JP3141282B2 - 乳飲料の製造方法並びに乳飲料 - Google Patents
乳飲料の製造方法並びに乳飲料Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乳飲料の製造方法
並びに乳飲料に係り、特に大豆粉の沈殿しない大豆粉入
り乳飲料の製造方法並びに乳飲料に関する。
並びに乳飲料に係り、特に大豆粉の沈殿しない大豆粉入
り乳飲料の製造方法並びに乳飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】大豆は良質な蛋白質と脂質に富み、欧米
では大豆インフラボンの研究が進んでおり、骨粗鬆症、
更年期障害、子宮ガン、乳ガン、心臓病等の予防になる
健康食品として、科学的研究の成果が発表されていて注
目されている。この大豆を牛乳と共に摂取することは理
にかなったことであり、黄粉を牛乳や粉ミルクと混ぜて
飲むこともおこなわれている。
では大豆インフラボンの研究が進んでおり、骨粗鬆症、
更年期障害、子宮ガン、乳ガン、心臓病等の予防になる
健康食品として、科学的研究の成果が発表されていて注
目されている。この大豆を牛乳と共に摂取することは理
にかなったことであり、黄粉を牛乳や粉ミルクと混ぜて
飲むこともおこなわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】市販されている黄粉
は、粒子が大きく、大豆は焙煎した後で粉砕されている
ため粒子が堅く、比重が重いために牛乳や粉ミルク液に
混入すると、すぐに沈殿してしまう。またこの黄粉を混
合した乳を飲むと、ザラザラした舌触りがあり、喉越し
がよくないという難点がある。従って牛乳等に黄粉を混
入した乳飲料を販売しようとするときには、黄粉の沈殿
の問題を解決しなければならない。例えば乳飲料内に安
定剤を入れて黄粉の沈殿を最小限に押さえようとするに
は、黄粉の粒度を160ないし180メッシュ以上の微
粉末にしなければならない。しかし黄粉を微粉末にする
には、加工コストがかかるだけでなく、製粉機の摩耗金
属粉が黄粉の中に入るという問題があり、また黄粉の沈
降を防ぐために、乳に対する黄粉の添加量を少なくせざ
るをえないという問題があり、これは黄粉を牛乳に入れ
るという目的から大きく外れるということから、商品コ
ンセプトを外れてしまうという難点がある。更に製造工
程において、黄粉を均質化する際、均質機に負荷がかか
り、均質バルブの摩耗を早める虞れがあり、プレート式
熱交換機、減菌器の加熱部のプレートが焦げ付きの可能
性があるという難点がある。この発明はこれらの実情に
鑑みて大豆の臭さがなく、粒子が小さくて沈殿が生じ
ず、喉越しのよい、しかも常温保存が可能な、大豆粉と
牛乳をミックスした乳飲料を提供することを目的として
開発されたものである。
は、粒子が大きく、大豆は焙煎した後で粉砕されている
ため粒子が堅く、比重が重いために牛乳や粉ミルク液に
混入すると、すぐに沈殿してしまう。またこの黄粉を混
合した乳を飲むと、ザラザラした舌触りがあり、喉越し
がよくないという難点がある。従って牛乳等に黄粉を混
入した乳飲料を販売しようとするときには、黄粉の沈殿
の問題を解決しなければならない。例えば乳飲料内に安
定剤を入れて黄粉の沈殿を最小限に押さえようとするに
は、黄粉の粒度を160ないし180メッシュ以上の微
粉末にしなければならない。しかし黄粉を微粉末にする
には、加工コストがかかるだけでなく、製粉機の摩耗金
属粉が黄粉の中に入るという問題があり、また黄粉の沈
降を防ぐために、乳に対する黄粉の添加量を少なくせざ
るをえないという問題があり、これは黄粉を牛乳に入れ
るという目的から大きく外れるということから、商品コ
ンセプトを外れてしまうという難点がある。更に製造工
程において、黄粉を均質化する際、均質機に負荷がかか
り、均質バルブの摩耗を早める虞れがあり、プレート式
熱交換機、減菌器の加熱部のプレートが焦げ付きの可能
性があるという難点がある。この発明はこれらの実情に
鑑みて大豆の臭さがなく、粒子が小さくて沈殿が生じ
ず、喉越しのよい、しかも常温保存が可能な、大豆粉と
牛乳をミックスした乳飲料を提供することを目的として
開発されたものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は前記課題を
解決し、目的を達成するために次のような技術的な手段
を講じた。
解決し、目的を達成するために次のような技術的な手段
を講じた。
【0005】焙煎していない未加工の生大豆を微粉末化
する工程と、生大豆粉を高温調合液に添加、攪拌して生
大豆の酵素を瞬時に失活させる工程と、均質機によるホ
モゲナイジング処理工程と冷却工程との結合による大豆
粉溶液を作る第一の工程と、調合水に副原料を添加混合
し、これに生乳を混合攪拌して主原料を作る第二の工程
と、前記大豆粉溶液を主原料に添加混合する第三の工程
の結合からなる乳飲料の製造方法、並びに、焙煎してい
ない生大豆微粉末を、含有酵素を失活させた状態で牛乳
中に分散させた乳飲料、から構成されている。
する工程と、生大豆粉を高温調合液に添加、攪拌して生
大豆の酵素を瞬時に失活させる工程と、均質機によるホ
モゲナイジング処理工程と冷却工程との結合による大豆
粉溶液を作る第一の工程と、調合水に副原料を添加混合
し、これに生乳を混合攪拌して主原料を作る第二の工程
と、前記大豆粉溶液を主原料に添加混合する第三の工程
の結合からなる乳飲料の製造方法、並びに、焙煎してい
ない生大豆微粉末を、含有酵素を失活させた状態で牛乳
中に分散させた乳飲料、から構成されている。
【0006】
【作用】上記のように構成されたこの発明は次のような
作用を有している。黄粉は大豆を焙煎して粉にすること
から粒子が堅いこと、粒子が大きいこと、比重が重いこ
と、という物理的な問題があるが、この発明において
は、焙煎しない未加工の生大豆を微粉末化したものを使
用することによって、均質機によって粒子を微細にする
事ができて、そのことから牛乳内における分散性が向上
したので、大豆粉が沈殿することがない。また飲む時に
ザラザラした感触がなくなり喉越しがよくなった。
作用を有している。黄粉は大豆を焙煎して粉にすること
から粒子が堅いこと、粒子が大きいこと、比重が重いこ
と、という物理的な問題があるが、この発明において
は、焙煎しない未加工の生大豆を微粉末化したものを使
用することによって、均質機によって粒子を微細にする
事ができて、そのことから牛乳内における分散性が向上
したので、大豆粉が沈殿することがない。また飲む時に
ザラザラした感触がなくなり喉越しがよくなった。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態例を説明す
る。第一の工程は次の通りである。
る。第一の工程は次の通りである。
【0008】調合液として水1000キロリットル以上
を90℃以上に加温する。この高温配合水中に焙煎して
いない未加工の生大豆を擂りつぶした生大豆微粉末約2
00キログラムを投入し素早く高速攪拌して、生大豆の
酵素を瞬時に失活させる。その後約15分間攪拌を継続
して大豆の臭気が少なくなった時点で香料バニラエッセ
ンスを約8キログラム添加して大豆粉に対するマスキン
グをする。この処理後70℃前後まで液温を降下させて
均質機を介してホモゲナイジング処理をして後、約10
℃以下に冷却して大豆粉溶液が得られる。
を90℃以上に加温する。この高温配合水中に焙煎して
いない未加工の生大豆を擂りつぶした生大豆微粉末約2
00キログラムを投入し素早く高速攪拌して、生大豆の
酵素を瞬時に失活させる。その後約15分間攪拌を継続
して大豆の臭気が少なくなった時点で香料バニラエッセ
ンスを約8キログラム添加して大豆粉に対するマスキン
グをする。この処理後70℃前後まで液温を降下させて
均質機を介してホモゲナイジング処理をして後、約10
℃以下に冷却して大豆粉溶液が得られる。
【0009】第二の工程は次の通りである。調合水に副
原料を添加、攪拌後に生乳を混合攪拌して主原料を作
る。配合割合例を示すと次のとおりである。
原料を添加、攪拌後に生乳を混合攪拌して主原料を作
る。配合割合例を示すと次のとおりである。
【0010】
【0011】次の第三工程として、前記主原料に対して
1.5%ないし5%、好ましくは2%ないし3%の割合
の大豆粉溶液と主原料とを同温度に調整保持して混合、
およそ15ないし30分間攪拌し、大豆の臭気につき官
能、理化学的検査を行う。約140℃で約二秒間減菌処
理後、ホモゲナイジング処理を行い、品質検査を通過し
たものについてパック詰めし、包装して出荷する。
1.5%ないし5%、好ましくは2%ないし3%の割合
の大豆粉溶液と主原料とを同温度に調整保持して混合、
およそ15ないし30分間攪拌し、大豆の臭気につき官
能、理化学的検査を行う。約140℃で約二秒間減菌処
理後、ホモゲナイジング処理を行い、品質検査を通過し
たものについてパック詰めし、包装して出荷する。
【0012】前記包装後の乳製品をガラスコップに入れ
て6時間後、12時間経過後、それぞれ観察したが、大
豆粉の沈殿は目視できなかった。また5人の試験員によ
る飲用試験をしたが、いずれも大豆粉のザラザラした舌
触り感はなく、喉越しが良好であるとの採点が得られ
た。更に、室温24℃においてパック詰め品を放置した
結果、1週間後において変質は見られず、90日間の耐
久保存テストでも問題はなく、常温での保存が可能なこ
とが認められた。
て6時間後、12時間経過後、それぞれ観察したが、大
豆粉の沈殿は目視できなかった。また5人の試験員によ
る飲用試験をしたが、いずれも大豆粉のザラザラした舌
触り感はなく、喉越しが良好であるとの採点が得られ
た。更に、室温24℃においてパック詰め品を放置した
結果、1週間後において変質は見られず、90日間の耐
久保存テストでも問題はなく、常温での保存が可能なこ
とが認められた。
【0013】前記副原料についてはこれに限定されるも
のではなく、適宜品種を増減することができる。配合量
についても適宜増減することができる。例えばココアの
香りづけをするためにつぎのような配合をした。
のではなく、適宜品種を増減することができる。配合量
についても適宜増減することができる。例えばココアの
香りづけをするためにつぎのような配合をした。
【0014】
【0015】このようにココアでフレーバリングするこ
とによって、若者の嗜好に合わせることができる。なお
配合種、配合量等については、季節、対象消費者、販売
地域等によって適宜変更することができる。
とによって、若者の嗜好に合わせることができる。なお
配合種、配合量等については、季節、対象消費者、販売
地域等によって適宜変更することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように構成されたこの発明は次の
ような優れた効果を有している。
ような優れた効果を有している。
【0017】1.焙煎していない未加工の生大豆を微粉
末にしたものを使用したことによって、均質機により大
豆粉の粒度を微細均質にすることができた。これによっ
て大豆粉を牛乳に添加しても通常の安定剤によって均等
に分散させることができるという効果がある。
末にしたものを使用したことによって、均質機により大
豆粉の粒度を微細均質にすることができた。これによっ
て大豆粉を牛乳に添加しても通常の安定剤によって均等
に分散させることができるという効果がある。
【0018】2.生大豆粉を使用したことによって大豆
粉の粒度が微細になったことから、飲用時において、大
豆粉のザラザラした舌触りがなく、喉越しが優れている
という効果がある。
粉の粒度が微細になったことから、飲用時において、大
豆粉のザラザラした舌触りがなく、喉越しが優れている
という効果がある。
【0019】3.大豆粉の粒度を微細にすることができ
た結果、飲料全体量に対して大豆粉を2パーセント以上
も添加することができ、商品の成分構成並びにコスト面
に大きく寄与し、大豆粉の沈降も生じないという効果が
ある。
た結果、飲料全体量に対して大豆粉を2パーセント以上
も添加することができ、商品の成分構成並びにコスト面
に大きく寄与し、大豆粉の沈降も生じないという効果が
ある。
【0020】4.生大豆粉を使用したことによって、粒
度が微細化され、硬度が黄粉より柔らかく、比重が軽く
なったため、均質機による処理において、負荷が軽減さ
れ、均質バルブの摩耗が少なく、熱交換、減菌器のプレ
ートの焦げつき等の問題が解決され、製造コスト面で負
担にならないという効果がある。
度が微細化され、硬度が黄粉より柔らかく、比重が軽く
なったため、均質機による処理において、負荷が軽減さ
れ、均質バルブの摩耗が少なく、熱交換、減菌器のプレ
ートの焦げつき等の問題が解決され、製造コスト面で負
担にならないという効果がある。
【0021】5.生大豆粉を高温処理してその酵素を瞬
時に失活させ脱気したので、大豆の臭気を著しく減少さ
せることができるという効果がある。
時に失活させ脱気したので、大豆の臭気を著しく減少さ
せることができるという効果がある。
【0022】6.生大豆を使用しているために実際の香
りは生臭いため、第一工程における高温攪拌時にマスキ
ング剤を添加したことによって大豆特有の後味の悪さを
改善することができるという効果がある。
りは生臭いため、第一工程における高温攪拌時にマスキ
ング剤を添加したことによって大豆特有の後味の悪さを
改善することができるという効果がある。
【0023】7.第三工程において、ホモゲナイジング
工程を結合させるとき、大豆粒子をより微細化、均一化
させることができ、牛乳内における分散性がより向上す
る効果がある。
工程を結合させるとき、大豆粒子をより微細化、均一化
させることができ、牛乳内における分散性がより向上す
る効果がある。
【0024】8.牛乳に大豆のすべての成分を加えるこ
とが出来たため、健康志向の理想的な飲乳料を提供する
ことができる効果がある。
とが出来たため、健康志向の理想的な飲乳料を提供する
ことができる効果がある。
【0025】9.ココアでフレーバリンクするものにお
いては、若者の嗜好に合う大豆ココア牛乳を容易に製造
することが出来る効果がある。
いては、若者の嗜好に合う大豆ココア牛乳を容易に製造
することが出来る効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23C 9/00 - 9/156 A23C 11/10 A23L 1/20
Claims (4)
- 【請求項1】 焙煎していない生大豆を微粉末化する工
程と、生大豆粉を高温調合液に添加、攪拌して生大豆の
酵素を瞬時に失活させる工程と、均質機によるホモゲナ
イジング処理工程と冷却工程との結合による大豆粉溶液
を作る第一の工程と、調合水に副原料を添加混合し、こ
れに生乳を混合攪拌して主原料を作る第二の工程と、前
記大豆粉溶液を主原料に保持して添加混合する第三の工
程の結合からなることを特徴とする乳飲料の製造方法。 - 【請求項2】 前記第一の工程中、ホモゲナイジング工
程前にマスキング剤を添加して大豆粉末の脱臭のための
マスキングをする工程を結合させることを特徴とする請
求項1に記載された乳飲料の製造方法。 - 【請求項3】 焙煎していない生大豆を微粉末化する工
程と、生大豆粉を高温調合液に添加、攪拌して生大豆の
酵素を瞬時に失活させる工程と、マスキング剤を添加
し、均質機によるホモゲナイジング処理工程と冷却工程
との結合による大豆粉溶液を作る第一の工程と、調合水
に副原料を添加混合し、これに生乳を混合攪拌して主原
料を作る第二の工程と、前記大豆粉溶液を主原料に添加
混合してホモゲナイジングする第三の工程の結合からな
ることを特徴とする乳飲料の製造方法。 - 【請求項4】 含有酵素が失活され、大豆微粉末にマス
キング剤でマスキングされた、焙煎していない生大豆微
粉末が含有された大豆粉溶液が、副原料を添加混合した
調合水と生牛乳が混合された主原料に分散されてなるこ
とを特徴とする乳飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09208548A JP3141282B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 乳飲料の製造方法並びに乳飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09208548A JP3141282B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 乳飲料の製造方法並びに乳飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1132674A JPH1132674A (ja) | 1999-02-09 |
| JP3141282B2 true JP3141282B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=16558015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09208548A Expired - Fee Related JP3141282B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 乳飲料の製造方法並びに乳飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3141282B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4119733A (en) * | 1977-05-13 | 1978-10-10 | Massachusetts Institute Of Technology | Method of making soybean beverages |
| JPS6055095B2 (ja) * | 1983-01-22 | 1985-12-03 | 鵤牧場牛乳処理株式会社 | 牛乳飲料 |
| JPS6324868A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-02 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 濃厚豆乳の製造法 |
| JPH0335768A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-15 | Katsuyo Hirota | ペースト状大豆の製造法とその主な利用法 |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP09208548A patent/JP3141282B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1132674A (ja) | 1999-02-09 |
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