JP3136717B2 - ポリエステルフイルム及び写真感光材料 - Google Patents
ポリエステルフイルム及び写真感光材料Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共重合ポリエステルフ
イルムに関するものであり、特に本発明は、写真感光材
料の支持体またはカバー層として有用な透明性・吸水性
・機械的特性に優れたポリエステルフイルムに関するも
のである。
イルムに関するものであり、特に本発明は、写真感光材
料の支持体またはカバー層として有用な透明性・吸水性
・機械的特性に優れたポリエステルフイルムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料としては、X線用フイル
ム、製版用フイルム及びカットシート状の形態のもの
と、ロールフイルム状のものがある。ロールフイルムの
代表的なものは、35mm幅またはそれ以下の幅でパト
ローネ内に収められており、一般のカメラに装填して撮
影に用いるカラーまたは白黒ネガフイルムである。
ム、製版用フイルム及びカットシート状の形態のもの
と、ロールフイルム状のものがある。ロールフイルムの
代表的なものは、35mm幅またはそれ以下の幅でパト
ローネ内に収められており、一般のカメラに装填して撮
影に用いるカラーまたは白黒ネガフイルムである。
【0003】写真感光材料は一般的に、プラスチックフ
イルム支持体上に少なくとも1層の写真感光性層を塗布
することによって製造される。このプラスチックフイル
ムとしては一般的にトリアセチルセルロース(以下「T
AC」と記す)に代表される繊維系のポリマーとポリエ
チレンテレフタレート(以下「PET」と記す)に代表
されるポリエステル系のポリマーが使用されている(繊
維と工業,41(9),329−324)。
イルム支持体上に少なくとも1層の写真感光性層を塗布
することによって製造される。このプラスチックフイル
ムとしては一般的にトリアセチルセルロース(以下「T
AC」と記す)に代表される繊維系のポリマーとポリエ
チレンテレフタレート(以下「PET」と記す)に代表
されるポリエステル系のポリマーが使用されている(繊
維と工業,41(9),329−324)。
【0004】TACフイルムは、主溶媒として塩化メチ
レンを用いた溶液製膜法で作られ、光学的異方性が小さ
く、透明性・平面性に優れたフイルムである。また、適
度な吸水性を有するため現像処理後のカール解消性にも
優れた性質を有する。すなわちロールフイルムとして巻
かれた状況で経時されることによってフイルムには巻き
ぐせカールが生じるが、現像処理における吸水で分子鎖
の運動性が増し、巻き経時で固定化された分子鎖が再配
列を起こす結果、巻きぐせカールが解消するわけであ
る。
レンを用いた溶液製膜法で作られ、光学的異方性が小さ
く、透明性・平面性に優れたフイルムである。また、適
度な吸水性を有するため現像処理後のカール解消性にも
優れた性質を有する。すなわちロールフイルムとして巻
かれた状況で経時されることによってフイルムには巻き
ぐせカールが生じるが、現像処理における吸水で分子鎖
の運動性が増し、巻き経時で固定化された分子鎖が再配
列を起こす結果、巻きぐせカールが解消するわけであ
る。
【0005】TACフイルムのような巻きぐせカール回
復性を有さないフイルムを用いた写真感光材料では、ロ
ール状態で用いられた際に、例えば現像後写真印画紙に
画像を形成させる焼き付け工程等で、すり傷の発生、焦
点ぼけ、搬送時のジャミング等の問題が生じてしまう。
従って、写真感光材料としてTACフイルムは広く用い
られてきた。
復性を有さないフイルムを用いた写真感光材料では、ロ
ール状態で用いられた際に、例えば現像後写真印画紙に
画像を形成させる焼き付け工程等で、すり傷の発生、焦
点ぼけ、搬送時のジャミング等の問題が生じてしまう。
従って、写真感光材料としてTACフイルムは広く用い
られてきた。
【0006】ところが、近年、写真用感光材料の用途は
多様化しており、撮影時のフイルム巻出しの高速化、撮
影倍率の高倍率化、撮影装置の小型化が著しく進んでい
る。そのため写真感光材料用の支持体としては、機械的
特性、寸法安定性、薄膜化等の性質が要求されてきた。
多様化しており、撮影時のフイルム巻出しの高速化、撮
影倍率の高倍率化、撮影装置の小型化が著しく進んでい
る。そのため写真感光材料用の支持体としては、機械的
特性、寸法安定性、薄膜化等の性質が要求されてきた。
【0007】二軸延伸したPETフイルムは、優れた透
明性・機械的特性・寸法安定性を有しており、フイルム
の薄膜化が必要なマイクロフイルムや、寸法安定性が厳
しく要求される印刷感材では、TACフイルムに代って
PETフイルムが用いられている。ところがPETフイ
ルムの場合、吸水性が小さいため、TACフイルムのよ
うな巻きぐせカール回復性が小さいため現像処理後の取
扱い性が悪く、上記の優れた特性がありながらその使用
範囲が限定されていた。
明性・機械的特性・寸法安定性を有しており、フイルム
の薄膜化が必要なマイクロフイルムや、寸法安定性が厳
しく要求される印刷感材では、TACフイルムに代って
PETフイルムが用いられている。ところがPETフイ
ルムの場合、吸水性が小さいため、TACフイルムのよ
うな巻きぐせカール回復性が小さいため現像処理後の取
扱い性が悪く、上記の優れた特性がありながらその使用
範囲が限定されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明におけ
る課題は、PETフイルム並の透明性・機械的特性・寸
法安定性を維持しながら、TACフイルムなみの吸水
性、延いてはTAC並の巻きぐせカール回復性を有する
ポリエステルフイルムを提供することにある。
る課題は、PETフイルム並の透明性・機械的特性・寸
法安定性を維持しながら、TACフイルムなみの吸水
性、延いてはTAC並の巻きぐせカール回復性を有する
ポリエステルフイルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために次の構成を有する。すなわち、多層構造
を有するポリエステルフイルムであって、その少なくと
も1層を構成するポリエステルAのジカルボン酸共重合
成分が、金属スルホネートを有する芳香族ジカルボン酸
及び/又はその誘導体と、(a)式で示される平均分子
量600〜20000のポリエーテルジカルボン酸及び
/又はその誘導体とを含むポリエステルフイルムであっ
て、該ポリエステルフイルムが二軸配向され、フイルム
のヘイズ値が5%以下で、かつ含水率が0.5%以上で
あり、150℃、30分における熱収縮率が2%以下で
あることを特徴とするポリエステルフイルムである。
解決するために次の構成を有する。すなわち、多層構造
を有するポリエステルフイルムであって、その少なくと
も1層を構成するポリエステルAのジカルボン酸共重合
成分が、金属スルホネートを有する芳香族ジカルボン酸
及び/又はその誘導体と、(a)式で示される平均分子
量600〜20000のポリエーテルジカルボン酸及び
/又はその誘導体とを含むポリエステルフイルムであっ
て、該ポリエステルフイルムが二軸配向され、フイルム
のヘイズ値が5%以下で、かつ含水率が0.5%以上で
あり、150℃、30分における熱収縮率が2%以下で
あることを特徴とするポリエステルフイルムである。
【0010】 R1 OOCCH2 −(O−R2 )n −OCH2 COOR3 (a) (R1 、R3 :Hまたは炭素数1〜8のアルキル基、R
2 :炭素数2〜8のアルキレン基、n:正の整数) 本発明においては、この金属スルホネートを有する芳香
族ジカルボン酸成分とポリエーテルジカルボン酸成分を
併用してなるポリエステルAよりなる層を有し、しかも
多層化することによって著しい効果をもたらし、本発明
の課題を解決するものである。
2 :炭素数2〜8のアルキレン基、n:正の整数) 本発明においては、この金属スルホネートを有する芳香
族ジカルボン酸成分とポリエーテルジカルボン酸成分を
併用してなるポリエステルAよりなる層を有し、しかも
多層化することによって著しい効果をもたらし、本発明
の課題を解決するものである。
【0011】本発明のポリエステルAに好ましく用いら
れる共重合ポリエステルは、金属スルホネートを有する
芳香族ジカルボン酸成分を共重合成分とした共重合ポリ
エステルからなるものである。
れる共重合ポリエステルは、金属スルホネートを有する
芳香族ジカルボン酸成分を共重合成分とした共重合ポリ
エステルからなるものである。
【0012】前記金属スルホネートを有する芳香族ジカ
ルボン酸としては、具体的には、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、2ーナトリウムスルホテレフタル酸、4
ーナトリウムスルホフタル酸、4ーナトリウムスルホ−
2,6−ナフタレンジカルボン酸およびこれらのナトリ
ウムを他の金属、例えばカリウム、リチウムやアンモニ
ウム塩やホスホニウム塩などで置換した化合物を挙げる
ことができる。金属スルホネートを有する芳香族ジカル
ボン酸成分の共重合割合としては、反応生成物のポリエ
ステルに対して2〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%、特に好ましくは7〜12重量%である。
ルボン酸としては、具体的には、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、2ーナトリウムスルホテレフタル酸、4
ーナトリウムスルホフタル酸、4ーナトリウムスルホ−
2,6−ナフタレンジカルボン酸およびこれらのナトリ
ウムを他の金属、例えばカリウム、リチウムやアンモニ
ウム塩やホスホニウム塩などで置換した化合物を挙げる
ことができる。金属スルホネートを有する芳香族ジカル
ボン酸成分の共重合割合としては、反応生成物のポリエ
ステルに対して2〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%、特に好ましくは7〜12重量%である。
【0013】本発明に用いるポリエステルAには、更に
(a)式で示されるポリエーテルジカルボン酸成分が共
重合されていることが、フイルムに透明性、寸法安定
性、機械的強度を付与する点で好ましい。このポリエー
テルジカルボン酸の平均分子量は、600〜20000
が必要であり、好ましくは1000〜15000、より
好ましくは2000〜10000の範囲である。平均分
子量が600以下の場合吸水性が不十分となり、巻きぐ
せ回復性を十分に得ることができない。TACフイルム
並の巻きぐせ回復性を得るには、ポリエーテル鎖長が長
い方が良いが、20000以上の分子量では逆にフイル
ムの透明性や剛性が低下するため好ましくない。ポリエ
ーテルジカルボン酸としては、ポリエチレンオキシジカ
ルボン酸、ポリプロピレンオキシジカルボン酸、ポリテ
トラメチレンオキシジカルボン酸が好ましいが、ポリエ
ステルの重合反応性やフイルムの寸法安定性の点で特に
(b)式で示されるポリエチレンオキシジカルボン酸が
より好ましい。
(a)式で示されるポリエーテルジカルボン酸成分が共
重合されていることが、フイルムに透明性、寸法安定
性、機械的強度を付与する点で好ましい。このポリエー
テルジカルボン酸の平均分子量は、600〜20000
が必要であり、好ましくは1000〜15000、より
好ましくは2000〜10000の範囲である。平均分
子量が600以下の場合吸水性が不十分となり、巻きぐ
せ回復性を十分に得ることができない。TACフイルム
並の巻きぐせ回復性を得るには、ポリエーテル鎖長が長
い方が良いが、20000以上の分子量では逆にフイル
ムの透明性や剛性が低下するため好ましくない。ポリエ
ーテルジカルボン酸としては、ポリエチレンオキシジカ
ルボン酸、ポリプロピレンオキシジカルボン酸、ポリテ
トラメチレンオキシジカルボン酸が好ましいが、ポリエ
ステルの重合反応性やフイルムの寸法安定性の点で特に
(b)式で示されるポリエチレンオキシジカルボン酸が
より好ましい。
【0014】 R1 OOCCH2 −(O−CH2 CH2 )n −OCH2 COOR2 (b) (R1 、R2 :Hまたは炭素数1〜8のアルキル基、
n:正の整数) また、ポリエーテルジカルボン酸成分の共重合割合とし
ては、反応生成物のポリエステルに対して2〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%、特に好ましくは7〜1
2重量%である。
n:正の整数) また、ポリエーテルジカルボン酸成分の共重合割合とし
ては、反応生成物のポリエステルに対して2〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%、特に好ましくは7〜1
2重量%である。
【0015】本発明のポリエステルフイルムの含水率の
測定は、該フイルムを23℃、30%RH、3時間の条
件で調湿した後、23℃の蒸留水に15分間浸漬させ、
しかる後に微量水分計(たとえば、三菱化成(株)製C
A−20型)を用い乾燥温度150℃で行なう。
測定は、該フイルムを23℃、30%RH、3時間の条
件で調湿した後、23℃の蒸留水に15分間浸漬させ、
しかる後に微量水分計(たとえば、三菱化成(株)製C
A−20型)を用い乾燥温度150℃で行なう。
【0016】本発明のポリエステルフイルムは、かかる
方法で測定された含水率が0.5重量%以上である点に
特徴があり、好ましくは0.6〜5.0重量%である。
含水率が0.5重量%未満であると現像処理後の巻きぐ
せカール回復性が良化せず、逆に含水率が大き過ぎる
と、吸湿による寸法安定性が悪化する。
方法で測定された含水率が0.5重量%以上である点に
特徴があり、好ましくは0.6〜5.0重量%である。
含水率が0.5重量%未満であると現像処理後の巻きぐ
せカール回復性が良化せず、逆に含水率が大き過ぎる
と、吸湿による寸法安定性が悪化する。
【0017】本発明において、ポリエステルとは、芳香
族二塩基酸とグリコールを主要な構成成分とするポリエ
ステルであり、二塩基酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニ
ルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニルケトンジカル
ボン酸、フェニルインダンジカルボン酸などを挙げるこ
とができる。また、グリコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4
−ヒドロキシジフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ハイドロキノン、シクロ
ヘキサンジオールなどを挙げることができる。これらの
成分からなるポリエステルの中でも耐熱性、機械的強
度、寸法安定性等の点から、ポリエチレンテレフレー
ト、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレートが好ましい。
族二塩基酸とグリコールを主要な構成成分とするポリエ
ステルであり、二塩基酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニ
ルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニルケトンジカル
ボン酸、フェニルインダンジカルボン酸などを挙げるこ
とができる。また、グリコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4
−ヒドロキシジフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ハイドロキノン、シクロ
ヘキサンジオールなどを挙げることができる。これらの
成分からなるポリエステルの中でも耐熱性、機械的強
度、寸法安定性等の点から、ポリエチレンテレフレー
ト、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレートが好ましい。
【0018】なお、本発明のポリエステルフイルムにお
いては、透明性、機械的特性を阻害しない範囲の少割合
であれば、更に他の酸性分あるいはグリコール成分を共
重合せしめることも可能である。たとえば、ジカルボン
酸として、セバシン酸、エイコ酸、ドデカンジカルボン
酸、ダイマー酸等の炭素数が8〜60のアルキレン基を
有する長鎖脂肪族ジカルボン酸、グリコール成分として
分子量が約600〜20000のポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールといったポリアルキ
レングリコール等が挙げられ、0〜10重量%共重合せ
しめることができる。
いては、透明性、機械的特性を阻害しない範囲の少割合
であれば、更に他の酸性分あるいはグリコール成分を共
重合せしめることも可能である。たとえば、ジカルボン
酸として、セバシン酸、エイコ酸、ドデカンジカルボン
酸、ダイマー酸等の炭素数が8〜60のアルキレン基を
有する長鎖脂肪族ジカルボン酸、グリコール成分として
分子量が約600〜20000のポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールといったポリアルキ
レングリコール等が挙げられ、0〜10重量%共重合せ
しめることができる。
【0019】本発明におけるポリエステルフイルムの多
層構造のうち、ポリエステルA層以外の層をポリエステ
ルB層あるいはC層とすると、本発明のポリエステルフ
イルムは、A/Bの2層構造でもよく、A/B/A、B
/A/BまたはB/A/Cといった3層構造でもよく、
更にはそれ以上の多層構造でもよい。A層のポリエステ
ルは共重合であるため、ホモポリエステルに比べ結晶性
が低下しており、機械的特性や透明性、寸法安定性等が
低下してしまう。そこで、共重合PET層であるA層
と、PET層あるいは他のホモポリマー層、あるいは他
の共重合ポリマー層とを共押出することにより、通常の
PETフイルム並の透明性・機械的特性・寸法安定性を
維持しながら、TACフイルムなみの吸水性、延いては
TAC並の巻きぐせカール回復性を有するポリエステル
フイルムを提供することができる。更には、フイルムの
