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JP3145618B2 - 光ファイバ用フェルール - Google Patents
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JP3145618B2 - 光ファイバ用フェルール - Google Patents

光ファイバ用フェルール

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JP3145618B2
JP3145618B2 JP22412095A JP22412095A JP3145618B2 JP 3145618 B2 JP3145618 B2 JP 3145618B2 JP 22412095 A JP22412095 A JP 22412095A JP 22412095 A JP22412095 A JP 22412095A JP 3145618 B2 JP3145618 B2 JP 3145618B2
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    • G02B6/3835Means for centering or aligning the light guide within the ferrule using discs, bushings or the like
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等に使用さ
れる、光ファイバを相互に接続する光コネクタに搭載さ
れる、光ファイバ用フェルールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、光ファイバ2をアダ
プタ側に設置された光ファイバと相互連結するための光
コネクタCは、光ファイバ2が先端から露出するように
これを保持するフェルール1を図9のように後側からス
プリング3を付勢するようにプラスチックフレーム4内
に具備したものであって、図10に示すようにフェルー
ル1のバックボディ1aの大径部をプラスチックフレー
ム4に設けたツバ部11の孔壁の対向する位置に一対の
断面略長方形状の爪41、41が設けられ、上記バック
ボディ1aの大径部の対向する位置に設けられた割込凹
部12と嵌合させることによってフェルール1の回動を
防止し、接続損失を出来るだけ小さくするような構造と
なっていた。
【0003】特公平7−50217は、光ファイバ2に
搭載される従来の光ファイバ用フェルール(以下、フェ
ルールと略称する)であって、バックボディを超音波溶
着可能な樹脂材料で形成し、超音波にて加熱溶着するだ
けでファイバの樹脂コート層とフェルールを結合するフ
ェルールの発明が説明されており、このフェルールはバ
ックボディ側の貫通孔を大径孔とし、これを同側に形成
したテーパー孔を介してフェルール本体側の小径孔に連
続させたものとなっている。
【0004】また、図11はフェルールの円筒状本体1
bをセラミックで構成し、バックボディ1aを金属で構
成した従来のフェルール1を示し、このフェルール1で
は円筒状本体1b側にテーパー孔24と小径孔22を形
成してなるものである。
【0005】
【従来技術の課題】しかしながら、上記従来技術には以
下のような問題点があった。前記超音波溶着を利用する
従来のフェルールでは、フェルール本体とバックボディ
の接合端面に前記テーパー孔と小径孔の境界があり、こ
の部分ではテーパー孔と小径孔が完全に一致しておらず
大きな段差が存在していた。
【0006】ファイバーをフェルール内に挿入する際に
は、上記テーパー孔を挿入ガイドとして、フェルール本
体の小径孔にファイバを挿入するが、この時、小径孔に
対して斜めに進んできたファイバの先端は、前記段差に
引っ掛かり、そのショックでファイバ内に微小クラック
が生じたりするという問題点があった。
【0007】他方、後者のバックボディ1aを金属で構
成した従来のフェルール1においては、第一に、テーパ
ー孔24を形成するためにセラミック製の円筒状本体1
bを略円錐状に加工しなければならず手間と費用がかか
っていた。
【0008】また、円筒状本体1bにおいて小径孔22
とテーパー孔24の境界に端縁角部32があり、それに
よりファイバ表面に傷がついてしまう恐れがあった。
【0009】図12は、図11の部位Aを拡大した図で
あるが、インジェクション成形等により端縁角部32を
R状に作り得たとしても(左側)、その後小径孔22を
加工することにより端縁角部32は角状となる(右側)
ためである。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術の課題
に鑑みてなされたものであり、フェルール内にファイバ
を挿入する際に、ファイバが傷ついたり、内部に微小ク
ラックが発生したりすることがなく、且つ製作コストが
小さいフェルールを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決するため、本発明のフェルールは、セラミック製の円
筒状本体と金属製のバックボディーからなる光ファイバ
用フェルールであって、上記バックボディーの軸線方向
に形成された貫通孔を大径孔と小径孔とがテーパー孔を
介して連続する段付孔とし、さらに前記円筒状本体の後
端面に形成された貫通孔口縁を曲率半径R0.2〜0.
5mmの曲面状とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は、一実施形態のフェルール1を
示し、このフェルール1はジルコニア等のセラミック製
の円筒状本体1bにステンレススチール等の金属製のバ
ックボディ1aに嵌合してなるとともに、このフェルー
ル1の両端に開口し、且つ円筒状本体1bとバックボデ
ィ1aの軸線方向に延設する貫通孔21が設けられてい
る。
【0013】この貫通孔21について、円筒状本体1b
では小径孔22として一定径で形成され、他方、バック
ボディ1a側は円筒状本体1bとの接合面30近傍では
上記円筒状本体1bに設けられた小径孔22と実質的に
同一孔の小径孔23、そして、その後方にはファイバ挿
入ガイドとしてのテーパー孔24、さらに、その後方に
は大径孔25が設けられており、これら大径孔25とテ
ーパー孔24には、ファイバー挿入後、接着剤が充填さ
れてファイバを固定するようになっている。
【0014】このように構成される本実施形態によるフ
ェルール1は、セラミック製の円筒状本体1bと金属製
のバックボディ1aからなるフェルール1であって、上
記バックボディ1bの軸線方向に形成された貫通孔21
を大径孔25と小径孔23とからなる段付孔とし、テー
パー孔24と小径孔23の境界をバックボディ1a側に
て段差なく形成したため、ファイバをフェルール1内に
挿入する際に、ファイバ2がスムーズに小径孔23にガ
イドされ、またバックボディ1aの小径孔23と円筒状
本体1bの小径孔22との境界を通過させる時も、ファ
イバが直線的に通過することになるので、両小径孔2
2,23の境界に多少の段差があってもファイバ2が段
差に引っ掛かってファイバに傷がついたり、微小クラッ
クが発生するなどの問題が発生し難い。
【0015】図2は、図1の部位Bを拡大した図であ
り、小径孔22を加工(左側)した後にR形状(曲面
状)加工を行う。したがって、図12における端縁角部
32のような角部は存在せず、ファイバ表面に傷がつい
てしまう恐れはない。また、図3に示すように、ファイ
バ中心軸がバックボディ1a側の小径孔23の中心軸P
とずれて挿入された場合にも、ファイバ2の先端面が曲
面を滑るので、ファイバ2の引っ掛かりによる問題が発
生し難い。
【0016】また、円筒状本体1bの小径孔22の中心
軸Qとバックボディ1aの小径孔23の中心軸Pとの距
離Eは20μm 以下であることが好ましい。この距離が
20μm 以下であれば、ファイバ2が引っ掛かりによる
問題が発生することがほとんどなく、他方、20μm よ
り大きいとその可能性が若干大きくなる。
【0017】前記図3はこれらの位置関係を示した図で
あるが、円筒状本体1bの小径孔22は通常φ0.12
6となっている。
【0018】バックボディ1aの小径孔23は、本体円
筒状本体1bの小径孔22と同じ径であることが望まし
いが、互いの軸ずれ加工精度の問題からφ0.2程度に
設定せざるを得ない。
【0019】円筒状本体1bに設けられた小径孔22の
後端側の口縁について、曲面の曲率半径Rは大きいほど
良いが、加工コストとの兼ね合いと、ファイバの挿入性
の善し悪しから曲率半径はR0.2〜0.5mmが適当
である。
【0020】ファイバ2を挿入する際、ファイバ先端は
円筒状本体1bの小径孔22に導かれるが、この時Rと
の接線との角度が45°以下でなくてはスムーズに挿入
できない。すなわち、ファイバ2のズレはR(1−si
n45°)までしか許容できない。
【0021】バックボディ1aの小径孔23内でファイ
バが端に最も寄ったときを考えると、小径孔23がφ
0.2、ファイバ2の外形がφ0.125であるから、
ファイバ2の中心軸Rとバックボディ1aの小径孔23
の中心軸Pとの距離は0.0375となる。
【0022】ここで、円筒状本体1bの小径孔22の中
心軸Qとバックボディ1aの小径孔の中心軸Pとの距離
をEとすると、 E+0.0375<R(1−sin45°) の関係が成り立つ。
【0023】すなわち、E+0.0375<0.2(1
−0.707)よりE<0.0211となり、円筒状本
体1bの小径孔22の中心軸Qとバックボディ1aの小
径孔の中心軸Pとの距離Eは、20μm 以下であること
が好ましいと判る。
【0024】また、図4に示すバックボディー1aのテ
ーパー孔24のテーパー角度としては10°〜90°で
あることが望ましい。これは10°未満の場合、テーパ
ー部分の長さが大きくなりすぎるためにバックボディ1
aの加工が困難となり、他方、90°を越えるとファイ
バ2がテーパー部に沿って滑る際の抵抗が大きいた。
【0025】め、作業性の悪化を招くためである。
【0026】図5乃至図7に本発明の別実施態様を示
し、図5に示すフェルール1は、バックボディ1aの大
径孔25と小径孔23がR曲面を介して連続するように
構成したもの、図6のフェルール1は、大径孔25と小
径孔23の間に2段のテーパー孔24,24を形成した
もの、図7のフェルール1は、大径孔25と小径孔24
の間に中間孔26を形成し、それぞれテーパー孔24を
介して連続するようになしたものである。これらのフェ
ルール1はいずれも、ファイバ2がスムーズにガイドさ
れフェルール1内に装着されるよう工夫したものであ
る。
【0027】
【実施例1】図1に示す本発明のフェルール1におい
て、 円筒状本体の小径孔:φ0.126 バックボディ1aの小径孔:φ0.2 バックボディ1aのテーパー孔24のテーパー角度:6
0° 且つ、円筒状本体1bの小径孔23の中心軸Pとバック
ボディの中心軸Qの距離Eを表1に示すように変え、以
下のように実験を行った。なお、上記距離Eはバックボ
ディ1a単体における大径孔33と小径孔23との軸ズ
レを真円度測定器にて測定した。フェルール1の小径孔
22と外径との軸ズレは0.5μm 以下であるため無視
した。
【0028】これらの各サンプルについて、実際にファ
イバを挿入し、スムーズに挿入できるかどうかを確認し
た。その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1に示すように軸間距離Eが20μm 以
下の場合には、全く問題がなく、また40μm 未満の場
合も挿入は可能であったが引っ掛かりがあった。これに
対して軸間距離Eが40μm では挿入不可能であった。
【0031】
【発明の効果】叙上のように本発明によれば、セラミッ
ク製の円筒状本体と金属製あるいはプラスチック製のバ
ックボディからなるフェルールにおいて、バックボディ
の軸線方向に形成された貫通孔を大径孔と小径孔とから
なる段付孔とし、テーパー孔をバックボディ側に形成し
たことにより、セラミック製の円筒状本体の後端側を略
円錐状に加工する必要がなく、手間、費用ともにかから
ず、製造コスト上有利である。
【0032】また、テーパー孔と小径孔の境界をバック
ボディ側にて段差なく形成したため、ファイバをフェル
ール内に挿入する際に、ファイバがスムーズに小径孔に
ガイドされ、またバックボディの小径孔と円筒状本体の
小径孔との境界を通過させる時も、ファイバが直線的に
通過することになるので、両小径孔の境界に多少の段差
があってもファイバが段差に引っ掛かってファイバに傷
がついたり、微小クラックが発生するなどの問題が発生
し難い。
【0033】更に、円筒状本体の小径孔入口はR形状
(曲面状)となっているため、端縁角部によってファイ
バ表面に傷がつく恐れはない。
【0034】以上のように本発明は優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による光ファイバ用フェル
ールの断面図である。
【図2】図1の部位Bの拡大断面図である。
【図3】図1の部位Bの拡大断面図である。
【図4】図2の光ファイバ用フェルールのテーパー孔の
テーパー角度を示すフェルールの断面図である。
【図5】本発明の他実施形態による光ファイバ用フェル
ールの断面図である。
【図6】本発明の他実施形態による光ファイバ用フェル
ールの断面図である。
【図7】本発明の他実施形態による光ファイバ用フェル
ールの断面図である。
【図8】光ファイバ用フェルールの構造を示す斜視図で
ある。
【図9】光コネクタの構造を示す断面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】従来の光ファイバ用フェルールの断面図であ
る。
【図12】図11の部位Aの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 (光ファイバ用)フェルール 1a バックボディ 1b 円筒状本体 2 光ファイバ 21 貫通孔 22,23 小径孔 24 テーパー孔 25 大径孔 26 中間孔 P 小径孔23の中心軸 Q 小径孔22の中心軸 E 距離 A,B 部位

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを嵌挿するため軸方向に貫通
    孔が形成されたセラミック製の円筒状本体と該円筒状本
    体の後端側を固定保持する金属製あるいはプラスチック
    製のバックボディーからなる光ファイバ用フェルールで
    あって、上記バックボディーの軸線方向に形成された貫
    通孔が大径孔と小径孔とがテーパー孔を介して連続する
    段付孔をなすとともに、前記円筒状本体の後端面に形成
    された貫通孔口縁を曲率半径R0.2〜0.5mmの曲
    面状としたことを特徴とする請求項1の光ファイバ用フ
    ェルール。
  2. 【請求項2】 前記円筒状本体の貫通孔の中心軸と前記
    バックボディーの小径孔の中心軸のズレ距離が20μm
    以下であることを特徴とする請求項1の光ファイバ用フ
    ェルール。
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