JP3129759B2 - ディジタル形電流差動保護リレー装置 - Google Patents
ディジタル形電流差動保護リレー装置Info
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- JP3129759B2 JP3129759B2 JP03090787A JP9078791A JP3129759B2 JP 3129759 B2 JP3129759 B2 JP 3129759B2 JP 03090787 A JP03090787 A JP 03090787A JP 9078791 A JP9078791 A JP 9078791A JP 3129759 B2 JP3129759 B2 JP 3129759B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、π形分岐端子を含む多
端子送電線の各端子に対応してそれぞれ設けられ、相互
に電流値情報および断路器の開閉情報を送受信して系統
保護するディジタル形電流差動保護リレー装置に関す
る。
端子送電線の各端子に対応してそれぞれ設けられ、相互
に電流値情報および断路器の開閉情報を送受信して系統
保護するディジタル形電流差動保護リレー装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】π形分岐のある3端子の送電線に適用し
たこの種の従来の保護リレー装置として図5に示すもの
があった。
たこの種の従来の保護リレー装置として図5に示すもの
があった。
【0003】同図において、A端子、B端子およびC端
子からなる3端子送電線において、C端子がπ形分岐構
成になっている。このうち、A端子には断路器13および
遮断器15が直列に接続され、B端子には断路器23および
遮断器25が直列に接続されている。一方、C端子にはA
端側の断路器33A とB端側の断路器33B との相互接合点
に変圧器36と遮断器35とが直列に接続されている。ま
た、A端子、B端子およびC端子に対応してディジタル
形電流差動保護リレー装置(以下、単に、電流作動リレ
ー装置と略記する)11,21,31が設けられている。
子からなる3端子送電線において、C端子がπ形分岐構
成になっている。このうち、A端子には断路器13および
遮断器15が直列に接続され、B端子には断路器23および
遮断器25が直列に接続されている。一方、C端子にはA
端側の断路器33A とB端側の断路器33B との相互接合点
に変圧器36と遮断器35とが直列に接続されている。ま
た、A端子、B端子およびC端子に対応してディジタル
形電流差動保護リレー装置(以下、単に、電流作動リレ
ー装置と略記する)11,21,31が設けられている。
【0004】ここで、A端子の電流差動リレー装置11に
は断路器13を通る電流を検出する変流器10の二次回路電
流が導入されると共に、断路器13の補助接点(図示省
略)による開閉情報が取り込まれる。これと同様に、B
端子の電流差動リレー装置21には断路器23を通る電流を
検出する変流器20の二次回路電流が導入されると共に、
断路器23の補助接点(図示省略)による開閉情報が取り
込まれる。また、C端子の電流差動リレー装置31にはそ
れぞれ断路器33A ,33B を通る電流を検出する変流器30
A ,30B の各二次回路電流が導入されると共に、断路器
33A ,33B の補助接点(図示省略)による各開閉情報が
取り込まれる。
は断路器13を通る電流を検出する変流器10の二次回路電
流が導入されると共に、断路器13の補助接点(図示省
略)による開閉情報が取り込まれる。これと同様に、B
端子の電流差動リレー装置21には断路器23を通る電流を
検出する変流器20の二次回路電流が導入されると共に、
断路器23の補助接点(図示省略)による開閉情報が取り
込まれる。また、C端子の電流差動リレー装置31にはそ
れぞれ断路器33A ,33B を通る電流を検出する変流器30
A ,30B の各二次回路電流が導入されると共に、断路器
33A ,33B の補助接点(図示省略)による各開閉情報が
取り込まれる。
【0005】また、電流差動リレー装置11、21および31
は、それぞれ通信装置12,22および32を介して、電流値
情報および断路器の開閉情報を相互に送受信する。そし
て、全ての端子の電流値情報および断路器の開閉情報に
基いて全端子間の事故区間判別および遮断区間判別をし
て、この判別結果により自端の遮断器15,25,35を開路
させる。
は、それぞれ通信装置12,22および32を介して、電流値
情報および断路器の開閉情報を相互に送受信する。そし
て、全ての端子の電流値情報および断路器の開閉情報に
基いて全端子間の事故区間判別および遮断区間判別をし
て、この判別結果により自端の遮断器15,25,35を開路
させる。
【0006】この場合、事故区間および遮断区間を判別
する具体的な手法としては、各変流器10,20,30A ,30
B の二次回路電流をそれぞれI10,I20,I30A ,I
30B として、下表の演算に従う。
する具体的な手法としては、各変流器10,20,30A ,30
B の二次回路電流をそれぞれI10,I20,I30A ,I
30B として、下表の演算に従う。
【0007】
【表1】 一方、π形分岐のある4端子以上の送電線に適用した保
護リレー装置は現在のところ存在しないが、因みに、4
端子の送電線に適用するものとしては、図6に示す構成
が考えられる。ここでは、C端子およびD端子がπ形分
岐になっている。
護リレー装置は現在のところ存在しないが、因みに、4
端子の送電線に適用するものとしては、図6に示す構成
が考えられる。ここでは、C端子およびD端子がπ形分
岐になっている。
【0008】このうち、D端子にあっては、A端側の断
路器43A とB端側の断路器43B との相互接合点に変圧器
46と遮断器45とが直列に接続されている。また、D端子
に対応して設けられる電流差動リレー装置41にはそれぞ
れ断路器43A ,43B を流れる電流を検出する変流器40A
,40B の各二次回路電流が導入されると共に、断路器4
3A ,43B の補助接点(図示省略)による各開閉情報が
取り込まれる。さらに、電流差動リレー装置41は、通信
装置42を介して、他の電流差動リレー装置と電流値情報
および断路器の開閉情報を送受信し、他と同様にして全
端子間の事故区間および遮断区間を判別する。
路器43A とB端側の断路器43B との相互接合点に変圧器
46と遮断器45とが直列に接続されている。また、D端子
に対応して設けられる電流差動リレー装置41にはそれぞ
れ断路器43A ,43B を流れる電流を検出する変流器40A
,40B の各二次回路電流が導入されると共に、断路器4
3A ,43B の補助接点(図示省略)による各開閉情報が
取り込まれる。さらに、電流差動リレー装置41は、通信
装置42を介して、他の電流差動リレー装置と電流値情報
および断路器の開閉情報を送受信し、他と同様にして全
端子間の事故区間および遮断区間を判別する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した電流作動リレ
ー装置にあっては、断路器の開閉条件により各端子で
は、保護系統の内部か外部かの、いわゆる、事故区間の
判定はできるが、いずれの端子間での事故かを判定し、
適切な遮断をするための、いわゆる、遮断区間の判定が
できないという問題がある。以下、このことを図5を用
いて説明する。
ー装置にあっては、断路器の開閉条件により各端子で
は、保護系統の内部か外部かの、いわゆる、事故区間の
判定はできるが、いずれの端子間での事故かを判定し、
適切な遮断をするための、いわゆる、遮断区間の判定が
できないという問題がある。以下、このことを図5を用
いて説明する。
【0010】図5において、断路器33A は開路状態であ
ると仮定する。この状態で、変流器10および変流器30A
間のf1 点で事故が発生すれば、A端子から事故点f1
に事故電流が流れる。従って、この事故電流に対応する
電流が変流器10の二次回路に流れ、この電流が電流差動
リレー装置11に導入される。また、B端子の変流器20お
よびC端子の変流器30B は、それぞれ断路器33A の開路
により、事故の影響を受けず、通常の二次回路電流を電
流差動リレー装置21および電流差動リレー装置31に導入
する。一方、C端子の変流器30A には断路器33Aの開路
により、C端子からの電流の流れ込みはなく、二次回路
電流も零となる。
ると仮定する。この状態で、変流器10および変流器30A
間のf1 点で事故が発生すれば、A端子から事故点f1
に事故電流が流れる。従って、この事故電流に対応する
電流が変流器10の二次回路に流れ、この電流が電流差動
リレー装置11に導入される。また、B端子の変流器20お
よびC端子の変流器30B は、それぞれ断路器33A の開路
により、事故の影響を受けず、通常の二次回路電流を電
流差動リレー装置21および電流差動リレー装置31に導入
する。一方、C端子の変流器30A には断路器33Aの開路
により、C端子からの電流の流れ込みはなく、二次回路
電流も零となる。
【0011】以上の情報により、電流差動リレー装置1
1,21,31がA端子とC端子との間の事故と判定し、こ
のうち、A端子の電流差動リレー装置11が開路指令を出
力して遮断器15を開路させる。しかし、B端子の電流差
動リレー装置21およびC端子の電流差動リレー装置31は
遮断器の開路指令を出力しないため、遮断器25および遮
断器35はいずれも閉路状態を保持する。なお、変流器20
および変流器30B 間のf2 点で事故が発生した場合で
も、これと同様にして、事故区間および遮断区間の判別
が行われる。
1,21,31がA端子とC端子との間の事故と判定し、こ
のうち、A端子の電流差動リレー装置11が開路指令を出
力して遮断器15を開路させる。しかし、B端子の電流差
動リレー装置21およびC端子の電流差動リレー装置31は
遮断器の開路指令を出力しないため、遮断器25および遮
断器35はいずれも閉路状態を保持する。なお、変流器20
および変流器30B 間のf2 点で事故が発生した場合で
も、これと同様にして、事故区間および遮断区間の判別
が行われる。
【0012】しかし、断路器33A が開路状態であると
き、変流器30A と断路器33A との間のf3 点で事故が発
生したとすると、前述した動作とは異なり、電流差動リ
レー装置が誤動作する。すなわち、f3 点で事故が発生
した場合、A端子からf3 点に流れ込む電流が変流器10
で検出され、その二次回路電流が電流差動リレー装置11
に導入される。C端子の変流器30A もまたこの事故電流
を検出して二次回路電流を電流差動リレー装置31に導入
する。このとき、電流差動リレー装置31は断路器33A が
開路状態にあるという条件とは無関係に、変流器30Aの
二次回路電流を変流器30B の二次回路の増大電流として
処理する。一方、B端子の変流器20は断路器33A が開路
しているという条件から、事故の影響を受けずにいる。
き、変流器30A と断路器33A との間のf3 点で事故が発
生したとすると、前述した動作とは異なり、電流差動リ
レー装置が誤動作する。すなわち、f3 点で事故が発生
した場合、A端子からf3 点に流れ込む電流が変流器10
で検出され、その二次回路電流が電流差動リレー装置11
に導入される。C端子の変流器30A もまたこの事故電流
を検出して二次回路電流を電流差動リレー装置31に導入
する。このとき、電流差動リレー装置31は断路器33A が
開路状態にあるという条件とは無関係に、変流器30Aの
二次回路電流を変流器30B の二次回路の増大電流として
処理する。一方、B端子の変流器20は断路器33A が開路
しているという条件から、事故の影響を受けずにいる。
【0013】以上の情報により、電流差動リレー装置11
は遮断器15に対する開路指令を出力してこの遮断器15を
開路させる。また、断路器33A が開路しているという条
件が成立しているけれどもこの条件とは無関係に、変流
器20と変流器30B をそれぞれ流れる電流値が相違するこ
とから、区間事故と判定され、電流差動リレー装置31も
遮断器35に対する開路指令を出力してこの遮断器35を開
路させてしまう。すなわち、C端子は事故の影響を受け
ることなく、通常通りに電力を供給することが可能であ
るにも拘らず、遮断器35を誤動作させてしまう。
は遮断器15に対する開路指令を出力してこの遮断器15を
開路させる。また、断路器33A が開路しているという条
件が成立しているけれどもこの条件とは無関係に、変流
器20と変流器30B をそれぞれ流れる電流値が相違するこ
とから、区間事故と判定され、電流差動リレー装置31も
遮断器35に対する開路指令を出力してこの遮断器35を開
路させてしまう。すなわち、C端子は事故の影響を受け
ることなく、通常通りに電力を供給することが可能であ
るにも拘らず、遮断器35を誤動作させてしまう。
【0014】このことは、変流器10および断路器13間、
変流器20および断路器23間、変流器30B および断路器33
B 間に事故が発生したときにも同様である。以下、この
事故を盲点事故と呼称する。
変流器20および断路器23間、変流器30B および断路器33
B 間に事故が発生したときにも同様である。以下、この
事故を盲点事故と呼称する。
【0015】しかして、図5に示した従来の保護リレー
装置においては、盲点事故に対して遮断区間の判定が不
能になっており、図6の4端子π形分岐の送電線に対応
する保護リレー装置においてもこれと全く同様な事情に
あった。
装置においては、盲点事故に対して遮断区間の判定が不
能になっており、図6の4端子π形分岐の送電線に対応
する保護リレー装置においてもこれと全く同様な事情に
あった。
【0016】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、各端子の変流器および断路器間で事故が
発生した場合でも、遮断区間を確実に判別することので
きる、保護リレー装置を得ることを目的とする。
されたもので、各端子の変流器および断路器間で事故が
発生した場合でも、遮断区間を確実に判別することので
きる、保護リレー装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、π形分岐端子
を含む多端子送電線の前記π形分岐端子に設けられ、自
端の電流値情報および断路器の開閉情報を取込むと共に
これらの情報を他端に送信し、かつ、他端の電流値情報
および断路器の開閉情報を受信し、自端と他端の各電流
値情報および断路器の開閉情報に基づいて全端子間の事
故区間判別および遮断区間判別をして、この判別結果に
応じて自端の遮断器を開路するディジタル形電流差動保
護リレー装置において、自端の断路器が開路中の送電線
の電流値をゼロとして、自端の断路器が閉路中の送電線
の電流値情報をそのまま送信する送信選択手段と、断路
器が開路中である他端の送電線の電流値をゼロとして電
流値情報を受信する受信処理手段と、を備えたことを特
徴とするものである。
を含む多端子送電線の前記π形分岐端子に設けられ、自
端の電流値情報および断路器の開閉情報を取込むと共に
これらの情報を他端に送信し、かつ、他端の電流値情報
および断路器の開閉情報を受信し、自端と他端の各電流
値情報および断路器の開閉情報に基づいて全端子間の事
故区間判別および遮断区間判別をして、この判別結果に
応じて自端の遮断器を開路するディジタル形電流差動保
護リレー装置において、自端の断路器が開路中の送電線
の電流値をゼロとして、自端の断路器が閉路中の送電線
の電流値情報をそのまま送信する送信選択手段と、断路
器が開路中である他端の送電線の電流値をゼロとして電
流値情報を受信する受信処理手段と、を備えたことを特
徴とするものである。
【0018】
【作用】本発明においては、自端の断路器が開路中の送
電線の電流値をゼロとして、自端の断路器が閉路中の送
電線の電流値情報のみを送信し、自端と他端との間に設
けられた断路器および他端の断路器の少なくとも一方が
開路中である他端の送電線の電流値をゼロとして電流値
情報を受信するようにしたため、π形分岐端子の変流器
および断路器間で発生した事故に対しても遮断区間の判
別が可能になっている。
電線の電流値をゼロとして、自端の断路器が閉路中の送
電線の電流値情報のみを送信し、自端と他端との間に設
けられた断路器および他端の断路器の少なくとも一方が
開路中である他端の送電線の電流値をゼロとして電流値
情報を受信するようにしたため、π形分岐端子の変流器
および断路器間で発生した事故に対しても遮断区間の判
別が可能になっている。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を、適用対象
と併せて示したブロック図である。同図において、図5
と同一の符号を付したものはそれぞれ同一の要素を示
す。ここでは、電流差動リレー装置31の詳細な構成が示
されており、ここに新たな機能が付加されている。
と併せて示したブロック図である。同図において、図5
と同一の符号を付したものはそれぞれ同一の要素を示
す。ここでは、電流差動リレー装置31の詳細な構成が示
されており、ここに新たな機能が付加されている。
【0020】すなわち、電流差動リレー装置31は、入力
変換器1,2、フィルタ3A,3B、A−D変換器4A,4B、
ディジタル演算処理部5、および、光インタフェース6
とを備えている。このうち、入力変換器1の一次側に変
流器30A の二次回路が接続され、この入力変換器1の二
次側がフィルタ3Aを介してA−D変換器4Aの入力端に接
続されている。また、入力変換器2の一次側に変流器30
B の二次回路が接続され、この入力変換器2の二次側が
フィルタ3Bを介してA−D変換器4Bの入力端に接続され
ている。A−D変換器4A,4Bの各出力端はディジタル演
算処理部5および光インタフェース6に接続されてい
る。また、ディジタル演算処理部5には、断路器33A ,
33B の状態を検出する断路器補助接点34A ,34B もそれ
ぞれ接続されている。一方、ディジタル演算処理部5
は、自端の断路器が開路中の送電線の電流値をゼロとし
て、自端の断路器が閉路中の送電線の電流値情報をその
まま送信する送信選択手段51と、開路中である他端の送
電線の電流値をゼロとして電流値情報を受信して自端の
遮断器の開路指令の出力処理をする受信処理手段52とを
備えている。なお、送信選択手段51はπ形分岐端子に対
応して設けられる電流差動リレー装置のみに設けられ、
受信処理手段52は各端子に対応して設けられる電流差動
リレー装置にそれぞれ設けられている。
変換器1,2、フィルタ3A,3B、A−D変換器4A,4B、
ディジタル演算処理部5、および、光インタフェース6
とを備えている。このうち、入力変換器1の一次側に変
流器30A の二次回路が接続され、この入力変換器1の二
次側がフィルタ3Aを介してA−D変換器4Aの入力端に接
続されている。また、入力変換器2の一次側に変流器30
B の二次回路が接続され、この入力変換器2の二次側が
フィルタ3Bを介してA−D変換器4Bの入力端に接続され
ている。A−D変換器4A,4Bの各出力端はディジタル演
算処理部5および光インタフェース6に接続されてい
る。また、ディジタル演算処理部5には、断路器33A ,
33B の状態を検出する断路器補助接点34A ,34B もそれ
ぞれ接続されている。一方、ディジタル演算処理部5
は、自端の断路器が開路中の送電線の電流値をゼロとし
て、自端の断路器が閉路中の送電線の電流値情報をその
まま送信する送信選択手段51と、開路中である他端の送
電線の電流値をゼロとして電流値情報を受信して自端の
遮断器の開路指令の出力処理をする受信処理手段52とを
備えている。なお、送信選択手段51はπ形分岐端子に対
応して設けられる電流差動リレー装置のみに設けられ、
受信処理手段52は各端子に対応して設けられる電流差動
リレー装置にそれぞれ設けられている。
【0021】上記のように構成された本実施例の動作を
以下に説明する。
以下に説明する。
【0022】先ず、π形分岐のC端子における変流器30
A の二次回路電流は、入力変換器1によって処理に好適
な電圧に変換される。この入力変換器1の出力は、フィ
ルタ3Aによって高調波成分が除去された後、A−D変換
器4Aによってディジタル化されてディジタル演算処理部
5および光インタフェース6に加えられる。これと同様
に、変流器30B の二次回路電流は、入力変換器2によっ
て処理に好適な電圧に変換される。この入力変換器2の
出力は、フィルタ3Bによって高調波成分が除去された
後、A−D変換器4Bによってディジタル化されてディジ
タル演算処理部5および光インタフェース6に加えられ
る。
A の二次回路電流は、入力変換器1によって処理に好適
な電圧に変換される。この入力変換器1の出力は、フィ
ルタ3Aによって高調波成分が除去された後、A−D変換
器4Aによってディジタル化されてディジタル演算処理部
5および光インタフェース6に加えられる。これと同様
に、変流器30B の二次回路電流は、入力変換器2によっ
て処理に好適な電圧に変換される。この入力変換器2の
出力は、フィルタ3Bによって高調波成分が除去された
後、A−D変換器4Bによってディジタル化されてディジ
タル演算処理部5および光インタフェース6に加えられ
る。
【0023】また、遮断区間を判別するために、断路器
33A ,33B の開閉に応動する断路器補助接点34A ,34B
の開閉情報もディジタル演算処理部5に取り込まれる。
33A ,33B の開閉に応動する断路器補助接点34A ,34B
の開閉情報もディジタル演算処理部5に取り込まれる。
【0024】ここで、ディジタル演算処理部5は、断路
器の開閉情報と、この断路器が閉路されている線路の電
流値情報を他端の電流差動リレー装置にそれぞれ送信す
ると共に、他端の電流差動リレー装置から同様な情報を
受信する。
器の開閉情報と、この断路器が閉路されている線路の電
流値情報を他端の電流差動リレー装置にそれぞれ送信す
ると共に、他端の電流差動リレー装置から同様な情報を
受信する。
【0025】次に、電流差動リレー装置31は全ての端子
の電流値情報および断路器開閉情報に基いて事故区間と
遮断区間とを判別し、判別結果を他端の電流差動リレー
装置に送信すると共に、同様な判別結果を他端の電流差
動リレー装置から受信する。
の電流値情報および断路器開閉情報に基いて事故区間と
遮断区間とを判別し、判別結果を他端の電流差動リレー
装置に送信すると共に、同様な判別結果を他端の電流差
動リレー装置から受信する。
【0026】ディジタル演算処理部5を構成する送信選
択手段51は、変流器30A および30Bによる2組の電流値
情報のうち、断路器が閉路されている側の電流値情報の
みを他端に送信する。また、受信処理手段52は断路器が
開路中の他端子の電流値情報の電流値をゼロとして受信
する。
択手段51は、変流器30A および30Bによる2組の電流値
情報のうち、断路器が閉路されている側の電流値情報の
みを他端に送信する。また、受信処理手段52は断路器が
開路中の他端子の電流値情報の電流値をゼロとして受信
する。
【0027】図2は送信選択手段51に対応するディジタ
ル演算処理部5の処理手順の一例を示すフローチャート
である。この場合、ステップ(以下、ステップをSと略
記する)10で断路器33A が閉路しているか否かを判別
し、閉路しておれぱS11にて断路器33B が閉路している
か否かを判別する。そして、断路器33B が閉路していな
ければS12で変流器30A の二次回路電流情報のみを送信
する。断路器33B も閉路していた場合にはS13にて断路
器33A ,33B の両方の二次回路電流の加算値情報を送信
する。一方、S10で断路器33A が閉路していないと判定
された場合でも、S11にて断路器33B が閉路しているか
否かを判定する。そして、断路器33B が閉路しておれば
S14で変流器30B の二次回路電流情報のみを送信する。
また、断路器33B も閉路していなければ、S15で電流を
零としてその情報を送信する。
ル演算処理部5の処理手順の一例を示すフローチャート
である。この場合、ステップ(以下、ステップをSと略
記する)10で断路器33A が閉路しているか否かを判別
し、閉路しておれぱS11にて断路器33B が閉路している
か否かを判別する。そして、断路器33B が閉路していな
ければS12で変流器30A の二次回路電流情報のみを送信
する。断路器33B も閉路していた場合にはS13にて断路
器33A ,33B の両方の二次回路電流の加算値情報を送信
する。一方、S10で断路器33A が閉路していないと判定
された場合でも、S11にて断路器33B が閉路しているか
否かを判定する。そして、断路器33B が閉路しておれば
S14で変流器30B の二次回路電流情報のみを送信する。
また、断路器33B も閉路していなければ、S15で電流を
零としてその情報を送信する。
【0028】図3は受信処理手段52に対応するディジタ
ル演算処理部の処理手順の一例で、特に、A端子の電流
差動リレー装置11がC端子の電流値情報を受信した場合
を示す。ここではS20で断路器33A が閉路しているか否
かを判定し、閉路している時には、S21でC端子の電流
情報導入有りとして自端の遮断器の開路指令の出力処理
を実行し、反対に、閉路していない時には、S22でC端
子の電流値情報導入無し(電流値情報の電流値はゼロで
ある)として自端の遮断器の開路指令の出力処理を実行
する。
ル演算処理部の処理手順の一例で、特に、A端子の電流
差動リレー装置11がC端子の電流値情報を受信した場合
を示す。ここではS20で断路器33A が閉路しているか否
かを判定し、閉路している時には、S21でC端子の電流
情報導入有りとして自端の遮断器の開路指令の出力処理
を実行し、反対に、閉路していない時には、S22でC端
子の電流値情報導入無し(電流値情報の電流値はゼロで
ある)として自端の遮断器の開路指令の出力処理を実行
する。
【0029】図4は受信処理手段52に対応するディジタ
ル演算処理部の処理手順の一例で、特に、A端子の電流
差動リレー装置11がB端子の電流値情報を受信した場合
を示す。すなわち、S30で断路器33A が閉路しているか
否かを判定し、閉路している場合にはS31で断路器33B
が閉路しているか否かを判定し、閉路しておればS32に
てB端子の電流値情報導入有りとして処理する。若し、
断路器33A および33Bのいずれか一方が閉路していなか
ったとすると、S33にてB端子からの電流値情報がなか
ったものとして処理する。これは、端子Aから見て、B
端子との間に設けられる断路器33A ,33B のいずれか一
方が開路しておれば、B端子の電流値情報を受信しても
電流値をゼロとして処理することに外ならない。
ル演算処理部の処理手順の一例で、特に、A端子の電流
差動リレー装置11がB端子の電流値情報を受信した場合
を示す。すなわち、S30で断路器33A が閉路しているか
否かを判定し、閉路している場合にはS31で断路器33B
が閉路しているか否かを判定し、閉路しておればS32に
てB端子の電流値情報導入有りとして処理する。若し、
断路器33A および33Bのいずれか一方が閉路していなか
ったとすると、S33にてB端子からの電流値情報がなか
ったものとして処理する。これは、端子Aから見て、B
端子との間に設けられる断路器33A ,33B のいずれか一
方が開路しておれば、B端子の電流値情報を受信しても
電流値をゼロとして処理することに外ならない。
【0030】以上の処理により、例えば、断路器33A が
開路しているという条件で、図5中のf3 点で事故が発
生すると、電流差動リレー装置11はC端子およびB端子
の両方の情報に対して、これらの電流値情報が導入され
なかったものとして自端の遮断器の開路指令の出力処理
を実行するため、従来は盲点事故として判定できなかっ
た事故をも確実に検出することができる。
開路しているという条件で、図5中のf3 点で事故が発
生すると、電流差動リレー装置11はC端子およびB端子
の両方の情報に対して、これらの電流値情報が導入され
なかったものとして自端の遮断器の開路指令の出力処理
を実行するため、従来は盲点事故として判定できなかっ
た事故をも確実に検出することができる。
【0031】なお、上記実施例ではπ形分岐路を一つだ
け含んでいる3端子の送電線に適用したものについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、π
形端子を二つ以上含む多端子送電線にも適用できること
は明らかである。
け含んでいる3端子の送電線に適用したものについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、π
形端子を二つ以上含む多端子送電線にも適用できること
は明らかである。
【0032】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように本発
明によれば、自端の断路器が開路中の送電線の電流値を
ゼロとして、自端の断路器が閉路中の送電線の電流値情
報をそのまま送信し、自端と他端との間に設けられた断
路器および他端の断路器の少な くとも一方が開路中であ
る他端の送電線の電流値をゼロとして電流値情報を受信
するようにしたため、π形分岐端子の変流器および断路
器間で発生した事故に対しても遮断区間の判別が可能と
なる。
明によれば、自端の断路器が開路中の送電線の電流値を
ゼロとして、自端の断路器が閉路中の送電線の電流値情
報をそのまま送信し、自端と他端との間に設けられた断
路器および他端の断路器の少な くとも一方が開路中であ
る他端の送電線の電流値をゼロとして電流値情報を受信
するようにしたため、π形分岐端子の変流器および断路
器間で発生した事故に対しても遮断区間の判別が可能と
なる。
【図1】本発明の一実施例の構成を、適用対象と併せて
示したブロック図。
示したブロック図。
【図2】本発明の一実施例の主要素の処理手順を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図3】本発明の一実施例の主要素の処理手順を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図4】本発明の一実施例の主要素の処理手順を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図5】従来の保護リレー装置の構成を、適用対象と併
せて示したブロック図。
せて示したブロック図。
【図6】従来のもう一つの保護リレー装置の構成を、適
用対象と併せて示したブロック図。
用対象と併せて示したブロック図。
5 ディジタル演算処理部 10 変流器 11 電流差動リレー装置 13 断路器 15 遮断器 20 変流器 21 電流差動リレー装置 23 断路器 25 遮断器 30A 変流器 20B 変流器 31 電流差動リレー装置 33A 断路器 33B 断路器 35 遮断器 51 送信選択手段 52 受信処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 野 和 生 東京都府中市東芝町1 株式会社東芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 昭58−108920(JP,A) 特開 平2−262836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/28 H02H 7/26
Claims (1)
- 【請求項1】π形分岐端子を含む多端子送電線の前記π
形分岐端子に設けられ、自端の電流値情報および断路器
の開閉情報を取込むと共にこれらの情報を他端に送信
し、かつ、他端の電流値情報および断路器の開閉情報を
受信し、自端と他端の各電流値情報および断路器の開閉
情報に基づいて全端子間の事故区間判別および遮断区間
判別をして、この判別結果に応じて自端の遮断器を開路
するディジタル形電流差動保護リレー装置において、 自端の断路器が開路中の送電線の電流値をゼロとして、
自端の断路器が閉路中の送電線の電流値情報をそのまま
送信する送信選択手段と、 断路器が開路中である他端の送電線の電流値をゼロとし
て電流値情報を受信する受信処理手段と、 を備えたことを特徴とするディジタル形電流差動保護リ
レー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03090787A JP3129759B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | ディジタル形電流差動保護リレー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03090787A JP3129759B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | ディジタル形電流差動保護リレー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04322119A JPH04322119A (ja) | 1992-11-12 |
| JP3129759B2 true JP3129759B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=14008312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03090787A Expired - Fee Related JP3129759B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | ディジタル形電流差動保護リレー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129759B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108092241A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-05-29 | 国网浙江省电力公司台州供电公司 | 用于多端t接输电线路的差动保护方法和系统 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP03090787A patent/JP3129759B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04322119A (ja) | 1992-11-12 |
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