JP3132276B2 - 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 - Google Patents
四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置Info
- Publication number
- JP3132276B2 JP3132276B2 JP05333460A JP33346093A JP3132276B2 JP 3132276 B2 JP3132276 B2 JP 3132276B2 JP 05333460 A JP05333460 A JP 05333460A JP 33346093 A JP33346093 A JP 33346093A JP 3132276 B2 JP3132276 B2 JP 3132276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- clutch
- control
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後輪への駆動力配分
比を制御可能なトランスファに対して、安定した油圧制
御を行うことが可能な四輪駆動車のトランスファ油圧制
御装置に関する。
比を制御可能なトランスファに対して、安定した油圧制
御を行うことが可能な四輪駆動車のトランスファ油圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動車のトランスファに搭載されて
いる油圧供給装置の油圧源として、トランスミッション
のアウトプットシャフト(入力軸)と連結して回転駆動
する正逆回転形のメインポンプと、電動モータと連結し
て回転駆動するサブポンプとを並列に接続してなるツイ
ンオイルポンプが知られている。
いる油圧供給装置の油圧源として、トランスミッション
のアウトプットシャフト(入力軸)と連結して回転駆動
する正逆回転形のメインポンプと、電動モータと連結し
て回転駆動するサブポンプとを並列に接続してなるツイ
ンオイルポンプが知られている。
【0003】そして、車両が高速状態で走行する場合に
は、アウトプットシャフトから充分な回転力が得られる
のでメインポンプで昇圧された作動油が、トランスファ
内に配設された可変トルククラッチに所定のクラッチ圧
で供給され、回転駆動源の駆動力が所定の配分比で前、
後輪に配分伝達されるようになっている。また、車両が
低速状態で走行する場合には、アウトプットシャフトか
ら充分な回転力が得られないので、電動モータを駆動さ
せてサブポンプから昇圧された作動油が所定のクラッチ
圧で供給されるようになっている。
は、アウトプットシャフトから充分な回転力が得られる
のでメインポンプで昇圧された作動油が、トランスファ
内に配設された可変トルククラッチに所定のクラッチ圧
で供給され、回転駆動源の駆動力が所定の配分比で前、
後輪に配分伝達されるようになっている。また、車両が
低速状態で走行する場合には、アウトプットシャフトか
ら充分な回転力が得られないので、電動モータを駆動さ
せてサブポンプから昇圧された作動油が所定のクラッチ
圧で供給されるようになっている。
【0004】ところで、油圧供給装置には、運転者の2
輪駆動−4輪駆動選択に応じて2WDモード(可変トル
ククラッチ側へのクラッチ圧の供給停止)、4WDモー
ド(可変トルククラッチ側へクラッチ圧の供給)に切り
替わる切替弁が配設されている。すなわち、通常の切替
弁は、ツインポンプで昇圧された後に油圧供給装置内部
で調圧された油圧が第1及び第2の制御圧として供給さ
れ、且つ第1の制御圧と同方向に付勢力を作用するリタ
ーンスプリングが配設された構造とされており、第1の
制御圧のみが供給される場合には、2WDモードとされ
て可変トルククラッチへのクラッチ圧の供給が停止さ
れ、一方、第1及び第2の制御圧が共に供給される場
合、あるいは共に供給されない場合には、リターンスプ
リングの付勢力により4WDモードとされて可変トルク
クラッチへクラッチ圧が供給されるようになっている。
輪駆動−4輪駆動選択に応じて2WDモード(可変トル
ククラッチ側へのクラッチ圧の供給停止)、4WDモー
ド(可変トルククラッチ側へクラッチ圧の供給)に切り
替わる切替弁が配設されている。すなわち、通常の切替
弁は、ツインポンプで昇圧された後に油圧供給装置内部
で調圧された油圧が第1及び第2の制御圧として供給さ
れ、且つ第1の制御圧と同方向に付勢力を作用するリタ
ーンスプリングが配設された構造とされており、第1の
制御圧のみが供給される場合には、2WDモードとされ
て可変トルククラッチへのクラッチ圧の供給が停止さ
れ、一方、第1及び第2の制御圧が共に供給される場
合、あるいは共に供給されない場合には、リターンスプ
リングの付勢力により4WDモードとされて可変トルク
クラッチへクラッチ圧が供給されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、運転者の2輪駆動選択によって2WDモード
に切り替わるべき切替弁が、ツインポンプの昇圧不足、
例えばサブポンプが駆動せず、アウトプットシャフトの
回転力が充分に得られずメインポンプの昇圧不足によ
り、第2の制御圧が供給されない状態で第1の制御圧が
低下すると、リターンスプリングの付勢力によって4W
Dモード状態のままの切替弁となって可変トルククラッ
チ側に作動油が流入していく。これにより、運転者が2
輪駆動選択を行っていても、切替弁から可変トルククラ
ッチへの作動油の流入量が増大していき、可変トルクク
ラッチが締結状態となって車両のタイトコーナでの走行
性が良好とならず、2輪駆動を選択した運転者に違和感
を与えてしまうことがある。
装置では、運転者の2輪駆動選択によって2WDモード
に切り替わるべき切替弁が、ツインポンプの昇圧不足、
例えばサブポンプが駆動せず、アウトプットシャフトの
回転力が充分に得られずメインポンプの昇圧不足によ
り、第2の制御圧が供給されない状態で第1の制御圧が
低下すると、リターンスプリングの付勢力によって4W
Dモード状態のままの切替弁となって可変トルククラッ
チ側に作動油が流入していく。これにより、運転者が2
輪駆動選択を行っていても、切替弁から可変トルククラ
ッチへの作動油の流入量が増大していき、可変トルクク
ラッチが締結状態となって車両のタイトコーナでの走行
性が良好とならず、2輪駆動を選択した運転者に違和感
を与えてしまうことがある。
【0006】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
課題に着目してなされたものであり、高精度のトランス
ファの油圧制御を行うことが可能な四輪駆動車のトラン
スファ油圧制御装置を提供することを目的とする。
課題に着目してなされたものであり、高精度のトランス
ファの油圧制御を行うことが可能な四輪駆動車のトラン
スファ油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1記載の四輪駆動車のトランスフ
ァ油圧制御装置は、正逆回転するアウトプットシャフト
を駆動源としてオイルタンクから吸入した作動油を昇圧
吐出する正逆回転形のメインポンプと、当該メインポン
プと並列接続され、電動モータを駆動源として前記オイ
ルタンクから吸入した作動油を昇圧吐出する正回転形の
サブポンプとを油圧源とし、この油圧源からの作動油を
トランスファ内に装着された可変トルククラッチに所定
のクラッチ圧で供給し、当該可変クラッチが所定の状態
とされて回転駆動源の駆動力を所定の配分比で前、後輪
に配分伝達するように制御するクラッチ制御手段と、前
記油圧源で昇圧された作動油を、所定の締結状態となる
可変トルククラッチのクラッチ圧に調整するクラッチ圧
力調整弁と、このクラッチ圧力調整弁に対してクラッチ
圧調整制御を行う電磁制御弁と、前記クラッチ圧力調整
弁及び前記可変トルククラッチの間の油路に配置され、
可変トルククラッチへのクラッチ圧の供給・停止制御を
行い、4WDモード或いは2WDモードを選択的に切替
可能な切替弁とを備え、前記切替弁は、前記クラッチ圧
の供給・停止を切り替える弁体と、該弁体を付勢するス
プリングとを有し、前記弁体の一方には前記油圧源で昇
圧されて所定の圧力に調圧された第1の制御圧が供給さ
れて第1の押圧力が作用し、他方には前記油圧源で昇圧
されて所定の圧力に調圧された第2の制御圧が供給され
て作用する押圧力とスプリングの付勢力との総和により
第2の押圧力が作用し、前記第1の押圧力より前記第2
の押圧力の方が大きくなる場合には、4WDモードに切
替選択されて前記クラッチ圧力調整弁から出力された前
記クラッチ圧を前記可変トルククラッチへ吐出し、前記
第2の制御圧の供給が停止して前記第1の押圧力より前
記第2の押圧力の方が小さくなる場合には、2WDモー
ドに切替選択されて前記クラッチ圧力調整弁から出力さ
れたクラッチ圧の前記可変トルククラッチへの吐出を停
止する四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置におい
て、車両の現在の車速を検出する車速検出手段と、この
車速検出手段の検出値に基づいて、車両が、前記メイン
ポンプで前記切替弁が2WDモードを維持可能な前記第
1の制御圧を確保できる所定の車速に達しているか否か
を判定する車速判定手段と、この車速判定手段に基づい
て、2WDモード選択時に、現在の車速が前記所定の車
速に達していない場合には前記クラッチ圧力調整弁が最
小のクラッチ圧を吐出するように前記電磁制御弁を制御
する圧力調整弁制御手段とを備えた装置である。
に、この発明の請求項1記載の四輪駆動車のトランスフ
ァ油圧制御装置は、正逆回転するアウトプットシャフト
を駆動源としてオイルタンクから吸入した作動油を昇圧
吐出する正逆回転形のメインポンプと、当該メインポン
プと並列接続され、電動モータを駆動源として前記オイ
ルタンクから吸入した作動油を昇圧吐出する正回転形の
サブポンプとを油圧源とし、この油圧源からの作動油を
トランスファ内に装着された可変トルククラッチに所定
のクラッチ圧で供給し、当該可変クラッチが所定の状態
とされて回転駆動源の駆動力を所定の配分比で前、後輪
に配分伝達するように制御するクラッチ制御手段と、前
記油圧源で昇圧された作動油を、所定の締結状態となる
可変トルククラッチのクラッチ圧に調整するクラッチ圧
力調整弁と、このクラッチ圧力調整弁に対してクラッチ
圧調整制御を行う電磁制御弁と、前記クラッチ圧力調整
弁及び前記可変トルククラッチの間の油路に配置され、
可変トルククラッチへのクラッチ圧の供給・停止制御を
行い、4WDモード或いは2WDモードを選択的に切替
可能な切替弁とを備え、前記切替弁は、前記クラッチ圧
の供給・停止を切り替える弁体と、該弁体を付勢するス
プリングとを有し、前記弁体の一方には前記油圧源で昇
圧されて所定の圧力に調圧された第1の制御圧が供給さ
れて第1の押圧力が作用し、他方には前記油圧源で昇圧
されて所定の圧力に調圧された第2の制御圧が供給され
て作用する押圧力とスプリングの付勢力との総和により
第2の押圧力が作用し、前記第1の押圧力より前記第2
の押圧力の方が大きくなる場合には、4WDモードに切
替選択されて前記クラッチ圧力調整弁から出力された前
記クラッチ圧を前記可変トルククラッチへ吐出し、前記
第2の制御圧の供給が停止して前記第1の押圧力より前
記第2の押圧力の方が小さくなる場合には、2WDモー
ドに切替選択されて前記クラッチ圧力調整弁から出力さ
れたクラッチ圧の前記可変トルククラッチへの吐出を停
止する四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置におい
て、車両の現在の車速を検出する車速検出手段と、この
車速検出手段の検出値に基づいて、車両が、前記メイン
ポンプで前記切替弁が2WDモードを維持可能な前記第
1の制御圧を確保できる所定の車速に達しているか否か
を判定する車速判定手段と、この車速判定手段に基づい
て、2WDモード選択時に、現在の車速が前記所定の車
速に達していない場合には前記クラッチ圧力調整弁が最
小のクラッチ圧を吐出するように前記電磁制御弁を制御
する圧力調整弁制御手段とを備えた装置である。
【0008】また、請求項2記載の四輪駆動車のトラン
スファ油圧制御装置は、請求項1記載の装置において、
前記圧力調整弁制御手段は、2WDモード選択時に、現
在の車速が前記所定の車速に達している場合には、クラ
ッチ圧力調整弁が最大のクラッチ圧を吐出するように前
記電磁制御弁を制御することを特徴とする装置である。
スファ油圧制御装置は、請求項1記載の装置において、
前記圧力調整弁制御手段は、2WDモード選択時に、現
在の車速が前記所定の車速に達している場合には、クラ
ッチ圧力調整弁が最大のクラッチ圧を吐出するように前
記電磁制御弁を制御することを特徴とする装置である。
【0009】
【作用】この発明の請求項1記載の四輪駆動車のトラン
スファ油圧制御装置によれば、車速判定手段は、車速検
出手段で検出した値からメインポンプで切替弁が2WD
モードを維持可能な第1の制御圧を確保できる所定の車
速に達しているか否かを判断する。そして、圧力調整弁
制御手段は、現在の車速が所定の車速に達していない場
合には前記クラッチ圧力調整弁を最小のクラッチ圧に制
御する。したがって、若し、運転者の2輪駆動選択によ
り切替弁が2WDモードとして選択されている際に、ア
ウトプットシャフトの回転力が充分に得られずメインポ
ンプの昇圧不足により第1の制御圧が低下しても、可変
トルククラッチに流入する作動油が微量となり、可変ト
ルククラッチのクラッチ圧力が小さくなって車両のタイ
トコーナでの走行性が良好となるので、2輪駆動を選択
した運転者に違和感を与えることがない。
スファ油圧制御装置によれば、車速判定手段は、車速検
出手段で検出した値からメインポンプで切替弁が2WD
モードを維持可能な第1の制御圧を確保できる所定の車
速に達しているか否かを判断する。そして、圧力調整弁
制御手段は、現在の車速が所定の車速に達していない場
合には前記クラッチ圧力調整弁を最小のクラッチ圧に制
御する。したがって、若し、運転者の2輪駆動選択によ
り切替弁が2WDモードとして選択されている際に、ア
ウトプットシャフトの回転力が充分に得られずメインポ
ンプの昇圧不足により第1の制御圧が低下しても、可変
トルククラッチに流入する作動油が微量となり、可変ト
ルククラッチのクラッチ圧力が小さくなって車両のタイ
トコーナでの走行性が良好となるので、2輪駆動を選択
した運転者に違和感を与えることがない。
【0010】また、請求項2記載の四輪駆動車のトラン
スファ油圧制御装置によれば、切替弁が2WDモードか
ら4WDモードに切替操作されると、クラッチ圧力調整
弁から最大のクラッチ圧が可変トルククラッチに供給さ
れるので、二輪駆動から四輪駆動への応答性が高められ
る。
スファ油圧制御装置によれば、切替弁が2WDモードか
ら4WDモードに切替操作されると、クラッチ圧力調整
弁から最大のクラッチ圧が可変トルククラッチに供給さ
れるので、二輪駆動から四輪駆動への応答性が高められ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すものは、FR(フロントエンジン,
リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆
動車であり、回転駆動源としてのエンジン1と、前左〜
後右側の車輪2FL〜2RRと、車輪2FL〜2RRへの駆動力
配分比を変更可能な駆動力伝達系3と、駆動力伝達系3
による駆動力配分を制御するために油圧を供給する油圧
供給装置4と、油圧供給装置4を制御する制御部5とを
備えた車両である。
明する。図1に示すものは、FR(フロントエンジン,
リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆
動車であり、回転駆動源としてのエンジン1と、前左〜
後右側の車輪2FL〜2RRと、車輪2FL〜2RRへの駆動力
配分比を変更可能な駆動力伝達系3と、駆動力伝達系3
による駆動力配分を制御するために油圧を供給する油圧
供給装置4と、油圧供給装置4を制御する制御部5とを
備えた車両である。
【0012】駆動力伝達系3は、エンジン1からの駆動
力を選択された歯車比で変速する変速機6と、この変速
機6からの駆動力を前輪2FL、2FR及び後輪(常駆動
輪)2RL、2RR側に分割するトランスファ7とを有して
いる。そして、駆動力伝達系3では、トランスファ7で
分割された前輪駆動力が前輪側出力軸8、フロントディ
ファレンシャルギア9及び前輪側ドライブシャフト10
を介して、前輪2FL、2FRに伝達され、一方、後輪側駆
動力がプロペラシャフト(後輪側出力軸)11、リアデ
ィファレンシャルギア12及びドライブシャフト13を
介して後輪2RL、2RRに伝達される。
力を選択された歯車比で変速する変速機6と、この変速
機6からの駆動力を前輪2FL、2FR及び後輪(常駆動
輪)2RL、2RR側に分割するトランスファ7とを有して
いる。そして、駆動力伝達系3では、トランスファ7で
分割された前輪駆動力が前輪側出力軸8、フロントディ
ファレンシャルギア9及び前輪側ドライブシャフト10
を介して、前輪2FL、2FRに伝達され、一方、後輪側駆
動力がプロペラシャフト(後輪側出力軸)11、リアデ
ィファレンシャルギア12及びドライブシャフト13を
介して後輪2RL、2RRに伝達される。
【0013】前記油圧供給装置4は、図2に示す回路構
成によりトランスファ7に所定圧の油圧が供給されるよ
うになっている。この油圧供給装置4は、変速機6の出
力側と連結する入力軸56aと直結して回転駆動する正
逆回転形のメインポンプ20と、このメインポンプ20
と並列配置され、電動モータ22を動力源として回転駆
動する正回転形のサブポンプ24を油圧源としている。
これらメインポンプ20及びサブポンプ24は、オイル
タンク46内の作動油をストレーナ20b、24bを介
して吸入し、吐出側の配管20c、24cに吐出され
る。また、配管20c、24cを収束する収束配管21
aには、オイルエレメント26が接続され、このオイル
エレメント26の上流側(メインポンプ20、サブポン
プ24側)に、他端が潤滑系28側と接続するリリーフ
路30が接続されている。また、オイルエレメント26
の下流側(トランスファ7側)にライン圧調圧弁32が
接続され、収束配管21aから分岐する配管21b、2
1c、21d、21eに、それぞれ電磁開閉弁34、ク
ラッチ圧力調整弁36、パイロット弁38の入力側が接
続されている。また、クラッチ圧力調整弁36の出力側
には、第1の制御圧のみが供給される場合、2WDモー
ドに切り替えられてトランスファ7へのクラッチ圧Pc
の供給を停止し、一方、第1及び第2の制御圧が共に供
給される場合、あるいは、共に供給されない場合に4W
Dモードに切替られてトランスファ7にクラッチ圧Pc
を供給する切替弁40の入力側が接続され、パイロット
弁38の出力側には、3方型電磁弁(デュティー制御電
磁弁)42の入力側が接続されている。なお、オイルタ
ンク46内には作動油の温度を検知する温度センサ43
が配設されているとともに、ライン圧調圧弁32により
減圧設定された圧力を検知する油圧スイッチ44及び切
替弁30から出力されるクラッチ圧Pcを検知する圧力
スイッチ45が配設され、これら検知信号は後述する制
御部5に出力されるようになっている。
成によりトランスファ7に所定圧の油圧が供給されるよ
うになっている。この油圧供給装置4は、変速機6の出
力側と連結する入力軸56aと直結して回転駆動する正
逆回転形のメインポンプ20と、このメインポンプ20
と並列配置され、電動モータ22を動力源として回転駆
動する正回転形のサブポンプ24を油圧源としている。
これらメインポンプ20及びサブポンプ24は、オイル
タンク46内の作動油をストレーナ20b、24bを介
して吸入し、吐出側の配管20c、24cに吐出され
る。また、配管20c、24cを収束する収束配管21
aには、オイルエレメント26が接続され、このオイル
エレメント26の上流側(メインポンプ20、サブポン
プ24側)に、他端が潤滑系28側と接続するリリーフ
路30が接続されている。また、オイルエレメント26
の下流側(トランスファ7側)にライン圧調圧弁32が
接続され、収束配管21aから分岐する配管21b、2
1c、21d、21eに、それぞれ電磁開閉弁34、ク
ラッチ圧力調整弁36、パイロット弁38の入力側が接
続されている。また、クラッチ圧力調整弁36の出力側
には、第1の制御圧のみが供給される場合、2WDモー
ドに切り替えられてトランスファ7へのクラッチ圧Pc
の供給を停止し、一方、第1及び第2の制御圧が共に供
給される場合、あるいは、共に供給されない場合に4W
Dモードに切替られてトランスファ7にクラッチ圧Pc
を供給する切替弁40の入力側が接続され、パイロット
弁38の出力側には、3方型電磁弁(デュティー制御電
磁弁)42の入力側が接続されている。なお、オイルタ
ンク46内には作動油の温度を検知する温度センサ43
が配設されているとともに、ライン圧調圧弁32により
減圧設定された圧力を検知する油圧スイッチ44及び切
替弁30から出力されるクラッチ圧Pcを検知する圧力
スイッチ45が配設され、これら検知信号は後述する制
御部5に出力されるようになっている。
【0014】上記回路構成の油圧供給装置4は、実際の
車両では、図3に示す後輪側から前輪側への駆動力配分
を無端状のチェーンを介して伝達するチェーンベルト式
トランスファ7の内部に配設されている。トランスファ
7は、トランスファケーシング50内部に入力軸56a
がベアリング54に、第1出力軸56がベアリング55
に軸支された状態で挿通され、入力軸56aと第1出力
軸56とはHi−Low切替機構56cを介して連結さ
れている。また、前記第1出力軸56の中央部に前後輪
に対するトルク配分比を変更する湿式多板クラッチ(以
下、クラッチと略称する。)58が配設されている。こ
のクラッチ58のクラッチハブ58cには第1のスプロ
ケット60が連結し、第1出力軸56に対して回転自在
となるように配設されている。また、トランスファケー
シング50内の図における下方には、第1出力軸56と
平行に配設され、かつ前輪側出力軸8と連結する第2出
力軸62が、ベアリング63、64に軸支された状態で
挿通されている。そして、この第2出力軸62に第2の
スプロケット66が連結されているとともに、この第2
のスプロケット66と前記第1のスプロケット60と
に、無端状のチェーン68が巻装されている。
車両では、図3に示す後輪側から前輪側への駆動力配分
を無端状のチェーンを介して伝達するチェーンベルト式
トランスファ7の内部に配設されている。トランスファ
7は、トランスファケーシング50内部に入力軸56a
がベアリング54に、第1出力軸56がベアリング55
に軸支された状態で挿通され、入力軸56aと第1出力
軸56とはHi−Low切替機構56cを介して連結さ
れている。また、前記第1出力軸56の中央部に前後輪
に対するトルク配分比を変更する湿式多板クラッチ(以
下、クラッチと略称する。)58が配設されている。こ
のクラッチ58のクラッチハブ58cには第1のスプロ
ケット60が連結し、第1出力軸56に対して回転自在
となるように配設されている。また、トランスファケー
シング50内の図における下方には、第1出力軸56と
平行に配設され、かつ前輪側出力軸8と連結する第2出
力軸62が、ベアリング63、64に軸支された状態で
挿通されている。そして、この第2出力軸62に第2の
スプロケット66が連結されているとともに、この第2
のスプロケット66と前記第1のスプロケット60と
に、無端状のチェーン68が巻装されている。
【0015】そして、クラッチ58のシリンダ室58f
と連通するトランスファケーシング50に形成された入
力ポート70に所定のクラッチ圧PC が供給され、シリ
ンダ室58f内で押圧力が発生することにより、相互に
離間していたフリクションプレート58b及びフリクシ
ョンディスク58dが、フリクションディスク58dの
移動により当接して摩擦力による締結力が付与される。
これにより、クラッチ圧PC に応じた回転駆動力が、第
1のスプロケット60、チェーン68及び第2のスプロ
ケット66を介して前輪側に伝達されるようになってい
る。
と連通するトランスファケーシング50に形成された入
力ポート70に所定のクラッチ圧PC が供給され、シリ
ンダ室58f内で押圧力が発生することにより、相互に
離間していたフリクションプレート58b及びフリクシ
ョンディスク58dが、フリクションディスク58dの
移動により当接して摩擦力による締結力が付与される。
これにより、クラッチ圧PC に応じた回転駆動力が、第
1のスプロケット60、チェーン68及び第2のスプロ
ケット66を介して前輪側に伝達されるようになってい
る。
【0016】前記トランスファケーシング50は、図3
に示すように、前輪側に配置されたフロントケーシング
51と後輪側に配置されたリアケーシング52とで構成
され、これらフロントケーシング51及びリアケーシン
グ52は、周縁部に形成されたフランジ部51a、52
aの複数のボルト挿通孔51b、52bどうしを対応さ
せ、各ボルト挿通孔に連結ボルト53を装着していくこ
とにより一体化される。そして、一体化されたトランス
ファケーシング50の内部が、油圧供給装置4のオイル
タンク46とされる。
に示すように、前輪側に配置されたフロントケーシング
51と後輪側に配置されたリアケーシング52とで構成
され、これらフロントケーシング51及びリアケーシン
グ52は、周縁部に形成されたフランジ部51a、52
aの複数のボルト挿通孔51b、52bどうしを対応さ
せ、各ボルト挿通孔に連結ボルト53を装着していくこ
とにより一体化される。そして、一体化されたトランス
ファケーシング50の内部が、油圧供給装置4のオイル
タンク46とされる。
【0017】ここで、図中符号74で示すリアケーシン
グ52の内面は、後述するコントロールユニット73が
装着されるユニット取付面とされ、図中符号75で示す
リアケーシング52の外面は、電動モータ22が装着さ
れるモータ取付面とされている。そして、これらユニッ
ト取付面74及びモータ取付面75は、コントロールユ
ニット73と電動モータ22の取付精度を高めるため
に、リアケーシング52のケーシング合わせ面52cに
対して高精度の平行面となるように形成されている。
グ52の内面は、後述するコントロールユニット73が
装着されるユニット取付面とされ、図中符号75で示す
リアケーシング52の外面は、電動モータ22が装着さ
れるモータ取付面とされている。そして、これらユニッ
ト取付面74及びモータ取付面75は、コントロールユ
ニット73と電動モータ22の取付精度を高めるため
に、リアケーシング52のケーシング合わせ面52cに
対して高精度の平行面となるように形成されている。
【0018】そして、リアケーシング52の内部には、
コントロールユニット73(図6参照)と、このコント
ロールユニット73と一体的に配設されるストレーナユ
ニット85(図9参照)と、チェーン68への内蔵部品
の緩衝防止を主目的とするバッフルプレート90(図1
3参照)と、ターミナル部82近傍のハーネス部品80
を保護するハーネスカバー83(図7及び図8参照)が
内蔵されている。また、リアケーシング52には、オイ
ルエレメント26が外付けされている(図15参照)。
なお、オイルタンク46から作動油を吸引するメインポ
ンプ20は、図3に示すように、第1ギヤ71a及び第
2ギヤ71を介して第1出力軸56と連結され、サブポ
ンプ24は、トランスファケーシング50に外付けされ
た電動モータ22に連結されている。
コントロールユニット73(図6参照)と、このコント
ロールユニット73と一体的に配設されるストレーナユ
ニット85(図9参照)と、チェーン68への内蔵部品
の緩衝防止を主目的とするバッフルプレート90(図1
3参照)と、ターミナル部82近傍のハーネス部品80
を保護するハーネスカバー83(図7及び図8参照)が
内蔵されている。また、リアケーシング52には、オイ
ルエレメント26が外付けされている(図15参照)。
なお、オイルタンク46から作動油を吸引するメインポ
ンプ20は、図3に示すように、第1ギヤ71a及び第
2ギヤ71を介して第1出力軸56と連結され、サブポ
ンプ24は、トランスファケーシング50に外付けされ
た電動モータ22に連結されている。
【0019】前記コントロールユニット73は、図4及
び図5に示すブロック形状のユニット本体76に穿設さ
れた弁装着孔に、図2で示した弁及びセンサ類が装着さ
れたユニット体である。なお、ユニット本体76内部に
は、図2に示した配管路と同様の油路が各弁装着孔間を
連通して形成されている。すなわち、ユニット本体76
は、その側面76aに弁装着孔77a、77b、77
c、77d、77eが穿設されており、弁装着孔77a
に切替弁40、弁装着孔77bにクラッチ圧力調整弁、
弁装着孔77cにソレノイド42dを側面76aから突
出させた状態で3方型電磁弁42、弁装着孔77dにパ
イロット弁38、弁装着孔77eにライン圧調圧弁32
がそれぞれ装着される。また、ユニット本体76の上面
76bの中央部には、弁装着孔78a、78bが穿設さ
れており、弁装着孔78aに油圧スイッチ44、弁装着
孔78bにソレノイド34dを上面76bから突出させ
た状態で電磁開閉弁34が装着される。なお、図中符号
78cはサブポンプ24への油受入れ口であり、この油
受入れ口78cの外周には、リップ型パッキンが装着さ
れる円形溝78dが形成されている。また、符号76c
は、ユニット本体76をリアケーシング52のユニット
取付面74にボルト接合する際に使用するボルト挿通孔
である。
び図5に示すブロック形状のユニット本体76に穿設さ
れた弁装着孔に、図2で示した弁及びセンサ類が装着さ
れたユニット体である。なお、ユニット本体76内部に
は、図2に示した配管路と同様の油路が各弁装着孔間を
連通して形成されている。すなわち、ユニット本体76
は、その側面76aに弁装着孔77a、77b、77
c、77d、77eが穿設されており、弁装着孔77a
に切替弁40、弁装着孔77bにクラッチ圧力調整弁、
弁装着孔77cにソレノイド42dを側面76aから突
出させた状態で3方型電磁弁42、弁装着孔77dにパ
イロット弁38、弁装着孔77eにライン圧調圧弁32
がそれぞれ装着される。また、ユニット本体76の上面
76bの中央部には、弁装着孔78a、78bが穿設さ
れており、弁装着孔78aに油圧スイッチ44、弁装着
孔78bにソレノイド34dを上面76bから突出させ
た状態で電磁開閉弁34が装着される。なお、図中符号
78cはサブポンプ24への油受入れ口であり、この油
受入れ口78cの外周には、リップ型パッキンが装着さ
れる円形溝78dが形成されている。また、符号76c
は、ユニット本体76をリアケーシング52のユニット
取付面74にボルト接合する際に使用するボルト挿通孔
である。
【0020】上記構成のコントロールユニット73は、
図6に示すように、3方型電磁弁42、電磁開閉弁34
や油圧スイッチ44等から延びるハーネス部品80を側
面76a及び上面76bに這わせて固定し、さらに上面
76bに油温スイッチ43を配設した後、台座79を介
在させてリアケーシング52のユニット取付面74に当
接してボルト接合される。これにより、コントロールユ
ニット73の上面76bから突出する電磁開閉弁34の
ソレノイド34d及び油圧スイッチ44は、チェーン6
8の内部空間に配置される。また、3方型電磁弁42の
ソレノイド42dが突出しているユニット本体76の側
面76aには、図7及び図8に示すように、台座79と
ユニット本体76とにボルト接合によって固定され、ソ
レノイド42dと略同一内径の保持孔81aを有するソ
レノイド固定板81が配設されており、ソレノイド42
dは保持孔81a内に嵌入して保持されている。
図6に示すように、3方型電磁弁42、電磁開閉弁34
や油圧スイッチ44等から延びるハーネス部品80を側
面76a及び上面76bに這わせて固定し、さらに上面
76bに油温スイッチ43を配設した後、台座79を介
在させてリアケーシング52のユニット取付面74に当
接してボルト接合される。これにより、コントロールユ
ニット73の上面76bから突出する電磁開閉弁34の
ソレノイド34d及び油圧スイッチ44は、チェーン6
8の内部空間に配置される。また、3方型電磁弁42の
ソレノイド42dが突出しているユニット本体76の側
面76aには、図7及び図8に示すように、台座79と
ユニット本体76とにボルト接合によって固定され、ソ
レノイド42dと略同一内径の保持孔81aを有するソ
レノイド固定板81が配設されており、ソレノイド42
dは保持孔81a内に嵌入して保持されている。
【0021】ここで、図7及び図8に示すように、各ハ
ーネス部品80を収束してトランスファケーシング50
の外部に出すターミナル部82の近傍には、ハーネスカ
バー83が配設されている。このハーネスカバー83
は、ターミナル部82からチェーン68側に平行に延在
する支持板83a、83bと、支持板83a、83bの
先端部からチェーン68の巻装方向と平行にソレノイド
42d側まで延在する仕切り板83cとで構成されてい
る。
ーネス部品80を収束してトランスファケーシング50
の外部に出すターミナル部82の近傍には、ハーネスカ
バー83が配設されている。このハーネスカバー83
は、ターミナル部82からチェーン68側に平行に延在
する支持板83a、83bと、支持板83a、83bの
先端部からチェーン68の巻装方向と平行にソレノイド
42d側まで延在する仕切り板83cとで構成されてい
る。
【0022】また、ストレーナユニット85は、図9及
び図10に示すように、内部にメッシュ体を配設したス
トレーナ室86a、87aがそれぞれ別室として設けら
れ、それぞれのストレーナ室86a、87aに吸い込み
口86b、87bと、メインポンプ用吐出口86c及び
サブポンプ用吐出口87cが設けられてなるものであ
る。そして、メインポンプ用吐出口86cは、ユニット
底面85aから配管86dが突出して形成されている。
また、サブポンプ用吐出口87cは、その外周縁にリッ
プ型パッキンが装着されるようになっている。なお、図
中符号88は、ストレーナユニット85をリアケーシン
グ52にボルト接合するため際に使用されるボルト挿通
孔である。
び図10に示すように、内部にメッシュ体を配設したス
トレーナ室86a、87aがそれぞれ別室として設けら
れ、それぞれのストレーナ室86a、87aに吸い込み
口86b、87bと、メインポンプ用吐出口86c及び
サブポンプ用吐出口87cが設けられてなるものであ
る。そして、メインポンプ用吐出口86cは、ユニット
底面85aから配管86dが突出して形成されている。
また、サブポンプ用吐出口87cは、その外周縁にリッ
プ型パッキンが装着されるようになっている。なお、図
中符号88は、ストレーナユニット85をリアケーシン
グ52にボルト接合するため際に使用されるボルト挿通
孔である。
【0023】上記構成のストレーナユニット85は、図
11に示すように、リアケーシング52の内面から突出
するメインポンプ用の油受入れ口57に、基端部にOリ
ング89aを装着した配管83dを嵌入してメインポン
プ用吐出口86cを対応させ、コントロールユニット7
3の油受入れ口78cとサブポンプ用吐出口87cと
を、互いの外周縁にリップ型パッキン89bを介在させ
た状態でボルト接合を行うことにより、図12に示すよ
うに、コントロールユニット73の上部に一体化され
る。
11に示すように、リアケーシング52の内面から突出
するメインポンプ用の油受入れ口57に、基端部にOリ
ング89aを装着した配管83dを嵌入してメインポン
プ用吐出口86cを対応させ、コントロールユニット7
3の油受入れ口78cとサブポンプ用吐出口87cと
を、互いの外周縁にリップ型パッキン89bを介在させ
た状態でボルト接合を行うことにより、図12に示すよ
うに、コントロールユニット73の上部に一体化され
る。
【0024】また、板状部材であるバッフルプレート9
0は、図13に示すように、ストレーナユニット85全
体を覆った状態でチェーン68との間に配設され、図中
符号90a、90bに示す位置でリアケーシング52に
ボルト接合される。ここで、バッフルプレート90がリ
ーケーシング52にボルト接合する際には、バッフルポ
レート90の下面がストレーナユニット85の上面85
bに当接し、ストレーナユニット85をコントロールユ
ニット73側に押圧させる。このバッフルプレート90
が配設されることにより、図13及び図14に示すよう
に、油圧スイッチ44及び電磁開閉弁34のソレノイド
34dからチェーン68側に向けて延びるハーネス部品
80が遮蔽される。
0は、図13に示すように、ストレーナユニット85全
体を覆った状態でチェーン68との間に配設され、図中
符号90a、90bに示す位置でリアケーシング52に
ボルト接合される。ここで、バッフルプレート90がリ
ーケーシング52にボルト接合する際には、バッフルポ
レート90の下面がストレーナユニット85の上面85
bに当接し、ストレーナユニット85をコントロールユ
ニット73側に押圧させる。このバッフルプレート90
が配設されることにより、図13及び図14に示すよう
に、油圧スイッチ44及び電磁開閉弁34のソレノイド
34dからチェーン68側に向けて延びるハーネス部品
80が遮蔽される。
【0025】一方、オイルエレメント26は、図15に
示すように、リアケーシング52の取付け部95に外部
から矢印A方向に外付けされている。取付け部95に
は、油圧源から供給されてきた作動油が流れ込む流入路
95a及びオイルエレメント26から作動油が戻される
戻り路95bが形成されている。この取付け部95の内
周面には、段差部95cが形成されており、この段差部
95cの外部を向く側周面95dの所定位置には、ドレ
イン(大気解放)と連通する細径のフィードバック路9
5eの一端が開口している。
示すように、リアケーシング52の取付け部95に外部
から矢印A方向に外付けされている。取付け部95に
は、油圧源から供給されてきた作動油が流れ込む流入路
95a及びオイルエレメント26から作動油が戻される
戻り路95bが形成されている。この取付け部95の内
周面には、段差部95cが形成されており、この段差部
95cの外部を向く側周面95dの所定位置には、ドレ
イン(大気解放)と連通する細径のフィードバック路9
5eの一端が開口している。
【0026】一方、オイルエレメント26は、連結部2
6aと、連結部26aに固定されているオイルフィルタ
フィルタ部26bと、オイルフィルタ部26b全体を覆
うエレメントカバー26cと、連結部26a及びエレメ
ントカバー26cを取付部95に液密に固定するフラン
ジ部26dとで構成されている。そして、連結部26a
は、取付け部95の段差部95cに対応する大径部26
eと小径部26fが形成され、これらの周方向に形成さ
れた周溝にOリング26g、26hが装着されている。
6aと、連結部26aに固定されているオイルフィルタ
フィルタ部26bと、オイルフィルタ部26b全体を覆
うエレメントカバー26cと、連結部26a及びエレメ
ントカバー26cを取付部95に液密に固定するフラン
ジ部26dとで構成されている。そして、連結部26a
は、取付け部95の段差部95cに対応する大径部26
eと小径部26fが形成され、これらの周方向に形成さ
れた周溝にOリング26g、26hが装着されている。
【0027】従って、トランスファ7の内部に配設され
た上記構成の油圧供給装置4は、以下に述べる作用効果
が得られる。第1に、電磁開閉弁34のソレノイド34
dと油圧スイッチ44が突設されているコントロールユ
ニット73を、相互に平行配置されている入力軸62及
び出力軸66に巻装されたチェーン68の巻装空間内に
前記ソレノイド34d及び油圧スイッチ44を配置させ
た状態で、チェーン68の巻装位置から離間してトラン
スファケーシング50内に内蔵したので、トランスファ
ケーシング50内の配置レイアウトを効率良く行うこと
ができるとともに、油圧供給装置4の小型化を図ること
ができる。
た上記構成の油圧供給装置4は、以下に述べる作用効果
が得られる。第1に、電磁開閉弁34のソレノイド34
dと油圧スイッチ44が突設されているコントロールユ
ニット73を、相互に平行配置されている入力軸62及
び出力軸66に巻装されたチェーン68の巻装空間内に
前記ソレノイド34d及び油圧スイッチ44を配置させ
た状態で、チェーン68の巻装位置から離間してトラン
スファケーシング50内に内蔵したので、トランスファ
ケーシング50内の配置レイアウトを効率良く行うこと
ができるとともに、油圧供給装置4の小型化を図ること
ができる。
【0028】第2に、トランスファケーシング50を構
成するリアケーシング52は、コントロールユニット7
3を装着するユニット取付面74、電動モータ22が装
着されるモータ取付面75及びケーシング合わせ面52
cが相互に平行面となるように設計されているので、フ
ライス盤等の装置で加工を行う際には、前記加工面はリ
アケーシング52を所定方向に送っていくことにより連
続して加工していくことができ、したがって、トランス
ファケーシング50の加工性を向上させることができ
る。
成するリアケーシング52は、コントロールユニット7
3を装着するユニット取付面74、電動モータ22が装
着されるモータ取付面75及びケーシング合わせ面52
cが相互に平行面となるように設計されているので、フ
ライス盤等の装置で加工を行う際には、前記加工面はリ
アケーシング52を所定方向に送っていくことにより連
続して加工していくことができ、したがって、トランス
ファケーシング50の加工性を向上させることができ
る。
【0029】第3に、ターミナル部82の近傍には、チ
ェーン68からハーネス部品を遮蔽する仕切り板83c
を有するハーネスカバー83が配設されているので、ハ
ーネス部品80が移動してもチェーン68との緩衝を防
止することができる。第4に、コントロールユニット6
8に装着された3方型電磁弁42が、第1出力軸56
(もしくは第2出力軸62)の軸線に対して直交方向に
ソレノイド42dを突出させて配設されるので、チェー
ン68との緩衝を確実に防止することができる。
ェーン68からハーネス部品を遮蔽する仕切り板83c
を有するハーネスカバー83が配設されているので、ハ
ーネス部品80が移動してもチェーン68との緩衝を防
止することができる。第4に、コントロールユニット6
8に装着された3方型電磁弁42が、第1出力軸56
(もしくは第2出力軸62)の軸線に対して直交方向に
ソレノイド42dを突出させて配設されるので、チェー
ン68との緩衝を確実に防止することができる。
【0030】第5に、ストレーナユニット85がトラン
スファケーシング50内に装着される際には、リアケー
シング52に形成された油受入れ口57とストレーナユ
ニット85のメインポンプ用吐出口86cとの突合わせ
部にOリング89aが密着して介在し、また、コントロ
ールユニット68の油受入れ口78cとストレーナユニ
ット85のサブポンプ用吐出口87cとの突合わせ部に
も、面当たり状態でリップ型パッキン89bが密着して
介在するので、ストレーナユニット85と他の油圧装置
との作動油受け渡し構造を液密が確保された構造とする
ことができる。
スファケーシング50内に装着される際には、リアケー
シング52に形成された油受入れ口57とストレーナユ
ニット85のメインポンプ用吐出口86cとの突合わせ
部にOリング89aが密着して介在し、また、コントロ
ールユニット68の油受入れ口78cとストレーナユニ
ット85のサブポンプ用吐出口87cとの突合わせ部に
も、面当たり状態でリップ型パッキン89bが密着して
介在するので、ストレーナユニット85と他の油圧装置
との作動油受け渡し構造を液密が確保された構造とする
ことができる。
【0031】また、メインポンプ用吐出口86cとサブ
ポンプ用吐出口87cとの距離L(図10参照)の誤差
を、リップ型パッキン89bを介在した油受入れ口78
cとサブポンプ用吐出口87cとの面当たり構造によっ
て補うことができるので、さほど寸法精度を高めてスト
レーナユニット85を形成しなくとも、リアケーシング
52内へのストレーナユニット85の装着を簡単かつ確
実に行うことができる。
ポンプ用吐出口87cとの距離L(図10参照)の誤差
を、リップ型パッキン89bを介在した油受入れ口78
cとサブポンプ用吐出口87cとの面当たり構造によっ
て補うことができるので、さほど寸法精度を高めてスト
レーナユニット85を形成しなくとも、リアケーシング
52内へのストレーナユニット85の装着を簡単かつ確
実に行うことができる。
【0032】第6に、ストレーナユニット85とチェー
ン68の間にバッフルプレート90が装着されることに
より、油圧スイッチ44や電磁開閉弁34のソレノイド
34dから延在するハーネス部品80のチェーン68へ
の接触を確実に防止し、同時に、チェーン68の回転に
よるオイルタンク内の作動油の油面変動を抑制して作動
油内の泡発生を防止するので、メインポンプ20及びサ
ブポンプ24に悪影響を及ぼすことがない。
ン68の間にバッフルプレート90が装着されることに
より、油圧スイッチ44や電磁開閉弁34のソレノイド
34dから延在するハーネス部品80のチェーン68へ
の接触を確実に防止し、同時に、チェーン68の回転に
よるオイルタンク内の作動油の油面変動を抑制して作動
油内の泡発生を防止するので、メインポンプ20及びサ
ブポンプ24に悪影響を及ぼすことがない。
【0033】また、バッフルプレート90をリアケーシ
ング52に取り付ける際には、ストレーナユニット85
をコントロールユニット72側に押圧するので、コント
ロールユニット73の油受入れ口78cとストレーナユ
ニット85のサブポンプ用吐出口87cとの間に介在す
るリップ型パッキン89bの反力によるストレーナユニ
ット82の反りを防止することができる。
ング52に取り付ける際には、ストレーナユニット85
をコントロールユニット72側に押圧するので、コント
ロールユニット73の油受入れ口78cとストレーナユ
ニット85のサブポンプ用吐出口87cとの間に介在す
るリップ型パッキン89bの反力によるストレーナユニ
ット82の反りを防止することができる。
【0034】さらにまた、振動によりコントロールユニ
ット73の取り付けボルトが緩んだ場合であっても、取
り付けボルトはバッフルプレート90により、チェーン
68と取り付けボルトとの接触を防止することができ
る。第7に、リアケーシング52の取り付け部95に外
付けされたオイルエレメント26は、流入路95aから
オイルエレメント26に流れ込む高圧の作動油によりオ
イルエレメント26の連結部26aに過度の圧力が加わ
り、取付け部95と連結部26aとの軸方向(連結方向
A)に間隙が生じても、連結部26aの外周には軸方向
に所定間隔をあけて2重のOリング26g、26hが装
着されているので、間隙の発生によるOリング26g、
26hのシール効果は変化せず、したがって、オイル漏
れのおそれがない。また、若し、一方のOリング26g
にオイル漏れが発生した場合であっても、フィードバッ
ク路95eから流入路95aにオイルを戻すことができ
る。
ット73の取り付けボルトが緩んだ場合であっても、取
り付けボルトはバッフルプレート90により、チェーン
68と取り付けボルトとの接触を防止することができ
る。第7に、リアケーシング52の取り付け部95に外
付けされたオイルエレメント26は、流入路95aから
オイルエレメント26に流れ込む高圧の作動油によりオ
イルエレメント26の連結部26aに過度の圧力が加わ
り、取付け部95と連結部26aとの軸方向(連結方向
A)に間隙が生じても、連結部26aの外周には軸方向
に所定間隔をあけて2重のOリング26g、26hが装
着されているので、間隙の発生によるOリング26g、
26hのシール効果は変化せず、したがって、オイル漏
れのおそれがない。また、若し、一方のOリング26g
にオイル漏れが発生した場合であっても、フィードバッ
ク路95eから流入路95aにオイルを戻すことができ
る。
【0035】次に、図2に戻って、油圧供給装置4の各
構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ2
0は、吸入配管20aの端部に接続されたストレーナ2
0bを介してオイルタンク46から作動油を吸引し、サ
ブポンプ24も、吸入配管24aの端部に接続されたス
トレーナ24bを介してオイルタンク46から作動油を
吸引する。そして、収束配管21aと接続する各ポンプ
の吐出配管20c、24cにはそれぞれ逆止弁20d、
24dが介挿されているとともに、メインポンプ20の
吐出配管20cとサブポンプ24の吸入配管24aとの
間は、バイパス路48が接続されている。このバイパス
路48は、バイパス配管48aと、このバイパス配管4
8aに介挿された3連の逆止弁48bとで構成され、吐
出配管20cが負圧状態となった場合に逆止弁48bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ2
0は、吸入配管20aの端部に接続されたストレーナ2
0bを介してオイルタンク46から作動油を吸引し、サ
ブポンプ24も、吸入配管24aの端部に接続されたス
トレーナ24bを介してオイルタンク46から作動油を
吸引する。そして、収束配管21aと接続する各ポンプ
の吐出配管20c、24cにはそれぞれ逆止弁20d、
24dが介挿されているとともに、メインポンプ20の
吐出配管20cとサブポンプ24の吸入配管24aとの
間は、バイパス路48が接続されている。このバイパス
路48は、バイパス配管48aと、このバイパス配管4
8aに介挿された3連の逆止弁48bとで構成され、吐
出配管20cが負圧状態となった場合に逆止弁48bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
【0036】オイルエレメント26より上流側の収束配
管21aに接続されたリリーフ路30は、潤滑系28側
に他端が接続されたリリーフ配管30aと、このリリー
フ配管30aに介挿された2連のバネ付き逆止弁30b
とで構成されている。そして、オイルエレメント26の
フィルタに目詰まりが発生して、オイルエレメント26
より上流側の圧力が所定圧以上となると、逆止弁30b
が開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路
となる。
管21aに接続されたリリーフ路30は、潤滑系28側
に他端が接続されたリリーフ配管30aと、このリリー
フ配管30aに介挿された2連のバネ付き逆止弁30b
とで構成されている。そして、オイルエレメント26の
フィルタに目詰まりが発生して、オイルエレメント26
より上流側の圧力が所定圧以上となると、逆止弁30b
が開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路
となる。
【0037】ライン圧調圧弁32は、内部パイロット及
びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管2
1a側に接続する入力ポート32A 、潤滑系28側に接
続する出力ポート32B 及び固定絞りを介して一次圧及
び二次圧が供給される内部パイロットポート32P1、3
2P2を有する筒状の弁ハウジング内にスプールが摺動自
在に配設され、このスプールを一端側に付勢するリター
ンスプリング32aが配設されている。そして、メイン
ポンプ20もしくはサブポンプ24で昇圧された供給圧
PL は、ライン圧調圧弁32より所定圧に減圧設定され
て電磁開閉弁34、クラッチ圧力調整弁36、パイロッ
ト弁38に供給されるとともに、切替弁40に第1の制
御圧として供給される。なお、減圧設定した際に出力ポ
ート32B から流れ出た作動油は、潤滑系28へ戻され
る。
びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管2
1a側に接続する入力ポート32A 、潤滑系28側に接
続する出力ポート32B 及び固定絞りを介して一次圧及
び二次圧が供給される内部パイロットポート32P1、3
2P2を有する筒状の弁ハウジング内にスプールが摺動自
在に配設され、このスプールを一端側に付勢するリター
ンスプリング32aが配設されている。そして、メイン
ポンプ20もしくはサブポンプ24で昇圧された供給圧
PL は、ライン圧調圧弁32より所定圧に減圧設定され
て電磁開閉弁34、クラッチ圧力調整弁36、パイロッ
ト弁38に供給されるとともに、切替弁40に第1の制
御圧として供給される。なお、減圧設定した際に出力ポ
ート32B から流れ出た作動油は、潤滑系28へ戻され
る。
【0038】また、クラッチ圧力調整弁36は、内部、
外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で構成
されており、配管21cと接続する入力ポート36A 、
切替弁40と接続する出力ポート36B 、二次圧が固定
絞りを介してパイロット圧として供給される内部パイロ
ットポート36P1、3方型電磁弁42から制御圧が供給
される外部パイロットポート36P2を有する筒状の弁ハ
ウジング内にスプールが摺動自在に配設され、このスプ
ールを一端側に付勢するリターンスプリング36aが配
設されている。このクラッチ圧力調整弁36は、3方型
電磁弁42から制御圧が供給されない場合には、入力ポ
ート36A と出力ポート36B の連通路が閉塞されて二
次圧が出力されない。また、3方型電磁弁42から制御
圧が供給されると、スプールが移動制御されて出力ポー
ト36B から出力される二次圧は、増減調整されたクラ
ッチ圧Pcとなる。
外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で構成
されており、配管21cと接続する入力ポート36A 、
切替弁40と接続する出力ポート36B 、二次圧が固定
絞りを介してパイロット圧として供給される内部パイロ
ットポート36P1、3方型電磁弁42から制御圧が供給
される外部パイロットポート36P2を有する筒状の弁ハ
ウジング内にスプールが摺動自在に配設され、このスプ
ールを一端側に付勢するリターンスプリング36aが配
設されている。このクラッチ圧力調整弁36は、3方型
電磁弁42から制御圧が供給されない場合には、入力ポ
ート36A と出力ポート36B の連通路が閉塞されて二
次圧が出力されない。また、3方型電磁弁42から制御
圧が供給されると、スプールが移動制御されて出力ポー
ト36B から出力される二次圧は、増減調整されたクラ
ッチ圧Pcとなる。
【0039】パイロット弁38は、内部パイロット及び
スプリング形式の減圧弁により構成されており、配管2
1eと接続する入力ポート38A 、3方型電磁弁42と
接続する出力ポート38B 、出力ポート38B からの二
次圧が固定絞りを介してパイロット圧として供給される
内部パイロットポート38P と、ドレインポート38 H
とを有する筒状の弁ハウジング内にスプールが摺動自在
に配設され、このスプールを一端側に付勢するリターン
スプリング38aが配設されている。そして、内部パイ
ロットポート38P に供給されるパイロット圧によって
スプールが所定位置に移動制御されることにより、入力
ポート38A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調
整された制御圧として3方型電磁弁42に供給されるよ
うになっている。
スプリング形式の減圧弁により構成されており、配管2
1eと接続する入力ポート38A 、3方型電磁弁42と
接続する出力ポート38B 、出力ポート38B からの二
次圧が固定絞りを介してパイロット圧として供給される
内部パイロットポート38P と、ドレインポート38 H
とを有する筒状の弁ハウジング内にスプールが摺動自在
に配設され、このスプールを一端側に付勢するリターン
スプリング38aが配設されている。そして、内部パイ
ロットポート38P に供給されるパイロット圧によって
スプールが所定位置に移動制御されることにより、入力
ポート38A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調
整された制御圧として3方型電磁弁42に供給されるよ
うになっている。
【0040】また、3ポート2位置比例電磁制御弁で構
成される3方型電磁弁42は、パイロット弁38側に接
続された入力ポート42A と、ドレイン側に接続された
ドレインポート42R と、クラッチ圧力調整弁36の外
部パイロットポート36P2と接続する出力ポート42B
とを有し、弁内部に配設されたスプールが出力ポート4
2B とドレインポート42R とを連結する第1位置42
bと、入力ポート42 A と出力ポート42B とを連結す
る第2位置42cとに移動制御される弁である。そし
て、制御部5からソレノイド42dに所定周期で制御信
号(指令電流)CS0 が供給されると、リターンスプリ
ング42aに抗して第1位置42bから第2位置42c
にスプールが移動制御され、所定の制御圧が出力され
る。これにより、外部パイロットポート36P2に制御圧
が供給されると、クラッチ圧力調整弁36から吐出され
るクラッチ圧Pcは前後輪の駆動トルクの配分比が「5
0:50」となるまで増加していく。
成される3方型電磁弁42は、パイロット弁38側に接
続された入力ポート42A と、ドレイン側に接続された
ドレインポート42R と、クラッチ圧力調整弁36の外
部パイロットポート36P2と接続する出力ポート42B
とを有し、弁内部に配設されたスプールが出力ポート4
2B とドレインポート42R とを連結する第1位置42
bと、入力ポート42 A と出力ポート42B とを連結す
る第2位置42cとに移動制御される弁である。そし
て、制御部5からソレノイド42dに所定周期で制御信
号(指令電流)CS0 が供給されると、リターンスプリ
ング42aに抗して第1位置42bから第2位置42c
にスプールが移動制御され、所定の制御圧が出力され
る。これにより、外部パイロットポート36P2に制御圧
が供給されると、クラッチ圧力調整弁36から吐出され
るクラッチ圧Pcは前後輪の駆動トルクの配分比が「5
0:50」となるまで増加していく。
【0041】また、スプリングオフセット形の電磁開閉
弁34は、ライン圧が供給される入力ポート34A と、
切替弁40の外部パイロットポート40P1と接続する出
力ポート34B と、ドレイン側に接続されたドレインポ
ート34R を有し、弁内部に配設されたスプールが入力
ポート34A と出力ポート34B とを連通する第1位置
34bと、出力ポート34B とドレインポート34R と
を連通する第2位置34cとに移動制御される弁であ
る。そして、制御部5から制御信号CS1 がソレノイド
34dに出力されると、リターンスプリング34aに抗
してスプールが移動制御されて第2位置34cとなり、
切替弁40の外部パイロットポート40P1には第2の制
御圧としての制御圧が供給されない。また、制御部5か
らの制御信号CS1 がオフ状態となると、リターンスプ
リング34aの押圧力によって第1位置34bに戻さ
れ、外部パイロットポート40 P1 へ第2の制御圧が供給
される。
弁34は、ライン圧が供給される入力ポート34A と、
切替弁40の外部パイロットポート40P1と接続する出
力ポート34B と、ドレイン側に接続されたドレインポ
ート34R を有し、弁内部に配設されたスプールが入力
ポート34A と出力ポート34B とを連通する第1位置
34bと、出力ポート34B とドレインポート34R と
を連通する第2位置34cとに移動制御される弁であ
る。そして、制御部5から制御信号CS1 がソレノイド
34dに出力されると、リターンスプリング34aに抗
してスプールが移動制御されて第2位置34cとなり、
切替弁40の外部パイロットポート40P1には第2の制
御圧としての制御圧が供給されない。また、制御部5か
らの制御信号CS1 がオフ状態となると、リターンスプ
リング34aの押圧力によって第1位置34bに戻さ
れ、外部パイロットポート40 P1 へ第2の制御圧が供給
される。
【0042】さらに、切替弁40は、図16にも示すよ
うに、クラッチ圧力調整弁36から二次圧が供給される
入力ポート40A 、トランスファ7へ二次圧を供給する
出力ポート40B 、電磁開閉弁34のソレノイド34d
が非通電状態であるときに第2の制御圧が供給される外
部パイロットポート40P1、ライン圧調圧弁32により
調圧されたライン圧が配管21dを介して第1の制御圧
として供給される外部パイロットポート40P2、ドレイ
ンポート40H を有する筒状の弁ハウジング40i内
に、スプール40eが摺動自在に配設され、このスプー
ル40eを一端側に付勢するリターンスプリング40a
が配設されている弁である。なお、外部パイロットポー
ト40P1からの第2の制御圧は、リターンスプリング4
0aの付勢力と同一方向に供給される。
うに、クラッチ圧力調整弁36から二次圧が供給される
入力ポート40A 、トランスファ7へ二次圧を供給する
出力ポート40B 、電磁開閉弁34のソレノイド34d
が非通電状態であるときに第2の制御圧が供給される外
部パイロットポート40P1、ライン圧調圧弁32により
調圧されたライン圧が配管21dを介して第1の制御圧
として供給される外部パイロットポート40P2、ドレイ
ンポート40H を有する筒状の弁ハウジング40i内
に、スプール40eが摺動自在に配設され、このスプー
ル40eを一端側に付勢するリターンスプリング40a
が配設されている弁である。なお、外部パイロットポー
ト40P1からの第2の制御圧は、リターンスプリング4
0aの付勢力と同一方向に供給される。
【0043】そして、この切替弁40のスプール40e
は、外部パイロットポート40P1、40P2に第1及び第
2の制御圧が供給されない場合、もしくは外部パイロッ
トポート40P1、40P2から第1及び第2の制御圧が供
給される場合に、リターンスプリング40aの付勢力に
より入力ポート40A と出力ポート40B とが連通し、
ドレインポート40H が閉塞する4WDモード位置40
bに移動制御されるようになっている(図16の左側半
断面状態)。
は、外部パイロットポート40P1、40P2に第1及び第
2の制御圧が供給されない場合、もしくは外部パイロッ
トポート40P1、40P2から第1及び第2の制御圧が供
給される場合に、リターンスプリング40aの付勢力に
より入力ポート40A と出力ポート40B とが連通し、
ドレインポート40H が閉塞する4WDモード位置40
bに移動制御されるようになっている(図16の左側半
断面状態)。
【0044】また、電磁開閉弁34のノレノイド34d
が通電状態(オン状態)となると、電磁開閉弁34のス
プールが第2位置34cに移動制御されて外部パイロッ
トポート40 P1 に第2の制御圧が供給されない。それに
より、外部パイロットポート40 P2 に第1の制御圧のみ
が供給されて、切替弁40のスプール40eが、リター
ンスプリング40aの付勢力に抗して出力ポート40B
とドレインポート40H とが連通し、入力ポート40A
が閉塞する2WDモード位置40cに移動制御されるよ
うになっている(図16の右側半断面状態)。
が通電状態(オン状態)となると、電磁開閉弁34のス
プールが第2位置34cに移動制御されて外部パイロッ
トポート40 P1 に第2の制御圧が供給されない。それに
より、外部パイロットポート40 P2 に第1の制御圧のみ
が供給されて、切替弁40のスプール40eが、リター
ンスプリング40aの付勢力に抗して出力ポート40B
とドレインポート40H とが連通し、入力ポート40A
が閉塞する2WDモード位置40cに移動制御されるよ
うになっている(図16の右側半断面状態)。
【0045】一方、制御部5は、図1及び図2に示すよ
うに、車両に配設されている複数のセンサから入力され
た検出信号と、記憶部(図示せず)に記憶された記憶テ
ーブルに基づいて後述する演算処理を行い、3方型電磁
弁42、電磁開閉弁34及び電動モータ22の駆動制御
を行うとともに、油圧供給装置4が異常の際には警報回
路100に作動信号を送る構成を有している。
うに、車両に配設されている複数のセンサから入力され
た検出信号と、記憶部(図示せず)に記憶された記憶テ
ーブルに基づいて後述する演算処理を行い、3方型電磁
弁42、電磁開閉弁34及び電動モータ22の駆動制御
を行うとともに、油圧供給装置4が異常の際には警報回
路100に作動信号を送る構成を有している。
【0046】前記センサとしては、前述した油圧スイッ
チ44、45と、オイルタンク46内の作動油の油温信
号Tn を検出する油温センサ43が配設されているとと
もに、走行距離センサ101による走行距離信号Ln 、
車速センサ102による車速信号Vn 、さらには、2ー
4WDモードセンサ103から2WDもしくは4WDの
モード信号Dn が、制御部5に随時入力されるようにな
っている。なお、車速センサ102は、図3に示すよう
に、第1出力軸56に第3ギヤ59aを介して噛合して
いるスピードメータ用ピニオン59bから車速信号Vn
の情報が得られるようになっている。
チ44、45と、オイルタンク46内の作動油の油温信
号Tn を検出する油温センサ43が配設されているとと
もに、走行距離センサ101による走行距離信号Ln 、
車速センサ102による車速信号Vn 、さらには、2ー
4WDモードセンサ103から2WDもしくは4WDの
モード信号Dn が、制御部5に随時入力されるようにな
っている。なお、車速センサ102は、図3に示すよう
に、第1出力軸56に第3ギヤ59aを介して噛合して
いるスピードメータ用ピニオン59bから車速信号Vn
の情報が得られるようになっている。
【0047】そして、車両の4WDモードでの走行時、
ニュートラル状態での停止時や後退走行時、さらには2
WDモードにおいて低速(10〜20km/h)状態での前
進走行時には、制御部5から電動モータ22へ駆動信号
が送られてサブポンプ24から油圧が確保されるように
なっている。一方、車両が2WDモードにおいて高速状
態で前進走行する際には、第1出力軸56の回転駆動力
を充分に得て油圧を確保することができるので、制御部
5から電動モータ22への駆動信号の停止により、メイ
ンポンプ20のみが回転駆動するようになっている。
ニュートラル状態での停止時や後退走行時、さらには2
WDモードにおいて低速(10〜20km/h)状態での前
進走行時には、制御部5から電動モータ22へ駆動信号
が送られてサブポンプ24から油圧が確保されるように
なっている。一方、車両が2WDモードにおいて高速状
態で前進走行する際には、第1出力軸56の回転駆動力
を充分に得て油圧を確保することができるので、制御部
5から電動モータ22への駆動信号の停止により、メイ
ンポンプ20のみが回転駆動するようになっている。
【0048】また、本実施例では、切替弁40が4WD
モードから2WDモードに切替操作を行うために、第2
の制御圧の供給を停止して第1の制御圧のみを供給する
よう構成したが、制御部5の記憶部には、切替弁40の
切替操作が2WDモードを維持可能な第1の制御圧を発
生する第1出力軸56の回転駆動力に対応する最低の車
速(制御基準車速)Vが記憶されている。さらに、記憶
部には、図17及び図18に示すような、前記制御基準
車速Vを補正する記憶テーブルが記憶されている。すな
わち、図17の記憶テーブルには、油温上昇によって発
生するリーク量を補償するために必要な車速補正値ΔV
1の特性が油温変化に対応して記憶されている。また、
図18の記憶テーブルには、車両の走行距離の増加によ
って発生するリーク量を補償するために必要な車速補正
値ΔV2 の特性が走行距離に対応して記憶されている。
モードから2WDモードに切替操作を行うために、第2
の制御圧の供給を停止して第1の制御圧のみを供給する
よう構成したが、制御部5の記憶部には、切替弁40の
切替操作が2WDモードを維持可能な第1の制御圧を発
生する第1出力軸56の回転駆動力に対応する最低の車
速(制御基準車速)Vが記憶されている。さらに、記憶
部には、図17及び図18に示すような、前記制御基準
車速Vを補正する記憶テーブルが記憶されている。すな
わち、図17の記憶テーブルには、油温上昇によって発
生するリーク量を補償するために必要な車速補正値ΔV
1の特性が油温変化に対応して記憶されている。また、
図18の記憶テーブルには、車両の走行距離の増加によ
って発生するリーク量を補償するために必要な車速補正
値ΔV2 の特性が走行距離に対応して記憶されている。
【0049】次に、車両の走行状態に合わせた本実施例
の油圧回路装置の動作を説明していく。キースイッチが
オンとなると、電源が投入され、制御部5での制御が開
始される。そして、制御部5は、所定時間毎のタイマ割
り込み処理により、図20に示す電動モータ駆動制御を
実行する。
の油圧回路装置の動作を説明していく。キースイッチが
オンとなると、電源が投入され、制御部5での制御が開
始される。そして、制御部5は、所定時間毎のタイマ割
り込み処理により、図20に示す電動モータ駆動制御を
実行する。
【0050】この図のステップS1で、制御部35は、
2ー4WDモードセンサ103から得られる情報Dn に
よって車両が2WDモードを選択していることを判断す
ると、ステップS2に移行していく。ステップS2で
は、油温センサ43によって検出された現時点での油温
Tn 、走行距離センサ101によって検出された現時点
での車両の距離Ln 及び車速センサ102によって検出
された現時点での車速Vn の信号を読み込む。
2ー4WDモードセンサ103から得られる情報Dn に
よって車両が2WDモードを選択していることを判断す
ると、ステップS2に移行していく。ステップS2で
は、油温センサ43によって検出された現時点での油温
Tn 、走行距離センサ101によって検出された現時点
での車両の距離Ln 及び車速センサ102によって検出
された現時点での車速Vn の信号を読み込む。
【0051】次いで、ステップS3では、図17に示し
た記憶テーブルを参照することにより作動油の油温信号
Tn に対応する車速補正値ΔV1 を決定する。次いで、
ステップS4では、図18に示した記憶テーブルを参照
することにより距離信号Ln に対応する車速補正値ΔV
2 を決定する。次いで、ステップS5では、制御基準車
速Vに基づいて、電動モータ22を駆動すべき補正車速
(モータ駆動車速)NVを以下の式により算出する。 NV=V+ΔV1 +ΔV2 ……(1) 次いで、ステップS6では、現時点での車速Vn が、算
出したモータ駆動車速NVを越えているか否かを判定す
る。そして、車速Vn がモータ駆動車速NVを越えてい
るときは、ステップS10に移行し、車速Vn がモータ
駆動車速NV以下であるときは、ステップS7に移行す
る。次いで、ステップS7では、電動モータ22が駆動
状態であるか停止状態であるかを表すステータスフラグ
Fが“0”であるか否かを判定し、フラグFが“0”
(停止状態)にリセットされているときには、ステップ
S8に移行し、フラグFが“1”(駆動状態)であると
きは、プログラムを終了する。
た記憶テーブルを参照することにより作動油の油温信号
Tn に対応する車速補正値ΔV1 を決定する。次いで、
ステップS4では、図18に示した記憶テーブルを参照
することにより距離信号Ln に対応する車速補正値ΔV
2 を決定する。次いで、ステップS5では、制御基準車
速Vに基づいて、電動モータ22を駆動すべき補正車速
(モータ駆動車速)NVを以下の式により算出する。 NV=V+ΔV1 +ΔV2 ……(1) 次いで、ステップS6では、現時点での車速Vn が、算
出したモータ駆動車速NVを越えているか否かを判定す
る。そして、車速Vn がモータ駆動車速NVを越えてい
るときは、ステップS10に移行し、車速Vn がモータ
駆動車速NV以下であるときは、ステップS7に移行す
る。次いで、ステップS7では、電動モータ22が駆動
状態であるか停止状態であるかを表すステータスフラグ
Fが“0”であるか否かを判定し、フラグFが“0”
(停止状態)にリセットされているときには、ステップ
S8に移行し、フラグFが“1”(駆動状態)であると
きは、プログラムを終了する。
【0052】ステップS8では、制御部5は、電動モー
タ22に作動信号を出力し、モータリレー22aの常開
設定tを閉じて電動モータ22を通電状態とする。そし
て、ステップS9では、フラグFを“1”にセットす
る。一方、ステップS10では、フラグFが“1”であ
るか否かを判定し、フラグFが“0”にリセットされて
いるときには、プログラムを終了する。また、フラグF
が“1”であるときは、ステップS11に移行する。
タ22に作動信号を出力し、モータリレー22aの常開
設定tを閉じて電動モータ22を通電状態とする。そし
て、ステップS9では、フラグFを“1”にセットす
る。一方、ステップS10では、フラグFが“1”であ
るか否かを判定し、フラグFが“0”にリセットされて
いるときには、プログラムを終了する。また、フラグF
が“1”であるときは、ステップS11に移行する。
【0053】次いで、ステップS11では、制御部5
は、電動モータ22への作動信号の出力を停止し、モー
タリレー22aの常開設定tを開いて電動モータ22を
非通電状態とする。そして、ステップS12において、
フラグFを“0”にリセットしてプログラムを終了す
る。これにより、4WDモードから2WDモードに切替
選択し、且つ第1出力軸56の回転駆動力が充分に得ら
れない低速状態で走行する場合であっても、予め設定し
た制御基準車速Vを、油温上昇によって発生するリーク
量を補償する車速補正値ΔV1 と、車両の走行距離の増
加によって発生するリーク量を補償する車速補正値ΔV
2 とに基づいて補正してモータ駆動車速NVを算出し、
このモータ駆動車速NVを基準として電動モータ22の
駆動及び停止制御によりサブポンプ23を駆動するの
で、例えば、作動油が高温状態となり、さらには、走行
距離の増大による作動油の粘性劣化によって各弁の作動
油リーク量が増大している場合であっても、サブポンプ
24が油圧を充分に確保して切替弁40への第1の制御
圧が急激に低下することなく所定圧が供給される。
は、電動モータ22への作動信号の出力を停止し、モー
タリレー22aの常開設定tを開いて電動モータ22を
非通電状態とする。そして、ステップS12において、
フラグFを“0”にリセットしてプログラムを終了す
る。これにより、4WDモードから2WDモードに切替
選択し、且つ第1出力軸56の回転駆動力が充分に得ら
れない低速状態で走行する場合であっても、予め設定し
た制御基準車速Vを、油温上昇によって発生するリーク
量を補償する車速補正値ΔV1 と、車両の走行距離の増
加によって発生するリーク量を補償する車速補正値ΔV
2 とに基づいて補正してモータ駆動車速NVを算出し、
このモータ駆動車速NVを基準として電動モータ22の
駆動及び停止制御によりサブポンプ23を駆動するの
で、例えば、作動油が高温状態となり、さらには、走行
距離の増大による作動油の粘性劣化によって各弁の作動
油リーク量が増大している場合であっても、サブポンプ
24が油圧を充分に確保して切替弁40への第1の制御
圧が急激に低下することなく所定圧が供給される。
【0054】なお、図20の電動モータ駆動制御処理に
おいて、ステップS1〜ステップS5の処理が車速補正
演算手段に対応し、ステップS6〜ステップS12の処
理がモータ制御手段に対応している。また、制御部35
から電動モータ22に作動信号が出力されると、モータ
リレー22aの常開接点tが閉じて電動モータ22が通
電状態となり、電動モータ22により回転駆動するサブ
ポンプ24は、オイルタンク46内の作動油を吸入し、
電動モータ22の回転数に応じたライン圧PL まで昇圧
していく。また、車両の前進走行によって第1出力軸5
6から得られる駆動力により、メインポンプ20もオイ
ルタンク46内の作動油を吸入して所定のライン圧PL
まで昇圧していく。そして、ライン圧PL は、オイルエ
レメント24を介してライン圧調圧弁32により所定の
圧力値として減圧され、クラッチ圧力調整弁36、パイ
ロット弁38の一次側に供給される。
おいて、ステップS1〜ステップS5の処理が車速補正
演算手段に対応し、ステップS6〜ステップS12の処
理がモータ制御手段に対応している。また、制御部35
から電動モータ22に作動信号が出力されると、モータ
リレー22aの常開接点tが閉じて電動モータ22が通
電状態となり、電動モータ22により回転駆動するサブ
ポンプ24は、オイルタンク46内の作動油を吸入し、
電動モータ22の回転数に応じたライン圧PL まで昇圧
していく。また、車両の前進走行によって第1出力軸5
6から得られる駆動力により、メインポンプ20もオイ
ルタンク46内の作動油を吸入して所定のライン圧PL
まで昇圧していく。そして、ライン圧PL は、オイルエ
レメント24を介してライン圧調圧弁32により所定の
圧力値として減圧され、クラッチ圧力調整弁36、パイ
ロット弁38の一次側に供給される。
【0055】ここで、若し、作動油に微小のゴミや錆び
等の異物が混入する状態で油圧供給装置4が作動する場
合には、オイルエレメント26の上流側圧力の上昇によ
りリリーフ路30の逆止弁30bが開状態となり、破線
矢印方向の連通路が形成される。これにより、リリーフ
路30が配設されることにより、オイルエレメント26
より下流側のライン圧調圧弁32や他の各弁への作動油
内の異物の侵入が防止される。
等の異物が混入する状態で油圧供給装置4が作動する場
合には、オイルエレメント26の上流側圧力の上昇によ
りリリーフ路30の逆止弁30bが開状態となり、破線
矢印方向の連通路が形成される。これにより、リリーフ
路30が配設されることにより、オイルエレメント26
より下流側のライン圧調圧弁32や他の各弁への作動油
内の異物の侵入が防止される。
【0056】次に、車両が2WDモードを選択して前進
走行する際には、制御部5から電磁開閉弁34のソレノ
イド34dに制御信号CS1 が出力され、ライン圧調圧
弁32のライン圧PL が、配管21b、21dを介して
切替弁40の外部パイロット40P1、40P2側に第1及
び第2の制御圧として供給されるが、電磁開閉弁34が
ドレイン側と連通状態となるので、外部パイロット40
P2に第1の制御圧のみが供給され、入力ポート40A と
出力ポート40B が閉塞して切替弁40が2WDモード
となる。これにより、クラッチ58のフリクションプレ
ート58b及びフリクションディスク58dとが離間し
た状態で、前後輪の駆動トルクの配分比が「0:10
0」とされ、エンジン1からの駆動力が後輪(常駆動
輪)2RL、2RR側に伝達されて車両は後二輪駆動状態で
走行する。
走行する際には、制御部5から電磁開閉弁34のソレノ
イド34dに制御信号CS1 が出力され、ライン圧調圧
弁32のライン圧PL が、配管21b、21dを介して
切替弁40の外部パイロット40P1、40P2側に第1及
び第2の制御圧として供給されるが、電磁開閉弁34が
ドレイン側と連通状態となるので、外部パイロット40
P2に第1の制御圧のみが供給され、入力ポート40A と
出力ポート40B が閉塞して切替弁40が2WDモード
となる。これにより、クラッチ58のフリクションプレ
ート58b及びフリクションディスク58dとが離間し
た状態で、前後輪の駆動トルクの配分比が「0:10
0」とされ、エンジン1からの駆動力が後輪(常駆動
輪)2RL、2RR側に伝達されて車両は後二輪駆動状態で
走行する。
【0057】次に、車両が4WDモードを選択して前進
走行する際には、制御部5は電磁開閉弁34のソレノイ
ド34dへの制御信号の出力を停止するとともに、3方
型電磁弁42のソレノイド42dに対して、所定周期の
制御信号CS0 を供給していく。これにより、3方型電
磁弁42はクラッチ圧力調整弁36に所定の制御圧を供
給していき、クラッチ圧力調整弁36は出力ポート36
B から所定圧のクラッチ圧Pcを吐出していく。また、
クラッチ圧Pcが一次側に供給された切替弁40は、外
部パイロットポート40 P1 、40 P2 に第1及び第2の制
御圧が供給されるので入力ポート40A と出力ポート4
0B とが連通し、前後輪の駆動トルクの配分比が「5
0:50」となるまで増加するクラッチ圧Pcがトラン
スファ7に供給される。
走行する際には、制御部5は電磁開閉弁34のソレノイ
ド34dへの制御信号の出力を停止するとともに、3方
型電磁弁42のソレノイド42dに対して、所定周期の
制御信号CS0 を供給していく。これにより、3方型電
磁弁42はクラッチ圧力調整弁36に所定の制御圧を供
給していき、クラッチ圧力調整弁36は出力ポート36
B から所定圧のクラッチ圧Pcを吐出していく。また、
クラッチ圧Pcが一次側に供給された切替弁40は、外
部パイロットポート40 P1 、40 P2 に第1及び第2の制
御圧が供給されるので入力ポート40A と出力ポート4
0B とが連通し、前後輪の駆動トルクの配分比が「5
0:50」となるまで増加するクラッチ圧Pcがトラン
スファ7に供給される。
【0058】次に、車両が後退走行する場合には、制御
部5から作動信号が送信されて電動モータ22が通電状
態となる。そして、メインポンプ20が逆回転駆動する
と、メインポンプ20の吸込み側すなわち配管20c側
が負圧状態となり、それによりバイパス配管48aに接
続されている3連のチェック弁48bが開状態となる。
そして、逆転駆動するメインポンプ20は、オイルタン
ク46の作動油を、サブポンプ24のストレーナ24b
からバイパス路48を通過して吸入し、吸入配管20a
とストレーナ20bを通過してオイルタンク46内に戻
していく。
部5から作動信号が送信されて電動モータ22が通電状
態となる。そして、メインポンプ20が逆回転駆動する
と、メインポンプ20の吸込み側すなわち配管20c側
が負圧状態となり、それによりバイパス配管48aに接
続されている3連のチェック弁48bが開状態となる。
そして、逆転駆動するメインポンプ20は、オイルタン
ク46の作動油を、サブポンプ24のストレーナ24b
からバイパス路48を通過して吸入し、吸入配管20a
とストレーナ20bを通過してオイルタンク46内に戻
していく。
【0059】これにより、メインポンプ20の逆転駆動
時には、メインポンプ20の吐出口であるストレーナ2
0bの周囲に泡が発生したとしても、ストレーナ24b
と離間してオイルタンク46内に配設されたサブポンプ
24のストレーナ24bから泡を吸入せずに作動油のみ
を吸入してメインポンプ20を駆動させることができる
ので、メインポンプ20のエアレーションが抑制され
る。
時には、メインポンプ20の吐出口であるストレーナ2
0bの周囲に泡が発生したとしても、ストレーナ24b
と離間してオイルタンク46内に配設されたサブポンプ
24のストレーナ24bから泡を吸入せずに作動油のみ
を吸入してメインポンプ20を駆動させることができる
ので、メインポンプ20のエアレーションが抑制され
る。
【0060】従って、この発明では、作動油に微小のゴ
ミや錆び等の異物が混入する状態で油圧供給装置4が作
動する場合でも、オイルエレメント26の上流側圧力の
上昇によりリリーフ路30の逆止弁30bが開状態とな
り、破線矢印方向の連通路が形成されてリリーフ路30
が配設されることにより、オイルエレメント26より下
流側のライン圧調圧弁32や他の各弁への作動油内の異
物の侵入が防止され、油圧供給装置4の耐久性を向上さ
せることができる。また、オイルエレメント26のフィ
ルタに目詰まりが発生した場合には、リリーフ路30の
破線矢印方向の連通路により潤滑系28に作動油が供給
されていくので、フェイルセーフ上の観点から、少なく
とも後2輪駆動状態での走行を確保することができる。
ミや錆び等の異物が混入する状態で油圧供給装置4が作
動する場合でも、オイルエレメント26の上流側圧力の
上昇によりリリーフ路30の逆止弁30bが開状態とな
り、破線矢印方向の連通路が形成されてリリーフ路30
が配設されることにより、オイルエレメント26より下
流側のライン圧調圧弁32や他の各弁への作動油内の異
物の侵入が防止され、油圧供給装置4の耐久性を向上さ
せることができる。また、オイルエレメント26のフィ
ルタに目詰まりが発生した場合には、リリーフ路30の
破線矢印方向の連通路により潤滑系28に作動油が供給
されていくので、フェイルセーフ上の観点から、少なく
とも後2輪駆動状態での走行を確保することができる。
【0061】また、車両が後退走行する場合に、メイン
ポンプ20が逆回転駆動すると、メインポンプ20の吸
込み側すなわち配管20c側が負圧状態となることによ
り3連のチェック弁48bが開状態となり、逆転駆動す
るメインポンプ20は、オイルタンク46の作動油を、
サブポンプ24のストレーナ24bからバイパス路48
を通過して吸入し、吸入配管20aとストレーナ20b
を通過してオイルタンク46内に戻していくので、メイ
ンポンプ20の逆転駆動時には、メインポンプ20の吐
出口であるストレーナ20bの周囲に泡が発生したとし
ても、ストレーナ24bと離間してオイルタンク46内
に配設されたサブポンプ24のストレーナ24bから泡
を吸入せずに作動油のみを吸入してメインポンプ20を
駆動させることができ、メインポンプ20のエアレーシ
ョンを抑制し、且つポンプの耐久性及び音振性能の向上
を図ることができる。
ポンプ20が逆回転駆動すると、メインポンプ20の吸
込み側すなわち配管20c側が負圧状態となることによ
り3連のチェック弁48bが開状態となり、逆転駆動す
るメインポンプ20は、オイルタンク46の作動油を、
サブポンプ24のストレーナ24bからバイパス路48
を通過して吸入し、吸入配管20aとストレーナ20b
を通過してオイルタンク46内に戻していくので、メイ
ンポンプ20の逆転駆動時には、メインポンプ20の吐
出口であるストレーナ20bの周囲に泡が発生したとし
ても、ストレーナ24bと離間してオイルタンク46内
に配設されたサブポンプ24のストレーナ24bから泡
を吸入せずに作動油のみを吸入してメインポンプ20を
駆動させることができ、メインポンプ20のエアレーシ
ョンを抑制し、且つポンプの耐久性及び音振性能の向上
を図ることができる。
【0062】また、4WDモードから2WDモードに切
替選択して第1出力軸56の回転駆動力が充分に得られ
ない低速状態で走行する場合であっても、予め設定した
制御基準車速Vを、油温上昇によって発生するリーク量
を補償する車速補正値ΔV1と、車両の走行距離の増加
によって発生するリーク量を補償する車速補正値ΔV2
とに基づいて補正してモータ駆動車速NVを算出し、こ
のモータ駆動車速NVを基準として電動モータ22の駆
動及び停止制御によりサブポンプ23を駆動するので、
例えば、作動油が高温状態となり、さらには、走行距離
の増大による作動油の粘性劣化によって各弁の作動油リ
ーク量が増大している場合であっても、サブポンプ24
が油圧を充分に確保して切替弁40への第1の制御圧が
急激に低下することなく所定圧を供給することができ、
四輪駆動から二輪駆動への制御応答を高めた油圧供給装
置を提供することができる。
替選択して第1出力軸56の回転駆動力が充分に得られ
ない低速状態で走行する場合であっても、予め設定した
制御基準車速Vを、油温上昇によって発生するリーク量
を補償する車速補正値ΔV1と、車両の走行距離の増加
によって発生するリーク量を補償する車速補正値ΔV2
とに基づいて補正してモータ駆動車速NVを算出し、こ
のモータ駆動車速NVを基準として電動モータ22の駆
動及び停止制御によりサブポンプ23を駆動するので、
例えば、作動油が高温状態となり、さらには、走行距離
の増大による作動油の粘性劣化によって各弁の作動油リ
ーク量が増大している場合であっても、サブポンプ24
が油圧を充分に確保して切替弁40への第1の制御圧が
急激に低下することなく所定圧を供給することができ、
四輪駆動から二輪駆動への制御応答を高めた油圧供給装
置を提供することができる。
【0063】次に、この発明の第2の実施例を図21を
参照して説明する。この実施例では、4WDモードで前
進走行している車両が2WDモードに切替選択される
と、制御部5が、図21に示す所定時間毎のタイマ割り
込み処理を、クラッチ圧力調整弁27への圧力調整制御
として実行する。この図のステップS1で、制御部5
は、2ー4WDモードセンサ103によって車両が2W
Dモードを選択していることを判断すると、ステップS
2に移行していく。
参照して説明する。この実施例では、4WDモードで前
進走行している車両が2WDモードに切替選択される
と、制御部5が、図21に示す所定時間毎のタイマ割り
込み処理を、クラッチ圧力調整弁27への圧力調整制御
として実行する。この図のステップS1で、制御部5
は、2ー4WDモードセンサ103によって車両が2W
Dモードを選択していることを判断すると、ステップS
2に移行していく。
【0064】ステップS2では、車速センサ102から
現時点での車速Vn の信号を読み込む。次いで、ステッ
プS3では、現時点での車速Vn が、制御基準車速Vを
越えているか否かを判定する。そして、車速Vn が制御
基準車速V以上であるときは、ステップS4に移行し、
車速Vn が制御基準車速Vを下回っているときは、ステ
ップS6に移行する。
現時点での車速Vn の信号を読み込む。次いで、ステッ
プS3では、現時点での車速Vn が、制御基準車速Vを
越えているか否かを判定する。そして、車速Vn が制御
基準車速V以上であるときは、ステップS4に移行し、
車速Vn が制御基準車速Vを下回っているときは、ステ
ップS6に移行する。
【0065】次いで、ステップS4では、前後輪の駆動
トルクの配分比が「50:50」となる最大のクラッチ
圧Pcに対応する指令電流ISOL を決定する。次いで、
ステップS5では、ステップS4で決定した指令電流値
ISOL の値に応じた制御信号を3方型電磁弁42に出力
し、メインプログラムに復帰する。この制御により、制
御部5から3方型電磁弁42に出力される制御信号によ
り、3方型電磁弁42の制御圧がクラッチ圧力調整弁3
6に供給され、クラッチ圧力調整弁36の二次圧は、前
後輪の駆動トルクの配分比が「50:50」となる最大
のクラッチ圧Pcに調整される。
トルクの配分比が「50:50」となる最大のクラッチ
圧Pcに対応する指令電流ISOL を決定する。次いで、
ステップS5では、ステップS4で決定した指令電流値
ISOL の値に応じた制御信号を3方型電磁弁42に出力
し、メインプログラムに復帰する。この制御により、制
御部5から3方型電磁弁42に出力される制御信号によ
り、3方型電磁弁42の制御圧がクラッチ圧力調整弁3
6に供給され、クラッチ圧力調整弁36の二次圧は、前
後輪の駆動トルクの配分比が「50:50」となる最大
のクラッチ圧Pcに調整される。
【0066】一方、ステップS6では、最小のクラッチ
圧Pc(例えば、クラッチが締結状態の直前の位置でス
タンバイ状態とするクラッチ圧Pc)に対応する指令電
流値ISOL を決定する。次いで、ステップS5では、ス
テップS6で決定した指令電流値ISOL に応じた制御信
号を3方型電磁弁42に出力し、メインプログラムに復
帰する。この制御により、制御部35から3方型電磁弁
42に出力される制御信号により、3方型電磁弁42の
制御圧がクラッチ圧力調整弁36に供給され、クラッチ
圧力調整弁27の二次圧は、クラッチ58が締結状態の
直前の位置でスタンバイ状態となるクラッチ圧Pcに調
整される。
圧Pc(例えば、クラッチが締結状態の直前の位置でス
タンバイ状態とするクラッチ圧Pc)に対応する指令電
流値ISOL を決定する。次いで、ステップS5では、ス
テップS6で決定した指令電流値ISOL に応じた制御信
号を3方型電磁弁42に出力し、メインプログラムに復
帰する。この制御により、制御部35から3方型電磁弁
42に出力される制御信号により、3方型電磁弁42の
制御圧がクラッチ圧力調整弁36に供給され、クラッチ
圧力調整弁27の二次圧は、クラッチ58が締結状態の
直前の位置でスタンバイ状態となるクラッチ圧Pcに調
整される。
【0067】従って、運転者が2輪駆動操作を行ったと
きにメインポンプ20が油圧を充分に確保できない低速
状態で走行していても、第1出力軸56の回転駆動力が
充分に得られない制御基準車速Vを下回る車速Vn で
は、クラッチ圧力調整弁36が最小のクラッチ圧Pcを
二次圧として出力するように、制御部5が3方型電磁弁
42を制御するので、第1の制御圧の低下により切替弁
40が入力ポート40Aと出力ポート40B とが連通す
る4WDモードとなっていても、クラッチ58に流入す
る作動油は微量でありクラッチ58が締結状態とならな
いので、車両のタイトコーナでの走行性が良好となり、
2輪駆動を選択した運転者に違和感を与えることがな
い。
きにメインポンプ20が油圧を充分に確保できない低速
状態で走行していても、第1出力軸56の回転駆動力が
充分に得られない制御基準車速Vを下回る車速Vn で
は、クラッチ圧力調整弁36が最小のクラッチ圧Pcを
二次圧として出力するように、制御部5が3方型電磁弁
42を制御するので、第1の制御圧の低下により切替弁
40が入力ポート40Aと出力ポート40B とが連通す
る4WDモードとなっていても、クラッチ58に流入す
る作動油は微量でありクラッチ58が締結状態とならな
いので、車両のタイトコーナでの走行性が良好となり、
2輪駆動を選択した運転者に違和感を与えることがな
い。
【0068】また、制御基準車速V以上の車速Vn で
は、クラッチ圧力調整弁36は、最大のクラッチ圧Pc
が二次圧として出力するように制御部5を介して3方型
電磁弁42に制御されるので、車両を2WDモードから
4DWモードに切替選択する際に、二輪駆動から四輪駆
動への制御応答を高めた油圧供給装置を提供することが
できる。
は、クラッチ圧力調整弁36は、最大のクラッチ圧Pc
が二次圧として出力するように制御部5を介して3方型
電磁弁42に制御されるので、車両を2WDモードから
4DWモードに切替選択する際に、二輪駆動から四輪駆
動への制御応答を高めた油圧供給装置を提供することが
できる。
【0069】図21の圧力調整制御処理において、ステ
ップS1〜ステップS3の処理が車速判定手段に対応
し、ステップS4〜ステップS6の処理が圧力調整弁制
御手段に対応している。なお、上記実施例では、後輪駆
動車をベースにした四輪駆動車について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、前輪駆動車をベースにし
た四輪駆動車であっても同様の作用効果を得ることがで
きる。
ップS1〜ステップS3の処理が車速判定手段に対応
し、ステップS4〜ステップS6の処理が圧力調整弁制
御手段に対応している。なお、上記実施例では、後輪駆
動車をベースにした四輪駆動車について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、前輪駆動車をベースにし
た四輪駆動車であっても同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1記載の四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置によれ
ば、車速判定手段は、車速検出手段で検出した値からメ
インポンプで切替弁が2WDモードを維持可能な第1の
制御圧を確保できる所定の車速に達しているか否かを判
断し、圧力調整弁制御手段は、現在の車速が所定の車速
に達していない場合には、前記クラッチ圧力調整弁から
最小のクラッチ圧が吐出するように制御するので、若
し、運転者が2輪駆動操作を行ったときに、車両の低速
走行によりアウトプットシャフトの回転力が充分に得ら
れずメインポンプの昇圧不足により切替弁に供給される
第1の制御圧が低下して4WDモード状態の切替弁とな
っていても、可変トルククラッチに流入する作動油は微
量であり可変トルククラッチが締結状態とならないの
で、車両のタイトコーナでの走行性が良好となり、2輪
駆動を選択した運転者に違和感を与えることがない。
1記載の四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置によれ
ば、車速判定手段は、車速検出手段で検出した値からメ
インポンプで切替弁が2WDモードを維持可能な第1の
制御圧を確保できる所定の車速に達しているか否かを判
断し、圧力調整弁制御手段は、現在の車速が所定の車速
に達していない場合には、前記クラッチ圧力調整弁から
最小のクラッチ圧が吐出するように制御するので、若
し、運転者が2輪駆動操作を行ったときに、車両の低速
走行によりアウトプットシャフトの回転力が充分に得ら
れずメインポンプの昇圧不足により切替弁に供給される
第1の制御圧が低下して4WDモード状態の切替弁とな
っていても、可変トルククラッチに流入する作動油は微
量であり可変トルククラッチが締結状態とならないの
で、車両のタイトコーナでの走行性が良好となり、2輪
駆動を選択した運転者に違和感を与えることがない。
【0071】また、請求項2記載の四輪駆動車のトラン
スファ油圧制御装置によれば、上記効果に加えて、切替
弁が2WDモードから4WDモードに切替操作される
と、クラッチ圧力調整弁から最大のクラッチ圧が可変ト
ルククラッチに供給されるので、二輪駆動から四輪駆動
への応答性を高めることができる。
スファ油圧制御装置によれば、上記効果に加えて、切替
弁が2WDモードから4WDモードに切替操作される
と、クラッチ圧力調整弁から最大のクラッチ圧が可変ト
ルククラッチに供給されるので、二輪駆動から四輪駆動
への応答性を高めることができる。
【図1】この発明に係る四輪駆動車の概略を示す構成図
である。
である。
【図2】この発明に係る油圧供給回路を示すブロック図
である。
である。
【図3】この発明に係るトランスファ内部構造を示す図
である。
である。
【図4】この発明に係るコントロールユニットのユニッ
ト体を示す平面図である。
ト体を示す平面図である。
【図5】この発明に係るコントロールユニットのユニッ
ト体を示す側面図である。
ト体を示す側面図である。
【図6】帯体が巻装されたリアケーシング内にコントロ
ールユニットが装着された状態を示す図である。
ールユニットが装着された状態を示す図である。
【図7】この発明に係るハーネスカバー及び3方型電磁
弁を示す平面図である。
弁を示す平面図である。
【図8】この発明に係るハーネスカバー及び3方型電磁
弁を示す側面図である。
弁を示す側面図である。
【図9】この発明に係るストレーナユニットを示す平面
図である。
図である。
【図10】ストレーナユニットを示す側面図である。
【図11】ストレーナユニットと油受渡し部との接合状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図12】リアケーシング内にコントロールユニット及
びストレーナユニットが装着された状態を示す図であ
る。
びストレーナユニットが装着された状態を示す図であ
る。
【図13】リアケーシング内にコントロールユニット、
ストレーナユニット及びバッフルプレートが装着された
状態を示す図である。
ストレーナユニット及びバッフルプレートが装着された
状態を示す図である。
【図14】油圧スイッチ近傍に配設されたバッフルプレ
ートを示す図である。
ートを示す図である。
【図15】リアケーシングの一部にオイルエレメントが
外付けされた状態を示す断面図である。
外付けされた状態を示す断面図である。
【図16】油圧供給装置を構成する切替弁を示す断面図
である。
である。
【図17】作動油の温度上昇と車速補正値との特性を示
す図である。
す図である。
【図18】車両の走行距離と車速補正値との特性を示す
図である。
図である。
【図19】この発明の第1の制御手段の概要を示す基本
構成図である。
構成図である。
【図20】この発明の第1の制御手段を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図21】この発明の第2の制御手段の概要を示す基本
構成図である。
構成図である。
【図22】この発明の第2の制御手段を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
5 制御部 7 トランスファ 20 メインポンプ 22 電動モータ 24 サブポンプ 36 クラッチ圧力調整弁 40 切替弁 56a 入力軸(アウトプットシャフト) 58 可変トルククラッチ 102 車速センサ Pc クラッチ圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−154433(JP,A) 特開 平1−208233(JP,A) 実開 平4−67122(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/348
Claims (2)
- 【請求項1】 正逆回転するアウトプットシャフトを駆
動源としてオイルタンクから吸入した作動油を昇圧吐出
する正逆回転形のメインポンプと、当該メインポンプと
並列接続され、電動モータを駆動源として前記オイルタ
ンクから吸入した作動油を昇圧吐出する正回転形のサブ
ポンプとを油圧源とし、この油圧源からの作動油をトラ
ンスファ内に装着された可変トルククラッチに所定のク
ラッチ圧で供給し、当該可変クラッチが所定の状態とさ
れて回転駆動源の駆動力を所定の配分比で前、後輪に配
分伝達するように制御するクラッチ制御手段と、前記油
圧源で昇圧された作動油を、所定の締結状態となる可変
トルククラッチのクラッチ圧に調整するクラッチ圧力調
整弁と、このクラッチ圧力調整弁に対してクラッチ圧調
整制御を行う電磁制御弁と、前記クラッチ圧力調整弁及
び前記可変トルククラッチの間の油路に配置され、可変
トルククラッチへのクラッチ圧の供給・停止制御を行
い、4WDモード或いは2WDモードを選択的に切替可
能な切替弁とを備え、前記切替弁は、前記クラッチ圧の供給・停止を切り替え
る弁体と、該弁体を付勢するスプリングとを有し、前記
弁体の一方には前記油圧源で昇圧されて所定の圧力に調
圧された第1の制御圧が供給されて第1の押圧力が作用
し、他方には前記油圧源で昇圧されて所定の圧力に調圧
された第2の制御圧が供給されて作用する押圧力とスプ
リングの付勢力との総和により第2の押圧力が作用し、
前記第1の押圧力より前記第2の押圧力の方が大きくな
る場合には、4WDモードに切替選択されて前記クラッ
チ圧力調整弁から出力された前記クラッチ圧を前記可変
トルククラッチへ吐出し、前記第2の制御圧の供給が停
止して前記第1の押圧力より前記第2の押圧力の方が小
さくなる場合には、2WDモードに切替選択されて前記
クラッチ圧力調整弁から出力されたクラッチ圧の前記可
変トルククラッチへの吐出を停止する 四輪駆動車のトラ
ンスファ油圧制御装置において、 車両の現在の車速を検出する車速検出手段と、 この車速検出手段の検出値に基づいて、車両が、前記メ
インポンプで前記切替弁が2WDモードを維持可能な前
記第1の制御圧を確保できる所定の車速に達しているか
否かを判定する車速判定手段と、 この車速判定手段に基づいて、2WDモード選択時に、
現在の車速が前記所定の車速に達していない場合には前
記クラッチ圧力調整弁が最小のクラッチ圧を吐出するよ
うに前記電磁制御弁を制御する圧力調整弁制御手段とを
備えたことを特徴とする四輪駆動車のトランスファ油圧
制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の四輪駆動車のトランスフ
ァ油圧制御装置において、前記 圧力調整弁制御手段は、2WDモード選択時に、現
在の車速が前記所定の車速に達している場合には、クラ
ッチ圧力調整弁が最大のクラッチ圧を吐出するように前
記電磁制御弁を制御することを特徴とする四輪駆動車の
トランスファ油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05333460A JP3132276B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05333460A JP3132276B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186753A JPH07186753A (ja) | 1995-07-25 |
| JP3132276B2 true JP3132276B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=18266333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05333460A Expired - Fee Related JP3132276B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3132276B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4297948B2 (ja) | 2007-04-13 | 2009-07-15 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド駆動装置およびその制御方法 |
| JP5837391B2 (ja) * | 2011-10-31 | 2015-12-24 | アイシン・エーアイ株式会社 | 車両の駆動状態制御装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP05333460A patent/JP3132276B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07186753A (ja) | 1995-07-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3384167B2 (ja) | 4輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 | |
| KR101814966B1 (ko) | 동력 장치 | |
| JP3511688B2 (ja) | 四輪駆動車のアンチスキッド制御装置 | |
| JPH0891067A (ja) | トランスファ装置の潤滑構造 | |
| JP3315821B2 (ja) | 車両の駆動力伝達装置 | |
| JP3132278B2 (ja) | 油圧供給装置 | |
| US5819192A (en) | Transfer for motor vehicle | |
| JP3132276B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 | |
| JP3024470B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 | |
| JP3331766B2 (ja) | トランスファ装置の副変速機 | |
| JPH0893793A (ja) | 多板摩擦クラッチ構造 | |
| JP3132277B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧供給装置 | |
| JP3085069B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧供給装置 | |
| JP3104511B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧供給装置 | |
| JPH07186759A (ja) | 車両の駆動力伝達装置 | |
| JP3208974B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧供給装置 | |
| JP3008756B2 (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧供給装置 | |
| JPH07186752A (ja) | 四輪駆動車のトランスファ油圧制御装置 | |
| JP3491364B2 (ja) | 油圧供給装置の接続構造 | |
| JP3430662B2 (ja) | 車両の駆動力伝達装置 | |
| JP3430754B2 (ja) | 四輪駆動車 | |
| JP2936565B2 (ja) | トランスファの油圧制御装置 | |
| JP3582156B2 (ja) | 四輪駆動車 | |
| JPH0893794A (ja) | 流体圧制御装置 | |
| JP3331767B2 (ja) | 車両のトランスファ装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071124 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |