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JP3148571B2 - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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JP3148571B2 - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置

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JP3148571B2 JP15115595A JP15115595A JP3148571B2 JP 3148571 B2 JP3148571 B2 JP 3148571B2 JP 15115595 A JP15115595 A JP 15115595A JP 15115595 A JP15115595 A JP 15115595A JP 3148571 B2 JP3148571 B2 JP 3148571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体、該電子
写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は適用される電子写真プ
ロセスに応じた感度、電気特性、光学特性を備えている
ことが必要であるが、更に、繰り返し使用される感光体
にあっては、表面層に帯電、トナ−現像、紙への転写、
クリ−ニング等のプロセスにより電気的、機械的外力が
直接加えられるため、それらに対する耐久性も要求され
る。
【0003】具体的には摩擦による表面の摩耗、傷の発
生、また高温下における表面の劣化等に対する耐久性が
要求される。またトナ−による現像、クリ−ニングの繰
り返しにより表面層へトナ−が付着するという問題があ
り、これに対して表面層のクリ−ニング性の向上が求め
られる。
【0004】上記のような表面層に要求される特性を満
たすため種々の方法が検討されているが、その中でフッ
素系樹脂粒子を分散させた樹脂層を表面層に設ける手段
は効果的である。フッ素系樹脂粒子を分散させることに
より表面層の摩擦係数が減少し、クリーニング性、摩耗
や傷に対する耐久性が向上する作用がある。これ等の作
用はフッ素系樹脂粒子の増量により更に向上する。しか
しながら、そうした場合のフッ素系樹脂粒子の分散にお
いて、その分散性、凝集性に問題があり、均一で平滑な
膜を形成することが困難となり、得られた表面層は画像
ムラやピンホール等の画像欠陥を有することが避けられ
なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
層の摩擦係数を効果的に減少させ、クリ−ニング性、摩
耗や傷に対する耐久性を有し、かつ、繰り返しの電子写
真プロセスにおいて常に高品位の画像が得られる電子写
真感光体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性支持体上
に感光層を有する電子写真感光体において、該電子写真
感光体の表面層フッ素系樹脂粒子として4−フッ化エ
チレン樹脂粒子を含有し、該4−フッ化エチレン樹脂粒
子のX線回折パターンのピーク(2θ=18付近)の半
値巾が0.28以上であることを特徴とする電子写真感
光体から構成される。
【0007】フッ素系樹脂粒子のX線回折パタ−ンを図
1に示す。
【0008】一般的に半値巾はその材料の結晶性に依存
し、結晶性が高いほど小さい値となる。即ち、本発明に
おいては、結晶性が低く、伸び率の高いフッ素系樹脂粒
子を含有させることにより、より効果的に摩擦係数を減
少させ、クリ−ニング性の向上、摩耗や傷に対する耐久
性を向上させるものである。
【0009】フッ素系樹脂粒子の結晶性としては、X線
回折パタ−ンの2θ=18付近の半値巾が0.28以上
のものが好ましい。0.28以下の半値巾をもつフッ素
系樹脂粒子では結晶性が高いために、フッ素系樹脂粒子
の伸び率が悪く、表面層上を十分覆うことができなくな
る。その結果、効果的に摩擦係数を減少させることがで
きないためにクリ−ニング性、摩耗や傷に対する耐久性
を十分に向上させることができなくなる。
【0010】フッ素系樹脂粒子の結晶性を低下させる方
法としては、その製造過程において、加熱処理、成形時
の冷却速度を上げる等の方法が挙げられる。
【0011】加熱処理の例としては、温風乾燥機、真空
乾燥機、電気炉、赤外線加熱炉、遠赤外線加熱炉等が挙
げられる。
【0012】加熱処理温度としては、フッ素系樹脂粒子
のTg(ガラス転移温度)以上で、かつフッ素系樹脂粒
子が熱分解しない温度が必要である。具体的には140
〜280℃が好ましく、特に160〜260℃が好まし
い。加熱処理温度が140以下であるときは、長時間
の加熱処理によっても結晶性を低下させることができ
ず、クリーニング性、摩耗や傷に対する耐久性を十分に
向上させることができない。また、280℃以上である
ときは、フッ素系樹脂粒子が熱分解を起こしてしまう。
【0013】成形時の冷却速度としては、フッ素系樹脂
粒子の結晶性が高くならない速度が必要である。具体的
には50℃/h以上が好ましく、特に100℃/h以上
が好ましい。冷却速度が50℃/h以下の時はフッ素系
樹脂粒子の結晶性が高くなってしまうため、クリ−ニン
グ性、摩耗や傷に対する耐久性を十分に向上させること
ができない。
【0014】放射線処理の例としては、電子線、γ線等
による方法が挙げられる。放射線による処理条件として
は10Mrad以上が好ましく、特に15Mrad以上
が好ましい。処理条件が10Mrad以下の場合はフッ
素系樹脂粒子の結晶性は低下せずクリ−ニング性、摩耗
や傷に対する耐久性を十分に向上させることができな
い。。
【0015】フッ素系樹脂粒子としては、4−フッ化エ
チレン樹脂が耐摩耗性を向上させる上で好適である。こ
の樹脂の1種または2種以上を混合して用いてもよい。
樹脂の分子量や粒子の粒径は、適宜選択することがで
き、特に制限されるものではない。また、上記以外の減
摩耗剤、潤滑剤と混合してもよい。また、必要に応じ
て、分散助剤、界面活性剤等を用いてもよい。分散助剤
として良好なものとしてフッ素系クシ型グラフトポリマ
−が挙げられる。
【0016】フッ素系クシ型グラフトポリマ−は、各分
子鎖の片末端に重合性の官能基を有する分子量が100
0から10000程度の比較的低分子量のオリゴマ−か
らなるマクロモノマ−とフッ素系重合性モノマ−を共重
合して得られるものであり、フッ素系重合体が幹にマク
ロモノマ−の重合体が板状にぶらさがった構造を有して
いる。
【0017】マクロモノマ−にはグラフトポリマ−を添
加する樹脂が親和性のあるものが選択され、例えばアク
リル酸エステル類、メタクリル酸エステルあるいはスチ
レン化合物等の重合体や共重合体が用いられる。
【0018】一方、フッ素系重合性モノマ−としては、
下記一般式(1)〜(6)に記載するような側鎖にフッ
素原子を有する重合性モノマ−の1種あるいは2種以上
が用いられるが、これに限定されるものではない。 一般式(1)
【化1】 一般式(2)
【化2】 一般式(3)
【化3】 一般式(4)
【化4】 一般式(5)
【化5】 一般式(6)
【化6】 式中、R1 は水素原子またはメチル基を表わし、R2
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基ま
たはニトリル基を表わし、その数種類の組み合わせでも
よい。nは1以上の整数、mは1〜5の整数、kは1〜
4の整数であり、m+k=5である。
【0019】フッ素系クシ型グラフトポリマ−中におけ
るフッ素系モノマ−残基の含量は、フッ素系クシ型グラ
フトポリマ−中5〜90重量%が好ましく、10〜70
重量%がさらに好ましい。フッ素系モノマ−の含量が5
重量%未満では、疎水化の改質効果は十分に発揮でき
ず、また、フッ素系モノマ−残基の含量が90重量%を
超えるとマクロモノマ−との溶解性が悪くなる。
【0020】バインダ−樹脂の例としては、ポリカ−ボ
ネ−ト樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラ−ル
樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノ−ル
樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等
が挙げられる。
【0021】表面層におけるフッ素系樹脂粒子の比率は
フッ素系樹脂粒子の種類、感光層の構成によって適宜選
択される。添加量が多いと、光の透過率が低下して感度
が低下したり、像露光の光が散乱して画像に滲みが生じ
る等の弊害を招く。また、添加量が少ないと、摩耗し易
く本発明の効果が十分に発揮されない。表面層に対し
て、一般に0.1〜50重量%、特に好ましくは0.2
〜40重量%である。
【0022】次に電子写真感光体の作成について説明す
る。本発明の電子写真感光体を作成するための塗布液の
調製方法の例としては、バインダ−樹脂、電荷輸送物質
等を溶媒と共にフッ素系樹脂粒子を同時に分散する方
法、また、フッ素系樹脂粒子を予め分散して分散液を調
製し、これを塗布液に混合する方法が挙げられる。本発
明の電子写真感光体用塗布液またはフッ素系樹脂粒子分
散液の調製に当たっては単なる撹拌混合でもよいが、必
要に応じてボ−ルミル、ロ−ルミル、サンドミル等の分
散手段を用いる。
【0023】上記溶媒としては、塗布液中のバインダ−
樹脂、電荷輸送物質に対する溶解性、顔料に対する分散
性、塗布性に対して良好なものを選定する。
【0024】導電性支持体の材質の例としては、アルミ
ニウム、銅、ニッケル、銀等の金属またはこれ等の合
金、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化スズ等の導
電性金属酸化物、カ−ボンファイバ−、カ−ボンブラ
ク、グラファイト粉末と樹脂を混合成型したもの等が挙
げられる。
【0025】更に、支持体上の欠陥の被覆、支持体の保
護のために導電層を設けることができる例えばアルミ
ニウム、銅、ニッケル等の金属粉体、酸化アンチモン、
酸化インジウム、酸化スズ等の導電性金属酸化物、ポリ
ピロール、ポリアニリン、高分子電解質等の高分子導電
材料、カーボンファバー、カーボンブラック、グラフ
ァイト粉末またはこれ等導電性物質で表面を被覆した導
電性粉体等の導電性物質をアクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニ
ルブチラール樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、
光硬化性樹脂等のバインダー樹脂に分散したもの、更
に、必要に応じ添加剤を加えたものを支持体上に塗布
したものが挙げられる。
【0026】更に、感光層の接着性向上、導電性支持体
からの電荷注入性の改良のために中間層を設けることが
できる。中間層の材料としては、例えばゼラチン、エチ
レン・アクリル酸コポリマ−、ニトロセルロ−ス樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコ−ル樹脂等の樹脂が
挙げられ、これ等は適当な溶剤に溶解して導電性支持体
上に塗布する。更に必要に応じて添加剤を加えることも
できる。
【0027】感光層は単一構造でも、電荷発生層と電荷
輸送層に機能分離した積層構造でもよい。
【0028】積層構造感光体の電荷発生層用材料として
は、例えばアゾ顔料、フタロシアニン顔料、キノン顔
料、ペリレン顔料、インジゴ顔料等の電荷発生物質を、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビ
ニルベンザール樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等
のバインダー樹脂に分散したものが挙げられ、適当な溶
媒に分散して塗布液とし、更に、必要に応じた添加剤を
加えることもできる。
【0029】電荷輸送層用材料としては、例えばヒドラ
ゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合
物、オキサゾ−ル系化合物、チアゾ−ル系化合物、トリ
アリ−ルメタン系化合物等の電荷輸送物質を、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリ、ポリビニルブチラ−ル樹脂、ポリビニ
ルベンザ−ル樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹
脂、フェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等
のバインダ−樹脂をメタノ−ル、エタノ−ル、ブタノ−
ル、イソプロピルアルコ−ル等のアルコ−ル類、メチル
エチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類、ジエチルエ−テル、テト
ラヒドロフラン等のエ−テル類、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル等のエステル類、ノルマルヘキサン、石油エ−テ
ル、トルエン等の炭化水素類、モノクロルベンゼン、ジ
クロロメタン等のハロゲン化炭化水素類等、その他適当
な溶媒に分散したものに分散し、塗布液とする。更に、
必要に応じた添加剤を加えることができる。また導電性
ポリマ−を電荷輸送層用材料とすることができる。
【0030】また、本発明において用いられる塗布方法
としては、浸漬塗布法、スプレ−塗布法、ロ−ルコ−タ
塗布法、グラビアコ−タ塗布法等が適用できる。
【0031】本発明において、フッ素系樹脂粒子を含有
させる層としては感光層の表面層(直接トナ−及び現像
装置、クリ−ニング装置等に接する層)に適用すること
が有効である。即ち、感光層の層構成として、単一層構
造のものでは感光層に、電荷発生層上に電荷輸送層を積
層した積層構造のものでは電荷輸送層に、電荷輸送層上
に電荷発生層を積層し、更にその上に導電層を形成した
構造の積層感光体では導電層に、感光層上に保護層を形
成した感光体では保護層に用いる。
【0032】本発明の電子写真感光体は複写機、レ−ザ
−ビ−ムプリンタ−、LEDプリンタ−、液晶シャッタ
−プリンタ−等の電子写真装置一般に用いる感光ドラム
に適用できる。
【0033】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段から
なる群より選ばれる少なくとも1つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカ−トリッジから構成される。
【0034】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有
することをを特徴とする電子写真装置から構成される。
【0035】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感
光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電
手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査
露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
【0036】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。尚、一次帯電手段3が帯電ロ−
ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必
ずしも必要ではない。
【0037】本発明においては、上述の感光体1、一次
帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを
複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ
化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすること
ができる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写
機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透
過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、
信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの
走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの
駆動等により照射される光である。
【0038】一方、ファクシミリのプリンタ−として使
用する場合には、画像露光光4は受信デ−タをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。コントロ−ラ−14は画像
読取部13とプリンタ−22を制御する。コントロ−ラ
−14の全体はCPU20により制御されている。画像
読取部13からの読取デ−タは、送信回路16を通して
相手局に送信される。相手局から受けたデ−タは受信回
路15を通してプリンタ−22に送られる。画像メモリ
には所定の画像デ−タが記憶される。プリンタ−コント
ロ−ラ−21はプリンタ−22を制御している。17は
電話である。回線18から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモ−ト端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ぺ−ジの画像が画像メモリ19に格納
されると、そのペ−ジの画像記録を行う。CPU20
は、画像メモリ19から1ペ−ジの画像情報を読み出
し、プリンタ−コントロ−ラ−21に複号化された1ペ
−ジの画像情報を送出する。プリンタ−コントロ−ラ−
21は、CPU20からの1ペ−ジの画像情報を受け取
ると、そのペ−ジの画像情報記録を行うべくプリンタ−
22を制御する。CPU20は、プリンタ−22による
記録中に、次のペ−ジの受信を行っている。このように
して、画像の受信と記録が行われる。
【0039】
【実施例】
実施例1 導電層塗布工程として、10%の酸化アンチモンを含有
する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン2000重量
部、フェノ−ル樹脂2500重量部、メチルセロソルブ
2000重量部、メタノ−ル500重量をφ1mmガラ
スビ−ズを用いたサンドミル装置で2時間分散して導電
層用塗布液を調製した。アルミニウムシリンダ−(φ3
0mm×360mm、肉厚5mm)上に上記塗布液を浸
漬塗布し、160℃で25分乾燥し、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0040】次に中間層塗布工程として、再沈精製した
N−メトキシメチル化ナイロン6を1000重量部と
6,12,66,610共重合ナイロン250重量部を
メタノ−ル5000重量部、ブタノ−ル5000重量部
に溶解し、中間層用塗布液を調製した。前記導電層を形
成したアルミニウムシリンダ−上に上記塗布液を浸漬塗
布し、95℃で7分間乾燥し、膜厚0.5μmの中間層
を形成した。
【0041】次に電荷発生層塗布工程として、下記構造
式のジスアゾ顔料400重量部、
【化7】 ポリビニルブチラ−ル樹脂(ブチラ−ル化度68%、平
均分子量24000)を200重量部、シクロヘキサノ
ン5000重量部をφ1mmガラスビ−ズを用いたサン
ドミル装置で分散し、更にテトラヒドロフラン5000
重量部を加え、電荷発生層用塗布液を調製した。更にこ
の液を遠心分離機(7000rpm30分)でビ−ズか
す、ごみ等を取り除いた。この塗布液を前記中間層形成
済アルミニウムシリンダ−上に浸漬塗布し、85℃で7
分間乾燥し、膜厚0.15μmの電荷発生層を形成し
た。
【0042】次に電荷輸送層塗布工程として、まず、フ
ッ素系樹脂粒子分散液を調製するために、250℃で加
熱処理を行った4−フッ化エチレン樹脂200重量部、
ポリカ−ボネ−ト樹脂200重量部、モノクロルベンゼ
ン600重量部、フッ素系クシ型グラフトポリマ−(商
品名GF300、東亜合成化学(株)製)8重量部を充
分に混合した後ガラスビ−ズを用いたサンドグラインダ
−((株)アメックス製)にて分散し、4−フッ化エチ
レン樹脂粒子分散液を調製した。このとき用いた4−フ
ッ化エチレン樹脂粉末のX線回折パタ−ンの測定を行っ
たところ、2θ=18付近のピ−クの半巾値は0.30
であった。
【0043】次に下記構造式のスチリル化合物1200
重量部、
【化8】 ポリカ−ボネ−ト樹脂800重量部、上記4−フッ化エ
チレン樹脂粒子分散液1500重量部をモノクロルベン
ゼン5000重量部、ジクロロメタン3000重量部に
溶解混合し、電荷輸送層塗布液を調製した。この液を前
記電荷発生層上に浸漬塗布し、130℃で40分間乾燥
し、膜厚25μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光
体を作成した。
【0044】この電子写真感光体を帯電、露光、現像、
転写、クリ−ニングのプロセスを0.5秒サイクルで繰
り返す複写機に取り付け、35℃、80%の高温高湿下
において10000枚連続して画像の出力を行った。結
果は初期においても10000枚目においても画像欠陥
のない高品位の画像が得られた。更に、10000枚後
の表面層の摩耗量の測定を行った。結果を後記表1に示
す。
【0045】実施例2 フッ素系樹脂粒子分散液の調製工程として、30Mra
dでγ線処理した4−フッ化エチレン樹脂100重量
部、ポリカ−ボネ−ト樹脂100重量部、モノクロルベ
ンゼン500重量部、フッ素系クシ型グラフトポリマ−
(商品名GF150、東亜合成化学(株)製)6重量部
を充分混合した後ガラスビ−ズを用いたサンドグライン
ダ−((株)アメックス製)にて分散し、4−フッ化エ
チレン樹脂粒子分散液を調製した。このとき用いた4−
フッ化エチレン樹脂粒子のX線回折パタ−ンの測定を行
ったところ、2θ=18付近のピ−クの半巾値は0.3
6であった。
【0046】この4−フッ化エチレン樹脂粒子分散液を
用いる他は、実施例1と全く同様にして電荷輸送層塗布
液を調製し、この液を前記電荷発生層上に浸漬塗布し、
130℃で30分間乾燥し、膜厚25μmの電荷輸送層
を形成し、電子写真感光体を作成し、実施例1と全く同
様にして作成した電子写真感光体の評価を行った。結果
を後記表1に示す。
【0047】実施例3 実施例1におけると同様のスチリル化合物1200重量
部、ポリカ−ボネ−ト樹脂1100重量部をモノクロル
ベンゼン5000重量部、ジクロロメタン3000重量
部に溶解し、電荷輸送層塗布液を調製した。この液を実
施例1と同様にして形成した電荷発生層上に浸漬塗布
し、130℃で30分間乾燥し、膜厚25μmの電荷輸
送層を形成した。
【0048】次にフッ素系樹脂粒子分散液の調製工程と
して、実施例2におけると同じ4−フッ化エチレン樹脂
50重量部、ポリカ−ボネ−ト樹脂100重量部、モノ
クロルベンゼン500重量部、フッ素系クシ型グラフト
ポリマ−(商品名LF40、綜研化学(株)製)4重量
部を充分混合した後ガラスビ−ズを用いたサンドグライ
ンダ−((株)アメックス製)にて分散し、4−フッ化
エチレン樹脂粒子分散液を調製した。4−フッ化エチレ
ン樹脂粒子の固形分量は33重量%である。
【0049】更に、この4−フッ化エチレン樹脂粒子分
散液を上記電荷輸送層の上にスプレ−塗布し、130℃
で20分間乾燥し、膜厚4μmの保護層を形成し、電子
写真感光体を作成し、実施例1と全く同様にして作成し
た電子写真感光体の評価を行った。結果を後記表1に示
す。
【0050】実施例4 フッ素系樹脂粒子分散液の調製工程として、成形時の冷
却温度を300℃/hで行った4−フッ化エチレン樹脂
200重量部、ポリカ−ボネ−ト樹脂200重量部、ク
ロルベンゼン600重量部、フッ素系クシ型グラフトポ
リマ−(商品名GT100、東亜合成化学(株)製)8
重量部を充分混合した後ガラスビ−ズを用いたサンドグ
ラインダ−((株)アメックス製)にて分散し、4−フ
ッ化エチレン樹脂粒子分散液を調製した。このとき用い
た4−フッ化エチレン樹脂粒子のX線回折パタ−ンの測
定を行ったところ、2θ=18付近のピ−クの半巾値は
0.32であった。
【0051】この4−フッ化エチレン樹脂粒子分散液を
用い、実施例1と全く同様に電荷輸送層用塗布液を調製
した。この液を実施例1と同様にして形成した電荷発生
層上に浸漬塗布し、130℃で30分間乾燥し、膜厚2
5μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作成し
た。この電子写真感光体を実施例1と全く同様にして評
価を行った。結果を後記表1に示す。
【0052】比較例1 実施例1におけるフッ素系樹脂粒子分散液の調製工程に
おいて、加熱処理を行わない4−フッ化エチレン樹脂を
用いた他は、実施例1と全く同様にして電子写真感光体
を作成した。このとき用いた4−フッ化エチレン樹脂粒
子のX線回折パタ−ンの測定を行ったところ、2θ=1
8付近のピ−クの半巾値は0.26であった。
【0053】この電子写真感光体を実施例1と全く同様
の方法で評価を行ったところ、初期においては良好な画
像が得られたが、10000枚目においてかぶりを生じ
てしまい、良好な画像は得られなかった。更に1000
0枚の耐久後の表面層の摩耗量の測定を行った。結果を
後記表1に示す。
【0054】比較例2 実施例3において、4−フッ化エチレン樹脂粒子の固形
分量を55重量%とした他は、実施例3と全く同様にし
て電子写真感光体を作成した。この電子写真感光体を実
施例1と全く同様の方法で評価を行ったところ、初期に
おいて画像ムラを生じており、良好な画像は得られなか
った。更に10000枚の耐久後の表面層の摩耗量の測
定を行った。結果を後記表1に示す。
【0055】比較例3 実施例2におけるフッ素系樹脂粒子分散液の調製工程に
おいて、γ線処理を行わない4−フッ化エチレン樹脂を
用いた他は、実施例2と全く同様にして電子写真感光体
を作成した。このとき用いた4−フッ化エチレン樹脂粒
子のX線回折パタ−ンの測定を行ったところ、2θ=1
8付近のピ−クの半巾値は0.24であった。
【0056】この電子写真感光体を実施例1と全く同様
の方法で評価を行ったところ、初期においては良好な画
像が得られたが、10000枚目においてかぶるを生じ
てしまい、良好な画像は得られなかった。更に1000
0枚の耐久後の表面層の摩耗量の測定を行った。結果を
後記表1に示す。
【0057】比較例4 実施例1におけると同様のスチリル化合物1200重量
部、ポリカ−ボネ−ト樹脂1014重量部をモノクロル
ベンゼン5000重量部、ジクロロメタン3000重量
部に溶解し、電荷輸送層塗布液を調製した。この液を実
施例1と同様にして形成した電荷発生層上に浸漬塗布
し、130℃で40分間乾燥し、電荷輸送層を形成し、
電子写真感光体を作成した。
【0058】この電子写真感光体を実施例1と全く同様
の方法で評価を行ったところ、初期においては良好な画
像が得られたが、10000枚目においては感度不足の
上、かぶり、トナ−の付着、感光ドラムの傷が生じ、良
好な画像は得られなかった。更に10000枚の耐久後
の表面層の摩耗量の測定を行った。結果を後記表1に示
す。
【0059】
【表1】
【0060】実施例1〜4と比較例1〜4とを比較する
と、表面層にX線回折パタ−ンのピ−ク(2θ=18付
近)の半巾値が0.28以下のフッ素系樹脂粒子を含有
させた電子写真感光体は、摩擦による表面の摩耗や傷に
対する耐久性に優れ、帯電、露光、現像、転写、クリ−
ニングのプロセスの繰り返しに対して常に高品位の画像
が得られた。一方、X線回折パタ−ンのピ−ク(2θ=
18付近)の半巾値が0.28以上のフッ素系樹脂粒子
を用いた場合では、摩擦による表面の摩耗や傷に対する
耐久性が充分でなく、繰り返しの使用に対して、画像欠
陥のない高品位な画像は得られなかった。また、フッ素
系樹脂粒子の含有量を50重量%より多くすると、均一
で平滑な膜を形成することができないため、初期より画
像ムラが発生してしまい、また、フッ素系樹脂粒子を含
まないものでは、感光ドラムの摩耗が大きい、クリ−ニ
ング性が劣る、傷がつき易い等の問題が生じてしまい、
いずれの場合においても画像欠陥のない良好な画像は得
られなかった。
【0061】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、摩擦による
表面の摩耗や傷に対する耐久性を有し、繰り返しの使用
に対しても安定して高品位の画像が得られる、また、ク
リ−ニング性に優れるという顕著な効果を奏する。ま
た、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及
び電子写真装置においても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フッ素系樹脂粒子のX線回折パタ−ンを示す。
【図2】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリ
のブロックの例を示す図である。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 画像露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリ−ニング手段 10 前露光光 11 プロセスカ−トリッジ 12 レ−ル 13 画像読取部 14 コントロ−ラ− 15 受信回路 16 送信回路 17 電話 18 回線 19 画像メモリ 20 CPU 21 プリンタ−コントロ−ラ− 22 プリンタ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 - 5/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、該電子写真感光体の表面層フッ素
    系樹脂粒子として4−フッ化エチレン樹脂粒子を含有
    し、該4−フッ化エチレン樹脂粒子のX線回折パターン
    のピーク(2θ=18付近)の半値巾が0.28以上で
    あることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 4−フッ化エチレン樹脂粒子が、その製
    造過程において140〜280℃で加熱処理された4−
    フッ化エチレン樹脂粒子である請求項1記載の電子写真
    感光体。
  3. 【請求項3】 4−フッ化エチレン樹脂粒子が、その製
    造過程において冷却速度を50℃/h以上とされた4−
    フッ化エチレン樹脂粒子である請求項1記載の電子写真
    感光体。
  4. 【請求項4】 4−フッ化エチレン樹脂粒子が、その製
    造過程において放射線処理された4−フッ化エチレン樹
    脂粒子である請求項1記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 4−フッ化エチレン樹脂粒子の含有量が
    0.1〜50重量%である請求項1記載の電子写真感光
    体。
  6. 【請求項6】 表面層がフッ素系クシ型グラフトポリマ
    ーを含有する請求項1記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 感光層の構成が電荷発生層と電荷輸送層
    の積層構造からなる請求項1記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子写真感光体、及び帯
    電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群より
    選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子写
    真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の電子写真感光体、帯電手
    段、露光手段、現像手段及びクリーニング手段を有する
    ことを特徴とする電子写真装置。
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