JP3142409B2 - アンカー補強土壁の構造 - Google Patents
アンカー補強土壁の構造Info
- Publication number
- JP3142409B2 JP3142409B2 JP05027409A JP2740993A JP3142409B2 JP 3142409 B2 JP3142409 B2 JP 3142409B2 JP 05027409 A JP05027409 A JP 05027409A JP 2740993 A JP2740993 A JP 2740993A JP 3142409 B2 JP3142409 B2 JP 3142409B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- resistance
- wall material
- members
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアンカー補強土壁の構
造に係り、特に壁面材の裏込め材として粘性土を使用し
得て、安定に対する設計計算を容易とし得て、幅を小と
し得て、堅固な構造を実現し得て、施工を容易とし得る
とともにコストを低減し得るアンカー補強土壁の構造に
関する。
造に係り、特に壁面材の裏込め材として粘性土を使用し
得て、安定に対する設計計算を容易とし得て、幅を小と
し得て、堅固な構造を実現し得て、施工を容易とし得る
とともにコストを低減し得るアンカー補強土壁の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】アンカー補強土壁の構造としては、図6
に示すものがある。図6において、102は地盤、10
4は壁面材、106は盛土である。壁面材ブロック10
4aを水平方向に載置するとともに上下方向に重積され
て形成される壁面材104は、最下部を基礎108によ
り支持して地盤102に立設され、各壁面材ブロック1
04aの背面110に鉄筋等の抗張部材112の一端側
を取付具114により取付けて設ける。抗張部材112
の他端側は、盛土106に埋設されたアンカープレート
等の抵抗部材116に取付具118により取付けて設け
る。
に示すものがある。図6において、102は地盤、10
4は壁面材、106は盛土である。壁面材ブロック10
4aを水平方向に載置するとともに上下方向に重積され
て形成される壁面材104は、最下部を基礎108によ
り支持して地盤102に立設され、各壁面材ブロック1
04aの背面110に鉄筋等の抗張部材112の一端側
を取付具114により取付けて設ける。抗張部材112
の他端側は、盛土106に埋設されたアンカープレート
等の抵抗部材116に取付具118により取付けて設け
る。
【0003】壁面材104の構築に際しては、先ず、最
下部において水平方向に載置した複数の壁面材ブロック
104aと抵抗部材116とに抗張部材116を取付け
て盛土106を投入・転圧し、次いで、最下部の壁面材
ブロック104aに重積して水平方向に載置した複数の
壁面材ブロック104aと抵抗部材116とに盛土10
6上において抗張部材116を取付けて盛土106を投
入・転圧するという作業を、下部から上部に向かって層
状に順次に行う。このように構築される壁面材104
は、背面110に作用する土圧を複数の抵抗部材116
の引き抜き抵抗により支持する。
下部において水平方向に載置した複数の壁面材ブロック
104aと抵抗部材116とに抗張部材116を取付け
て盛土106を投入・転圧し、次いで、最下部の壁面材
ブロック104aに重積して水平方向に載置した複数の
壁面材ブロック104aと抵抗部材116とに盛土10
6上において抗張部材116を取付けて盛土106を投
入・転圧するという作業を、下部から上部に向かって層
状に順次に行う。このように構築される壁面材104
は、背面110に作用する土圧を複数の抵抗部材116
の引き抜き抵抗により支持する。
【0004】壁面材104と抵抗部材116との間の盛
土106は、壁面材104に水平方向の主働土圧を発生
させる主働土圧部位120と、抵抗部材116に引き抜
き抵抗を発生させる受働土圧部位122と、から構成さ
れる。
土106は、壁面材104に水平方向の主働土圧を発生
させる主働土圧部位120と、抵抗部材116に引き抜
き抵抗を発生させる受働土圧部位122と、から構成さ
れる。
【0005】抵抗部材116の抵抗は、図7に示す如く
抵抗部材116の受働土圧部位122による剪断引き抜
き抵抗、あるいは、図8に示す如く抵抗部材116の主
働土圧部位120による主働土圧と受働土圧部位122
による受動土圧との差圧からなる。壁部材104は、こ
のような抵抗部材116の抵抗により背面110に作用
する土圧を支持し、壁面材104と抵抗部材116との
間にアンカー補強土壁124を形成する。
抵抗部材116の受働土圧部位122による剪断引き抜
き抵抗、あるいは、図8に示す如く抵抗部材116の主
働土圧部位120による主働土圧と受働土圧部位122
による受動土圧との差圧からなる。壁部材104は、こ
のような抵抗部材116の抵抗により背面110に作用
する土圧を支持し、壁面材104と抵抗部材116との
間にアンカー補強土壁124を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のアン
カー補強土壁124の構造においては、壁面材104の
裏込め材として粘性土を用いる場合に、抵抗部材116
に常時引張荷重が作用することにより、クリープ変形が
起こる問題がある。しかし、このような問題に対して
は、安全性が確認されていないことにより、裏込め材と
して粘性土を使用することができない不都合があった。
また、剛性の不足により十分な内部安定が得られず、図
5に示す如く、土圧Pにより剪断変形するおそれがあ
り、堅固な構造を実現し得ない不都合があった。
カー補強土壁124の構造においては、壁面材104の
裏込め材として粘性土を用いる場合に、抵抗部材116
に常時引張荷重が作用することにより、クリープ変形が
起こる問題がある。しかし、このような問題に対して
は、安全性が確認されていないことにより、裏込め材と
して粘性土を使用することができない不都合があった。
また、剛性の不足により十分な内部安定が得られず、図
5に示す如く、土圧Pにより剪断変形するおそれがあ
り、堅固な構造を実現し得ない不都合があった。
【0007】また、従来のアンカー補強土壁124の構
造においては、壁面材104の背面110に作用する土
圧を複数の抵抗部材116の引き抜き抵抗により支持す
る構造であるため、内部安定、外部安定ともに力学モデ
ルの設定が複雑になり、安定に対する設計計算が困難で
ある不都合があった。
造においては、壁面材104の背面110に作用する土
圧を複数の抵抗部材116の引き抜き抵抗により支持す
る構造であるため、内部安定、外部安定ともに力学モデ
ルの設定が複雑になり、安定に対する設計計算が困難で
ある不都合があった。
【0008】さらに、従来のアンカー補強土壁124の
構造による支持部材112の抵抗は、壁面材104と抵
抗部材112との間の盛土106の幅Aにより決定され
る。したがって、十分な抵抗を得るためには、盛土10
6の幅Aを大きくする必要がある。このため、施工が困
難となるとともにコストが上昇する不都合があった。
構造による支持部材112の抵抗は、壁面材104と抵
抗部材112との間の盛土106の幅Aにより決定され
る。したがって、十分な抵抗を得るためには、盛土10
6の幅Aを大きくする必要がある。このため、施工が困
難となるとともにコストが上昇する不都合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、このような不都
合を解消すべく、この発明は、壁面材の背面に水平方向
及び上下方向に配列して複数の抗張部材の一端側を取付
けて設け、これら複数の抗張部材のうちの壁面材の背面
に上下方向に配列して一端側を取付けた抗張部材の他端
側を前記壁面材の背面と略平行に上下方向に配列して盛
土に埋設した複数の抵抗部材に前記抗張部材の各軸線が
交差するように取付けて設けたことを特徴とする。
合を解消すべく、この発明は、壁面材の背面に水平方向
及び上下方向に配列して複数の抗張部材の一端側を取付
けて設け、これら複数の抗張部材のうちの壁面材の背面
に上下方向に配列して一端側を取付けた抗張部材の他端
側を前記壁面材の背面と略平行に上下方向に配列して盛
土に埋設した複数の抵抗部材に前記抗張部材の各軸線が
交差するように取付けて設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、壁面材の背面に上下
方向に配列して一端側を取付けて設けた抗張部材の他端
側を、壁面材の背面と略平行に上下方向に配列して盛土
に埋設した複数の抵抗部材に、抗張部材の各軸線が交差
するように取付けて設けたことによって、上下方向に配
列して盛土に埋設した複数の抵抗部材部位に壁面材と略
平行な抵抗体の仮想壁を形成することができる。これに
より、前記壁面材と仮想壁との間にアンカー補強土壁を
設けた構造体を形成し得て、この構造体によって外側か
らの土圧に対してブロックとして抵抗する機能を発揮す
ることができる。
方向に配列して一端側を取付けて設けた抗張部材の他端
側を、壁面材の背面と略平行に上下方向に配列して盛土
に埋設した複数の抵抗部材に、抗張部材の各軸線が交差
するように取付けて設けたことによって、上下方向に配
列して盛土に埋設した複数の抵抗部材部位に壁面材と略
平行な抵抗体の仮想壁を形成することができる。これに
より、前記壁面材と仮想壁との間にアンカー補強土壁を
設けた構造体を形成し得て、この構造体によって外側か
らの土圧に対してブロックとして抵抗する機能を発揮す
ることができる。
【0011】また、壁面材の背面に水平方向に配列して
一端側を取付けて設けた抗張部材の他端側を、壁面材の
背面と略平行に上下方向に配列して盛土に埋設した複数
の抵抗部材に、抗張部材の各軸線が交差するように取付
けて設けたことによって、壁面材と抵抗部材部位の仮想
壁との間にアンカー補強土壁を設けて形成される構造体
について十分な剪断抵抗を得ることができる。
一端側を取付けて設けた抗張部材の他端側を、壁面材の
背面と略平行に上下方向に配列して盛土に埋設した複数
の抵抗部材に、抗張部材の各軸線が交差するように取付
けて設けたことによって、壁面材と抵抗部材部位の仮想
壁との間にアンカー補強土壁を設けて形成される構造体
について十分な剪断抵抗を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。
する。
【0013】図1〜図4は、この発明を実施例を示すも
のである。図1において、2は地盤、4は壁面材、6は
盛土である。壁面材ブロック4aを水平方向に載置する
とともに上下方向に重積して図示しない連結手段により
連結して形成される壁面材4は、最下部を基礎8により
支持して地盤2に立設される。壁面材ブロック4aの載
置・重積により形成される壁面材4の背面10には、複
数の鉄筋等の抗張部材12の一端側を取付具14により
取付けて設けている。これら複数の抗張部材12の他端
側は、壁面材4の背面10と略平行に水平方向及び上下
方向に配列して盛土6に埋設された複数の抵抗部材16
に夫々取付具18により取付けて設けている。
のである。図1において、2は地盤、4は壁面材、6は
盛土である。壁面材ブロック4aを水平方向に載置する
とともに上下方向に重積して図示しない連結手段により
連結して形成される壁面材4は、最下部を基礎8により
支持して地盤2に立設される。壁面材ブロック4aの載
置・重積により形成される壁面材4の背面10には、複
数の鉄筋等の抗張部材12の一端側を取付具14により
取付けて設けている。これら複数の抗張部材12の他端
側は、壁面材4の背面10と略平行に水平方向及び上下
方向に配列して盛土6に埋設された複数の抵抗部材16
に夫々取付具18により取付けて設けている。
【0014】前記複数の抵抗部材16は、壁面材4の背
面10と略平行に水平方向及び上下方向に配列して盛土
6に埋設している。前記壁面材4の背面10に一端側を
取付けた複数の抗張部材12のうちの、壁面材4の背面
10に上下方向に配列して一端側を取付けた抗張部材1
2の他端側は、壁面材4の背面10と略平行に上下方向
に配列して盛土6に埋設された複数の抵抗部材16に、
抗張部材12の各軸線Cが交差するように夫々取付けて
設けている。
面10と略平行に水平方向及び上下方向に配列して盛土
6に埋設している。前記壁面材4の背面10に一端側を
取付けた複数の抗張部材12のうちの、壁面材4の背面
10に上下方向に配列して一端側を取付けた抗張部材1
2の他端側は、壁面材4の背面10と略平行に上下方向
に配列して盛土6に埋設された複数の抵抗部材16に、
抗張部材12の各軸線Cが交差するように夫々取付けて
設けている。
【0015】この実施例において、壁面材4の背面10
の一の取付具14には、2本の抗張部材12の一端側を
合して取付けて設け、これら2本の抗張部材12の他端
側を各軸線Cが交差するように上下方向に拡開して、前
記一の取付具14に対向する部位の盛土6に埋設された
上下に隣接する2つの抵抗部材16の取付具18の各々
に取付けて設けている。
の一の取付具14には、2本の抗張部材12の一端側を
合して取付けて設け、これら2本の抗張部材12の他端
側を各軸線Cが交差するように上下方向に拡開して、前
記一の取付具14に対向する部位の盛土6に埋設された
上下に隣接する2つの抵抗部材16の取付具18の各々
に取付けて設けている。
【0016】また、一の抵抗部材16には、取付具18
に2本の抗張部材12の他端側を合して取付けて設け、
これら2本の抗張部材12の一端側を各軸線Cが交差す
るように上下方向に拡開して、前記一の抵抗部材16の
取付具18に対向する部位の壁面材4の背面10の上下
に隣接する2つの取付具14の各々に取付けて設けてい
る。
に2本の抗張部材12の他端側を合して取付けて設け、
これら2本の抗張部材12の一端側を各軸線Cが交差す
るように上下方向に拡開して、前記一の抵抗部材16の
取付具18に対向する部位の壁面材4の背面10の上下
に隣接する2つの取付具14の各々に取付けて設けてい
る。
【0017】これら複数の抗張部材12の壁面材4及び
抵抗部材16への取付けは、壁面材4の下部から上部に
向かって盛土の投入・転圧と交互に行われ、壁面材4を
支持する。
抵抗部材16への取付けは、壁面材4の下部から上部に
向かって盛土の投入・転圧と交互に行われ、壁面材4を
支持する。
【0018】次に作用を説明する。
【0019】壁面材4の構築に際しては、先ず、最下部
において複数の壁面材ブロック4aを水平方向に載置し
て図示しない連結手段により連結し、これら壁面材ブロ
ック4aの背面10の一の取付具14に2本の抗張部材
12の一端側を合して取付けて設け、これら2本の抗張
部材12の他端側を各軸線Cが交差するように上下方向
に拡開する。
において複数の壁面材ブロック4aを水平方向に載置し
て図示しない連結手段により連結し、これら壁面材ブロ
ック4aの背面10の一の取付具14に2本の抗張部材
12の一端側を合して取付けて設け、これら2本の抗張
部材12の他端側を各軸線Cが交差するように上下方向
に拡開する。
【0020】これら2本の抗張部材12のうちの下方に
指向させて取付けられた1本の抗張部材12は、他端側
を前記一の取付具14に対向する部位の盛土6に埋設さ
れた上下に隣接する2つの抵抗部材16のうちの、最下
部の抵抗部材16の取付具18に取付けて設ける。
指向させて取付けられた1本の抗張部材12は、他端側
を前記一の取付具14に対向する部位の盛土6に埋設さ
れた上下に隣接する2つの抵抗部材16のうちの、最下
部の抵抗部材16の取付具18に取付けて設ける。
【0021】この最下部の壁面材ブロック4aに下方に
指向させて取付けられた抗張部材12は、水平方向に載
置した複数の壁面材ブロック4a及び抵抗部材16の全
てに取付けて設け、これら下方に指向させて取付けられ
た抗張部材12上に盛土6を投入して転圧する。
指向させて取付けられた抗張部材12は、水平方向に載
置した複数の壁面材ブロック4a及び抵抗部材16の全
てに取付けて設け、これら下方に指向させて取付けられ
た抗張部材12上に盛土6を投入して転圧する。
【0022】次いで、前記最下部の壁面材ブロック4a
の取付具14に取付けられた2本の抗張部材12のうち
の、上方に指向させて取付けられた1本の抗張部材12
の他端側を、前記最下部の抵抗部材16の上部に配列さ
れた抵抗部材16の取付具18に転圧された盛土6上に
おいて取付けて設ける。
の取付具14に取付けられた2本の抗張部材12のうち
の、上方に指向させて取付けられた1本の抗張部材12
の他端側を、前記最下部の抵抗部材16の上部に配列さ
れた抵抗部材16の取付具18に転圧された盛土6上に
おいて取付けて設ける。
【0023】この最下部の壁面材ブロック4aに上方に
指向させて取付けられた抗張部材12は、水平方向に載
置した複数の壁面材ブロック4a及び抵抗部材16の全
てに取付けて設け、これら上方に指向させて取付けられ
た抗張部材12上に盛土6を投入して転圧する。
指向させて取付けられた抗張部材12は、水平方向に載
置した複数の壁面材ブロック4a及び抵抗部材16の全
てに取付けて設け、これら上方に指向させて取付けられ
た抗張部材12上に盛土6を投入して転圧する。
【0024】その後に、最下部の壁面材ブロック4aに
重積して複数の壁面材ブロック4aを水平方向に載置し
て連結し、前記と同様に抗張部材12を壁面材ブロック
4aと抵抗部材16とに取付ける。この抗張部材12の
壁面材ブロック4a及び抵抗部材16への取付けと盛土
6の投入・転圧との作業は、壁面材ブロック4aの重積
により下部から上部に向かって順次に行われ、壁面材4
の最上部まで達すると終了する。
重積して複数の壁面材ブロック4aを水平方向に載置し
て連結し、前記と同様に抗張部材12を壁面材ブロック
4aと抵抗部材16とに取付ける。この抗張部材12の
壁面材ブロック4a及び抵抗部材16への取付けと盛土
6の投入・転圧との作業は、壁面材ブロック4aの重積
により下部から上部に向かって順次に行われ、壁面材4
の最上部まで達すると終了する。
【0025】これにより、最下部を基礎8により支持し
て地盤2に立設される壁面材4は、壁面材4の背面10
と略平行に水平方向及び上下方向に配列して一端側を取
付けた複数の抗張部材12のうちの、壁面材4の背面1
0に上下方向に配列して一端側を取付けた抗張部材12
の他端側を、壁面材4の背面10と略平行に上下方向に
配列して盛土6に埋設された複数の抵抗部材16に、抗
張部材12の各軸線Cが交差するように夫々取付けて設
け、これら抗張部材12及び抵抗部材16により支持さ
れ、アンカー補強土壁24を形成する。
て地盤2に立設される壁面材4は、壁面材4の背面10
と略平行に水平方向及び上下方向に配列して一端側を取
付けた複数の抗張部材12のうちの、壁面材4の背面1
0に上下方向に配列して一端側を取付けた抗張部材12
の他端側を、壁面材4の背面10と略平行に上下方向に
配列して盛土6に埋設された複数の抵抗部材16に、抗
張部材12の各軸線Cが交差するように夫々取付けて設
け、これら抗張部材12及び抵抗部材16により支持さ
れ、アンカー補強土壁24を形成する。
【0026】このように構築された壁面材4の背面10
に一端側を取付けた複数の抗張部材12の各軸線Cが交
差するようにこれら抗張部材12の他端側の取付けられ
る抵抗部材16部位には、図2に示す如く、引き抜き抵
抗によって夫々圧力球根20が発生する。これらの圧力
球根20は、相互に干渉して連続する。
に一端側を取付けた複数の抗張部材12の各軸線Cが交
差するようにこれら抗張部材12の他端側の取付けられ
る抵抗部材16部位には、図2に示す如く、引き抜き抵
抗によって夫々圧力球根20が発生する。これらの圧力
球根20は、相互に干渉して連続する。
【0027】これにより、抵抗部材16部位には、図3
に示す如く、壁面材4の下部から上部に達する壁面材4
と略平行な抵抗体の仮想壁22が形成されることにな
る。
に示す如く、壁面材4の下部から上部に達する壁面材4
と略平行な抵抗体の仮想壁22が形成されることにな
る。
【0028】このため、壁面材4と抵抗部材16部位に
形成される仮想壁22とにより、壁面材4と仮想壁22
との間にアンカー補強土壁24を設けた構造体26が形
成されることになる。この構造体26は、2重矢板セル
と同様の形態となっている。
形成される仮想壁22とにより、壁面材4と仮想壁22
との間にアンカー補強土壁24を設けた構造体26が形
成されることになる。この構造体26は、2重矢板セル
と同様の形態となっている。
【0029】この構造体26の内的安定は、アンカー補
強土壁24によって壁面材4と仮想壁22とに均等に作
用する圧力により壁面材4と仮想壁22とが破壊されな
いように、壁面材4と仮想壁22とを連結する抗張部材
12によって抵抗することにより得られる。
強土壁24によって壁面材4と仮想壁22とに均等に作
用する圧力により壁面材4と仮想壁22とが破壊されな
いように、壁面材4と仮想壁22とを連結する抗張部材
12によって抵抗することにより得られる。
【0030】したがって、この構造体26の外的安定と
しては、構造体26の外側からの土圧Fに対してブロッ
クとして抵抗し得る形状であり、構造体26の外側から
の土圧Fに対して抵抗し得る重量があればよいことにな
る。
しては、構造体26の外側からの土圧Fに対してブロッ
クとして抵抗し得る形状であり、構造体26の外側から
の土圧Fに対して抵抗し得る重量があればよいことにな
る。
【0031】この結果、壁面材4と抵抗部材16部位に
形成される仮想壁22との間にアンカー補強土壁24を
設けて形成された構造体26は、外側からの土圧Fに対
してブロックとして抵抗する機能を発揮し得る構造とな
っている。
形成される仮想壁22との間にアンカー補強土壁24を
設けて形成された構造体26は、外側からの土圧Fに対
してブロックとして抵抗する機能を発揮し得る構造とな
っている。
【0032】このため、このアンカー補強土壁24の構
造によれば、壁面材4の裏込め材として、粘性土を使用
することができる。つまり、図6に示す従来の構造にお
いては、粘性土を用いる場合に、抵抗部材116に常時
引張荷重が作用することにより、クリープ変形が起こる
問題があるが、このような問題に対して安全性が確認さ
れていない。
造によれば、壁面材4の裏込め材として、粘性土を使用
することができる。つまり、図6に示す従来の構造にお
いては、粘性土を用いる場合に、抵抗部材116に常時
引張荷重が作用することにより、クリープ変形が起こる
問題があるが、このような問題に対して安全性が確認さ
れていない。
【0033】しかし、このアンカー補強土壁24の構造
によれば、抵抗部材16部位に形成される仮想壁22に
よって裏込め材が拘束された状態にあることから、粘性
土にも適用が可能となる。
によれば、抵抗部材16部位に形成される仮想壁22に
よって裏込め材が拘束された状態にあることから、粘性
土にも適用が可能となる。
【0034】また、このアンカー補強土壁24の構造に
よれば、複数の抗張部材12の各軸線Cが交差するよう
に、壁面材4及び抵抗部材16に抗張部材12を取付け
て設けたことによって、壁面材4と仮想壁22との間に
アンカー補強土壁24を設けて形成される構造体26に
ついて十分な剪断抵抗を得て、内的安定を高めることが
できる。
よれば、複数の抗張部材12の各軸線Cが交差するよう
に、壁面材4及び抵抗部材16に抗張部材12を取付け
て設けたことによって、壁面材4と仮想壁22との間に
アンカー補強土壁24を設けて形成される構造体26に
ついて十分な剪断抵抗を得て、内的安定を高めることが
できる。
【0035】このため、裏込め材による剪断抵抗が十分
に得られない条件であっても内部安定が得られ、剪断変
形を回避することができる。したがって、裏込め材が粘
性土の場合やアンカー補強土壁24の幅Aが十分に大き
く取れない場合であっても、十分な内部安定を得ること
ができることにより、堅固な構造の構築が可能になる。
言い換えれば、アンカー補強土壁24の幅Aを大きくす
ることなく、内部安定を高め得て、堅固な構造を実現す
ることができる。
に得られない条件であっても内部安定が得られ、剪断変
形を回避することができる。したがって、裏込め材が粘
性土の場合やアンカー補強土壁24の幅Aが十分に大き
く取れない場合であっても、十分な内部安定を得ること
ができることにより、堅固な構造の構築が可能になる。
言い換えれば、アンカー補強土壁24の幅Aを大きくす
ることなく、内部安定を高め得て、堅固な構造を実現す
ることができる。
【0036】また、このアンカー補強土壁24の構造に
よれば、内部安定、外部安定ともに単純な力学モデルを
設定できるため、安定に対する設計計算を容易とするこ
とができる。
よれば、内部安定、外部安定ともに単純な力学モデルを
設定できるため、安定に対する設計計算を容易とするこ
とができる。
【0037】さらに、このアンカー補強土壁24の構造
によれば外側からの土圧Fに対する抵抗は、自重Bと幅
Aとによって決定されるが、内部変形に対する抵抗が十
分であれば、幅Aをあまり大きくする必要がない。この
ため。アンカー補強土壁24の幅Aを小とすることがで
きることにより、施工を容易とし得るとともにコストを
低減し得る。
によれば外側からの土圧Fに対する抵抗は、自重Bと幅
Aとによって決定されるが、内部変形に対する抵抗が十
分であれば、幅Aをあまり大きくする必要がない。この
ため。アンカー補強土壁24の幅Aを小とすることがで
きることにより、施工を容易とし得るとともにコストを
低減し得る。
【0038】なお、抗張部材12は、図4に示す如く、
取付けることもできる。即ち、壁面材4の背面10の一
の取付具14には、2本の抗張部材12の一端側を合し
て取付けて設け、これら2本の抗張部材12の他端側を
隔開して、前記一の取付具14に対向する部位の盛土6
に埋設された一の抵抗部材16の上下に位置する2つの
抵抗部材16の取付具18の各々に取付けて設ける。
取付けることもできる。即ち、壁面材4の背面10の一
の取付具14には、2本の抗張部材12の一端側を合し
て取付けて設け、これら2本の抗張部材12の他端側を
隔開して、前記一の取付具14に対向する部位の盛土6
に埋設された一の抵抗部材16の上下に位置する2つの
抵抗部材16の取付具18の各々に取付けて設ける。
【0039】また、抵抗部材16の取付具18には、2
本の抗張部材12の他端側を合して取付けて設け、これ
ら2本の抗張部材12の一端側を隔開して、前記一の抵
抗部材16の取付具18に対向する部位の壁面材4の背
面10の一の取付具14の上下に位置する2つの取付具
14の各々に取付けて設けることもできる。
本の抗張部材12の他端側を合して取付けて設け、これ
ら2本の抗張部材12の一端側を隔開して、前記一の抵
抗部材16の取付具18に対向する部位の壁面材4の背
面10の一の取付具14の上下に位置する2つの取付具
14の各々に取付けて設けることもできる。
【0040】つまり、抗張部材12は、各軸線Cが交差
するように、壁面材4の背面10の一つおきの取付具1
4と盛土6に埋設された一つおきの抵抗部材16の取付
具18とに、夫々取付けて設けることもできる。これに
より、十分な内部安定を得ることができることにより、
堅固な構造の構築が可能になる。言い換えれば、アンカ
ー補強土壁24の幅Aを大きくすることなく、十分な内
部安定を得ることができる堅固な構造の構築が可能にな
る。
するように、壁面材4の背面10の一つおきの取付具1
4と盛土6に埋設された一つおきの抵抗部材16の取付
具18とに、夫々取付けて設けることもできる。これに
より、十分な内部安定を得ることができることにより、
堅固な構造の構築が可能になる。言い換えれば、アンカ
ー補強土壁24の幅Aを大きくすることなく、十分な内
部安定を得ることができる堅固な構造の構築が可能にな
る。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明によれば、壁面材
の背面に略平行に上下方向に指向させて盛土内に埋設し
た抵抗部材部位に仮想壁を形成し得て、壁面材とこの仮
想壁との間にアンカー補強土壁を設けた構造体を形成し
得て、しかも、形成される構造体について十分な剪断抵
抗を得て内的安定を高めることができる。これにより、
この構造体によって外側からの土圧に対してブロックと
して抵抗する機能を発揮することができる。
の背面に略平行に上下方向に指向させて盛土内に埋設し
た抵抗部材部位に仮想壁を形成し得て、壁面材とこの仮
想壁との間にアンカー補強土壁を設けた構造体を形成し
得て、しかも、形成される構造体について十分な剪断抵
抗を得て内的安定を高めることができる。これにより、
この構造体によって外側からの土圧に対してブロックと
して抵抗する機能を発揮することができる。
【0042】このため、壁面材の裏込め材として粘性土
を使用し得て、安定に対する設計計算を容易とし得て、
幅を小とし得て、堅固な構造を実現し得て、施工を容易
とし得るとともにコストを低減し得る。
を使用し得て、安定に対する設計計算を容易とし得て、
幅を小とし得て、堅固な構造を実現し得て、施工を容易
とし得るとともにコストを低減し得る。
【図1】この発明の実施例を示すアンカー補強土壁の構
造の断面図である。
造の断面図である。
【図2】圧力球根の説明図である。
【図3】壁面材と仮想壁とにより形成される構造体の断
面説明図である。
面説明図である。
【図4】抗張部材の別の取付状態を示す断面図である。
【図5】従来例のアンカー補強土壁の構造の剪断変形を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】従来例のアンカー補強土壁の構造の断面図であ
る。
る。
【図7】抵抗部材による抵抗の説明図である。
【図8】抵抗部材による別の抵抗の説明図である。
2 地盤 4 壁面材 6 盛土 8 基礎 10 背面 12 抗張部材 14 取付具 16 抵抗部材 18 取付具 20 圧力球根 22 仮想壁 24 アンカー補強土壁 26 構造体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−125720(JP,A) 実開 昭57−38849(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/18 E02D 5/80 103 E02D 29/02 303
Claims (1)
- 【請求項1】 壁面材の背面に水平方向及び上下方向に
配列して複数の抗張部材の一端側を取付けて設け、これ
ら複数の抗張部材のうちの壁面材の背面に上下方向に配
列して一端側を取付けた抗張部材の他端側を前記壁面材
の背面と略平行に上下方向に配列して盛土に埋設した複
数の抵抗部材に前記抗張部材の各軸線が交差するように
取付けて設けたことを特徴とするアンカー補強土壁の構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05027409A JP3142409B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | アンカー補強土壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05027409A JP3142409B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | アンカー補強土壁の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06220857A JPH06220857A (ja) | 1994-08-09 |
| JP3142409B2 true JP3142409B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=12220293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05027409A Expired - Fee Related JP3142409B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | アンカー補強土壁の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3142409B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6220857A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-01-29 | Daido Steel Co Ltd | 高強度ステンレス鋼 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP05027409A patent/JP3142409B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06220857A (ja) | 1994-08-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6238144B1 (en) | Retaining wall and fascia system | |
| JP2735786B2 (ja) | 補強土構造物の壁面構造 | |
| US6050749A (en) | Concrete masonry unit for reinforced retaining wall | |
| US6250038B1 (en) | Block for retaining wall and method for the construction of retaining wall using the same | |
| JP5254871B2 (ja) | 地盤改良工法及び地盤改良用構造物 | |
| JP2645899B2 (ja) | 固化工法を用いた高水平耐力基礎工法 | |
| JP3142409B2 (ja) | アンカー補強土壁の構造 | |
| CN217998163U (zh) | 一种经济型挡土墙结构 | |
| JP3177331B2 (ja) | アンカー補強土壁の構造 | |
| JP3154024B2 (ja) | アンカー補強土壁の構造 | |
| JPH06220855A (ja) | アンカー補強土壁の構造 | |
| CN115897656B (zh) | 一种经济型挡土墙结构及其设计施工方法 | |
| JPH06220858A (ja) | アンカー補強土壁の構造 | |
| JP2831551B2 (ja) | 補強土構造物 | |
| JP2849515B2 (ja) | 建築物の地下防振壁構造 | |
| JPS60138119A (ja) | 擁壁の支持構造 | |
| JP2629914B2 (ja) | 盛土構造 | |
| JP3210745B2 (ja) | 網状部材を使用して構築される急勾配盛土構造物 | |
| JPH0696856B2 (ja) | 補強土構造物 | |
| JP2590931Y2 (ja) | アンカープレート構造 | |
| JP2836492B2 (ja) | 粘性土地盤上建造物の最下階床の構築工法 | |
| KR100587506B1 (ko) | 익스팬디드 메탈 스크린과 프레임을 이용한 보강토 옹벽구조 | |
| JP2535757Y2 (ja) | 制振機構を有する地中連続壁 | |
| JPH07180155A (ja) | 土留擁壁 | |
| JPH11269847A (ja) | 桟 橋 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |