JP3137938B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents
携帯型電子機器Info
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Description
性のある部位の表面処理に関するもので、主に金属でで
きた携帯型電子機器筐体表面の体感温度対策処理を主目
的とした特殊塗装に関するものである。なお、本明細書
では、表面処理された部材(以下、表面処理部材とい
う)として、特に電子機器の金属筐体を中心として事例
説明を行うが、本発明の表面処理部材は、人が触れる可
能性のあるストーブケースや調理器具の金属ガード、建
築物の壁や床部材など、一般部材全般における表面触感
温度対策処理用途に対して広く応用が可能である。ま
た、処理対象物は特に金属でなくても熱伝導率の大きい
材料であれば効果があるし、高温部に限らず低温部に対
して処理しても効果がある。
をあげて説明する。例えば、携帯パーソナルコンピュー
タ、携帯電話、携帯ビデオカメラ、電子手帳等の携帯機
器では近年、半導体素子の冷却も然る事ながら小型(薄
型)化、高密度実装化に伴い筐体表面の加熱・高温対策
も重要な課題となっている。一方、従来、携帯機器の筐
体は、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)等の樹脂筐体とすることが多かったが、筐
体の薄型/耐衝撃性強化を狙って金属筐体を用いるケー
スが増えている。しかし、金属筐体では、表面が50℃
以上になると筐体が熱くて持てない、また、長時間触れ
た場合には低温やけどに至る可能性がある等の問題があ
り、携帯機器として安全上問題となる等、熱設計上の新
たな課題が生じている。この原因は、従来ABS(熱伝
導率λ=0.1W/mK程度)のような低熱伝導材料を
指で触れた場合には、指の接触で奪われた部分への熱補
給量が少ないため熱く感じないのに対し、一方、アルミ
ニウム(熱伝導率λ=220W/mK程度)等の高熱伝
導材では、継続的に熱源からの熱補給がなされるため手
へ流れ込む熱量が大きく、不快感などにつながるためで
ある。こういった触感温度に対する従来対策手法とし
て、以下の事例がある。
では、発熱素子3のような発熱体により加熱され高温と
なった金属筐体1に、熱伝導率の低いフエルト4等の布
を貼り付けることで、手への直接熱流量を減らすことが
できる。製品適用事例としては、特開平6−29665
5号公報のようなサウナ室内処理やプリンターサーマル
ヘッド周辺の高温部への対策事例が一般的である。ま
た、布以外に、断熱材を貼り付けることで同様の対策が
可能で、特開平6−26659号公報では、グリルドア
ハンドルに対しゴム状断熱材を、特開平4−21001
2号公報では、電気加温台に対しゴム状保護シートを貼
り付けて対策している。
に建築用ドアハンドルに対し、メッシュ材料を貼ること
で、寒冷地や酷暑地でのドア開閉時の触感温度対策して
いる事例がある。
例2のように、高温面となる金属筐体1に植毛パイル5
を接着処理することも一般的で、製品適用例としては、
特開平6−7599号公報のアイロンやコタツのヒータ
ー周りでの事例がある。
に、高温面となる金属筐体1に塗料6を塗ることも一般
的である。
性マイクロカプセルを含ませて、熱膨張性マイクロカプ
セルを加熱して発泡させる高温対策技術が開示されてい
る。例えば、特開平6―99133号公報には、熱硬化
型樹脂の硬化温度より低い温度で殻壁が軟化する熱膨張
性マイクルカプセルを塗料(固体分70%)に対して、
5〜30重量%配合してなる熱硬化型塗料を用いて木目
状に塗装する工程と、次で焼付け乾燥する工程とを有
し、該焼付け工程において前記、マイクロカプセルを膨
張破裂させて塗膜を硬化させることを特徴とする木質感
を有する塗膜の形成方法が開示されている。また、特開
昭62―39674号公報には、熱可塑性樹脂ビヒクル
とし、これに顔料、体質材、溶剤等を配合して成る塗料
組成物に対し、熱膨張性マイクロカプセルを熱可塑性樹
脂100重量部に対して10〜80重量部配合して成る
断熱性模様塗料組成物を、任意の壁、天井、床等に塗布
・乾燥した後、その表面に加熱器具を当接して乾燥塗膜
を膨張せしめることを特徴とする断熱性模様塗膜の形成
方法が開示されている。また、特開平2―303573
号公報には、熱膨張性マイクロカプセルを、該マイクロ
カプセルの発泡温度より低い温度で硬化可能な塗料に分
散せしめ、基材の全面もしくは一部に塗布、硬化させ、
その後さらに上塗り塗料を塗布し、前記マイクロカプセ
ルの発泡温度以上の温度に加熱することを特徴とする凸
凹模様を有する塗膜の形成方法が開示されている。近
年、特に、モーバイルコンピュータに代表される携帯電
子機器では、小型・高性能・軽量化を実現する実装技術
が製品差別化のキーポイントとなっている。このような
背景から対重量強度に優れる金属ダイキャスト筐体が増
えてきている。金属筐体では従来の樹脂筐体に比べ熱伝
導率が2〜3桁大きいため放熱構造面で有利となる。一
方で、表面を人が触った際には集熱効果により、同一温
度の樹脂筐体よりも熱く感じる課題がある。特に最近の
モーバイルコンピュータではCPU(Central Processi
ng Unit )部分での局所発熱増大に伴う筐体表面の高温
化が課題であり、対策が必要となる。前述したように、
金属材表面の感触温度緩和手段としてパイル植毛が一般
的で、コタツやプリンターのサーマルヘッド部での対策
事例がある。しかし、パイル植毛は電子機器筐体への適
用に際しては意匠等が問題となる。また、樹脂系シート
を貼り付ける等の対策手段もあるが形状追従性や生産性
・意匠性な課題も多い。
2は、いずれも体感温度上は有効であるが、ラバーやメ
ッシュ等の貼り付け対策を電子機器のように複雑な自由
曲面を持つ筐体形状表面に適用しようとした場合、形状
に馴染ませ貼ることが困難な課題がある。また、植毛法
では、形状的に入り組んだ部分に対し均一に繊維を接着
することが困難となり、許容し得る筐体サイズや形状の
自由度が小さい課題がある。また、仮に処理がうまく仕
上がった場合にも、汚れや摩耗といった課題が残るため
意匠的に製品仕様に耐えない問題がある。また、生産性
等の点での課題があり、コストも高くなる問題もある。
3に示すような金属筐体での一般外装法である塗装は、
意匠、生産性、コストに優れリーズナブルである。但
し、通常塗装では、塗膜厚が通常40μm程度にしかな
らないため、触感温度上の効果はほとんど期待できず、
金属ベースの触感を和らげることはできず、対触感温度
対策という効果は期待できない。
性マイクロカプセルを塗料に含ませて用いることによ
り、木質感や凹凸模様を形成したり、断熱性のある模様
を形成する技術があるが、いずれの技術も触感温度対策
を目的としたものではなく、金属ベースの触感温度をや
わらげるための技術ではなかった。
れたもので、塗装をベースとし表面処理方法に工夫をこ
らすことで従来塗装の持つ意匠性、各種形状への追従性
/処理生産性、低コストといった利点を保ったまま、触
感温度対策処理を実現することを目的とする。特に、本
発明は、金属でできた携帯型電子機器の筐体表面の触感
温度をやわらげるとともに、意匠的に製品仕様が向上す
るとともに、傷の付かない塗装を提供することを目的と
する。「断熱する」ことと、発明における「触感温度を
やわらげる」こととは、異なる概念である。「断熱す
る」というのは、熱を遮断することであり、熱を伝導さ
せないことである。例えば、携帯型電気機器の筐体表面
で「断熱する」ということは携帯型電子機器の内部で発
生する熱が内部に閉じこめられてしまうことを意味し、
故障の原因となってしまう。一方、「触感温度をやわら
げる」というのは、携帯型電子機器の内部で発生する熱
が筐体表面から外部に放熱される場合に、その放熱によ
って手や脂へ流れ込む熱量を減少させることである。す
なわち、「触感温度をやわらげる」というのは、携帯型
電子機器の筐体表面からの放熱を促進しなければならな
いということと、その放熱による人体への不快感を除去
しなければならないということの2つの相反する要求を
満足させるための技術である。このように、この発明
は、放熱性を維持しながら、放熱による人体への影響を
やわらげる塗装技術を提供するものである。
部材は、表面を有する金属部材と、部材の表面に形成さ
れ、触感温度を減少させる層を有する塗膜とを備え、上
記塗膜は、5重量%未満の発泡材を含む塗布材を塗布し
て発泡させた発泡層を有することを特徴とする。
とを特徴とする。
りも硬度の高いトップコーティング層を有することを特
徴とする。
むビーズ系塗布材により形成されることを特徴とする。
とプライマーのいずれかであることを特徴とする。
シウム及びアルミニウム合金及びマグネシウム合金のい
ずれかであることを特徴とする。
ることを特徴とする。
ることを特徴とする。
0μm以下であることを特徴とする。
〜60μmであることを特徴とする。
ィラーを含むことを特徴とする。
熱材を含むことを特徴とする。
徴とする。
を塗装することにより触感温度を低下させる表面処理方
法において、5重量%未満の発泡材を含む塗布材を塗布
する工程と、塗布材を加熱乾燥させるとともに、発泡材
を発泡させて、発泡層を形成する工程とを備えたことを
特徴とする。
に発泡層よりも硬度の高いトップコーティング層を形成
する工程を備えたことを特徴とする。
は、ビーズを含むビーズ系塗布材を塗布する工程を有す
ることを特徴とする。
は、1重量%の発泡材を塗布材に混入させる工程を有す
ることを特徴とする。
5〜80μmの厚さにする工程を有することを特徴とす
る。
は、トップコーティング層を45〜60μmの厚さにす
る工程を有することを特徴とする。
・量産性・低コスト化から塗料改良による対策処理が有
望となる。以下1〜3を対策コンセプトとした対策塗装
法を試作検討した。
(1)により接触部中間温度Tm が概算できることが知
られている。つまり、手を半無限固体と考えた場合、β
2 の小さい材料に接触した場合ほどTm 値が相手物体温
度の影響を受けにくくなる。この原理を応用し、第1の
試作指針として“塗装皮膜の物性改良(断熱性の向
上)”を検討した。ここでいう「断熱性の向上」とは、
「断熱する」ことを意味しているのではない。この「断
熱性の向上」とは、塗装皮膜から手への伝熱量を減少さ
せることを意味している。 Tm =(β1 T1 +β2 T2 )/(β1 +β2 )(1) β1 =λ1 /√α1 β2 =λ2 /√α2 (2) ここで、 α1 :人体の熱拡散率(m2 /S) β1 :人体の熱浸透率(W(√S)/(m2 K)) α2 :接触物体の熱拡散率(m2 /S) β2 :接触物体の熱浸透率(W(√S)/( m2
K)) λ1 :人体の熱伝導率(W/(mK)) λ2 :接触物体の熱伝導率(W/( mK)) T1 :人体の温度(K) T2 :接触物体の温度(K)
物性値的改善以外に厚膜化することで手の熱通過を抑制
できる。このことから塗膜の“厚膜化”を第2の試作指
針として検討した。 U=λ/d (3) U:塗膜の熱通過率(W/m2 K) d:塗膜の厚さ(m)
の真実接触面積を減らす方法を検討した。つまり、皮膜
表面での接触熱抵抗が増し、手への伝熱量を減らすこと
が期待できる。
を以下に説明する。
理方法を施した表面処理部材の実施の形態を図1に示
す。なお、図1中の楕円枠部分は、その直下に実装され
た発熱素子3から加熱されて高温化した筐体表面部位で
ある。図2は、図1の斜視図におけるA−Aの断面部を
示す筐体実装断面図である。金属筐体1として、例え
ば、マグネシウム又はマグネシウム合金を用いる。又
は、アルミニウム又はアルミニウム合金を用いてもよ
い。又は、その他密度が4.0g/cm3 以下又は5.
0g/cm3 以下の軽金属を用いてもよい。一般塗装で
は、厚膜塗装を施すことが困難なので、事前に樹脂コー
ティング材7により下地を形成して表面処理層の厚さを
増して、触感温度特性を改善する。具体的下地材として
は、塩化ビニール樹脂、例えば、日本特殊塗料(株)
製、製品名「N.T.ガードコート」等を用いれば良
く、およそ100ミクロン以上の厚さがあれば効果があ
る。この例は、異なる種類の塗布材(塗料6と樹脂コー
ティング材7)を多層構造で配置し、表面処理層の厚さ
を増して、触感温度特性を改善するものである。また塩
化ビニール樹脂の代わりに、高分子化合物(ポリマー)
を用いれば良く、例えば、アクリル樹脂、フッ素系樹
脂、ビニール樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、エ
ポキシ樹脂、ポリエチレン、ゴム、尿素樹脂、メラミン
樹脂、ウレタン樹脂、珪素樹脂、ポリアミド等であり、
このポリマーを単独もしくは2種類以上を混合して用い
ても良い。
状の断熱材フィラー8を混ぜた塗料を塗布して断熱層構
造を作り込んだ事例の筐体断面図であり、断熱材フィラ
ー8による塗膜内の有効熱伝導率を下げる効果により、
触感温度を下げることができる。具体的には、断熱材フ
ィラー8としては、熱伝導率が低く、断熱効果が大きい
雲母やパーライトを用いる。雲母、パーライトの他、珪
藻土(SiO2+H2O)、アルミナ(Al2O3・nH2O)粉末、炭
酸カルシウム(CaCO3)、チタニア(TiO2)等の無機粒
子もしくは牛の皮、合皮等の粉砕物でもよい。断熱材フ
ィラー8は、増量材としての働きもあるので塗装膜厚を
増す効果がある。断熱材フィラー8を樹脂コーティング
材7に混ぜるようにしても構わない。
断熱材9を多数混入させた塗料を塗布した事例の筐体断
面図である。具体的材料としては、熱伝導率が低く、断
熱効果が大きいコルク粉や球内部が空洞となっている空
気ビーズ材(例えば、OHASHI CHEMICAL INDUSTRIES LTD
製カラーポリマービーズ材製品名「ラビ1型」エナメ
ル)が適しており、実効的に塗膜内の有効熱伝導率が下
がる効果で触感温度を和らげることができる。また、増
量材としての働きもあるので塗装膜厚を増す効果があ
る。ビーズ径としては10〜200μmを用いるのがよ
いが径が大きいほどよい。粒状の断熱材9を樹脂コーテ
ィング材7に混ぜるようにしても構わない。空気ビーズ
材のかわりに、カーボンバルーン、アクリル及びスチレ
ンの玉、珪素塩鉱物、シリカアルミナ繊維、ガラス等で
も良く、空気ビーズ材及びカーボンバルーン等を単独も
しくは2種類以上混合して用いても良い。
じめ発泡材10を混ぜて高温発泡させることで空気ボイ
ドを作り込んだ表面処理構造の筐体断面概念図である。
発泡材10の具体例としては、通常塗料の中に発泡材と
して、低沸点炭化水素等の熱膨張性マイクロカプセルを
混合すればよい。例えば、松本油脂製薬(株)製、製品
名「マツモトマイクロスフェアーF50」を用いるのが
良い。塗料を加熱・発泡させることで塗膜内に多孔質構
造を作り込むことができ、塗膜内の有効熱伝導率を下げ
ることで触感温度を下げることができる。また、増量材
としての働きもあるので、塗装膜厚を増す効果がある。
発泡材10を樹脂コーティング材7に混ぜるようにして
も構わない。また。発泡材10として泡ガラス、発泡コ
ンクリート、発泡ウレタン、発泡スチレン、発泡ポリプ
ロピレン、発泡PET(ポリエチレンテレフタラート)
等を、単独もしくは2種類以上を混合して用いても良
い。また、発泡材10の代わりに、アルミナ(Al2O3 ・
nH2O)粉末、炭酸カルシウム(CaCO3 )、チタニア(Ti
O2)、珪素塩鉱物、ガラスの玉、スチレンの玉、アクリ
ルの玉等の素材を塗料6又は樹脂コーティング材7に含
有させ、その塗料6又は樹脂コーティング材7を延伸又
は塗布してもよい。その際、素材がスペーサーとなり、
素材の両側に空隙ができる。また、例えば、発泡材10
として塗料6又は樹脂コーティング材7とは異なる蒸気
圧を持ったモノマーを単独もしくは2種類以上混合した
ものを用いてもよい。塗布時に発泡材10として混合し
たモノマーが揮発して空隙をもったポリマーが形成され
る。なお、ある高温金属面を触った際の人の温冷感を支
配する触感温度Tsと発泡塗膜厚さの関係の一例は、図
6に示す通りであり、約50μm以上の厚さをとれば触
感温度は顕著に下がってきており、約300μm以上又
は500μm以上となれば塗膜厚さに関係なく、ほぼ同
等の温冷感となる。よって、実用上は50〜500μm
位までの厚さで処理を行えば、最も効率が良い。
過率Uを指標として概算評価する。前述したように、こ
の発明の「感触温度をやわらげる」というのは、携帯電
子機器の内部で発生する熱が接触した手や指に流れ込む
熱流量を減らすことを意味している。ここで、金属筐体
を人が触れた際の熱流状況を模式的に表すと図23のよ
うになる。図23において、 λp :塗膜の熱伝導率(W/(mK)) λAl:アルミニウムの熱伝導率(W/(mK)) λa :空気の熱伝導率(W/(mK)) αp :塗膜の熱拡散率(m2 /S) αAl:アルミニウムの熱拡散率(m2 /S) αa :空気の熱拡散率(m2 /S) Tp :塗膜(表面処理層)の温度(K) TAl:アルミニウム筐体の温度(K) Ta :空気の温度(K) dp :塗膜厚 dAl:アルミニウム筐体の厚さ qs :熱流量 である。アルミニウム等の金属筐体では、手が触れて温
度が下がった箇所に対し、周囲からの広範な水平面内熱
補給が起こるが、アルミニウムの熱伝導率に対して、塗
料の熱伝導率のオーダーが3桁程度悪いため(1000
分の1程度であるため)、水平面内での熱補給量が小さ
い。よって、手への熱流経路は、図23のように太い矢
印で示した垂直方向の熱流の影響が支配的と考えられ、
手への熱流量の大小は下式で計算される塗膜内の垂直1
次元方向の熱通過率Uを指標に概算評価することができ
る。 U=λp /dp (4)
部材の垂直方向の熱通過率(熱の通り易さを現すパラメ
ータ)を以下に試算する。
い通常塗装処理の場合を概算する。通常塗装に用いる塗
料の熱伝導率λp1は、エポキシやアクリル樹脂の熱伝導
率と同オーダーと考え、0.15(W/mK)とする。
また、塗膜厚dp1として膜厚40μmを用いると、熱通
過率は下式から3750(W/m2 K)である。 U1 =λp1/dp1 =0.15/40×10-6 =3750(W/m2 K)
る。発泡層の有効熱伝導率λp2は、上述した熱伝導率が
0.15(W/mK)の塗料と空気(熱伝導率λa を
0.025(W/mK)とする)が50%ずつ混在して
いると仮定し、並列熱抵抗から逆算した合成熱伝導率
0.088(W/mK)とする。また、塗膜厚dp2は、
膜厚200μmを用いる。下式の計算結果から熱通過率
は、440(W/m2 K)である。 U2 =λp2/dp2 =0.088/200×10-6 =440(W/m2 K)
導率の小さい空気が多数含有されることで、合成熱伝導
率が下がる効果と、発泡層により塗膜が厚くできる効果
により、通常塗装時と比べ、熱通過率のオーダーが約1
桁(約10分の1に)小さくなる。これが、アルミニウ
ムから手への熱流量減少効果として、即ち、通常塗装と
発泡塗料との両者の触感特性差として現れる。つまり、
手から見た場合、アルミニウム金属面と指との間の熱通
過率が支配的な伝熱パラメータとなるが、この発泡層に
より大幅に熱通過率を抑制することで手への熱流量が緩
和される。本発泡塗料を施したことで、通常塗装時に3
750(W/m2 K)だった塗膜の熱通過率は、440
(W/m2 K)となり、筐体内部の熱も通過しにくくな
るため、携帯電子機器内部の熱こもりが懸念される。し
かし、携帯電子機器での自然空気冷却時の筐体表面から
の熱通過率は、10(W/m2 K)以下程度と小さく、
塗膜の熱通過率が440(W/m2 K)に低下したとこ
ろで、全体放熱系においては、筐体表面の自然空気冷却
分の熱通過率10(W/m2 K)の方が明らかに大きな
断熱的効果を持っているため、本塗膜の厚さが増えたこ
とによる筐体内部の温度上昇は無視できる程度であり問
題ない。
を層状に何度か重ね塗りし、塗膜厚を増した事例であ
り、塗膜内に多量の空気を含んだ多孔質構造を作り込ん
だもので、同様の効果を奏する。ビーズ系樹脂コーティ
ング材及び複層板ガラスを用いても構わない。
態4と実施の形態5を複合的にあわせたものである。発
泡材特有の復元力の低下をビーズ系塗料11でトップコ
ーティングすることで表面硬度を増し、補ったものであ
る。内部が多孔質構造となったり、空気層ができたこと
により復元力が弱く傷付きやすくなった塗膜表面に対
し、硬度の高い塗料をトップコーティングして塗膜強度
を高め、補強したものである。ビーズ系塗料と従来塗料
との大きな違いは、塗料顔料成分のブレンドの仕方にあ
る。従来の塗料は、顔料をそのまま塗料中に分散させて
いる。一方、ビーズ系塗料は、「顔料成分を特殊樹脂で
包み微細ビーズ状にしたもの(ビーズ)」を、塗料中に
多量含ませている。このビーズにより多種多様な色調を
出す。径の異なる種類の着色ビーズがバランスよく組み
合わされたビーズ系塗料の意匠範囲は広い。例えば、ス
ェード調塗膜は、起毛感・粒子感が大である。粒子感小
のベルベット調やバックスキン調、シモフリ調などに加
え、微粉末化した天然コラーゲン繊維を入れたフラット
な塗面の塗料もある。図8に示す構造において、暖かみ
のある指触感を出すためには、下塗り塗装皮膜の膜厚が
所定の範囲内にあることが絶対条件となる。下塗り塗料
の塗料メーカーが推奨する標準膜の厚さは一般的には2
0〜30μmであるが、上塗りのビーズ系塗料だけでは
得られない“より暖かみのある指触感を出す”ために下
塗り塗膜の厚膜を45〜80μmとする塗装を適用す
る。さらに上塗り塗膜の膜厚を45〜60μmとするこ
とにより、スェード調の外観を呈し、且暖かみのある指
触感を有することができる。
的に応じて組み合わせて複合処理しても効果的で、各種
の目的に適した表面処理方法を適宜実施すれば良い。以
下に、上層から下層の順に記載した各種の組み合せにつ
いて例示する。 (1)第1の塗料6 第2の塗料6(第1の塗料と同一種類又は異なる種類の
塗料) 金属筐体板金1 (2)第1の樹脂コーティング材7 第2の樹脂コーティング材7(第1の樹脂コーティング
材と同一種類又は異なる種類の樹脂コーティング材) 金属筐体板金1 (3)塗料6(又は断熱材フィラー8又は粒状の断熱材
9又は発泡材10を混ぜた塗料6) 樹脂コーティング材7(又は断熱材フィラー8又は粒状
の断熱材9又は発泡材10を混ぜた樹脂コーティング材
7) 塗料6(又は断熱材フィラー8又は粒状の断熱材9又は
発泡材10を混ぜた塗料6) 金属筐体板金1 (4)樹脂コーティング材7(又は断熱材フィラー8又
は粒状の断熱材9又は発泡材10を混ぜた樹脂コーティ
ング材7) 塗料6(又は断熱材フィラー8又は粒状の断熱材9又は
発泡材10を混ぜた塗料6) 樹脂コーティング材7(又は断熱材フィラー8又は粒状
の断熱材9又は発泡材10を混ぜた樹脂コーティング材
7) 金属筐体板金1 (5)ビーズ系塗料11 断熱材フィラー8又は粒状の断熱材9又は発泡材10を
混ぜた樹脂コーティング材7 塗料6 金属筐体板金1 (6)断熱材フィラー8又は粒状の断熱材9又は発泡材
10を混ぜた樹脂コーティング材7 ビーズ系塗料11 塗料6 金属筐体板金1 (7)塗料6 ビーズ系塗料11 金属筐体板金1 (8)樹脂コーティング材7 ビーズ系塗料11 金属筐体板金1 その他にも、種々の組み合せが可能である。また、上述
した実施の形態1〜6で述べたような処理を用い、塗膜
表面に意識的に凸凹形状を作り込めば手への接触面積を
減らして、手への有効熱伝達率を下げる効果も加わるた
め、より効果的な体感温度処理が実現できる。
る金属筐体の成形時における表面のヒケや湯じわや傷を
補完する目的で、上述した実施の形態1〜6で述べたよ
うな表面処理方法を適宜組み合わせ実施した例である。
マグネシウム(Mg)やアルミニウム(Al)のダイキ
ャストによる金属筐体では、射出成形の際に表面に小さ
なヒケや湯じわ12が発生し、パテによる補修を行うこ
とが一般的である。ヒケは引け巣ともいい、鋳造時の表
面の凹み欠陥のことをいう。湯じわとは鋳造時に鋳型空
隙に溶融金属が流れ込んだときにできる表面のしわをい
う。上述した実施の形態1〜6のような厚膜塗装法を施
せば、目処め的な効果もあり、ヒケや湯じわ12が隠蔽
されるので、程度の小さいものについては、改めてパテ
補修を施す必要はなくなり、工程数の削減・品質向上・
低コスト化に効果的である。
により金属筐体板金1が高温化するが、前述した通り、
塗料と樹脂コーティング材を多層に配置したり、塗料又
は樹脂コーティング材中に断熱材料を高い割合で混入さ
せて筐体表面に塗布することで、塗膜内に断熱層構造を
作り込んだり、また、断熱材料を混入させることで、手
への熱流量を減らす上で効果的である。また、発泡材を
混入させ発泡構造を作り込み、塗膜表面に凸凹構造を作
り込むことも接触面積を減らし、手への熱流量を減らす
上で効果的である。また、高温となった金属筐体に対
し、断熱材料又は空気ボイドを多数混入させた塗料又は
樹脂コーティング材を塗布することにより塗膜内の有効
熱伝導率を下げられ、触感温度を大幅に改善することが
できる。また、筐体表面に意識的に凸凹処理すること
で、手が触れた際の接触面積を減り、手への有効熱伝達
率が下げることができる。つまり、手への熱流量が減
り、金属面特有の触った瞬間に手へ流れ込んで来る熱流
及びその後補給される熱流量を軽減できるため、触感温
度を下げることができる。
もよいし、部材の温度変化が生ずる部分(例えば、図1
の楕円枠部分)のみでもよいし、部材と手が接触する可
能性がある表面部分のみでもよい。
塗装例の中でも塗料の中に発泡材を混入させて発泡層を
形成する対策方法が有望とわかった。今回、発泡材とし
て使用したのは低沸点炭化水素を内包した熱膨張性マイ
クロカプセルである。本対策法では焼き付け塗装時に塗
膜が発泡膨張し、多孔空気泡が内包できるため塗膜内の
有効熱伝導率が低下する。更に、発泡作用により通常塗
装に比べ塗膜を厚くできる効果もある。また、凸凹化促
進という観点からも発泡効果が有効である。また、発泡
層の上に、さらに発泡層よりも硬度の高いビーズ系、塗
料によるトップコーティング層を設けることが有効であ
る。以下、図8に示した場合の実施例を説明する。な
お、本発明は、金属筐体に限らず、熱伝導率の高い素材
を用いた筐体に対しても適用することができる。図13
は、図8に示した表面処理構造を持つ場合の18種類の
具体例を示す図である。図13は、18種類の下塗り塗
料と上塗りの塗料の組み合わせに対する評価結果を示す
図である。図13に示す例は、図14及び図15の塗装
フローチャートに基づいて防錆用化学塗膜処理を施した
マグネシウム板又はウォッシュプライマーを施したアル
ミニウム板に対して、図13に示すような下塗り塗料及
び上塗り塗料を施した場合の評価結果を示している。図
16は、塗膜の断面を示す図である。評価結果の欄の
「触感度」とは、塗装された表面を指で触った場合の好
ましさを示すものである。塗装された表面がザラザラす
ぎず且つツルツルすぎず適度な且つ暖かみのある指触感
が得られるものを良好としている。また、「触感温度」
とは、塗装表面を指で触った場合、塗装表面から指が受
ける熱さを示すものである。また、「硬度」とは、硬度
がB,HB,F,Hの鉛筆の芯で塗装表面を傷つけよう
とした場合に、傷の付き具合から判断した硬度である。
硬度H以上を合格とし、それ以外の軟らかい硬度の場合
を不合格としている。次に、「密着性」とは、図17に
示すように、塗装表面に1mm間隔のクロスカットを施
し、粘着テープを貼り付けて剥がした場合に、塗装が剥
離するかしないかを示すものである。評価結果において
○印は良好であることを示す。また、×印は不可である
ことを示す。△印は良好と不可の間を示す。なお、評価
結果において、○、×、△印が記入されていない欄は評
価していないことを示す。
る評価結果である。下塗り塗料に対して1%から5%の
発泡材を添加しているが、発泡材の添加量を多くする
と、発泡材特有の復元力の低下を招いてしまうため、硬
度が落ちてしまう。5%よりも多くの発泡材を添加する
とさらに硬度が落ちてしまう。硬度を満足したのはN
o.16の場合だけであり、そのほかは硬度Hを満足す
ることができない。発泡材を有する下塗り塗料の復元力
の低下を補うために、上塗り塗料としてビーズ系塗料を
トップコーティングすることにより表面硬度を増してい
るにもかかわらず、多くのケースにおいて硬度Hを満足
させることができない。原則として、発砲材の添加量が
少なくなればなるほど、硬度を増すことができる。N
o.16に示す場合は発泡材の添加量は1%である。特
に携帯型電子機器において硬度の高い塗装を行うことは
重要であり、硬度が柔らかい場合には傷つきやすくな
り、商品価値を下げてしまうことになる。触感度につい
ては、No.1のケースが従来系の塗料を上塗り塗料と
して用いているため、×印となったが、その他は△印ま
たは○印となった。「触感温度」については、下塗り塗
料に発泡材を添加していること、および、上塗り塗料に
ビーズ系塗料を用いていることから、No.1とNo.
2とNo.4の場合を除き、ほぼ良好な触感温度特性を
有していることがわかった。すなわち、図16に示すよ
うな塗膜構造にすることにより、指で触れた場合に、指
に伝わる温度をやわらげるという効果を持っていること
がわかった。次に、「密着性」については、特に下塗り
塗料と上塗り塗料との密着性が問題となり、発泡材の添
加量が3%または5%の場合には、密着性不良となっ
た。しかし、発泡材の添加量が1%の場合には、上塗り
塗料による塗膜が下塗り塗料から剥離することなく良好
であった。以上のように、図13に示す場合は、No.
6とNo.9とNo.16が総合的に望ましいケースで
あり、No.16が最適である。また、No.17とN
o.18のケースが次順位になる。なお、図13には図
示していないが、下塗り塗料のみによる発泡層の塗膜で
は、塗膜表面の凸凹がありすぎて「触感度」が不合格で
あり、且つ、発泡材による復元力低下により硬度が不合
格となる。また、上塗り塗料(ビーズ系塗料)のみによ
る塗膜では従来系塗料の場合と同様に、「触感温度」が
不合格となる。このように、図13に示す評価結果は、
発泡層とトップコーティング層の両者が存在しているか
ら得られるものである。図13からわかるように、発泡
材の添加量を5%以下又は5%未満にした場合には触感
温度が満足される塗装を得ることができる。また、触感
温度に加えて、硬度や密着性を満足させる場合には、発
泡材の添加量を1%以下にすることが望ましい。図18
は、図13に示したNo.6とNo.9とNo.16の
場合の下塗り塗料と上塗り塗料の商品名を示す図であ
る。No.6とNo.9とNo.16の場合は発泡材の
添加量を1%にした良好な場合を示している。図18に
示すような市場において、市販されている塗料を用いる
ことにより、携帯用電子機器に対して、体感温度がやわ
らげられたうえに触感度または硬度又は密着性が良好で
ある塗装を得ることができる。図18に示す3つのケー
スは、プライマーに対して発泡材を添加する場合を示し
ている。防錆処理されたマグネシウム板に対して、図1
8の下塗り塗料を用いるということは、マグネシウム板
に対する第一回目の塗装つまりプライマーの塗装におい
て、発泡材を添加するといういうことを意味している。
このようにプライマーに発泡材を入れてしまうことによ
り、下塗り塗装と上塗り塗装の2回の塗装により塗装が
完了する。プライマー処理を行ってから、発泡材を添加
した中塗り処理を行い、その後上塗り処理を行う場合に
比べて塗装工程が簡単になる。また、図18に示すよう
に、下塗り塗料と上塗り塗料を同一の製造メーカーから
選択するのが望ましい。その理由は、同一の製造メーカ
ーからの製品の方が高い「密着性」を得られるからであ
る。なお、下塗り塗膜の厚さが45〜80μmであり、
トップコーティング層の厚さが45〜60μmであり、
全体の塗膜の厚さが200μm以下である場合に総合的
に良好な結果が得られている。図13に示した18種類
の組み合わせの中でもっとも良い場合はNo.16に示
したケースであり、その場合の下塗り塗膜の厚さが5
9.9〜66.6μmであり、全体の塗膜の厚さが13
5〜155μmある場合が、触感温度、硬度、密着性に
おいて、良好な結果が得られている。
結果を示す。 検証実験1(温度上昇特性評価) 図19に示すように、手を模擬したゴム角柱を接触させ
た際の温度上昇特性を測定した。なお、温度センサーは
ゴム模擬手内0.5mmの深さ位置に埋め込んだ。供試
品は105X150X0.3mmのアルミニウム(A
l)板のベースに通常エポキシ塗装したサンプルAと同
じく105X150X0.3mmのアルミニウム(A
l)板のベースにNo.16として示した発泡塗装した
サンプルBである。サンプルは4mm下に設置したヒー
ターで加熱し表面を50℃一定温度とした。結果は、図
20の通りで通常エポキシ塗装に比べ発泡塗装では接触
温度上昇プロファイルが鈍る傾向が確認された。
を9人の被験者の申告から評価した。図21に示すよう
に、本検証では実験1で用いたサンプルA、B以外にA
BS樹脂板に通常塗装したサンプルCを比較対象用に追
加した。サンプルは室温25℃条件下で表面温度が46
℃一定となるよう実験1の装置で加熱した。サンプル3
種類を手で触れた際に、熱く感じた順位・レベルを被験
者に申告させた集計結果を図22に示す。サンプルAは
他のサンプルB、Cに比べ明らかに熱く感じられた(A
>>B,A>>C)と全員が回答した。一方、サンプル
BはサンプルAと比べ触感温度が大幅に低下することが
確認され、その度合いはサンプルCに近い結果であっ
た。サンプルBとCでは区別がつきにくく、申告順位が
被験者により逆転するケースも見られた(B>C,C>
B,B=C)。
策手段であった断熱材の貼り付け、植毛といったものに
比べ、処理手順が容易で、従来塗装法の延長線上で対策
できるので生産性が上がり、コスト低減に効果が大き
い。
上の課題の1つとなっていた触感温度問題が緩和され、
金属筐体の適用可能性が広がる。これに伴い、携帯機器
製品の差別化において、重要となる小型・軽量・薄型・
強固な筐体構造が実現できる。
金属特有の塗装面のノッペリ感がなくなり、意匠的なメ
リットがある。
効果もあるので、ダイキャストによる筐体成形時にでき
る表面のヒケや湯じわが隠蔽されるので、程度の小さい
ものにについては、改めてパテ補修を施す必要はなくな
り、工程数の削減・品質向上・低コスト化に効果があ
る。
皮膜が形成されるので、耐振動・耐衝撃強度が増す。ま
た、吸音/遮音効果ももたらされるので、防音機能も出
てくる。
る。
る。
る。
る。
る。
度との関係を示す図である。
る。
る。
る。
程を示すフローチャート図である。
程を示すフローチャート図である。
ある。
ルト、5 植毛パイル、6 塗料、7 樹脂コーティン
グ材、8 断熱材フィラー、9 粒状の断熱材、10
発泡材、11 ビーズ系塗料、12 ダイキャスト成形
時にできるヒケや湯じわ。
Claims (10)
- 【請求項1】 発熱素子と、 この発熱素子を収納するとともに、収納した発熱素子か
ら発生した熱を筐体内部から筐体外部へ熱伝導により放
熱するダイキャスト成形された金属筐体と、 この金属筐体の表面に塗布された塗膜とを備えた携帯型
電子機器において、 上記塗膜は、 2重量%以下の発泡材を含む塗布材を塗布して発泡させ
た発泡層と、 上記発泡層の上に、発泡層よりも硬度の高いトップコー
ティング層とを有し、 上記塗膜は、 筐体内部で発生する熱を筐体の表面から筐体外部に放熱
する放熱性を維持した塗膜であり、かつ、人体が筐体の
表面に触れた場合に人体へ流れ込む熱量を減少させ人体
への不快感をやわらげる塗膜である ことを特徴とする携
帯型電子機器。 - 【請求項2】 上記塗布材は、 発泡材を1重量%以下含むことを特徴とする請求項1に
記載の携帯型電子機器。 - 【請求項3】 上記トップコーティング層は、ビーズを
含むビーズ系塗布材により形成されることを特徴とする
請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 【請求項4】 上記塗布材は、塗料と樹脂コーティング
材とプライマーのいずれかであることを特徴とする請求
項1に記載の携帯型電子機器。 - 【請求項5】 上記金属筐体は、アルミニウム及びマグ
ネシウム及びアルミニウム合金及びマグネシウム合金の
いずれかであることを特徴とする請求項1に記載の携帯
型電子機器。 - 【請求項6】 上記発泡層の厚さは、100μm以下で
あることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機
器。 - 【請求項7】 上記発泡層の厚さは、45〜80μmで
あることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機
器。 - 【請求項8】 上記トップコーティング層の厚さは、1
00μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の
携帯型電子機器。 - 【請求項9】 上記トップコーティング層の厚さは、4
5〜60μmであることを特徴とする請求項1に記載の
携帯型電子機器。 - 【請求項10】 上記塗膜は、表面に凸凹を有すること
を特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
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Family Applications (1)
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Non-Patent Citations (1)
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| 「創立100周年記念講演会 熱工学シンポジウム講演論文集」社団法人日本機械学会 平成9年7月15日発行 第75−76頁 |
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