なスケールや、医師別の疾患別重点表示項
目、患者別適正スケールや、グラフの形態などの設定条
件情報を登録することができ、これらの設定条件に変更
があった場合には最新の設定条件情報を登録して、以
後、その設定情報に基づいた設定条件のもとに表示を行
うようにしたものである。
【0075】すなわち、医療総合システムにおいては、
「各疾患に関する情報(病名など)」、「各検査項目に
関する情報(検査項目名、検査結果の正常範囲な
ど)」、「操作者に関する情報(医師を含めた病院職員
の情報)」、が予め保持され、システムが運用されると
さらに、「患者に関する情報」をデータベースに蓄積し
てゆくことができる。
【0076】ここで、グラフ表示の対象となる検査は、
例えば、肝機能検査におけるGOT検査のように血液中
の特定成分の量の測定等である。そこで、本発明ではグ
ラフ画面の構成方法の初期設定に関する情報を「各検査
項目に関する情報」に個別に持たせる。この情報には、
縦軸のスケール(表示の原点位置の値と最大値)、目盛
りのとり方、(対数表示、通常表示)、検査結果の正常
値の範囲等が含まれる。
【0077】これらの設定はあくまで初期設定(デフォ
ルト設定)であるので、実際に利用する際には変更する
必要が生じることがあり、従って、設定変更が可能であ
る。
【0078】次に医師が特定の患者のために、いくつか
の処理内容と検査項目についてグラフ画面を構成し、参
照したとする。このときに表示した検査項目と処置項目
の組み合わせおよびそれぞれの表示方法の詳細をシステ
ムが記憶し、上述の「患者に関する情報」の一部とし
て、患者毎に別々に記憶する。
【0079】これによって、次回、同一の患者に表示す
る際には、前回と同じ内容のグラフ画面を初期設定とし
て自動的に構成することができる。表示が変更された場
合には、その変更された新たな設定内容が代わりに記憶
される。
【0080】但し、これだけの場合、新たな患者の表示
を行う際に、毎回画面の構成を行う必要が出て来る。
【0081】そこで、その患者の主疾患名が既にシステ
ムに入力されており、かつ、その患者のグラフ表示を最
初に行う場合には、上記の処理と合わせて、その表示設
定内容を主疾患名に対応させて別々に記憶する。この情
報は、同一の主疾患を持つ新規の患者について、グラフ
表示を行う際の初期設定として利用され、これまでの表
示履歴のない患者の場合でも、初期設定としての自動的
なグラフ画面の構成が可能になる。なお、この情報は各
操作者(医師)毎に別々のものとして記憶する。これは
医師によって重視する指標や処置内容が異なるケースが
あることに対処させるためである。
【0082】このようして、本発明ではデータベースの
情報を用いて、医師による診断業務を支援するために、
検査結果の変遷と特定の薬品についての投薬期間など治
療内容の対応を時期の対応を持たせてグラフ化し、画面
に表示するようにしたものであり、この表示にあたり、
グラフ表示に関する設定条件の内容を患者毎、医師毎、
疾患毎に保持させ、しかも、条件を変更した場合には設
定条件の内容を更新変更して、最新の設定内容で、対象
とする患者における次回の表示操作において、煩わしい
設定操作を行うことなく、見易いグラフ表示を行えるよ
うにしたものであるから、本発明によれば、患者の医学
的データのビジュアルな表示に際し、ビジュアル化に伴
う細部の設定の操作の大部分を省くことができ、操作性
を飛躍的に向上させることができるようになり、医師の
診察業務において、面倒な設定操作をいちいち行うこと
なく、必要な情報を最適な状態で表示して参照すること
ができるようになり、負担なく十分に使いこなせる支援
システムを構成することができるようになる。
【0083】なお、本発明は上記し、かつ、図面に示す
実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲
内で適宜変形して実施し得ることはもちろんである。
【0084】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、患者、医師、疾患の組み合わせで定まる必要な情報
を、最新の設定条件でグラフ表示するので、操作者であ
る医師や看護婦に、煩わしい設定操作の負担をかけるこ
となく、診断に有用な情報を理解し易い形でディスプレ
イに表示して提示することのできる装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての全体構成を示すシス
テムブロック図。
【図2】本発明の一実施例としての要部の詳細を示すブ
ロック図。
【図3】図2におけるCPUの機能構成図。
【図4】本発明装置におけるグラフ表示画面の表示例を
示す図。
【図5】本発明装置において用いられるデータ構造およ
び表示条件の設定データ内容を示す図。
【図6】本発明の作用を説明するためのフローチャート
の全体図。
【図7】図6のフロ−チャ−トの部分拡大図。
【図8】図6のフロ−チャ−トの部分拡大図。
【符号の説明】
1…データベース処理装置 2…記憶装置 3…総合受付用端末装置 4…各科診察室用端末
装置 5…各科病棟用端末装置 6…薬剤部用端末装置 7…会計部用端末装置 8…各種検査室用端末
装置 9…検査装置 10…その他の施設用
の端末装置 11…LAN(ローカル・エリア・ネットワーク) 21…CPU(プロセッサ) 22…メモリ 23…座標入力装置 24…キーボード 25…キーボード入力回路 26…表示制御回路 27…表示部(ディスプレイ) 28…伝送制御回路 29…コネクタ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 126 G06F 19/00 G06F 3/14 320 G06F 3/153 320 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者毎の診断情報、治療内容および検査情
    報の履歴ならびにこれらの情報を表示するための表示設
    定情報を保持したデータベースと、 このデータベースから特定の患者の各種情報を取り出し
    て表示するための処理手段と、 この処理手段により取り出された各種情報を表示する表
    示手段とを備え、前記データベースは、担当医師別の表示設定情報を保持
    すると共に、 前記処理手段は、前記データベースが保
    持する表示設定情報に基づいて前記各種情報の少なくと
    も一部を表示し、また、前記データベースに表示設定情
    報が保持されていない場合には、検査毎に設定できる表
    示条件と主疾患に基づいて設定できる表示設定条件とに
    従って各種情報を表示し、該当患者に関する主疾患の情
    報がある場合は、疾患毎に定めた特定表示設定に基づい
    て各種情報を表示することを特徴とする病院用診断支援
    装置。
  2. 【請求項2】データベースには当該患者についての各種
    情報の履歴を保持し、患者固有の表示設定がある場合に
    は前記処理手段は前回のその表示設定に基づいて表示を
    行うことを特徴とする請求項1記載の病院用診断支援装
    置。
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