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JP3104403B2 - 部分放電判別方法 - Google Patents
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JP3104403B2 - 部分放電判別方法 - Google Patents

部分放電判別方法

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JP3104403B2
JP3104403B2 JP04143675A JP14367592A JP3104403B2 JP 3104403 B2 JP3104403 B2 JP 3104403B2 JP 04143675 A JP04143675 A JP 04143675A JP 14367592 A JP14367592 A JP 14367592A JP 3104403 B2 JP3104403 B2 JP 3104403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力ケーブル線路の
部分放電測定において使用する部分放電判別方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電力ケーブル線路の絶縁診断方法
における部分放電測定において、雑音除去技術が極めて
重要になっている。これまで種々の手法が知られている
が、パルス数制御法およびノイズウィンドウ法もその一
つである。例えば、電気学会技術報告(II部)第222
号 第19頁(昭和61年4月)に記載されている指示
回路による雑音除去技術としてのパルス数制御法は、所
定の発生頻度に対応する電荷の値を直接指示する方法で
ある。また、ノイズウィンドウ法では、連続する5半周
期に予め定められた大きさ以上の放電が1個以上生じて
いる場合に、その大きさを指示させる方法である。これ
らの技術により、外来雑音中の部分放電パルスを測定で
きるとの報告がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パルス
数制御法では、部分放電が発生していれば、その放電電
荷を外来雑音より小さなS/N<1で測定することがで
きるが、増幅器の飽和により制限され、また、検出され
た複数のパルスの情報から部分放電発生の有無を判別す
るための基準を与えるものではない。
【0004】また、上記ノイズウィンドウ法では、例え
ば5半サイクルの測定期間中の各半サイクルに少なくと
も1発以上のパルスが発生する場合には有効であるが、
継続して部分放電が発生する場合においても、数サイク
ルに亘り連続してパルスが発生するとは限らず、必ずし
も精度の高い判断基準とはなり得ない。
【0005】この発明の目的は、部分放電が発生したか
否かを確実に判別するための簡易な部分放電判別方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、電力ケーブ
ル線路の部分放電測定において、部分放電が発生したか
否かを判別する方法として、所定の時間、課電圧位相の
正および負のサイクルに発生したパルス数N1 ,N2
各々カウントすると共に、それらカウント数の差 1
2 も同時に求め、これら3種類のパルスカウント数の
関係から(1)正のサイクルに発生したパルス数N1
設定値n1 以上、かつ、(2)負のサイクルに発生した
パルス数N2 が設定値n2 以上、かつ、(3)両パルス
カウント数の差N1 −N2 の絶対値N3 が設定値n3
下という条件が満たされた場合のみ部分放電が発生した
と判断して出力を出して測定するようにした部分放電判
別方法。
【0007】
【作用】所定時間、課電圧位相の正および負のサイクル
に発生したパルス数N1 ,N2を各々カウントすると共
に、それらカウント数の差 1 −N 2 も同時に求め、こ
れら3種類のパルスカウント数の関係から正のサイクル
に発生したパルス数N1が設定値n1 以上、かつ、負の
サイクルに発生したパルス数N2 が設定値n2 以上、か
つ両パルスカウント数の差N1 −N2 の絶対値N3 が設
定値n3 以下という条件が満たされた場合のみ部分放電
が発生したと判断させる点にある。これは、課電電圧が
正の期間に発生したパルスN1 と負の期間に発生したパ
ルスN2 を別々にカウントすると共に、それらのカウン
ト数の差N1 −N2 を取ることにより、部分放電パルス
の発生頻度が正負のサイクルでほぼ等しいという情報を
取り入れるためである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例の電力ケーブル線路の部分放電判
別方法の回路構成を示し、図2はその回路部分のタイム
チャートである。即ち、課電トランス1により被測定電
力ケーブル2に電圧を印加し、絶縁接続部3に取り付け
た電極4により部分放電を検出する。部分放電が発生し
た場合、電極4に接続された検出インピーダンス5で検
出された信号は増幅器6で増幅され、ゲート回路7およ
び8に入力される。この検出信号を図2(A)に示す。
ただし、この発明においては、信号の検出方式はどのよ
うな方式であっても構わない。
【0009】一方、課電トランス1の3次巻線9から得
られた課電圧位相情報を図2(B)に示す。この信号を
ゲート回路10を経て正,負の電圧が印加される各半サ
イクルの間ゲートの制御信号11,12を出力する。こ
の制御信号11,12を図2(C),(D)に示す。上
記ゲート回路7および8は、図2(C),(D)に示さ
れるゲート制御信号11,12のHレベル,Lレベルか
に従い、信号がHレベルの各半サイクルの期間信号を通
過させ、Lレベルの期間非通過となる。従ってゲート回
路7および8のタイムチャートは図2(E),(G)に
示されるようになる。即ち、ゲート回路7とゲート回路
8ではオン・オフが反対になる。
【0010】上記ゲート回路7および8に接続されるパ
ルスカウンタ13,14は、それぞれ所定の時間パルス
数をカウントする。ここではパルスカウンタ13,14
の制御(測定時間の設定,測定開始のタイミング信号)
はコンピュータ15からカウンタ制御信号16を入力し
て行われる。測定終了後、各パルスカウンタ13,14
のパルスカウント数はこれらに接続されたコンピュータ
15に出力して収集され、印加電圧が正のサイクル中に
発生したパルス数N1 と設定値n1 、負のサイクル中に
発生したパルス数N2 と設定値n2 およびパルスカウン
ト数の差の絶対値N3 =|N1 −N2 |と設定値n3
それぞれ比較される。そして、N1 ≧n1 かつN2 ≧n
2 かつN3 ≦n3 の場合のみ部分放電が検出されたとし
て出力がなされるように構成されている。
【0010】例えば、図2に示すタイムチャートにおい
て、5サイクルの測定を例として説明する。今、図2
(F),(H)に示すようにゲート7に6発の出力パル
スが、ゲート8には8発の出力パルスが生じたとする。
設定値をn1 =n2 =6,n3=2とした場合、印加電
圧が正のサイクル中に発生したパルス数N1 =6≧n1
である。また、印加電圧が負のサイクル中に発生したパ
ルス数N2 =8≧n2 である。そして、パルスカウント
数の差の絶対値N3 =2≦n3 が成立する。この測定法
では、部分放電パルスの発生頻度が正負のサイクルでほ
ぼ等しいという情報を判別に取り入れているので、この
場合は部分放電が発生したと出力されるのである。
【0011】次に、この発明をハードウェア構成で実現
した例を図3に基づいて説明する。即ち、検出インピー
ダンス5に接続した増幅器6の出力はゲート回路7,8
およびアップダウンカウンタ20に入力される。ゲート
回路7,8にそれぞれ接続したパルスカウンタ13,1
4はパルス数をカウントし、所定のカウント数以上にな
ると出力がLレベルからHレベルに変化する。アップダ
ウンパルスカウンタ20は課電電圧が正のサイクル中に
発生したパルス数を加算(アップカウント)し、負のサ
イクル中に発生したパルス数を減算(ダウンカウント)
するものである。そして、カウント合計の絶対値が所定
のカウント数より大きい場合出力がHレベル、所定のカ
ウント数以下ではLレベルを出力する。パルスカウンタ
13,14およびアップダウンカウンタ20にはアンド
回路21が接続され、このアンド回路21はカウンタ1
3,14およびアップダウンパルスカウンタ20の出力
の論理積を求める。そして、その結果をディスプレイ2
2に表示する。
【0012】一方、所定のサイクル数が経過すると、ゲ
ート制御回路10に接続したリセット回路23からリセ
ット信号が出力され、この出力はパルスカウンタ13,
14およびアップダウンパルスカウンタ20に出力し
て、そのパルス数を零にリセットするように接続されて
いる。
【0013】図4は、5サイクルの期間パルスをカウン
トし、正のサイクル中のパルス数が6以上,負のサイク
ル中のパルス数が6以上,正のサイクル中のパルス数と
負のサイクル中のパルス数の差が2以下という条件で部
分放電の発生を判別した結果を示すタイムチャートであ
る。上から順に(A)は検出インピーダンス5の検出信
号、(B)はトランス3次巻線9の課電電圧、(C)は
ゲート制御回路10からのゲート制御信号11、(D)
はゲート制御回路10からのゲート制御信号12、
(E)はゲート回路7のオン・オフ、(F)はパルスカ
ウンタ13の出力、(G)はゲート回路8のオン・オ
フ、(H)はパルスカウンタ14の出力、(I)はアッ
プダウンカウンタ20の出力、(J)はアンド回路21
の出力、(K)はリセット回路23からのリセット信号
である。即ち、リセット信号が出力される直前のアンド
回路21の出力がHレベルであることから、この場合は
部分放電がありと判断するのである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の部分放
電判別方法によれば、部分放電が継続して発生し始めた
ことを早期に精度良く判別することができる。これはパ
ルス発生数をカウントする方法において課電電圧が正の
期間に発生したパルスと負の期間に発生したパルスを別
々にカウントすると共に、それらのカウント数の差を取
ることにより、部分放電パルスの発生頻度が正負のサイ
クルでほぼ等しいという情報を判別に取り入れたためで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電力ケーブル線路の部分放電判別法
の一実施例を示す回路図、
【図2】図1の回路の動作状態を説明するためのタイム
チャート、
【図3】この発明の電力ケーブル線路の部分放電判別法
の他の実施例を示す回路図、
【図4】図3の回路の動作状態を説明するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 課電トランス 2 電力ケーブル 3 絶縁接続部 4 検出電極 5 検出インピーダンス 6 増幅器 7,8 ゲート回路 9 トランス3次巻線 10 ゲート制御回路 11,12 ゲート制御信号 13,14 パルスカウンタ 15 コンピュータ 16 カウンタ制御信号 20 アップダウンパルスカウンタ 21 アンド回路 22 ディスプレイ 23 リセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 友章 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日 立電線株式会社パワーシステム研究所 内」 (56)参考文献 特開 平4−109181(JP,A) 特開 平3−246473(JP,A) 特開 平1−219677(JP,A) 特開 昭56−37569(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル線路の部分放電測定におい
    て、部分放電が発生したか否かを判別する方法として、
    所定の時間、課電圧位相の正および負のサイクルに発生
    したパルス数N1 ,N2 を各々カウントすると共に、そ
    れらカウント数の差 1 −N 2 も同時に求め、これら3
    種類のパルスカウント数の関係から(1)正のサイクル
    に発生したパルス数N1 が設定値n1 以上、かつ、
    (2)負のサイクルに発生したパルス数N2 が設定値n
    2 以上、かつ、(3)両パルスカウント数の差N1 −N
    2 の絶対値N3 が設定値n3 以下という条件が満たされ
    た場合のみ部分放電が発生したと判断して出力を出して
    測定するようにしたことを特徴とする部分放電判別方
    法。
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