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JP3138064B2 - 情報識別シート - Google Patents
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JP3138064B2 - 情報識別シート - Google Patents

情報識別シート

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JP3138064B2
JP3138064B2 JP04182565A JP18256592A JP3138064B2 JP 3138064 B2 JP3138064 B2 JP 3138064B2 JP 04182565 A JP04182565 A JP 04182565A JP 18256592 A JP18256592 A JP 18256592A JP 3138064 B2 JP3138064 B2 JP 3138064B2
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JP
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pulp
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identification sheet
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壽彦 松下
和彦 伊藤
幸夫 田原
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体内にランダムパ
ターン情報を載せ、その情報を読み取り又は記録し、そ
の情報により同一性を確認する情報識別シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、支持体上に文字、絵、色などの目
視情報を記録したり、磁気記録層に磁気情報の形で記録
して、同一性を確認することが広く利用されている。
【0003】しかしながら、この様な方法で記録されて
いる情報は、支持体上に人為的に記録を施すために、人
為的な類似券の作成、即ち偽造を完全に防止することは
不可能であった。例えば、蛍光を発する物質で情報を記
入し、磁気記録情報と共に蛍光情報を読み取る方法が提
案されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】前述の蛍光情報の記入方法には、蛍光イン
クを用いた文字・数字情報の記入、蛍光染料をシート全
面に含浸、バーコード記号情報との組合せによる記入等
の記入方法があるが、ブラックライトなどの蛍光ランプ
を使用することにより、どの部分に蛍光材料が存在して
いるかさえ解読できれば、蛍光インクを用いた印刷ある
いはシート全体を蛍光染料液に含浸させる等の手段をと
ることにより、比較的容易に同じ物を作ることが可能で
ある。そこで、本発明の技術的課題は、記録シートの1
枚毎に異なった蛍光情報を付与するもので、仮にその蛍
光情報が読み取られたとしても同一の蛍光情報のパター
ンまでは作ることが極めて困難な情報識別シートを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明の情報識別
シートは、支持体上に蛍光性染顔料を染着又は含浸した
天然或は合成パルプを含有する表面サイズ剤を塗工して
なり、該パルプが支持体塗層表面にランダムパターンと
なるように存在してなる情報識別シートであり、該情報
識別シートに200〜380nmの波長からなる紫外線
を照射することにより、支持体内の該パルプのランダム
パターンを可視情報化して読み取り又は記録するもので
あり該ランダムパターンの情報を繰り返して同定できる
ことを特徴とするものである。
【0006】また、蛍光性染顔料を染着又は含浸した天
然或は合成パルプを含有する表面サイズ剤が、支持体上
に0.1〜3.0g/m2塗工されてなることを特徴と
するものである。
【0007】更に、本発明によって提供される情報識別
シートは、その支持体が、情報識別可能な面とは反対面
に強磁性の磁性粉を主成分とする磁気記録層を塗設して
なるものであってもよい。
【0008】本発明において、支持体上に該パルプと表
面サイズ剤からなる塗層を設ける場合、該パルプが支持
体表層にランダムパターンとして存在するために、これ
を読み取る際に、高い蛍光強度が得られ、明瞭なパター
ンとして識別できるのである。一方、該パルプを支持体
内に内添させる方法でもよいが、この場合には、該パル
プが支持体の表面、中間、裏面まで跨るために識別効率
が悪い。このように、本発明の支持体上に塗層を設ける
場合には、該パルプが表層にのみ存在するために、極く
少量の該パルプを塗設すればよい。
【0009】本発明では、支持体上に塗工される塗層成
分として、通常の製紙工程で使用される表面サイズ剤と
蛍光性染顔料を染着又は含浸した天然或は合成パルプを
主成分とするものである。表面サイズ剤と該パルプとの
混合比は、塗設する該パルプ量によるもので、特に限定
するものではなく、その上限は、表面サイズ剤により該
パルプを支持体に接着できる量である。
【0010】表面サイズ剤としては、ロジン、アルキド
樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリル系
樹脂、酸化デンプン、カチオン化デンプン、カルボキシ
メチルセルロース、ポリビニルアルコール、アクリルア
ミド、アルケニルコハク酸無水物、アルキルケテンダイ
マー、スチレン−アクリル系共重合体、ジイソブチレン
−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸
共重合体等が挙げられる。これら表面サイズ剤の中で、
該パルプを支持体に固定できる、即ち接着性を同時に兼
ね備えたタイプが好ましい。又、接着性を備えていない
ような表面サイズ剤を使用する場合には、通常使用され
ている水性系バインダーを併用すればよい。
【0011】本発明に用いられる紫外線照射により蛍光
を発する物質としては、各種蛍光性染顔料が用いられ
る。例えば、蛍光染料としては、ジアミノスチルベンジ
スルホン酸誘導体、イミダゾール誘導体、クマリン誘導
体などが主要なものであるが、他にトリアゾール誘導
体、カルバゾール誘導体、ピリジン誘導体、ナフタル酸
誘導体、イミダゾロン誘導体なども用いることができる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】蛍光顔料としては、CaS:Bi、Sr
S:Sm:Ce、ZnS:Ag、ZnS:Cu、Zn
S:Cu:Coからなる硫化物系、Sr5(PO4)3C
l:Eu、3(Ba,Mg)・8Al23:Eu、Zn
O:Zn、Zn2SiO4:Mn、Zn2GeO4:Mn、
YVO4:Eu、Y22S:Eu、0.5MgF2・3.
5MgO・GeO2:Mnからなる酸素酸塩系のものな
どが用いられるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0013】本発明に用いられる天然或は合成パルプと
しては、NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、G
P、TMPなどの天然パルプ、ポリアミド系、ポリビニ
ルアルコール系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリ塩化ビニ
ル系、ポリアクリロニトリル系ポリエステル系、ポリエ
チレン系、ポリプロピレン系、ポリウレタン系等の合成
パルプが挙げられる。
【0014】上記の蛍光性染顔料を用いて、天然或は合
成パルプを常法通りに染着又は含浸処理を施すことによ
り、本発明に用いられる蛍光を発するパルプを得ること
ができる。
【0015】この様にして調整された蛍光性染顔料を染
着又は含浸した天然或は合成パルプと表面サイズ剤から
なる塗工成分を、支持体上に塗工する方法としては、サ
イズプレス塗工装置が最も適している。しかし、エアー
ナイフコーター、ロッドコーター、グラビアロールコー
ター、カーテンコーター等の塗工機による塗工方法を目
的に応じて適宜使用することができる。
【0016】支持体上に塗工された塗層は、蛍光性染顔
料を染着又は含浸した天然或は合成パルプが、塗層表面
にランダムパターンとなるように散らばっており、一つ
として同一パターンを示すものがない。
【0017】この理由としては確かではないが、塗工さ
れる過程において、支持体上に蛍光性染顔料を染着又は
含浸した天然又は合成パルプが、疎らに分散された状態
で形成されるためであり、元来、紙の繊維の大きさ、剛
直度、配列などが不均一になることを利用したものであ
る。従って、どの部分をとっても同じパターンは存在せ
ず、恰も人間における指紋のように1つとして同一のも
のがなく、情報識別シート1枚毎に符号化した“紙紋”
と云えるものである。この様な“紙紋”、即ち情報識別
シート1枚毎のランダムパターンからなる蛍光情報を読
み取ることにより、ランダムパターンの差異を比較し
て、情報記録シートが同一であるか否かを確認すること
が可能となるのである。
【0018】蛍光情報の読み取り又は記録方法として
は、例えば、ブラックライト等の蛍光ランプを利用し、
蛍光情報を可視情報化して読み取り、そのパターンを写
真に撮るなどのアナログ情報として記録する方法、或は
一定波長の紫外光を照射し、その蛍光スペクトルを読み
取り、一定強度以上のピーク情報としてデジタル記録す
る方法などがある。磁気記録層を設けた情報識別シート
の場合、これらの蛍光情報を利用することで、仮に磁気
情報が偽造されたとしても、そのシートの蛍光情報が一
致しなければ、これを撥ね除けてしまうような検知シス
テムを構築することで偽造を完全に防止することができ
る。
【0019】蛍光性染顔料を染着又は含浸した該パルプ
の含有量に関しては、その読み取り方式の違いに関わら
ず、いずれの場合でも、その読み取り範囲内に少なくと
も1個以上の該蛍光性染顔料を染着又は含浸した該パル
プが存在していれば、他のシートとの同一性の識別は可
能である。これは、前述したようにシート上の蛍光を発
するそれぞれの該パルプの存在する位置、或は該パルプ
の大きさなどは全く不確定な理由により、仮に読み取り
範囲内に該蛍光を発するパルプが1個しか存在していな
くても、走査線或は面上のどの位置に該蛍光パルプがあ
るかなどの情報を読み取ることで、他のシートとの同一
性の識別は十分可能となる。
【0020】本発明に使用される支持体としては、紙が
主として用いられるが、不織布、プラスチックフイル
ム、合成紙、金属箔等が用いられ、その他、蛍光性染顔
料を染着又は含浸した天然或は合成パルプを塗工するこ
とができるものであれば限定するものではない。また、
不織布、プラスチックフイルム、合成紙、金属箔等と貼
り合わせて使用することも何等限定しない。なお、支持
体としての紙には、蛍光染料を含有する場合があるが、
本発明においては、明瞭に識別できる範囲内であれば、
特に限定しない。
【0021】
【作用】本発明の情報識別シートは、支持体上に蛍光性
染顔料を染着又は含浸した天然或は合成パルプを含有す
る表面サイズ剤を塗工してなり、該パルプがランダムパ
ターンとなるように支持体塗層表面に存在してなる情報
識別シートであり、該情報識別シートに200〜380
nmの波長からなる紫外線を照射することにより、支持
体内の該パルプのランダムパターンを可視情報として記
録し、該ランダムパターンの記録を繰り返して同定でき
るものであり、該ランダムパターンは、該情報識別シー
ト1枚毎に、恰も人間の指紋のように“紙紋”として符
号化されているために、極めて偽造が困難なものとな
る。以上の理由から、本発明の情報識別シートは、従来
の技術に見られない作用を持つものである。
【0022】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の%は重量%を示す。
【0023】実施例1 濾水度350mlまで叩解したLBKPとNBKPの重
量比7:3の混合物100部に、紙中の含有量が7%に
なる量の沈降性炭酸カルシウム(商品名:TP−12
1、奥多摩工業社製)、アルキルケテンダイマーサイズ
剤(商品名:ハーコンW、ディックハーキュレス社製)
を0.1部、カチオン澱粉(商品名:ケイトF、王子ナ
ショナル社製)を0.7部含むスラリーを用い、坪量1
50g/m2の原紙を製造した。続いて、製造した原紙
を用い、サイズプレス装置により、ジアミノスチルベン
ジスルホン酸系化合物からなる蛍光染料により染着され
た広葉樹漂白パルプとポリビニルアルコールとを1:9
の混合比で混合した2%表面サイズ剤水性塗液を用い
て、塗工量が0.3g/m2となるように塗工して情報
識別シートを得た。ここで、蛍光染料で染着された該パ
ルプは、支持体塗層中に0.03g/m2塗設されてい
る。得られた情報識別シートは、通常の太陽光下では該
シート自体の地肌である白色として認識されるだけであ
ったが、ブラックライトによる紫外線照射下では、染着
された該パルプからなるランダムパターンの蛍光模様を
識別できた。更に、得られた情報識別シートの2種類の
ランダムパターンについて、蛍光強度、分布状態を測定
するために、島津製作所(株)製のクロマトスキャナー
CS−9000を用いて、350nmの紫外線照射下の
蛍光スペクトルを測定した。その測定結果について、図
1に示す。
【0024】比較例1 実施例1で使用した原紙に代えて、原紙配合中に実施例
1で使用した蛍光染料で染着された該パルプを0.02
部混合して、坪量150g/m2の原紙を製造した。こ
こで得た原紙(即ち、情報識別シート)には、該パルプ
が実施例1の情報識別シートを実質的に同量内添されて
いるものである。また、実施例1と同様にして蛍光スペ
クトルを測定した。その測定結果について、図2に示
す。
【0025】実施例1及び比較例1の測定結果につい
て、図1及び図2の蛍光スペクトルにより比較すると、
図1の場合には、図2に比較して明らかに蛍光強度が高
いことがわかる。このように、実施例1の結果は、支持
体の表層に該パルプが存在すれば、該パルプの含有量が
少なくても明瞭に識別できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の情報識別シートは、ブラックラ
イトのような特定の励起波長の光を照射したとき、支持
体上に塗工された蛍光性染顔料で染着又は含浸した天然
或は合成パルプに基づくランダムパターンの蛍光色を読
み取り、初期に読み取ったランダムパターンと同一であ
るかどうかを同定できるものである。即ち、1枚毎の情
報識別シートに特徴付けられた“紙紋”は、偽造が極め
て困難であり、偽造防止効果に優れており、その実用的
価値は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたシートAの蛍光強度、分布
状態を表した蛍光スペクトルである。
【図2】比較例1で得られたシートBの蛍光強度、分布
状態を表した蛍光スペクトルである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−122100(JP,A) 特開 平2−293500(JP,A) 特開 平6−8679(JP,A) 特開 平6−8678(JP,A) 特開 昭58−91893(JP,A) 特開 平4−82797(JP,A) 実開 平4−63281(JP,U) 実開 平4−52077(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/80 G11B 7/24 B42D 15/00 - 15/10 D21H 21/40 - 21/48 G06K 19/10 - 19/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に蛍光性染顔料を染着又は含浸
    した天然或は合成パルプを含有する表面サイズ剤を塗工
    してなり、該パルプが支持体塗層表面にランダムパター
    ンとなるように存在してなる情報識別シートであり、該
    情報識別シートに200〜380nmの波長からなる紫
    外線を照射することにより、支持体内の該パルプのラン
    ダムパターンを可視情報化して読み取り又は記録するも
    のであり、該ランダムパターンの情報を繰り返して同定
    できることを特徴とする情報識別シート。
  2. 【請求項2】 蛍光性染顔料を染着又は含浸した天然或
    は合成パルプを含有する表面サイズ剤が、支持体上に
    0.1〜3.0g/m2塗工されてなることを特徴とす
    る情報識別シート。
  3. 【請求項3】 支持体の裏面に磁気記録層を塗設してな
    ることを特徴とする請求項1記載の情報識別シート。
JP04182565A 1992-07-09 1992-07-09 情報識別シート Expired - Lifetime JP3138064B2 (ja)

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