JP3127863B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Description
スタ及びその製造方法に関し、特に、高周波性能に優れ
たショットキーゲート電界効果トランジスタ及びその製
造方法に関する。
ば、III−V族化合物半導体のヘテロ接合を用いたシ
ョットキーゲート電界効果トランジスタ(FET)は、
衛星通信、移動体通信やマイクロ波基幹通信に広く使わ
れており、その高周波性能向上のみならず、高い動作安
定性が要求されている。
よりも材料的に高周波特性の優れたIny Ga1-y As
層(0<y<1)をチャネル層とするFETが提案され
ている。
に記載のFETについて図5を参照して説明する。この
FETは、半絶縁性InP基板51上にInZ Al1-Z
As層52を介して形成されたIny Ga1-y Asチャ
ネル層53上にAlAs薄膜とInAs薄膜とを交互に
積層した超格子(以下AlAs/InAs超格子と記
す。InAs薄膜とAlAs薄膜とを交互に積層したも
のも同様に記す。)54を有しており、そのAlAs/
InAs超格子54上のゲート電極57によってソース
電極55とドレイン電極56間の電流を制御するもので
ある。そのAlAs/InAs超格子のAlAs薄膜と
InAs薄膜との厚さの比を変化きせて、AlAs/I
nAs超格子の上層に向かってAlAs薄膜が厚くIn
As薄膜が薄くなるように設定し、ゲート電極の漏れ電
流値を低減している。
lAs/InAs超格子をゲート電極直下に有する従来
のFETにおいて、FETの製造工程中(図5に示した
状態から、更に、保護膜を形成しコンタクト孔を形成し
て、ソース配線、ドレイン配線及びゲート配線を形成す
る工程がある。)にゲート電極とソース電極間及びゲー
ト電極とドレイン電極間のAlAs/InAs超格子の
最表面の薄いInAs薄膜が除去され、AlAs薄膜が
露出して酸化したり、薄いInAs薄膜を通して表面か
ら酸素がAlAs/InAs超格子内に入り込み、表面
近傍のAlAs薄膜の酸化が進行し、素子性能のバラツ
キが大きくなるという間題が発生した。また、素子の通
電中(動作中)にも、ゲート電極とソース電極間及びゲ
ート電極とドレイン電極間のAlAs/InAs超格子
の表面近傍のAlAs薄膜の酸化が進行して、長期的な
素子の信頼性上問題となる特性変動を生じるという問題
が発生した。
けるAlAs/InAs超格子のAlAs薄膜の酸化を
防止し、信頼性の一層改善された電界効果トランジスタ
及びその製造方法を提供することにある。
ランジスタは、AlAs薄膜(又はInAs薄膜)とI
nAs薄膜(又はAlAs薄膜)とを交互に積層し、隣
り合う前記AlAs薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・
・・,n)と前記InAs薄膜の膜厚t2k (k=1,
2,・・・,n)の比t2k /t1k が上層に向かって
一定若しくは減少する構造のAlAs/InAs超格子
をショットキー接合ゲート電極直下に有する電界効果ト
ランジスタにおいて、前記AlAs/InAs超格子の
前記ゲート電極と接する部分並びにソース電極及びドレ
イン電極とそれぞれ接触する部分以外の前記AlAs/
InAs超格子表面が窒化されているというものであ
る。
方法は、半導体基板にバッファ層、チャネル層及びAl
As薄膜(又はInAs薄膜)とInAs薄膜(又はA
lAs薄膜)とを交互に積層し、隣り合う前記AlAs
薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・・・,n)と前記I
nAs薄膜の膜厚t2k(k=1,2,・・・,n)の
比t2k /t1k が上層に向かって一定若しくは減少す
る構造のAlAs/InAs超格子を順次に形成して半
導体結晶基板を準備する工程と、前記AlAs/InA
s超格子表面に選択的に所定の金属膜を形成し熱処理を
行って互いに対向して配置されたソース電極及びドレイ
ン電極を形成する工程と、前記ソース電極とドレイン電
極との間のAlAs/InAs超格子表面にショットキ
ー接合をなすゲート電極を形成する工程と、前記ゲート
電極の設けられていないAlAs/InAs超格子表面
を窒化する工程とを有するというものである。この場
合、アンモニアガスを使用して発生した窒素プラズマ中
