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JP3145231B2 - スパイラル形電極体の巻回形成装置 - Google Patents
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JP3145231B2 - スパイラル形電極体の巻回形成装置 - Google Patents

スパイラル形電極体の巻回形成装置

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JP3145231B2
JP3145231B2 JP15570693A JP15570693A JP3145231B2 JP 3145231 B2 JP3145231 B2 JP 3145231B2 JP 15570693 A JP15570693 A JP 15570693A JP 15570693 A JP15570693 A JP 15570693A JP 3145231 B2 JP3145231 B2 JP 3145231B2
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浩 浜田
知也 村田
敬司 福原
英寿 内藤
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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正極板と負極板とをセ
パレータを介してスパイラル状に巻回形成してなるスパ
イラル形電極体の巻回形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】筒形電池に用いられるスパイラル形電極
体を作る装置として、断面凹状の溝部が形成された摺動
ガイド用の上部及び下部ガイドブロックを長手方向に対
向配置し、左右いずれか一方のガイドブロックの凹状溝
部に正極板を設置し、他方のガイドブロックに負極板を
設置し、これら正極板及び負極板と段違いになるように
上部及び下部ガイドブロックの凹状溝部にセパレータを
設置し、前記正極板及び負極板の長手方向一端部を粘着
テープ等を介して前記セパレータの表面及び裏面にそれ
ぞれ固定した後、前記セパレータの長手方向中央を巻取
軸に挟んで回転させ、前記セパレータの表裏に前記正極
板及び負極板を積層させた状態でスパイラル状に巻回形
成する装置が用いられている。
【0003】このスパイラル形電極体の巻回形成装置
は、各ガイドブロックの凹状溝部はそれぞれ正極板,負
極板,及びセパレータの幅に対応して形成されており、
巻回作業時には正極板,負極板,及びセパレータは前記
凹状溝部内を摺動しつつこれにガイドされ、前記巻回軸
側に引き取られて巻回される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は前記セパレータはマイクロポーラスフィルムなどの極
めて薄いフィルムからできているため皺が発生しやす
く、各ガイドブロックの凹状溝部内に沿って精度良くガ
イドされるとは限らず、巻回途中で浮き上がったり、蛇
行したりして巻きずれが生じ、極端な場合、正極板と負
極板とが直接接触して内部短絡などの不良を起こすこと
がしばしばあった。
【0005】このような巻回不良の発生を防止するに
は、セパレータがガイドブロックの凹状溝部からずれな
いように注意深くガイドしながら巻回するほかなく、製
品歩留りを向上させるためには著しい作業効率の低下や
生産性低下を余儀無くされていた。
【0006】本発明は以上の問題を解決するものであっ
て、その目的は、巻回作業中のセパレータの巻きずれを
防止し、電極体の歩留り向上と作業効率向上とを図るよ
うにしたスパイラル形電極体の巻回形成装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のスパイラル形電極体の巻回形成装置では、
巻取軸と、ともに断面凹状の溝部が上面に形成された上
部ガイドブロックと下部ガイドブロックを積層したガイ
ドブロック対を該巻取軸の左右に対向配置させて二対有
しており、セパレータの一端側を該巻取軸の左右何れか
一方側に配設された上部ガイドブロックの該溝部内に配
置し、該セパレータの他端側を該巻取軸の他方側に配設
された下部ガイドブロックの該溝部内に配置し、前記一
方側に配設された下部ガイドブロックの該凹状溝部内に
正極板と負極板の何れか一方を配置するとともにこの極
板の該巻取軸側端部を該セパレータの下面に固定し、前
記他方側に配設された上部ガイドブロックの該凹状溝部
内に該正極板と該負極板の何れか他方を配置するととも
にこの極板の該巻取軸側端部を該セパレータの上面に固
定し、前記上部ガイドブロックの前記凹状溝部内に配置
されている前記セパレータの上に該上部ガイドブロック
の該凹状溝部に嵌合してその長手方向に摺動可能な重り
を載置し、前記セパレータの長手方向中央部を前記巻取
軸に係止し、該巻取軸を回転してなるのである。
【0008】また、好ましくは、前記下部ガイドブロッ
クの前記凹状溝部に設置された前記セパレータに対向す
る前記上部ガイドブロックの下面に、該セパレータを該
下部ブロックの該凹状溝部の内底面に弾性的に押圧した
状態で該巻取軸に巻回するためのクッション材を設けて
なるのである。
【0009】
【作用】前記の構成を有する本発明によれば、セパレー
タには重りによって適宜な荷重がかけられているので巻
回作業時にはセパレータに張力が加えられ、セパレータ
は緊張された状態で前記凹状溝部内を摺動しつつ所定の
巻取位置からずれることなく前記巻回軸に巻き取られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき添付図面を用
いて詳細に説明する。なお、以下の説明を通じて「紙面
に向かって左」あるいは「紙面に向かって右」という表
現を用いるが、これは説明上の便宜的なものであって、
特に本発明を限定するものではない。
【0011】図1〜図4は、この発明巻回装置を示す
ものである。この装置は、巻取軸1を挟んでその左右に
対向して摺動ガイド用の上部ガイドブロック2a,3a
及び下部ガイドブロック2b,3bを積層状態に配置し
ている。
【0012】これらのガイドブロック2a,2b,3
a,3cは、いずれもデルリンなどの滑りやすい材質か
ら構成される。図1及び図2の紙面向かって左側の上部
ガイドブロック2aは負極板4のガイド用であり、下部
ガイドブロック2bはセパレータ5のガイド用であり、
負極板4の長さに対応した長さを有し、それぞれの上面
に負極板4及びセパレータ5の幅に応じた幅で、適宜の
深さのガイド用の凹状溝部4a,5aが形成されてい
る。
【0013】また、同じく図1及び図2の紙面向かって
右側の上部ガイドブロック3aはセパレータ5のガイド
用で、また、下部ガイドブロック3bは正極板6のガイ
ド用で、正極板6の長さに対応した長さを有し、それぞ
れの上面にセパレータ5及び正極板6の幅に応じた幅
で、適宜の深さのガイド用の凹状溝部5a,6aが形成
されている。
【0014】なお、それぞれの幅についてみると、セパ
レータ5の幅が最も広く、次いで正極板6、負極板4の
順であり、凹状溝部4a,5a,6aの幅はこれらの寸
法を考慮して設定される。また、正極板6,負極板4に
は、電流取出し用リード部材が接続されるが、図示の複
雑化を避けるため、便宜上省略する。
【0015】以上の構成の巻回装置を用いてスパイラル
形電極体を製作するには、まず負極板4,正極板6をそ
れぞれ所定のガイドブロック2a,3bの凹状溝部4
a,6aに嵌合設置する。そして、セパレータ5はその
左右両側がそれぞれ負極板4及び正極板6と段違いにな
るように下部ガイドブロック2b及び上部ガイドブロッ
ク3aに設置される。
【0016】このとき、図1及び図2の向かって左側で
は、図2及び図3に示すように、ポリプロピレンなどの
滑性シート材からなる押圧部材としてのガイド板7をス
ポンジなどのクッション材8を介して上部ガイドブロッ
ク2aの下面に固設し、その上部ガイドブロック2aを
凹状溝部5aに設置されたセパレータ5に載置すること
で、ガイド板7がクッション材8によってセパレータ5
上に弾性的に押圧される。なお、ガイド板7を直接上部
ガイドブロック2aの下面に固設してもよいが、セパレ
ータ5の損傷を防止する上では、クッション材8を介し
て取り付けることが好ましい。
【0017】また、図1及び図2の向かって右側の上部
ガイドブロック3aにおいては、図4に示すように、凹
状溝部5aと嵌合して摺動する重り9をセパレータ5の
上に設置することで、セパレータ5はこの重り9に押さ
え付けられ、凹状溝部5aに対して押圧される。
【0018】さらに、図1及び図2の向かって左側の上
部ガイドブロック2aの上面には、負極板4が凹状溝部
4aから浮き上がるのを防止するための重り10を設置
する。なお、この重り10は荷重による負極板4の変形
を防止するため、負極板4に直接接触することなく単に
上部ガイドブロック2aの両側部突出上面に設置され
る。
【0019】次に、負極板4及び正極板6の長手方向の
対向端部を粘着テープ11によりセパレータ5の表面及
び裏面にそれぞれ貼付する。
【0020】以上の準備終了後、巻取軸1の一端部から
切込み形成された挾持部1aをセパレータ5の中央に直
交して差し込み、図中矢印方向に回転させると、セパレ
ータ5は前記凹状溝部5a内を摺動しつつガイドされな
がら前記巻回軸1側に引き寄せられてその外周に巻き付
けられる。
【0021】また、負極板4及び正極板6も、セパレー
タ5の表裏に密接した状態でそれぞれの溝部4a,6a
内を摺動しつつ巻取軸1側に引き寄せられて、セパレー
タ5を挟んでその表裏にスパイラル形に巻き付けられ
る。
【0022】このとき、図1及び図2の向かって左側に
位置するセパレータ5は、適度な摩擦力でガイド板7と
凹状溝部5aとの間に相対的な滑りを生じ、図1及び図
2の向かって右側に位置するセパレータ5は、重り9に
よって適宜な荷重を加えられた状態で凹状溝部5aに沿
って摺動しつつ巻取軸1側に引き寄せられるので、適度
な引張り荷重が作用している状態でそれぞれ凹状溝部5
a内を正確にガイドされ、十分な精度をもって巻回され
ることになる。
【0023】巻回終了後は、巻き終わり端部を前記と同
様の粘着テープ11で固定し、巻き上がった電極体を巻
回軸1から引き抜けば、巻回作業を終了する。
【0024】次に、本発明の巻回装置の効果を確認する
ために、一例としてスパイラル形リチウム電池につい
て、セパレータに加える引張り荷重と巻きずれ発生率及
びセパレータ損傷率との関係を調べたところ、表1に示
す結果を得た。
【0025】なお、セパレータは幅28mm,長さ600
mm,厚さ25μmのマイクロポーラスフィルム、負極板
4は幅23.5mm,長さ200mm,厚さ0.2mmの金属
リチウムシート、正極板6は幅26mm,長さ190mm,
厚さ0.5mmの二酸化マンガン合剤シートを用いた。ま
た、各ガイドブロック2a,2b,3a,3cはデルリ
ン製とし、その形状寸法は、長さ300mm,幅50mm,
厚さ5mm(凹状溝部を除く)とした。それぞれの凹状溝
部4a,5a,6aの幅及び深さ寸法は、前記セパレー
タ,負極板,及び正極板の寸法に準じて形成した。な
お、セパレータ5を押圧挾持する上部ガイドブロック2
aの下面には、長さ200mm,幅25mm,厚さ3mmのス
ポンジを介して、長さ250mm,幅27mm,厚さ1mmの
ポリプロピレンシートを貼り付けた。
【0026】
【表1】 表1に示す結果から、引張り荷重が0.01〜0.05
kgf では荷重が小さく巻きずれが生ずる場合があり、逆
に7〜10kgf に設定した場合には、その引張り荷重に
よってセパレータが破れるなどの損傷が発生することが
判明した。したがって、この例では0.1〜6kgf 程度
に設定することが望ましい。
【0027】次に、以上の結果に基づき、引張り荷重を
4kgf に設定した場合の本発明装置による巻回方法と、
無荷重で巻回を行う従来装置とを比較したところ、従来
装置では巻きずれ発生率が8/100であったのに対
し、本発明装置では1/100未満となり、本発明装置
による巻きずれ防止の効果が十分にあることを確認し
た。
【0028】なお、電池の容量や種類によってセパレー
タの厚さ,材質などに差があるので、例示した引張り荷
重の範囲に限らず、電池の種類に応じた最適荷重を設定
すればよいことはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、本発明によるスパイラル形電極体の巻回形成装置
あっては、セパレータに適宜な荷重がかけられ、セパレ
ータを巻回軸によって巻き取っていくときに、セパレー
タには常時張力が作用するので、セパレータはガイドブ
ロックに設けられた凹状溝部内に沿って摺動しつつ前記
巻回軸側に引き取られる。したがって、巻取り途中でセ
パレータに蛇行が生ずることがなく、巻きずれやそれに
よる正負極の短絡などの不具合を未然に防止できる。ま
た、巻きずれ防止に配慮しながら慎重に作業をする必要
があった従来の装置よりも作業速度が向上するので、歩
留り向上と併せて作業効率及び生産性も向上する利点が
ある。
【0030】さらに、下部ガイドブロックの凹状溝部に
設置されたセパレータに対向する上部ガイドブロックの
下面にクッション材を取り付けるとともにクッション材
によってセパレータを下部ブロックの凹状溝部の内底面
に弾性的に押圧した状態でセパレータを巻取軸に巻回し
てなる場合には巻取軸の両側のセパレータにバランスの
良い張力を作用させることが出来るとともに、クッショ
ン材は巻取り作業中のセパレータが損傷しないように保
護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置に用いる県会装置を示す斜視図であ
る。
【図2】同断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 巻回軸 2a,3a 上部ガイドブロック 2b,3b 下部ガイドブロック 4 負極板 5 セパレータ 6 正極板 4a,5a,6a 凹状溝部 7 ガイド板(押圧部材) 8 クッション材 9 重り 11 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 英寿 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−151986(JP,A) 特開 昭59−219868(JP,A) 実開 昭57−90574(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/04 H01M 10/00 - 10/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取軸と、該巻取軸を挟んでそれぞれの
    側にガイドブロック対を配設し、この各ガイドブロック
    対がともに断面凹状の溝部が上面に形成された上部ガイ
    ドブロックと下部ガイドブロックの積層構造からなるス
    パイラル形電極体の巻回形成装置であって、セパレータ
    の一端側を該巻取軸の左右何れか一方側に配設された上
    部ガイドブロックの該溝部内に配置し、該セパレータの
    他端側を該巻取軸の他方側に配設された下部ガイドブロ
    ックの該溝部内に配置し、前記一方側に配設された下部
    ガイドブロックの該凹状溝部内に正極板と負極板の何れ
    か一方を配置するとともにこの極板の該巻取軸側端部を
    該セパレータの下面に固定し、前記他方側に配設された
    上部ガイドブロックの該凹状溝部内に該正極板と該負極
    板の何れか他方を配置するとともにこの極板の該巻取軸
    側端部を該セパレータの上面に固定し、前記上部ガイド
    ブロックの前記凹状溝部内に配置されている前記セパレ
    ータの上に該上部ガイドブロックの該凹状溝部に嵌合し
    てその長手方向に摺動可能な重りを載置し、前記セパレ
    ータの長手方向中央部を前記巻取軸に係止し、該巻取軸
    を回転してなるスパイラル形電極体の巻回形成装置
  2. 【請求項2】 前記下部ガイドブロックの前記凹状溝部
    に設置された前記セパレータに対向する前記上部ガイド
    ブロックの下面にクッション材を取り付けるとともに該
    クッション材によって該セパレータを該下部ブロックの
    該凹状溝部の内底面に弾性的に押圧するようにしてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のスパイラル形電極体
    の巻回形成装置
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