JP3125853B2 - 放射線防護マット - Google Patents
放射線防護マットInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線防護マット
に係り、特に医療,一般産業及び原子力発電所(定期点
検作業時等)において作業者を放射線被ばくから保護す
るために用いるのに好適な放射線防護マットに関する。
に係り、特に医療,一般産業及び原子力発電所(定期点
検作業時等)において作業者を放射線被ばくから保護す
るために用いるのに好適な放射線防護マットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放射線下の作業は、医療及び一般
産業,原子力プラント共に、安全性を含めて法規制下に
基づき一般化されており、各産業において十分な保守点
検が行われている。しかし放射線下の作業は、全産業の
技術として必要不可欠なものであり、そのような現場で
は、作業に従事する作業員の放射線被ばくを低減するた
め、必要な処置が取られる。その1つに、例えば実開昭
61−147998号公報に提案されているごとき放射線遮蔽体
を利用する方法がある。これは、放射線が水によって減
衰させられる特性を利用し、合成樹脂布からなる袋体に
水を注入して放射線を出す恐れのある設備や機器を覆っ
てしまうものである。
産業,原子力プラント共に、安全性を含めて法規制下に
基づき一般化されており、各産業において十分な保守点
検が行われている。しかし放射線下の作業は、全産業の
技術として必要不可欠なものであり、そのような現場で
は、作業に従事する作業員の放射線被ばくを低減するた
め、必要な処置が取られる。その1つに、例えば実開昭
61−147998号公報に提案されているごとき放射線遮蔽体
を利用する方法がある。これは、放射線が水によって減
衰させられる特性を利用し、合成樹脂布からなる袋体に
水を注入して放射線を出す恐れのある設備や機器を覆っ
てしまうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
用新案で提案されている放射線遮蔽体は次のような点で
実用上の欠点があり、実際の使用に際して機能及び実務
上の改善を行う必要があった。
用新案で提案されている放射線遮蔽体は次のような点で
実用上の欠点があり、実際の使用に際して機能及び実務
上の改善を行う必要があった。
【0004】具体的には、袋体に注水するだけでは、
注水により袋体内部に空気溜りが生ずることが明らかで
あり、放射線防護の目的から水の遮蔽効果を十分に保持
させることができない。何故ならば、袋体の内容積は決
定されており、注水時に適切に空気を脱気若しくは破棄
させないと必要量注入できない(注水圧により、袋体内
の空気が停滞してしまう。)ことが一般的である。従っ
て、排気等により空気抜きが不十分であれば、その分注
水量が減ずることになり所定の水による遮蔽効果が得ら
れなくなる。袋体に水を注水するための口が1つだけ
しかなく、注水のためにそのつど注水用のホースを引き
廻す必要がある。これは、実際に原子力発電所の定期点
検作業現場では非常に使い勝手が悪い。なぜならば、被
ばくを最小限にするために作業時間の逼迫している作業
員が放射線遮蔽体に注水するためのホースを引き廻して
いる作業は時間の無駄が大きすぎる。さらに、長いホー
スを引き廻すことは作業上の不安全作業にもなる。提
案されている従来の放射線遮蔽体は、ファスナーで連結
するようになっているが、放射線を遮蔽する効果を持ち
得る袋体の厚さを考えるとその重量は相当のものであ
り、ファスナーによる固着では十分な大きさ、及び厚さ
を備えた袋体にすることに限界がある。すなわち、実用
上、放射線を遮るだけの効果を出せる厚さの袋体はファ
スナーでは固定できないことが判明し、実際に使用する
上で問題が残っていることが分かった。本発明の目的
は、従来、既に提案されていた前述の如き放射線遮蔽体
を実際の作業環境に沿った使い易さと遮蔽効果の保持に
ついて十分検討し、現実の作業経験者の体験に基づいて
検討し、使いやすい放射線防護マット及びその使用方法
を提供することにある。
注水により袋体内部に空気溜りが生ずることが明らかで
あり、放射線防護の目的から水の遮蔽効果を十分に保持
させることができない。何故ならば、袋体の内容積は決
定されており、注水時に適切に空気を脱気若しくは破棄
させないと必要量注入できない(注水圧により、袋体内
の空気が停滞してしまう。)ことが一般的である。従っ
て、排気等により空気抜きが不十分であれば、その分注
水量が減ずることになり所定の水による遮蔽効果が得ら
れなくなる。袋体に水を注水するための口が1つだけ
しかなく、注水のためにそのつど注水用のホースを引き
廻す必要がある。これは、実際に原子力発電所の定期点
検作業現場では非常に使い勝手が悪い。なぜならば、被
ばくを最小限にするために作業時間の逼迫している作業
員が放射線遮蔽体に注水するためのホースを引き廻して
いる作業は時間の無駄が大きすぎる。さらに、長いホー
スを引き廻すことは作業上の不安全作業にもなる。提
案されている従来の放射線遮蔽体は、ファスナーで連結
するようになっているが、放射線を遮蔽する効果を持ち
得る袋体の厚さを考えるとその重量は相当のものであ
り、ファスナーによる固着では十分な大きさ、及び厚さ
を備えた袋体にすることに限界がある。すなわち、実用
上、放射線を遮るだけの効果を出せる厚さの袋体はファ
スナーでは固定できないことが判明し、実際に使用する
上で問題が残っていることが分かった。本発明の目的
は、従来、既に提案されていた前述の如き放射線遮蔽体
を実際の作業環境に沿った使い易さと遮蔽効果の保持に
ついて十分検討し、現実の作業経験者の体験に基づいて
検討し、使いやすい放射線防護マット及びその使用方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、水の注入により直方体となる放射線防護
マットの袋体と、前記袋体の少なくとも対角2ヶ所の角
部に注水口を備え、少なくとも袋体の一面側を、他の面
側に比べて厚い合成樹脂加工布で形成して補強されてい
る放射線防護マットを提供するもので、放射線を出す場
所を当該袋体で覆い、隣あった袋体同志の注水口を簡易
ホースで水密に接続して水が通るようになし、しかるの
ちに袋体に注水して初期の厚さと強度をもった袋体にし
て使用し、作業者が歩行したり機材の運搬をする上での
強度を保有するようにした。
成するために、水の注入により直方体となる放射線防護
マットの袋体と、前記袋体の少なくとも対角2ヶ所の角
部に注水口を備え、少なくとも袋体の一面側を、他の面
側に比べて厚い合成樹脂加工布で形成して補強されてい
る放射線防護マットを提供するもので、放射線を出す場
所を当該袋体で覆い、隣あった袋体同志の注水口を簡易
ホースで水密に接続して水が通るようになし、しかるの
ちに袋体に注水して初期の厚さと強度をもった袋体にし
て使用し、作業者が歩行したり機材の運搬をする上での
強度を保有するようにした。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】この種、本発明の放射線防護マットは、原
子力発電所の定期点検査作業等に作業員を被ばくから防
護するのに有効である。
子力発電所の定期点検査作業等に作業員を被ばくから防
護するのに有効である。
【0013】そして何よりもその使い易さが大きな利点
である。すなわち、作業環境に合わせて必要な広さのマ
ット構成を取ることができる。すなわち、作業者が注水
前の軽量なマットを現場に運び込み、既に敷き詰められ
ている注水済の放射線防護マットに連接して固定し、簡
易ホースを用いて既に敷き詰められている放射線防護マ
ットの他の注水口と、今回敷いた放射線防護マットの最
も近い注水口を繋ぎ、弁を開放して注水する。
である。すなわち、作業環境に合わせて必要な広さのマ
ット構成を取ることができる。すなわち、作業者が注水
前の軽量なマットを現場に運び込み、既に敷き詰められ
ている注水済の放射線防護マットに連接して固定し、簡
易ホースを用いて既に敷き詰められている放射線防護マ
ットの他の注水口と、今回敷いた放射線防護マットの最
も近い注水口を繋ぎ、弁を開放して注水する。
【0014】これで今回持ち込んで敷き詰めた注水前の
放射線防護マットには、既に水が十分に注水されている
敷き詰め済の放射線防護マットから流入し、必要な厚さ
と強度を備えた放射線遮蔽マットの機能を保持するもの
になる。
放射線防護マットには、既に水が十分に注水されている
敷き詰め済の放射線防護マットから流入し、必要な厚さ
と強度を備えた放射線遮蔽マットの機能を保持するもの
になる。
【0015】増設された放射線防護マットに注水したた
めに、既に敷き詰め済の放射線防護マットに強度不足等
を生ずるような場合は、最初に敷いたマットの注水口に
取り付けられている外部からの水の給水口から水を補充
してやる。
めに、既に敷き詰め済の放射線防護マットに強度不足等
を生ずるような場合は、最初に敷いたマットの注水口に
取り付けられている外部からの水の給水口から水を補充
してやる。
【0016】放射線を遮蔽するためにはある程度の厚さ
を保持する必要があり、そのためには常にマットの給水
口を圧力で監視し、圧力の低下を見ながら水を補充する
機能を付帯設備すれば申し分ない。
を保持する必要があり、そのためには常にマットの給水
口を圧力で監視し、圧力の低下を見ながら水を補充する
機能を付帯設備すれば申し分ない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を使用して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0018】図1,図2,図3,図4,図5及び図6を
用いて、本実施例の放射線防護マット1を説明する。
用いて、本実施例の放射線防護マット1を説明する。
【0019】放射線防護マット1は、踏み面2,踏み面
2を支える側壁部3,内部に構成された補強壁4を有す
る。踏み面2は、作業者が歩行したり、機材を運搬する
ときに、台車等を用いて渡ったりするため、その重量に
十分耐えられる程度の強度を持った合成樹脂加工布が使
用される。放射線防護マット1は、踏み面2及び側壁部
3によって袋体に構成され、かつ水密に製造されてい
る。注水口5は、踏み面2の表部における2ヶ所の角部
に設けられる。踏み面2の裏部における2ヶ所の角部に
も注水口5′が設けられる。注水口5は、踏み面2の表
部における3ヶ所または4ヶ所の角部に設けてもよい。
注水口5′も、踏み面2の裏部における3ヶ所または4
ヶ所の角部に設けてもよい。6は連結具である。この連
結具6の詳細については、後述する。
2を支える側壁部3,内部に構成された補強壁4を有す
る。踏み面2は、作業者が歩行したり、機材を運搬する
ときに、台車等を用いて渡ったりするため、その重量に
十分耐えられる程度の強度を持った合成樹脂加工布が使
用される。放射線防護マット1は、踏み面2及び側壁部
3によって袋体に構成され、かつ水密に製造されてい
る。注水口5は、踏み面2の表部における2ヶ所の角部
に設けられる。踏み面2の裏部における2ヶ所の角部に
も注水口5′が設けられる。注水口5は、踏み面2の表
部における3ヶ所または4ヶ所の角部に設けてもよい。
注水口5′も、踏み面2の裏部における3ヶ所または4
ヶ所の角部に設けてもよい。6は連結具である。この連
結具6の詳細については、後述する。
【0020】放射線防護マット1は、放射線の遮蔽能力
の検討と、取扱いの簡易さの検討からその大きさがある
程度決められる。具体的には、踏み面2の一辺の長さ
が、1.5m〜3.0mであり、側壁部3の高さは0.1
m〜0.2mである。もちろん踏み面2の一辺の長さは
等しい必要はなく、長方形であっても差し支えはない。
ただ、むやみに大きくしたのでは、放射線防護マット1
の取扱いの使い勝手が悪くなり、さらに作業をする人た
ちの足場としての安定性が損なわれる。
の検討と、取扱いの簡易さの検討からその大きさがある
程度決められる。具体的には、踏み面2の一辺の長さ
が、1.5m〜3.0mであり、側壁部3の高さは0.1
m〜0.2mである。もちろん踏み面2の一辺の長さは
等しい必要はなく、長方形であっても差し支えはない。
ただ、むやみに大きくしたのでは、放射線防護マット1
の取扱いの使い勝手が悪くなり、さらに作業をする人た
ちの足場としての安定性が損なわれる。
【0021】側壁部3の寸法は重要である。この寸法は
水による放射線の遮蔽能力を考慮し、更に作業者が歩行
する環境を考えて決められる。
水による放射線の遮蔽能力を考慮し、更に作業者が歩行
する環境を考えて決められる。
【0022】放射線防護マット1は、使用しないときは
図5のように内部の水を抜き取り、平らな状態にして積
み上げるか、図6のごとく巻いた状態にして保管する。
水を抜き取った状態の放射線防護マット1は、さほどの
重量はなく、作業者が容易に運搬,敷き詰めを行うこと
ができる。
図5のように内部の水を抜き取り、平らな状態にして積
み上げるか、図6のごとく巻いた状態にして保管する。
水を抜き取った状態の放射線防護マット1は、さほどの
重量はなく、作業者が容易に運搬,敷き詰めを行うこと
ができる。
【0023】図7は、使用状態において、複数の放射線
防護マット1を敷き詰めた状態を示している。踏み面2
を並べて敷き詰め、その踏み面2に構成された各注水口
5を隣あう袋体ごとに簡易ホース7で連接する。簡易ホ
ース7は、注水口5に水密に着脱できる構造を有し、か
つ必要に応じてその中間部分に弁8を構成している。連
結具6は、詳細は実施例を表示したごとくベルト6a
と、金具6bの組合せでできている。この構成を有する
連結具6は、把手としての機能と、隣あう袋体同志を結
合する機能を兼ね備えている。
防護マット1を敷き詰めた状態を示している。踏み面2
を並べて敷き詰め、その踏み面2に構成された各注水口
5を隣あう袋体ごとに簡易ホース7で連接する。簡易ホ
ース7は、注水口5に水密に着脱できる構造を有し、か
つ必要に応じてその中間部分に弁8を構成している。連
結具6は、詳細は実施例を表示したごとくベルト6a
と、金具6bの組合せでできている。この構成を有する
連結具6は、把手としての機能と、隣あう袋体同志を結
合する機能を兼ね備えている。
【0024】放射線防護マット1は、このように構成し
ていることによって、最初に敷き詰めた袋体にその注水
口5から注水することで次々に敷き詰められた袋体に水
が満たされ、必要な厚さと、強度を保持した平面にな
る。そしてこの袋体が放射線を出している機器または配
管系を覆い、所期の厚さまで膨張した状態に水を満たし
たとき、機器または配管系からの放射線は放射線防護マ
ット1によって遮蔽される。この状態で、作業者は安心
して保守点検作業に従事できるようになるものである。
放射線防護マット1内への水の注入を、図7を用いて詳
細に説明する。図7で右側に位置する放射線防護マット
1(第1放射線防護マット)の注水口5に接続される簡
易ホース7(第1簡易ホース)から、水が第1放射線防
護マット内に注入される。第1簡易ホース,第1放射線
防護マットとこれに隣接する図7で左側に位置する放射
線防護マット1(第2放射線防護マット)とを連絡する
簡易ホース7(第2簡易ホース)、及び第2放射線防護
マットの他の注水口に接続された簡易ホース7(第3簡
易ホース)に設けられた弁8は開いている。第1放射線
防護マットに注水が行われるに伴って、第1放射線防護
マット内のガスは、第2簡易ホースを通って第2放射線
防護マット内に達する。第1放射線防護マット内が満水
になった後、水は第2簡易ホースを通って第2放射線防
護マット内に達する。第2放射線防護マット内のガス
は、第3簡易ホースを通って外部に放出される。このよ
うに、注水に際して放射線防護マット内のガスの放出が
容易に行われるので、各放射線防護マット内への注水が
短時間にできる。注水完了後、第1簡易ホース,第2簡
易ホース及び第3簡易ホースに設けられた各弁8は閉じ
られる。
ていることによって、最初に敷き詰めた袋体にその注水
口5から注水することで次々に敷き詰められた袋体に水
が満たされ、必要な厚さと、強度を保持した平面にな
る。そしてこの袋体が放射線を出している機器または配
管系を覆い、所期の厚さまで膨張した状態に水を満たし
たとき、機器または配管系からの放射線は放射線防護マ
ット1によって遮蔽される。この状態で、作業者は安心
して保守点検作業に従事できるようになるものである。
放射線防護マット1内への水の注入を、図7を用いて詳
細に説明する。図7で右側に位置する放射線防護マット
1(第1放射線防護マット)の注水口5に接続される簡
易ホース7(第1簡易ホース)から、水が第1放射線防
護マット内に注入される。第1簡易ホース,第1放射線
防護マットとこれに隣接する図7で左側に位置する放射
線防護マット1(第2放射線防護マット)とを連絡する
簡易ホース7(第2簡易ホース)、及び第2放射線防護
マットの他の注水口に接続された簡易ホース7(第3簡
易ホース)に設けられた弁8は開いている。第1放射線
防護マットに注水が行われるに伴って、第1放射線防護
マット内のガスは、第2簡易ホースを通って第2放射線
防護マット内に達する。第1放射線防護マット内が満水
になった後、水は第2簡易ホースを通って第2放射線防
護マット内に達する。第2放射線防護マット内のガス
は、第3簡易ホースを通って外部に放出される。このよ
うに、注水に際して放射線防護マット内のガスの放出が
容易に行われるので、各放射線防護マット内への注水が
短時間にできる。注水完了後、第1簡易ホース,第2簡
易ホース及び第3簡易ホースに設けられた各弁8は閉じ
られる。
【0025】本実施例は、隣接する放射線防護マットの
角部に設けられた注水口5を図7のように簡易ホース7
によって接続するので、簡易ホース7が放射線防護マッ
トの周縁部に位置し、踏み面2の上を作業者が歩く場合
でも、簡易ホース7が邪魔にならない。
角部に設けられた注水口5を図7のように簡易ホース7
によって接続するので、簡易ホース7が放射線防護マッ
トの周縁部に位置し、踏み面2の上を作業者が歩く場合
でも、簡易ホース7が邪魔にならない。
【0026】図8は放射線防護マット1を現場に適用し
た事例を表示したものである。具体的には、放射線を出
している水槽9の上に、必要な数の放射線防護マット1
を、敷き詰めた状態を表わしている。この状態は、例え
ば原子炉プールの上を塞いで、その周りの補機類を点検
整備する作業を実施する場合等に有効である。
た事例を表示したものである。具体的には、放射線を出
している水槽9の上に、必要な数の放射線防護マット1
を、敷き詰めた状態を表わしている。この状態は、例え
ば原子炉プールの上を塞いで、その周りの補機類を点検
整備する作業を実施する場合等に有効である。
【0027】図9は壁面に沿って放射線を遮蔽する環境
での放射線防護マット1の使用状態を示している。具体
的には、一時的に作業通路を確保して機器を搬入するご
とき作業が生じた場合に有効である。10は、放射線防
護マット1を起立させたときにその連結具6を利用して
壁面に固着した状況を表現している。
での放射線防護マット1の使用状態を示している。具体
的には、一時的に作業通路を確保して機器を搬入するご
とき作業が生じた場合に有効である。10は、放射線防
護マット1を起立させたときにその連結具6を利用して
壁面に固着した状況を表現している。
【0028】図10は、放射線防護マット1を円筒状に
して利用する状況を表現した実施例である。具体的に
は、放射線を出す恐れのある配管等に放射線防護マット
1を巻き付けた使用例である。
して利用する状況を表現した実施例である。具体的に
は、放射線を出す恐れのある配管等に放射線防護マット
1を巻き付けた使用例である。
【0029】図11は、図10の他の実施例で、放射線
防護マット1を円筒状にせずに対象物を覆った状態を表
わす実施例である。
防護マット1を円筒状にせずに対象物を覆った状態を表
わす実施例である。
【0030】本発明の他の実施例である放射線防護マッ
ト1Aを図12及び図13により説明する。放射線防護
マット1Aは、側壁部3Aをジャバラ状にしたものであ
り、他の構成は放射線防護マット1と同じである。注水
口5は、踏み面2の4ヶ所の角部に設けられる。放射線
防護マット1Aは、放射線線源の大小及び時間的な線源
の大きさに応じて内部への注水量を変化させて使用する
場合、側壁部3Aがジャバラ状になっているのでマット
1Aの体積を変化させて適正な遮蔽効果を得ることがで
きる。
ト1Aを図12及び図13により説明する。放射線防護
マット1Aは、側壁部3Aをジャバラ状にしたものであ
り、他の構成は放射線防護マット1と同じである。注水
口5は、踏み面2の4ヶ所の角部に設けられる。放射線
防護マット1Aは、放射線線源の大小及び時間的な線源
の大きさに応じて内部への注水量を変化させて使用する
場合、側壁部3Aがジャバラ状になっているのでマット
1Aの体積を変化させて適正な遮蔽効果を得ることがで
きる。
【0031】原子力発電プラントの原子力圧力容器のノ
ズル部の放射線遮蔽に適用できる本発明の他の実施例で
ある放射線防護マット1Bを図14に示す。放射線防護
マット1Bは、原子炉圧力容器のノズル部10(または
ノズル部10に接続された配管11)を跨ぐように、一
部が切りかかれた構成を有する。また、放射線防護マッ
ト1Bは、放射線レベルの高い原子力圧力容器のノズル
部への設置を容易にするため、釣金具13を取り付ける
ためのバンド部14を有する。釣金具13は、バンド部
14と側壁部との間に挿入され、フックと係合される孔
部が設けられる。これらの以外の放射線防護マット1B
の構成は、放射線防護マット1と同じである。
ズル部の放射線遮蔽に適用できる本発明の他の実施例で
ある放射線防護マット1Bを図14に示す。放射線防護
マット1Bは、原子炉圧力容器のノズル部10(または
ノズル部10に接続された配管11)を跨ぐように、一
部が切りかかれた構成を有する。また、放射線防護マッ
ト1Bは、放射線レベルの高い原子力圧力容器のノズル
部への設置を容易にするため、釣金具13を取り付ける
ためのバンド部14を有する。釣金具13は、バンド部
14と側壁部との間に挿入され、フックと係合される孔
部が設けられる。これらの以外の放射線防護マット1B
の構成は、放射線防護マット1と同じである。
【0032】図15は、前述の各放射線防護マットの注
水口5付近の詳細構造を示す。カプラー16が、ねじに
よって放射線防護マット1の踏み面2に取り付けられ
る。ねじ貫通部の気密性を確保するため、踏み面2の両
面に接触してガスケット(シール部材)18,19が設
置される。ガスケット19は管状の押さえ板20によっ
て踏み面2に押し付けられる。カプラー16は、放射線
防護マット1の内側に位置する。簡易ホースが取り付け
られたカプラー17が、カプラー16に係合されること
によって簡易ホースが放射線防護マットの注水口5に接
続される。カプラー17はカプラー16に着脱自在に係
合される。この構造は、ワンタッチ式カプラーである。
このように簡易ホースの放射線防護マットへの接続が容
易である。更に、接続した継手部の接続時及び通水,排
気時の耐圧及び強度が保証できる。図16は、本発明の
他の実施例で、配管15内に挿入できる放射線防護マッ
ト1Cを示している。放射線防護マット1Cは、内部に
水が注入された状態で円柱状になる。具体的には、放射
線を出す恐れのある配管15等を分解した場合にこの内
部に挿入して使用される。
水口5付近の詳細構造を示す。カプラー16が、ねじに
よって放射線防護マット1の踏み面2に取り付けられ
る。ねじ貫通部の気密性を確保するため、踏み面2の両
面に接触してガスケット(シール部材)18,19が設
置される。ガスケット19は管状の押さえ板20によっ
て踏み面2に押し付けられる。カプラー16は、放射線
防護マット1の内側に位置する。簡易ホースが取り付け
られたカプラー17が、カプラー16に係合されること
によって簡易ホースが放射線防護マットの注水口5に接
続される。カプラー17はカプラー16に着脱自在に係
合される。この構造は、ワンタッチ式カプラーである。
このように簡易ホースの放射線防護マットへの接続が容
易である。更に、接続した継手部の接続時及び通水,排
気時の耐圧及び強度が保証できる。図16は、本発明の
他の実施例で、配管15内に挿入できる放射線防護マッ
ト1Cを示している。放射線防護マット1Cは、内部に
水が注入された状態で円柱状になる。具体的には、放射
線を出す恐れのある配管15等を分解した場合にこの内
部に挿入して使用される。
【0033】本発明の放射線防護マットは、以上に説明
したが、(1)円,三角,多角形,人体の着服用ベストの
ようなマット形状、(2)マットの取付強度を補強するた
めに、金属若しくは木材等により枠を組み使用する構
成、(3)強化された合成樹脂布以外の樹脂及び繊維,ビ
ニール製品等の代替材等のマット材質を用いてもよい。
本発明の放射線防護マットは、従来のマットを実際に作
業する観点から使い勝手及び遮蔽機能保持等を工夫し、
より実用的な放射線防護マットであり、以下のような効
果を奏することができる。
したが、(1)円,三角,多角形,人体の着服用ベストの
ようなマット形状、(2)マットの取付強度を補強するた
めに、金属若しくは木材等により枠を組み使用する構
成、(3)強化された合成樹脂布以外の樹脂及び繊維,ビ
ニール製品等の代替材等のマット材質を用いてもよい。
本発明の放射線防護マットは、従来のマットを実際に作
業する観点から使い勝手及び遮蔽機能保持等を工夫し、
より実用的な放射線防護マットであり、以下のような効
果を奏することができる。
【0034】1.取付,取扱性の向上が、十分期待でき
る。
る。
【0035】2.遮蔽機能を十分に保持することが可能
となり、マット使用上の被ばく低減が十分に図れる。
となり、マット使用上の被ばく低減が十分に図れる。
【0036】3.医療,一般産業,原子力発電プラント
等広域な作業分野で活用することが可能となる。
等広域な作業分野で活用することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】本発明の放射線防護マットは、従来既に
提案されているそれを実際に作業する現場で使用する観
点から使い勝手を工夫し、より実用的なこの種放射線防
護マットとして完成したもので、その実用上の効果は計
り知れない。
提案されているそれを実際に作業する現場で使用する観
点から使い勝手を工夫し、より実用的なこの種放射線防
護マットとして完成したもので、その実用上の効果は計
り知れない。
【図1】本発明の一実施例である放射線防護マットの平
面図である。
面図である。
【図2】図1の放射線防護マットの一部断面表示による
右側面図である。
右側面図である。
【図3】図1の放射線防護マットの一部断面表示による
下面図である。
下面図である。
【図4】図1の放射線防護マットの斜視図である。
【図5】図1の放射線防護マットの水を抜いた状態を表
わした斜視図である。
わした斜視図である。
【図6】図5の状態で巻き込んで保管する状態を表現し
た図である。
た図である。
【図7】図1の放射線防護マットの注水使用状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図1の放射線防護マットの連接使用状態を示す
立面図である。
立面図である。
【図9】図1の放射線防護マットの他の連接使用状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図10】図1の放射線防護マットのさらに他の使用状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図11】図1の放射線防護マットのさらに一層他の使
用状態を示す斜視図である。
用状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の他の実施例である放射線防護マット
の斜視図である。
の斜視図である。
【図13】図12のA−A断面図である。
【図14】原子炉圧力容器のノズル部の遮蔽を可能にし
