JP3107007B2 - 電界放出型冷陰極および電子管 - Google Patents
電界放出型冷陰極および電子管Info
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- JP3107007B2 JP3107007B2 JP21640697A JP21640697A JP3107007B2 JP 3107007 B2 JP3107007 B2 JP 3107007B2 JP 21640697 A JP21640697 A JP 21640697A JP 21640697 A JP21640697 A JP 21640697A JP 3107007 B2 JP3107007 B2 JP 3107007B2
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- field emission
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J3/00—Details of electron-optical or ion-optical arrangements common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J3/02—Electron guns
- H01J3/021—Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
- H01J3/022—Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source with microengineered cathode, e.g. Spindt-type
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2201/00—Electrodes common to discharge tubes
- H01J2201/30—Cold cathodes
- H01J2201/304—Field emission cathodes
- H01J2201/30403—Field emission cathodes characterised by the emitter shape
- H01J2201/30407—Microengineered point emitters
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- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出源となる
冷陰極、特に鋭利な先端から電子を放出する電界放出型
冷陰極、および該冷陰極を搭載した電子管に関する。
冷陰極、特に鋭利な先端から電子を放出する電界放出型
冷陰極、および該冷陰極を搭載した電子管に関する。
【0002】
【従来の技術】微小な円錐状のエミッタと、エミッタの
すぐ近くに形成され、エミッタからの電流を引き出す機
能、ならびに電流制御機能を持つゲート電極で構成され
た微小冷陰極をアレイ状に並べた冷陰極素子構造(以
下、FEAsと略記する)については、既に提案されて
いる(Journal of Applied Physics,Vol.39,No.7,p3504,
1968)。このような構造の冷陰極素子(FEAs)は開
発者の名前からスピント(Spindt)型冷陰極と呼ばれ、熱
陰極と比較して高い電流密度が得られ、放出電子の速度
分布が小さい等の利点を持つ。
すぐ近くに形成され、エミッタからの電流を引き出す機
能、ならびに電流制御機能を持つゲート電極で構成され
た微小冷陰極をアレイ状に並べた冷陰極素子構造(以
下、FEAsと略記する)については、既に提案されて
いる(Journal of Applied Physics,Vol.39,No.7,p3504,
1968)。このような構造の冷陰極素子(FEAs)は開
発者の名前からスピント(Spindt)型冷陰極と呼ばれ、熱
陰極と比較して高い電流密度が得られ、放出電子の速度
分布が小さい等の利点を持つ。
【0003】また、FEAsは、従来の電子顕微鏡に使
用している単一の電界放出エミッタと比較して電流雑音
が小さく、数10〜200Vの低い電圧で動作する特徴
を持つ。さらに電子顕微鏡に使用している単一の電界放
出型エミッタは、動作環境として10-8Pa程度の超高
真空度が必要とされるのに対し、FEAsは、エミッタ
の極く近傍に構成されたゲート電極構造になっているこ
とと複数のエミッタを配置することにより、10-4〜1
0-6Paの真空環境の封じ切りガラス管でも動作すると
いう特徴も備えている。
用している単一の電界放出エミッタと比較して電流雑音
が小さく、数10〜200Vの低い電圧で動作する特徴
を持つ。さらに電子顕微鏡に使用している単一の電界放
出型エミッタは、動作環境として10-8Pa程度の超高
真空度が必要とされるのに対し、FEAsは、エミッタ
の極く近傍に構成されたゲート電極構造になっているこ
とと複数のエミッタを配置することにより、10-4〜1
0-6Paの真空環境の封じ切りガラス管でも動作すると
いう特徴も備えている。
【0004】図5に従来技術であるスピント型冷陰極素
子主要部(FEAs)の構造の断面図を示す。シリコン
基板101の上に高さ約1μmの微小な円錐状のエミッ
タ102が真空蒸着法によって形成され、エミッタ10
2の周囲にはゲート電極103と絶縁層104が形成さ
れている。基板101とエミッタ102とは電気的に接
続されており、基板101およびエミッタ102とゲー
ト電極103の間には、ゲート電極103を正に約10
0Vの直流電圧が印加されている。基板101とゲート
電極103の間は約1μm、ゲート電極の開口径も約1
μmと狭く、エミッタ102の先端は極めて尖鋭に作ら
れているので、エミッタ102の先端には強い電界が加
わる。
子主要部(FEAs)の構造の断面図を示す。シリコン
基板101の上に高さ約1μmの微小な円錐状のエミッ
タ102が真空蒸着法によって形成され、エミッタ10
2の周囲にはゲート電極103と絶縁層104が形成さ
れている。基板101とエミッタ102とは電気的に接
続されており、基板101およびエミッタ102とゲー
ト電極103の間には、ゲート電極103を正に約10
0Vの直流電圧が印加されている。基板101とゲート
電極103の間は約1μm、ゲート電極の開口径も約1
μmと狭く、エミッタ102の先端は極めて尖鋭に作ら
れているので、エミッタ102の先端には強い電界が加
わる。
【0005】この電界強度が2〜5×107V/cm以
上になるとエミッタ102の先端から電子が放出され、
エミッタ1個当たり0.1〜数10μAの電流が得られ
る。このような構造の微小冷陰極を複数個基板101の
上にアレイ状に並べることにより大きな電流を放出する
平面状の陰極が構成される。
上になるとエミッタ102の先端から電子が放出され、
エミッタ1個当たり0.1〜数10μAの電流が得られ
る。このような構造の微小冷陰極を複数個基板101の
上にアレイ状に並べることにより大きな電流を放出する
平面状の陰極が構成される。
【0006】このようなスピント型冷陰極の応用として
は、平面型表示装置、撮像管、マイクロ波管、およびブ
ラウン管等の電子管や各種センサーの電子源等が提案さ
れている。
は、平面型表示装置、撮像管、マイクロ波管、およびブ
ラウン管等の電子管や各種センサーの電子源等が提案さ
れている。
【0007】一般的に電界放出型冷陰極(FEAs)は
エミッタとゲート電極の間隔をμm〜サブμm程度まで
狭くし、さらにエミッタ先端を尖鋭化することにより、
強電界がエミッタ先端に加わるような構造としている。
そのため動作時の真空度が悪くなると、エミッタとゲー
ト電極の間で放電が起こり易くなる。放電が持続する
と、エミッタが溶解し、周りのゲート電極、絶縁層まで
溶解するような破壊が起こり、エミッタとゲート電極が
短絡してしまう。
エミッタとゲート電極の間隔をμm〜サブμm程度まで
狭くし、さらにエミッタ先端を尖鋭化することにより、
強電界がエミッタ先端に加わるような構造としている。
そのため動作時の真空度が悪くなると、エミッタとゲー
ト電極の間で放電が起こり易くなる。放電が持続する
と、エミッタが溶解し、周りのゲート電極、絶縁層まで
溶解するような破壊が起こり、エミッタとゲート電極が
短絡してしまう。
【0008】このような放電の持続によるエミッターゲ
ート電極間の短絡破壊を防止する方法として、USP
4,940,916号にエミッタ直下の基板の抵抗層を形
成し、エミッタに給電するための導電パターンをメッシ
ュ状にする方法が提案されている。しかし、この方法に
よると導電パターンをメッシュ構造にすることにより素
子の密度を高くすることができない。
ート電極間の短絡破壊を防止する方法として、USP
4,940,916号にエミッタ直下の基板の抵抗層を形
成し、エミッタに給電するための導電パターンをメッシ
ュ状にする方法が提案されている。しかし、この方法に
よると導電パターンをメッシュ構造にすることにより素
子の密度を高くすることができない。
【0009】また、このメッシュの中で中央に配置され
たエミッタは、メッシュの端部に配置されたエミッタよ
りも抵抗が高くなるため、電子放出し難くなる等の欠点
を有していた。放電の持続を抑制しつつ、前記の欠点を
取り除く方法として、本出願人は図6に示すような、半
導体基板にエミッタの夫々の直下の領域を囲むようにし
て形成されたトレンチ部に絶縁体が充電されてなるエミ
ッタ直下領域包囲絶縁層を備えてなることを特徴とする
電界放出型冷陰極装置をすでに開示(特願平8-133
959号)している。
たエミッタは、メッシュの端部に配置されたエミッタよ
りも抵抗が高くなるため、電子放出し難くなる等の欠点
を有していた。放電の持続を抑制しつつ、前記の欠点を
取り除く方法として、本出願人は図6に示すような、半
導体基板にエミッタの夫々の直下の領域を囲むようにし
て形成されたトレンチ部に絶縁体が充電されてなるエミ
ッタ直下領域包囲絶縁層を備えてなることを特徴とする
電界放出型冷陰極装置をすでに開示(特願平8-133
959号)している。
【0010】このような装置は、エミッタ直下の領域
が、夫々エミッタ直下領域包囲絶縁層により包囲されて
いるため、キャリアが半導体基板表面の方向へ広がり低
抵抗化することがなく、よってたとえ放電が生じた場合
においても半導体基板の抵抗値をほぼ一定に維持するこ
とができるため、放電のピーク電流を抑制することがで
きるとしている。
が、夫々エミッタ直下領域包囲絶縁層により包囲されて
いるため、キャリアが半導体基板表面の方向へ広がり低
抵抗化することがなく、よってたとえ放電が生じた場合
においても半導体基板の抵抗値をほぼ一定に維持するこ
とができるため、放電のピーク電流を抑制することがで
きるとしている。
【0011】また、この抵抗はエミッタ直下領域包囲絶
縁層毎に分離されるので、通常動作時にこの抵抗で起こ
る電圧降下は、抵抗層に比べて非常に小さく(1/分割
数)なる。また、抵抗層のように横方向の距離を確保す
る必要がないために、素子密度を高くすることができ
る。
縁層毎に分離されるので、通常動作時にこの抵抗で起こ
る電圧降下は、抵抗層に比べて非常に小さく(1/分割
数)なる。また、抵抗層のように横方向の距離を確保す
る必要がないために、素子密度を高くすることができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような電界放出型冷陰極装置では、基板をエミッタ
直下領域包囲絶縁層毎(ブロック群)に分離するので、
該包囲領域における電圧降下は小さくなっているが、通
常動作時には、エミッタ直下領域包囲絶縁層毎に分離さ
れたエミッタより電子が放出されると、図7に示すよう
に絶縁層壁に沿って空乏層が形成されるため、該包囲分
離領域の抵抗値が大きくなってしまう。
示すような電界放出型冷陰極装置では、基板をエミッタ
直下領域包囲絶縁層毎(ブロック群)に分離するので、
該包囲領域における電圧降下は小さくなっているが、通
常動作時には、エミッタ直下領域包囲絶縁層毎に分離さ
れたエミッタより電子が放出されると、図7に示すよう
に絶縁層壁に沿って空乏層が形成されるため、該包囲分
離領域の抵抗値が大きくなってしまう。
【0013】この空乏層は絶縁層壁を介して隣接するエ
ミッタの形成されていない基板との電位差によって生ず
るものである。つまりエミッタより電子が放出される
と、エミッタの形成された最外層における該包囲分離領
域の抵抗により、電圧降下が起こるためエミッタ直下の
電位が上昇し、絶縁層壁を介して隣接するエミッタの形
成されていない基板との間に電位差が生じ、空乏層が形
成されるのである。エミッションが大きくなるとこの現
象が顕著になり、図8に示すようにエミッション電流が
飽和してしまう。
ミッタの形成されていない基板との電位差によって生ず
るものである。つまりエミッタより電子が放出される
と、エミッタの形成された最外層における該包囲分離領
域の抵抗により、電圧降下が起こるためエミッタ直下の
電位が上昇し、絶縁層壁を介して隣接するエミッタの形
成されていない基板との間に電位差が生じ、空乏層が形
成されるのである。エミッションが大きくなるとこの現
象が顕著になり、図8に示すようにエミッション電流が
飽和してしまう。
【0014】結果として絶縁層により包囲されたエミッ
タ領域群において、包囲された絶縁層を、他のエミッタ
領域群を包囲する絶縁層と共有する内部分離領域と他の
エミッタ領域群を包囲する絶縁層と共有しない最外周分
離領域との間にエミッション電流の不均一性が生じてし
まう。このような冷陰極を平面型表示装置等に適用した
場合、表示エリア内において画像の明るさの不均一性を
生じ、画質を著しく低下させてしまうという欠点を有し
ていた。
タ領域群において、包囲された絶縁層を、他のエミッタ
領域群を包囲する絶縁層と共有する内部分離領域と他の
エミッタ領域群を包囲する絶縁層と共有しない最外周分
離領域との間にエミッション電流の不均一性が生じてし
まう。このような冷陰極を平面型表示装置等に適用した
場合、表示エリア内において画像の明るさの不均一性を
生じ、画質を著しく低下させてしまうという欠点を有し
ていた。
【0015】また、本出願人の既出願(特願平9-80
840号)によれば上記の空乏層の違いによるエミッシ
ョンの不均一性を解決するために、最外周分離領域を包
囲する絶縁層幅を広くしたり、最外周分離領域の大きさ
を大きくしたりする方法が開示されているが、この方法
によれば電界放出型冷陰極を作製する際に通常行われ
る、トレンチ埋設後のエッチバック工程において、トレ
ンチ埋設の交差点に近い部分からエッチングが進行し易
いために、結果としてブロックのコーナー部分がブロッ
クの中央付近に較べて凹んでしまい、ブロックコーナー
部のエミッタ高さが低くなることにより、該部のエミッ
タからのエミッションがし難くなるという欠点も有して
いた。
840号)によれば上記の空乏層の違いによるエミッシ
ョンの不均一性を解決するために、最外周分離領域を包
囲する絶縁層幅を広くしたり、最外周分離領域の大きさ
を大きくしたりする方法が開示されているが、この方法
によれば電界放出型冷陰極を作製する際に通常行われ
る、トレンチ埋設後のエッチバック工程において、トレ
ンチ埋設の交差点に近い部分からエッチングが進行し易
いために、結果としてブロックのコーナー部分がブロッ
クの中央付近に較べて凹んでしまい、ブロックコーナー
部のエミッタ高さが低くなることにより、該部のエミッ
タからのエミッションがし難くなるという欠点も有して
いた。
【0016】本発明は、前述の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的とするところは、基板をエミッタ
直下領域包囲絶縁層毎(エミッタ領域群)に分離した電
界放出型低冷陰極において、通常動作時の内部分離領域
と最外周分離領域との間におけるエミッション電流の不
均一性を生じない、また、ブロックコーナー部分の凹み
を抑えた冷陰極、ならびに該冷陰極を搭載した電子管を
提供することにある。
のであって、その目的とするところは、基板をエミッタ
直下領域包囲絶縁層毎(エミッタ領域群)に分離した電
界放出型低冷陰極において、通常動作時の内部分離領域
と最外周分離領域との間におけるエミッション電流の不
均一性を生じない、また、ブロックコーナー部分の凹み
を抑えた冷陰極、ならびに該冷陰極を搭載した電子管を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題・目的は以下
に示す本発明によって解決・達成される。すなわち本発
明は、シリコン基板上に絶縁層と導電性ゲート電極層を
順次積層し、該絶縁層とゲート電極層を貫通してシリコ
ン基板上に到達して開口された空洞内に形成された、尖
鋭な先端を有するほぼ円錐状のエミッタからなる電界放
出型冷陰極を少なくとも一つ包含するように、エミッタ
形成領域を所定の絶縁材で埋設されたトレンチにより包
囲することによりブロック化し、該ブロックを複数配置
する構造の電界放出型冷陰極において、各ブロックが、
該ブロックを包囲する独立したトレンチで各々分離され
てなることを特徴とする電界放出型冷陰極を開示するも
のである。
に示す本発明によって解決・達成される。すなわち本発
明は、シリコン基板上に絶縁層と導電性ゲート電極層を
順次積層し、該絶縁層とゲート電極層を貫通してシリコ
ン基板上に到達して開口された空洞内に形成された、尖
鋭な先端を有するほぼ円錐状のエミッタからなる電界放
出型冷陰極を少なくとも一つ包含するように、エミッタ
形成領域を所定の絶縁材で埋設されたトレンチにより包
囲することによりブロック化し、該ブロックを複数配置
する構造の電界放出型冷陰極において、各ブロックが、
該ブロックを包囲する独立したトレンチで各々分離され
てなることを特徴とする電界放出型冷陰極を開示するも
のである。
【0018】また本発明は、電子放出源となる冷陰極を
有する電子管において、該冷陰極が前記本発明の電界放
出型冷陰極であることを特徴とする電子管を開示するも
のである。
有する電子管において、該冷陰極が前記本発明の電界放
出型冷陰極であることを特徴とする電子管を開示するも
のである。
【0019】そして、前記の電界放出型冷陰極は前記ト
レンチの幅が、1.0μm以上であることを特徴とし、
また、前記ブロックの形状が、矩形、正三角形または正
六角形であることを特徴とし、さらに、前記トレンチを
埋設する絶縁材が、硼素および燐が混入されたシリカ・
ガラス、またはポリシリコンを含むことを特徴とするす
るものである。
レンチの幅が、1.0μm以上であることを特徴とし、
また、前記ブロックの形状が、矩形、正三角形または正
六角形であることを特徴とし、さらに、前記トレンチを
埋設する絶縁材が、硼素および燐が混入されたシリカ・
ガラス、またはポリシリコンを含むことを特徴とするす
るものである。
【0020】本発明は、図1に示すような、シリコン基
板内に複数のエミッタを包囲するように絶縁材料により
埋設したトレンチによって、基板を包囲してブロック群
を形成した構造の冷陰極において、各ブロックは、ブロ
ックを包囲する独立したトレンチで各々分離したことを
特徴とする冷陰極を提供する。
板内に複数のエミッタを包囲するように絶縁材料により
埋設したトレンチによって、基板を包囲してブロック群
を形成した構造の冷陰極において、各ブロックは、ブロ
ックを包囲する独立したトレンチで各々分離したことを
特徴とする冷陰極を提供する。
【0021】上記の方法により、各ブロックにおけるト
レンチに形成される空乏層の延びを等しくすることがで
き、ブロック間のエミッション電流の不均一性を生じる
ことがない。また、トレンチ交差部がなくなることか
ら、エッチバック工程におけるブロックコーナー部分の
凹みを抑えることができる。
レンチに形成される空乏層の延びを等しくすることがで
き、ブロック間のエミッション電流の不均一性を生じる
ことがない。また、トレンチ交差部がなくなることか
ら、エッチバック工程におけるブロックコーナー部分の
凹みを抑えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施態様を具体
的に説明する。
的に説明する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の詳細(電界放出型冷陰極)を
図面に基づいて説明する。 [実施例1]図1は本発明の第1の実施例の電界放出型
冷陰極の構成を示す摸式図である。図1(a)は電界型
冷陰極を示す摸式平面図であり、図1(b)は図1
(a)におけるA-A'切断面の摸式断面拡大図である。
図面に基づいて説明する。 [実施例1]図1は本発明の第1の実施例の電界放出型
冷陰極の構成を示す摸式図である。図1(a)は電界型
冷陰極を示す摸式平面図であり、図1(b)は図1
(a)におけるA-A'切断面の摸式断面拡大図である。
【0024】本実施例の電界放出型冷陰極は、シリコン
基板2、エミッタ3、絶縁層4、ゲート電極5、BPS
G(borophosphosilicate glass:硼素と燐が混入された
シリカガラス)膜6が埋設されているトレンチ1とから
構成されている。本実施例では、トレンチ1により矩形
に分割した36個のブロックで構成された例を示してい
る。トレンチ1により分割された各ブロックは、ブロッ
クを包囲する独立したトレンチで各々分離した構造を有
している。
基板2、エミッタ3、絶縁層4、ゲート電極5、BPS
G(borophosphosilicate glass:硼素と燐が混入された
シリカガラス)膜6が埋設されているトレンチ1とから
構成されている。本実施例では、トレンチ1により矩形
に分割した36個のブロックで構成された例を示してい
る。トレンチ1により分割された各ブロックは、ブロッ
クを包囲する独立したトレンチで各々分離した構造を有
している。
【0025】まず、トレンチが隣接ブロック間で共有さ
れる場合の、電界放出型冷陰極の通常動作時のトレンチ
抵抗の影響を説明する。電流パスとなるトレンチに包囲
されたシリコン基板は、基板濃度、トレンチに包囲され
たブロックの大きさ、およびトレンチの深さで決まる抵
抗を持つため、各エミッタから電子を放出すると、電圧
降下が起こる。
れる場合の、電界放出型冷陰極の通常動作時のトレンチ
抵抗の影響を説明する。電流パスとなるトレンチに包囲
されたシリコン基板は、基板濃度、トレンチに包囲され
たブロックの大きさ、およびトレンチの深さで決まる抵
抗を持つため、各エミッタから電子を放出すると、電圧
降下が起こる。
【0026】つまり、電子放出により基板電位よりエミ
ッタ直下の電位の方が高くなる。トレンチを挟んで互い
に対向し、且つ最外周部を包含しないブロック間では、
トレンチを境に同様の電位分布となっているが、エミッ
タ形成領域の最外周部を包含するブロックでは、最外周
部に隣接したブロックが存在しない非対称性のためにト
レンチを介して電位差が生じる。
ッタ直下の電位の方が高くなる。トレンチを挟んで互い
に対向し、且つ最外周部を包含しないブロック間では、
トレンチを境に同様の電位分布となっているが、エミッ
タ形成領域の最外周部を包含するブロックでは、最外周
部に隣接したブロックが存在しない非対称性のためにト
レンチを介して電位差が生じる。
【0027】シリコン基板のエミッタ直下の電位が周り
より高くなるので、トレンチの側壁からエミッタ直下に
向かい空乏層が形成される。よって、実質的なブロック
占有面積が小さくなるため、抵抗値が増加する。この現
象はエミッション量が大きくなるほど顕著になるため、
ブロック内をパスとするエミッション電流は徐々に流れ
難くなり、やがて飽和してしまい、トレンチを挟んで互
いに対向し、且つ最外周部を包含しないブロック内をパ
スとするエミッション電流との間に大きな差が生じてし
まう。
より高くなるので、トレンチの側壁からエミッタ直下に
向かい空乏層が形成される。よって、実質的なブロック
占有面積が小さくなるため、抵抗値が増加する。この現
象はエミッション量が大きくなるほど顕著になるため、
ブロック内をパスとするエミッション電流は徐々に流れ
難くなり、やがて飽和してしまい、トレンチを挟んで互
いに対向し、且つ最外周部を包含しないブロック内をパ
スとするエミッション電流との間に大きな差が生じてし
まう。
【0028】そこで本実施例の電界放出型冷陰極では、
トレンチにより分割された各ブロックは、ブロックを包
囲する独立したトレンチで各々分離した構造にして、各
ブロックにおける空乏層の延びを等しくしている。この
ような設計によりエミッタエリア内の全てのブロックに
おけるエミッション電流が均一化され、高品位の電界放
出型冷陰極を提供することができる。
トレンチにより分割された各ブロックは、ブロックを包
囲する独立したトレンチで各々分離した構造にして、各
ブロックにおける空乏層の延びを等しくしている。この
ような設計によりエミッタエリア内の全てのブロックに
おけるエミッション電流が均一化され、高品位の電界放
出型冷陰極を提供することができる。
【0029】次に、このような構成を備えた電界放出型
冷陰極の製造方法の一例を図面を用いて説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、シリコン基板21上にS
iO2膜22を約5000オングストローム、およびSi3
N4膜23を約1500オングストローム順次堆積し、
さらに、フォトリソグラフィー技術によりSi3N4膜2
3上にシリコン基板21のトレンチを形成する位置の上
部領域を除いて、フォトレジスト24(以下、PRと略
記する)を塗布する。
冷陰極の製造方法の一例を図面を用いて説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、シリコン基板21上にS
iO2膜22を約5000オングストローム、およびSi3
N4膜23を約1500オングストローム順次堆積し、
さらに、フォトリソグラフィー技術によりSi3N4膜2
3上にシリコン基板21のトレンチを形成する位置の上
部領域を除いて、フォトレジスト24(以下、PRと略
記する)を塗布する。
【0030】次に、図2(b)に示すように、PR24
をマスクとして、シリコン基板21のトレンチを形成す
るためのパターニングを行った後、反応性イオンエッチ
ング(以下、RIEと略記する)により、SiO2膜22
およびSi3N4膜23を除去する。
をマスクとして、シリコン基板21のトレンチを形成す
るためのパターニングを行った後、反応性イオンエッチ
ング(以下、RIEと略記する)により、SiO2膜22
およびSi3N4膜23を除去する。
【0031】次に、図2(c)に示すように、PR24
をマスクとして、RIEによりSiO2膜22、Si3N4
膜23の除去部の直下のシリコン基板21を所定の深さ
まで掘り下げてトレンチ25を形成する。次いで、図2
(d)に示すように、PR24を剥離してから、シリコ
ン基板のトレンチ25の内部を薄く酸化する。
をマスクとして、RIEによりSiO2膜22、Si3N4
膜23の除去部の直下のシリコン基板21を所定の深さ
まで掘り下げてトレンチ25を形成する。次いで、図2
(d)に示すように、PR24を剥離してから、シリコ
ン基板のトレンチ25の内部を薄く酸化する。
【0032】次に、図2(e)に示すように、化学気相
成長法(以下、CVDを略記する)により絶縁膜として
BPSG膜26を厚く成長させてシリコン基板21のト
レンチ25内をBPSG膜26で充填し、熱処理により
リフローさせて平坦化する。ここでは絶縁膜としてBP
SGを用いたが、ポリシリコン等を用いてもよい。
成長法(以下、CVDを略記する)により絶縁膜として
BPSG膜26を厚く成長させてシリコン基板21のト
レンチ25内をBPSG膜26で充填し、熱処理により
リフローさせて平坦化する。ここでは絶縁膜としてBP
SGを用いたが、ポリシリコン等を用いてもよい。
【0033】次に、図2(f)に示すように、全面をR
IEを用いてBPSG膜26をエッチバックするための
エッチングを行い、Si3N4膜23を露出させる。次い
で、図2(g)に示すように、Si3N4膜23上にゲー
ト材をスパッタ、または蒸着等により成膜しゲート電極
27を形成する。ここでゲート材としては、W,Mo,W
Si2等が用いられる。
IEを用いてBPSG膜26をエッチバックするための
エッチングを行い、Si3N4膜23を露出させる。次い
で、図2(g)に示すように、Si3N4膜23上にゲー
ト材をスパッタ、または蒸着等により成膜しゲート電極
27を形成する。ここでゲート材としては、W,Mo,W
Si2等が用いられる。
【0034】次に、図2(h)に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術を用いて、ゲート電極27、Si3N4
膜23およびSiO2膜22をRIEでシリコン基板21
が露出するまでエッチングして、複数の微小な開口部を
設ける。
ソグラフィー技術を用いて、ゲート電極27、Si3N4
膜23およびSiO2膜22をRIEでシリコン基板21
が露出するまでエッチングして、複数の微小な開口部を
設ける。
【0035】次に、図2(i)に示されるように、Mg
O,Al等の犠牲層28を斜め回転蒸着法により形成した
後、W,Mo等の高融点金属であるエミッタ材を垂直方向
に蒸着して、錐状のエミッタ29を形成する。
O,Al等の犠牲層28を斜め回転蒸着法により形成した
後、W,Mo等の高融点金属であるエミッタ材を垂直方向
に蒸着して、錐状のエミッタ29を形成する。
【0036】最後に、犠牲層28をエッチングすること
により、ゲート電極27上に形成された余分なエミッタ
材をリフトオフする。このようにして、図2(j)に示
すような構造の電界放出型冷陰極を得ることができる。
により、ゲート電極27上に形成された余分なエミッタ
材をリフトオフする。このようにして、図2(j)に示
すような構造の電界放出型冷陰極を得ることができる。
【0037】また、図2(f)におけるエッチバック工
程において、パターン内のエッチング不均一性を考慮し
て十分な時間エッチングを行う(オーバーエッチ)こと
が一般的である。
程において、パターン内のエッチング不均一性を考慮し
て十分な時間エッチングを行う(オーバーエッチ)こと
が一般的である。
【0038】この際、トレンチの交差しない部分に比べ
てエッチングされるBPSG膜26の面積の大きいトレ
ンチ交差部では、エッチング進行が速いために、オーバ
ーエッチ時にブロックコーナー部への不要なエッチング
を発生し、凹みを生じることがある。
てエッチングされるBPSG膜26の面積の大きいトレ
ンチ交差部では、エッチング進行が速いために、オーバ
ーエッチ時にブロックコーナー部への不要なエッチング
を発生し、凹みを生じることがある。
【0039】しかしながら、本発明によれば、トレンチ
交差部をなくす構造となっているために、従来のブロッ
クコーナー部において凹みを生じていた不都合を抑える
ことができる。
交差部をなくす構造となっているために、従来のブロッ
クコーナー部において凹みを生じていた不都合を抑える
ことができる。
【0040】さらに、トレンチ幅は、放電時に隣接する
ブロック間に生じる電位差よりも十分な耐圧を必要とす
る。本発明者の試験によれば、トレンチをBPSGを用
いて充填した場合、トレンチ幅1μm以上において、1
00V以上の耐圧が確保された。
ブロック間に生じる電位差よりも十分な耐圧を必要とす
る。本発明者の試験によれば、トレンチをBPSGを用
いて充填した場合、トレンチ幅1μm以上において、1
00V以上の耐圧が確保された。
【0041】なお、本実施例の説明では1つのブロック
内に1つのエミッタを形成する実施例で説明したが、1
つのブロック内にアレイ状に複数のエミッタが存在して
もよいことは言うまでもない。
内に1つのエミッタを形成する実施例で説明したが、1
つのブロック内にアレイ状に複数のエミッタが存在して
もよいことは言うまでもない。
【0042】[実施例2]図3は本発明の第2の実施例
の電界放出型冷陰極の構成を説明する摸式平面図であ
る。本実施例の電界放出型冷陰極は、第1の実施例のト
レンチ1により矩形に分割したブロックで構成する代わ
りに、正三角形に分割したブロックで構成されている。
各ブロックは、ブロックを包囲する独立したトレンチで
各々分離した点は第1の実施例と同様である。
の電界放出型冷陰極の構成を説明する摸式平面図であ
る。本実施例の電界放出型冷陰極は、第1の実施例のト
レンチ1により矩形に分割したブロックで構成する代わ
りに、正三角形に分割したブロックで構成されている。
各ブロックは、ブロックを包囲する独立したトレンチで
各々分離した点は第1の実施例と同様である。
【0043】本実施例においても、第1の実施例と同様
にトレンチにより分割された各ブロックにおける空乏層
の延びは等しくなり、エミッタエリア内の全てのブロッ
クにおけるエミッション電流が均一化されることと、エ
ッチバック工程においてブロックコーナー部の凹みを生
じていた不都合が抑えられることは明らかである。
にトレンチにより分割された各ブロックにおける空乏層
の延びは等しくなり、エミッタエリア内の全てのブロッ
クにおけるエミッション電流が均一化されることと、エ
ッチバック工程においてブロックコーナー部の凹みを生
じていた不都合が抑えられることは明らかである。
【0044】さらに、四角形のセルで構成されるような
デバイスにおいては、図1に示すようにトレンチ1によ
り四角形のブロックに分離することは有効ではあるが、
ブラウン管等の電子源としての応用では、概略円形のエ
ミッションエリアに面積一定のブロックを配置する場
合、正三角形配列に比べて四角形のブロックを配列する
ことはエミッタ3の配置密度の低下を招く。
デバイスにおいては、図1に示すようにトレンチ1によ
り四角形のブロックに分離することは有効ではあるが、
ブラウン管等の電子源としての応用では、概略円形のエ
ミッションエリアに面積一定のブロックを配置する場
合、正三角形配列に比べて四角形のブロックを配列する
ことはエミッタ3の配置密度の低下を招く。
【0045】[実施例3]図4は本発明の第3の実施例
の電界放出型冷陰極の構成を説明する摸式平面図であ
る。本実施例の電界放出型冷陰極は、第1の実施例のト
レンチ1により矩形に分割したブロックで構成する代わ
りに、正六角形に分割したブロックで構成されている。
各ブロックは、ブロックを包囲する独立したトレンチで
各々分離した点は第1の実施例と同様である。
の電界放出型冷陰極の構成を説明する摸式平面図であ
る。本実施例の電界放出型冷陰極は、第1の実施例のト
レンチ1により矩形に分割したブロックで構成する代わ
りに、正六角形に分割したブロックで構成されている。
各ブロックは、ブロックを包囲する独立したトレンチで
各々分離した点は第1の実施例と同様である。
【0046】本実施例においても、第1の実施例と同様
にトレンチにより分割された各ブロックにおける空乏層
の延びは等しくなり、エミッタエリア内の全てのブロッ
クにおけるエミッション電流が均一化されることと、エ
ッチバック工程においてブロックコーナー部の凹みを生
じていた不都合が抑えられることは明らかである。
にトレンチにより分割された各ブロックにおける空乏層
の延びは等しくなり、エミッタエリア内の全てのブロッ
クにおけるエミッション電流が均一化されることと、エ
ッチバック工程においてブロックコーナー部の凹みを生
じていた不都合が抑えられることは明らかである。
【0047】さらに、第2の実施例と同様に、図3に示
す電界放出型冷陰極では、概略円形のエミッションエリ
アに面積一定のブロックを配置する場合、四角形のブロ
ックを配列する場合に比べて、エミッタ3の配置密度の
低下を少なくすることができる。
す電界放出型冷陰極では、概略円形のエミッションエリ
アに面積一定のブロックを配置する場合、四角形のブロ
ックを配列する場合に比べて、エミッタ3の配置密度の
低下を少なくすることができる。
【0048】
【発明の効果】上記のように、本発明による特定構造と
することにより、通常動作時のエミッタエリア内の全て
のブロックにおけるエミッション電流を均一化すること
ができ、また、ブロックコーナー部における凹みを抑え
られる良好な形状が得られることから、平面型表示装置
等の電子源に適用した場合、表示エリア全域において均
一な画像の明るさを確保することが可能となり、高品位
の電界放出型冷陰極、ならびに該冷陰極を搭載した電子
管を得ることができる。
することにより、通常動作時のエミッタエリア内の全て
のブロックにおけるエミッション電流を均一化すること
ができ、また、ブロックコーナー部における凹みを抑え
られる良好な形状が得られることから、平面型表示装置
等の電子源に適用した場合、表示エリア全域において均
一な画像の明るさを確保することが可能となり、高品位
の電界放出型冷陰極、ならびに該冷陰極を搭載した電子
管を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の電界放出型冷陰極を示
す摸式平面図(但し、(b)は(a)のA-A'切断面の
摸式断面図)。
す摸式平面図(但し、(b)は(a)のA-A'切断面の
摸式断面図)。
【図2】本発明の第1の実施例の製造工程を示す説明
図。
図。
【図3】本発明の第2の実施例の電界放出型冷陰極を示
す摸式平面図。
す摸式平面図。
【図4】本発明の第3の実施例の電界放出型冷陰極を示
す摸式平面図。
す摸式平面図。
【図5】従来のスピント型冷陰極素子主要部を示す摸式
断面図。
断面図。
【図6】出願人の既出願(特願平8-133959号)
に開示される電界放出型冷陰極を示す摸式断面図。
に開示される電界放出型冷陰極を示す摸式断面図。
【図7】電界放出型冷陰極の空乏層形成状態を示す摸式
図。
図。
【図8】図7に示す構造の電界放出型冷陰極の電圧電流
特性を示すグラフ図。
特性を示すグラフ図。
1,25,105 トレンチ 2,21,101 シリコン基板 3,29,102 エミッタ 4,104 絶縁層 5,27,103 ゲート電極 6,26 BPSG膜 22 SiO2膜 23 Si3N4膜 24 PR(フォトレジスト) 28 犠牲層
Claims (6)
- 【請求項1】 シリコン基板上に絶縁層と導電性ゲート
電極層を順次積層し、該絶縁層とゲート電極層を貫通し
てシリコン基板上に到達して開口された空洞内に形成さ
れた、尖鋭な先端を有するほぼ円錐状のエミッタからな
る電界放出型冷陰極を少なくとも一つ包含するように、
エミッタ形成領域を所定の絶縁材で埋設されたトレンチ
により包囲することによりブロック化し、該ブロックを
複数配置する構造の電界放出型冷陰極において、各ブロ
ックが、該ブロックを包囲する独立したトレンチで各々
分離されてなることを特徴とする電界放出型冷陰極。 - 【請求項2】 前記トレンチの幅が、1.0μm以上で
あることを特徴とする、請求1記載の電界放出型冷陰
極。 - 【請求項3】 前記ブロックの形状が、矩形、正三角形
または正六角形であることを特徴とする、請求1記載の
電界放出型冷陰極。 - 【請求項4】 前記トレンチを埋設する絶縁材が、硼素
および燐が混入されたシリカ・ガラスを含むことを特徴
とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の電界放出
型冷陰極。 - 【請求項5】 前記トレンチを埋設する絶縁材が、ポリ
シリコンを含むことを特徴とする、請求項1ないし3の
いずれかに記載の電界放出型冷陰極。 - 【請求項6】 電子放出源となる冷陰極を有する電子管
において、該冷陰極が、請求項1ないし5のいずれかに
記載の電界放出型冷陰極であることを特徴とする電子
管。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21640697A JP3107007B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 電界放出型冷陰極および電子管 |
| US09/111,870 US6163103A (en) | 1997-08-11 | 1998-07-08 | Field emission type cold cathode and electron tube |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21640697A JP3107007B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 電界放出型冷陰極および電子管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1167058A JPH1167058A (ja) | 1999-03-09 |
| JP3107007B2 true JP3107007B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=16688073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21640697A Expired - Fee Related JP3107007B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 電界放出型冷陰極および電子管 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6163103A (ja) |
| JP (1) | JP3107007B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4851735B2 (ja) * | 2005-06-14 | 2012-01-11 | 株式会社東芝 | 電界放出型冷陰極装置 |
| JP5994271B2 (ja) * | 2012-02-10 | 2016-09-21 | 国立大学法人東北大学 | 電子ビーム発生装置、電子ビーム照射装置、電子ビーム露光装置、および製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2985942B2 (ja) | 1996-05-28 | 1999-12-06 | 日本電気株式会社 | 電界放出型冷陰極装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2623013A1 (fr) * | 1987-11-06 | 1989-05-12 | Commissariat Energie Atomique | Source d'electrons a cathodes emissives a micropointes et dispositif de visualisation par cathodoluminescence excitee par emission de champ,utilisant cette source |
| JP3080004B2 (ja) * | 1996-06-21 | 2000-08-21 | 日本電気株式会社 | 電界放出型冷陰極およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP21640697A patent/JP3107007B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-07-08 US US09/111,870 patent/US6163103A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2985942B2 (ja) | 1996-05-28 | 1999-12-06 | 日本電気株式会社 | 電界放出型冷陰極装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6163103A (en) | 2000-12-19 |
| JPH1167058A (ja) | 1999-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |