JP3132866B2 - カーボンコート光ファイバのリコート方法 - Google Patents
カーボンコート光ファイバのリコート方法Info
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
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- C03C25/22—Deposition from the vapour phase
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- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C25/104—Coating to obtain optical fibres
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーボンコート光ファ
イバの光ファイバ裸線が露出した部位に、カーボンをリ
コートする方法に関する。
イバの光ファイバ裸線が露出した部位に、カーボンをリ
コートする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ファイバとしては、石英ガラス
系の光ファイバ裸線に合成樹脂等の有機材料による被覆
が施されたものが用いられている。この有機材料による
被覆は、ガラス製の光ファイバ裸線に外部環境中の塵、
埃あるいは異物等が衝突して傷が発生し、光ファイバの
破断強度が低下するのを防ぐためのものである。ところ
が、この有機材料による被覆では、外部環境中の水蒸気
や、さらに分子が小さい水素分子の光ファイバ裸線への
拡散を防止することができない。そして応力がかかる状
態で光ファイバに水分が付着すると、疲労現象が生じ、
経時的に機械強度が低下する。また、光ファイバ裸線の
ガラス中に水素が拡散することによって、水素分子の分
子振動に起因する吸収損失が増大したり、光ファイバ中
にドープ剤として含有されているP2O5、GeO2、B2
O3等と反応してOH基が生成され、このOH基に起因
する吸収損失が増大したりするという問題があった。
系の光ファイバ裸線に合成樹脂等の有機材料による被覆
が施されたものが用いられている。この有機材料による
被覆は、ガラス製の光ファイバ裸線に外部環境中の塵、
埃あるいは異物等が衝突して傷が発生し、光ファイバの
破断強度が低下するのを防ぐためのものである。ところ
が、この有機材料による被覆では、外部環境中の水蒸気
や、さらに分子が小さい水素分子の光ファイバ裸線への
拡散を防止することができない。そして応力がかかる状
態で光ファイバに水分が付着すると、疲労現象が生じ、
経時的に機械強度が低下する。また、光ファイバ裸線の
ガラス中に水素が拡散することによって、水素分子の分
子振動に起因する吸収損失が増大したり、光ファイバ中
にドープ剤として含有されているP2O5、GeO2、B2
O3等と反応してOH基が生成され、このOH基に起因
する吸収損失が増大したりするという問題があった。
【0003】このような問題を解決するために、図3に
示すようにコア1aおよびクラッド1bからなる石英ガ
ラス系光ファイバ裸線1の表面に数100〜1000Å
の厚さのカーボンコート層2を形成し、さらにその上に
有機材料による樹脂被覆層3を形成したカーボンコート
光ファイバ4が提案されている。
示すようにコア1aおよびクラッド1bからなる石英ガ
ラス系光ファイバ裸線1の表面に数100〜1000Å
の厚さのカーボンコート層2を形成し、さらにその上に
有機材料による樹脂被覆層3を形成したカーボンコート
光ファイバ4が提案されている。
【0004】ところで、光通信の長距離伝送の要求に伴
い、長大な光ファイバが不可決となっているが、光ファ
イバの長さは有限で、これを布設する場合には、有限の
長さの光ファイバを接続して用いなければならない。こ
のような接続方法としては、コネクタ方式、融着接続等
種々の方法があるが、一般に永久接続として、光ファイ
バを突き合わせてアーク放電中で溶融して接続する融着
接続法が用いられている。
い、長大な光ファイバが不可決となっているが、光ファ
イバの長さは有限で、これを布設する場合には、有限の
長さの光ファイバを接続して用いなければならない。こ
のような接続方法としては、コネクタ方式、融着接続等
種々の方法があるが、一般に永久接続として、光ファイ
バを突き合わせてアーク放電中で溶融して接続する融着
接続法が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、融着接
続法をカーボンコート光ファイバ4に適用するには、こ
のカーボンコート光ファイバ4の端部の樹脂被覆層3を
除去し、その端部同士をつき合わせてアーク放電により
融着するが、この放電によって加熱される過程でカーボ
ンコート層2が燃焼、消失し、接続部で光ファイバ裸線
1が露出された状態となる。また光ファイバのコア1a
を調心するために、ある程度カーボンコート層2を剥す
必要がある。このように加熱融着の際に露出された光フ
ァイバ裸線1は充分に加熱されているため、外部環境中
の水分が付着し易くなる。そして光ファイバ裸線1に水
分が付着したり、水素雰囲気下に曝されたりすると、接
続部において破断強度が低下する、あるいは伝送損失が
増大する等の恐れがあった。
続法をカーボンコート光ファイバ4に適用するには、こ
のカーボンコート光ファイバ4の端部の樹脂被覆層3を
除去し、その端部同士をつき合わせてアーク放電により
融着するが、この放電によって加熱される過程でカーボ
ンコート層2が燃焼、消失し、接続部で光ファイバ裸線
1が露出された状態となる。また光ファイバのコア1a
を調心するために、ある程度カーボンコート層2を剥す
必要がある。このように加熱融着の際に露出された光フ
ァイバ裸線1は充分に加熱されているため、外部環境中
の水分が付着し易くなる。そして光ファイバ裸線1に水
分が付着したり、水素雰囲気下に曝されたりすると、接
続部において破断強度が低下する、あるいは伝送損失が
増大する等の恐れがあった。
【0006】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、加熱融着されるなどして光ファイバ裸線が露出した
部位にカーボンをリコートする方法を提供することを目
的とする。
で、加熱融着されるなどして光ファイバ裸線が露出した
部位にカーボンをリコートする方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のカーボンコー
ト光ファイバのリコート方法は、リコート部位の近傍に
発熱体を配し、該発熱体をカーボン含有原料ガス雰囲気
下で輻射型熱源によって加熱することによって、発熱体
表面でカーボン含有原料ガスを分解し、該発熱体近傍の
リコート部位にカーボンを蒸着せしめることを前記課題
の解決手段とした。
ト光ファイバのリコート方法は、リコート部位の近傍に
発熱体を配し、該発熱体をカーボン含有原料ガス雰囲気
下で輻射型熱源によって加熱することによって、発熱体
表面でカーボン含有原料ガスを分解し、該発熱体近傍の
リコート部位にカーボンを蒸着せしめることを前記課題
の解決手段とした。
【0008】
【作用】この発明のカーボンコート光ファイバのリコー
ト方法は、発熱体をカーボン含有原料ガス雰囲気下で輻
射型の熱源を用いて加熱することによって、発熱体上で
原料ガスの熱分解を行い、光ファイバのリコート部位を
この発熱体の高温部の近傍に配することによって、リコ
ート部位の光ファイバの表面上に熱分解カーボンを蒸着
せしめるものである。この輻射型の熱源としては赤外線
ランプ、炭酸ガスレーザ等を用いることができ、赤外線
ランプを用いると大がかりな装置を必要とせず比較的簡
便に行える。そして、発熱体の加熱に際しては、赤外線
ランプを用いた場合には、リコート部位の大きさによっ
て焦点の面積を所望の大きさに調整することができる。
またレーザビーム等を用いた場合には、任意の方法で発
熱体およびリコート部位をトラバースさせることによっ
て所望の範囲を加熱することができる。また発熱体とし
ては耐熱性セラミックス板、酸化アルミニウム板等を用
いることができる。
ト方法は、発熱体をカーボン含有原料ガス雰囲気下で輻
射型の熱源を用いて加熱することによって、発熱体上で
原料ガスの熱分解を行い、光ファイバのリコート部位を
この発熱体の高温部の近傍に配することによって、リコ
ート部位の光ファイバの表面上に熱分解カーボンを蒸着
せしめるものである。この輻射型の熱源としては赤外線
ランプ、炭酸ガスレーザ等を用いることができ、赤外線
ランプを用いると大がかりな装置を必要とせず比較的簡
便に行える。そして、発熱体の加熱に際しては、赤外線
ランプを用いた場合には、リコート部位の大きさによっ
て焦点の面積を所望の大きさに調整することができる。
またレーザビーム等を用いた場合には、任意の方法で発
熱体およびリコート部位をトラバースさせることによっ
て所望の範囲を加熱することができる。また発熱体とし
ては耐熱性セラミックス板、酸化アルミニウム板等を用
いることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。図1は本
発明のリコート方法を実施するために好適に用いられる
装置の概略構成図である。この装置は赤外線集光炉6
と、反応容器9から概略構成されている。図2は反応容
器9の斜視図であって、(a)は本体9a、(b)は蓋
部9bをそれぞれ示した図である。
発明のリコート方法を実施するために好適に用いられる
装置の概略構成図である。この装置は赤外線集光炉6
と、反応容器9から概略構成されている。図2は反応容
器9の斜視図であって、(a)は本体9a、(b)は蓋
部9bをそれぞれ示した図である。
【0010】赤外線集光炉6は有底中空の形状で、底部
中央に赤外線ランプ5を備えてなるものであって、その
内壁は赤外線反射材で形成されている。この赤外線集光
炉6は反応容器9に向かって開口するように配置されて
いる。赤外線ランプ5から放射された赤外線7は、集光
炉6の内壁で反射集光されて反応容器9に照射される。
また、この赤外線集光炉6の周壁は二重構造となってお
り、内壁と外壁の中空層と外部とに連通する2本の冷却
管8,8が設けられている。この冷却管8,8は外壁の
ほぼ対向する位置に好適に設けられ、この一方の冷却管
8から周壁の中空層を通って他方の冷却管8へ水を通す
ことによって、赤外線集光炉6の周壁を冷却できるよう
になっている。
中央に赤外線ランプ5を備えてなるものであって、その
内壁は赤外線反射材で形成されている。この赤外線集光
炉6は反応容器9に向かって開口するように配置されて
いる。赤外線ランプ5から放射された赤外線7は、集光
炉6の内壁で反射集光されて反応容器9に照射される。
また、この赤外線集光炉6の周壁は二重構造となってお
り、内壁と外壁の中空層と外部とに連通する2本の冷却
管8,8が設けられている。この冷却管8,8は外壁の
ほぼ対向する位置に好適に設けられ、この一方の冷却管
8から周壁の中空層を通って他方の冷却管8へ水を通す
ことによって、赤外線集光炉6の周壁を冷却できるよう
になっている。
【0011】反応容器9は上方に開口した有底中空の本
体9a、および本体9aの開口部に嵌合する蓋部9bか
らなり、蓋部9bの中央には赤外線透過用の窓9cが設
けられている。この窓9cの下方には発熱体10が設け
られている。赤外線集光炉6にて集光された赤外線7
は、窓9cを透過して発熱体10に照射される。ここ
で、赤外線透過用の窓9cは石英を用いて作成されたも
のが好ましい。また、カーボンコート光ファイバ4はそ
のリコート部位13が窓9cと発熱体10の中間であっ
て発熱体10の近傍に位置するように、反応容器9を貫
通して配され、反応容器9の本体9a、および蓋部9b
の周縁部に形成された溝9dにおいて固定されている。
体9a、および本体9aの開口部に嵌合する蓋部9bか
らなり、蓋部9bの中央には赤外線透過用の窓9cが設
けられている。この窓9cの下方には発熱体10が設け
られている。赤外線集光炉6にて集光された赤外線7
は、窓9cを透過して発熱体10に照射される。ここ
で、赤外線透過用の窓9cは石英を用いて作成されたも
のが好ましい。また、カーボンコート光ファイバ4はそ
のリコート部位13が窓9cと発熱体10の中間であっ
て発熱体10の近傍に位置するように、反応容器9を貫
通して配され、反応容器9の本体9a、および蓋部9b
の周縁部に形成された溝9dにおいて固定されている。
【0012】また反応容器9には、不活性ガスおよびカ
ーボン含有原料ガスを供給するガス供給管11、および
排気管12が設けられている。このガス供給管11はそ
の先端のノズルが、発熱体10およびリコート部位13
の近傍に位置するように設けられている。ここで、発熱
体10の周辺を原料ガス雰囲気とする方法として、反応
容器9を気密状態にして、反応容器9内を原料ガスで置
換することもできるが、リコート部位13に直接原料ガ
スを噴霧することによって、リコート部位13の周辺を
局部的に無酸素状態として、容易かつ効率的に必要原料
ガス濃度を得ることができる。また、リコート部位13
に原料ガスを噴射することによって、リコート部位13
およびその周辺が空冷され、加熱過程でリコート部位1
3以外のカーボンコート層2が燃焼するのを防止するこ
とができる。あるいは任意の位置に、リコート部位13
の周辺に冷却ガスを噴射してこれを空冷するための空冷
管を設けることもできる。
ーボン含有原料ガスを供給するガス供給管11、および
排気管12が設けられている。このガス供給管11はそ
の先端のノズルが、発熱体10およびリコート部位13
の近傍に位置するように設けられている。ここで、発熱
体10の周辺を原料ガス雰囲気とする方法として、反応
容器9を気密状態にして、反応容器9内を原料ガスで置
換することもできるが、リコート部位13に直接原料ガ
スを噴霧することによって、リコート部位13の周辺を
局部的に無酸素状態として、容易かつ効率的に必要原料
ガス濃度を得ることができる。また、リコート部位13
に原料ガスを噴射することによって、リコート部位13
およびその周辺が空冷され、加熱過程でリコート部位1
3以外のカーボンコート層2が燃焼するのを防止するこ
とができる。あるいは任意の位置に、リコート部位13
の周辺に冷却ガスを噴射してこれを空冷するための空冷
管を設けることもできる。
【0013】この装置を用いて光ファイバ裸線1が露出
した部位13にカーボンをリコートするには、まずカー
ボンコート光ファイバ4を反応容器9の溝9dに固定す
る。このとき、リコート部位13は反応容器9の窓9c
と発熱体10の中間で、かつガス供給管11のノズル近
傍に配置する。次いで、ガス供給管11より不活性ガス
を供給するとともに、排気管12から排気を行い、反応
容器9内の空気を追い出す。このとき、後の加熱過程で
カーボン含有原料ガスが燃焼するのを防ぐために、反応
容器内の酸素濃度を2000ppm以下とするのが好ま
しい。また、ここで用いられる不活性ガスとしては、N
2、Ar、He等を使用することができる。
した部位13にカーボンをリコートするには、まずカー
ボンコート光ファイバ4を反応容器9の溝9dに固定す
る。このとき、リコート部位13は反応容器9の窓9c
と発熱体10の中間で、かつガス供給管11のノズル近
傍に配置する。次いで、ガス供給管11より不活性ガス
を供給するとともに、排気管12から排気を行い、反応
容器9内の空気を追い出す。このとき、後の加熱過程で
カーボン含有原料ガスが燃焼するのを防ぐために、反応
容器内の酸素濃度を2000ppm以下とするのが好ま
しい。また、ここで用いられる不活性ガスとしては、N
2、Ar、He等を使用することができる。
【0014】続いて、ガス供給管11からカーボン含有
原料ガスをバブリング方式で供給して発熱体10および
リコート部位13に対して噴射する。ここでカーボン含
有原料ガスとしては、例えばアセチレン、エチレン、ベ
ンゼン、プロパン等の炭化水素化合物、あるいはジクロ
ロエタン、トリクロロエタン等の塩素を含有する炭化水
素化合物、およびこれらの混合物等のカーボン含有化合
物ガスが用いられる。また、バブリングガスとしては例
えばN2ガス等を用いることができる。そしてカーボン
含有原料ガスの供給条件はバブル温度を室温(25℃前
後)に保ち、バブリングガスの流量を0.5〜2 l/
minとするのが好ましい。
原料ガスをバブリング方式で供給して発熱体10および
リコート部位13に対して噴射する。ここでカーボン含
有原料ガスとしては、例えばアセチレン、エチレン、ベ
ンゼン、プロパン等の炭化水素化合物、あるいはジクロ
ロエタン、トリクロロエタン等の塩素を含有する炭化水
素化合物、およびこれらの混合物等のカーボン含有化合
物ガスが用いられる。また、バブリングガスとしては例
えばN2ガス等を用いることができる。そしてカーボン
含有原料ガスの供給条件はバブル温度を室温(25℃前
後)に保ち、バブリングガスの流量を0.5〜2 l/
minとするのが好ましい。
【0015】このような状態で、赤外線ランプ5から赤
外線7を発生させ、これによって発熱体10を加熱す
る。赤外線7は赤外線集光炉6によって反応容器9内の
発熱体10上に焦点を結ぶように集光する。このとき、
赤外線7の焦点は、少なくともリコート部位13の幅と
同様の直径を有する円形とするのが好ましい。また、発
熱体10の表面温度はカーボン含有原料ガスの熱分解温
度に応じて適宜選択するのが好ましい。このようにして
高温となった発熱体10上で原料ガスが熱分解され、こ
の高温部の近傍に配されたリコート部位13の光ファイ
バ裸線1上にカーボンが蒸着される。かくしてカーボン
コート光ファイバ4にカーボンをリコートすることがで
きる。そして、熱源として赤外線を用いることによっ
て、炭酸ガスレーザを用いた場合に比べて大がかりな装
置を必要とせず、またレーザビームによって所望の範囲
を加熱するために行う反応容器のトラバースも必要とし
ないので簡便にリコートを行うことができる。また、こ
の方法でカーボンがリコートされる光ファイバとして
は、カーボンコート光ファイバの融着接続部のみでな
く、局部的にカーボンがコートされていない部分を有す
る光ファイバにも適用できる。
外線7を発生させ、これによって発熱体10を加熱す
る。赤外線7は赤外線集光炉6によって反応容器9内の
発熱体10上に焦点を結ぶように集光する。このとき、
赤外線7の焦点は、少なくともリコート部位13の幅と
同様の直径を有する円形とするのが好ましい。また、発
熱体10の表面温度はカーボン含有原料ガスの熱分解温
度に応じて適宜選択するのが好ましい。このようにして
高温となった発熱体10上で原料ガスが熱分解され、こ
の高温部の近傍に配されたリコート部位13の光ファイ
バ裸線1上にカーボンが蒸着される。かくしてカーボン
コート光ファイバ4にカーボンをリコートすることがで
きる。そして、熱源として赤外線を用いることによっ
て、炭酸ガスレーザを用いた場合に比べて大がかりな装
置を必要とせず、またレーザビームによって所望の範囲
を加熱するために行う反応容器のトラバースも必要とし
ないので簡便にリコートを行うことができる。また、こ
の方法でカーボンがリコートされる光ファイバとして
は、カーボンコート光ファイバの融着接続部のみでな
く、局部的にカーボンがコートされていない部分を有す
る光ファイバにも適用できる。
【0016】(実施例)上述の装置を用いて、融着接続
によって接続部の光ファイバ裸線1が10mmにわたって
露出したカーボンコート光ファイバ4に対して、カーボ
ンのリコートを行った。熱源としては赤外線ランプ5
(サーモ理工(株)製 IR−2000)を用い、発熱
体10としてはアルミナ板を用いた。まずカーボンコー
ト光ファイバ4を反応容器9に固定した。このとき、リ
コート部位13が窓9cと発熱体10の中間で、かつガ
ス供給管11の正面に位置するように固定した。次い
で、ガス供給管11からN2ガスを供給して、酸素濃度
が2000ppm以下になるまで反応容器9内をパージ
した。続いて、ガス供給管11から1,1,1−トリク
ロロエタンをバブリング方式によって供給した。バブリ
ングガスとしてN2ガスを用い、流量は1.0 l/m
inとした。
によって接続部の光ファイバ裸線1が10mmにわたって
露出したカーボンコート光ファイバ4に対して、カーボ
ンのリコートを行った。熱源としては赤外線ランプ5
(サーモ理工(株)製 IR−2000)を用い、発熱
体10としてはアルミナ板を用いた。まずカーボンコー
ト光ファイバ4を反応容器9に固定した。このとき、リ
コート部位13が窓9cと発熱体10の中間で、かつガ
ス供給管11の正面に位置するように固定した。次い
で、ガス供給管11からN2ガスを供給して、酸素濃度
が2000ppm以下になるまで反応容器9内をパージ
した。続いて、ガス供給管11から1,1,1−トリク
ロロエタンをバブリング方式によって供給した。バブリ
ングガスとしてN2ガスを用い、流量は1.0 l/m
inとした。
【0017】この状態で、赤外線ランプ5を起動して赤
外線7を発生させ、赤外線集光炉6によって反応容器9
内のアルミナ板10に焦点を結ぶように集光した。この
とき、赤外線7の焦点は直径10mm程度の円形とし、ア
ルミナ板10の表面温度を900℃とした。このように
してリコート部位13にカーボンを蒸着することができ
た。得られたカーボンコート光ファイバ4について、リ
コートされた接続部の静疲労係数、および接続部以外の
部位の静疲労係数を測定したところ、両者の間に差異は
認められず、この接続部が他のカーボンコートされた部
分と同様の強度に補強されていることが認められた。
外線7を発生させ、赤外線集光炉6によって反応容器9
内のアルミナ板10に焦点を結ぶように集光した。この
とき、赤外線7の焦点は直径10mm程度の円形とし、ア
ルミナ板10の表面温度を900℃とした。このように
してリコート部位13にカーボンを蒸着することができ
た。得られたカーボンコート光ファイバ4について、リ
コートされた接続部の静疲労係数、および接続部以外の
部位の静疲労係数を測定したところ、両者の間に差異は
認められず、この接続部が他のカーボンコートされた部
分と同様の強度に補強されていることが認められた。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のカーボン
コート光ファイバのリコート方法は、リコート部位の近
傍に発熱体を配し、この発熱体をカーボン含有原料ガス
雰囲気下で輻射型熱源によって加熱することによって、
発熱体表面でカーボン含有原料ガスを分解し、該発熱体
近傍のリコート部位にカーボンを蒸着せしめるものであ
る。
コート光ファイバのリコート方法は、リコート部位の近
傍に発熱体を配し、この発熱体をカーボン含有原料ガス
雰囲気下で輻射型熱源によって加熱することによって、
発熱体表面でカーボン含有原料ガスを分解し、該発熱体
近傍のリコート部位にカーボンを蒸着せしめるものであ
る。
【0019】したがって、カーボンコート光ファイバの
機械的強度を低下させる要因となる光ファイバの露出部
分をなくし、信頼性に富むカーボンコート光ファイバを
得ることができる。そして、接続に際しては、加熱融着
によって光ファイバ裸線が露出したカーボンコート光フ
ァイバの接続部を補強して、融着接続によって機械敵強
度が低下したり、伝送損失が増大するのを防止すること
ができる。
機械的強度を低下させる要因となる光ファイバの露出部
分をなくし、信頼性に富むカーボンコート光ファイバを
得ることができる。そして、接続に際しては、加熱融着
によって光ファイバ裸線が露出したカーボンコート光フ
ァイバの接続部を補強して、融着接続によって機械敵強
度が低下したり、伝送損失が増大するのを防止すること
ができる。
【図1】 本発明のリコート方法に好適に用いられる装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図2】 反応容器の(a)本体、(b)蓋部の斜視図
である。
である。
【図3】 カーボンコート光ファイバの斜視図である。
【符号の説明】 1…光ファイバ裸線、4…カーボンコート光ファイバ、
5…輻射型熱源(赤外線ランプ)、10…発熱体、11
…ガス供給管、13…リコート部位
5…輻射型熱源(赤外線ランプ)、10…発熱体、11
…ガス供給管、13…リコート部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 真治 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社 佐倉工場内 (72)発明者 下道 毅 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社 佐倉工場内 (72)発明者 吉澤 信幸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−202029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 25/42 G02B 6/44 301
Claims (1)
- 【請求項1】 カーボンコート光ファイバの光ファイバ
裸線が露出したリコート部位にカーボンをリコートする
方法であって、前記リコート部位の近傍に発熱体を配
し、該発熱体をカーボン含有原料ガス雰囲気下で輻射型
熱源によって加熱することによって、発熱体表面でカー
ボン含有原料ガスを分解し、該発熱体近傍のリコート部
位にカーボンを蒸着せしめることを特徴とするカーボン
コート光ファイバのリコート方法。
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| JP03323791A JP3132866B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | カーボンコート光ファイバのリコート方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP03323791A JP3132866B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | カーボンコート光ファイバのリコート方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH05139792A JPH05139792A (ja) | 1993-06-08 |
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| JP (1) | JP3132866B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP03323791A patent/JP3132866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH05139792A (ja) | 1993-06-08 |
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