JP3129684B2 - 吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動ブロー方法及び装置 - Google Patents
吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動ブロー方法及び装置Info
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Description
吸収冷凍機に循環させる冷却水の水質管理を、濃縮した
冷却水のブローを自動的に制御することにより、高い精
度で効率よく行える冷却水自動ブロー方法及び装置に関
するものである。
リチウムを用い、冷媒として、例えば、水を用いる吸収
冷温水機・吸収冷凍機が知られている。このような吸収
冷温水機・吸収冷凍機、例えば、吸収冷温水機の構成と
しては、一例として、図8に示すような構成が知られて
いる。図8に示す吸収冷温水機においては、低温再生器
10、凝縮器12、吸収器14、蒸発器16、高温再生
器18、低温熱交換器20、高温熱交換器22及びこれ
らの各機器を接続する配管を備えており、吸収器14の
稀液は、低温ポンプ24により管路26、低温熱交換器
20、管路28を経て、低温再生器10に送られる。低
温再生器10の稀液は、高温再生器18の気液分離器3
0から管路32を経て流入してきた高温の冷媒蒸気によ
って加熱され、中間濃度まで濃縮される。
た液の一方は、高温ポンプ34により管路36、38、
高温熱交換器22、管路40を経て高温再生器18に送
られる。高温再生器18の中間濃度液は、燃焼装置42
によって加熱され、熱回収器44を上昇して気液分離器
30に入り、冷媒蒸気と濃液とに分離される。気液分離
器30の濃液は、管路46、高温熱交換器22、管路4
8を経て、管路50からの中間濃度液(二分された中間
濃度の液の他方)と混合し、混合濃液となって低温熱交
換器20に導入された後、管路52を通って散布装置5
4により吸収器14の伝熱管上に散布される。一方、気
液分離器30で分離された冷媒蒸気は、管路32を経て
低温再生器10に入り、ここで液を加熱することで凝縮
・液化して凝縮器12に入る。低温再生器10において
稀液が中間濃度に濃縮されるときに発生した冷媒蒸気
は、凝縮器12に入って凝縮した後、蒸発器16に入
り、この凝縮した冷媒水が、冷媒ポンプ56により管路
58を経て、散布装置60により蒸発器16の伝熱管上
に散布される。なお、62は燃焼室、64は排気筒であ
る。
内及び凝縮器内に冷却水を循環させる場合、循環させる
冷却水の水質が低下してくると、伝熱管等に汚れが付着
して、吸収冷温水機の能力低下や燃料消費量の増大を招
いたり、最悪の場合は伝熱管等の腐食事故に至るおそれ
もある。そこで、従来から、吸収冷温水機又は吸収冷凍
機に循環させる冷却水の水質を管理する手段の1つとし
て、濃縮した冷却水をブローすることにより、過濃縮に
よる冷却水の水質悪化を防止することが行われている。
例えば、図6に示すように、冷却塔66からの冷却水
は、冷却水ポンプ68により冷却水配管70を経て吸収
冷温水機72に供給され、冷温水機72内で冷却に使用
された後、冷却水配管74を経て、再び冷却塔66に戻
されるが、この循環冷却水が濃縮されてくると、水質が
低下して上記のような問題が起きるおそれがでてくるの
で、冷却水配管70に接続されたブロー配管76のブロ
ー電磁弁78を開いて、濃縮された冷却水をブローする
ようにしている。80は、ブロー配管に取り付けられた
オリフィスである。なお、冷却塔66内の冷却水保有量
は、ボールタップ(フロート)82により水面が検知さ
れ、ボールタップ82に接続された補給水配管84の制
御弁86の操作による補給水で調整されている。
ては、一例として、図7に示すように、冷却水ブロー配
管系統にセンサーを取り付けて、冷却水の水質(例え
ば、冷却水の導電率)を検知し、その値が所定値になっ
たらブロー電磁弁を開いて冷却水をブローすることが行
われている。なお、冷却水が濃縮されて水質が低下する
のにほぼ比例して、冷却水の導電率が上昇するという相
関関係がある。図7を具体的に説明すると、冷却水配管
70に接続されたブロー配管76のブロー電磁弁78の
下流側に、継手88を介してセンサー90がバイパス位
置となるように取り付けられており、運転制御盤(運転
盤)91にて、定期的、かつ、短時間ブロー電磁弁78
を開けて冷却水をセンサー90に流して、このセンサー
90により冷却水の導電率等を測定し、その値が設定値
(導電率の場合は、例えば、500μS/cm)を超えた
ら、運転制御盤(運転盤)91によりブロー電磁弁78
が開かれて冷却水がブローされるようになっている。な
お、図7では、一例として、ブロー配管76の流量を調
整するためのオリフィス80は、継手92の間に組み込
まれた構成となっている。94は手動弁、96は水抜き
弁、98は入口ヘッダーである。また、特開平5−33
2631号公報には、吸収冷温水機において、冷却水を
ブロー配管により定期的にブローし、ブローした冷却水
の水質を冷却水ブロー弁の下流側に設けられた水質検知
器で検知し、冷却水が所定の水質となるようにブロー時
間を決めるか、又は冷却水が所定の水質になるまでブロ
ーを続けるようにした冷却水の水質管理方法が記載され
ている。
示すようなセンサーによるブロー制御では、センサーの
電極表面に汚れが付着しやすいため、例えば、導電率で
は、その値が低めに表示されてしまい、実際の導電率が
設定値(標準は、約500μS/cmであり、汚れによる
降下率を30%まで許容するとして、約650μS/c
m)を超えても、冷却水がブローされず、伝熱管等にス
ケールが付着するという不具合がある。このような不具
合に対する対策として、センサーを定期的に清掃して汚
れを除去することが考えられるが、センサー電極の汚れ
による導電率の降下をある程度まで許容するとしても、
1年に数回は定期的にメンテナンスを行う必要があり作
業が煩雑である。また、多極電極等による汚れ補正機能
を有する導電率センサーも開発されているが、大幅なコ
ストアップになる等の問題がある。また、一般に行われ
ている通常のタイマーによる冷却水ブローでは、精度の
高いブロー制御を実施することができず、余分なブロー
を行って補給水の使用量が増加したり、また、ブロー電
磁弁が閉まっている間に冷却水の濃縮倍数が大幅に上昇
して水質が悪化するという問題がある。
で、その目的は、吸収冷温水機・吸収冷凍機に循環させ
る冷却水の水質管理を、濃縮された冷却水をブローする
ことにより行うシステムにおいて、冷却水系の各種デー
タ及び機器の運転条件等から、理論上のブロー間隔(ブ
ロー電磁弁が閉まっている時間)及びブロー時間(ブロ
ー電磁弁が開いている時間)を演算で求めることによ
り、センサーを用いて導電率等を測定しなくても、循環
冷却水の濃縮倍数が一定範囲内になるようにして、冷却
水のブローを自動的に制御することができ、濃縮による
冷却水の水質悪化を防止するとともに、補給水の使用量
が少なくて済み、メンテナンスが容易で低コストな冷却
水自動ブロー方法及び装置を提供することにある。
めに、本発明の吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却
水自動ブロー方法は、冷却塔で冷却された冷却水を吸収
冷温水機・吸収冷凍機に循環させるに際し、循環冷却水
をブローすることにより、循環冷却水の濃縮による水質
悪化を防止する方法であって、冷却塔への補給水に対す
る循環冷却水の濃縮倍数が一定範囲内となるように、冷
却水の循環量、冷却塔における冷却水保有量、冷却塔か
らの蒸発水量(蒸発損失)、冷却塔からの飛散水量(飛
散損失)、冷却水ブロー量及び吸収冷温水機・吸収冷凍
機の負荷条件から、冷却水のブロー間隔(ブロー電磁弁
が閉まっている時間とする)及びブロー時間(ブロー電
磁弁が開いている時間とする)を演算して、冷却水のブ
ローを自動的に制御することを特徴としている(図1、
図2参照)。
た冷却水を吸収冷温水機・吸収冷凍機に循環させるに際
し、循環冷却水をブローすることにより、循環冷却水の
濃縮による水質悪化を防止する方法であって、冷却塔へ
の補給水の導電率、循環冷却水の目標とする導電率、冷
却水の循環量、冷却塔における冷却水保有量、冷却塔か
らの蒸発水量(蒸発損失)、冷却塔からの飛散水量(飛
散損失)、冷却水ブロー量及び吸収冷温水機・吸収冷凍
機の負荷条件から、冷却塔への補給水に対する循環冷却
水の濃縮倍数が一定範囲内となるような冷却水のブロー
間隔及びブロー時間を演算で求めることにより、冷却水
のブローを自動的に制御することを特徴としている(図
1、図2参照)。
における冷却水自動ブロー装置は、冷却塔で冷却された
冷却水を吸収冷温水機・吸収冷凍機に循環させる冷却水
配管に、ブロー電磁弁を有するブロー配管が接続され、
このブロー電磁弁を運転制御盤で操作して循環冷却水の
一部をブローすることにより、循環冷却水の濃縮による
水質悪化を防止する装置であって、冷却塔への補給水の
導電率、循環冷却水の目標とする導電率、冷却水の循環
量、冷却塔における冷却水保有量、冷却塔からの蒸発水
量(蒸発損失)、冷却塔からの飛散水量(飛散損失)、
冷却水ブロー量及び吸収冷温水機・吸収冷凍機の負荷条
件から冷却水のブロー間隔及びブロー時間を演算するた
めの演算装置が運転制御盤に組み込まれており、演算装
置で求められたブロー間隔及びブロー時間にしたがって
ブロー電磁弁を自動的に操作し、冷却塔への補給水に対
する循環冷却水の濃縮倍数が一定範囲内に制御できるよ
うに、前記運転制御盤がブロー電磁弁に接続されている
ことを特徴としている(図1、図2参照)。
ついて、循環冷却水(循環水)の導電率の経時変化を測
定してみると、図3に示すような結果となり、ブロー電
磁弁を閉じたままで冷却水のブローを行わないケース
A、B、Cでは、時間の経過とともに循環冷却水が濃縮
されていき、それに比例して循環冷却水の導電率が上昇
していることがわかる。この場合、冷却塔が小型になる
ほど、循環冷却水の導電率は高く、したがって、濃縮倍
数が高くなる。ここで、濃縮倍数は、(循環冷却水の導
電率)/(冷却塔への補給水の導電率)の値で求められ
る。一方、ケースBと同じ中型冷却塔において、ブロー
間隔(ブロー電磁弁が閉まっている時間)を10時間、
ブロー時間(ブロー電磁弁が開いている時間)を8時間
として冷却水のブローを行ったケースDでは、ブロー電
磁弁閉時に循環冷却水の導電率が上昇しているが、ブロ
ー電磁弁開時には循環冷却水の導電率が下降しており、
循環冷却水の導電率が一定の範囲内で推移していること
がわかる。なお、表1において、蒸発損失は、冷却水循
環量に対する蒸発水量の割合を表しており、同様に、飛
散損失は、冷却水循環量に対する飛散水量の割合を表し
ている。また、負荷条件は、燃料コントロール弁の平均
開度を用いており、初期値は100%である。なお、図
3におけるαは、導電率変動率を示している。
に説明する。図1及び図2は、本発明の実施の形態によ
る吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動ブロー
装置を示している。本実施の形態は、吸収冷温水機に冷
却塔からの冷却水を循環させ、循環冷却水の一部をブロ
ー配管からブロー電磁弁によりブローする構成である
が、本発明の構成はこれに限定されるものではない。図
1に示すように、冷却塔66からの冷却水は、冷却水ポ
ンプ68により冷却水配管70を経て吸収冷温水機72
に供給され、冷温水機72内で冷却に使用された後、冷
却水配管74を経て、再び冷却塔66に戻される。この
場合、冷温水機72における冷却水入口温度Tm2は、例
えば、32℃であり、冷却水出口温度Tm1は、例えば、
37.5℃である。また、吸収冷温水機の構成として
は、一例として、前述した図8に示すような構成が用い
られる。
より濃縮されて水質が低下してくるので、冷却水系の各
種データ及び冷温水機72の負荷条件等から、理論上の
ブロー間隔(ブロー電磁弁が閉まっている時間)及びブ
ロー時間(ブロー電磁弁が開いている時間)を演算で求
め、このブロー間隔及びブロー時間にしたがって、冷却
水配管70に接続されたブロー配管76のブロー電磁弁
78を制御するようにしている。80は、ブロー配管に
取り付けられたオリフィスである。また、冷却塔66内
の冷却水保有量は、ボールタップ(フロート)82によ
り水面が検知され、ボールタップ82に接続された補給
水配管84の制御弁86の操作による補給水で調整され
ている。なお、オリフィス以外の他の絞り機構やバルブ
等を用いて流量を調整することも可能であり、ボールタ
ップによる水面制御以外の手段で冷却水保有量を調整す
ることも可能である。
ー配管系統について説明する。図2に示すように、冷却
水系の各種データ及び冷温水機72の負荷条件等からブ
ロー間隔及びブロー時間を演算する演算装置100が、
運転制御盤91の中に組み込まれており、この運転制御
盤91により、演算されたブロー間隔及びブロー時間に
したがって、冷却水配管70に接続されたブロー配管7
6のブロー電磁弁78が制御されるようになっている。
なお、図2では、一例として、ブロー配管76の流量を
調整するためのオリフィス80は、継手92の間に組み
込まれた構成となっているが、継手を用いない構成や、
オリフィスの代わりに他の絞り機構又はバルブ等を用い
る構成とすることも可能である。94は手動弁、96は
水抜き弁、98は入口ヘッダーである。
冷却水のブロー間隔及びブロー時間を求めるための演算
式の一例について説明する。SSを目標導電率、2αを
許容導電率幅とすると、 上限導電率:S3=SS*(1+α/100) 下限導電率:S2=SS*(1-α/100) ブロー量:B=C・π√4*(D/1000)∧2*(2g*P*10)∧0.5*T*3600 =P∧0.5*0.024*D∧2・T [m3/h] …
(1) ただし、オリフィス流量係数Cを0.6、オリフィス直
径をDとする。 蒸発水量:E=(Tm1-Tm2)/600*Φ/100*L・T=0.00917*Φ/100*L・T [m3/h] …(2) ただし、冷却水出口温度Tm1を37.5℃、冷却水入口
温度Tm2を32℃とする。 飛散水量:W=0.1/100*L・T=0.001*L・T [m3/h] …(3) 飛散損失は冷却水循環量Lの0.1%とする。 補給水量:M=W+E+B =((0.001L+0.00917LΦ/100)+P∧0.5*0.024*D∧2)*T [m3/h] …
(4) 定時間後の冷却水導電率Saを計算する式は、初期の導
電率をSとすると、 Sa=(S・G-S・(W+B)-E+S1・M)/G …(5) (1)〜(4)式を(5)式に代入すると、 Sa=(S・G-S・(0.001L・T+P∧0.5*0.024*D∧2・T)-0.00917L・Φ/100・T +S1・((0.001L+0.00917L・Φ/100)・T+P∧0.5*0.024*D∧2・T))/G Sa・G=S・G-S・T・(0.001L+P∧0.5*0.024*D∧2)-0.00917L・Φ/100・T +S1・T・(0.001L+0.00917L・Φ/100+P∧0.5*0.024*D∧2) T=((Sa-S)・G)/(-S・(0.001L+P∧0.5*0.024*D∧2)-0.00917L・Φ/100 +S1・(0.001L+0.00917L・Φ/100+P∧0.5*0.024*D∧2)) …
(6)
電率S2から上限導電率S3まで上昇する時間、すなわ
ち、冷却水ブロー間隔T1を求める計算式を導き出すに
は、初期の導電率SをS2とし、定時間後の冷却水導電
率SaをS3とすればよい。 S →S2=SS(1-α/100) …(7) Sa→S3=SS(1+α/100) …(8) (7)、(8)式を(6)式に代入するとともに、ブロ
ーしない場合であるので、(6)式においてブロー量B
に関する項を削除すると、 T1=(SS・2α/100・G)/(-SS(1-α/100)*0.001L-0.00917L・
Φ/100+S1(0.001L+0.00917L・Φ/100)) 同様に、(6)式より、ブローしている場合の上限導電
率S3から下限導電率S2まで下降する時間、すなわ
ち、冷却水ブロー時間T2を求める計算式を導き出すに
は、初期の導電率SをS3とし、定時間後の冷却水導電
率SaをS2とすればよい。 S →S3=SS(1+α/100) …(9) Sa→S2=SS(1-α/100) …(10) (9)、(10)式を(6)式に代入するとともに、演
算式の誤差補正のための補正係数Aとしてβ%、機器ご
との制御補正のための補正係数Bとしてγ%を、(6)
式にそれぞれ追加すると、 T2=-(SS・2α/100・G)/(-SS(1+α/100)*(0.001L+P∧0.5*
0.024*D∧2)-0.00917L・Φ/100+S1(0.001L+0.00917L・Φ/
100+P∧0.5*0.024*D∧2))・(1-β/100)・(1+γ/100) 上記の演算式により、冷却水ブロー間隔T1及び冷却水
ブロー時間T2を求めることができる。
冷却水ブロー時間T2を求めるための演算式において、
ブロー間隔及びブロー時間を算出するのに必要となる入
力値について説明する。 L:冷却水循環量[m3/h] 通常、冷却水循環量は機械管理データを用いる。 Φ:負荷条件[%](本実施の形態では、冷房負荷) 冷房負荷は燃料コントロール弁の平均開度を用いる。ブ
ロー間隔計算時は前回のブロー弁開中の平均値を用い
る。ブロー時間計算時は前回のブロー弁閉中の平均値を
用いる。初期値は100%である。 G:冷却水保有量[m3] 冷却水保有量は制御に与える影響が少ないため機械管理
データから推定した次の値とする。0.05×(冷凍能
力)m3とする。 SS:目標循環水導電率[μS/cm] 目標循環水導電率はデータ入力する。基準値は500μ
S/cmとする。 S1:補給水導電率[μS/cm] 補給水導電率はデータ入力する。基準値は200μS/c
mとする。 P:冷却水入口圧力[kg/cm2] 冷却水入口圧力はデータ入力する。基準値は7.5kg/
cm2とする。 D:冷却水ブローオリフィス径[mm] オリフィス径はデータ入力する。 α:冷却水導電率変動率[%] 冷却水導電率変動率は次の固定値とする。基準値は5%
である(ただし、ターミナル処理で変更可能とする)。 β:補正係数A[%] 補正係数Aは演算式の誤差補正で次の固定値とする。基
準値は10%である(ただし、ターミナル処理で変更可
能とする)。 γ:補正係数B[%] 補正係数Bは制御補正値をデータ入力する。基準値は0
%である(入力値は±とも可能とする)。
る。図1、図2に示される吸収冷温水機において、運転
制御盤に組み込まれた演算装置を用いて、上述した冷却
水ブロー間隔T1及び冷却水ブロー時間T2を求める演
算式により、表2に示す条件で、基準となる冷却水ブロ
ー間隔及び冷却水ブロー時間を計算すると、ブロー間隔
が1.4時間、ブロー時間が2.3時間となる。このブ
ロー間隔及びブロー時間を固定したままで、運転スター
ト時の循環冷却水の導電率(循環水導電率)を変動させ
るシミュレーションを行った。その結果を図4、図5に
示す。
れ、200μS/cm、500μS/cm、1000μS/cm
として、演算で求められたブロー間隔1.4時間、ブロ
ー時間2.3時間で運転を続けた結果、図4及び図5に
示すように、時間の経過とともに、すべての場合に循環
水導電率は目標導電率(500μS/cm)の制御範囲に
収束するようになっており、約34時間後には、すべて
目標導電率(500μS/cm)の範囲で制御されること
がわかった。また、図4の結果から、運転スタート時に
冷却水系統に入っている循環冷却水の水質に変動があっ
ても、補給水に対する循環冷却水の濃縮倍数は、時間の
経過とともに、一定範囲内に制御されることがわかっ
た。なお、本実施例では、濃縮倍数が、目標導電率/補
給水導電率=500/200=2.5の制御範囲に収束
するようになっている。
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 冷却水系の各種データ及び機器の運転条件等か
ら、理論上のブロー間隔(ブロー電磁弁が閉まっている
時間)及びブロー時間(ブロー電磁弁が開いている時
間)を演算し、循環冷却水の濃縮倍数が一定範囲内にな
るように、冷却水のブローを自動的に制御するので、セ
ンサーを用いて導電率等を測定しなくても、効率よく精
度の高いブロー制御が行える。 (2) 導電率センサー等を用いないブロー方式である
ので、センサーのメンテナンスが不要であり、コストダ
ウンを図ることができる。 (3) 通常のタイマーによる冷却水ブローに比べ、精
度の高いブロー制御が実施できるので、余分なブローを
することがなく、補給水の使用量が少なくなる。また、
ブロー電磁弁が閉まっている間に冷却水の濃縮倍数が大
幅に上昇して水質が悪化することもない。 (4) 精度の高いブロー制御により循環冷却水の水質
悪化が効果的に防止されるので、伝熱管等に汚れが付着
して、吸収冷温水機・吸収冷凍機の能力低下や燃料消費
量の増大を招くおそれはない。もちろん、伝熱管等の腐
食が生じることもない。
冷凍機における冷却水自動ブロー装置を示す概略構成図
である。
置の冷却水ブロー配管系統を示す拡大構成図である。
時変化を示すグラフである。
時変化を示すグラフである。
化を示すグラフである。
水自動ブロー装置を示す概略構成図である。
管系統を示す拡大構成図である。
成図である。
0、52、58 管路 30 気液分離器 34 高温ポンプ 42 燃焼装置 44 熱回収器 54、60 散布装置 56 冷媒ポンプ 62 燃焼室 64 排気筒 66 冷却塔 68 冷却水ポンプ 70、74 冷却水配管 72 吸収冷温水機 76 ブロー配管 78 ブロー電磁弁 80 オリフィス 82 ボールタップ 84 補給水配管 86 制御弁 88、92 継手 90 センサー 91 運転制御盤(運転盤) 94 手動弁 96 水抜き弁 98 入口ヘッダー 100 演算装置
Claims (3)
- 【請求項1】 冷却塔で冷却された冷却水を吸収冷温水
機・吸収冷凍機に循環させるに際し、循環冷却水をブロ
ーすることにより、循環冷却水の濃縮による水質悪化を
防止する方法であって、 冷却塔への補給水に対する循環冷却水の濃縮倍数が一定
範囲内となるように、冷却水の循環量、冷却塔における
冷却水保有量、冷却塔からの蒸発水量、冷却塔からの飛
散水量、冷却水ブロー量及び吸収冷温水機・吸収冷凍機
の負荷条件から、冷却水のブロー間隔及びブロー時間を
演算して、冷却水のブローを自動的に制御することを特
徴とする吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動
ブロー方法。 - 【請求項2】 冷却塔で冷却された冷却水を吸収冷温水
機・吸収冷凍機に循環させるに際し、循環冷却水をブロ
ーすることにより、循環冷却水の濃縮による水質悪化を
防止する方法であって、 冷却塔への補給水の導電率、循環冷却水の目標とする導
電率、冷却水の循環量、冷却塔における冷却水保有量、
冷却塔からの蒸発水量、冷却塔からの飛散水量、冷却水
ブロー量及び吸収冷温水機・吸収冷凍機の負荷条件か
ら、冷却塔への補給水に対する循環冷却水の濃縮倍数が
一定範囲内となるような冷却水のブロー間隔及びブロー
時間を演算で求めることにより、冷却水のブローを自動
的に制御することを特徴とする吸収冷温水機・吸収冷凍
機における冷却水自動ブロー方法。 - 【請求項3】 冷却塔で冷却された冷却水を吸収冷温水
機・吸収冷凍機に循環させる冷却水配管に、ブロー電磁
弁を有するブロー配管が接続され、このブロー電磁弁を
運転制御盤で操作して循環冷却水の一部をブローするこ
とにより、循環冷却水の濃縮による水質悪化を防止する
装置であって、 冷却塔への補給水の導電率、循環冷却水の目標とする導
電率、冷却水の循環量、冷却塔における冷却水保有量、
冷却塔からの蒸発水量、冷却塔からの飛散水量、冷却水
ブロー量及び吸収冷温水機・吸収冷凍機の負荷条件から
冷却水のブロー間隔及びブロー時間を演算するための演
算装置が運転制御盤に組み込まれており、演算装置で求
められたブロー間隔及びブロー時間にしたがってブロー
電磁弁を自動的に操作し、冷却塔への補給水に対する循
環冷却水の濃縮倍数が一定範囲内に制御できるように、
前記運転制御盤がブロー電磁弁に接続されていることを
特徴とする吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自
動ブロー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09247838A JP3129684B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動ブロー方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09247838A JP3129684B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動ブロー方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163715A JPH1163715A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3129684B2 true JP3129684B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=17169436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09247838A Expired - Lifetime JP3129684B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 吸収冷温水機・吸収冷凍機における冷却水自動ブロー方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129684B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4690930B2 (ja) * | 2006-04-07 | 2011-06-01 | 三菱重工業株式会社 | 熱源システムおよびその制御方法 |
| JP2007303690A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Miura Co Ltd | 冷却塔の運転方法 |
| CN103225971A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-07-31 | 无锡市恒达矿山机械有限公司 | 一种气体冷却塔 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP09247838A patent/JP3129684B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1163715A (ja) | 1999-03-05 |
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