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JP3101037B2 - アルコキシアルカン酸またはその塩の製造方法 - Google Patents
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JP3101037B2 - アルコキシアルカン酸またはその塩の製造方法 - Google Patents

アルコキシアルカン酸またはその塩の製造方法

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JP3101037B2
JP3101037B2 JP03332937A JP33293791A JP3101037B2 JP 3101037 B2 JP3101037 B2 JP 3101037B2 JP 03332937 A JP03332937 A JP 03332937A JP 33293791 A JP33293791 A JP 33293791A JP 3101037 B2 JP3101037 B2 JP 3101037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルコキシアルカン酸
を安定なフリーラジカルニトロキシドの存在下での対応
するアルコキシアルカノールの酸化により製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルコキシアルカン酸は、アニオン系洗
剤として有用である。C、H及びOの元素のみから構成
されているこれらの酸は、N、S及びPの如きヘテロ原
子を含有する他の洗剤が起こす環境問題を起こさない。
商業的には、アルコキシアルカン酸は、最初にアルコキ
シアルカノールをナトリウムと反応させそして次いで生
じたアルコキシドをクロロ酢酸のナトリウム塩と反応さ
せる二工程法により製造される。メチルカルビトールの
如きアルコキシアルカノールを硝酸で酸化することによ
り対応するカルボン酸に転化させることも知られてい
る。しかしながら、該硝酸のすべてが蒸留により分離さ
れ得るとは限らず、反応生成物は硝酸(腐蝕性であり、
それ故不所望である。)を含有する。加えて、この過程
中エーテル結合の開裂が大きな程度起こる。
【0003】1975年7月31日に発行された日本国
特許(公告)50−96516号には、パラジウムを含
めて貴金属触媒の存在下でアルコールを苛性アルカリで
液相脱水素することにより、カルボン酸塩を製造する方
法が開示されている。この方法は、比較的高い温度即ち
100℃ないし270℃を用いる。これらの高温は、エ
ーテル結合(特に、高度にエトキシ化されたアルコール
におけるエーテル結合)を分解し得る。第1級アルコー
ルを酸化してアルデヒド及び酸を生成させる際に並びに
第2級アルコールを酸化してケトンを生成させる際にニ
トロキシルラジカル/オキソアンモニウム塩を用いるこ
とが知られている。「“有機化学誌(Journal of Organ
ic Chemistry)",第52(12)巻,第2559〜25
62頁」、「“純粋・応用化学(Pure and Applied Che
mistry)",第62(2)巻,1990,第217〜22
2頁」及び「“有機化学誌(Journal ofOrganic Chemis
try)",第55巻,1990,第462〜466頁」参
照。これらの方法において生成される主生成物はアルデ
ヒドである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、アルカノール
よりもアルコキシアルカノールの方が酸化するのが困難
であり、何故なら、アルコキシアルカノールをエーテル
結合の所で分子鎖を切断することなく酸化することは困
難でそのため大きい割合で不所望の副生成物を生成する
からである。それ故、本発明の目的は、アルデヒドの如
き他の生成物を多量に生成させることなくアルコキシア
ルカノールからアルコキシアルカン酸を高収率でかつ高
選択率で生成させることである。本発明の更なる目的
は、高腐蝕性で分離するのが困難な反応体を用いないで
アルコキシアルカン酸を製造する方法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】アルコキシアルカン酸
が、慣用の酸化体を用いての対応するアルコキシアルカ
ノールの酸化の際に触媒量の安定なフリーラジカルニト
ロキシドを用いることにより高収率でかつ高選択率で生
成され得る、ということが見出された。従って本発明
は、式 RO(CH2 CHR′O)n CH2 CO2 H 〔式中、Rは1〜22個の炭素原子のアルキル基であ
り、R′は水素又はメチル又はそれらの混合物(個々の