た本発明の他の実施例である放射線防護マットの斜視図
である。
た本発明の他の実施例である放射線防護マットの斜視図
である。
【図15】放射線防護マットと簡易ホースとの接続部付
近の詳細断面構造図である。
近の詳細断面構造図である。
【図16】本発明の他の実施例である放射線防護マット
の斜視図である。
の斜視図である。
1…放射線防護マット、2…踏み面、3…側壁部、4…
内部補強壁、5…注水口、6…連結具、7…簡易ホー
ス、8…弁、9…水槽。
内部補強壁、5…注水口、6…連結具、7…簡易ホー
ス、8…弁、9…水槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小坂 真三 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式 会社 日立エンジニアリングサービス内 (72)発明者 根目沢 勲 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 木村 匡宏 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭57−52898(JP,A) 特開 平4−305198(JP,A) 実開 昭61−147998(JP,U) 特公 昭49−38800(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】水の注入により直方体となる放射線防護マ
ットの袋体と、前記袋体の少なくとも対角2ヶ所の角部
に注水口を備え、少なくとも袋体の一面側を、他の面側
に比べて厚い合成樹脂加工布で形成して補強されている
放射線防護マット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07292446A JP3125853B2 (ja) | 1994-11-10 | 1995-11-10 | 放射線防護マット |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27623594 | 1994-11-10 | ||
| JP6-276235 | 1994-11-10 | ||
| JP07292446A JP3125853B2 (ja) | 1994-11-10 | 1995-11-10 | 放射線防護マット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211192A JPH08211192A (ja) | 1996-08-20 |
| JP3125853B2 true JP3125853B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=26551817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07292446A Expired - Fee Related JP3125853B2 (ja) | 1994-11-10 | 1995-11-10 | 放射線防護マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3125853B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5859438A (en) * | 1996-08-28 | 1999-01-12 | Hitachi, Ltd. | Radiation shielding body |
| JP6514903B2 (ja) * | 2014-02-05 | 2019-05-15 | 大成建設株式会社 | 遮蔽壁 |
| JP6472705B2 (ja) * | 2015-04-27 | 2019-02-20 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 放射線遮蔽体及び放射線遮蔽方法並びに原子炉圧力容器ヘッドの搬出方法 |
| KR101876500B1 (ko) * | 2017-03-07 | 2018-07-10 | 박재윤 | 진단의료장비용 에어 매트리스 |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP07292446A patent/JP3125853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08211192A (ja) | 1996-08-20 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |