JP3111182B2 - タービン・エーロフォイル - Google Patents
タービン・エーロフォイルInfo
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Description
ン機関、更に具体的に言えば、そのタービンの回転子羽
根及び固定子ベーンの冷却に関する。
縮機を持ち、この空気が燃焼器に通され、そこで燃料と
混合され点火されて燃焼ガスを発生する。燃焼ガスは下
流側に流れて、タービンの1段又は更に多くの段を通
り、これらのタービン段がそれからエネルギを抽出し
て、圧縮機の動力とすると共に、例えば飛行中の航空機
の動力源となるファンを駆動する余分の出力を発生す
る。
れた一列のタービン回転子羽根を持ち、その上流側に
は、複数個の固定子ベーンを持つ不動のタービン・ノズ
ルが配置される。燃焼ガスが固定子ベーンの間及びター
ビン羽根の間を流れて、回転子円板を回転させるエネル
ギが抽出される。燃焼ガスは高温であるから、タービン
・ベーン及び羽根は、そのために圧縮機から分流した圧
縮空気の一部分で冷却されるのが典型的である。燃焼器
で使われる圧縮機の空気の任意の部分を転用するため、
必然的に機関の全体的な効率が低下する。そのため、ベ
ーン及び羽根を冷却するための圧縮機分流空気をできる
だけ少なくすることが望まれている。
ルを含み、その上を燃焼ガスが流れる。典型的には、エ
ーロフォイルの中には1つ又は更に多くの蛇行冷却通路
があり、その中に圧縮機分流空気を通してエーロフォイ
ルを冷却する。エーロフォイルは、冷却効果を高めるた
めの種々の乱流部材を含んでおり、冷却空気はエーロフ
ォイルの外面に沿って配置された種々の薄膜冷却孔を介
して通路から吐出される。
側とそれと反対側の全体的に凸の吸込み側によって構成
され、これらがエーロフォイルの根元及び先端の間を半
径方向に伸びると共に、軸方向に前縁及び後縁の間を伸
びる。エーロフォイルの上に通される燃焼ガスの温度分
布は、圧力側と吸込み側でかなり変化する。そのため、
エーロフォイルの冷却条件及び冷却効果の両方に影響が
ある。熱入力が最大の所では一層強い冷却が望まれる
し、薄膜冷却孔に亘って逆流マージン及びブローイング
比(blowing ratio)を制御しなければな
らない。薄膜冷却孔は、流れの剥離を起こさずに、適当
な逆流マージンで、羽根の面の上に薄膜冷却空気の保護
層を最も効果的に作るのに適当なブローイング比を持っ
ているべきである。
の中にある内部蛇行冷却通路の冷却性能を改善するため
の多層タービン・エーロフォイルが記載されている。エ
ーロフォイルのスパンに亘って2つ又は更に多くの蛇行
冷却通路を独立回路として配置することにより、燃焼ガ
スの熱入力が最大であるエーロフォイルのスパン中間部
分に直接的に冷却空気を通すことができる。各々の蛇行
冷却回路の冷却空気はエーロフォイルを冷却するにつれ
て温度が高くなるので、多層蛇行冷却回路は、エーロフ
ォイルの根元と先端の間を完全に通る普通の半径方向蛇
行冷却回路と比べてその冷却を高めるために、エーロフ
ォイルの特定の領域に冷却空気の目標を定めている。
路を実現するには、軸方向に伸びる分離層リブを設ける
ために、必然的に半径方向に延びるスパン・リブを中断
しなければならない。タービンの回転子羽根は運転中に
かなりの遠心力を受けるから、スパン・リブが中断され
ると、エーロフォイルの遠心荷重をダブテールへ、そし
て更にエーロフォイルを支持する回転子円板に伝えるた
めの荷重経路が中断される。
るエーロフォイルの圧力側及び吸込み側の夫々の部分だ
けを介して伝達しなければならず、その結果、局部的な
応力集中が起こり、それがエーロフォイルの有効寿命に
影響する。更に、軸方向に伸びる層分離リブは、目立っ
た荷重支持を持たずに、単に死重を導入するだけであ
り、その遠心荷重はエーロフォイルの隣接する部分が支
えなければならない。
その冷却の点では改善になるが、遠心力並びに振動応答
の両方に対するエーロフォイルの荷重伝達構造を変える
ことにもなる。従って、荷重伝達能力及び冷却効果の両
方の点で、多層タービン・エーロフォイルを更に改善す
ることが望まれている。
ルが、横方向に向かい合った第1及び第2の側壁に結合
されて、その中に蛇行冷却回路を構成する複数個の内部
リブを含む。スパン・リブがエーロフォイルの根元及び
先端の間を縦方向に伸びる。傾斜リブが、スパン・リブ
に対して斜めに伸びて、傾斜リブの縦方向の上下に蛇行
冷却回路の夫々の部分を構成する。
目的及び利点は、以下図面について詳しく説明するとこ
ろから更に良く理解されよう。
する一例のタービン回転子羽根10が示されている。羽
根10がエーロフォイル12と普通のダブテール14を
持ち、このダブテールを使って、羽根10を機関の回転
子円板(図に示してない)に普通のように固定する。エ
ーロフォイル12の断面が図2に示されており、第1の
即ち圧力側の側壁16と第2の即ち吸込み側の側壁18
とが、上流側の前縁20に沿って、並びに前縁から軸方
向又は弦方向に隔たる下流側の後縁22に沿って結合さ
れている。
は、半径方向内側の根元26から半径方向外側の先端2
8まで、エーロフォイル12のスパン方向に、縦軸線又
は半径方向軸線24に沿って縦方向にも伸びている。根
元26が普通のプラットフォーム30に構成されてお
り、このプラットフォームがエーロフォイル12の流れ
の内側境界となり、その下側にダブテール14が伸びて
いる。
(図に示してない)によって発生され、エーロフォイル
の両方の側壁16及び18を通り越して下流側へ流れ
る。燃焼ガス32の半径方向又は縦方向の温度分布は、
典型的にはエーロフォイルのスパン中央領域の近くでそ
のスパンの約50%から約80%で中心ピークになるの
が典型的である。隣り合うエーロフォイル12の間の2
次流の場により、この温度分布はエーロフォイル12の
半径方向の高さ又はスパンの約70%から約85%まで
の範囲に亘るようにエーロフォイルの圧力側の側壁16
に対して半径方向外向きにシフトする。従って、圧力側
の側壁16は、スパンの高さの70%乃至85%のスパ
ン中央領域の上方で、最大の熱入力又は負荷を受ける。
に一層よく合うように、エーロフォイル12の選択的な
半径方向又はスパン方向の冷却を行う。図面には一例の
ガスタービンの回転子羽根10が示されているが、本発
明は、本発明に従って同じ様に冷却することができる同
様なエーロフォイルを持つタービンの固定子ベーンにも
等しく適用される。
16及び18は、前縁及び後縁20及び22の間で互い
に円周方向又は横方向に隔たっていて、全体を参照数字
34及び36で示した複数個の内部のスパン・リブ及び
傾斜リブにより一体に結合されている。これらのリブ
は、部分的に別々の縦方向デッキ又は層(tier)に
配置された少なくとも1つ、好ましくは2つあるいは更
に多くの独立の蛇行冷却通路又は回路38を構成し、そ
の内の外層蛇行冷却回路38aは部分的に内層蛇行回路
38bより縦方向又は半径方向上方に配置されて、エー
ロフォイル12を縦方向に差別的に冷却して、燃焼ガス
32から加えられた熱負荷によりよく合うようにする。
図1に示す実施例では、中央層蛇行冷却回路38cが、
3層形式では外層及び内層の間に縦方向に配置されてい
る。
は、ダブテール14を半径方向内向きに通る独立の半径
方向に伸びる入口流路40a−40cを有する。冷却空
気42が普通のように圧縮機(図に示してない)から入
口40a−40cに通されて、エーロフォイルを冷却す
る。図1に示す多層蛇行冷却回路38a−38cは、米
国特許第5、591、007号に記載された冷却の利点
を持ち、圧縮機から分流した冷却空気42の効果及び効
率を最大にするために、エーロフォイルの異なる部分を
局部的に冷却するように選択的に構成することが出来
る。
12の縦方向スパンで必然的に中断されるので、それに
対応してエーロフォイルの荷重伝達能力を局部的に中断
する。羽根10が運転中に円板の上で回転すると、エー
ロフォイルにはかなりの遠心力が発生され、その大きさ
がエーロフォイルの先端から根元まで増加し、回転する
羽根によって発生する遠心力全体がダブテール14によ
って回転子円板に伝達される。エーロフォイルの異なる
部分によって支えられる遠心荷重が遠心力による応力を
発生し、この応力はその実効的な荷重伝達断面積に反比
例する。遠心力が、連続的な第1及び第2の側壁16及
び18とそれと協働する内部リブとにより、部分的に伝
達される。
ン・リブ34が、第1及び第2の側壁16及び18の間
に一体の架橋(ブリッジ)部を作ると共に、応力を少な
くして遠心荷重を支えるための余分の断面積を持たせ
る。図1に示した本発明の重要な特徴として、傾斜リブ
36が全体的にエーロフォイルの弦に沿って伸びるが、
対応するスパン・リブ34に対して傾斜角Aで斜めに傾
斜している。傾斜角Aは傾斜リブ36の傾いた向きに応
じて変わるが、90°より小さいかあるいはそれより大
きい。
ることが好ましく、傾斜角Aの所に縦方向の中心軸線を
有する。傾斜角Aは、蛇行冷却効果を高めると共に、傾
斜リブの遠心荷重架橋能力を最大にするために、30°
乃至60°の範囲であることが好ましい。夫々の傾斜リ
ブ36は、その縦方向の上下にある蛇行冷却回路38の
夫々の部分を定めると共に、側壁16及び18と協働し
て、エーロフォイルに余分の遠心荷重伝達能力を持たせ
る。傾斜リブ36を、スパン・リブ34に対して法線方
向の向き、即ち角度Aを90°にすることは好ましくな
い。それは、この向きにすると、隣接する材料のみによ
って支持しなければならない余分の死重ができるだけで
あるからである。傾斜リブ36をある縦方向の範囲に亘
って傾けることにより、傾斜リブは側壁16及び18の
間に余分の構造的な支持作用を持ち、エーロフォイル1
0の遠心伝達支持能力を改善する。
34が弦方向に隔たっており、複数個の傾斜リブ36が
縦方向に隔たっている。傾斜リブ36は夫々のスパン・
リブ34から一体に伸びている。幾つかの傾斜リブ36
が幾つかのスパン・リブ34に対して斜めに伸び、互い
には略平行である。この配置構成では、エーロフォイル
12の遠心荷重伝達能力が縦方向には傾斜リブ36によ
って中断されるが、半径方向には、傾斜リブ36を斜め
に傾けることにより、中断された荷重伝達能力の一部分
が残される。
ロフォイルの前縁20に隣接して配置された1番目のス
パン・リブ34aを含み、これは少なくともエーロフォ
イルの根元26から縦方向に伸びて、エーロフォイルの
先端28の近くで終端するすることが好ましい。1番目
のスパン・リブ34aの頂部は、先端28のすぐ下に隔
たっていて、第1の蛇行冷却回路38aの最初の流れ旋
回部を作る。1番目のスパン・リブ34aは連続部材と
してダブテール14の底まで伸びて、ダブテール14に
対する連続的な遠心伝達支持能力を持つ。
近くに配置されていて、先端28から縦方向に伸びて根
元30の近くで終端する。2番目のスパン・リブ34b
はエーロフォイルの先端28から一層厚手のエーロフォ
イルの根元26まで連続していて、この根元に対して遠
心荷重を伝える。これに対応して、1番目すなわち上側
の傾斜リブ36aが、1番目のスパン・リブ34aの外
側先端の下方から一体に伸び、後縁22に向かって伸び
る。2番目すなわち下側の傾斜リブ36bが2番目のス
パン・リブ34bから前縁20に向かって伸び、弦方向
には1番目スパン・リブ34aから隔たって、その間に
蛇行冷却回路の一部分を構成する。
目のスパン・リブ34cが、弦方向に1番目及び2番目
のスパン・リブ34a及び34bの間に配置され、1番
目及び2番目の傾斜リブ36a及び36bと協働して、
幾つかの蛇行冷却回路38の夫々の部分を構成する。中
央のスパン・リブ34cはダブテール14の底から根元
26まで連続的に上向きに伸び、上側の傾斜リブ36a
より下方の大体スパン中央の所で終端する。1番目及び
中央のスパン・リブ34a及び34cの下側部分がダブ
テール14の内側で、入口流路40a−40cの夫々の
部分を構成する。
6a及び36bが種々のスパン・リブ34だけと協働し
て、何れもダブテール14の内側の夫々の入口流路40
a−40cから圧縮空気が供給される3つの独立の多層
蛇行冷却回路38a−38cを構成する。従って、各々
の入口流路が別々の蛇行冷却回路に対して新鮮な冷却空
気を直接的に供給し、夫々の蛇行冷却回路38によって
カバーされるエーロフォイルの各々のスパンの一部分の
領域での冷却効果を改善する。追加の中央のスパン・リ
ブ34は傾斜リブ36によって2叉に分かれるが、ある
中間のスパン・リブは傾斜リブ36と一体である。
ン・リブ34とエーロフォイルの側壁16及び18とに
よって、エーロフォイルの根元14まで半径方向下向き
に伝えられる。幾つかのスパン・リブ34が傾斜リブ3
6によって2叉に分かれる場合には、遠心荷重はスパン
・リブの中断部を迂回し、架橋する側壁16及び18に
向けられる。傾斜リブ36が、スパン・リブの中断部を
付加的に架橋するために縦方向に傾いていることによ
り、遠心荷重が傾斜リブ36によっても縦方向に伝えら
れる。
傾斜リブ36aはその軸方向の両端で対応するスパン・
リブ34に一体に結合され、エーロフォイルの先端28
からダブテール14の底までの連続的な荷重経路を造
る。同様に、2番目の傾斜リブ36bはその軸方向の両
端で2番目及び3番目のスパン・リブ34b及び34c
に一体に結合され、エーロフォイルの先端28とダブテ
ール14の間の別の連続的な荷重経路となる。幾つかの
中間のスパン・リブ34が、遠心荷重の夫々の部分を側
壁16及び18を介して伝え、スパンの中断部を架橋
し、こうして遠心荷重を夫々の傾斜リブ36及びそれら
と一体の1番目及び3番目のスパン・リブ34a及び3
4cを介してダブテール14に伝える。
側壁16及び18と幾つかのスパン・リブ34と協働し
て、多層蛇行冷却回路の形に構成されたときのエーロフ
ォイル12の遠心荷重伝達能力を改善する。傾斜リブは
エーロフォイル12の捩れに対するスチフネスを高め、
エーロフォイルの捩れ振動を拘束する。図1に示す実施
例では、スパン・リブ34は、1番目の傾斜リブ36a
と協働して一番外側の層の回路として、5つのパスを持
つ第1の蛇行冷却回路38aを構成する。2番目の傾斜
リブ36bは夫々のスパン・リブ34と協働して、半径
方向に一番内側の層の回路として、もう1つの5つのパ
スを持つ蛇行冷却回路38bを構成する。1番目及び2
番目の傾斜リブ36a及び36bは夫々のスパン・リブ
34と協働して、中央層の回路として、更にもう1つの
5つのパスを持つ蛇行冷却回路38cを構成する。外層
蛇行冷却回路38aはその大部分が中央層蛇行冷却回路
38cにより縦方向上方に配置され、中央層蛇行冷却回
路38cはその大部分が内層蛇行冷却回路38bより縦
方向上方に配置されている。
々が夫々180°の逆向きの旋回部又はベンドを含み、
ここで冷却空気42は方向を変えて、かなりの乱流を持
ち、冷却効果を改善する。1番目、3番目及び4番目の
スパン・リブ34a、34c及び34dの外側端が先端
28及び1番目並びに2番目の傾斜リブ36a及び36
bと協働して、夫々の最初の旋回部を構成する。従っ
て、3つの別々の蛇行冷却回路38によって12個の逆
方向旋回部が構成されるが、これは多層を持たない従来
の蛇行冷却回路で可能な逆方向旋回部の数よりもかなり
多い。
フォイル12自体の強度の改善と共に、多層蛇行冷却回
路38の高められた冷却効果が利用出来るようになる。
冷却空気42は各々の蛇行冷却回路38から、一方又は
両方の側壁16及び18を通抜ける普通の薄膜冷却孔4
4aを介して吐出してもよいし、あるいは普通の後縁冷
却孔44bから吐出してもよいし、あるいは普通の先端
冷却孔44cから吐出してもよい。
8aは、エーロフォイルの前縁にある薄膜冷却孔に冷却
空気を供給する普通の衝突冷却回路と協働する。下側の
蛇行冷却回路38bは、後縁の冷却孔に冷却空気を供給
する普通の後縁冷却回路と協働する。希望によっては、
下側の蛇行冷却回路38bの終り及び後縁冷却回路の初
めにリフレッシュ孔を追加して、入口40bからそれに
対して直接的に追加の冷却空気を供給することができ
る。更に回路は、エーロフォイルに対する普通の先端キ
ャップ形式で見られる先端冷却孔44cとも協働するこ
とができる。
内側から途中まで蛇行冷却回路の中に伸びる種々の形の
内部ピン又はその他の乱流部材を含めて、タービン羽根
に対する普通の冷却用要素と任意に適当に組合わせて用
いることができる。多層蛇行冷却回路38の冷却効果が
高められたため、特定の設計の用途では、こういう余分
の冷却を高めるための要素を少なくし又はなくすことが
できる。
って構成されたスパン・リブ及び傾斜リブ34及び36
を持つタービン羽根10が示されている。この実施例で
は、複数個の1番目の傾斜リブ36aが、前縁の近くで
1番目のスパン・リブ34aから伸びて、縦方向に相隔
たっていて、互いに平行である。1番目のスパン・リブ
34aは、ダブテール14の底からエーロフォイルの引
っ込んだ先端28の基部までの縦方向の範囲全体に亘っ
て連続的な荷重経路として伸びている。
ン・リブ34bから伸びる複数個の2番目の傾斜リブ3
6bと協働する。2番目の傾斜リブ36bは、縦方向に
相隔たっていて、互いに平行であり、それらの間に夫々
の1番目の傾斜リブ36aを受入れて、2つの蛇行冷却
回路38a及び38bの夫々の部分を構成する。図4及
び6に示す1番目の傾斜リブ36aは、エーロフォイル
の根元と先端の間で、エーロフォイルの前縁側からその
後縁側まで、斜めの傾斜角Aで上向きに傾斜している
が、この傾斜角は好ましくは30°乃至60°の範囲内
にある。2つの蛇行冷却回路を分離するために2番目及
び3番目のスパン・リブ34b及び34cと一体に形成
された共通の傾斜リブ36bを別として、残りの傾斜リ
ブ36a及び36bは1つのスパン・リブだけに結合さ
れていて、それと協働するスパン・リブの手前で終端し
て、夫々の流れ旋回部を形成する。
のスパン・リブ34bの前側で終端し、2番目の傾斜リ
ブ36bは1番目のスパン・リブ34aの後方で終端し
て、蛇行冷却回路内の夫々の180°の逆方向ベンド又
は旋回部を構成する。2番目の傾斜リブ36bは1番目
の傾斜リブ36aと略平行であって、エーロフォイルの
前縁側からエーロフォイルの後縁側まで同じく上向きに
傾斜することが好ましい。
34cに共通の傾斜リブ36bの前端を一体に形成し
て、大部分が多層の縦方向の構成で配置された2つの蛇
行冷却回路38a及び38bの間の軸方向の仕切りを構
成する。4番目のスパン・リブ34dは、2番目のスパ
ン・リブ34bの下端にある追加の傾斜リブと協働する
追加の傾斜リブを持っている。エーロフォイルの先端2
8の下にも追加の傾斜リブが設けられる。
38bが夫々の傾斜リブ36を利用して、何れもその中
に4個の180°の逆方向旋回部を持つ別々の5つのパ
スを持つ蛇行冷却回路を構成する。前に述べた図1の実
施例では、空気流42が半径方向上向き又は半径方向下
向きの何れかに通され、夫々の逆方向旋回部の間での軸
方向の成分がない。
逆方向旋回部の間で軸方向及び半径方向の両方の成分を
持つように傾斜している。何れの実施例でも、多数の逆
方向旋回部は、蛇行冷却回路内部での乱流並びにその冷
却効果をかなり高める。図4の実施例では、第1の蛇行
冷却回路38aが空気流42を入口40cから半径方向
上向きに通し、エーロフォイルの先端28から吐出され
るようにする。これと対照的に、第2の蛇行冷却回路3
8bは最初に空気流42を入口40bからエーロフォイ
ルのスパン中央へ運び、そこから半径方向内向きにエー
ロフォイルの根元26に戻し、その後後縁冷却回路に入
る。
2番目のスパン・リブ34bから中央のスパン・リブ3
4cまで伸びる共通の1つの2番目の傾斜リブ36bを
含んでいて、独立の第1及び第2の蛇行冷却回路38a
及び38bを隔てる仕切壁を構成している。図4の実施
例の外層回路38aはやはり大部分が、内層回路38b
より縦方向上方に配置されて、エーロフォイル12を縦
方向に差別的に冷却する。
根10を示すが、これは大部分が図4の実施例と同様で
あり、傾斜リブ36a及び36bが、図4に示すように
上向きではなく、先端28及び根元26の間で、前縁か
ら後縁まで下向きに傾斜する点が異なる。このようにし
て、やはり夫々4個の180°の逆方向旋回部を持つ2
つの5つのパスを持つ蛇行冷却回路38a及び38bが
構成される。
行冷却回路38aが空気流42をエーロフォイルの先端
28に通し、これを先端孔44cから吐出できる。図4
の実施例では、先端孔44cが、エーロフォイルの前縁
側で1番目のスパン・リブ34aの近くに配置されてい
るが、図7の実施例では、先端孔44cがエーロフォイ
ルの後縁側近くで、2番目のスパン・リブ34bに隣接
して配置されている。空気流42をエーロフォイルの後
縁22に接近して吐出することにより、この領域におけ
る外部ガス圧力が一層低いことにより、上側の蛇行冷却
回路38aに通される冷却空気の効果が高められる。リ
ブの傾斜を別とすれば、下側の蛇行冷却回路38bは図
4及び7に示した何れの実施例でも同様である。
例について説明したが、これは、燃焼ガス32によって
加えられた半径方向の温度分布に一層よく合うように、
選択的なスパン方向の冷却によって利点が得られる同様
なエーロフォイルを持つタービン・ノズル・ベーンにも
用いることができる。上に述べた傾斜層蛇行冷却装置
は、冷却空気の利用を最適にすると共に、エーロフォイ
ル12の更に望ましい金属温度分布を達成する選択的な
スパン方向の冷却という利点をもたらす。2層及び3層
蛇行冷却回路を説明したが、設計の用途並びに利用し得
る冷却空気圧力に応じてこの他の形式を使ってもよい。
多層蛇行冷却回路38は、普通の多重パス蛇行冷却通路
に対して使われているのと同じ普通の鋳造技術を使って
容易に製造することができる。
を説明したが、以上の説明から、当業者には本発明のそ
の他の変更が容易に考えられよう。従って、本発明の範
囲内に含まれるこのような全ての変更が特許請求の範囲
によって確保されると承知されたい。
つ一例のガスタービン機関のタービン羽根の軸断面図。
切った横断面図。
切った半径方向の側面断面図。
路を含むエーロフォイルを有するタービン羽根の軸断面
図。
切った横断面図。
一部分断面で示した斜視図。
路を含むエーロフォイルを持つタービン羽根の軸断面
図。
Claims (16)
- 【請求項1】 弦方向に隔たる前縁及び後縁(20、2
2)で結合されていて、根元(26)から先端(28)
まで縦方向に伸びる第1及び第2の側壁(16、18)
を有するタービン・エーロフォイル(12)であって、 前記側壁は前記前縁及び後縁(20、22)の間で互い
に隔たっていて、蛇行冷却回路(38)を構成する複数
個の内部リブ(34)によって結合されており、 前記リブは、根元(26)及び先端(28)の間を縦方
向に伸びるスパン・リブ(34)、及び前記スパン・リ
ブ(34)に対して斜めに伸びる傾斜リブ(36)を含
んでおり、前記傾斜リブ(36)がその縦方向上下に前
記蛇行冷却回路(38)の夫々の部分を構成しているこ
と、を特徴とするタービン・エーロフォイル。 - 【請求項2】 複数個の傾斜リブ(36)が縦方向に相
隔たって設けられて、前記スパン・リブ(34)に対し
て斜めに、そして互いに略平行に伸びている請求項1記
載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項3】 前記複数個の傾斜リブのうちの1番目の
傾斜リブ(36a)が前記スパン・リブ(34a)から
一体に伸びている請求項2記載のタービン・エーロフォ
イル。 - 【請求項4】 前記複数個の傾斜リブのうちの2番目の
傾斜リブ(36b)が、前記スパン・リブ(34a)か
ら隔たっていて、その間に前記蛇行冷却回路(38)の
一部分を構成している請求項3記載のタービン・エーロ
フォイル。 - 【請求項5】 複数個のスパン・リブ(34)が弦方向
に相隔たって設けられており、前記複数個の傾斜リブ
(36)が夫々のスパン・リブから一体に伸びている請
求項4記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項6】 前記複数個のスパン・リブのうちの1番
目のスパン・リブ(34a)が前記根元(26)から縦
方向に伸びて、前記先端(28)の近くで終端し、2番
目の前記スパン・リブ(34b)が前記先端(28)か
ら縦方向に伸びて、前記根元(26)の近くで終端して
いる請求項5記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項7】 前記1番目のスパン・リブ(34a)が
前記前縁(20)に隣接して配置され、前記1番目の傾
斜リブ(36a)が前記1番目のスパン・リブから前記
後縁(22)に向かって伸び、前記2番目のスパン・リ
ブ(34b)が前記後縁(22)に隣接して配置され、
前記2番目の傾斜リブ(36b)が前記2番目のスパン
・リブから前記前縁(20)に向かって伸びている請求
項6記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項8】 前記複数個の傾斜リブのうちの中間のス
パン・リブ(34)が前記1番目及び2番目のスパン・
リブ(34a、34b)の間に配置されていて、前記1
番目及び2番目の傾斜リブ(36a、36b)と協働し
て前記蛇行冷却回路(38)の夫々の部分を構成してい
る請求項7記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項9】 ある前記中間のスパン・リブ(34)は
前記傾斜リブ(36)によって2叉に分かれており、あ
る中間のスパン・リブは前記傾斜リブと一体である請求
項8記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項10】 前記2番目の傾斜リブ(36b)が前
記2番目のスパン・リブ(34b)から、前記1番目及
び2番目のスパン・リブ(34a、34b)の間に隔た
る3番目のスパン・リブ(34c)まで伸びていて、2
つの独立の蛇行回路(38a、38b)を構成している
請求項9記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項11】 前記2つの蛇行冷却回路が、前記エー
ロフォイルを縦方向に差別的に冷却するために、内層蛇
行冷却回路(38b)とそれより部分的に縦方向上方に
配置された外層蛇行冷却回路(38a)とで構成されて
いる請求項10記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項12】 複数個の前記1番目の傾斜リブ(3
6)が前記1番目のスパン・リブ(34a)から伸びて
いて、縦方向に相隔たっており、複数個の前記2番目の
傾斜リブ(36b)が前記2番目のスパン・リブ(34
b)から伸びていて、縦方向に相隔たっていると共に、
夫々の前記1番目の傾斜リブ(36a)をその間に受け
入れて、前記蛇行冷却回路(38)の夫々の部分を構成
している請求項7記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項13】 前記2番目の傾斜リブ(38b)が前
記2番目のスパン・リブ(34b)から、前記1番目及
び2番目のスパン・リブ(34a、34b)の間で隔た
る3番目のスパン・リブ(34c)まで伸びて、2つの
独立の蛇行冷却回路(38a、38b)を構成している
請求項12記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項14】 前記2つの蛇行冷却回路が、前記エー
ロフォイルを縦方向に差別的に冷却するために、内層蛇
行冷却回路(38b)とそれより部分的に縦方向上方に
配置された外層蛇行冷却回路(38a)とで構成されて
いる請求項13記載のタービン・エーロフォイル。 - 【請求項15】 前記1番目及び2番目の傾斜リブ(3
6a、36b)が前記根元(26)及び先端(28)の
間で、前記前縁(20)から前記後縁(22)まで上向
きに傾斜している請求項12記載のタービン・エーロフ
ォイル。 - 【請求項16】 前記1番目及び2番目の傾斜リブ(3
6a、36b)が、前記先端(28)及び前記根元(2
6)の間で前記前縁(20)から前記後縁(22)まで
下向きに傾斜している請求項12記載のタービン・エー
ロフォイル。
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