JP3117243B2 - サーマルヘツド - Google Patents
サーマルヘツドInfo
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- heating resistor
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- thermal head
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、フ
ァクシミリ等のプリンタ機構に組み込まれるサーマルヘ
ッドに関するものである。
ァクシミリ等のプリンタ機構に組み込まれるサーマルヘ
ッドに関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、ワードプロセッサ等
のプリンタ機構に組み込まれるサーマルヘッドは図2に
示す如く、Fe合金等から成る良熱伝導性の基板11上
にポリイミド樹脂から成る蓄熱層12と、酸化珪素等か
ら成り、発熱抵抗体14の発する熱により蓄熱層12が
軟化変形することを防止する熱緩和層13と、窒化タン
タル等から成る発熱抵抗体14と、アルミニウム等から
成る一対の導電層15a,15bと、窒化珪素等から成
る保護層16とを順次被着させた構造を有しており、前
記一対の導電層15aと15bの間に所定の電力を印加
し、発熱抵抗体14を所定の温度にジュール発熱させる
とともに該発熱した熱を感熱紙17に伝導させ、感熱紙
17に印字画像を形成することによってサーマルヘッド
として機能する。
のプリンタ機構に組み込まれるサーマルヘッドは図2に
示す如く、Fe合金等から成る良熱伝導性の基板11上
にポリイミド樹脂から成る蓄熱層12と、酸化珪素等か
ら成り、発熱抵抗体14の発する熱により蓄熱層12が
軟化変形することを防止する熱緩和層13と、窒化タン
タル等から成る発熱抵抗体14と、アルミニウム等から
成る一対の導電層15a,15bと、窒化珪素等から成
る保護層16とを順次被着させた構造を有しており、前
記一対の導電層15aと15bの間に所定の電力を印加
し、発熱抵抗体14を所定の温度にジュール発熱させる
とともに該発熱した熱を感熱紙17に伝導させ、感熱紙
17に印字画像を形成することによってサーマルヘッド
として機能する。
【0003】しかしながら、この従来のサーマルヘッド
においては、前記熱緩和層13が酸化珪素からなってお
り、該酸化珪素は硬度が低い(ビッカース硬度:約60
0Hv)ことから、印字時、感熱紙17の摺動によって
熱緩和層13に応力が付加されると熱緩和層13に容易
にクラック13aが入り、その結果、熱緩和層13上に
被着されている発熱抵抗体14、或いは導電層15a,
15bに断線を発生してサーマルヘッドとしての機能が
喪失するという欠点を有していた。
においては、前記熱緩和層13が酸化珪素からなってお
り、該酸化珪素は硬度が低い(ビッカース硬度:約60
0Hv)ことから、印字時、感熱紙17の摺動によって
熱緩和層13に応力が付加されると熱緩和層13に容易
にクラック13aが入り、その結果、熱緩和層13上に
被着されている発熱抵抗体14、或いは導電層15a,
15bに断線を発生してサーマルヘッドとしての機能が
喪失するという欠点を有していた。
【0004】そこで上述の欠点を解消するために熱緩和
層13を硬度の低い酸化珪素に代えて、例えばビッカー
ス硬度が約1500Hvと高い窒化珪素を使用すること
が考えられる。
層13を硬度の低い酸化珪素に代えて、例えばビッカー
ス硬度が約1500Hvと高い窒化珪素を使用すること
が考えられる。
【0005】しかしながら、この窒化珪素を熱緩和層と
して使用したサーマルヘッドは、熱緩和層を成す窒化珪
素が蓄熱層を成すポリイミド樹脂と馴染みが悪いため、
両者の接合強度が弱く、両者間に、印字時、感熱紙の摺
動に伴う摩擦力が印加されると熱緩和層が蓄熱層から剥
離し、サーマルヘッドとしての機能を喪失してしまうと
いう欠点を誘発してしまう。
して使用したサーマルヘッドは、熱緩和層を成す窒化珪
素が蓄熱層を成すポリイミド樹脂と馴染みが悪いため、
両者の接合強度が弱く、両者間に、印字時、感熱紙の摺
動に伴う摩擦力が印加されると熱緩和層が蓄熱層から剥
離し、サーマルヘッドとしての機能を喪失してしまうと
いう欠点を誘発してしまう。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記欠点に鑑
み案出されたもので、本発明のサーマルヘッドは、良熱
伝導性の基板上にポリイミド樹脂から成る蓄熱層を被着
させるとともに該蓄熱層上に発熱抵抗体及び導電層を配
設してなるサーマルヘッドにおいて、前記蓄熱層と前記
発熱抵抗体との間に、窒化珪素を主成分とし、且つ酸素
含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側に向かって順次小
さくなっている熱緩和層を介在させたことを特徴とする
ものである。
み案出されたもので、本発明のサーマルヘッドは、良熱
伝導性の基板上にポリイミド樹脂から成る蓄熱層を被着
させるとともに該蓄熱層上に発熱抵抗体及び導電層を配
設してなるサーマルヘッドにおいて、前記蓄熱層と前記
発熱抵抗体との間に、窒化珪素を主成分とし、且つ酸素
含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側に向かって順次小
さくなっている熱緩和層を介在させたことを特徴とする
ものである。
【0007】また本発明のサーマルヘッドは、前記発熱
抵抗体及び導電層が窒化珪素から成る保護層で被覆され
ていることを特徴とするものである。
抵抗体及び導電層が窒化珪素から成る保護層で被覆され
ていることを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
り、1は基板、2は蓄熱層、3は熱緩和層、4は発熱抵
抗体、5a,5bは導電層、6は保護層であり、基板1
上に蓄熱層2、熱緩和層3、発熱抵抗体4、導電層5
a,5b及び保護層6が順次被着されている。
説明する。図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
り、1は基板、2は蓄熱層、3は熱緩和層、4は発熱抵
抗体、5a,5bは導電層、6は保護層であり、基板1
上に蓄熱層2、熱緩和層3、発熱抵抗体4、導電層5
a,5b及び保護層6が順次被着されている。
【0009】前記基板1はFe合金等の良熱伝導性材料
から成り、上面に発熱抵抗体4等を支持すると共にサー
マルヘッドの温度を感熱紙に良好な印字画像を形成する
に必要な温度に制御する作用を為す。
から成り、上面に発熱抵抗体4等を支持すると共にサー
マルヘッドの温度を感熱紙に良好な印字画像を形成する
に必要な温度に制御する作用を為す。
【0010】尚、前記基板1は、Fe合金等を従来周知
の圧延加工法等を採用し、板状と成すことによって形成
される。
の圧延加工法等を採用し、板状と成すことによって形成
される。
【0011】また前記基板1の上面には蓄熱層2が被着
されており、該蓄熱層2は発熱抵抗体4の発する熱を適
当な温度となるように蓄積し、サーマルヘッドの熱応答
特性を良好に保つ作用を為す。
されており、該蓄熱層2は発熱抵抗体4の発する熱を適
当な温度となるように蓄積し、サーマルヘッドの熱応答
特性を良好に保つ作用を為す。
【0012】前記蓄熱層2は耐熱性を有するポリイミド
樹脂から成り、ポリイミド樹脂となるワニスを従来周知
のスピンコート法により基板1上に塗布し、しかる後、
これを約350℃の温度で熱硬化させることによって基
板1上に20〜30μmの厚みに被着される。
樹脂から成り、ポリイミド樹脂となるワニスを従来周知
のスピンコート法により基板1上に塗布し、しかる後、
これを約350℃の温度で熱硬化させることによって基
板1上に20〜30μmの厚みに被着される。
【0013】また前記蓄熱層2の上面には窒化珪素を主
成分とする熱緩和層3が被着されており、該熱緩和層3
は、その上に被着される発熱抵抗体4の発する熱を拡散
緩和し、該拡散緩和した熱をポリイミド樹脂から成る蓄
熱層2に伝導させることによって蓄熱層2の軟化変形を
有効に防止する作用を為す。
成分とする熱緩和層3が被着されており、該熱緩和層3
は、その上に被着される発熱抵抗体4の発する熱を拡散
緩和し、該拡散緩和した熱をポリイミド樹脂から成る蓄
熱層2に伝導させることによって蓄熱層2の軟化変形を
有効に防止する作用を為す。
【0014】前記窒化珪素を主成分とする熱緩和層3は
また、その内部に含まれる酸素の酸素含有比率が蓄熱層
2側から発熱抵抗体4側に向かって例えば40〜5%の
範囲で順次小さくなっており、熱緩和層3の蓄熱層2と
接触する部位は酸素含有比率が高いため、熱緩和層3と
蓄熱層2との馴染みが大幅に改善され、両者を極めて強
固に接合させることが可能となる。そのため、熱緩和層
3と蓄熱層2との間に感熱紙の摺動に伴う摩擦力が印加
されても両者は剥離することが一切無く、サーマルヘッ
ドの機能が喪失することもない。
また、その内部に含まれる酸素の酸素含有比率が蓄熱層
2側から発熱抵抗体4側に向かって例えば40〜5%の
範囲で順次小さくなっており、熱緩和層3の蓄熱層2と
接触する部位は酸素含有比率が高いため、熱緩和層3と
蓄熱層2との馴染みが大幅に改善され、両者を極めて強
固に接合させることが可能となる。そのため、熱緩和層
3と蓄熱層2との間に感熱紙の摺動に伴う摩擦力が印加
されても両者は剥離することが一切無く、サーマルヘッ
ドの機能が喪失することもない。
【0015】また前記窒化珪素を主成分とする熱緩和層
3はその内部に含まれる酸素の酸素含有比率が蓄熱層2
側から発熱抵抗体4側に向かって順次小さくなっている
ため、熱緩和層3のビッカース硬度を約1400Hv程
度の高いものに維持することができ、これによって印字
時、感熱紙の摺動によって熱緩和層3に応力が付加され
ても該熱緩和層3にクラックが入ることは無く、熱緩和
層3上に被着される発熱抵抗体4及び導電層5a,5b
に断線を発生させることも無い。
3はその内部に含まれる酸素の酸素含有比率が蓄熱層2
側から発熱抵抗体4側に向かって順次小さくなっている
ため、熱緩和層3のビッカース硬度を約1400Hv程
度の高いものに維持することができ、これによって印字
時、感熱紙の摺動によって熱緩和層3に応力が付加され
ても該熱緩和層3にクラックが入ることは無く、熱緩和
層3上に被着される発熱抵抗体4及び導電層5a,5b
に断線を発生させることも無い。
【0016】尚、前記酸素含有比率が蓄熱層2側から発
熱抵抗体4側に向かって順次小さくなっている窒化珪素
を主成分とする熱緩和層3はスパッタリング法によって
形成され、例えば、先ず、上面に蓄熱層2が被着された
基板1及び窒化珪素から成るターゲットをスパッタリン
グ装置内の所定位置に設置するとともにスパッタリング
装置内を1×10-5torr程度に真空引きし、次に前
記スパッタリング装置内にアルゴンガスを充填し、その
アルゴンガスに含まれる酸素含有量を徐々に少なくしな
がらターゲットに高周波電力を印加し、ターゲットから
飛散した窒化珪素を蓄熱層2上に被着させることによっ
て被着される。
熱抵抗体4側に向かって順次小さくなっている窒化珪素
を主成分とする熱緩和層3はスパッタリング法によって
形成され、例えば、先ず、上面に蓄熱層2が被着された
基板1及び窒化珪素から成るターゲットをスパッタリン
グ装置内の所定位置に設置するとともにスパッタリング
装置内を1×10-5torr程度に真空引きし、次に前
記スパッタリング装置内にアルゴンガスを充填し、その
アルゴンガスに含まれる酸素含有量を徐々に少なくしな
がらターゲットに高周波電力を印加し、ターゲットから
飛散した窒化珪素を蓄熱層2上に被着させることによっ
て被着される。
【0017】前記熱緩和層3の上面にはまた発熱抵抗体
4が被着されており、更に発熱抵抗体4上には間に一定
の間隔をもった一対の導電層5a,5bが被着されてい
る。
4が被着されており、更に発熱抵抗体4上には間に一定
の間隔をもった一対の導電層5a,5bが被着されてい
る。
【0018】前記発熱抵抗体4は例えば窒化タンタル等
から成り、それ自体が所定の電気抵抗率を有しているた
め、一対の導電層5a,5bを介して電力が印加される
とジュール発熱を起こし、印字画像を形成するに必要な
温度、例えば250〜400℃の温度に発熱する。
から成り、それ自体が所定の電気抵抗率を有しているた
め、一対の導電層5a,5bを介して電力が印加される
とジュール発熱を起こし、印字画像を形成するに必要な
温度、例えば250〜400℃の温度に発熱する。
【0019】また、前記発熱抵抗体4上に被着されてい
る一対の導電層5a,5bはアルミニウム、銀等の金属
から成り、該導電層5a,5bは発熱抵抗体4にジュー
ル発熱を起こさせるために必要な所定の電力を印加する
作用を為す。
る一対の導電層5a,5bはアルミニウム、銀等の金属
から成り、該導電層5a,5bは発熱抵抗体4にジュー
ル発熱を起こさせるために必要な所定の電力を印加する
作用を為す。
【0020】前記発熱抵抗体4及び一対の導電層5a,
5bは従来周知のスパッタリング法及びフォトリソグラ
フィー技術を採用することによって熱緩和層3上に順次
被着される。
5bは従来周知のスパッタリング法及びフォトリソグラ
フィー技術を採用することによって熱緩和層3上に順次
被着される。
【0021】前記一対の導電層5a,5bを上面に有す
る発熱抵抗体4は、その表面が窒化珪素から成る保護層
6によって覆われており、該保護層6は発熱抵抗体4及
び一対の導電層5a,5bを感熱紙等との摺動による摩
耗や大気中の水分や感熱紙等に含まれる塩素イオン、ナ
トリウムイオン等の汚染物質による腐食から保護する作
用を為す。
る発熱抵抗体4は、その表面が窒化珪素から成る保護層
6によって覆われており、該保護層6は発熱抵抗体4及
び一対の導電層5a,5bを感熱紙等との摺動による摩
耗や大気中の水分や感熱紙等に含まれる塩素イオン、ナ
トリウムイオン等の汚染物質による腐食から保護する作
用を為す。
【0022】この場合、前記保護層6は、熱緩和層3の
主成分と同じ窒化珪素から成っており、サーマルヘッド
の使用時、発熱抵抗体4の発する熱によって熱緩和層3
と保護層6との間で大きな熱応力が発生することはない
ことから、保護層6をクラックの無い良好な状態で下地
に被着させておくことができ、これによってもサーマル
ヘッドの信頼性が向上される。
主成分と同じ窒化珪素から成っており、サーマルヘッド
の使用時、発熱抵抗体4の発する熱によって熱緩和層3
と保護層6との間で大きな熱応力が発生することはない
ことから、保護層6をクラックの無い良好な状態で下地
に被着させておくことができ、これによってもサーマル
ヘッドの信頼性が向上される。
【0023】尚、前記保護層6は従来周知のスパッタリ
ング法等を採用することによって一対の導電層5a,5
bを有する発熱抵抗体4の上面に所定の厚みをもって被
着される。
ング法等を採用することによって一対の導電層5a,5
bを有する発熱抵抗体4の上面に所定の厚みをもって被
着される。
【0024】かくして上述したサーマルヘッドは、外部
電気信号に対応させて一対の導電層5aと5bの間に電
力を印加し、発熱抵抗体4を所定の温度にジュール発熱
させるとともに該発熱した熱を感熱紙7等に伝導させ、
感熱紙7等に所定の印字画像を形成することによってサ
ーマルヘッドとして機能する。
電気信号に対応させて一対の導電層5aと5bの間に電
力を印加し、発熱抵抗体4を所定の温度にジュール発熱
させるとともに該発熱した熱を感熱紙7等に伝導させ、
感熱紙7等に所定の印字画像を形成することによってサ
ーマルヘッドとして機能する。
【0025】次に本実施例の作用効果を実験例に基づき
説明する。
説明する。
【0026】先ず、図1に示す構造のサーマルヘッドに
おいて表1に示す如く熱緩和層として窒化珪素を主成分
とし、酸素含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側に向か
って順次小さくなっているもの、酸化珪素から成ってい
るもの及び酸素を含有しない窒化珪素から成っているも
のの3種類のサーマルヘッド試料を準備し、次に一対の
導電層間に所定の電力を印加して発熱抵抗体を350℃
に発熱させながら感熱紙を13mm/secの速度で走
行させ、熱緩和層にクラックや剥離が発生して印字不可
となった時の感熱紙の走行距離を調べた。その結果を表
1に示す。
おいて表1に示す如く熱緩和層として窒化珪素を主成分
とし、酸素含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側に向か
って順次小さくなっているもの、酸化珪素から成ってい
るもの及び酸素を含有しない窒化珪素から成っているも
のの3種類のサーマルヘッド試料を準備し、次に一対の
導電層間に所定の電力を印加して発熱抵抗体を350℃
に発熱させながら感熱紙を13mm/secの速度で走
行させ、熱緩和層にクラックや剥離が発生して印字不可
となった時の感熱紙の走行距離を調べた。その結果を表
1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】かかる実験によれば、従来の酸化珪素を熱
緩和層に使用したものは感熱紙が0.5km印字走行し
た際に熱緩和層にクラックが生じて印字不良を発生し、
また窒化珪素を使用したものは感熱紙が約5km印字走
行した際に熱緩和層に剥離を生じて印字不良を発生して
しまう。
緩和層に使用したものは感熱紙が0.5km印字走行し
た際に熱緩和層にクラックが生じて印字不良を発生し、
また窒化珪素を使用したものは感熱紙が約5km印字走
行した際に熱緩和層に剥離を生じて印字不良を発生して
しまう。
【0029】これに対し、本発明の窒化珪素を主成分と
し、酸素含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側に向かっ
て順次小さくなっているものを使用したものは感熱紙が
10km印字走行しても熱緩和層にクラックや剥離を発
生することは無く、サーマルヘッドとして極めて有用で
あることが判る。
し、酸素含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側に向かっ
て順次小さくなっているものを使用したものは感熱紙が
10km印字走行しても熱緩和層にクラックや剥離を発
生することは無く、サーマルヘッドとして極めて有用で
あることが判る。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々の変更、改良等は何ら差し支えない。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々の変更、改良等は何ら差し支えない。
【0031】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドにおいては、ポ
リイミド樹脂から成る蓄熱層と発熱抵抗体との間に、窒
化珪素を主成分とし、且つ酸素含有比率を蓄熱層側から
発熱抵抗体側に向かって順次小さくなるようにした熱緩
和層を介在させたため、印字時、熱緩和層にクラックが
入って発熱抵抗体或いは導電層に断線を生じることは皆
無となり、サーマルヘッドを長期にわたって良好に機能
させることができるようになる。
リイミド樹脂から成る蓄熱層と発熱抵抗体との間に、窒
化珪素を主成分とし、且つ酸素含有比率を蓄熱層側から
発熱抵抗体側に向かって順次小さくなるようにした熱緩
和層を介在させたため、印字時、熱緩和層にクラックが
入って発熱抵抗体或いは導電層に断線を生じることは皆
無となり、サーマルヘッドを長期にわたって良好に機能
させることができるようになる。
【0032】また本発明のサーマルヘッドにおいては、
ポリイミド樹脂製の蓄熱層と窒化珪素を主成分とする熱
緩和層との界面における熱緩和層の酸素含有比率を大き
なものとなしたため、蓄熱層と熱緩和層との馴染みが良
好になって蓄熱層から熱緩和層が剥離することは皆無と
なり、サーマルヘッドとして良好に機能するようにな
る。
ポリイミド樹脂製の蓄熱層と窒化珪素を主成分とする熱
緩和層との界面における熱緩和層の酸素含有比率を大き
なものとなしたため、蓄熱層と熱緩和層との馴染みが良
好になって蓄熱層から熱緩和層が剥離することは皆無と
なり、サーマルヘッドとして良好に機能するようにな
る。
【0033】更に本発明のサーマルヘッドにおいては、
発熱抵抗体層及び導電層を熱緩和層の主成分と同じ窒化
珪素から成る保護層で被覆することにより、サーマルヘ
ッドの使用時、熱緩和層と保護層との間で大きな熱応力
が発生するのが防止されるため、保護層をクラックの無
い良好な状態で下地に被着させておくことができ、これ
によってもサーマルヘッドの信頼性が向上される。
発熱抵抗体層及び導電層を熱緩和層の主成分と同じ窒化
珪素から成る保護層で被覆することにより、サーマルヘ
ッドの使用時、熱緩和層と保護層との間で大きな熱応力
が発生するのが防止されるため、保護層をクラックの無
い良好な状態で下地に被着させておくことができ、これ
によってもサーマルヘッドの信頼性が向上される。
【図1】本発明のサーマルヘッドの断面図である。
【図2】従来のサーマルヘッドの断面図である。
1・・・基板、2・・・蓄熱層、3・・・熱緩和層、4
・・・発熱抵抗体、5a,5b・・・導電層、6・・・
保護層、7・・・感熱紙
・・・発熱抵抗体、5a,5b・・・導電層、6・・・
保護層、7・・・感熱紙
Claims (2)
- 【請求項1】良熱伝導性の基板上にポリイミド樹脂から
成る蓄熱層を被着させるとともに該蓄熱層上に発熱抵抗
体及び導電層を配設してなるサーマルヘッドにおいて、
前記蓄熱層と前記発熱抵抗体との間に、窒化珪素を主成
分とし、且つ酸素含有比率が蓄熱層側から発熱抵抗体側
に向かって順次小さくなっている熱緩和層を介在させた
ことを特徴とするサーマルヘッド。 - 【請求項2】前記発熱抵抗体及び導電層が窒化珪素から
成る保護層で被覆されていることを特徴とする請求項1
に記載のサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19933791A JP3117243B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | サーマルヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19933791A JP3117243B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | サーマルヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542697A JPH0542697A (ja) | 1993-02-23 |
| JP3117243B2 true JP3117243B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=16406115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19933791A Expired - Fee Related JP3117243B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | サーマルヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3117243B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP19933791A patent/JP3117243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0542697A (ja) | 1993-02-23 |
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