JP3100856B2 - バルク状エアロゲルの製法 - Google Patents
バルク状エアロゲルの製法Info
- Publication number
- JP3100856B2 JP3100856B2 JP07031256A JP3125695A JP3100856B2 JP 3100856 B2 JP3100856 B2 JP 3100856B2 JP 07031256 A JP07031256 A JP 07031256A JP 3125695 A JP3125695 A JP 3125695A JP 3100856 B2 JP3100856 B2 JP 3100856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airgel
- bulk
- aerogel
- block
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Silicon Compounds (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
製法に関し、詳しくは、例えば、太陽光集熱に有用な透
光性断熱材、音響材料、触媒担体、チェレンコフカウン
ター媒体等の様々な用途に用いることができる採光性、
透光性及び断熱性並びに生産性及び施工性を同時に要求
される材料として有用なバルク状エアロゲルの製法に関
する。
を有する材料として、シリカからなるエアロゲルが知ら
れている。このエアロゲルは、USP4402927
号、同4432956号、同4610863号に開示さ
れているように、アルコキシシラン(シリコンアルコキ
シド、アルキルシリケート等とも称される)を加水分
解、重合して得られる、シリカ骨格からなる湿潤状態の
ゲル状化合物をアルコ−ル、または液化二酸化炭素等の
溶媒(分散媒)の存在下で、この溶媒の臨界点以上の超
臨界状態で乾燥することにより製造することができる。
このような製造方法により得られるエアロゲルは、たと
えば、透光性を有する断熱材料等として有用である。こ
のようなエアロゲルを得るためには、その製造過程にお
いて、ゲル状化合物の構造を破壊することなく、その中
の溶媒を除去する必要があり、そのため、上記の方法の
ように、溶媒の超臨界状態でこれを除去する、いわゆる
超臨界乾燥法が用いられている。
てゲル状化合物の構造を破壊することなく寸法の大きな
バルク体を得るためには、一般的に製造設備も拡大する
必要があり、また、製造時間も非常に長くなるという問
題があった。これはゲル状化合物中の溶媒を急速に除去
した場合、ゲル状化合物中での溶媒の拡散や膨張に伴う
応力が大きくなり、クラックが発生するためである。こ
のことは、特に、ゲル状化合物の溶媒を二酸化炭素で置
換し、その後二酸化炭素の超臨界状態にてゲル状化合物
中の溶媒を除去する方法において顕著であった。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、多孔
質材料に特有の断熱性等の性能に優れ、透光性を有し、
ゲル状化合物の構造を破壊することなく寸法の大きなバ
ルク体を得ることができ、生産性及び施工性に優れるバ
ルク状エアロゲルの製法を提供することにある。
バルク状エアロゲルの製法は、縮重合性を有するアルコ
キシシランを加水分解し、縮重合反応によりゲル化させ
てゲル状化合物とし、このゲル状化合物を疎水化処理及
び超臨界乾燥を施して得たシリカの多孔質骨格からなる
疎水性のエアロゲルのブロック1の複数個を積層、接着
して一体化し、バルク状エアロゲル2を製造することを
特徴とする。
ルの製法は、前記エアロゲルのブロック1同志の複数個
を直接当接し、積層圧着することを特徴とする。
ルの製法は、前記エアロゲルのブロック1の複数個を
0.005〜0.5kg/cm2 の圧力で加圧して接着
することを特徴とする。
ルの製法は、前記エアロゲルのブロック1の接着面1a
が凹凸形状で、互いに整合して積層することを特徴とす
る。
ルの製法は、前記エアロゲルのブロック1の接着面1a
の凹凸形状が波形状、のこ刃形状又は歯形状であること
を特徴とする。
ルの製法は、前記エアロゲルのブロック1の密度が0.
01〜0.3g/cm3 であることを特徴とする。
係るバルク状エアロゲルの製法に用いるエアロゲルのブ
ロックは、次のようにして得られる。すなわち、縮重合
性を有するアルコキシシランに例えば、アルコ−ル、水
及び触媒を添加混合し、アルコキシシランを加水分解し
て反応溶液(ゾル)を得る。この際に用いられるアルコ
−ルは、例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、ブタノ−ル等でよく、特には限定されない。次
いで、所定の形状の容器に前記反応溶液を入れる。この
反応溶液の縮重合反応が充分に進行すると、この反応溶
液はゲル化し、ゲル状化合物が得られる。次に、必要に
応じて、このゲル状化合物にアルコ−ルを添加する。こ
のゲル状化合物は、水や未反応物が除去され、溶媒部分
が完全にアルコ−ルに置換されたもの(アルコゲルとも
いう)となっていることが好ましい。さらに、このゲル
状化合物をアルコール等の溶媒に疎水化剤が溶解した疎
水化処理溶液内で必要に応じて加熱し、疎水化処理を行
う。次いで、アルコール等の超臨界乾燥を行う溶媒で洗
浄する。超臨界流体を疎水化剤の分散媒として疎水化処
理を行ってもよい。この場合の分散媒は容易に超臨界状
態を形成することから二酸化炭素が好ましい。次いで、
この状態のゲル状化合物を超臨界乾燥し、このゲル状化
合物から例えば、アルコ−ル又は二酸化炭素等の溶媒を
除去することにより、疎水性のエアロゲルのブロックが
得られる。
は、例えば、図1(a−1)及び図1(b−1)に示す
ように、シリカの多孔質骨格からなる疎水性のエアロゲ
ルのブロック1の複数個を積層して接着し、一体化する
ことにより、バルク状エアロゲル2を製造するものであ
る。本発明に係るバルク状エアロゲル2を構成するエア
ロゲルは、透光性を有するシリカの多孔質体である。エ
アロゲル(エ−ロゲル)とは、一般には、湿潤アルコゲ
ル等、乾燥前の溶媒を含んだ状態のゲル状化合物から溶
媒などを除去して得られる多孔質な材料を指し、超臨界
抽出により溶媒を除去して得られる乾燥多孔質ゲル等で
ある。
記の一般式で表されるアルコキシシランであり、より
具体的には、下記の一般式で表される2官能のアルコ
キシシラン、下記の一般式で表される3官能のアルコ
キシシラン、下記の一般式で表される4官能のアルコ
キシシラン及び下記の一般式で表されるアルコキシシ
ランのオリゴマー等である。
ル)は、例えば、前記の一般式〜一般式で表される
アルコキシシランからなる群から選択される少なくとも
1種、又は、前記の一般式及び一般式で表されるア
ルコキシシランからなる群から選択される少なくとも1
種と前記の一般式で表されるアルコキシシランとを含
有する混合物を加水分解し、縮重合することによって得
られる。
式で表されるアルコキシシランの具体例を挙げると、
2官能アルコキシシランとしては、例えば、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニ
ルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メ
チルフェニルジエトキシシラン、メチルフェニルジメト
キシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジメ
トキシシラン等があり、3官能アルコキシシランとして
は、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリ
エトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン等があり、4官能アルコキシシラ
ンとしては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン等があるが特に限定されない。
ンのオリゴマーとしては、重合度が10(以下重合度が
nのものはn量体と記す。)以下であることが好ましい
が、無色透明な液状であれば、これに限定されない。前
記アルコキシシランのオリゴマーは、この重合度が均一
な化合物である必要はなく、重合度の分布が存在したり
分子構造が鎖状、分岐状及び環状で混在していても構わ
ない。物質としての安定性や、ゲル状化合物を作製する
ための反応時間を考慮すれば、2〜6量体のものが好ま
しい。前記アルコキシシランのオリゴマー内のRはアル
キル基、フェニル基を表し、中でも、メチル基(−CH
3 )、エチル基(−C2 H5 )が好ましい。具体的には
メトキシシランのオリゴマーの場合には平均分子量が2
50〜700、エトキシシランのオリゴマーの場合には
平均分子量が300〜900のオリゴマーが好ましい。
加水分解し、縮重合を行うためには、このアルコキシシ
ランを含む反応溶液に予め触媒を添加しておくことが好
ましい。このような触媒としては、酸性触媒、塩基性触
媒等が挙げられる。具体的に述べると、酸性触媒として
は、塩酸、クエン酸、硝酸、硫酸、フッ化アンモニウム
等が用いられ、塩基性触媒としては、アンモニア、ピペ
リジン等が用いられるが、これらに限定されるものでは
ない。
いられる溶媒としては、通常、原料となるアルコキシシ
ランと水とを均一に溶解混合するために、アルコ−ル、
アセトン等が用いられるが、これらに限定されるわけで
はなく、アルコキシシランと水との両方が溶解しやすい
溶媒であればよい。しかし、ゲル状化合物の生成過程の
加水分解反応でアルコ−ルが生成すること、また、超臨
界乾燥のことを考慮すると、溶媒としては、アルコール
が好ましい。
の存在下で、この分散媒の臨界点以上の超臨界条件で乾
燥することによりエアロゲルのブロックを得る。ところ
が、この方法で得られたエアロゲルでは、骨格を形成す
るシリカが吸湿性を有する場合、雰囲気中の水分を吸着
し、光透過性や断熱性等の特性の低下や、収縮等の問題
が生じることがある。すなわち、骨格を形成するシリカ
の表面の大部分が親水基で覆われている場合、エアロゲ
ルに粘着性が無く加圧により接着することは困難であ
り、雰囲気中の水分を吸着し、透光性や断熱性等の特性
の低下や、寸法の変化等の問題が生じることがある。そ
こで、シリカ表面の親水基を疎水基で置換する、すなわ
ち、疎水化処理を行うことにより、エアロゲルの粘着性
を上げ、同時に水分吸着等による性能の経時変化を抑え
ることができる。疎水化処理剤は、シラノール基に対し
て反応する官能基と疎水基を有しているものを用いる。
シラノール基に対して反応する官能基としては、例え
ば、ハロゲン、アミノ基、イミノ基、カルボキシル基、
アルコキシル基及び水酸基が挙げられる。疎水基として
は、例えば、アルキル基、フェニル基、及びそれらのフ
ッ化物等が挙げられる。疎水化処理剤は上記官能基及び
疎水基を、それぞれ1種のみを有してもよいし、2種以
上を有してもよい。具体的には、ヘキサメチルジシラザ
ン、ヘキサメチルジシロキサン、トリメチルクロロシラ
ン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシ
ラン、トリエチルエトキシシラン、トリエチルメトキシ
シラン、ジメチルジクロロシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジメチルジエトキシシラン、メチルトリクロロ
シラン、エチルトリクロロシラン等の有機シラン化合物
が挙げられ、これ以外にも、酢酸、ギ酸、コハク酸等の
カルボン酸や、メチルクロリド等のハロゲン化アルキル
等の有機化合物が挙げられる。疎水化処理剤は、1種の
みを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
に予め液体を媒体として行うか、後述する超臨界乾燥時
に超臨界流体を媒体として行う。これらの媒体として
は、疎水化処理剤との反応性が低く、かつ、疎水化処理
剤を溶解するものであればよく、特に限定されない。
の存在下で、この分散媒の臨界点以上の超臨界条件で乾
燥することによりエアロゲルを得る。
ては、特に限定されないが、例えば、エタノ−ル、メタ
ノ−ル、ジクロロジフルオロメタン、二酸化炭素、水等
の単独系または2種以上の混合系を挙げることができ
る。
行う場合は、一般的にはオ−トクレ−ブ中に溶媒と、同
一の溶媒に溶媒置換を行ったゲル状化合物を一緒に入
れ、その溶媒の臨界点以上の温度、圧力まで上昇させた
後に溶媒を徐々に除き、最終的に常温常圧の状態に戻す
ことによって乾燥を終了する。また、2種以上の混合系
で超臨界乾燥を行う場合は、乾燥容器内でその混合系で
の超臨界状態になるよう設定した温度、圧力まで上昇さ
せる方法、乾燥容器内でゲル状化合物の第1の溶媒から
超臨界状態にしたい第2の溶媒に置換し、ほぼ溶媒置換
を完結させてから、第2の溶媒の超臨界状態で溶媒を除
去する方法等がなされている。
施されているために、このエアロゲルのブロックの表面
は粘着性を有するので、接着剤を用いることなく、図1
(a−1)及び図1(b−1)に示すように、このエア
ロゲルのブロック1同志の複数個を直接当接し、積層圧
着することにより一体化され、バルク状エアロゲル2が
得られる。
を積層して、0.005〜0.5kg/cm2 の圧力で
加圧して接着することが好ましい。すなわち、加圧する
圧力が0.005kg/cm2 未満の場合には、複数の
エアロゲルのブロック1・・・が接着し難く、0.5k
g/cm2 を越える場合には、エアロゲルのブロック1
・・・が壊れる傾向にある。
ロゲルの斜視図であり、このA−A断面が図1(a−
1)乃至図1(a−4)であり、B−B断面が図1(b
−1)乃至図1(b−4)である。本発明に係るバルク
状エアロゲルの製法に用いるエアロゲルのブロック1の
形状については、特に限定されないが、例えば、図1
(a−1)及び図1(b−1)に示すような平板状等が
挙げられる。さらに、図1(a−2)乃至図1(a−
4)及び図1(b−2)乃至図1(b−4)に示すよう
に、エアロゲルのブロック1の接着面1aが凹凸形状
で、互いに整合して積層することが好ましい。この凹凸
形状としては、波形状、のこ刃形状又は歯形状等が挙げ
られる。すなわち、エアロゲルのブロック1の接着面1
aを凹凸形状にすることにより前後左右へのずれを防止
することができ、接着面積が大きくなり、さらに、接着
性が向上する。
法としては、特に限定されないが、前記反応溶液を入れ
てゲル化させるための容器の形状を予め必要とする形状
にしておき、その上に前記反応溶液を流し込み、ゲル化
する前に必要とする形状の蓋をかぶせ、その後にゲル化
させる方法等が挙げられる。また、本発明のバルク状エ
アロゲル2の厚みは必要とする透光性、断熱性等の性能
によって適宜選択されるものであり、特に限定はされな
い。
用いるエアロゲルのブロック1の密度は、特に限定され
ないが、0.01〜0.3g/cm3 であることが好ま
しく、さらには、0.04〜0.2g/cm3 であるこ
とがより好ましい。すなわち、このエアロゲルのブロッ
ク1の密度が0.01g/cm3 未満の場合には、エア
ロゲルの調製が困難となり、ゲル化させるのに多大の時
間を要するとともに、超臨界乾燥時の収縮が避けられな
いといった問題が生じ、現実的にこのようなエアロゲル
のブロック1を製造することは、不可能に近く、0.3
g/cm3 を越える場合には、断熱性や透光性等の性能
が低下するとともに、エアロゲルの調製も困難となる。
全て同じでも良いし、異なっていても良い。
用いるエアロゲルは、非常に微細なシリカ粒子からなる
構造体で、その粒子径及び粒子間空隙は光の波長よりも
はるかに小さいために、多孔体であるにもかかわらず透
光性を有し、また、断熱性にも優れている。しかしなが
ら、ゲル状化合物の構造を破壊することなく寸法の大き
なバルク体を得ることは、製造設備及び製造時間の面か
ら非常に難しい。
が容易な比較的寸法の小さいエアロゲルのブロック1を
積層して成るものであり、しかも、このエアロゲルのブ
ロック1は疎水化処理を施しているために、このエアロ
ゲルのブロック1の表面の疎水基が粘着性を有し、わず
かな圧力でエアロゲルのブロック同志を接着することが
できる。
型のバルク状エアロゲルと同等の透光性と断熱性をも
ち、かつ、製造面及び施工面において優れている。ここ
で透光性とは、例えば、可視光波長領域等に対する視覚
的な透明性や、赤外領域に対する透過性であるが、これ
に限定されない。
製法では、シリカの多孔質骨格からなる疎水性のエアロ
ゲルのブロック1の複数個を積層、接着して一体化し、
バルク状エアロゲル2を製造するので、多孔質材料に特
有の断熱性等の性能に優れ、透光性を有し、寸法の大き
なバルク状エアロゲルが容易に得られる。
ルの製法は、疎水性のエアロゲルのブロック1が粘着性
を有するので、このエアロゲルのブロック1同志の複数
個を直接当接し、積層圧着するので、接着剤が不要であ
る。
ルの製法では、エアロゲルのブロック1の複数個を0.
005〜0.5kg/cm2 の圧力で加圧して接着する
ので、複数のエアロゲルのブロック1・・・が壊れるこ
となく、確実に接着される。
ク状エアロゲルの製法では、エアロゲルのブロック1の
接着面1aが波形状、のこ刃形状又は歯形状等の凹凸形
状で、互いに整合して積層するので、前後左右へのずれ
を防止することができ、接着面積が大きくなり、さら
に、接着性が向上する。
ルの製法では、前記エアロゲルのブロック1の密度が
0.01〜0.3g/cm3 であるので、エアロゲルの
調製が容易であり、ゲル化に要する時間が短くなるると
ともに、超臨界乾燥時の収縮が低減でき、断熱性や透光
性等の性能が良好である。
に説明する。
較例を示すが、この発明は、下記実施例に限定されな
い。
トキシシランのオリゴマー〔コルコート株式会社製;商
品名メチルシリケート51〕に、エタノール〔ナカライ
テスク株式会社製特級試薬〕と水と0.01モル/リッ
トルのアンモニア水溶液とを混合したものを室温で徐々
に添加することにより、テトラメトキシシランのオリゴ
マー:エタノール:水:アンモニア水溶液=1:12
0:20:2.16(モル比)の混合比の反応溶液(以
下、ゾルと称する)を得た。
することによりゲル化させた。得られたゲル状化合物の
寸法は、54mm×38mm×8mmであった。
g/cm2 の二酸化炭素中にいれ、ゲル内のエタノ−ル
を二酸化炭素に置換する操作を2〜3時間行った。その
後、容器内を二酸化炭素の超臨界条件である、80℃、
160kg/cm2 にし、超臨界乾燥( 溶媒除去) を1
0時間行った。次にこの超臨界状態の雰囲気に、疎水化
処理剤としてヘキサメチルジシラザンを0.3モル/リ
ットルの割合で添加し、2時間かけて疎水化処理剤を超
臨界流体中に拡散させ、この超臨界流体中にゲル状化合
物を放置し、疎水化処理を施した。その後、超臨界状態
の二酸化炭素を流通した後に減圧し、ゲル状化合物に含
まれるエタノールと疎水化処理剤を除去した。疎水化処
理剤投入から減圧まで15時間要した。容器からエアロ
ゲルのブロックを取り出した。次に得られたエアロゲル
のブロックを6枚積み重ねて0.05kg/cm2 の圧
力で加圧し、接着してバルク状エアロゲルを得た。得ら
れたバルク状エアロゲルの厚みは48mmであり、エア
ロゲルのブロック1同志の接着性は良好であった。バル
ク状エアロゲルのかさ密度、熱伝導率及び光透過率を測
定し、バルク状エアロゲルの構成、厚み及び疎水化処理
の有無を含めて、表1に示した。
組成のゾルを用いて、図2(a)に示すような、ゲル状
化合物3を1つ、図2(b)に示すような、ゲル状化合
物4を4つ、図2(c)に示すような、ゲル状化合物5
を1つ作製した以外は実施例1と同様にして、図2
(d)に示すように、エアロゲルのブロック1からなる
バルク状エアロゲル2を得た。得られたバルク状エアロ
ゲルの厚みは48mmであり、エアロゲルのブロック1
同志の接着性は非常に良好であった。バルク状エアロゲ
ルのかさ密度、熱伝導率、及び光透過率を測定し、バル
ク状エアロゲルの構成、厚み及び疎水化処理の有無を含
めて、表1に示した。
シシランのオリゴマー:エタノール:水:アンモニア水
溶液=1:70:20:0.6(モル比)としたこと以
外は実施例2と同様にして、図2(d)に示すように、
エアロゲルのブロック1からなるバルク状エアロゲル2
を得た。得られたバルク状エアロゲルの厚みは48mm
であり、エアロゲルのブロック1同志の接着性は非常に
良好であった。バルク状エアロゲルのかさ密度、熱伝導
率、及び光透過率を測定し、バルク状エアロゲルの構
成、厚み及び疎水化処理の有無を含めて、表1に示し
た。
ル状化合物4を得るためのゾルの配合比をテトラメトキ
シシランのオリゴマー:エタノール:水:アンモニア水
溶液=1:120:20:2.16(モル比)とし、図
2(a)に示すような、ゲル状化合物3及び図2(c)
に示すような、ゲル状化合物5を得るためのゾルの配合
比をテトラメトキシシランのオリゴマー:エタノール:
水:アンモニア水溶液=1:70:20:0.6(モル
比)としたこと以外は実施例2と同様にして、図2
(d)に示すように、エアロゲルのブロック1からなる
バルク状エアロゲル2を得た。得られたバルク状エアロ
ゲルの厚みは48mmであり、エアロゲルのブロック1
同志の接着性は非常に良好であった。バルク状エアロゲ
ルのかさ密度、熱伝導率、及び光透過率を測定し、バル
ク状エアロゲルの構成、厚み及び疎水化処理の有無を含
めて、表1に示した。ここで、ゲル状化合物4に対応す
るエアロゲルのブロック1のかさ密度は0.04g/c
cで、ゲル状化合物3及びゲル状化合物5に対応するエ
アロゲルのブロック1のかさ密度は0.07g/ccで
あった。
m×38mm×48mmとし、一体型のゲル状化合物を
得たこと以外は実施例1と同様にして、バルク状エアロ
ゲルを得ようとしたが、溶媒の除去が不十分であり、収
縮するとともに白濁してエアロゲルが完全に破壊されて
しまった。バルク状エアロゲルの構成及び疎水化処理の
有無を表1に示した。
施さなかったこと以外は実施例2と同様にして、、図2
(d)に示すように、エアロゲルのブロック1からなる
バルク状エアロゲル2を得た。得られたバルク状エアロ
ゲルの厚みは48mmであった。ただし、エアロゲルの
ブロック1同志の接着性は、あまり良くなかった。バル
ク状エアロゲルのかさ密度、熱伝導率、及び光透過率を
測定し、バルク状エアロゲルの構成、厚み及び疎水化処
理の有無を含めて、表1に示した。
クの重量を測定し、体積を算出し、重量/体積を算出す
ることにより求めた。熱伝導率は、英弘精機株式会社製
の定常法による熱伝導率測定装置を使用して、ASTM
−C518に準拠した方法で、設定温度20℃と40℃
の条件で測定した。光透過率は、試料の透過光につい
て、可視光域の分光分布を測定し、可視光透過率をJI
S−R3106に基づいて求めた。
ゲルの製法によると、シリカの多孔質骨格からなる疎水
性のエアロゲルのブロックの複数個を積層、接着して一
体化し、バルク状エアロゲルを製造するので、多孔質材
料に特有の断熱性等の性能に優れ、透光性を有し、寸法
の小さなエアロゲルブロックを適宜組み合わせることが
できるので、生産性及び施工性に優れ、必要とする性能
に応じて密度の異なるエアロゲルのブロックを適宜組み
合わせたり、バルク状エアロゲルの厚みを変化させたり
することもでき、寸法の大きなバルク状エアロゲルが容
易に得られる等さまざまな要求に対応することができ
る。
ルの製法によると、疎水性のエアロゲルのブロックが粘
着性を有するので、このエアロゲルのブロック同志の複
数個を直接当接し、積層圧着するので、接着剤が不要で
あるため、さらに、生産性及び施工性に優れる。
ルの製法によると、エアロゲルのブロックの複数個を
0.005〜0.5kg/cm2 の圧力で加圧して接着
するので、複数のエアロゲルのブロックが壊れることな
く、確実に接着されるので、寸法の大きなバルク状エア
ロゲルが、より容易に得られる。
ク状エアロゲルの製法によると、エアロゲルのブロック
の接着面が波形状、のこ刃形状又は歯形状等の凹凸形状
で、互いに整合して積層するので、前後左右へのずれを
防止することができ、接着面積が大きくなり、さらに、
接着性が向上するので、寸法の大きなバルク状エアロゲ
ルが、さらに、容易に得られる。
ルの製法は、前記エアロゲルのブロック1の密度が0.
01〜0.3g/cm3 であるので、エアロゲルの調製
が容易であり、ゲル化に要する時間が短くなるるととも
に、超臨界乾燥時の収縮が低減でき、断熱性や透光性等
の性能が良好であるため、生産性、施工性及び品質に優
れたバルク状エアロゲルが容易に得られる。
法の説明図であり、(a)は、バルク状エアロゲルの斜
視図であり、(a−1)乃至(a−4)は、(a)のA
−A断面図であり、(b−1)乃至(b−4)は、
(a)のB−B断面図である。(a−1)及び(b−
1)は、平板のエアロゲルのブロックを用いたバルク状
エアロゲルの断面図、(a−2)及び(b−2)は、波
形状のエアロゲルのブロックを用いたバルク状エアロゲ
ルの断面図、(a−3)及び(b−3)は、のこ刃形状
のエアロゲルのブロックを用いたバルク状エアロゲルの
断面図並びに(a−4)及び(b−4)は、歯形状のエ
アロゲルのブロックを用いたバルク状エアロゲルの断面
図である。
の製法の説明図であり、(a)は、バルク状エアロゲル
の最上層のエアロゲルのブロックに対応するゲル状化合
物、(b)は、バルク状エアロゲルの中間層のエアロゲ
ルのブロックに対応するゲル状化合物及び(c)は、バ
ルク状エアロゲルの最下層のエアロゲルのブロックに対
応するゲル状化合物の三面図(平面図、立面図、側面
図)であり、(d)は、エアロゲルのブロックからなる
バルク状エアロゲルの斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 縮重合性を有するアルコキシシランを加
水分解し、縮重合反応によりゲル化させてゲル状化合物
とし、このゲル状化合物を疎水化処理及び超臨界乾燥を
施して得たシリカの多孔質骨格からなる疎水性のエアロ
ゲルのブロック(1)の複数個を積層、接着して一体化
し、バルク状エアロゲル(2)を製造することを特徴と
するバルク状エアロゲルの製法。 - 【請求項2】 前記エアロゲルのブロック(1)同志の
複数個を直接当接し、積層圧着することを特徴とする請
求項1記載のバルク状エアロゲルの製法。 - 【請求項3】 前記エアロゲルのブロック(1)の複数
個を0.005〜0.5kg/cm2 の圧力で加圧して
接着することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
バルク状エアロゲルの製法。 - 【請求項4】 前記エアロゲルのブロック(1)の接着
面(1a)が凹凸形状で、互いに整合して積層すること
を特徴とする請求項1乃至請求項3記載のバルク状エア
ロゲルの製法。 - 【請求項5】 前記エアロゲルのブロック(1)の接着
面(1a)の凹凸形状が波形状、のこ刃形状又は歯形状
であることを特徴とする請求項4記載のバルク状エアロ
ゲルの製法。 - 【請求項6】 前記エアロゲルのブロック(1)の密度
が0.01〜0.3g/cm3 であることを特徴とする
請求項1乃至請求項5記載のバルク状エアロゲルの製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07031256A JP3100856B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | バルク状エアロゲルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07031256A JP3100856B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | バルク状エアロゲルの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224818A JPH08224818A (ja) | 1996-09-03 |
| JP3100856B2 true JP3100856B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=12326282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07031256A Expired - Fee Related JP3100856B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | バルク状エアロゲルの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3100856B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107206736B (zh) * | 2015-01-27 | 2022-02-25 | 昭和电工材料株式会社 | 气凝胶层叠体和绝热材 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP07031256A patent/JP3100856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08224818A (ja) | 1996-09-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2725573B2 (ja) | 疎水性エアロゲルの製法 | |
| JPH0834678A (ja) | エアロゲルパネル | |
| JP2659155B2 (ja) | 疎水性エアロゲルの製造方法 | |
| JP7601427B2 (ja) | エアロゲルブランケットの製造方法およびそれにより製造されたエアロゲルブランケット | |
| CN106660811B (zh) | 气凝胶及其制造方法 | |
| KR102321262B1 (ko) | 소수성의 실리카 에어로겔 과립의 제조방법 | |
| CN107001055B (zh) | 疏水性金属氧化物-二氧化硅复合气凝胶的制备方法和该金属氧化物-二氧化硅复合气凝胶 | |
| JP3339394B2 (ja) | 疎水性エアロゲルの製法 | |
| CN107735385A (zh) | 低粉尘和高绝热的气凝胶毡的制备方法 | |
| JPH10512538A (ja) | 変性エーロゲルの製造方法及びその使用 | |
| WO2014132656A1 (ja) | 断熱成形体及びその製造方法 | |
| CN104956139A (zh) | 热绝缘体及其制备方法 | |
| JP2001072408A (ja) | シリカエアロゲル及びその製造方法 | |
| JPH08300567A (ja) | エアロゲルパネルの製法 | |
| JP2005154195A (ja) | エアロゲル材、及びこのエアロゲル材にて形成される物品 | |
| JP2000264620A (ja) | 疎水性エアロゲルの製造方法 | |
| KR102681445B1 (ko) | 에어로겔 블랭킷의 제조방법 | |
| JP3100856B2 (ja) | バルク状エアロゲルの製法 | |
| JP3339393B2 (ja) | 疎水性エアロゲルの製法 | |
| JP3579998B2 (ja) | 密度傾斜性エアロゲルの製法 | |
| JP3431197B2 (ja) | ゾル−ゲル法によるシリカ多孔質体の製造方法 | |
| JPH06191822A (ja) | エアロゲル複合材料の製造方法 | |
| JPH04198238A (ja) | 疎水性エアロゲルの製造方法 | |
| JP3048276B2 (ja) | エアロゲルの製造方法 | |
| US11293583B2 (en) | Heat-insulation material, heat-insulation structure using same, and process for producing same |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000801 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070818 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 9 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 9 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |