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JP3131866B2 - バ−コ−ドの読取方法及び装置 - Google Patents
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JP3131866B2 - バ−コ−ドの読取方法及び装置 - Google Patents

バ−コ−ドの読取方法及び装置

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JP3131866B2
JP3131866B2 JP06315119A JP31511994A JP3131866B2 JP 3131866 B2 JP3131866 B2 JP 3131866B2 JP 06315119 A JP06315119 A JP 06315119A JP 31511994 A JP31511994 A JP 31511994A JP 3131866 B2 JP3131866 B2 JP 3131866B2
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剛 半沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードの読取方法
及びバーコード読取装置に関し、特に、バイナリーコー
ド及びマルチコードを用いるいずれのバーコードにも適
用可能であり、シンボル内にスタートコードもしくはそ
れに匹敵する最初のキャラクタが存在し、その中に隣接
するナローバー(細幅バー)及びナロースペース(細幅
スペース)が存在する場合に有効なバーコードの読取に
おける誤読防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバーコード読取における幅判定技
術には次のようなものがあった。第1の方法は、幅判定
のための基準値を、バーはバー、スペースはスペースご
とにそれぞれ更新しながら太幅、細幅を判定していく方
法である。以下、この方法を図6に示すバーコードを例
にとって説明する。図6には、NW−7規格(CODA
BAR)のバーコードにおけるスタートキャラクタa
と、それに続くキャラクタ1の例が示されている。実際
には、図示の部分以後にも各キャラクタを表すコードが
記載されストップキャラクタに至るが、ここでは、便宜
上これを省略している。NW−7規格では、スタートキ
ャラクタとして、”a”,”b”,”c”,”d”の4
つのキャラクタが定められているが、図6の例では、”
a”を用いている。符号101は走査線の方向を表す。
【0003】まず、シンボルの最初に記載されているコ
ード、ここではキャラクタaがサーチされる。NW−7
規格においてキャラクタaのバー及びスペースの配列は
「0011010」である(0は細幅のバー又はスペー
ス、1は太幅のバー又はスペースを表す)。キャラクタ
aの判定は、例えば以下の手順で行なわれる。
【0004】
【数1】(1)B1<B2・・・基準はB1の細幅であり、B2が
太幅であるか? (2)B2<B3・・・基準はB2の太幅であり、B3が細幅であ
るか? (3)b3=b4 ・・・基準はB3の細幅であり、B4が細幅で
あるか? (4)S1<S2 ・・・基準はS1の細幅であり、S2が太幅で
あるか? (5)S2=S3 ・・・基準はS2の太幅であり、S3が太幅で
あるか?
【0005】上述のように幅判定が行なわれるにしたが
って、基準データは、バーの場合は「B1の細幅」→
「B2の太幅」→「B3の細幅」→「B4の細幅」の順
に更新されていく。幅の判定は、常に直前に判定された
幅を基準値として次の判定が行なわれることとなる。ス
ペースの場合についても同様に「S1の細幅」→「S2
の太幅」→「S3の細幅」→「S4の細幅」の順に更新
されていく。すなわち、幅判定は、バーはバー同士、ス
ペースはスペース同士の比較で行なわれ、これ以降の幅
判定も同様に行なわれる。
【0006】NW−7規格において、バーコードの幅比
率は、1:2.0〜1:3.0の範囲と定められており、通常は1:
2.0、1:2.5、1:3.0の比率のいずれかが用いられてい
る。ここで具体的な幅判定は、以下のような基準で行な
われる。
【0007】
【数2】(a)同幅判定 ・・・比較値は基準値の-α1〜+α2
[%]以内か? (b)細−太判定・・・比較値は細幅基準値・xの-α3〜+α4
[%]以内か? (c)太−細判定・・・比較値は太幅基準値・1/xの-α5〜
+α6[%]以内か?
【0008】<比率が1:2.0の場合>-α1=-α3=-α5
=-20[%]、+α2=+α4=+α6=+50[%]と設定し、0.8
≦細幅<1.5、1.6≦太幅<3.0(いずれも細幅を1とし
た場合の相対値)と判定する。 <比率が1:2.5又は1:3.0である場合>-α1=−α3=-α
5=-37.5[%]、+α2=+α4=+α6=+50[%]と設定す
る。ここで、比率1:2.5の場合は、0.625≦細幅≦1.5、
1.56≦太幅≦3.75(いずれも細幅を1とした場合の相対
値)と判定し、一方、比率1:3.0の場合は、0.625≦細幅
≦1.5、1.875≦太幅≦4.5(いずれも細幅を1とした場
合の相対値)と判定する。
【0009】従来の第2の方法としては、幅判定のため
の基準値を、バーはバー、スペースはスペースごとに細
幅基準値を作成し、この基準値との比較により太幅、細
幅を判定していく方法が挙げられる。すなわち、先の例
で示せばNW−7規格のキャラクタaの最初のバーB1
及び最初のスペースS1は、いずれも細幅であるため、
B1及びS1の幅をそれぞれ細幅基準値とし、各幅の判
定を以下のように行う。この場合、基準値の更新は行わ
ない。
【0010】
【数3】 0.5×細幅基準値≦比較幅≦1.5×細幅基準値・・・細幅 1.5×細幅基準値<比較幅≦4.5×細幅基準値・・・太幅
【0011】上記2つの方法は、いずれも読取った1本
のバー又はスペースの幅を基準として比較、判定を行な
う点に特徴がある。これに対して、複数のバー及びスペ
ースの幅の平均値を利用して、幅判定を行なう技術が特
開平5−165997号公報に開示されている。この技
術においては、1キャラクタ分の幅を算出し、そこから
バー及びスペース1本分の平均値を算出する。そして算
出された平均値と各バー及びスペースの大小比較を行な
って太幅、細幅に振分け、それぞれの本数で割って1本
分の幅を算出し、細幅対太幅の比率計算を行なうもので
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、バー
コードの印刷精度が低いと、誤読や読取不能等の事態が
発生することが知られている。上述のいずれの技術にあ
っても、バー及びスペースにボイドやスポット等の局部
的な変形がある場合もその影響を受けやすい。その理由
としては以下のような原因が挙げられる。第1に、上述
の2つの一般的技術にあっては、1本のバー及び又は1
本のスペースを基準値とするため、そこにボイドやスポ
ットがあると、幅自体を読み違えてそれを基準としてし
まう。これにより、誤った値を基準に細太の判定を行な
うことになってしまい、誤読を生じるものである。
【0013】第2に、上述の多数のバー及びスペースの
幅の平均値を利用して、幅判定を行なう技術(特開平5
−165997号)にあっては、細幅の多いキャラクタ
と、太幅の多いキャラクタとの間で、基準となる平均値
が異なる。前者の場合、細幅のバー及びスペースの本数
が多い程、その平均値は細幅の値に近付く。従って、平
均値と実際の細幅の値との差が小さくなり、細幅を太幅
と誤読することが多くなる。逆に後者の場合、太幅のバ
ー及びスペースの本数が多い程その平均値は太幅の値に
近付き、太幅を細幅と誤読することが多くなる。
【0014】上述の関係を、図1に示すバーコードを例
にとって説明する。図1のバーコードは、既に説明した
図6に示すバーコードと同一のものであるが、キャラク
タa及び1の内部に、それぞれボイドが1箇所ずつ存在
する点が異なる。キャラクタaを表すバーのうち第1本
目のバーB1の辺縁部にボイドV1が、キャラクタ1を
表すバーのうち第2本目のバーB7の辺縁部にボイドV
2が、それぞれ存在している。細幅と太幅の比率は、1:
2.0である。下記表1は、従来の幅判定技術で図1に示
すバーコードを読取ったときの結果を表すものである。
表上部には表示キャラクタ、バー及びスペースの番号
と、本来の幅値が記載されている。表下部第1段目に
は、ボイドにより変形を受けた実際の幅値が記載されて
いる。
【0015】
【表1】
【0016】表1において、「従来技術(I)」として
記載されているのは、幅判定のための基準値を、バーは
バー、スペースはスペースごとに更新しながら判定して
いく方法によって読取を行なった結果である。表中”
0”と記載されているのは細幅と判定された場合、”
1”と記載されているのは太幅と判定された場合をそれ
ぞれ表す。また、読取が正しく行なわれた部分は空欄と
している。スタートコードaにおいて、B1は細幅、B
2は太幅であるので、B1を基準にB2を判定する。し
かしB2の幅はB1の幅の3倍以上であるため、1.6≦
太幅<3.0(細幅を1とした場合の相対値)の条件を満
たさず、B2は太過ぎるため判定不能となる。B2判定
不能のため以降の判定は行なえないが、因みにB6を基
準にB7を判定した場合も、細過ぎて判定不能となる。
逆にスペースにおける幅判定にあっては、スタートコー
ドaにおいてS1は細幅、S2は太幅であるので、S1
を基準にS2を判定する。しかしS2はS1の1.5倍以
下であるため、0.8≦細幅<1.5、(細幅を1とした場合
の相対値)に適合してしまい、S2は細幅と判定されて
しまう。同様にS6を基準にS7を判定した際には、S
7はS6の1.5倍に満たず、S7は細幅と判定されてし
まう。
【0017】表1において「従来技術(II)」として記
載されているのは、幅判定のための基準値を、バーは最
初の細幅バーを、スペースは最初の細幅スペースを基準
として更新せずに判定していく方法によって読取を行な
った結果である。スタートコードaにおいてB1は細
幅、S2は細幅であるので、これらを細幅基準値として
以降の判定を行なう。バーB3の判定において、前述の
0.5×細幅基準値≦比較幅≦1.5×細幅基準値の式で、0.
5×12≦20≦1.5×12となり、式が成立せず、逆に1.5×
細幅基準値<比較幅≦4.5×細幅基準値の式で、1.5×12
<20≦4.5×12となってこれに適合してしまい、太幅と
判定されてしまう。B3,B4,B5,B6も同様であ
る。また、スペースS2の判定において、0.5×(細幅
基準値)≦比較幅≦1.5×(細幅基準値)の式で、0.5×
28≦40≦1.5×28となってこれに適合してしまい、細幅
と判定されてしまう。S3,S4,S7も同様である。
【0018】表1において「従来技術(III)」として
記載されているのは、多数のバー及びスペースの幅の平
均値を利用して、幅判定を行なう技術(特開平5−16
5997号)を用いて読取を行なった結果である。スタ
ートコードaのキャラクタ幅(B1〜B4の合計)は20
0であり、1本あたりの平均値は200/7=28.6となり、細
幅<28.6<太幅で判定すると、キャラクタaは正常に判
定できる。しかしキャラクタ1では、1本あたりの平均
値が180/7=25.7となり、細幅<25.7<太幅で判定する
と、S6で判定ミスを起こす。
【0019】以上のように従来の技術では、バー及びス
ペースにボイドやスポット等の局部的な変形がある場合
に、その影響を受けやすい問題があった。そこで本発明
の課題は、上記問題点を解消し、誤読の起きにくいバー
コードの読取方法及びバーコード読取装置を提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する第1の
方法は、シンボル内に、隣接するナローバー及びナロー
スペースを有するバーコードの読取方法である。ここで
ナローバー及びナロースペースとは、バイナリーレベル
コードを用いる場合の細幅のバー及びスペースのみなら
ず、マルチレベルコードを用いる場合の1モジュール幅
のバー及びスペースをも意味するものとする。バーコー
ドの読取に際しては、まず前記隣接するナローバー及び
ナロースペースの各々の走査方向の幅を検出し、検出し
た各々の幅の平均値を導出する。そして前記導出した平
均値を判定基準値として当該シンボル内の各バー及びス
ペースの太さを判定することを特徴とする。
【0021】また、本発明が提供する第2の方法は、シ
ンボル内に、隣接するナローバー及びナロースペースを
有するバーコードの読取方法であって、シンボル内のバ
ー及びスペースのうち、隣接するバー及びスペースの幅
の和が最も小さい値となる当該バー及びスペースの幅の
和に2分の1を乗じた値を判定基準値としてシンボル内
の各バー及びスペースの太さを判定することを特徴とす
る。ここで、隣接するバー及びスペースの幅の和が最も
小さい値となるものが、同一値で2以上あるときは、そ
のいずれを基準としても構わない。
【0022】さらに、本発明が提供する第3の方法は、
複数の参照キャラクタが予め定められているバーコード
であって、前記複数の参照キャラクタのいずれにも、各
々隣接するナローバー及びナロースペースの組が存在す
る場合のバーコードの読取方法である。ここで、複数の
参照キャラクタが予め定められているとは、例えばNW
−7コードにおいて、各キャラクタのうち”a”,”
b”,”c”,”d”がスタート及びストップコードを
表すことが定められている場合に、これを比較対象とし
て参照するような場合をいう。NW−7においては、前
記”a”〜”d”のいずれのコードも、ナローバー及び
ナロースペースが隣接して存在する部分を有する。この
方法では、まず、いずれかの参照キャラクタに存する隣
接ナローバー及びナロースペースの組のパターンを第1
判定基準とし、最初に読取ったキャラクタ内のバー及び
スペースの組のうち、バー及びスペースの走査方向の幅
の和が最も小さい値となる組のパターンを検出し、検出
した組のパターンを前記第1判定基準と比較する。比較
の結果、両者が合致しないときには、他の参照キャラク
タにおけるナローバー及びナロースペースのパターンを
第2判定基準として前記最初に読取ったキャラクタのバ
ー及びスペースのパターンと比較し、合致をみるまでこ
れを繰返す。そして、合致したキャラクタのバー及びス
ペースの走査方向の幅の和に2分の1を乗じた値を判定
基準値としてシンボル内のバー及びスペースの太さ判定
を行なう。
【0023】また、本発明が提供するバーコード読取装
置は、バーコード入力手段と、入力したバーコードを解
読する解読手段とを有し、該解読手段は、入力したバー
コードのうち隣接して存在するナローバー及びナロース
ペースの走査方向の幅を検出する幅検出部と、検出され
た各幅の平均値を導出する演算部と、前記導出された平
均値を判定基準値として各バー及びスペースの太さを判
定する判定部とを含んで成ることを特徴とする。
【0024】
【作用】第1の方法では、シンボル内で隣接するナロー
バー及びナロースペースの各々の走査方向の幅を検出
し、検出した各々の幅の平均値を導出することにより、
前記2本のバー及びスペース内部に存在するボイド及び
スポット等の影響を排除し、またそれらの辺縁部に存在
する局部的変形等の影響を著しく軽減する。そして前記
導出した平均値を判定基準値としてシンボル内の各バー
及びスペースの太さを判定する。これにより誤読などが
発生しにくくなる。
【0025】第2の方法では、隣接する細幅のバー及び
スペースの幅値を導出するに際して、キャラクタ内の各
隣接するバー及びスペースの幅の和が最も小さくなる組
合せを、仮想的に隣接する細幅として取扱う。
【0026】第3の方法では、上記仮想的に細幅として
取扱ったバー及びスペースの組の位置と、スタートコー
ドとして定められているキャラクタ内の隣接する細幅の
組の位置とでパターンマッチングを行なうことにより、
スタートキャラクタの確認を行なうことができると同時
に、読取った隣接するバー及びスペースが実際に細幅で
あることの確認がなされる。
【0027】また、本発明のバーコード読取装置では、
解読手段内に存する幅検出部で入力したバーコードのう
ち隣接して存在するナローバー及びナロースペースの走
査方向の幅を検出し、演算部において前記検出された各
幅の平均値を導出し、得られた平均値を判定基準値とし
て判定部が各バー及びスペースの太さの判定を行なう。
【0028】
【実施例】 (第1実施例)以下、本発明の第1実施例を図1及至3
及び表2を参照して説明する。図1は、この実施例にお
いて読取対象となるバーコードの一部を表すものであ
り、本発明のバーコード読取方法における幅判定のため
の基準幅nを説明する図である。既に説明したように、
図1は、NW−7規格のバーコードにおいて、スタート
キャラクタとして”a”を用い、続くキャラクタとし
て”1”が記載されたものである。図中B1〜B9及び
S1〜S8は、それぞれバー及びスペースの識別番号で
あり、V1及びV2は、それぞれバーB1及びB7上の
走査線が通過する位置にできたボイドである。
【0029】
【表2】
【0030】上記表2上部に示すように、各バーの本来
の幅値は、細幅であるバー(B1,S1,B3,B4,
B5,S5,B6,S6,B7)にあっては「20」で
あり、太幅であるバー(B2,S2,S3,S4,S
7,B8)にあっては「40」である。これに対し、実
際に測定される幅値はボイドV1及びV2の影響を受け
て変形し、表2下部に示す値となっている。走査線上に
おけるボイドV1の幅値が「8」であり、その影響を受
けてバーB1の幅値は「12」に、スペースS1の幅値
は「28」に変形している。また、ボイドV2の幅値は
「9」であるため、その影響を受けてスペースS6の幅
値は「29」に、バーB7の幅値は「11」に変形して
いる。
【0031】図2は、本発明の一実施例に係るバーコー
ド読取装置の概要構成図である。このバーコード読取装
置は、バーコードを入力するバーコード入力部10と、
入力したバーコードを解読する解読部1と、解読した情
報を符号化して出力する符号化装置15とを有してい
る。入力部10は、バーコードシンボル20面上を光学
的に走査する走査部11と、反射光を受光してビデオ増
幅する受光部12と、増幅されたアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換部13と、ディジタル信
号を解析してパルスデータ列を出力するディジタル信号
解析部14から成り、解読部1は、入力したバーコード
のうち隣接して存在するナローバー及びナロースペース
の走査方向の幅を検出する幅検出部2と、検出された各
幅の平均値を導出する演算部3と、前記導出された平均
値を判定基準値として各バー及びスペースの太さを判定
する判定部4とから成る。
【0032】解読部1の上記機能は、具体的には中央演
算処理装置(CPU)と所要プログラム及びデータによ
って実現される。図3は、上記構成のバーコード読取装
置において、バーコード読取を行う場合の解読部1の処
理手順図である。以下、図3に従って、この処理手順を
説明する。
【0033】解読部1内の幅検出部2は、ディジタル信
号解析部14から送られてくるパルスデータ列に基づ
き、各パルス幅を計測し、その中から隣接する細幅の和
を検出する(S100)。細幅の和の検出方法には種々
の方法が考えられるが、本実施例においては次の手順を
とる。すなわち、計測された各パルス幅をもとに、隣接
するバー及びスペースの各合計幅を計算し(S10
1)、それらの中から最小値をとるバー及びスペースの
組合せを隣接する細幅として取扱う(S102)。図1
に示すバーコードにおいては、キャラクタa中、B1+
S1の合計が幅値「40」となり、隣接するバー及びス
ペースとして最小幅となる。因みに、キャラクタ1をも
含めた中での最小幅としては、他にB5+S5、S5+
B6、S6+B7が幅値「40」で、いずれも最小幅と
される。抽出された最小幅の合計から、1本あたりの細
幅の平均値nを求める(S300)。ここでは、nの幅
値は「20」である。
【0034】次に、平均値nを基準値として各バー及び
スペースの太さの判定を行なう(S400)。本実施例
では、読取対象のバーコードはNW−7規格のバーコー
ドであるため、太さの判定は、細幅であるか太幅である
かの振分けである。基準値(平均値)nの0.5倍以上1.5
倍以下の範囲を細幅とし(S401、S402)、1.5
倍を越え4.5倍以下の範囲を太幅と判定する(S40
3、S404)。各判定の結果は、符号化装置15内の
コーダ・デコーダ回路により符号化され(S500)、
出力される。
【0035】(第2実施例)次に、スタートコード内で
隣接する細幅のバー及びスペースの組の位置についてパ
ターンマッチングを行なう場合の実施例について、図4
及び図5をも参照して説明する。
【0036】図4は、この実施例において読取対象とな
るバーコードの一部を表す図であり、NW−7規格のス
タートコードbが用いられている場合の例を示してい
る。バーB3の走査線上にはボイドV3がある。その他
の点は第1実施例に示したバーコード(図1参照)と同
一のものである。図5は、この実施例によるバーコード
読取手順図である。この実施例における幅判定手順は、
隣接する細幅の組の位置照合手順(S200)が加わる
ほかは、図3に示した手順と同様となる。
【0037】すなわち、この実施例においては、隣接す
る細幅のバー及びスペースの幅検出後(S100〜10
2)、当該細幅のバー及びスペースの組のパターンと、
予めスタートコード及びストップコードに用いることが
定められている複数の参照キャラクタにおける隣接する
細幅のバー及びスペースのパターンとの照合を行なう
(S200)。まず、シンボル内に記載された最初のキ
ャラクタから、隣接するバー及びスペースの幅の合計が
最小となるバー及びスペースの組の位置と幅値を検出す
る(S100)。この実施例において、シンボルにはス
タートコードbが用いられているので、細幅が隣接する
バー及びスペースの和が最小となるのはB3+S3の位
置となる。次にスタートキャラクタとして用いることが
できる”a”,”b”,”c”,”d”の各コードにお
いて細幅のバー及びスペースが隣接する箇所と、前記検
出した位置B3+S3との照合を順次行なう(S201
〜S204)。まず、スタートキャラクタaは、コード
「0011010」(0は細幅、1は太幅を表す)であ
るため、細幅が隣接して存在するのは先頭のバー及びス
ペース;B1+S1である。従って照合の結果は”N
o”であり(S201)、スタートキャラクタbとの照
合に移行する。スタートキャラクタbは、コード「01
01001」であるため、細幅が隣接して存在するのは
B3+S3である。従って照合の結果は”Yes”であ
り(S202)、平均値の算出(S300)及び太さの
判定(S401)に移行する。
【0038】なお、図5には示さないが、判定された太
さに基いて読取ったコードと、スタートキャラクタのコ
ードとの再照合を行なっても良い。また、NW−7規格
のバーコードにおいて、スタートキャラクタ”a”,”
c”,”d”は、いずれも先頭のバー及びスペースB2
+S1が細幅であるため、実際にはS203及びS20
4のステップは、いずれもS201のステップと同一内
容の手順である。ここでは模式的に全スタートキャラク
タとの照合手順を示した。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバーコード読取方法では、隣接する細幅のバー及びス
ペースの各幅の平均値が幅判定の基準値となるため、当
該細幅の基準バー及びスペース内部にボイド及びスポッ
トがあっても、それらの影響を受けずにバーコードを読
取ることができるため、誤読が防止される効果がある。
【0040】また、本発明のバーコード読取装置では、
解読手段内に存する幅検出部で入力したバーコードのう
ち隣接して存在するナローバー及びナロースペースの走
査方向の幅を検出し、検出した各幅の平均値を導出し
て、これを判定基準値として各バー及びスペースの太さ
の判定を行なう構成なので、バー及びスペース内部にボ
イド及びスポットがあっても、それらの影響を受けずに
バーコードを読取ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバーコード読取方法における、読取対
象バーコードの一部を表す図で、幅判定基準値である細
幅の平均値を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例に係るバーコード読取装置の
概要構成図である。
【図3】上記バーコード読取装置によるバーコード読取
手順の特徴を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例に係るバーコード読取方法
を説明するための読取対象バーコードを表す図である。
【図5】図4に示すバーコードの読取手順の特徴を示す
フローチャートである。
【図6】従来のバーコード読取方法における読取対象バ
ーコードを表す図である。
【符号の説明】
n 細幅の平均値 B1〜B9 バー S1〜S8 スペース V1〜V3 ボイド 1 解読部 2 幅検出部 3 演算部 4 判定部 10 バーコード入力部 11 走査部 12 受光部 13 A/D変換部 14 ディジタル信号解析部 15 符号化装置 20 バーコードシンボル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボル内にナローバー及びナロースペ
    ースが隣接して存在するバーコードの読取方法であっ
    て、前記隣接するナローバー及びナロースペースの各々
    の走査方向の幅を検出し、検出した各々の幅の平均値を
    導出し、導出した平均値を判定基準値として当該シンボ
    ル内の各バー及びスペースの太さを判定することを特徴
    とするバーコードの読取方法。
  2. 【請求項2】 シンボル内にナローバー及びナロースペ
    ースが隣接して存在するバーコードの読取方法であっ
    て、シンボル内のバー及びスペースのうち、隣接するバ
    ー及びスペースの幅の和が最も小さい値となる当該バー
    及びスペースの幅の和に2分の1を乗じた値を判定基準
    値としてシンボル内の各バー及びスペースの太さを判定
    することを特徴とするバーコードの読取方法。
  3. 【請求項3】 各々隣接するナローバー及びナロースペ
    ースの組が存する複数の参照キャラクタが予め定められ
    ているバーコードの読取方法であって、 いずれかの参照キャラクタに存する隣接ナローバー及び
    ナロースペースの組のパターンを第1判定基準とし、最
    初に読取ったキャラクタ内のバー及びスペースの組のう
    ち、バー及びスペースの走査方向の幅の和が最も小さい
    値となる組のパターンを検出し、検出した組のパターン
    を前記第1判定基準と比較して、両者が合致しないとき
    には、他の参照キャラクタにおけるナローバー及びナロ
    ースペースのパターンを第2判定基準として前記最初に
    読取ったキャラクタのバー及びスペースのパターンと比
    較し、合致したキャラクタのバー及びスペースの走査方
    向の幅の和に2分の1を乗じた値を判定基準値としてシ
    ンボル内のバー及びスペースの太さを判定することを特
    徴とするバーコードの読取方法。
  4. 【請求項4】 バーコード入力手段と、入力したバーコ
    ードを解読する解読手段とを有し、該解読手段は、入力
    したバーコードのうち隣接して存在するナローバー及び
    ナロースペースの走査方向の幅を検出する幅検出部と、
    検出された各幅の平均値を導出する演算部と、前記導出
    された平均値を判定基準値として各バー及びスペースの
    太さを判定する判定部とを含んで成ることを特徴とする
    バーコード読取装置。
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