表面に易滑性や着色性、帯電防止性等を付与する場合で
も必要な添加剤を表層のみ添加すればよく、フイルムの
高透明性を維持でき、またフイルムのコスト自身を下げ
ることにもつながる。
層構造のうち、ポリエステルA層以外の層をポリエステ
ルB層あるいはC層とすると、本発明のポリエステルフ
イルムは、A/Bの2層構造でもよく、A/B/A、B
/A/BまたはB/A/Cといった3層構造でもよく、
更にはそれ以上の多層構造でもよい。A層のポリエステ
ルは共重合であるため、ホモポリエステルに比べ結晶性
が低下しており、機械的特性や透明性、寸法安定性等が
低下してしまう。そこで、共重合PET層であるA層
と、PET層あるいは他のホモポリマー層、あるいは他
の共重合ポリマー層とを共押出することにより、通常の
PETフイルム並の透明性・機械的特性・寸法安定性を
維持しながら、TACフイルムなみの吸水性、延いては
TAC並の巻きぐせカール回復性を有するポリエステル
フイルムを提供することができる。更には、フイルムの
表面に易滑性や着色性、帯電防止性等を付与する場合で
も必要な添加剤を表層のみ添加すればよく、フイルムの
高透明性を維持でき、またフイルムのコスト自身を下げ
ることにもつながる。
【0020】まず、A/B、B/A/BあるいはB/A
/C構造について説明する。本発明においては、共重合
比によっては下びき層を設ける際の熱処理にて低重合物
の析出が問題となる場合があるが、その際、A層の片側
あるいは両側にA層と異なるポリエステルB層を積層す
ることによって、低重合物の析出を抑制し、フイルムの
透明性を維持することができる。ポリエステルB層とし
ては、前述のポリエステルが好ましく用いられるが、ポ
リエチレンテレフレート、ポリシクロヘキサンジメチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが特に好
ましい。ポリエステルB層の積層厚みとしては、0.0
5〜20μmが好ましいが、0.5〜10μmが特に好
ましく、更には1〜5μmが好ましい。また、本発明の
ポリエステルフイルムには、吸水性が求められるが、そ
のため吸水性の小さいポリエステルBを用いるとその積
層厚みは、低重合物の析出を抑制できる範囲内で薄くす
る必要がある。また、別の手法として、ポリエステルB
層自身に吸水性を付与してもよい。例えば、金属スルホ
ネートを有する芳香族ジカルボン酸成分を共重合成分と
した共重合ポリエステルを用いるのが好ましい。金属ス
ルホネートを有する芳香族ジカルボン酸としては、前述
の化合物が挙げられるが、共重合割合としては、反応生
成物のポリエステルに対して1〜20重量%、好ましく
は3〜12重量%、特に好ましくは4〜10重量%であ
る。さらに、フイルムの機械的特性や透明性を低下させ
ない範囲で、ポリエーテルジカルボン酸やポリアルキレ
ングリコール、長鎖脂肪族ジカルボン酸等を少量共重合
してもよい。また、固相重合によって、低重合物を減少
させたポリエステルを用いてもよい。
/C構造について説明する。本発明においては、共重合
比によっては下びき層を設ける際の熱処理にて低重合物
の析出が問題となる場合があるが、その際、A層の片側
あるいは両側にA層と異なるポリエステルB層を積層す
ることによって、低重合物の析出を抑制し、フイルムの
透明性を維持することができる。ポリエステルB層とし
ては、前述のポリエステルが好ましく用いられるが、ポ
リエチレンテレフレート、ポリシクロヘキサンジメチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが特に好
ましい。ポリエステルB層の積層厚みとしては、0.0
5〜20μmが好ましいが、0.5〜10μmが特に好
ましく、更には1〜5μmが好ましい。また、本発明の
ポリエステルフイルムには、吸水性が求められるが、そ
のため吸水性の小さいポリエステルBを用いるとその積
層厚みは、低重合物の析出を抑制できる範囲内で薄くす
る必要がある。また、別の手法として、ポリエステルB
層自身に吸水性を付与してもよい。例えば、金属スルホ
ネートを有する芳香族ジカルボン酸成分を共重合成分と
した共重合ポリエステルを用いるのが好ましい。金属ス
ルホネートを有する芳香族ジカルボン酸としては、前述
の化合物が挙げられるが、共重合割合としては、反応生
成物のポリエステルに対して1〜20重量%、好ましく
は3〜12重量%、特に好ましくは4〜10重量%であ
る。さらに、フイルムの機械的特性や透明性を低下させ
ない範囲で、ポリエーテルジカルボン酸やポリアルキレ
ングリコール、長鎖脂肪族ジカルボン酸等を少量共重合
してもよい。また、固相重合によって、低重合物を減少
させたポリエステルを用いてもよい。
【0021】また、A/B構造の場合、フイルムの片面
に特に低分子量物の析出を防止するのに有効であるが、
さらに、吸水時のA層とB層のカール回復性の差によっ
て、フイルムの巻き癖カールを効率よく回復させること
もできる。
に特に低分子量物の析出を防止するのに有効であるが、
さらに、吸水時のA層とB層のカール回復性の差によっ
て、フイルムの巻き癖カールを効率よく回復させること
もできる。
【0022】次にA/B/Aについて説明する。つま
り、B層の両側にA層を比較的厚く積層してもよい、そ
の際、A層は巻ぐせカール回復性、B層は機械的強度、
寸法安定性といった機能をもつわけである。B層のポリ
エステルは前述のポリエステルが好ましく用いられる
が、ポリエステルB層にも若干の吸水性を付与してもよ
く、例えば、金属スルホネートを有する芳香族ジカルボ
ン酸成分やポリエーテルジカルボン酸、ポリアルキレン
グリコール、長鎖脂肪族ジカルボン酸等を一種あるいは
それ以上組み合わせて共重合してもよい。その共重合割
合は、反応生成物のポリエステルに対して0〜6重量%
が好ましい。フイルムに巻ぐせカールが残存した時は、
フイルムの表面付近の変形量が大きいのに対して、中央
部ほど変形量が小さいことは明らかであるが、表層部の
カール回復性を大きくし、芯層部は若干のカール回復性
を付与して逆に機械的強度や寸法安定性を持たせた構成
は、フイルムの特性をバランスさせる上で非常に有効で
ある。ただ、A層ポリエステルにはオリゴマー等の低分
子量物が残存することがあり、たとえば固相重合によっ
て、低分子量物を減少させることもできるが、A層の外
側に更にC層を設けて、低分子量物の析出を防止しても
よい。すなわち、たとえばC/A/B/A/Cの5層構
造でもよい。C層のポリエステルとしては、B層と同様
のポリエステルが好ましく用いられるが、低重合物量が
小さいことが望まれ、その積層厚みは、低重合物の析出
を抑制できる範囲内で薄くする必要がある。もちろんC
層にも若干の吸水性を付与することの有効性はいうまで
もない。
り、B層の両側にA層を比較的厚く積層してもよい、そ
の際、A層は巻ぐせカール回復性、B層は機械的強度、
寸法安定性といった機能をもつわけである。B層のポリ
エステルは前述のポリエステルが好ましく用いられる
が、ポリエステルB層にも若干の吸水性を付与してもよ
く、例えば、金属スルホネートを有する芳香族ジカルボ
ン酸成分やポリエーテルジカルボン酸、ポリアルキレン
グリコール、長鎖脂肪族ジカルボン酸等を一種あるいは
それ以上組み合わせて共重合してもよい。その共重合割
合は、反応生成物のポリエステルに対して0〜6重量%
が好ましい。フイルムに巻ぐせカールが残存した時は、
フイルムの表面付近の変形量が大きいのに対して、中央
部ほど変形量が小さいことは明らかであるが、表層部の
カール回復性を大きくし、芯層部は若干のカール回復性
を付与して逆に機械的強度や寸法安定性を持たせた構成
は、フイルムの特性をバランスさせる上で非常に有効で
ある。ただ、A層ポリエステルにはオリゴマー等の低分
子量物が残存することがあり、たとえば固相重合によっ
て、低分子量物を減少させることもできるが、A層の外
側に更にC層を設けて、低分子量物の析出を防止しても
よい。すなわち、たとえばC/A/B/A/Cの5層構
造でもよい。C層のポリエステルとしては、B層と同様
のポリエステルが好ましく用いられるが、低重合物量が
小さいことが望まれ、その積層厚みは、低重合物の析出
を抑制できる範囲内で薄くする必要がある。もちろんC
層にも若干の吸水性を付与することの有効性はいうまで
もない。
【0023】ポリエステルB層のガラス転移温度は、6
0℃以上であり、好ましくは65℃以上、更に好ましく
は70℃以上である。本発明の場合、ポリエステルA層
の強度がやや低くなるため、ガラス転移温度の比較的高
いポリエステルB層を積層することによって、強度が維
持されるわけである。
0℃以上であり、好ましくは65℃以上、更に好ましく
は70℃以上である。本発明の場合、ポリエステルA層
の強度がやや低くなるため、ガラス転移温度の比較的高
いポリエステルB層を積層することによって、強度が維
持されるわけである。
【0024】本発明において、A層の厚みは特に限定さ
れないが、通常ポリエステルフイルム全厚みに対してA
層の厚みは1〜99%の範囲内が好ましい。
れないが、通常ポリエステルフイルム全厚みに対してA
層の厚みは1〜99%の範囲内が好ましい。
【0025】多層積層をを行なう場合、この手段として
は具体的には複数の押出機ならびにフィードブロック、
あるいはマルチマニフォールドダイによる共押出法が例
示される。
は具体的には複数の押出機ならびにフィードブロック、
あるいはマルチマニフォールドダイによる共押出法が例
示される。
【0026】本発明ポリエステルフイルムのガラス転移
温度は、50℃以上が好ましく、更に好ましくは60℃
以上である。ただし、これは25℃50%RHの雰囲気
におかれたフイルムを示差走査熱量計で測定したもので
ある。ガラス転移温度が50℃より低いと、例えば夏場
の高温下でフイルムが変形する恐れがあるため好ましく
ない。また、ガラス転移温度が高い方がもちろん耐熱性
は向上するが、巻き癖回復性が低下していくため吸水性
を向上させて吸水時のガラス転移温度を低下させる必要
がある。吸水時のガラス転移温度は、フイルムを38℃
の蒸留水中に30分間浸漬した直後に示差走査熱量計で
測定したものであり、好ましくは60℃以下、更に好ま
しくは50℃以下である。
温度は、50℃以上が好ましく、更に好ましくは60℃
以上である。ただし、これは25℃50%RHの雰囲気
におかれたフイルムを示差走査熱量計で測定したもので
ある。ガラス転移温度が50℃より低いと、例えば夏場
の高温下でフイルムが変形する恐れがあるため好ましく
ない。また、ガラス転移温度が高い方がもちろん耐熱性
は向上するが、巻き癖回復性が低下していくため吸水性
を向上させて吸水時のガラス転移温度を低下させる必要
がある。吸水時のガラス転移温度は、フイルムを38℃
の蒸留水中に30分間浸漬した直後に示差走査熱量計で
測定したものであり、好ましくは60℃以下、更に好ま
しくは50℃以下である。
【0027】本発明のポリエステルフイルムのヘイズ値
は5%以下であり、好ましくは2%以下である。ヘイズ
値が5%を越えるとフイルムを写真感光材料として用い
た場合、画像がぼけてしまい不鮮明になるという問題が
ある。
は5%以下であり、好ましくは2%以下である。ヘイズ
値が5%を越えるとフイルムを写真感光材料として用い
た場合、画像がぼけてしまい不鮮明になるという問題が
ある。
【0028】ポリエステルフイルムを写真感光材料とし
て使用する際に問題となる性質の一つに支持体が高屈折
率であるために発生するライトパイピング現象がある。
TACフイルムの場合屈折率は1.5と小さいのに対し
て、たとえばポリエステルフイルムの屈折率は1.6程
度と高い。一方、下びき層ならびに写真乳剤層にもっぱ
ら用いられるゼラチンの屈折率は1.50〜1.55で
あり、ゼラチンの屈折率の比をとるとTACフイルムの
場合1.50〜1.55/1.5と1より大きいため問
題ないが、ポリエステルフイルムでは、1.5/1.6
と1より小さく、光がフイルムエッジから入射したと
き、ベースフイルムと乳剤層の界面で反射しやすい。こ
のためライトパイピング現象を起こしてしまうわけであ
る。
て使用する際に問題となる性質の一つに支持体が高屈折
率であるために発生するライトパイピング現象がある。
TACフイルムの場合屈折率は1.5と小さいのに対し
て、たとえばポリエステルフイルムの屈折率は1.6程
度と高い。一方、下びき層ならびに写真乳剤層にもっぱ
ら用いられるゼラチンの屈折率は1.50〜1.55で
あり、ゼラチンの屈折率の比をとるとTACフイルムの
場合1.50〜1.55/1.5と1より大きいため問
題ないが、ポリエステルフイルムでは、1.5/1.6
と1より小さく、光がフイルムエッジから入射したと
き、ベースフイルムと乳剤層の界面で反射しやすい。こ
のためライトパイピング現象を起こしてしまうわけであ
る。
【0029】このようなライトパイピング現象を回避す
る方法としてはフイルムに不活性無機粒子等を含有させ
る方法ならびに染料を添加する方法等が知られている。
本発明において好ましいライトパイピング防止方法はフ
イルムヘイズを著しく増加させない染料添加による方法
である。
る方法としてはフイルムに不活性無機粒子等を含有させ
る方法ならびに染料を添加する方法等が知られている。
本発明において好ましいライトパイピング防止方法はフ
イルムヘイズを著しく増加させない染料添加による方法
である。
【0030】フイルム染色に使用する染料については特
に限定を加えるものではないが色調は感光材料の一般的
な性質上グレー染色が好ましく、また染料はポリエステ
ルフイルムの製膜領域での耐熱性に優れ、かつポリエス
テルとの相溶性に優れたものが好ましい。
に限定を加えるものではないが色調は感光材料の一般的
な性質上グレー染色が好ましく、また染料はポリエステ
ルフイルムの製膜領域での耐熱性に優れ、かつポリエス
テルとの相溶性に優れたものが好ましい。
【0031】染料としては、上記観点から三菱化成
(株)製のDiaresin、日本化薬(株)製のKa
yaset等ポリエステル用として市販されている染料
を混合することによって目的を達成することが可能であ
る。
(株)製のDiaresin、日本化薬(株)製のKa
yaset等ポリエステル用として市販されている染料
を混合することによって目的を達成することが可能であ
る。
【0032】染色濃度に関しては、マクベス社製の色濃
度計にて可視領域での色濃度を測定し少なくとも0.0
1以上であることが必要である。更に好ましくは0.0
3以上である。
度計にて可視領域での色濃度を測定し少なくとも0.0
1以上であることが必要である。更に好ましくは0.0
3以上である。
【0033】本発明によるポリエステルフイルムには、
用途に応じて易滑性を付与することも可能であり、易滑
性付与手段としては特に限定を加えるところではない
が、不活性無機化合物の練り込み、あるいは界面活性剤
の塗布等が一般的手法として用いられる。
用途に応じて易滑性を付与することも可能であり、易滑
性付与手段としては特に限定を加えるところではない
が、不活性無機化合物の練り込み、あるいは界面活性剤
の塗布等が一般的手法として用いられる。
【0034】かかる不活性無機粒子としては、Si
O2 、TiO2 、BaSO4 、CaCO2 、タルク、カ
オリン等が例示される。また、上記のポリエステル合成
反応系に不活性な粒子を添加する外部粒子系による易滑
性付与以外にポリエステルの重合反応時に添加する触媒
等を析出させる内部粒子系による易滑性付与方法も採用
可能である。
O2 、TiO2 、BaSO4 、CaCO2 、タルク、カ
オリン等が例示される。また、上記のポリエステル合成
反応系に不活性な粒子を添加する外部粒子系による易滑
性付与以外にポリエステルの重合反応時に添加する触媒
等を析出させる内部粒子系による易滑性付与方法も採用
可能である。
【0035】これら易滑性付与手段には特に限定を加え
るものではないが、写真感光材料用支持体としては透明
性が重要な要件となるため、上記易滑性付与方法では外
部粒子系としてはポリエステルフイルムと比較的近い屈
折率をもつSiO2 、あるいは析出する粒子径を比較的
小さくすることが可能な内部粒子系を選択することが望
ましい。また、これらの粒子系は、本発明のポリエステ
ルフイルムのいずれの層に添加してもよいが、表層に添
加するのが好ましい。
るものではないが、写真感光材料用支持体としては透明
性が重要な要件となるため、上記易滑性付与方法では外
部粒子系としてはポリエステルフイルムと比較的近い屈
折率をもつSiO2 、あるいは析出する粒子径を比較的
小さくすることが可能な内部粒子系を選択することが望
ましい。また、これらの粒子系は、本発明のポリエステ
ルフイルムのいずれの層に添加してもよいが、表層に添
加するのが好ましい。
【0036】本発明のポリエステルフイルムの150
℃、30分における熱収縮率は2%以下、好ましくは
1.5%以下である。TACフイルムやPETフイルム
の熱収縮率は、2%以下と小さいのに対して、共重合ポ
リエステルフイルムの熱収縮率は一般に大きくなる傾向
があるが、本発明の共重合ポリエステルフイルムの熱収
縮率はPETフイルム以下であることが大きな特徴であ
る。フイルムを写真感光材料用支持体として使用する場
合、疎水性であるポリエステルフイルムやTACフイル
ムに親水性の乳剤層(ゼラチンバインダー)を直接塗布
しても必要な接着力は得られない。そこで通常フイルム
には下塗層を付与しているが、この工程ではフイルムに
約150℃の熱がかけられる。また、塗布した乳剤の乾
燥工程は100〜150℃で加熱される。フイルムがこ
れらの工程で変形・伸縮しないことが好ましく、すなわ
ちフイルムに熱寸法安定性が求められるわけである。
℃、30分における熱収縮率は2%以下、好ましくは
1.5%以下である。TACフイルムやPETフイルム
の熱収縮率は、2%以下と小さいのに対して、共重合ポ
リエステルフイルムの熱収縮率は一般に大きくなる傾向
があるが、本発明の共重合ポリエステルフイルムの熱収
縮率はPETフイルム以下であることが大きな特徴であ
る。フイルムを写真感光材料用支持体として使用する場
合、疎水性であるポリエステルフイルムやTACフイル
ムに親水性の乳剤層(ゼラチンバインダー)を直接塗布
しても必要な接着力は得られない。そこで通常フイルム
には下塗層を付与しているが、この工程ではフイルムに
約150℃の熱がかけられる。また、塗布した乳剤の乾
燥工程は100〜150℃で加熱される。フイルムがこ
れらの工程で変形・伸縮しないことが好ましく、すなわ
ちフイルムに熱寸法安定性が求められるわけである。
【0037】また、本発明のポリエステルフイルムの引
裂伝播抵抗が500g/mm以上が好ましく、更に好ま
しくは800g/mm以上である。通常TACフイルム
の引裂伝播抵抗は200〜400g/mm程度と小さく
手で引き裂ける程度であるが、この特性が例えば映画用
フイルムの編集作業では必要であったが、逆にこれがパ
ーフォレーションの打ち抜き時の引き裂けの原因ともな
った。従って、通常の写真用フイルムとしては、引裂伝
播抵抗は高い値が求められるわけである。
裂伝播抵抗が500g/mm以上が好ましく、更に好ま
しくは800g/mm以上である。通常TACフイルム
の引裂伝播抵抗は200〜400g/mm程度と小さく
手で引き裂ける程度であるが、この特性が例えば映画用
フイルムの編集作業では必要であったが、逆にこれがパ
ーフォレーションの打ち抜き時の引き裂けの原因ともな
った。従って、通常の写真用フイルムとしては、引裂伝
播抵抗は高い値が求められるわけである。
【0038】また、本発明のポリエステルフイルムの破
断強度は、8kg/mm2 以上であり好ましくは13k
g/mm2 以上である。さらにヤング率は、300kg
/mm2 以上であり、好ましくは350kg/mm2 以
上である。また、ポリエステルフイルムを38℃の蒸留
水中に30分間浸漬した時のヤング率は、260kg/
mm2 以上であり、好ましくは300kg/mm2 以上
である。これら機械的強度が低下すると、フイルムがカ
メラ内での巻取時や機械による自動現像・焼き付け時に
外力によって容易に変形あるいは破断してしまうおそれ
があるわけである。
断強度は、8kg/mm2 以上であり好ましくは13k
g/mm2 以上である。さらにヤング率は、300kg
/mm2 以上であり、好ましくは350kg/mm2 以
上である。また、ポリエステルフイルムを38℃の蒸留
水中に30分間浸漬した時のヤング率は、260kg/
mm2 以上であり、好ましくは300kg/mm2 以上
である。これら機械的強度が低下すると、フイルムがカ
メラ内での巻取時や機械による自動現像・焼き付け時に
外力によって容易に変形あるいは破断してしまうおそれ
があるわけである。
【0039】本発明の共重合ポリエステルフイルムの原
料ポリマーの合成法は従来公知のポリエステルの製造方
法にしたがって製造できる。例えば酸性分をグリコール
成分と直接エステル化反応するか、または酸性分として
ジアルキルエステルを用いる場合はグリコール成分とで
エステル交換反応し、これを減圧下に加熱して余剰のグ
リコール成分を除去することにより、共重合ポリエステ
ルを得ることができる。この際必要に応じてエステル交
換反応触媒あるいは重合反応触媒を用い、あるいは耐熱
安定剤を添加することができる。もちろん実用上、着色
防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、すべり剤、安定剤、ブ
ロッキング防止剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、消泡
剤、透明化剤、帯電防止剤などを添加させてもよい。
料ポリマーの合成法は従来公知のポリエステルの製造方
法にしたがって製造できる。例えば酸性分をグリコール
成分と直接エステル化反応するか、または酸性分として
ジアルキルエステルを用いる場合はグリコール成分とで
エステル交換反応し、これを減圧下に加熱して余剰のグ
リコール成分を除去することにより、共重合ポリエステ
ルを得ることができる。この際必要に応じてエステル交
換反応触媒あるいは重合反応触媒を用い、あるいは耐熱
安定剤を添加することができる。もちろん実用上、着色
防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、すべり剤、安定剤、ブ
ロッキング防止剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、消泡
剤、透明化剤、帯電防止剤などを添加させてもよい。
【0040】前記にて得られた共重合ポリエステルは一
般に粒状に成型し、乾燥後溶融し、Tダイより共押出し
て、未延伸シートとする。溶融ポリエステルシートを冷
却ロールに接触させる際は、静電印加冷却法を適応する
ことが好ましい。
般に粒状に成型し、乾燥後溶融し、Tダイより共押出し
て、未延伸シートとする。溶融ポリエステルシートを冷
却ロールに接触させる際は、静電印加冷却法を適応する
ことが好ましい。
【0041】得られた未延伸シートをそのまま使用する
こともできるがシートがTダイから押し出される時にシ
ート表面にすじが発生するため、写真用フイルムとして
使うとすじによって画像が歪んでしまう。そこで、シー
トの表面を平滑化することが好ましい。例えば押し出さ
れた溶融状態のフイルムをキャストドラムと付設の冷却
ロール、あるいはキャストドラムと金属製のエンドレス
ベルトで圧着して冷却するのがよい。その際に、キャス
トドラムだけでなく、付設の冷却ロール、あるいは、金
属製のエンドレスベルトの表面は平滑であること、すな
わち冷却体表面の最大粗さは0.2S以下と平滑である
ことが求められ、また十分に冷却することによって、フ
イルムの両面を急冷してその結晶化を防止できる。
こともできるがシートがTダイから押し出される時にシ
ート表面にすじが発生するため、写真用フイルムとして
使うとすじによって画像が歪んでしまう。そこで、シー
トの表面を平滑化することが好ましい。例えば押し出さ
れた溶融状態のフイルムをキャストドラムと付設の冷却
ロール、あるいはキャストドラムと金属製のエンドレス
ベルトで圧着して冷却するのがよい。その際に、キャス
トドラムだけでなく、付設の冷却ロール、あるいは、金
属製のエンドレスベルトの表面は平滑であること、すな
わち冷却体表面の最大粗さは0.2S以下と平滑である
ことが求められ、また十分に冷却することによって、フ
イルムの両面を急冷してその結晶化を防止できる。
【0042】又、別の手法として、0.2S以下の平滑
なドラムにキャストしたフイルムの非ドラム面をガラス
転移以上に加熱した付設のロールで圧着し、冷却ロール
で急冷しても良い。
なドラムにキャストしたフイルムの非ドラム面をガラス
転移以上に加熱した付設のロールで圧着し、冷却ロール
で急冷しても良い。
【0043】更に、押し出された溶融状態のポリマーを
0.2S以下の表面の平滑な2本のロールの間にバンク
として溜め、ロールの間から押し出して、カレンダリン
グしても良い。
0.2S以下の表面の平滑な2本のロールの間にバンク
として溜め、ロールの間から押し出して、カレンダリン
グしても良い。
【0044】又、押し出された溶融状態のポリマーを
0.2S以下の平滑な金属製のエンドレスベルト上にキ
ャストし、そのエンドレスベルトと別の平滑な金属製の
エンドレスベルトで加熱、圧着し、急冷しても良い。
0.2S以下の平滑な金属製のエンドレスベルト上にキ
ャストし、そのエンドレスベルトと別の平滑な金属製の
エンドレスベルトで加熱、圧着し、急冷しても良い。
【0045】フイルムに機械的強度を付与するには、T
ダイより押し出しした未延伸シートをさらに二軸延伸す
るのがよい。二軸延伸の場合、逐次二軸延伸法または同
時二軸延伸法を用いることができるが、最初に長手方
向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法が好まし
い。逐次二軸延伸を行う場合、Tダイから押出される時
に発生するすじは問題ないレベルまで消去されるため前
述の表面平滑化法は行わなくても良い。
ダイより押し出しした未延伸シートをさらに二軸延伸す
るのがよい。二軸延伸の場合、逐次二軸延伸法または同
時二軸延伸法を用いることができるが、最初に長手方
向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法が好まし
い。逐次二軸延伸を行う場合、Tダイから押出される時
に発生するすじは問題ないレベルまで消去されるため前
述の表面平滑化法は行わなくても良い。
【0046】延伸温度は、ガラス転移温度〜冷結晶化温
度の範囲で行なうのがよいが、本発明においては長手方
向の場合60〜140℃、幅方向の延伸の場合70〜1
50℃であることが望ましい。延伸倍率は通常2.0〜
5.0倍が適当である。フイルムの強度を高めるために
は、製膜性が低下しない範囲内で延伸倍率を高くした方
がよく、好ましくは3.5倍以上、特に好ましくは4.
0倍以上にである。また、縦、横延伸後、縦、横のいず
れかに再延伸してもかまわない。
度の範囲で行なうのがよいが、本発明においては長手方
向の場合60〜140℃、幅方向の延伸の場合70〜1
50℃であることが望ましい。延伸倍率は通常2.0〜
5.0倍が適当である。フイルムの強度を高めるために
は、製膜性が低下しない範囲内で延伸倍率を高くした方
がよく、好ましくは3.5倍以上、特に好ましくは4.
0倍以上にである。また、縦、横延伸後、縦、横のいず
れかに再延伸してもかまわない。
【0047】フイルムの引裂伝播抵抗を向上させるため
には延伸倍率を高倍率にして長手方向及び横方向をバラ
ンスさせることが望ましく、好ましくは3.4倍以上、
特に好ましくは3.8倍以上で、長手方向と横方向の延
伸倍率の差が0.7以下が好ましく、更に好ましくは
0.5以下である。
には延伸倍率を高倍率にして長手方向及び横方向をバラ
ンスさせることが望ましく、好ましくは3.4倍以上、
特に好ましくは3.8倍以上で、長手方向と横方向の延
伸倍率の差が0.7以下が好ましく、更に好ましくは
0.5以下である。
【0048】更に、延伸したフイルムに熱処理を施して
も良い。この場合の熱処理条件としては、定長下、弛緩
状態、微延伸状態のいずれでもよく、本発明のポリエス
テルフイルムの場合、150〜230℃好ましくは17
0〜220℃の範囲で0.5〜60秒間が好適である。
特に、本発明の場合、製膜性が低下しない範囲内で熱処
理温度は高い方がよく、これによって150℃の熱収縮
率が低下し、更には巻き癖回復性を向上させることがで
きる。
も良い。この場合の熱処理条件としては、定長下、弛緩
状態、微延伸状態のいずれでもよく、本発明のポリエス
テルフイルムの場合、150〜230℃好ましくは17
0〜220℃の範囲で0.5〜60秒間が好適である。
特に、本発明の場合、製膜性が低下しない範囲内で熱処
理温度は高い方がよく、これによって150℃の熱収縮
率が低下し、更には巻き癖回復性を向上させることがで
きる。
【0049】特に本発明のポリエステルフイルムの場
合、高倍率で延伸を行なった後、高温で熱処理すること
により、破断強度及び引裂伝播抵抗をバランスよく高め
ることができ、しかも低熱収縮性、巻き癖回復性も良好
となる。
合、高倍率で延伸を行なった後、高温で熱処理すること
により、破断強度及び引裂伝播抵抗をバランスよく高め
ることができ、しかも低熱収縮性、巻き癖回復性も良好
となる。
【0050】本発明の共重合ポリエステルフイルムの厚
さとしては特に限定しないが、延伸フイルムの場合、3
〜360μm、無延伸フイルムの場合、50〜2000
μmのものが好んで用いられる。写真フイルムの用途分
野の場合、25〜250μが望ましく、更に望ましくは
40〜150μの厚みが採用される。
さとしては特に限定しないが、延伸フイルムの場合、3
〜360μm、無延伸フイルムの場合、50〜2000
μmのものが好んで用いられる。写真フイルムの用途分
野の場合、25〜250μが望ましく、更に望ましくは
40〜150μの厚みが採用される。
【0051】本発明のポリエステルフイルムは接着性向
上およびコーティング液のぬれ特性を改良するため、フ
イルムにコロナ放電処理、薬液処理、火炎処理などの各
種表面処理を必要に応じて施すことができる。本発明で
はコロナ放電処理が好ましい。
上およびコーティング液のぬれ特性を改良するため、フ
イルムにコロナ放電処理、薬液処理、火炎処理などの各
種表面処理を必要に応じて施すことができる。本発明で
はコロナ放電処理が好ましい。
【0052】本発明のポリエステルフイルムは、写真感
光材料として利用する際に、ポリエステルフイルムとそ
の上に塗設される感光性層等の写真層との接着力を増す
ために必要な下塗層、更には帯電防止性、アンチハレー
ション性、カールバランス、滑り性、耐傷性等の機能を
持たせるためのバッキング層の付与、乳剤層その他のコ
ーティング等の適用は周知のものを用いてよい。
光材料として利用する際に、ポリエステルフイルムとそ
の上に塗設される感光性層等の写真層との接着力を増す
ために必要な下塗層、更には帯電防止性、アンチハレー
ション性、カールバランス、滑り性、耐傷性等の機能を
持たせるためのバッキング層の付与、乳剤層その他のコ
ーティング等の適用は周知のものを用いてよい。
【0053】本発明のポリエステルフイルムは、写真感
光材料の支持体またはカバー層の他、その優れた透明性
・熱寸法安定性・機械的特性を利用して、各種透明フイ
ルム、例えばOHP用フイルム、光学用フイルム、生鮮
食品用といった包装フイルム等に利用できる。
光材料の支持体またはカバー層の他、その優れた透明性
・熱寸法安定性・機械的特性を利用して、各種透明フイ
ルム、例えばOHP用フイルム、光学用フイルム、生鮮
食品用といった包装フイルム等に利用できる。
【0054】
(1) ガラス転移温度、冷結晶化温度 ポリエステルフイルムあるいはポリエステル10mg
を、示差走査型熱量計にセットし、窒素気流下で20℃
/minの速度で昇温していき、ベースラインが偏奇し
始める温度と、新たなベースラインに戻る温度との平均
値をガラス転移温度とした。また、結晶化に伴う発熱ピ
ーク温度を冷結晶化温度とした。
を、示差走査型熱量計にセットし、窒素気流下で20℃
/minの速度で昇温していき、ベースラインが偏奇し
始める温度と、新たなベースラインに戻る温度との平均
値をガラス転移温度とした。また、結晶化に伴う発熱ピ
ーク温度を冷結晶化温度とした。
【0055】(2) フイルムヘイズ フイルムヘイズは、ASTM−D1003−52に従っ
て測定した。
て測定した。
【0056】(3) 含水率 ポリエステルフイルムを23℃、30%RH、3時間の
条件で調湿した後、23℃の蒸留水に15分間浸漬さ
せ、しかる後に微量水分計(たとえば、三菱化成(株)
製CA−20型)を用い乾燥温度150℃で行なった。
条件で調湿した後、23℃の蒸留水に15分間浸漬さ
せ、しかる後に微量水分計(たとえば、三菱化成(株)
製CA−20型)を用い乾燥温度150℃で行なった。
【0057】(4) 熱収縮率 10mm幅250〜300mm長さのフイルムサンプル
を200mm間隔にマーキングし、サンプル支持板に一
定張力下で固定し、万能投影機(日本光学製V16A)
を用いてマーキング間隔の原長を測長した。測長したサ
ンプルに3gのクリップを用いて荷重をかけ、150℃
に設定した熱風オーブン中で回転させながら処理した。
処理したサンプルは、原長を測定した雰囲気下に2時間
放置後、原長測定法と同様にマーキング間隔を測長して
収縮率を求めた。
を200mm間隔にマーキングし、サンプル支持板に一
定張力下で固定し、万能投影機(日本光学製V16A)
を用いてマーキング間隔の原長を測長した。測長したサ
ンプルに3gのクリップを用いて荷重をかけ、150℃
に設定した熱風オーブン中で回転させながら処理した。
処理したサンプルは、原長を測定した雰囲気下に2時間
放置後、原長測定法と同様にマーキング間隔を測長して
収縮率を求めた。
【0058】(5) 引裂伝播抵抗 軽荷重式引裂試験機(東洋精機(株)製))を用いて、
ASTM−D−1922に従って測定した。サンプルサ
イズは、51×64mmで13mmの切れ込みを入れ、
残り51mmを引き裂いた時の指示値を読み取った。
ASTM−D−1922に従って測定した。サンプルサ
イズは、51×64mmで13mmの切れ込みを入れ、
残り51mmを引き裂いた時の指示値を読み取った。
【0059】(6) 巻き癖カール回復性 ポリエステルフイルムを横方向35mm、長手方向13
5mmの大きさにサンプリングし、直径10mmの巻芯
に巻き付け、70℃、30%RH、72時間の処理を行
ない、その後巻芯から開放し38℃の蒸留水に30分間
浸漬後、30gの張力をかけた状態で、50℃の熱風オ
ーブン中で5分間乾燥する。処理したフイルムサンプル
を平面上に置いた時に形成される円筒の直径を測定し
た。巻き癖カール回復性は、以下の5段階で評価した。 5:フイルムがカールせず、平らになった 4:円筒直径が60mm以上 3:円筒の直径が40〜60mm 2:円筒の直径が20〜40mm 1:円筒の直径が20mm未満 (7) 破断強度・ヤング率 JIS−Z1702−1976に準じて、幅10mm、
長さ100mmの短冊片で、引張り速度は破断強度の測
定の際には300mm/分、初期弾性率は20mm/分
で測定した。吸水時の引張ヤング率については、短冊片
のまま25℃で30分間浸漬し、ただちに測定した。
5mmの大きさにサンプリングし、直径10mmの巻芯
に巻き付け、70℃、30%RH、72時間の処理を行
ない、その後巻芯から開放し38℃の蒸留水に30分間
浸漬後、30gの張力をかけた状態で、50℃の熱風オ
ーブン中で5分間乾燥する。処理したフイルムサンプル
を平面上に置いた時に形成される円筒の直径を測定し
た。巻き癖カール回復性は、以下の5段階で評価した。 5:フイルムがカールせず、平らになった 4:円筒直径が60mm以上 3:円筒の直径が40〜60mm 2:円筒の直径が20〜40mm 1:円筒の直径が20mm未満 (7) 破断強度・ヤング率 JIS−Z1702−1976に準じて、幅10mm、
長さ100mmの短冊片で、引張り速度は破断強度の測
定の際には300mm/分、初期弾性率は20mm/分
で測定した。吸水時の引張ヤング率については、短冊片
のまま25℃で30分間浸漬し、ただちに測定した。
【0060】(8) 固有粘度 o−クロロフェノール溶媒を用い、25℃で測定した。
【0061】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに詳細に説
明する。
明する。
【0062】実施例1 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレンオ
キシジカルボン酸10重量部に、酢酸カルシウム0.1
重量部および三酸化アンチモン0.03重量部を添加
し、常法によりエステル交換反応を行なった。得られた
生成物にリン酸トリメチルエステル0.05重量部を添
加し、徐々に昇温、減圧し、最終的に280℃、1mm
Hg以下で重合を行ない固有粘度IV=0.9の共重合
ポリエステルAを得た。
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレンオ
キシジカルボン酸10重量部に、酢酸カルシウム0.1
重量部および三酸化アンチモン0.03重量部を添加
し、常法によりエステル交換反応を行なった。得られた
生成物にリン酸トリメチルエステル0.05重量部を添
加し、徐々に昇温、減圧し、最終的に280℃、1mm
Hg以下で重合を行ない固有粘度IV=0.9の共重合
ポリエステルAを得た。
【0063】ポリエステルBとして固有粘度IV=0.
7のポリエチレンテレフタレートを用い、不活性粒子と
して平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.2重量%添
加した。
7のポリエチレンテレフタレートを用い、不活性粒子と
して平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.2重量%添
加した。
【0064】ポリエステルを常法で乾燥した後、2基の
押出機と3層溶融共押出が可能な口金を備えた二軸延伸
製膜機を用い、一方の押出機にポリエステルAを、他方
の押出機にポリエステルBを供して、280℃で溶融
し、B/A/B3層の共押出を行ない、未延伸シートを
作成した。次いで、80℃で縦方向に3.8倍、85℃
で横方向に4.0倍逐次延伸した後、210℃で5秒間
熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。
B/A/Bの厚みは、5μm/90μm/5μmとなっ
た。
押出機と3層溶融共押出が可能な口金を備えた二軸延伸
製膜機を用い、一方の押出機にポリエステルAを、他方
の押出機にポリエステルBを供して、280℃で溶融
し、B/A/B3層の共押出を行ない、未延伸シートを
作成した。次いで、80℃で縦方向に3.8倍、85℃
で横方向に4.0倍逐次延伸した後、210℃で5秒間
熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。
B/A/Bの厚みは、5μm/90μm/5μmとなっ
た。
【0065】実施例2 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリテトラメチ
レンオキシジカルボン酸5重量部、アジピン酸ジメチル
5重量部に、酢酸カルシウム0.1重量部および三酸化
アンチモン0.03重量部を添加して実施例1と同様に
固有粘度IV=0.9の共重合ポリエステルAを作成し
た。
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリテトラメチ
レンオキシジカルボン酸5重量部、アジピン酸ジメチル
5重量部に、酢酸カルシウム0.1重量部および三酸化
アンチモン0.03重量部を添加して実施例1と同様に
固有粘度IV=0.9の共重合ポリエステルAを作成し
た。
【0066】また、テレフタル酸ジメチル100重量
部、エチレングリコール70重量部、5ーナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル10重量部に酢酸カルシウム
0.1重量部および三酸化アンチモン0.03重量部を
添加して固有粘度IV=0.75の共重合ポリエステル
Bを作成した。
部、エチレングリコール70重量部、5ーナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル10重量部に酢酸カルシウム
0.1重量部および三酸化アンチモン0.03重量部を
添加して固有粘度IV=0.75の共重合ポリエステル
Bを作成した。
【0067】実施例1と同様にB/A/Bの3層共押出
を行なってシート化し、85℃で縦方向に3.6倍、9
0℃で横方向に4.0倍逐次延伸した後、200℃で5
秒間熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得
た。B/A/Bの厚みは、5μm/90μm/5μmと
なった。
を行なってシート化し、85℃で縦方向に3.6倍、9
0℃で横方向に4.0倍逐次延伸した後、200℃で5
秒間熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得
た。B/A/Bの厚みは、5μm/90μm/5μmと
なった。
【0068】実施例3 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量6000のポリエチレンオ
キシジカルボン酸5重量部、平均分子量1000のポリ
エチレングリコール5重量部に、酢酸カルシウム0.1
重量部および三酸化アンチモン0.03重量部、不活性
粒子として平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重
量%添加して共重合ポリエステルAを作成した。
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量6000のポリエチレンオ
キシジカルボン酸5重量部、平均分子量1000のポリ
エチレングリコール5重量部に、酢酸カルシウム0.1
重量部および三酸化アンチモン0.03重量部、不活性
粒子として平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重
量%添加して共重合ポリエステルAを作成した。
【0069】ポリエステルBとしては、固有粘度IV=
0.7のポリエチレンテレフタレートを用い、実施例1
と同様の押出機及び口金を用いて、A/B/Aの3層共
押出を行なってシート化し、更に85℃で縦方向に3.
6倍、90℃で横方向に4.0倍逐次延伸した後、20
0℃で5秒間熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイ
ルムを得た。A/B/Aの厚みは、30μm/40μm
/30μmとなった。
0.7のポリエチレンテレフタレートを用い、実施例1
と同様の押出機及び口金を用いて、A/B/Aの3層共
押出を行なってシート化し、更に85℃で縦方向に3.
6倍、90℃で横方向に4.0倍逐次延伸した後、20
0℃で5秒間熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイ
ルムを得た。A/B/Aの厚みは、30μm/40μm
/30μmとなった。
【0070】実施例4 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル8重量部、平均分子量4000のポリエチレンオキ
シジカルボン酸10重量部に、酢酸カルシウム0.1重
量部および三酸化アンチモン0.03重量部、不活性粒
子として平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重量
%添加して共重合し、さらに210℃脱気中で固相重合
をおこなって、固有粘度IV=1.1のポリエステルA
を作成した。
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル8重量部、平均分子量4000のポリエチレンオキ
シジカルボン酸10重量部に、酢酸カルシウム0.1重
量部および三酸化アンチモン0.03重量部、不活性粒
子として平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重量
%添加して共重合し、さらに210℃脱気中で固相重合
をおこなって、固有粘度IV=1.1のポリエステルA
を作成した。
【0071】また、テレフタル酸ジメチル100重量
部、エチレングリコール70重量部、5ーナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル1重量部、平均分子量400
0のポリエチレンオキシジカルボン酸2重量部に、酢酸
カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.0
3重量部を添加して、固有粘度IV=0.7のポリエス
テルBを作成した。
部、エチレングリコール70重量部、5ーナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル1重量部、平均分子量400
0のポリエチレンオキシジカルボン酸2重量部に、酢酸
カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.0
3重量部を添加して、固有粘度IV=0.7のポリエス
テルBを作成した。
【0072】実施例1と同様の押出機及び口金を用い
て、A/B/Aの3層共押出を行なってシート化し、更
に、85℃で縦方向に3.6倍、90℃で横方向に4.
0倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定して厚さ
100μmの2軸延伸フイルムを得た。A/B/Aの厚
みは、25μm/50μm/25μmとなった。
て、A/B/Aの3層共押出を行なってシート化し、更
に、85℃で縦方向に3.6倍、90℃で横方向に4.
0倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定して厚さ
100μmの2軸延伸フイルムを得た。A/B/Aの厚
みは、25μm/50μm/25μmとなった。
【0073】実施例5 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレンオ
キシジカルボン酸10重量部を用いて、不活性粒子とし
て平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.2重量%添加
し、実施例1と同様に、固有粘度IV=0.85の共重
合ポリエステルAを得た。
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレンオ
キシジカルボン酸10重量部を用いて、不活性粒子とし
て平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.2重量%添加
し、実施例1と同様に、固有粘度IV=0.85の共重
合ポリエステルAを得た。
【0074】ポリエステルBとして固有粘度IV=0.
65のポリエチレンテレフタレートを用いた。
65のポリエチレンテレフタレートを用いた。
【0075】ポリエステルCとして、テレフタル酸ジメ
チル100重量部、エチレングリコール70重量部、5
ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル10重量部に
酢酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン
0.03重量部を添加して固有粘度IV=0.75の共
重合ポリエステルを作成した。
チル100重量部、エチレングリコール70重量部、5
ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル10重量部に
酢酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン
0.03重量部を添加して固有粘度IV=0.75の共
重合ポリエステルを作成した。
【0076】ポリエステルを常法で乾燥した後、3基の
押出機と5層溶融共押出が可能な口金を備えた二軸延伸
製膜機を用い、それぞれの押出機に、ポリエステルA、
B、Cを供して、280℃で溶融し、C/A/B/A/
Cの5層の共押出を行ない、未延伸シートを作成した。
次いで、95℃で縦方向に3.5倍、100℃で横方向
に3.8倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定し
て厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。C/A/
B/A/Cの厚みは、2μm/30μm/36μm/3
0μm/2μmとなった。得られたフイルムはその表面
に更にコロナ放電処理を行なった。
押出機と5層溶融共押出が可能な口金を備えた二軸延伸
製膜機を用い、それぞれの押出機に、ポリエステルA、
B、Cを供して、280℃で溶融し、C/A/B/A/
Cの5層の共押出を行ない、未延伸シートを作成した。
次いで、95℃で縦方向に3.5倍、100℃で横方向
に3.8倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定し
て厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。C/A/
B/A/Cの厚みは、2μm/30μm/36μm/3
0μm/2μmとなった。得られたフイルムはその表面
に更にコロナ放電処理を行なった。
【0077】比較例1 常法により固有粘度IV=0.65,不活性粒子として
平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重量%添加し
たポリエチレンテレフタレートを作成し、更にシート化
し、90℃で縦方向に3.5倍、95℃で横方向に3.
8倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定して厚さ
100μmの2軸延伸フイルムを得た。 比較例2 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレング
リコール10重量部に、酢酸カルシウム0.1重量部お
よび三酸化アンチモン0.03重量部を添加して固有粘
度IV=0.80の共重合ポリエステルを作成し、更に
シート化し、85℃で縦方向に3.6倍、90℃で横方
向に4.0倍逐次延伸した後、200℃で5秒間熱固定
して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。
平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重量%添加し
たポリエチレンテレフタレートを作成し、更にシート化
し、90℃で縦方向に3.5倍、95℃で横方向に3.
8倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定して厚さ
100μmの2軸延伸フイルムを得た。 比較例2 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレング
リコール10重量部に、酢酸カルシウム0.1重量部お
よび三酸化アンチモン0.03重量部を添加して固有粘
度IV=0.80の共重合ポリエステルを作成し、更に
シート化し、85℃で縦方向に3.6倍、90℃で横方
向に4.0倍逐次延伸した後、200℃で5秒間熱固定
して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。
【0078】比較例3 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、アジピン酸ジメチル10重量部に、酢
酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.
03重量部を添加して固有粘度IV=0.80の共重合
ポリエステルを作成し、更にシート化し、85℃で縦方
向に3.6倍、90℃で横方向に3.8倍逐次延伸した
後、200℃で5秒間熱固定して厚さ100μmの2軸
延伸フイルムを得た。
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、アジピン酸ジメチル10重量部に、酢
酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.
03重量部を添加して固有粘度IV=0.80の共重合
ポリエステルを作成し、更にシート化し、85℃で縦方
向に3.6倍、90℃で横方向に3.8倍逐次延伸した
後、200℃で5秒間熱固定して厚さ100μmの2軸
延伸フイルムを得た。
【0079】表1に実施例1〜5、表2に比較例1〜3
及びTACフイルムの物性を示す。比較例1では、吸水
性が低く、巻癖カール回復がみられず、また比較例2で
は巻癖カール回復性は比較的良好であるものの熱寸法安
定性が不十分であった。比較例3では、巻ぐせカール回
復性・熱寸法安定性とも不十分であり、エージングによ
り低重合物が析出し、透明性が悪化した。これに対し、
実施例1〜5では、透明性・機械的特性・熱寸法安定性
・巻癖カール回復性に優れたフイルムが得られ、また4
0℃90%RHの条件でエージングしてもヘイズ値はほ
とんど変化せず透明性は維持されており、これらのフイ
ルムは、写真感光材料などのフイルム支持体として有用
であった。
及びTACフイルムの物性を示す。比較例1では、吸水
性が低く、巻癖カール回復がみられず、また比較例2で
は巻癖カール回復性は比較的良好であるものの熱寸法安
定性が不十分であった。比較例3では、巻ぐせカール回
復性・熱寸法安定性とも不十分であり、エージングによ
り低重合物が析出し、透明性が悪化した。これに対し、
実施例1〜5では、透明性・機械的特性・熱寸法安定性
・巻癖カール回復性に優れたフイルムが得られ、また4
0℃90%RHの条件でエージングしてもヘイズ値はほ
とんど変化せず透明性は維持されており、これらのフイ
ルムは、写真感光材料などのフイルム支持体として有用
であった。
【0080】
【表1】
【表2】
【0081】
【発明の効果】本発明のポリエステルフイルムは、透明
性・吸水性・機械的特性・耐熱性に優れた共重合ポリエ
ステルフイルムであり、写真感光材料の支持体またはカ
バー層として利用する場合、従来のTACフイルムより
薄膜化が可能となり、撮影装置の小型化・巻出しの高速
化等を実現することができる。また、優れた熱寸法安定
性により、耐熱性が要求されるOHPシートに利用する
ことができ、また良好な吸水性は例えば生鮮食品の包装
フイルムに利用することができる。
性・吸水性・機械的特性・耐熱性に優れた共重合ポリエ
ステルフイルムであり、写真感光材料の支持体またはカ
バー層として利用する場合、従来のTACフイルムより
薄膜化が可能となり、撮影装置の小型化・巻出しの高速
化等を実現することができる。また、優れた熱寸法安定
性により、耐熱性が要求されるOHPシートに利用する
ことができ、また良好な吸水性は例えば生鮮食品の包装
フイルムに利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 67:00 B29L 9:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 G03C 1/795
Claims (8)
- 【請求項1】 多層構造を有するポリエステルフイルム
であって、その少なくとも1層を構成するポリエステル
Aのジカルボン酸共重合成分が、金属スルホネートを有
する芳香族ジカルボン酸及び/又はその誘導体と、
(a)式で示される平均分子量600〜20000のポ
リエーテルジカルボン酸及び/又はその誘導体とを含む
ポリエステルフイルムであって、該ポリエステルフイル
ムが二軸配向され、フイルムのヘイズ値が5%以下で、
かつ含水率が0.5%以上であり、150℃、30分に
おける熱収縮率が2%以下であることを特徴とするポリ
エステルフイルム。 R1 OOCCH2 −(O−R2 )n−OCH2 COOR
3 (R1 ,R3 :Hまたは炭素数1〜8のアルキル基、R
2:炭素数2〜8のアルキレン基、n:正の整数) - 【請求項2】 ポリエステルAにおいて、金属スルホネ
ートを有する芳香族ジカルボン酸及び/又はその誘導体
が2〜20重量%、ポリエーテルジカルボン酸が2〜2
0重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載のポリエステルフイルム。 - 【請求項3】 ポリエーテルジカルボン酸が(b)式で
示されるポリエチレンオキシジカルボン酸であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
ポリエステルフイルム。 R1 OOCCH2 −(O−CH2 CH2 )n −OCH2
COOR2 (b)(R1 、R2 :Hまたは炭素数1
〜8のアルキル基、n:正の整数) - 【請求項4】 ポリエステルAよりなる層の少なくとも
片側に、ガラス転移温度が60℃以上のポリエステルB
よりなる層を積層してなることを特徴とする特許請求の
範囲第1〜3項のいずれかに記載のポリエステルフイル
ム。 - 【請求項5】 ガラス転移温度が60℃以上のポリエス
テルBよりなる層の両側にポリエステルAよりなる層を
積層してなることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜
第3項のいずれかに記載のポリエステルフイルム。 - 【請求項6】 ポリエステルフイルムの引裂伝播抵抗が
500g/mm以上であり、ガラス転移温度が50℃以
上であることを特徴とする特許請求の範囲第1〜5項の
いずれかに記載のポリエステルフイルム。 - 【請求項7】 ポリエステルフイルムを水中に30分間
浸漬した直後の引張ヤング率が280kg/mm2 以上
であることを特徴とする特許請求の範囲第1〜6項のい
ずれかに記載のポリエステルフイルム。 - 【請求項8】 特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに
記載のポリエステルフイルムを支持体として、そのポリ
エステルフイルム上に少なくとも1層の感光性層を有し
てなることを特徴とする写真感光材料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-408698 | 1990-12-28 | ||
| JP40869890 | 1990-12-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569524A JPH0569524A (ja) | 1993-03-23 |
| JP3136717B2 true JP3136717B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=18518119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34338691A Expired - Fee Related JP3136717B2 (ja) | 1990-12-28 | 1991-12-25 | ポリエステルフイルム及び写真感光材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3136717B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP34338691A patent/JP3136717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0569524A (ja) | 1993-03-23 |
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