でAlAs/InAs超格子表面を窒化することができ
る。更に、半導体基板を半絶縁性InP基板、バッファ
層をInz Al1-z As層(0<z<1)チャネル層を
n型Iny Ga1-y As層(0<y<1)とすることが
できる。
lAs薄膜(又はInAs薄膜)とInAs薄膜(又は
AlAs薄膜)とを交互に積層し、隣り合う前記AlA
s薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・・・,n)と前記
InAs薄膜の膜厚t2k (k=1,2,・・・,n)
の比t2k /t1k が上層に向かって一定若しくは減少
する構造のAlAs/InAs超格子をショットキー接
合ゲート電極直下に有する電界効果トランジスタにおい
て、前記ゲート電極と接する部分以外の前記AlAs/
InAs超格子上に、Inx Al1-x As層(0<x<
1)を有するというものである。この場合、In組成比
xを0.52≦x<1とするのが好ましい。
方法は、半導体基板にバッファ層、チャネル層及びAl
As薄膜(又はInAs薄膜)とInAs薄膜(又はA
lAs薄膜)とを交互に積層し、隣り合う前記AlAs
薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・・・,n)と前記I
nAs薄膜の膜厚t2k (k=1,2,・・・,n)の
比t2k /t1k が上層に向かって一定若しくは減少す
る構造のAlAs/InAs超格子を順次に形成して半
導体結晶基板を準備する工程と、前記AlAs/InA
s超格子にInx Al1-x As層(0<x<1)及び一
導電型Inw Ga1-w As層(0<w<1)を順次に堆
積し前記一導電型Inw Ga1-w As層を選択的に除去
して前記Inx Al1-x As層表面を露出するリセスを
形成する工程と、前記リセスを間に挟んで前記一導電型
Inw Ga1-w As層にそれぞれオーム性接触するソー
ス電極及びドレイン電極を形成する工程と、リソグラフ
ィー法により前記リセス部のInx Al1-x As層を除
去して前記AlAs/InAs超格子表面を露出した後
これとショットキー接合をなすゲート電極をリフトオフ
法により形成する工程とを有するというものである。こ
の場合、半導体基板を半絶縁性InP基板、バッファ層
をInz Al1-z As層(0<z<1)、チャネル層を
n型Iny Ga1-y As層(0<y<1)とすることが
できる。更に、In組成比xを0.52≦x<1にする
のが好ましい。
As薄膜(又はAlAs薄膜)とを交互に積層したAl
As/InAs超格子にゲート電極を形成した後、結晶
表面近傍のAlAs/InAs超格子中のAlAs薄
膜、InAs薄膜を窒化して窒化層を形成するので、表
面から酸素が進入してAlAs薄膜を酸化するのを防止
する。
とInAs薄膜(又はAlAs薄膜)とを交互に積層し
たAlAs/InAs超格子の上にInx Al1-x As
層(0<x<1)を形成して、AlAs薄膜が直接表面
に出ることを防止する。このInx Al1-x As層はリ
セス形成を行って部分的に除去し、そのリセス内にゲー
ト電極を形成する。
て図1(a)、(b)を参照して説明する。
P基板1上に、バッファ層としてアンドープのInz A
l1-z As層2(0<z<1)、チャネル層としてn型
Iny Ga1-y As層3(0<y<1)及びアンドープ
のInAs薄膜とAlAs薄膜とを交互に積層したAl
As/InAs超格子4を形成した半導体結晶基板を有
し、この半導体結晶基板上に、n型Iny Ga1-y As
層3とオーム性接触するソース電極5とドレイン電極6
の間に前述のAlAs/InAs超格子4とショットキ
ーチャネル層であるn型Iny Ga1-y As層3のIn
組成比yは0.53程度が通常使われており、InP基
板とは格子整合である。
膜とInAs薄膜とを交互に多数積層したもので、In
y Ga1-y As層3と接する最初のAlAs薄膜111
の厚さt11 とAlAs薄膜111と接するInAs薄
膜101 の厚さt21 の比t21 /t11 は、Iny G
a1-y As層と格子整合するようにt21 /t11 =
0.52/0.48=1.08に出来るだけ近くする。
更に、t11 、t21 はそれぞれの半導体へテロ接合界
面で転位欠陥が発生しないように出来るだけ臨界膜厚以
下となるようにする。その上層のAlAs薄膜11
2 (厚さt12 )とInAs薄膜102 (厚さt22 )
とについては、t22 /t12 を1.08より小さくす
る。このように、k番目のAlAs薄膜の厚さt1k と
InAs薄膜の厚さt2k との比t2k /t1k は、k
が1,2,3,・・・,nと大きくなるとともに順次に
徐々に小さくする。t1k +t2k は一定、t1k 、t
2k はそれぞれの半導体へテロ接合界面で転位欠陥が発
生しないように出来るだけ臨界膜厚以下となるようにす
る。
レイン電極6とゲート電極7間のAlAs/InAs超
格子4の表面は、窒化されてAlAs/InAs超格子
の窒化層8に覆われている。窒化する際に、Asが表面
近傍から半導体外部へ抜けてNに置換されるので窒化層
8の表面には主に窒化アルミニウム及び窒化インジウム
でなる窒化物膜(Al−In−N膜)が形成される。こ
のAl−In−N膜は緻密でAlAs/InAs超格子
4の表面からの酸化を防ぐことが出来る。
シリコン膜を堆積して素子表面全体をカバーするパッシ
べ―ション膜9を形成する。
は、前述のように電極部分以外のAlAs/InAs超
格子4表面は窒化されており、後工程におけるAlAs
/InAs超格子4(特にAlAs薄膜)の酸化を防止
する。すなわち、例えば、CVD法でパッシべーション
膜9を形成するときにAlAs/InAs超格子4(特
にAlAs薄膜)が酸化きれることを防止する。
3(a)、(b)を参照して説明する。
P基板1上に、バッファ層としてアンドープのInZ A
l1-Z As層2(0<z<1)、チャネル層としてn型
Iny Ga1-y As層3A(0<y<1)及びアンドー
プのAlAs薄膜とInAs薄膜とを交互に積層したA
lAs/InAs超格子4を形成した半導体結晶基板を
有し、この半導体結晶基板上に、更に、アンドープのI
nx Al1-x As層31(0<z<1)及びキャップ層
としてn型Inw Ga1-w As層32(0<w<1)が
エビタキシャル成長されている。又、n型Inw Ga
1-w As層32とオーム性接触をなすソース電極5A及
びドレイン電極6Aが形成され、これらの間にリセス3
3が形成され、そのリセス33底部のInx Al1-x A
s層31が選択的に除去されて露出したAlAs/In
As超格子4とショットキー接合を成すゲート電極7A
が形成されている。ショットキー接合以外の領域のAl
As/InAs超格子4はアンドープのInx Al1-x
As層31にカバ―されている。
ネル層であるn型Iny Ga1-y As層3のIn組成比
yは0.53程度が通常使われており、InP基板とは
格子整合である。
施の形態と同じく、AlAs薄膜とInAs薄膜とを交
互に多数積層したもので、Iny Ga1-y As層3Aと
接する最初のAlAs薄膜111 の厚さt11 とAlA
s薄膜111と接するInAs薄膜101 の厚さt21
の比t21 /t11 は、Iny Ga1-y As層3Aと格
子整合するようにt21 /t11 =0.52/0.48
=1.08に出来るだけ近くする。更に、t11 、t2
1 はそれぞれの半導体へテロ接合界面で転位欠陥が発生
しないように出来るだけ臨界膜厚以下となるようにす
る。その上層のAlAs薄膜112 (厚さt12 )とI
nAs薄膜102 (厚さt22 )とについては、t22
/t12 を1.08より小さくする。このように、k番
目のAlAs薄膜の厚さt1k とInAs薄膜の厚さt
2k との比t2k /t1k は、kが1,2,3,・・
・,nと大きくなるとともに順次に徐々に小さくする。
t1k+t2k は一定、t1k 、t2k はそれぞれの半
導体へテロ接合界面で転位欠陥が発生しないように出来
るだけ臨界膜厚以下となるようにする。
ープのInx Al1-x As層31のIn組成比はx=
0.52、n型Inw Ga1-w As層32のIn組成比
はw=0.53程度にして、InP基板にできるだけ格
子整合させる。
又は酸化シリコン膜をパッシべーション膜9として有し
ている。
では、前述のようにゲート電極部分以外のAlAs/I
nAs超格子4はアンドープのInw Al1-w As層3
1でカバーされており、製造工程中の熱処理の際に超格
子4(特にAlAs薄膜)が酸化されることを防止す
る。
に沿って説明する。
InP基板上に、0.2μm〜2μm、バッファ層とし
て例えば1μm厚さのアンドープのInZ Al1-Z As
層2を形成し、FETのチャネル層として10nm〜3
0nm、例えば20nm厚さのGeドープのn型Iny
Ga1-y As層3(Geドーピング濃度は2×10l8c
m-3、yは、InP基板とは格子整合するよう0.53
に設定する。)を形成し、AlAs/InAs超格子4
(厚さ50nm)を分子線エピタキシー法(MBE)で
エピタキシャル成長した半導体結晶基板を準備する。A
lAs/InAs超格子4はAlAs薄膜とInAs薄
膜とを交互に多数積層したもので、n型Iny Ga1-y
As層3と接する最初のAlAs薄膜111 の厚さt1
1 とそのAlAs薄膜111 と接するInAs薄膜10
1 の厚さt21 の比t21 /t11 は、n型Iny Ga
1-y As層と格子整合するようにt21 /t11 =5.
2nm/4.8nm=1.08にした。k番目のAlA
s薄膜の厚さt1k とInAs薄膜の厚さt2k との比
t2k /t1k は、kが1,2,3,・・・,nと大き
くなるとともに順次に徐々に小さくし、ゲート電極と接
する最上部で0.06(n=5)、t1k +t2k は1
0nm一定とした。
のリソグラフィー法図示しない所望のレジスト膜パター
ン(ソース電極形成領域及びドレイン電極形成領域上に
それぞれ開口を有している。)をAlAs/InAs超
格子4上に形成し、AuGe(150nm)/Ni(4
0nm)膜の真空蒸着による形成後リフトオフした後、
水素雰囲気中で450℃、2分間の熱処理によって合金
化することによって、AlAs/InAs超格子4とオ
ーミック接合をなすソース領域5及びドレイン領域6を
形成する。
極形成領域上に開口を有す図示しないレジスト膜パター
ンを形成後、Alの蒸着およびリフトオフ法でAlAs
/InAs超格子4とショットキー接合をなすゲート電
極7を形成する。ゲート長は0.2μmとした。
極6形成後、アンモニアガスを利用して発生させた窒素
プラズマ中で10分間、300℃に加熱することで、約
3nmの窒化層8が形成されたAlAs/InAs超格
子4が得られる。ソース電極5とゲート電極7との間、
及び、ゲート電極7とソース電極5との間のAlAs/
InAs超格子4の表面は、AlAs/InAs超格子
表面を窒素プラズマで窒化した窒化層8に覆われる。窒
化する際に、Asが表面近傍から半導体外部へ抜けてN
に置換されるので窒化層8の表面には主に窒化アルミニ
ウム及び窒化インジウムでなる窒化物膜(Al−In−
N膜)が形成される。このAl−In−N膜は緻密でA
lAs/InAs超格子4の表面からの酸化を防ぐこと
が出来る。
l00nmの厚さの図示しない窒化シリコン膜をパッシ
ベーション膜として形成し、開口を設けてソース電極配
線、ドレイン電極配線及びゲート電極配線を形成する。
述のように電極部分以外のAlAs/InAs超格子4
表面は窒化されており、後工程におけるAlAs/In
As超格子4(特にAlAs薄膜)の酸化を防止する。
すなわち、例えば、CVD法でパッシべーション膜9を
形成するときにAlAs/InAs超格子4(特にAl
As薄膜)が酸化きれることを防止する。
+0.5V印加時にゲート漏れ電流は1×10-1から1
×10-2A/cm-2程度であり、従来例のFETと同程
度のゲート漏れ電流値であり、従来例のAlAs/In
As超格子を有するFETの優れた電気的特性を有して
いることが認められた。
を有するFETの問題は発生しなかった。すなわち、製
造工程中にAlAs/InAs超格子の最表面の薄いI
nAs薄膜が除去され、AlAs薄膜が露出して酸化し
たり、または、薄いInAs薄膜を通して表面から酸素
がAlAs/InAs超格子内に入り込み、表面近傍の
AlAs薄膜の酸化が進行するという問題は発生しなか
った。また、素子の通電中に、AlAs/InAs超格
子中のAlAs薄膜の酸化が進行して、長期的なドレイ
ン電流の変動など素子信頼性上の問題も発生しなかっ
た。
程に沿って説明する。
に示すように、半絶縁性InP基板1上に、バッファ層
として厚さ0.2μm〜2μm、例えば、0.5μmの
アンドープのInZ Al1-Z As層2を形成し、FET
のチャネル層として厚さ10nm〜30nm、例えば、
15nm程度の厚さのGeドープのn型Iny Ga1-y
As層3A(Geドーピング濃度は2×1018cm-3、
yは、InP基板と格子整合するよう0.53に設定す
る。)を形成し、AlAs/InAs超格子4(厚さ5
0nm)をMBE法で形成した半導体基板を準備する。
薄膜とInAs薄膜とを交互に複数積層したもので、図
3(b)に示すように、n型Iny Ga1-y As層3A
と接する最初のAlAs薄膜111 の厚さtl1 とその
AlAs薄膜111 と接するInAs薄膜101 の厚さ
t21 の比t21 /t11 は、n型Iny Ga1-y As
層3Aと格子整合するようにt21 /t11 =0.52
/0.48=1.08に出来るだけ近くする。更に、t
11 、t21 はそれぞれの半導体ヘテロ接合界面で転位
欠陥が発生しないように臨界膜厚以下のそれぞれ約4.
8nmと5.2nmとなる様にする。以後、上層のAl
As薄膜11k (k=2,3,・・・,n)とInAs
薄膜10k (k=2,3,・・・,n)はこの順で隣り
合う2つの層に分けたとき、それぞれ2層の膜厚の和
(11k +10k )が約10nmとなり、かつt2k /
t1kが上部になる(kが大きくなる)につれ徐々に小
さくなり、最後にゲート電極と接する最上部でt2n /
t1n =0.06程度になるようにAlAs薄膜とIn
As薄膜を積層した。本実施例では、n=5とした。
15nmのInP基板1と格子整合するアンドープのI
nx Al1-x As層31(x=0.52)と、キャップ
層として厚さ20nm〜100nm、例えば、30nm
のn型Inw Ga1-w As層32(w=0.53)をエ
ピタキシャル成長する。
グラフィーにより、n型Inw Ga1-w As層32をH
Brガスを用いたプラズマエッチングで除去して、幅
0.6μmのリセス33を形成する。次に、図4(c)
に示すように、AuGe合金膜とNi膜とでなるソース
電極5A及びドレイン電極6Aを形成する。次に、電子
線リソグラフィーで、幅0.2μmの開口35を有する
レジスト膜34を形成する。 次に、図5(a)に示す
ように、このレジスト膜34をマスクにしてアンドープ
のInx Al1-x As層31をリン酸と過酸化水素の水
溶液を用いて除去する。この時若干のサイドエッチが生
じる。
(20nm)、Pt膜(100nm)及びAu膜(20
0nm)をこの順に真空蒸着して、ゲート金属膜36を
形成する。前述の開口35を途中まで埋めるとともにレ
ジスト膜34表面部分と分離されたゲート金属膜36
(7A)を形成する。次に、レジスト膜34を除去す
る。このように、リフトオフ法で、図3(a)に示すよ
うに、AlAs/InAs超格子4とショットキー接合
をなすゲート電極7Aを形成する。ここでは、アンドー
プのInx Al1-x As層31をエッチングするための
レジスト膜34をそのまま用いてゲート電極を形成した
が、レジスト膜34を除去した後、改めて、露出したA
lAs/InAs超格子4とその周辺部のInx Al
1-x As層31上に開口を有するレジスト膜を形成し
て、リフトオフ法によりゲート電極を形成してもよい。
ただし、ゲート電極がn型Inw Ga1-w As層32に
接触しないようにする。次に、パッシベーション膜6と
して、厚さ100nmの酸化シリコン膜をCVD法で形
成し、ソース電極5A,ドレイン電極6A及びゲート電
極7Aにそれぞれ達する図示しない開口を設け、ソース
電極配線、ドレイン電極配線及びゲート電極配線を設け
る。
は、前述のようにゲート電極7A部分以外のAlAs/
InAs超格子4のほぼ全面がアンドープのInx Al
1-x As層31でカバーきれており、製造工程中の熱処
理の際にAlAs/InAs超格子4(特にAlAs薄
膜)が酸化されることを防止する。
+0.5V印加時にゲート漏れ電流は1×10-1から1
×10-2A/cm-2程度であり、従来例のFETと同程
度のゲート洩れ電流値であり、従来例のAlAs/In
As超格子の効果が認められた。
を有するFETの問題は発生しなかった。すなわち、製
造工程中にAlAs/InAs超格子が酸化したり、又
は、表面から酸素がAlAs/InAs超格子内に入り
込み、AlAs/InAs超格子表面近傍の層の酸化が
進行するという問題は発生しなかった。また、素子の通
電中に、AlAs/InAs超格子中のAlAs薄膜の
酸化が進行して、長期的なドレイン電流変動など素子信
頼性上の問題も発生しなかった。
つて説明したが、例えば、1.08と一定にした場合に
も効果がある。AlAs/InAs超格子表面を窒化す
る場合については、言うまでもないが、化学的に不安定
で酸化されやすいAlAsを含む超格子より安定なIn
x Al1-x As層(混晶)で被覆した方が酸化されにく
いからである。
態、第1の実施例及び第2の実施例では、AlAs薄膜
にInAs薄膜を堆積したが、この順序を変えて、In
As薄膜にAlAs薄膜を堆積してもよいことは、改め
て詳細に説明をするまでもなく明らかなことである。
lAs/InAs超格子のAlAs薄膜の酸化を防止
し、かつ通電中にもAlAs薄膜の酸化を抑制し、素子
の製造工程に素子性能のバラツキを低減し、素子特性の
長期安定性を得ることである。
形成した後、結晶表面近傍のAlAs/InAs超格子
中のAlAs薄膜,InAs薄膜を窒化して窒化物膜
(Al−In−N膜)を形成し、結晶表面の安定化を行
う。このAl−In−N膜は安定でかつ緻密であり、表
面からの酸素の進入を阻止して、AlAs薄膜の酸化を
防ぐ。
て、AlAs/InAs超格子の上にInP基板と格子
整合するInx Al1-x As層を形成して、AlAs薄
膜が直接表面に出ることを防止する。このInx Al
1-x As層はリセス形成を行って部分的に除去し、その
開口部分にゲート電極を形成する。Inx Al1-x As
層も、通常素子製造工程中または素子通電中では安定
で、AlAs薄膜の酸化を防ぐことが出来る。
ついて説明するためのFETチップの断面図(図1
(a))及びAlAs/InAs超格子部の拡大断面図
(図1(b))。
て説明するための(a)〜(c)に分図して示す工程順
断面図。
ついて説明するためのFETチップの断面図(図3
(a))及びAlAs/InAs超格子部の拡大断面図
(図3(b))。
て説明するための(a)〜(c)に分図して示す工程順
断面図。
程順断面図。
断面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 AlAs薄膜(又はInAs薄膜)とI
nAs薄膜(又はAlAs薄膜)とを交互に積層し、隣
り合う前記AlAs薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・
・・,n)と前記InAs薄膜の膜厚t2k (k=1,
2,・・・,n)の比t2k /t1k が上層に向かって
一定若しくは減少する構造のAlAs/InAs超格子
をショットキー接合ゲート電極直下に有する電界効果ト
ランジスタにおいて、前記AlAs/InAs超格子の
前記ゲート電極と接する部分並びにソース電極及びドレ
イン電極とそれぞれ接触する部分以外の前記AlAs/
InAs超格子表面が窒化されていることを特徴とする
電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】 半導体基板にバッファ層、チャネル層及
びAlAs薄膜(又はInAs薄膜)とInAs薄膜
(又はAlAs薄膜)とを交互に積層し、隣り合う前記
AlAs薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・・・,n)
と前記InAs薄膜の膜厚t2k(k=1,2,・・
・,n)の比t2k /t1k が上層に向かって一定若し
くは減少する構造のAlAs/InAs超格子を順次に
形成して半導体結晶基板を準備する工程と、前記AlA
s/InAs超格子表面に選択的に所定の金属膜を形成
し熱処理を行って互いに対向して配置されたソース電極
及びドレイン電極を形成する工程と、前記ソース電極と
ドレイン電極との間のAlAs/InAs超格子表面に
ショットキー接合をなすゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極の設けられていないAlAs/InAs
超格子表面を窒化する工程とを有することを特徴とする
電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項3】 アンモニアガスを使用して発生した窒素
プラズマ中でAl/As超格子表面を窒化する請求項2
記載の電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項4】 半導体基板が半絶縁性InP基板、バッ
ファ層がInz Al1-z As層(0<z<1)、チャネ
ル層がn型Iny Ga1-y As層(0<y<1)である
請求項2又は3記載の電界効果トランジスタの製造方
法。 - 【請求項5】 AlAs薄膜(又はInAs薄膜)とI
nAs薄膜(又はAlAs薄膜)とを交互に積層し、隣
り合う前記AlAs薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・
・・,n)と前記InAs薄膜の膜厚t2k (k=1,
2,・・・,n)の比t2k /t1k が上層に向かって
一定若しくは減少する構造のAlAs/InAs超格子
をショットキー接合ゲート電極直下に有する電界効果ト
ランジスタにおいて、前記ゲート電極と接する部分以外
の前記AlAs/InAs超格子上に、Inx Al1-x
As層(0<x<1)を有することを特徴とする電界効
果トランジスタ。 - 【請求項6】 In組成比xが0.52≦x<1である
請求項5記載の電界効果トランジスタ。 - 【請求項7】 半導体基板にバッファ層、チャネル層及
びAlAs薄膜(又はInAs薄膜)とInAs薄膜
(又はAlAs薄膜)とを交互に積層し、隣り合う前記
AlAs薄膜の膜厚t1k (k=1,2,・・・,n)
と前記InAs薄膜の膜厚t2k (k=1,2,・・
・,n)の比t2k /t1k が上層に向かって一定若し
くは減少する構造のAlAs/InAs超格子を順次に
形成して半導体結晶基板を準備する工程と、前記AlA
s/InAs超格子にInx Al1-x As層(0<x<
1)及び一導電型Inw Ga1-w As層(0<w<1)
を順次に堆積し前記一導電型Inw Ga1-w As層を選
択的に除去して前記Inx Al1-x As層表面を露出す
るリセスを形成する工程と、前記リセスを間に挟んで前
記一導電型Inw Ga1-w As層にそれぞれオーム性接
触するソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
リソグラフィー法により前記リセス部のInxAl1-x
As層を除去して前記AlAs/InAs超格子表面を
露出した後これとショットキー接合をなすゲート電極を
リフトオフ法により形成する工程とを有することを特徴
とする電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板が半絶縁性InP基板、バッ
ファ層がInz Al1-z As層(0<z<1)、チャネ
ル層がn型Iny Ga1-y As層(0<y<1)である
請求項6記載の電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項9】 In組成比xが0.52≦x<1である
請求項7又は8記載の電界効果トランジスタの製造方
法。
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|---|---|---|---|
| JP09288709A JP3127863B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09288709A JP3127863B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 半導体装置及びその製造方法 |
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|---|---|
| JPH11121472A JPH11121472A (ja) | 1999-04-30 |
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-
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- 1997-10-21 JP JP09288709A patent/JP3127863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11121472A (ja) | 1999-04-30 |
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