分子に関して)でありそしてnは1〜12の整数であ
る。〕のアルコキシアルカン酸あるいはその塩の製造方
法において、重炭酸塩で調整されていない中性〜弱塩基
性の媒質中に可溶化された、ジ第3級アルキルニトロキ
シドを除く安定なフリーラジカルニトロキシドの存在下
酸化体を用いて対応するアルコキシアルカノールを酸
化することを特徴とする上記方法を提供する。好ましく
は、該ニトロキシドは次式を有する。
【0006】
【化3】 式中、 (1) (a)R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は1〜
15個の炭素原子を有するアルキル、アリール又はヘテ
ロ原子置換アルキル基であり、そして(b)R5 及びR
6 は(i)各々、R1 〜R6 のすべてがアルキル基であ
ることはないことを条件として1〜15個の炭素原子を
有するアルキル基であり、あるいは1〜15個の炭素原
子を有する置換アルキル基であってその置換基はハロゲ
ン、シアノ、−CONH2 −OCOCH 3 、−OCO
2 5 、カルボニル、アルケニル、−OR″又は−C
OOR″(ここで、R″はアルキル又はアリールであ
る。)であり、あるいは(ii)一緒に、4個又は5個の
炭素原子及び2個までのO又はNのヘテロ原子を含有す
る環の一部を形成し、あるいは (2)
【化4】 は個々にアリールである。
【0007】本方法は好ましくは−10℃ないし35℃
の範囲の温度にて塩素含有酸化体を用いて実施され、そ
してその後アルコキシアルカン酸又はその塩を分離す
る。 式 RO(CH2 CHR′O)n CH2 CH2 OH (I) において、Rは好ましくは11〜18個の炭素原子を有
するアルキル基であり、そしてnはオキシアルキレン基
の平均数を表ししかして好ましくは2〜9の整数であ
る。上記の式I中のR基は、ヒドロキシ基の酸化を妨害
しないいかなる置換基によっても置換され得る。かかる
置換基には、−OR″、−CH3 、−COOH、−CO
NH2 及び−COOR″(ここで、R″はアルキル又は
アリール基である。)が含まれる。本発明の方法は、8
〜20個好ましくは11〜18個の炭素原子のアルキル
鎖(R)を有する洗剤範囲のエトキシ化又はプロポキシ
化アルコールに特に適する。個々の分子に関して、R′
基は水素、メチル又はそれらの混合物であり得る。例え
ば、ストレートエトキシ化、ストレートプロポキシ化及
び混合エトキシ化−プロポキシ化洗剤アルコールが商業
的に入手できる。かかるアルコキシレート基(CH2
HR′O)の数は、1〜20の範囲にある。商業的に
は、洗剤範囲のエトキシレートアルコールは、平均して
1分子当たり3個、7個、9個及び12個のエトキシレ
ート単位を有するものが入手できる。他のものは、容易
に製造され得る。好ましい態様では、出発アルコキシア
ルカノールは、1分子当たり約4個のエチレンオキシド
単位を有するエトキシレートが得られるようにするため
未反応アルコール及び低級エトエトキシレートがトッピ
ング除去されているエトキシ化アルコールである。
【0008】本明細書において用いられている用語「安
定なフリーラジカルニトロキシド」は、慣用の化学的方
法により製造され得かつその後の化学的反応に用いられ
るのに充分長くあるいは通常のスペクトロスコピー法に
より静止系で調べられるのに充分長く存在するフリーラ
ジカルニトロキシドを意味する。一般に、本発明の安定
なフリーラジカルニトロキシドは、少なくとも1年の半
減期を有する。「安定なフリーラジカル」という用語は
また、安定なフリーラジカルがその場で生成され得ると
ころの安定なフリーラジカルの前駆体を含むと理解され
るべきである。本方法において用いられる安定なフリー
ラジカルニトロキシドは、アルコキシアルカノールを対
応する酸に酸化するのに活性な酸化剤即ちオキソアンモ
ニウム塩の前駆体である。該酸化剤は、安定なフリーラ
ジカルニトロキシドを酸化体好ましくはハロゲン含有酸
化体一層好ましくは塩素含有酸化体でオキソアンモニウ
ム塩に酸化することにより、その場で作られる。安定な
フリーラジカルニトロキシドそれ自体は、第2級のアミ
ン又はヒドロキシルアミンの酸化により得られ得る。
【0009】本発明において用いるのに最も適している
安定なフリーラジカルニトロキシドは次式を有する。
【化5】 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々はアルキル、ア
リールあるいはヘテロ原子置換のアリール又はアルキル
基であり、しかして窒素に結合している炭素原子の残存
原子価に水素は全く結合していない。本明細書において
用いられている用語「アルキル」は、シクロアルキルを
含むよう意図されている。アルキル(又はヘテロ原子置
換)基R1 〜R4 は、同じでも異なっていてもよくそし
て好ましくは1〜15個の炭素原子を含有する。好まし
くは、R1 〜R4 はメチル、エチル又はプロピル基であ
る。水素に加えて、ヘテロ原子置換基はハロゲン、酸
素、窒素等を含み得る。
【0010】上記の式II中の残存原子価(R5 及び
6 )は、いくつかの基はニトロキシドの安定化力を低
減し得そして不所望であるけれども、炭素に対して共有
結合し得るいかなる原子又は基(水素を除く。)によっ
ても満たされ得る。しかしながら、R1 、R2 、R3
びR4 が各々アルキル基である場合、R5 及びR6 の少
なくとも一つは、異なった基でなければならない。好ま
しくは、R5 及びR6 は1〜15個の炭素原子を有する
置換アルキル基であってその置換基はハロゲン、シア
ノ、−COOR(ここで、Rはアルキル又はアリールで
ある。)、−CONH2 、−OCOC2 5 、カルボニ
ル又はアルケニルから選択され、あるいは1〜15個の
炭素原子のアルキル基である。R5 及びR6 はまた、R
5 とR6 とが一緒に炭素原子及び2個までのO又はNの
如きヘテロ原子の環を形成し得る。上記の構造を有して
いてR5 及びR6 が該環の一部を形成している適当な化
合物の例は、ピペリジニル−1−オキシル及びピロリジ
ン−1−オキシルである。上記のR5 及びR6 が環の一
部を形成する特定の例は、2,2,6,6−テトラメチ
ル−ピペリジン−1−オキシル、4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル
及び4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペ
リジン−1−オキシルである。
【0011】上記の式II中の
【化6】 は、個々にアリール例えば
【化7】 であり得る。
【0012】
【化8】 が個々にアリールである上記の構造を有する適当な化合
物の例は、ジフェニルニトロキシド、フェニル第3級ブ
チルニトロキシド、3−メチルジフェニルニトロキシ
ド、2−クロロジフェニルニトロキシド等である。これ
らの化合物は、反応を妨害しないいかなる置換基によっ
ても置換され得る。
【0013】本発明において用いるのに好ましいニトロ
キシドは、R5 及びR6 が窒素とともに環構造好ましく
は6員環を形成するものである。好ましくはニトロキシ
ドは2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−
オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チル−ピペリジン−1−オキシル、4−オキソ−2,
2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシ
ル、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−
オキシル−4−サルフェート、4−オキソ−2,2,
6,6−テトラメチル−ピペリジン、4−ヒドロキシ−
2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン及びそれら
の混合物から成る群から選択され、そして2,2,6,
6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル、2,
2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル
−4−サルフェート及び4−ヒドロキシ−2,2,6,
6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシルが特に好
ましい。ある態様では、例えば4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル
をクロロメチル化ポリスチレンと反応させて共有結合さ
れた樹脂を形成させることにより、安定なフリーラジカ
ルニトロキシドはポリスチレン樹脂に支持され得る。樹
脂に支持されたニトロキシドの使用は、簡単な濾過によ
り触媒が生成物から容易に分離され得る点で有利であ
る。
【0014】本発明において用いるのに適した塩素含有
酸化体は、安定なフリーラジカルニトロキシドをオキソ
アンモニウム塩に酸化することのできる塩素含有化合物
である。適当な塩素含有酸化体には塩素、次亜塩素酸塩
及びN−クロロ化合物が含まれ、しかして塩素及び次亜
塩素酸塩が好ましい。適当な次亜塩素酸塩酸化体には、
次亜塩素酸ナトリウム(典型的には、10%wtまで好ま
しくは2.5%wtないし5%wtの濃度を有する水溶液に
て用いられる。)が含まれる。塩素が酸化体として用い
られる場合、塩素は適当には反応溶液中にバブリング
(泡立て)導入される。
【0015】本発明の方法に利用される反応体の量及び
濃度は、広範囲に変えられ得る。利用される安定なフリ
ーラジカルニトロキシドの量は、試薬が接触される態様
に依存する。塩素含有酸化体は典型的には最後に添加さ
れ、即ち、塩素含有酸化体は、アルコキシアルカノー
ル、溶媒及びニトロキシドを含有する反応混合物にゆっ
くり添加される。この処理操作が用いられる場合、ニト
ロキシドの量は、出発アルコキシアルカノールの重量を
基準として典型的には百万部当たり500部ないし百万
部当たり30,000部好ましくは百万部当たり1,0
00部ないし百万部当たり10,000部一層好ましく
は百万部当たり1,000部ないし百万部当たり4,0
00部の範囲にある。その代わりに、塩素含有酸化体は
ニトロキシドの添加前に添加され得、この場合利用され
るニトロキシドの量は典型的には百万部当たり100部
ないし百万部当たり3,000部の範囲にある。一般
に、利用される塩素含有酸化体の量は、この酸化体が次
亜塩素酸ナトリウムである場合、出発アルコキシアルカ
ノールの重量を基準として2.0当量ないし2.5当量
好ましくは2.3当量ないし2.5当量の範囲にある。
【0016】本発明の反応は、可溶化された安定なフリ
ーラジカルニトロキシドを利用して行われる。溶媒は典
型的には、大きな程度まで水に非混和性でありかつアル
コキシアルカノールが易溶性である非水性溶媒である。
最も適当な溶媒は、2より大きい誘電定数を有するもの
である。溶媒は反応混合物に添加され得、あるいはその
代わりに、ニトロキシドが反応媒質に添加される前にニ
トロキシドが溶媒に溶解され得る。溶媒は典型的にはエ
チルアセテート、ジクロロメタン、アセトニトリル、ト
ルエン、クロロベンゼン、キシレン、四塩化炭素、クロ
ロホルム、テトラクロロエチレン、ジエチルエーテル、
メチル第3級ブチルエーテル及びそれらの混合物から成
る群から選択され、しかしてエチルアセテート及びジク
ロロメタンが好ましい。本方法に利用される溶媒の量
は、出発アルコキシアルカノールの重量を基準として一
般に10:1ないし0.5:1好ましくは7:1ないし
3:1一層好ましくは4:1ないし3:1である。
【0017】反応は、適当には中性ないし塩基性の媒
質中で開始される。反応が初期においてあまりにも塩基
性である媒質中で行われる場合、酸化反応の開始は極め
て遅く、長い反応時間をもたらすことになる。一方、反
応媒質があまりにも酸性である場合、反応は、望ましい
量より多い量のエステルをもたらし得る。かくして、好
ましい態様では、反応の開始時あるいは反応の部分的完
了後酸が反応混合物に添加されてpHを8〜9の値に調
整される。適当な酸には、塩化水素酸、硫酸、リン酸等
が含まれる。その代わりに、反応混合物のpHは、本発
明に従って生成されたアルコキシアルカン酸を再循環さ
せることにより調整され得る。酸の濃度は、典型的には
1%wtないし20%wtの範囲好ましくは1%wtないし1
0%wtの範囲にある。反応のpHは、反応が進行しそし
て酸が生成するにつれて着実に低下する。反応混合物の
最終pHは、一般に0〜5の範囲にある。酸生成物は少
なくとも部分的にそのアルカリ金属塩の形態で生成され
得、しかして発明の詳細な説明の欄及び特許請求の範囲
の欄において用いられている用語“酸”は、遊離酸の形
態だけでなく塩の形態も含むよう意図されていると理解
されるべきである。
【0018】本発明の方法は典型的には温和な条件下で
実施され、しかして−10℃ないし35℃好ましくは0
℃ないし30℃一層好ましくは10℃ないし25℃最も
好ましくは20℃の範囲の温度を用いて良好な結果が得
られる。反応圧は臨界的でなく、しかして大気圧が典型
的に用いられる。本発明の方法は、適切な混合を達成さ
せるためかくはん機付き反応器又は他の周知の接触技法
を用いて、回分的に又は連続的に実施され得る。好まし
い反応条件例えば温度、圧力、流速等は、利用される特
定のニトロキシド及びニトロキシドの濃度に依存して幾
分変えられる。反応後、生成物は、例えばエチルアセテ
ートの如き適当な抽出溶媒を用いる抽出、溶媒が反応混
合物から加熱又は減圧によって追い出される蒸発、等の
如き慣用の処理操作を用いて反応混合物から分離され得
る。酸性化された溶液の相分離は、水を用いて100℃
にて遂行され得る。反応生成物は、高温水洗浄又は接触
水素化の如き多数の慣用手段により精製され得る。本方
法により生成された生成物は、種々の洗剤用途に用いら
れ得る。例えば、軽質皿洗い液、シャンプー及び重質洗
濯用液体又は粉末である。
【0019】
【実施例】本発明の方法を次の例により更に記載する
が、これらの例において出発アルコキシアルカノール
は、C12及びC13の実質的に直鎖のアルコールの混合物
(C12:C13 40:60)をエトキシ化して1分子当
たり3個のエチレンオキシド単位を有するエトキシレー
トアルコールにしそして次いで未反応アルコール及び低
級エトキシレートをトッピング除去して最終生成物が1
分子当たり3個のエチレンオキシド単位を有するように
することにより製造されたネオドール(NEODOL,
商標)・エトキシレート23−3Tアルコールであっ
た。
【0020】例1 31グラムのネオドール(NEODOL)・エトキシレ
ート23−3T、0.5グラムの2,2,6,6−テト
ラメチル−ピペリジン−1−オキシル及び125ミリリ
ットルのジクロロメタンを、1リットルの丸底フラスコ
に装填した。この混合物に282グラムの5.25%wt
次亜塩素酸ナトリウムを添加し、2.6グラムの25%
wt硫酸の添加によりpHを8.6に調整した。反応温度
を、20℃に6時間保持した。結果を表Iに示す。 例2 31.4グラムのネオドール(NEODOL)・エトキ
シレート23−3T、0.125グラムの2,2,6,
6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル及び12
5ミリリットルのジクロロメタンを、1リットルの丸底
フラスコに装填した。この混合物に282グラムの5.
25%wt次亜塩素酸ナトリウムを添加し、2.6グラム
の25%wt硫酸の添加によりpHを8.6に調整した。
反応温度を、20℃に6時間保持した。結果を表Iに示
す。
【0021】例3 31.7グラムのネオドール(NEODOL)・エトキ
シレート23−3T、0.125グラムの2,2,6,
6−テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル、100
ミリリットルのエチルアセテート及び5グラムのアルコ
キシアルカン酸を、1リットルの丸底フラスコに装填し
た。この混合物に282グラムの5.25%wt次亜塩素
酸ナトリウムを添加した。反応温度を、20℃に4時間
保持した。結果を表Iに示す。 比較例A 比較例Aは、ジ第3級ブチルニトロキシドを該ニトロキ
シドとして用いた以外は例1と同様にして行われた。結
果を表Iに示す。 比較例B 比較例Bは、ニトロキシドを用いなかった以外は例1と
同様にして行われた。結果を表Iに示す。
【0022】
【表1】 表I アルコキシアルカノールのアルコキシアルカン酸への酸化 選択% 選択% 選択% 選択% 転化度 AEC1) エステル ギ酸エステル 脂肪酸 例1 >99 90 5.1 3.2 1.2 例2 97 93 7 <1 <1 例3 99 89 5.1 3.5 2.4 比較例A 43 <1 97 1 2 比較例B 13 50 38 6 6 1) AEC=アルコキシエトキシ酢酸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハーバート・エリオツト・フリード アメリカ合衆国、テキサス州77042、ヒ ユーストン、ブライアー・フオーレス ト・ドライヴ・ナンバー 404、19615 (56)参考文献 特開 平1−165782(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 59/125 C07C 51/29

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 RO(CH2 CHR′O)n CH2 CO2 H 〔式中、Rは1〜22個の炭素原子のアルキル基であ
    り、R′は水素又はメチル又はそれらの混合物(個々の
    分子に関して)でありそしてnは1〜12の整数であ
    る。〕のアルコキシアルカン酸あるいはその塩の製造方
    法において、重炭酸塩で調整されていない中性〜弱塩基
    性の媒質中に可溶化された、ジ第3級アルキルニトロキ
    シドを除く安定なフリーラジカルニトロキシドの存在下
    酸化体を用いて対応するアルコキシアルカノールを酸
    化することを特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 可溶化された安定なフリーラジカルニト
    ロキシドが次式 【化1】 を有し、この式において (1) (a)R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は1〜
    15個の炭素原子を有するアルキル、アリールあるいは
    ヘテロ原子置換のアリール又はアルキル基であり、そし
    て(b)R5 及びR6 は(i)各々、R1 〜R6 のすべ
    てがアルキル基であることはないことを条件として1〜
    15個の炭素原子を有するアルキル基であり、あるいは
    1〜15個の炭素原子を有する置換アルキル基であって
    その置換基はハロゲン、シアノ、−CONH2 −OC
    CH 3 、−OCOC2 5 、カルボニル、アルケニ
    ル、−OR″又は−COOR″(ここで、R″はアルキ
    ル又はアリールである。)であり、あるいは(ii)一緒
    に、4個又は5個の炭素原子及び2個までのO又はNの
    ヘテロ原子を含有する環の一部を形成し、あるいは (2) 【化2】 は個々にアリールである、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 可溶化された安定なフリーラジカルニト
    ロキシドの式において、R5 及びR6 が一緒に、4個又
    は5個の炭素原子及び2個までのO又はNのヘテロ原子
    を含有する環の一部を形成する、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 可溶化された安定なフリーラジカルニト
    ロキシドが2,2,6,6−置換ピペリジン−1−オキ
    シルである、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 可溶化された安定なフリーラジカルニト
    ロキシドが、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジ
    ン−1−オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−
    テトラメチル−ピペリジン−1−オキシル、4−オキソ
    −2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−オ
    キシル、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−
    1−オキシル−4−サルフェート及びそれらの混合物か
    ら成る群から選択される、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 安定なフリーラジカルニトロキシドが、
    エチルアセテート、ジクロロメタン、アセトニトリル、
    トルエン、クロロベンゼン、キシレン、四塩化炭素、ク
    ロロホルム、テトラクロロエチレン、ジエチルエーテ
    ル、メチル第3級ブチルエーテル及びそれらの混合物か
    ら成る群から選択される溶媒に溶解される、請求項1〜
    5のいずれか一項記載の方法。
  7. 【請求項7】 溶媒が、ジクロロメタン、エチルアセテ
    ート及びそれらの混合物から成る群から選択される、請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 アルコキシアルカノールが可溶化された
    安定なフリーラジカルニトロキシドと接触され、そして
    その後これにハロゲン含有酸化体が添加される、請求項
    1〜7のいずれか一項記載の方法。
  9. 【請求項9】 可溶化された安定なフリーラジカルニト
    ロキシドの量が、アルコキシアルカノールの重量を基準
    として百万部当たり500部ないし百万部当たり約3
    0,000部の範囲にある、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 アルコキシアルカノールがハロゲン含
    有酸化体と接触され、そしてその後これに安定なフリー
    ラジカルニトロキシドが添加される、請求項1〜7のい
    ずれか一項記載の方法。
  11. 【請求項11】 可溶化された安定なフリーラジカルニ
    トロキシドの量が、アルコキシアルカノールの重量を基
    準として百万部当たり100部ないし百万部当たり約
    3,000部の範囲にある、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 ハロゲン含有酸化体が、塩素、次亜塩
    素酸塩及びN−クロロ化合物から成る群から選択され
    る、請求項8又は10記載の方法。
  13. 【請求項13】 −10℃ないし35℃の範囲の温度及
    び大気圧にて実施し、そしてその後アルコキシアルカン
    酸又はその塩を分離する、請求項1〜12のいずれか一
    項記載の方法。
  14. 【請求項14】 酸を反応過程中反応混合物に添加す
    る、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
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