JP3133866B2 - 記録装置及びインク検出方法 - Google Patents
記録装置及びインク検出方法Info
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- JP3133866B2 JP3133866B2 JP05162463A JP16246393A JP3133866B2 JP 3133866 B2 JP3133866 B2 JP 3133866B2 JP 05162463 A JP05162463 A JP 05162463A JP 16246393 A JP16246393 A JP 16246393A JP 3133866 B2 JP3133866 B2 JP 3133866B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置、特にインクを
吐出して記録するインクジェットプリンタ及びそれによ
るインク検出方法に関する。
吐出して記録するインクジェットプリンタ及びそれによ
るインク検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低騒音で低ランニングコスト、しかも小
型で記録速度の高いプリンタとしてインクジェットプリ
ンタが普及している。そういったインクジェットプリン
タとして、ノズルに溜まったインクに熱エネルギを印加
し、気泡を発生させてその運動エネルギによりインクを
付勢して吐出させるインク加熱方式のインクジェットプ
リンタが提案されている。
型で記録速度の高いプリンタとしてインクジェットプリ
ンタが普及している。そういったインクジェットプリン
タとして、ノズルに溜まったインクに熱エネルギを印加
し、気泡を発生させてその運動エネルギによりインクを
付勢して吐出させるインク加熱方式のインクジェットプ
リンタが提案されている。
【0003】また、従来、インクジェットプリンタのよ
うな液体インクを用いるプリンタにおいて、インク切れ
を判別して操作者に知らせる方法として以下のようなも
のがあった。 1)目視 インクタンクを透明な部材で作っておき、操作者がイン
ク残量を目で確認する方法である。
うな液体インクを用いるプリンタにおいて、インク切れ
を判別して操作者に知らせる方法として以下のようなも
のがあった。 1)目視 インクタンクを透明な部材で作っておき、操作者がイン
ク残量を目で確認する方法である。
【0004】2)インクタンク内に設けた電極間に電流
を流す方法 伝動性のインクを用いる場合、電極がインク内にある場
合とインク外で空気に触れている場合で抵抗値が大きく
異なる。従って、電極間に一定時間ごとに所定の電圧を
印加し、抵抗値の変化を検出する事でインクタンク内の
インクの有無を検知できる。
を流す方法 伝動性のインクを用いる場合、電極がインク内にある場
合とインク外で空気に触れている場合で抵抗値が大きく
異なる。従って、電極間に一定時間ごとに所定の電圧を
印加し、抵抗値の変化を検出する事でインクタンク内の
インクの有無を検知できる。
【0005】3)光学式検知方法 インクに浮くフロートをインクタンク内に設け、インク
タンクの壁面に発光素子と受光素子を、両素子の光軸が
一致するように対向して設ける。インクが十分ある間は
発光素子の光線はインクタンクの透明壁とインクを透過
して受光素子に到る。インクが一定量以上減少するとフ
ロートが光軸を遮り、受光素子の信号が出力されなくな
る。従って、インク切れを検知できる。
タンクの壁面に発光素子と受光素子を、両素子の光軸が
一致するように対向して設ける。インクが十分ある間は
発光素子の光線はインクタンクの透明壁とインクを透過
して受光素子に到る。インクが一定量以上減少するとフ
ロートが光軸を遮り、受光素子の信号が出力されなくな
る。従って、インク切れを検知できる。
【0006】4)メカ的接点方法 インクタンクから記録ヘッドに到る経路の途中に図2の
ような検知部材33を設ける。検知部材33は容器状で
あり、その中にインクが溜まるようになっている。図に
おいて、ダイヤフラムゴム34は、検知部材33下部の
インクが上部に洩れない様にシールしている。このダイ
ヤフラムゴム34の下面の1箇所には接点A35が設け
られている。この接点A35に対向する検知部材上の位
置に接点B36が存在する。ダイヤフラムゴム34は軸
37に固定されていて、この軸37は上下に移動でき
る。インクのある状態ではこの軸37はバネ38により
上方に付勢されている。インクはタンクチューブ39か
ら検知部材を経てヘッドチューブ40からヘッドに供給
される。タンクチューブ39の先は不図示の気体を通さ
ない袋製インクタンクに接続している。インクタンク中
のインクがなくなるとまず袋製インクタンクが収縮し、
その後ダイヤフラムが負圧で下方に移動する。その結
果、接点A,Bが接触する。従って、定期的に不図示の
電線から接点A,B間に電圧を印加し導通をチェックす
る事でインクの有無が検知ができる。
ような検知部材33を設ける。検知部材33は容器状で
あり、その中にインクが溜まるようになっている。図に
おいて、ダイヤフラムゴム34は、検知部材33下部の
インクが上部に洩れない様にシールしている。このダイ
ヤフラムゴム34の下面の1箇所には接点A35が設け
られている。この接点A35に対向する検知部材上の位
置に接点B36が存在する。ダイヤフラムゴム34は軸
37に固定されていて、この軸37は上下に移動でき
る。インクのある状態ではこの軸37はバネ38により
上方に付勢されている。インクはタンクチューブ39か
ら検知部材を経てヘッドチューブ40からヘッドに供給
される。タンクチューブ39の先は不図示の気体を通さ
ない袋製インクタンクに接続している。インクタンク中
のインクがなくなるとまず袋製インクタンクが収縮し、
その後ダイヤフラムが負圧で下方に移動する。その結
果、接点A,Bが接触する。従って、定期的に不図示の
電線から接点A,B間に電圧を印加し導通をチェックす
る事でインクの有無が検知ができる。
【0007】上記のインク加熱方式のインクジェットプ
リンタに、上記インク検出方法を適用する場合、次のよ
うな問題点があった。まず、1)の目視方法は簡単かつ
確実な方法であるが、プリンタの形態によっては、外装
との関係上操作者が見にくい位置にタンクを置かざるを
得ない場合もあり、必ずしも自由度のある方法とは言え
ない。特に、カラープリンタなど、複数のインクタンク
を備えたプリンタの場合、すべての色のインクの有無を
目視で確認するにはそれぞれのタンクの内容を確認でき
る方向から見る必要があり、実用上も良い方法とは言え
ない。また、タンクを構成する材料は、インクの変質を
防止する為、透明ではない材料を使う場合もあり、適用
範囲が限られる欠点もあった。
リンタに、上記インク検出方法を適用する場合、次のよ
うな問題点があった。まず、1)の目視方法は簡単かつ
確実な方法であるが、プリンタの形態によっては、外装
との関係上操作者が見にくい位置にタンクを置かざるを
得ない場合もあり、必ずしも自由度のある方法とは言え
ない。特に、カラープリンタなど、複数のインクタンク
を備えたプリンタの場合、すべての色のインクの有無を
目視で確認するにはそれぞれのタンクの内容を確認でき
る方向から見る必要があり、実用上も良い方法とは言え
ない。また、タンクを構成する材料は、インクの変質を
防止する為、透明ではない材料を使う場合もあり、適用
範囲が限られる欠点もあった。
【0008】2)の電流をインクに流す方法は、インク
が電解して変質してしまうという欠点がある。また、カ
ラープリンタの場合、各色のインクごとに1対の電極を
設ける必要がある。更に、記録ヘッドとインクタンク
(カートリッジ)が一体となっているインクカートリッ
ジ式の場合には、カートリッジ内に電極を設けるとラン
ニングコストが上がってしまう。これを避けるためにカ
ートリッジに電極を設けず、カートリッジからヘッドに
至る経路途中に電極を設けようとしても、スペースの関
係上、電極を置くのは困難である。従って、上記従来例
のようなインクカートリッジ式プリンタの場合、この方
法は適当な方法ではない。
が電解して変質してしまうという欠点がある。また、カ
ラープリンタの場合、各色のインクごとに1対の電極を
設ける必要がある。更に、記録ヘッドとインクタンク
(カートリッジ)が一体となっているインクカートリッ
ジ式の場合には、カートリッジ内に電極を設けるとラン
ニングコストが上がってしまう。これを避けるためにカ
ートリッジに電極を設けず、カートリッジからヘッドに
至る経路途中に電極を設けようとしても、スペースの関
係上、電極を置くのは困難である。従って、上記従来例
のようなインクカートリッジ式プリンタの場合、この方
法は適当な方法ではない。
【0009】3)の光学式の方法は発光素子,受光素
子,フロートが必要で大型になりやすく、小型のプリン
タに適用する事は困難である。4)のメカ接点方式につ
いても、2)の方法と同様の理由で適用が困難である。
また、2)〜4)の方法では、特別な仕掛が必要であ
り、カラープリンタなど複数のインクタンクを有するプ
リンタについては、タンクの数だけ仕掛を施さねばなら
ず、装置の小型化やコストの低減は難しかった。
子,フロートが必要で大型になりやすく、小型のプリン
タに適用する事は困難である。4)のメカ接点方式につ
いても、2)の方法と同様の理由で適用が困難である。
また、2)〜4)の方法では、特別な仕掛が必要であ
り、カラープリンタなど複数のインクタンクを有するプ
リンタについては、タンクの数だけ仕掛を施さねばなら
ず、装置の小型化やコストの低減は難しかった。
【0010】このため、上記インク加熱式のインクジェ
ットプリンタにおけるインク切れを検知するには、ノズ
ルからインクが吐出不能になった事をもって、操作者が
インク切れを判断し、タンク交換を行っていた。
ットプリンタにおけるインク切れを検知するには、ノズ
ルからインクが吐出不能になった事をもって、操作者が
インク切れを判断し、タンク交換を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タが記録不能になった場合、装置の故障なのかインク切
れなのかを、インクカートリッジを新しい物に入れ換え
て記録してみるまで操作者が判断できないという欠点が
あった。また、事前にインク切れを認識できないため
に、画像を記録途中にインク切れが生じることがあり、
これを避けるためには、操作者が使用したインクの量
を、記録した量などを基にして把握していなければなら
なかった。
タが記録不能になった場合、装置の故障なのかインク切
れなのかを、インクカートリッジを新しい物に入れ換え
て記録してみるまで操作者が判断できないという欠点が
あった。また、事前にインク切れを認識できないため
に、画像を記録途中にインク切れが生じることがあり、
これを避けるためには、操作者が使用したインクの量
を、記録した量などを基にして把握していなければなら
なかった。
【0012】また、インク切れの状態でなくとも、イン
クジェットプリンタではヘッドに空気が吸い込まれる
と、インク切れと同じ状態をおこし、記録不良を生じる
ことがある。本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、特別な部品を用いることなく、簡単かつ確実にイン
クの有無を検知できる記録装置及びインク検出方法を提
供することを目的とする。
クジェットプリンタではヘッドに空気が吸い込まれる
と、インク切れと同じ状態をおこし、記録不良を生じる
ことがある。本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、特別な部品を用いることなく、簡単かつ確実にイン
クの有無を検知できる記録装置及びインク検出方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録装置は次のような構成からなる。イン
クに熱エネルギーを付与することで前記インクを吐出さ
せる記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置であって、
前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに付与したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する情報値Tr及び前記記録ヘッド
からインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイ
ンクに付与したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対
応する情報値Tを検出するための検出手段と、前記検出
手段により検出された前記Trと前記Tの比T/Tr
と、予め定めされた基準値Rafとを比較することによ
り、前記記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判
定するための判定手段とを備え、所定の記録ヘッドから
インクが吐出されない程度の所定の熱エネルギーをイン
クに付与したときの所定の記録ヘッドの温度変化量に対
応する情報値Tr'と,前記所定の記録ヘッドからイン
クが吐出される程度の所定の熱エネルギーをインクに付
与したときの前記所定の記録ヘッドの温度変化量に対応
する情報値であって前記所定の記録ヘッド内にインクが
有るときの温度変化量に対応する情報値Taとの比をT
a/Tr'とし、前記Tr'と、前記所定の記録ヘッドか
らインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイン
クに付与したときの前記所定の記録ヘッドの温度変化量
に対応する情報値であって前記所定の記録ヘッド内にイ
ンクが無いときの温度変化量に対応する情報値Ta'と
の比をTa'/Tr'としたとき、前記基準値Rafは、
前記Ta/Tr'<前記基準値Raf<前記Ta'/T
r'として定められる値であり、前記判定手段により前
記T/Tr<前記基準値Rafであると判定されたと
き、前記記録ヘッド中にインクが十分量あると判定さ
れ、前記判定手段により前記基準値Raf<前記T/T
rであると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインク
が十分量無いと判定される。あるいは、インクに熱エネ
ルギーを付与することで前記インクを吐出させる記録ヘ
ッドを用いて記録を行う記録装置であって、前記記録ヘ
ッドからインクが吐出されない程度の所定の熱エネルギ
ーをインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化
量に対応する第1の情報値および前記記録ヘッドからイ
ンクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをインクに
印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対応する
第2の情報値を検出するための検出手段と、前記検出手
段により検出された前記第1の情報値および前記第2の
情報値と、所定の基準値とに基づいて前記記録ヘッド中
のインクが十分量あるか否かを判定するための判定手段
とを備え、前記記録ヘッドは複数の液路を有し、複数種
類のインクがインクごとに対応する液路に供給されてお
り、前記検出手段は、前記複数種類のインクそれぞれに
対応する液路ごとにエネルギーを付与して記録ヘッドの
温度変化量に対応する情報値を検出し、前記判定手段
は、前記複数種類のインクそれぞれに対応する液路ごと
にインクが十分量あるか否かを判定する。あるいは、イ
ンクに熱エネルギーを付与することで前記インクを吐出
させる記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置であっ
て、前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所
定の熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録ヘ
ッドの温度変化量に対応する第1の情報値および前記記
録ヘッドからインクが吐出される程度の所定の熱エネル
ギーをインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変
化量に対応する第2の情報値を検出するための検出手段
と、前記検出手段により検出された前記第1の情報値お
よび前記第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前
記記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判定する
ための判定手段とを備え、前記記録ヘッドは複数の液路
を有し、複数種類のインクがインクごとに対応する液路
に供給されており、前記判定手段は、前記複数種類のイ
ンクに対応する液路の数に応じて複数の基準値を有し、
該基準値と前記第1の情報値および第2の情報値とに基
づいてインクが十分量あるか否かを判定する。
に、本発明の記録装置は次のような構成からなる。イン
クに熱エネルギーを付与することで前記インクを吐出さ
せる記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置であって、
前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに付与したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する情報値Tr及び前記記録ヘッド
からインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイ
ンクに付与したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対
応する情報値Tを検出するための検出手段と、前記検出
手段により検出された前記Trと前記Tの比T/Tr
と、予め定めされた基準値Rafとを比較することによ
り、前記記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判
定するための判定手段とを備え、所定の記録ヘッドから
インクが吐出されない程度の所定の熱エネルギーをイン
クに付与したときの所定の記録ヘッドの温度変化量に対
応する情報値Tr'と,前記所定の記録ヘッドからイン
クが吐出される程度の所定の熱エネルギーをインクに付
与したときの前記所定の記録ヘッドの温度変化量に対応
する情報値であって前記所定の記録ヘッド内にインクが
有るときの温度変化量に対応する情報値Taとの比をT
a/Tr'とし、前記Tr'と、前記所定の記録ヘッドか
らインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイン
クに付与したときの前記所定の記録ヘッドの温度変化量
に対応する情報値であって前記所定の記録ヘッド内にイ
ンクが無いときの温度変化量に対応する情報値Ta'と
の比をTa'/Tr'としたとき、前記基準値Rafは、
前記Ta/Tr'<前記基準値Raf<前記Ta'/T
r'として定められる値であり、前記判定手段により前
記T/Tr<前記基準値Rafであると判定されたと
き、前記記録ヘッド中にインクが十分量あると判定さ
れ、前記判定手段により前記基準値Raf<前記T/T
rであると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインク
が十分量無いと判定される。あるいは、インクに熱エネ
ルギーを付与することで前記インクを吐出させる記録ヘ
ッドを用いて記録を行う記録装置であって、前記記録ヘ
ッドからインクが吐出されない程度の所定の熱エネルギ
ーをインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化
量に対応する第1の情報値および前記記録ヘッドからイ
ンクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをインクに
印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対応する
第2の情報値を検出するための検出手段と、前記検出手
段により検出された前記第1の情報値および前記第2の
情報値と、所定の基準値とに基づいて前記記録ヘッド中
のインクが十分量あるか否かを判定するための判定手段
とを備え、前記記録ヘッドは複数の液路を有し、複数種
類のインクがインクごとに対応する液路に供給されてお
り、前記検出手段は、前記複数種類のインクそれぞれに
対応する液路ごとにエネルギーを付与して記録ヘッドの
温度変化量に対応する情報値を検出し、前記判定手段
は、前記複数種類のインクそれぞれに対応する液路ごと
にインクが十分量あるか否かを判定する。あるいは、イ
ンクに熱エネルギーを付与することで前記インクを吐出
させる記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置であっ
て、前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所
定の熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録ヘ
ッドの温度変化量に対応する第1の情報値および前記記
録ヘッドからインクが吐出される程度の所定の熱エネル
ギーをインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変
化量に対応する第2の情報値を検出するための検出手段
と、前記検出手段により検出された前記第1の情報値お
よび前記第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前
記記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判定する
ための判定手段とを備え、前記記録ヘッドは複数の液路
を有し、複数種類のインクがインクごとに対応する液路
に供給されており、前記判定手段は、前記複数種類のイ
ンクに対応する液路の数に応じて複数の基準値を有し、
該基準値と前記第1の情報値および第2の情報値とに基
づいてインクが十分量あるか否かを判定する。
【0014】また本発明のインク検出方法は次のような
構成からなる。インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出す
るインク検出方法であって、前記記録ヘッドからインク
が吐出されない程度の所定の熱エネルギーをインクに付
与したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対応する情
報値Tr及び前記記録ヘッドからインクが吐出される程
度の所定の熱エネルギーをインクに付与したときの前記
記録ヘッドの温度変化量に対応する情報値Tを検出する
ための検出工程と、前記検出工程において検出された前
記Trと前記Tの比T/Trと、予め定めされた基準値
Rafとを比較することにより、前記記録ヘッド中のイ
ンクが十分量あるか否かを判定するための判定工程とを
備え、所定の記録ヘッドからインクが吐出されない程度
の所定の熱エネルギーをインクに付与したときの所定の
記録ヘッドの温度変化量に対応する情報値Tr'と,前
記所定の記録ヘッドからインクが吐出される程度の所定
の熱エネルギーをインクに付与したときの前記所定の記
録ヘッドの温度変化量に対応する情報値であって前記所
定の記録ヘッド内にインクが有るときの温度変化量に対
応する情報値Taとの比をTa/Tr'とし、前記Tr'
と、前記所定の記録ヘッドからインクが吐出される程度
の所定の熱エネルギーをインクに付与したときの前記所
定の記録ヘッドの温度変化量に対応する情報値であって
前記所定の記録ヘッド内にインクが無いときの温度変化
量に対応する情報値Ta'との比をTa'/Tr'とした
とき、前記基準値Rafは、前記Ta/Tr'<前記基
準値Raf<前記Ta'/Tr'として定められる値であ
り、前記判定手段により前記T/Tr<前記基準値Ra
fであると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインク
が十分量あると判定され、前記判定手段により前記基準
値Raf<前記T/Trであると判定されたとき、前記
記録ヘッド中にインクが十分量無いと判定される。ある
いは、インクに熱エネルギーを付与することで前記イン
クを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出するインク
検出方法であって、前記記録ヘッドからインクが吐出さ
れない程度の所定の熱エネルギーをインクに印加したと
きの前記記録ヘッドの温度変化量に対応する第1の情報
値および前記記録ヘッドからインクが吐出される程度の
所定の熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録
ヘッドの温度変化量に対応する第2の情報値を検出する
ための検出工程と、前記検出工程において検出された前
記第1の情報値および前記第2の情報値と、所定の基準
値とに基づいて前記記録ヘッド中のインクが十分量ある
か否かを判定するための判定工程とを備え、前記記録ヘ
ッドは複数の液路を有し、複数種類のインクがインクご
とに対応する液路に供給されており、前記検出工程で
は、前記複数種類のインクそれぞれに対応する液路ごと
にエネルギーを付与して記録ヘッドの温度変化量に対応
する情報値を検出し、前記判定工程では、前記複数種類
のインクそれぞれに対応する液路ごとにインクが十分量
あるか否かを判定する。あるいは、インクに熱エネルギ
ーを付与することで前記インクを吐出させる記録ヘッド
内のインクを検出するインク検出方法であって、前記記
録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の熱エネ
ルギーをインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度
変化量に対応する第1の情報値および前記記録ヘッドか
らインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイン
クに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対応
する第2の情報値を検出するための検出工程と、前記検
出工程において検出された前記第1の情報値および前記
第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前記記録ヘ
ッド中のインクが十分量あるか否かを判定するための判
定工程とを備え、前記記録ヘッドは複数の液路を有し、
複数種類のインクがインクごとに対応する液路に供給さ
れており、前記複数種類のインクに対応する液路の数に
応じて複数の基準値を有し、前記判定工程では、該基準
値と前記第1の情報値および第2の情報値とに基づいて
インクが十分量あるか否かを判定する。
構成からなる。インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出す
るインク検出方法であって、前記記録ヘッドからインク
が吐出されない程度の所定の熱エネルギーをインクに付
与したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対応する情
報値Tr及び前記記録ヘッドからインクが吐出される程
度の所定の熱エネルギーをインクに付与したときの前記
記録ヘッドの温度変化量に対応する情報値Tを検出する
ための検出工程と、前記検出工程において検出された前
記Trと前記Tの比T/Trと、予め定めされた基準値
Rafとを比較することにより、前記記録ヘッド中のイ
ンクが十分量あるか否かを判定するための判定工程とを
備え、所定の記録ヘッドからインクが吐出されない程度
の所定の熱エネルギーをインクに付与したときの所定の
記録ヘッドの温度変化量に対応する情報値Tr'と,前
記所定の記録ヘッドからインクが吐出される程度の所定
の熱エネルギーをインクに付与したときの前記所定の記
録ヘッドの温度変化量に対応する情報値であって前記所
定の記録ヘッド内にインクが有るときの温度変化量に対
応する情報値Taとの比をTa/Tr'とし、前記Tr'
と、前記所定の記録ヘッドからインクが吐出される程度
の所定の熱エネルギーをインクに付与したときの前記所
定の記録ヘッドの温度変化量に対応する情報値であって
前記所定の記録ヘッド内にインクが無いときの温度変化
量に対応する情報値Ta'との比をTa'/Tr'とした
とき、前記基準値Rafは、前記Ta/Tr'<前記基
準値Raf<前記Ta'/Tr'として定められる値であ
り、前記判定手段により前記T/Tr<前記基準値Ra
fであると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインク
が十分量あると判定され、前記判定手段により前記基準
値Raf<前記T/Trであると判定されたとき、前記
記録ヘッド中にインクが十分量無いと判定される。ある
いは、インクに熱エネルギーを付与することで前記イン
クを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出するインク
検出方法であって、前記記録ヘッドからインクが吐出さ
れない程度の所定の熱エネルギーをインクに印加したと
きの前記記録ヘッドの温度変化量に対応する第1の情報
値および前記記録ヘッドからインクが吐出される程度の
所定の熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録
ヘッドの温度変化量に対応する第2の情報値を検出する
ための検出工程と、前記検出工程において検出された前
記第1の情報値および前記第2の情報値と、所定の基準
値とに基づいて前記記録ヘッド中のインクが十分量ある
か否かを判定するための判定工程とを備え、前記記録ヘ
ッドは複数の液路を有し、複数種類のインクがインクご
とに対応する液路に供給されており、前記検出工程で
は、前記複数種類のインクそれぞれに対応する液路ごと
にエネルギーを付与して記録ヘッドの温度変化量に対応
する情報値を検出し、前記判定工程では、前記複数種類
のインクそれぞれに対応する液路ごとにインクが十分量
あるか否かを判定する。あるいは、インクに熱エネルギ
ーを付与することで前記インクを吐出させる記録ヘッド
内のインクを検出するインク検出方法であって、前記記
録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の熱エネ
ルギーをインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度
変化量に対応する第1の情報値および前記記録ヘッドか
らインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイン
クに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対応
する第2の情報値を検出するための検出工程と、前記検
出工程において検出された前記第1の情報値および前記
第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前記記録ヘ
ッド中のインクが十分量あるか否かを判定するための判
定工程とを備え、前記記録ヘッドは複数の液路を有し、
複数種類のインクがインクごとに対応する液路に供給さ
れており、前記複数種類のインクに対応する液路の数に
応じて複数の基準値を有し、前記判定工程では、該基準
値と前記第1の情報値および第2の情報値とに基づいて
インクが十分量あるか否かを判定する。
【0015】
【第1実施例】本発明の第1の実施例として、熱エネル
ギをインクに印加して気化し、それによってインクを付
勢して吐出させ、記録する式のカラーインクジェットプ
リンタを説明する。 <装置の構成>図1は、本実施例のインクジェットプリ
ンタの全体を表す斜視図である。
ギをインクに印加して気化し、それによってインクを付
勢して吐出させ、記録する式のカラーインクジェットプ
リンタを説明する。 <装置の構成>図1は、本実施例のインクジェットプリ
ンタの全体を表す斜視図である。
【0016】インクジェットヘッド1と、ブラックイン
クカートリッジ4及びカラーインクカートリッジ5と
は、キャリッジ7に固定される。このキャリッジ7はガ
イドA10及びガイドB11に支持され、図の矢印14
方向に往復動できる。この時、ヘッド1の吐出面は記録
紙6と1mmのクリアランスを保ったまま移動する。リー
ドスクリュー9は不図示のモータに接続されて回転す
る。リードスクリュー9には、キャリッジ7から突出し
た不図示のリードピンが係合しており、スクリュー9の
回転にあわせてキャリッジ7は往復動する。
クカートリッジ4及びカラーインクカートリッジ5と
は、キャリッジ7に固定される。このキャリッジ7はガ
イドA10及びガイドB11に支持され、図の矢印14
方向に往復動できる。この時、ヘッド1の吐出面は記録
紙6と1mmのクリアランスを保ったまま移動する。リー
ドスクリュー9は不図示のモータに接続されて回転す
る。リードスクリュー9には、キャリッジ7から突出し
た不図示のリードピンが係合しており、スクリュー9の
回転にあわせてキャリッジ7は往復動する。
【0017】記録紙6は紙送りローラ8と不図示のピン
チローラに挾持され、矢印15方向に送られる。さら
に、記録紙6は排紙ローラ12と拍車16に挾持され、
排紙ローラ12と紙送りローラ8との間でテンションを
与えられ平面保持される。パージユニット13は、ヘッ
ド吐出口からインクを吸引する機能を持つ。ヘッド1の
ノズルから吸引されたインクは不図示の廃インクタンク
に捨てられる。パージユニット13は後述する予備吐出
インクを受け止める役割も待つ。また、パージユニット
13のヘッド対向面には不図示のキャップゴムが設けら
れ、電源オフ時はヘッド1がキャップゴムに押し付けら
れてノズル内インクの乾きを防止する。
チローラに挾持され、矢印15方向に送られる。さら
に、記録紙6は排紙ローラ12と拍車16に挾持され、
排紙ローラ12と紙送りローラ8との間でテンションを
与えられ平面保持される。パージユニット13は、ヘッ
ド吐出口からインクを吸引する機能を持つ。ヘッド1の
ノズルから吸引されたインクは不図示の廃インクタンク
に捨てられる。パージユニット13は後述する予備吐出
インクを受け止める役割も待つ。また、パージユニット
13のヘッド対向面には不図示のキャップゴムが設けら
れ、電源オフ時はヘッド1がキャップゴムに押し付けら
れてノズル内インクの乾きを防止する。
【0018】次に装置の記録動作について説明する。装
置起動時にはヘッド吐出口はキャップゴムに押し当てら
れている。次に記録紙6が記録開始位置まで送られる。
パージユニット13がヘッド1から退避した後、後述の
インク有無検知シーケンスを実施する。検知後、もしブ
ラック,カラー何れかのインクがないと判断されれば、
不図示のLEDや液晶などの表示手段により、操作者に
警告する。インクカートリッジが交換されると、パージ
ユニット13にてインクを吸引し、再度検知シーケンス
を実施し、インクありと判断してから前記警告表示を消
す。
置起動時にはヘッド吐出口はキャップゴムに押し当てら
れている。次に記録紙6が記録開始位置まで送られる。
パージユニット13がヘッド1から退避した後、後述の
インク有無検知シーケンスを実施する。検知後、もしブ
ラック,カラー何れかのインクがないと判断されれば、
不図示のLEDや液晶などの表示手段により、操作者に
警告する。インクカートリッジが交換されると、パージ
ユニット13にてインクを吸引し、再度検知シーケンス
を実施し、インクありと判断してから前記警告表示を消
す。
【0019】次に記録信号が入力されると、キャリッジ
7が走査し、1インチ当たり360ドットのタイミング
でインク吐出を行なう。その際、キャラクタ記録ではブ
ラックノズル64本を使用しグラフィック印字ではブラ
ックノズルの内側24ノズルを用いる。1ラインの記録
が終れば、キャラクタ印字時には64ドット分、グラフ
ィック印字時は24ドット分記録紙を送る。以下、同様
にして1ページ分の印字を行ない、排紙する。記録を続
行するなら新たに給紙し、しないならキャリッジはパー
ジユニットの前面に移動し、ユニットが前進しヘッド吐
出口がキャップされる。インク有無検知シーケンスは2
ページ記録ごとに実施する。
7が走査し、1インチ当たり360ドットのタイミング
でインク吐出を行なう。その際、キャラクタ記録ではブ
ラックノズル64本を使用しグラフィック印字ではブラ
ックノズルの内側24ノズルを用いる。1ラインの記録
が終れば、キャラクタ印字時には64ドット分、グラフ
ィック印字時は24ドット分記録紙を送る。以下、同様
にして1ページ分の印字を行ない、排紙する。記録を続
行するなら新たに給紙し、しないならキャリッジはパー
ジユニットの前面に移動し、ユニットが前進しヘッド吐
出口がキャップされる。インク有無検知シーケンスは2
ページ記録ごとに実施する。
【0020】<ヘッド周辺の構造>図3は、図1のカラ
ープリンタの記録ヘッド及びインクカートリッジ周辺の
図である。インクジェットヘッド1は、インクを記録信
号に応じて吐出する。インク供給パイプ2はインクジェ
ットヘッド1に設けられ、インクカートリッジ4のイン
クを、インク供給孔3からディストリビュータ6まで導
く。インクカートリッジ4は黒インク用のカートリッジ
であり、インクカートリッジ5は内部にイエロー,マゼ
ンタ,シアンのインクを有するカラーインク用カートリ
ッジである。
ープリンタの記録ヘッド及びインクカートリッジ周辺の
図である。インクジェットヘッド1は、インクを記録信
号に応じて吐出する。インク供給パイプ2はインクジェ
ットヘッド1に設けられ、インクカートリッジ4のイン
クを、インク供給孔3からディストリビュータ6まで導
く。インクカートリッジ4は黒インク用のカートリッジ
であり、インクカートリッジ5は内部にイエロー,マゼ
ンタ,シアンのインクを有するカラーインク用カートリ
ッジである。
【0021】記録ヘッド1は次のような構成になってい
る。記録ヘッド1はその前端部にイエロー用,マゼンタ
用,シアン用,ブラック用のノズルのグループを一直線
上に有している。それぞれのグループはイエロー用,マ
ゼンタ用,シアン用が24ノズルずつ、ブラック用が6
4ノズルを有し、これら吐出口(ノズル)の各々には吐
出口に連通するインク液路が設けられており、インク液
路が配設される部位の後方にはこれら液路にインクを供
給するための共通液室が設けられる。
る。記録ヘッド1はその前端部にイエロー用,マゼンタ
用,シアン用,ブラック用のノズルのグループを一直線
上に有している。それぞれのグループはイエロー用,マ
ゼンタ用,シアン用が24ノズルずつ、ブラック用が6
4ノズルを有し、これら吐出口(ノズル)の各々には吐
出口に連通するインク液路が設けられており、インク液
路が配設される部位の後方にはこれら液路にインクを供
給するための共通液室が設けられる。
【0022】吐出口の各々に対応するインク液路には、
これら吐出口からインク滴を吐出するために利用される
熱エネルギーを発生する電気熱変換体やこれに電力を供
給するための電極配線が設けられている。これら電気熱
変換体や電極配線はシリコン等からなる基板上に成膜技
術により形成される。さらにこの基板上に樹脂,ガラス
材から成る隔壁,天板等を積層することによって上記吐
出口,インク液路,共通液室が構成される。更に後方に
は、上記電気熱変換体を記録信号に基づいて駆動するた
めの駆動回路がプリント基板形態で設けられている。上
記シリコン基板板及びプリント基板は同一のアルミプレ
ート1a上に固定されている。
これら吐出口からインク滴を吐出するために利用される
熱エネルギーを発生する電気熱変換体やこれに電力を供
給するための電極配線が設けられている。これら電気熱
変換体や電極配線はシリコン等からなる基板上に成膜技
術により形成される。さらにこの基板上に樹脂,ガラス
材から成る隔壁,天板等を積層することによって上記吐
出口,インク液路,共通液室が構成される。更に後方に
は、上記電気熱変換体を記録信号に基づいて駆動するた
めの駆動回路がプリント基板形態で設けられている。上
記シリコン基板板及びプリント基板は同一のアルミプレ
ート1a上に固定されている。
【0023】インクカートリッジ4及び5はアルミプレ
ート1aとほぼ平行に挿入され、同じくアルミプレート
1aと平行に突き出たインク供給パイプ2と連結する。
インク供給パイプ2はシリコン基板と垂直方向にひろが
ったディストリビュータ6と呼ばれるプラスチック部材
から突き出ており、更にその内部の流路と連通してお
り、該流路は共通液室に連通している。
ート1aとほぼ平行に挿入され、同じくアルミプレート
1aと平行に突き出たインク供給パイプ2と連結する。
インク供給パイプ2はシリコン基板と垂直方向にひろが
ったディストリビュータ6と呼ばれるプラスチック部材
から突き出ており、更にその内部の流路と連通してお
り、該流路は共通液室に連通している。
【0024】前記ディストリビュータ6内のインク流路
はイエロー用,マゼンタ用,シアン用,ブラック用の4
本存在し、それぞれの共通液室とインク供給パイプ2と
を連通している。インクカートリッジはアルミプレート
1aに対し左右にカラー(イエロー用,マゼンタ用,シ
アン用)用5とブラック用4とに振り分けられて配置さ
れるため、前記インク供給パイプ2も3本と1本に振り
分けられる。
はイエロー用,マゼンタ用,シアン用,ブラック用の4
本存在し、それぞれの共通液室とインク供給パイプ2と
を連通している。インクカートリッジはアルミプレート
1aに対し左右にカラー(イエロー用,マゼンタ用,シ
アン用)用5とブラック用4とに振り分けられて配置さ
れるため、前記インク供給パイプ2も3本と1本に振り
分けられる。
【0025】図4はブラックのインクカートリッジ4の
内部を示す断面図である。カラーインクカートリッジ5
についても原理は同様である。インクカートリッジ内部
にはインク袋25が存在し、袋25内にインクが充填さ
れる。さらに袋25内には負圧板26が2枚入ってお
り、板の内側に圧縮負圧バネ27が押し当たっている。
このバネ27の荷重によりインクは負圧が与えられ、不
測の振動でもノズルからインクが飛び出ないようにして
いる。インク袋25の下端はシールモールド28に接着
される。シールモールド28の中央部にはシールゴム2
9が圧入される。ゴム29にはインク供給パイプ20を
挿入するインク供給孔3が開いているが、パイプが入っ
ていない時は弾性により閉じている為、インクがこぼれ
ることはない。
内部を示す断面図である。カラーインクカートリッジ5
についても原理は同様である。インクカートリッジ内部
にはインク袋25が存在し、袋25内にインクが充填さ
れる。さらに袋25内には負圧板26が2枚入ってお
り、板の内側に圧縮負圧バネ27が押し当たっている。
このバネ27の荷重によりインクは負圧が与えられ、不
測の振動でもノズルからインクが飛び出ないようにして
いる。インク袋25の下端はシールモールド28に接着
される。シールモールド28の中央部にはシールゴム2
9が圧入される。ゴム29にはインク供給パイプ20を
挿入するインク供給孔3が開いているが、パイプが入っ
ていない時は弾性により閉じている為、インクがこぼれ
ることはない。
【0026】<記録ヘッドの構造>図5は本実施例のプ
リンタのヘッド1の内部を示す斜視図であり、図6はそ
の上面図である。図において、シリコン製ヒータボード
17は、その上に半導体プロセスにより、ノズル壁1
8,液室壁19,吐出ヒータ(電気熱変換体)20が作
り込まれる。このボード17上にガラス天板21が接着
固定され、ノズル22,共通液室23が作られる。イン
クは液室23からノズル22に毛細管力により供給され
る。ノズルの配列は、図3の説明でも記したように、イ
エロー用,マゼンタ用,シアン用が24ノズルずつ、ブ
ラック用が64ノズルを有し、カラーノズル間は8ノズ
ル相当、シアンとブラックの間は16ノズル相当の間隔
を有する。アルミセンサ24はこのカラーノズルとブラ
ックノズルとの間の16ノズルの部分に設けられ、温度
によるセンサ部の抵抗変化によりヘッド温度を検出する
事ができる。温度センサとしては、熱電対その他適当な
精度を有したものをヘッド基板上に外付けしてもよい。
リンタのヘッド1の内部を示す斜視図であり、図6はそ
の上面図である。図において、シリコン製ヒータボード
17は、その上に半導体プロセスにより、ノズル壁1
8,液室壁19,吐出ヒータ(電気熱変換体)20が作
り込まれる。このボード17上にガラス天板21が接着
固定され、ノズル22,共通液室23が作られる。イン
クは液室23からノズル22に毛細管力により供給され
る。ノズルの配列は、図3の説明でも記したように、イ
エロー用,マゼンタ用,シアン用が24ノズルずつ、ブ
ラック用が64ノズルを有し、カラーノズル間は8ノズ
ル相当、シアンとブラックの間は16ノズル相当の間隔
を有する。アルミセンサ24はこのカラーノズルとブラ
ックノズルとの間の16ノズルの部分に設けられ、温度
によるセンサ部の抵抗変化によりヘッド温度を検出する
事ができる。温度センサとしては、熱電対その他適当な
精度を有したものをヘッド基板上に外付けしてもよい。
【0027】インクを吐出する際には、吐出させたいノ
ズルに配置されたヒータ20にパルス電圧を印加し、ヒ
ータ20に接するインクを加熱する。加熱されたインク
は気化して膨張し、ノズル内のインクに圧力を加える。
このため、インクはノズル22から液適となって吐出す
る。 <インクの検知方法>次に本実施例のプリンタにおける
インクの有無を検知する方法を説明する。
ズルに配置されたヒータ20にパルス電圧を印加し、ヒ
ータ20に接するインクを加熱する。加熱されたインク
は気化して膨張し、ノズル内のインクに圧力を加える。
このため、インクはノズル22から液適となって吐出す
る。 <インクの検知方法>次に本実施例のプリンタにおける
インクの有無を検知する方法を説明する。
【0028】ヒータ20にある幅のパルス電圧を印加し
てインクを吐出させた場合、投入エネルギーの約50%
はヒータボード17上に伝熱して、ボードを昇温させ、
残り49%が吐出インクと一緒に持ち去られ、1%が運
動エネルギーとなる。従って、インクがノズル内に存在
し正常な吐出を行なった時とインク切れで吐出しなかっ
た場合とを比較すると、吐出インクに持ち去られるはず
の49%分だけ、インク切れの時の方がヒータボード1
7に与えられるエネルギーが大きくなる。これを利用
し、アルミセンサ24でヒータ温度を検出する事によ
り、インク有無を検出できる。
てインクを吐出させた場合、投入エネルギーの約50%
はヒータボード17上に伝熱して、ボードを昇温させ、
残り49%が吐出インクと一緒に持ち去られ、1%が運
動エネルギーとなる。従って、インクがノズル内に存在
し正常な吐出を行なった時とインク切れで吐出しなかっ
た場合とを比較すると、吐出インクに持ち去られるはず
の49%分だけ、インク切れの時の方がヒータボード1
7に与えられるエネルギーが大きくなる。これを利用
し、アルミセンサ24でヒータ温度を検出する事によ
り、インク有無を検出できる。
【0029】本実施例では以下のような検知シーケンス
を実施する。図7は時間を横軸に取った温度上昇曲線を
示し、以下の説明に対応している。まず、ブラックの全
ノズルから5KHzで2500発分の幅3μsecのパルスを
印加する。このとき、パルス幅が短い為、インクは吐出
しない。この動作を以後、非吐出検出モードと呼ぶ。こ
の時アルミセンサで検出した温度上昇値をTrとする。
ここで、1secインターバルを置いた後、5KHzで100
0発の幅7μsecのパルスを印加する。このとき、イン
クがあればインクは吐出する。この動作を以後、吐出検
出モードと呼ぶ。図7の実線はインクが存在する場合の
曲線、破線はインク切れの場合の曲線を示す。この時の
温度上昇値をTaとする。インクがある場合には、吐出
するインクにエネルギを奪われるために、インクがない
場合に比べて上昇する温度Taが低い。次に1secイ
ンターバルをおいた後、イエロー,マゼンタ,シアンの
全ノズルから5KHzで1000発の幅7μsecのパルスを
印加する。この時の温度上昇値をTbとする。ここで、
Ra=Ta/Tr及びRb=Tb/Trを算出する。イ
ンクがある場合の方がインクのない場合よりも上昇温度
は低く、Ra,Rbについても同様の関係が成り立つ。
次にそれぞれの値をそれぞれの基準値Raf,Rbfと
比較し、下記のように判定する。
を実施する。図7は時間を横軸に取った温度上昇曲線を
示し、以下の説明に対応している。まず、ブラックの全
ノズルから5KHzで2500発分の幅3μsecのパルスを
印加する。このとき、パルス幅が短い為、インクは吐出
しない。この動作を以後、非吐出検出モードと呼ぶ。こ
の時アルミセンサで検出した温度上昇値をTrとする。
ここで、1secインターバルを置いた後、5KHzで100
0発の幅7μsecのパルスを印加する。このとき、イン
クがあればインクは吐出する。この動作を以後、吐出検
出モードと呼ぶ。図7の実線はインクが存在する場合の
曲線、破線はインク切れの場合の曲線を示す。この時の
温度上昇値をTaとする。インクがある場合には、吐出
するインクにエネルギを奪われるために、インクがない
場合に比べて上昇する温度Taが低い。次に1secイ
ンターバルをおいた後、イエロー,マゼンタ,シアンの
全ノズルから5KHzで1000発の幅7μsecのパルスを
印加する。この時の温度上昇値をTbとする。ここで、
Ra=Ta/Tr及びRb=Tb/Trを算出する。イ
ンクがある場合の方がインクのない場合よりも上昇温度
は低く、Ra,Rbについても同様の関係が成り立つ。
次にそれぞれの値をそれぞれの基準値Raf,Rbfと
比較し、下記のように判定する。
【0030】Ra<Raf ならば ブラックインクあ
り Ra>Raf ならば ブラックインクなし Rb<Rbf ならば カラーインクあり Rb>Rbf ならば カラーインクなし 本実施例では検知精度を上げる為、Ra=Ta/Tr及
びRb=Tb/Trをそれぞれ基準値と比較してインク
有無判定を行なった。その理由を図8に基づいて説明す
る。図8の横軸は12個のヘッドにふられた番号を示
す。図8のように記録ヘッドが異なるとその熱特性には
ばらつきがあり、温度上昇値Ta,Tbからインク有無
の判定をするのことは不可能である。そこで、事前にT
rを測定して、そのヘッド固有の温度特性を把握し、T
rとTaあるいはTrとTbの比を算出することで、ヘ
ッド間のばらつきを補正する。この方式によりヘッドご
との特性によらず、精度よくインク有無判定ができる。
り Ra>Raf ならば ブラックインクなし Rb<Rbf ならば カラーインクあり Rb>Rbf ならば カラーインクなし 本実施例では検知精度を上げる為、Ra=Ta/Tr及
びRb=Tb/Trをそれぞれ基準値と比較してインク
有無判定を行なった。その理由を図8に基づいて説明す
る。図8の横軸は12個のヘッドにふられた番号を示
す。図8のように記録ヘッドが異なるとその熱特性には
ばらつきがあり、温度上昇値Ta,Tbからインク有無
の判定をするのことは不可能である。そこで、事前にT
rを測定して、そのヘッド固有の温度特性を把握し、T
rとTaあるいはTrとTbの比を算出することで、ヘ
ッド間のばらつきを補正する。この方式によりヘッドご
との特性によらず、精度よくインク有無判定ができる。
【0031】基準値Ra,Rbは、例えば図7のグラフ
に示されているように、インクがある場合のTa,Tb
と、インクがない場合のTa,Tbと、Trとを実験的
に求め、それらを基に、インクがある場合のRa,R
b、インクがない場合のRa,Rbを算出する。こうし
て求めたRa,Rbについて、インクがある場合の値
と、ない場合の値との中間の適当な値として、それぞれ
Raf,Rbfを選べば良い。
に示されているように、インクがある場合のTa,Tb
と、インクがない場合のTa,Tbと、Trとを実験的
に求め、それらを基に、インクがある場合のRa,R
b、インクがない場合のRa,Rbを算出する。こうし
て求めたRa,Rbについて、インクがある場合の値
と、ない場合の値との中間の適当な値として、それぞれ
Raf,Rbfを選べば良い。
【0032】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について、図9に示
すブロック図を参照して説明する。制御回路を示す同図
において、インターフェース1700は記録信号を入力
する。MPU1701はプリンタ全体を制御するもの
で、ROM1702はMPU1701が実行する制御プ
ログラムを格納する。RAM1703は、各種データ
(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を
保存しておく。ゲートアレイ1704は記録ヘッド17
08に対する記録データの供給制御を行い、インターフ
ェース1700、MPU1701、RAM1703間の
データ転送制御も行う。キャリアモータ1710は記録
ヘッド1708を搬送し、搬送モータ1709は記録紙
を搬送する。ヘッドドライバ1705はヘッドを駆動す
る。モータドライバ1706、1707はそれぞれ搬送
モータ1709、キャリアモータ1710を駆動する。
記録制御を実行するための制御構成について、図9に示
すブロック図を参照して説明する。制御回路を示す同図
において、インターフェース1700は記録信号を入力
する。MPU1701はプリンタ全体を制御するもの
で、ROM1702はMPU1701が実行する制御プ
ログラムを格納する。RAM1703は、各種データ
(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を
保存しておく。ゲートアレイ1704は記録ヘッド17
08に対する記録データの供給制御を行い、インターフ
ェース1700、MPU1701、RAM1703間の
データ転送制御も行う。キャリアモータ1710は記録
ヘッド1708を搬送し、搬送モータ1709は記録紙
を搬送する。ヘッドドライバ1705はヘッドを駆動す
る。モータドライバ1706、1707はそれぞれ搬送
モータ1709、キャリアモータ1710を駆動する。
【0033】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、記録が行われる。
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、記録が行われる。
【0034】MPU1701は、前述した非吐出モード
・吐出モードにおける温度測定や、測定された温度から
率Ra,Rbを算出すること、それらを基準値と比較す
ることなどを、ROM1702に格納されたプログラム
にしたがって実行する。また、基準値Raf,Rbf
は、予め実験的に求められてROM1702あるいはR
AM1703に格納されている。上記判定を実行するた
めにROM1702に納められているプログラムの手順
を示しているのが図10のフローチャートである。図1
0の手順の内容は<インクの検知方法>の項で説明した
ものと同一である。
・吐出モードにおける温度測定や、測定された温度から
率Ra,Rbを算出すること、それらを基準値と比較す
ることなどを、ROM1702に格納されたプログラム
にしたがって実行する。また、基準値Raf,Rbf
は、予め実験的に求められてROM1702あるいはR
AM1703に格納されている。上記判定を実行するた
めにROM1702に納められているプログラムの手順
を示しているのが図10のフローチャートである。図1
0の手順の内容は<インクの検知方法>の項で説明した
ものと同一である。
【0035】以上のように、本実施例のインクジェット
プリンタは、非吐出モードと吐出モードとでヘッドの温
度を測定して、その比を基にインクの有無を検出するた
め、ヘッドの個体差に影響を受けることなくインクの検
出ができ、また、大がかりな仕掛が不要で、小型・安価
・確実なインク検出が可能である。なお、本実施例はカ
ラープリンタに関するものであるが、モノクロームのプ
リンタに対しても同様に適用できる。また、検知する対
象はインクに限らず、適当な液体であるならばインクと
同様に検知することが可能である。
プリンタは、非吐出モードと吐出モードとでヘッドの温
度を測定して、その比を基にインクの有無を検出するた
め、ヘッドの個体差に影響を受けることなくインクの検
出ができ、また、大がかりな仕掛が不要で、小型・安価
・確実なインク検出が可能である。なお、本実施例はカ
ラープリンタに関するものであるが、モノクロームのプ
リンタに対しても同様に適用できる。また、検知する対
象はインクに限らず、適当な液体であるならばインクと
同様に検知することが可能である。
【0036】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成
し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。その代
表的な構成や原理については、例えば、米国特許第47
23129号明細書、同第4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録
ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの
駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を
形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮によ
り吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少
なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形
状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。
方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成
し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。その代
表的な構成や原理については、例えば、米国特許第47
23129号明細書、同第4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録
ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの
駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を
形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮によ
り吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少
なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形
状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。
【0037】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。記録ヘッドの
構成としては、上述の各明細書に開示されているような
吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状
液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領
域に配置されている構成を開示する米国特許第4558
333号明細書、米国特許第4459600号明細書を
用いた構成としても良い。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。記録ヘッドの
構成としては、上述の各明細書に開示されているような
吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状
液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領
域に配置されている構成を開示する米国特許第4558
333号明細書、米国特許第4459600号明細書を
用いた構成としても良い。
【0038】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。さらに、記録装置が記録できる最
大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイ
プの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されて
いるような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長
さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッ
ドとしての構成のいずれでもよい。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。さらに、記録装置が記録できる最
大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイ
プの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されて
いるような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長
さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッ
ドとしての構成のいずれでもよい。
【0039】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
【0040】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであって、室温で軟化するもの、もしくは液体で
あるもの、あるいは上述のインクジェット方式ではイン
ク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整
を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度
制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時
にインクが液状をなすものであればよい。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであって、室温で軟化するもの、もしくは液体で
あるもの、あるいは上述のインクジェット方式ではイン
ク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整
を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度
制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時
にインクが液状をなすものであればよい。
【0041】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0042】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
【0043】
【第2実施例】図11は、第2実施例であるインクジェ
ットプリンタの記録ヘッドとタンク周辺の図である。装
置全体の構成は第1実施例と同様である。インクカート
リッジは、ブラック4,イエロー30,マゼンタ31,
シアン32があり、それぞれ交換可能である。これらの
各々のインクカートリッジのインク有無を判定するた
め、実施例1と同様に非吐出検出モードでTrを測定
後、1sec経過してから0.5secのインターバルでイエ
ロー,マゼンタ,シアンと順番に吐出させ、各々の温度
上昇値を測定し、それぞれをTrで割って4つのRを求
める。すなわち、第1実施例では、カラーインクカート
リッジのインクの有無の判定を3色分まとめて行なうた
めに3色分まとめて電圧を印加したときの温度上昇Tb
を測定するが、本実施例では各色ごとに別々に測定す
る。こうして得られた各々のRの値を基準値と比較する
事により、各インクカートリッジのインク有無を判定で
きる。なお、本実施例ではイエロー,マゼンタ,シアン
のノズル数は24本で同じなので、Rと比較する基準値
として同じ値を用いることができる。そのため、本実施
例の装置では、各色ごとのインクの有無を検出でき、基
準値はカラー用の1つとブラック用の1つの2つで足り
る。
ットプリンタの記録ヘッドとタンク周辺の図である。装
置全体の構成は第1実施例と同様である。インクカート
リッジは、ブラック4,イエロー30,マゼンタ31,
シアン32があり、それぞれ交換可能である。これらの
各々のインクカートリッジのインク有無を判定するた
め、実施例1と同様に非吐出検出モードでTrを測定
後、1sec経過してから0.5secのインターバルでイエ
ロー,マゼンタ,シアンと順番に吐出させ、各々の温度
上昇値を測定し、それぞれをTrで割って4つのRを求
める。すなわち、第1実施例では、カラーインクカート
リッジのインクの有無の判定を3色分まとめて行なうた
めに3色分まとめて電圧を印加したときの温度上昇Tb
を測定するが、本実施例では各色ごとに別々に測定す
る。こうして得られた各々のRの値を基準値と比較する
事により、各インクカートリッジのインク有無を判定で
きる。なお、本実施例ではイエロー,マゼンタ,シアン
のノズル数は24本で同じなので、Rと比較する基準値
として同じ値を用いることができる。そのため、本実施
例の装置では、各色ごとのインクの有無を検出でき、基
準値はカラー用の1つとブラック用の1つの2つで足り
る。
【0044】
【第3実施例】本実施例では、吐出検出モードにおいて
ブラックとカラーのノズルからインクを同時に吐出させ
る。第1実施例のヘッドを例にとると、4つのタンク
内、仮にブラックタンクが空になった場合には64個の
ヒータが空だき、カラーインクタンク1つが空になった
ときは24個のヒータが空だきとなり、それぞの場合で
ヘッド基板への投入エネルギーが異なり、温度上昇値に
差が出る。従って、温度上昇値を検出すれば、空タンク
はブラックなのかカラーなのか、カラーが何個空なのか
の判別ができる。本実施例の場合、図12のようにR1f
〜R7fの7種類の基準値Rfを持つことで、判別可能と
なる。図12の表は、左からインクの有無の状態と、吐
出モード/非吐出モードの値Ri、そのRiとインクの有
無の状態とを対応づけるためにRiを判定する基準値R
fとを示している。
ブラックとカラーのノズルからインクを同時に吐出させ
る。第1実施例のヘッドを例にとると、4つのタンク
内、仮にブラックタンクが空になった場合には64個の
ヒータが空だき、カラーインクタンク1つが空になった
ときは24個のヒータが空だきとなり、それぞの場合で
ヘッド基板への投入エネルギーが異なり、温度上昇値に
差が出る。従って、温度上昇値を検出すれば、空タンク
はブラックなのかカラーなのか、カラーが何個空なのか
の判別ができる。本実施例の場合、図12のようにR1f
〜R7fの7種類の基準値Rfを持つことで、判別可能と
なる。図12の表は、左からインクの有無の状態と、吐
出モード/非吐出モードの値Ri、そのRiとインクの有
無の状態とを対応づけるためにRiを判定する基準値R
fとを示している。
【0045】第1実施例と同じく、表に記載された8つ
のインクの有無の状態で実験的にインク吐出モードと非
吐出モードの測定を行ない、それらの比R1〜R8を算出
する。表示記載された8つの状態は空だきとなるヒータ
の数が互いに異なるため、R1〜R8も互いにことなり、
それぞれの値の間に基準値R1f〜R7fを選ぶことができ
る。
のインクの有無の状態で実験的にインク吐出モードと非
吐出モードの測定を行ない、それらの比R1〜R8を算出
する。表示記載された8つの状態は空だきとなるヒータ
の数が互いに異なるため、R1〜R8も互いにことなり、
それぞれの値の間に基準値R1f〜R7fを選ぶことができ
る。
【0046】インク状態の有無を検知する検知シーケン
スを図13のフローチャートをもとに説明する。ステッ
プS201で非吐出検出モードを行ない、Trを測定す
る。ステップS202で1sec待った後、ステップS
203で吐出検出モードを行ない、Taを測定する。ス
テップS204でR=Ta/Trを算出する。次に、ス
テップS205でRと図9のR1fとの大小比較を行な
う。もし、R<R1fならインク全部有りと判定し、そ
のまま記録を続行する。逆にR>R1fなら次のステッ
プS206で、R2fとRを比較する。ここで、R1f
<R<R2fならカラーカートリッジが1色空であると
判定し、不図示の表示手段にその旨を表示する。以下、
同様にステップS207〜S211でRとR3f〜R7
fを比較し、インクカートリッジ内のインク有無検知を
行なう。最終的にはステップS212でインク全部無し
と判定される。
スを図13のフローチャートをもとに説明する。ステッ
プS201で非吐出検出モードを行ない、Trを測定す
る。ステップS202で1sec待った後、ステップS
203で吐出検出モードを行ない、Taを測定する。ス
テップS204でR=Ta/Trを算出する。次に、ス
テップS205でRと図9のR1fとの大小比較を行な
う。もし、R<R1fならインク全部有りと判定し、そ
のまま記録を続行する。逆にR>R1fなら次のステッ
プS206で、R2fとRを比較する。ここで、R1f
<R<R2fならカラーカートリッジが1色空であると
判定し、不図示の表示手段にその旨を表示する。以下、
同様にステップS207〜S211でRとR3f〜R7
fを比較し、インクカートリッジ内のインク有無検知を
行なう。最終的にはステップS212でインク全部無し
と判定される。
【0047】ただし、以上の手順による場合、イエロ
ー,マゼンタ,シアンのノズル数が同じなので、どのカ
ラーインクカートリッジが空かの判別はできない。しか
し、非吐出モード・吐出モードでヒータにエネルギを印
加する際に、対象とするイエロー,マゼンタ,シアンの
吐出ノズル数を例えば16,20,24と変えれば、各
々が空になった時の上昇する温度が変わるので、どの色
のカートリッジが空なのかの判別ができる。この時、基
準のRfは14個有れば良い。本実施例の方法では検知
時間が短くて済み、検知時に吐出するインクも少なく経
済的である。特にノズル数の多いヘッドでは複数の基準
値間の開きを大きく設定できる為、誤検知の割合を少な
くできる。
ー,マゼンタ,シアンのノズル数が同じなので、どのカ
ラーインクカートリッジが空かの判別はできない。しか
し、非吐出モード・吐出モードでヒータにエネルギを印
加する際に、対象とするイエロー,マゼンタ,シアンの
吐出ノズル数を例えば16,20,24と変えれば、各
々が空になった時の上昇する温度が変わるので、どの色
のカートリッジが空なのかの判別ができる。この時、基
準のRfは14個有れば良い。本実施例の方法では検知
時間が短くて済み、検知時に吐出するインクも少なく経
済的である。特にノズル数の多いヘッドでは複数の基準
値間の開きを大きく設定できる為、誤検知の割合を少な
くできる。
【0048】
【第4実施例】第1実施例の非吐出検出モードは、配線
抵抗のばらつきや接着層の厚みのばらつきが原因で起こ
る記録ヘッドの温度特性がばらつきを補正する為の措置
である。もしこのばらつきが少ない場合は、非吐出検出
モードは不必要であり、吐出検出モード実施時の温度上
昇を基準温度上昇値と比較する事で、インク有無検知可
能である。この方法は、検知時間が短い利点とともに無
駄なパルスを投入しないので吐出ヒータの寿命が延び、
ヘッド交換回数を減らせる利点も有する。
抵抗のばらつきや接着層の厚みのばらつきが原因で起こ
る記録ヘッドの温度特性がばらつきを補正する為の措置
である。もしこのばらつきが少ない場合は、非吐出検出
モードは不必要であり、吐出検出モード実施時の温度上
昇を基準温度上昇値と比較する事で、インク有無検知可
能である。この方法は、検知時間が短い利点とともに無
駄なパルスを投入しないので吐出ヒータの寿命が延び、
ヘッド交換回数を減らせる利点も有する。
【0049】
【第5実施例】第1実施例で説明したインクジェットプ
リンタを長時間放置すると、ノズル吐出口や、タンクよ
り記録ヘッドに到る経路から空気が混入してインク内に
気泡ができる。この気泡が原因で、インクの吐出不良が
起こる。従来これを防止する為、装置内部にタイマを設
け、所定の時間ごとに自動的にインクをポンプを使用し
て吐出口より排出するいわゆる回復措置が取られてい
る。この時の排出量は気泡が除去できるに十分な量に設
定する。ところが、装置が置かれる環境により気泡量に
は差が生じ、この排出動作で気泡除去できず、吐出不良
がおこってしまう事があった。そこで、本実施例では排
出動作後、第1実施例で説明した検知シーケンスを行な
い、ノズル内に気泡が存在するかどうか判別する。本実
施例では図14のようなインク吸引用パージユニットを
使用する。図において、パージユニット41は内部にブ
ラック用とカラー用の空洞部を有する。ユニット41前
面にはキャップゴム42が存在し、このゴム42にヘッ
ド1のオリフィス面を押しあてた状態を吸引できる。ゴ
ム42にはカラー用スリット43,ブラック用スリット
44が設けられる。空洞部には空気吸引チューブ45,
46が連結され、切り替え弁47を介して吸引ポンプ4
8に接続する。カラー,ブラック同時に吸引するか、カ
ラーあるいはブラック単独に吸引するかは弁47により
選択できる。吸引したインクは内部に不図示のインク供
給部材を持つ排インクチューブ49,50から不図示の
廃インクタンクに捨てられる。
リンタを長時間放置すると、ノズル吐出口や、タンクよ
り記録ヘッドに到る経路から空気が混入してインク内に
気泡ができる。この気泡が原因で、インクの吐出不良が
起こる。従来これを防止する為、装置内部にタイマを設
け、所定の時間ごとに自動的にインクをポンプを使用し
て吐出口より排出するいわゆる回復措置が取られてい
る。この時の排出量は気泡が除去できるに十分な量に設
定する。ところが、装置が置かれる環境により気泡量に
は差が生じ、この排出動作で気泡除去できず、吐出不良
がおこってしまう事があった。そこで、本実施例では排
出動作後、第1実施例で説明した検知シーケンスを行な
い、ノズル内に気泡が存在するかどうか判別する。本実
施例では図14のようなインク吸引用パージユニットを
使用する。図において、パージユニット41は内部にブ
ラック用とカラー用の空洞部を有する。ユニット41前
面にはキャップゴム42が存在し、このゴム42にヘッ
ド1のオリフィス面を押しあてた状態を吸引できる。ゴ
ム42にはカラー用スリット43,ブラック用スリット
44が設けられる。空洞部には空気吸引チューブ45,
46が連結され、切り替え弁47を介して吸引ポンプ4
8に接続する。カラー,ブラック同時に吸引するか、カ
ラーあるいはブラック単独に吸引するかは弁47により
選択できる。吸引したインクは内部に不図示のインク供
給部材を持つ排インクチューブ49,50から不図示の
廃インクタンクに捨てられる。
【0050】図15はMPU1701によるヘッド回復
動作の制御手順を示したフローチャートである。図15
に基づき、回復動作を説明する。まず、ステップS30
1でポンプによりインクを吐出口より吸引する。これは
従来より行なわれている処理である。ステップS302
で第1実施例と同様に非吐出モードでTrを測定し、ス
テップS303で1秒待ってから、ステップS304で
ブラック用吐出モードでTaを測定する。ステップS3
05で、TaをTrで除算してRaを算出する。次に、
ステップS306でカラー用吐出モードでTbを測定
し、ステップS307でTbをTrで除算してRbを算
出する。
動作の制御手順を示したフローチャートである。図15
に基づき、回復動作を説明する。まず、ステップS30
1でポンプによりインクを吐出口より吸引する。これは
従来より行なわれている処理である。ステップS302
で第1実施例と同様に非吐出モードでTrを測定し、ス
テップS303で1秒待ってから、ステップS304で
ブラック用吐出モードでTaを測定する。ステップS3
05で、TaをTrで除算してRaを算出する。次に、
ステップS306でカラー用吐出モードでTbを測定
し、ステップS307でTbをTrで除算してRbを算
出する。
【0051】ステップS308でRaと基準値Rafと
を比較し、Ra<Rafなら気泡はないものとしてステ
ップS310に進み、Ra>Rafなら気泡があるため
ステップS309で切り替え弁47を切り替えてブラッ
クインクだけ吸引する。その後ステップS304に戻
り、ステップS304〜S308を繰返し、この時、気
泡があればRaあるいはRbが基準値より大きくなるの
で、再度排出動作を行なう。以後、インクありと判定す
るまで検知と排出を繰り返す。
を比較し、Ra<Rafなら気泡はないものとしてステ
ップS310に進み、Ra>Rafなら気泡があるため
ステップS309で切り替え弁47を切り替えてブラッ
クインクだけ吸引する。その後ステップS304に戻
り、ステップS304〜S308を繰返し、この時、気
泡があればRaあるいはRbが基準値より大きくなるの
で、再度排出動作を行なう。以後、インクありと判定す
るまで検知と排出を繰り返す。
【0052】気泡が抜けてRa<Rafになればステッ
プS310に進み、カラーについてもブラックと同様の
シーケンスを繰り返す。その際、切り替え弁はカラーイ
ンクだけ吸引するように設定しておく。ステップS31
0でRb<Rbfと判断されれば、回復動作を終了す
る。なお、吸引を5回繰り返してもRa<Rafあるい
はRb<Rbfと判定されなければインク無しと判断
し、インク切れ表示を行なう。
プS310に進み、カラーについてもブラックと同様の
シーケンスを繰り返す。その際、切り替え弁はカラーイ
ンクだけ吸引するように設定しておく。ステップS31
0でRb<Rbfと判断されれば、回復動作を終了す
る。なお、吸引を5回繰り返してもRa<Rafあるい
はRb<Rbfと判定されなければインク無しと判断
し、インク切れ表示を行なう。
【0053】以上の回復シーケンスを実施すれば、イン
クの有無を検知して気泡の吸引を行なうため、気泡の除
去が確実になり吐出信頼性の高いプリンタが実現でき
る。また、インクカートリッジ交換時にも上述の方法は
適用可能である。尚、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に
適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることは言うまでもない。
クの有無を検知して気泡の吸引を行なうため、気泡の除
去が確実になり吐出信頼性の高いプリンタが実現でき
る。また、インクカートリッジ交換時にも上述の方法は
適用可能である。尚、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に
適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
装置及びインク検出方法は、特別な部品を用いることな
く、簡単かつ確実にインクの有無を検知できるという効
果がある。
装置及びインク検出方法は、特別な部品を用いることな
く、簡単かつ確実にインクの有無を検知できるという効
果がある。
【図1】実施例のプリンタ斜視図である。
【図2】従来のインク検知部材の断面図である。
【図3】実施例のプリンタの記録ヘッドとタンク周辺の
図である。
図である。
【図4】インクカートリッジの断面図である。
【図5】ヘッドの分解斜視図である。
【図6】ヘッドの上面図である。
【図7】インク検知時の温度曲線である。
【図8】インク検出時のヘッドによる温度のばらつきの
図である。
図である。
【図9】実施例のプリンタの制御構成のブロック図であ
る。
る。
【図10】第1実施例のプリンタのインク検知の手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図11】第2実施例のプリンタのヘッドとタンク周辺
の図である。
の図である。
【図12】第3実施例のプリンタのインク検知の基準を
示す表である。
示す表である。
【図13】第3実施例のプリンタのインク検知の手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図14】第5実施例のパージユニットの透視斜視図で
ある。
ある。
【図15】第5実施例のプリンタのヘッド回復動作の手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
1 ヘッド、 4,5 インクカートリッジ、 6 記録紙、 7 キャリッジ、 13 パージユニット、 17 ヒータボード、 20 ヒータ、 22 ノズル、 24 アルミ温度センサである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 29/46
Claims (7)
- 【請求項1】 インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッドを用いて記録を行う
記録装置であって、前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに付与したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する情報値Tr及び前記記録ヘッド
からインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイ
ンクに付与したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対
応する情報値Tを検出するための検出手段と、 前記検出手段により検出された前記Trと前記Tの比T
/Trと、予め定めされた基準値Rafとを比較するこ
とにより、前記記録ヘッド中のインクが十分量あるか否
かを判定するための判定手段とを備え、 所定の記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定
の熱エネルギーをインクに付与したときの所定の記録ヘ
ッドの温度変化量に対応する情報値Tr'と、前記所定
の記録ヘッドからインクが吐出される程度の所定の熱エ
ネルギーをインクに付与したときの前記所定の記録ヘッ
ドの温度変化量に対応する情報値であって前記所定の記
録ヘッド内にインクが有るときの温度変化量に対応する
情報値Taとの比をTa/Tr'とし、前記Tr'と、前
記所定の記録ヘッドからインクが吐出される程度の所定
の熱エネルギーをインクに付与したときの前記所定の記
録ヘッドの温度変化量に対応する情報値であって前記所
定の記録ヘッド内にインクが無いときの温度変化量に対
応する情報値Ta'との比をTa'/Tr'としたとき、
前記基準値Rafは、前記Ta/Tr'<前記基準値R
af<前記Ta'/Tr'として定められる値であり、 前記判定手段により前記T/Tr<前記基準値Rafで
あると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインクが十
分量あると判定され、 前記判定手段により前記基準値Raf<前記T/Trで
あると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインクが十
分量無いと判定される ことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッドを用いて記録を行う
記録装置であって、 前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する第1の情報値および前記記録ヘ
ッドからインクが吐出される程度の所定の熱エネルギー
をインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量
に対応する第2の情報値を検出するための検出手段と、 前記検出手段により検出された前記第1の情報値および
前記第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前記記
録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判定するため
の判定手段とを備え、 前記記録ヘッドは複数の液路を有し、複数種類のインク
がインクごとに対応する液路に供給されており、 前記検出手段は、前記複数種類のインクそれぞれに対応
する液路ごとにエネルギーを付与して記録ヘッドの温度
変化量に対応する情報値を検出し、前記判定手段は、 前記複数種類のインクそれぞれに対応
する液路ごとにインクが十分量あるか否かを判定するこ
とを特徴とする記録装置。 - 【請求項3】 インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッドを用いて記録を行う
記録装置であって、 前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する第1の情報値および前記記録ヘ
ッドからインクが吐出される程度の所定の熱エネルギー
をインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量
に対応する第2の情報値を検出するための検出手段と、 前記検出手段により検出された前記第1の情報値および
前記第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前記記
録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判定するため
の判定手段とを備え、 前記記録ヘッドは複数の液路を有し、複数種類のインク
がインクごとに対応する液路に供給されており、 前記判定手段は、前記複数種類のインクに対応する液路
の数に応じて複数の基準値を有し、該基準値と前記第1
の情報値および第2の情報値とに基づいてインクが十分
量あるか否かを判定することを特徴とする記録装置。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドからインクを吸引する吸
引手段を更に備え、前記吸引手段によるインクの吸引後
に記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを検知し、
検知結果に応じて前記吸引手段による吸引を繰り返すこ
とを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 【請求項5】 インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出す
るインク検出方法であって、 前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに付与したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する情報値Tr及び前記記録ヘッド
からインクが吐出される程度の所定の熱エネルギーをイ
ンクに付与したときの前記記録ヘッドの温度変化量に対
応する情報値Tを検出するための検出工程と、 前記検出工程において検出された前記Trと前記Tの比
T/Trと、予め定めされた基準値Rafとを比較する
ことにより、前記記録ヘッド中のインクが十分量あるか
否かを判定するための判定工程とを備え、 所定の記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定
の熱エネルギーをインクに付与したときの所定の記録ヘ
ッドの温度変化量に対応する情報値Tr'と、前記所定
の記録ヘッドからインクが吐出される程度の所定の熱エ
ネルギーをインクに付与したときの前記所定の記録ヘッ
ドの温度変化量に対応する情報値であって前記所定の記
録ヘッド内にインクが有るときの温度変化量に対応する
情報値Taとの比をTa/Tr'とし、前記Tr'と、前
記所定の記録ヘッドからインクが吐出される程度の所定
の熱エネルギーをインクに付与したときの前記所定の記
録ヘッドの温度変化量に対応する情報値であって前記所
定の記録ヘッド内にインクが無いときの温度変化量に対
応する情報値Ta'との比をTa'/Tr'としたとき、
前記基準値Rafは、前記Ta/Tr'<前記基準値R
af<前記Ta'/Tr'として定められる値であり、 前記判定手段により前記T/Tr<前記基準値Rafで
あると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインクが十
分量あると判定され、 前記判定手段により前記基準値Raf<前記T/Trで
あると判定されたとき、前記記録ヘッド中にインクが十
分量無いと判定されることを特徴とするインク 検出方
法。 - 【請求項6】 インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出す
るインク検出方法であって、 前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する第1の情報値および前記記録ヘ
ッドからインクが吐出される程度の所定の熱エネルギー
をインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量
に対応する第2の情報値を検出するための検出工程と、 前記検出工程において検出された前記第1の情報値およ
び前記第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前記
記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判定するた
めの判定工程とを備え、 前記記録ヘッドは複数の液路を有し、複数種類のインク
がインクごとに対応する液路に供給されており、 前記検出工程では、前記複数種類のインクそれぞれに対
応する液路ごとにエネルギーを付与して記録ヘッドの温
度変化量に対応する情報値を検出し、 前記判定工程では、前記複数種類のインクそれぞれに対
応する液路ごとにインクが十分量あるか否かを判定する
ことを特徴とするインク検出方法。 - 【請求項7】 インクに熱エネルギーを付与することで
前記インクを吐出させる記録ヘッド内のインクを検出す
るインク検出方法であって、 前記記録ヘッドからインクが吐出されない程度の所定の
熱エネルギーをインクに印加したときの前記記録ヘッド
の温度変化量に対応する第1の情報値および前記記録ヘ
ッドからインクが吐出される程度の所定の熱エネルギー
をインクに印加したときの前記記録ヘッドの温度変化量
に対応する第2の情報値を検出するための検出工程と、 前記検出工程において検出された前記第1の情報値およ
び前記第2の情報値と、所定の基準値とに基づいて前記
記録ヘッド中のインクが十分量あるか否かを判定するた
めの判定工程とを備え、 前記記録ヘッドは複数の液路を有し、複数種類のインク
がインクごとに対応する液路に供給されており、 前記複数種類のインクに対応する液路の数に応じて複数
の基準値を有し、前記判定工程では、該基準値と前記第
1の情報値および第2の情報値とに基づいてインクが十
分量あるか否かを判定することを特徴とするインク検出
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05162463A JP3133866B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 記録装置及びインク検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05162463A JP3133866B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 記録装置及びインク検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760987A JPH0760987A (ja) | 1995-03-07 |
| JP3133866B2 true JP3133866B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=15755101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05162463A Expired - Fee Related JP3133866B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 記録装置及びインク検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3133866B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6846072B2 (en) | 2000-11-29 | 2005-01-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, ink-jet ink, ink-tank, ink-jet cartridge, ink supply device, method for introducing ink to ink tank and image recording device |
| JP7516211B2 (ja) * | 2020-10-30 | 2024-07-16 | キヤノン株式会社 | 記録装置および検出方法 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP05162463A patent/JP3133866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0760987A (ja) | 1995-03-07 |
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