JP3149344B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
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Description
成樹脂製パレットに係り、特に平パレット上に積載した
被輸送物の落下を防ぎ、また、段積みを可能とするため
にガードを着脱自在に取り付けることを可能とする大型
合成樹脂製パレットに関する。
あり、生産の現場及び物流において広く使用されてい
る。パレット上に積載された被輸送物の落下を防ぐため
にガードするタイプのパレットとしては、パレットの周
縁に被輸送物を囲む壁体状のガードを立設した、いわゆ
るボックスパレットと、パレットの周縁に被輸送物の落
下を防ぐ支柱等からなるサイドガードを取り付けたガー
ド付きパレットが知られている。
0に示すように、木製パレット本体1にガード部材2を
取り付けてなる。木製パレット本体1は、上部デッキボ
ード3と下部デッキボード4とを両端の桁5と中央の桁
6及び中間の桁7、8によって連結し、前記両端の桁5
と中央の桁6及び中間の桁7、8はそれぞれ平行に設け
られているとともに、中間の桁7、8の両端部は上部デ
ッキボード3、下部デッキボード4から側方に水平に突
出している。そして、中間の桁7、8の間をフォーク挿
入孔14としている。前記ガード部材2は丸パイプ材に
より形成された支柱9と前記支柱9の上端において連結
するステー10とからなり、支柱9はその下端部を中間
桁7、8の突出部に固着した金具11に着脱自在に嵌合
することによって取り付けられている。前記ステー10
は、ロッド部12の両端にコ字状の連結部13を設けて
なり、連結部13の先端部を前記支柱9の上端に嵌合せ
しめることによって組み立てられる。
向の長さ寸法が1100〜1200mm、長手方向の長
さ寸法が1800〜2000mmであり、従来このよう
な大型パレットは木製パレットが広く使用されている。
しかしながら、木製パレットは軽量、安価であり、強度
の点で優れているものの、維持管理に手間がかかるばか
りでなく、省資源の観点から見直されている。そこで、
通常の小型運搬用パレットと同様に合成樹脂により製造
することは可能であるが、合成樹脂により製造する場合
には次のような問題がある。
パレットを一体成型することは困難であるから、一般に
は予め複数の部品に分割成形した後、これを一体的に溶
着する製造方法が取られる。しかしながら、溶着部は他
の一体成形部分に比して強度が落ちるという問題があ
る。分割方法には、平面において同一方向に平行に分割
する方法と、同一方向とともにさらに直交する方向にも
分割する方法とが考えられるが、特に分割線が短手方向
と同一方向であってパレットの中心部を通る場合に問題
がある。即ち、図11に示すように、溶着部Aに上方か
らの荷重Wがかかると下部Bに引張応力が生じ、溶着面
の破損あるいは剥離の原因となる。これらの防止対策と
しては、溶着面における縦リブ及び/または横リブの肉
厚を厚くし、あるいは本数を増やす等の方法があるが、
製品重量の増大をもたらし、ひいては製品のコストアッ
プとなるばかりでなく、大型の合成樹脂製パレットにお
いては必ずしも十分な防止対策と言えず、破損を防止で
きないおそれがある。そこで、この発明では分割成形し
た部品を溶着してなる大型の合成樹脂製パレットにおい
ても、溶着部において十分な強度を有する構造を提供す
るものである。
成するために次のような構成とした。即ち、請求項1に
係る合成樹脂製パレットは、上部デッキボードと下部デ
ッキボードとを桁において連結し、桁と桁の間をフォー
ク挿入孔とした合成樹脂製パレットであって、予め平面
において側面と平行な分割線により複数の部品に分割成
形し、前記分割線における分割面に近接して分割面と平
行な溶着部補強板と、分割面に直交し前記溶着部補強板
に連結する補強リブを設け、前記溶着部補強板は、溶着
により一体に組み立てたとき上部デッキボードと下部デ
ッキボードを連結し、上下部デッキボードと溶着部補強
板と補強リブによって複数の中空の小区室を形成してな
り、桁の部分には支柱嵌合穴を設けてなり、前記支柱嵌
合穴は、上部デッキボードに開口する上部品筒体と下部
デッキボードに達する下部品筒体とを突き合わせること
によって形成し、下部品筒体内の下部デッキボードには
水抜き孔を設けたことを特徴とする。請求項2に係る合
成樹脂製パレットは、平面において略中心を通り側面に
対して平行な分割線により2個の部品に分割成形し、さ
らにこれらを上部品と下部品に分割成形して合計4個の
部品に分割成形するとともに、前記下部品筒体の溶着面
側の先端部にはテーパー面を形成したことを特徴とす
る。
は、平面において略中心を通り側面に対して平行な十字
状の分割線により4個の部品に分割成形し、さらにこれ
らを上部品と下部品に分割成形して合計8個の部品に分
割成形し、前記十字状分割線のうち少なくともいずれか
一方の分割線によって分割された分割面に近接して分割
面と平行な溶着部補強板を設けるとともに、前記下部品
筒体の溶着面側の先端部にはテーパー面を形成したこと
を特徴とする。請求項4に係る合成樹脂製パレットは、
溶着部補強板を設ける分割面がフォーク挿入方向と同一
方向であって、分割面と溶着部補強板との間の寸法を5
mm〜50mmとしたことを特徴とする。また、請求項
5に係る合成樹脂製パレットは、前記小区室内に分割面
と直交し溶着部補強板よりも高さの低い溶着用の補助リ
ブを設けたことを特徴とする。また、請求項6に係る合
成樹脂製パレットは、前記小区室は密閉されていること
を特徴とする。
図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る
合成樹脂製パレットの平面図、図2は同じく正面図を示
す。合成樹脂製パレット17は、短手方向(奥行方向)
Xの寸法が1160mm、長手方向(間口方向)Yの寸
法が2000mmの大型パレットであって、上部デッキ
ボード18と下部デッキボード19とを両端部桁20、
中央部桁21及び中間部桁22によって連結されてい
る。前記両端部桁20、中央部桁21及び中間部桁22
は短手方向Xの側面に平行に設けられており、中央部桁
21と中間部桁22の間をフォーク挿入孔24とした二
方差しパレットである。両端部桁20と中間部桁22の
間はガイド部材となる支柱の支柱収納孔25とされ、フ
ォーク挿入孔24と同様に、反対側に開口している。
上部デッキボード18の上面に開口し下部デッキボード
19に達する支柱嵌合穴26が複数設けられている。図
示する形態では、短手方向Xと長手方向Yにそれぞれ等
間隔で4個ずつ16個の支柱嵌合穴26が設けられてい
る。この支柱嵌合穴26の全部または一部にガイド部材
となる支柱を着脱自在に立設する。さらに、前記合成樹
脂製パレット17の上面には、帯状の滑り止め部材27
が平行に複数貼着されている。
成形した複数の部品を溶着して一体に組み立ててなる。
即ち、図1に示すように、平面において略中心部を通り
側面に対して平行な分割線29により2個の部品32、
33に分割成形し、さらに図2に示すように、これらの
部品を桁の部分で水平な分割線31によりそれぞれ上部
品32a、33aと下部品32b、33bに分割して合
計4個の部品に分割成形する。前記上部品32a、33
aと下部品32b、33bの内面には、図4〜図6に示
すように、桁と同じ高さの補強リブ37と桁の高さより
も低い補強リブ38によって補強されている。前記補強
リブ37、38は側面に対して平行に設けられている
が、側面に対して斜めに設けてもよい。
割線29によって分割された分割面39に近接して分割
面39に平行な溶着部補強板40を設けた点にある。前
記溶着部補強板40は、溶着により一体に組み立てたと
き、桁と同じ高さであって上部デッキボード18と下部
デッキボード19を連結し、分割線29の両側に平行に
設けられることになる。そして、図6に明らかなよう
に、前記溶着部補強板40には、分割面に対して直交し
互いに連結する補強リブ41、補助リブ42が設けられ
ている。前記補強リブ41は、溶着部補強板40と同じ
高さであるが、補助リブ42は高さが低く補強リブ38
とほぼ同じ高さに形成されており、補強リブ41と補助
リブ42の間隔は、溶着部補強板40の外において平行
に走る補強リブ37、38の間隔の半分とされている。
荷重の集中を防止するものであるから溶着面に近接して
設けられ、分割面39と溶着部補強板40との間の寸法
を5mm〜50mmとすることが望ましい。上記溶着部
補強板40は、分割線の両側に平行に設けられるから、
溶着により一体に組み立てたとき、上下部デッキボード
と前記補強リブ41によって複数の中空の小区室を形成
する。前記小区室は密閉されていることが望ましい。こ
のような密閉された中空の小区室は、荷重がかかった場
合でも溶着部補強板40の相互間では上部デッキボード
18と下部デッキボード19とをほぼ平行に保持し、溶
着面に対する荷重の集中を防止して曲げ強度を向上させ
ることができる。即ち、図3に示すように、溶着部補強
板40が溶着部の両側において上部デッキボード18と
下部デッキボード19とを連結しているから、溶着部に
対する荷重の集中を防止する。
穴26について説明する。前記支柱嵌合穴26は、ガイ
ド部材となる支柱を立設するためのものであり、上部デ
ッキボード18に開口し下部デッキボード19に達す
る。即ち、図7及び図8に示すように、支柱嵌合穴26
は、上部デッキボード18の内面に設けた上部品筒体4
5と下部デッキボード19の内面に設けた下部品筒体4
6によって形成されている。前記上部品筒体45は上部
デッキボード18に開口しているが、下部品筒体46の
先端部においては溶着面に向かって次第に拡径するテー
パー面48となし、下部デッキボード19には水抜き孔
49が穿設されている。従って、下部品筒体46の溶着
面の幅はテーパー面48によって小さく形成されている
から、上部品筒体45と突き合わせると、図9に示すよ
うに、断面三角形の環状凹部50が形成され、この環状
凹部50をビード留りとすることができる。前記環状凹
部50によって溶着時におけるビードを環状凹部50内
に留めることにより筒体内への膨出を防ぎ、支柱の嵌入
を容易にする。
上部品の桁や補強リブ37の高さH2よりもわずかに低
く、また前記下部品筒体46の高さH3は下部品の桁や
補強リブ37の高さH4よりもわずかに低く形成されて
いる。従って、上部品筒体45と下部品筒体46の溶着
代は桁や補強リブ37の溶着代よりも小さくなり、それ
だけビードの発生を少なくすることができる。このよう
に、支柱嵌合穴26は、上部品筒体45と下部品筒体4
6によって形成されるが、高さ寸法をそれぞれの部品の
桁寸法よりも小さくするとともに、下部品筒体46の先
端部においては溶着面に向かって次第に拡径するテーパ
ー面48としたから、ビードの発生が少なくなるととも
に、ビードの穴26内への膨出を防ぐことができる。
尚、前記筒体の断面形状は円形に限定されるものではな
く、三角形、四角形等の多角形、楕円形、長方形等の任
意の形状とすることができる。
1と中間部桁22内に設けられており、側面には補強用
の突起51が設けられている。前記支柱嵌合穴26は両
端部桁20内に設けてもよい。尚、支柱嵌合穴26の設
ける位置及び数については実施形態に限定されるもので
はなく、被輸送物の種類、大きさ等によって適宜決定す
ることができる。また、上記支柱収納孔25は不要な支
柱を収納しておくのに有効であるが省略することは可能
である。支柱収納孔25を省略する場合は、両端部桁2
0と中間部桁22とを連結して1つの桁としてもよく、
単に支柱収納孔25の両側面のみを塞いでもよい。
方法は側面に対して平行な分割線によって分割したが、
側面に対して平行な分割線は一方の側面に対してのみな
らず他方の側面に対しても平行であってもよく、この場
合にはほぼ中心において交差する十字状の分割線とな
る。また、分割線の本数は限定されない。また、二方差
しパレットについて説明したが、四方差しパレットにも
適用できることは勿論である。
のような効果を奏することができる。即ち、請求項1に
係る合成樹脂製パレットでは、分割面に近接して分割面
に平行な溶着部補強板を設けたから、荷重がかかったと
きの溶着部の変形が防止され、破損や剥離がない耐久性
に優れたパレットを得ることができる。また、溶着部補
強板と前記溶着部補強板と直交する複数の補強リブによ
って複数の中空の小区室が形成されるから、溶着部を一
層堅牢とすることができる。また、支柱嵌合穴を設けた
から、ガイド部材となる支柱を立設することができる。
また、請求項2に係る合成樹脂製パレットでは、小型の
部品とすることができるとともに、溶着部における強度
を増大することができる。また、請求項3に係る合成樹
脂製パレットでは、さらに小型の部品とすることができ
る一方、より大型のパレットの製造が可能となる。さら
に、請求項2及び請求項3においては、ビード溜り用の
環状凹部の形成によって、溶着時におけるビードの筒体
内への膨出を防ぎ、支柱の嵌入を容易にする。
では、溶着部補強板をフォーク挿入方向と同一方向の分
割面に形成したから、歪み易い方向の溶着部が補強され
る。また、請求項5に係る合成樹脂製パレットでは、分
割面と直交する補助リブにより溶着部の強度が増大す
る。また、請求項6に係る合成樹脂製パレットでは、密
閉した小区室によって変形が防止され、強度が一層増大
する。
す説明用正面図である。
合穴を示す要部断面図である。
説明用斜視図である。
態を示す説明用正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 上部デッキボードと下部デッキボードと
を桁において連結し、桁と桁の間をフォーク挿入孔とし
た合成樹脂製パレットであって、予め平面において側面
と平行な分割線により複数の部品に分割成形し、前記分
割線における分割面に近接して分割面と平行な溶着部補
強板と、分割面に直交し前記溶着部補強板に連結する補
強リブを設け、前記溶着部補強板は、溶着により一体に
組み立てたとき上部デッキボードと下部デッキボードを
連結し、上下部デッキボードと溶着部補強板と補強リブ
によって複数の中空の小区室を形成してなり、桁の部分
には支柱嵌合穴を設けてなり、前記支柱嵌合穴は、上部
デッキボードに開口する上部品筒体と下部デッキボード
に達する下部品筒体とを突き合わせることによって形成
し、下部品筒体内の下部デッキボードには水抜き孔を設
けたことを特徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項2】 平面において略中心を通り側面に対して
平行な分割線により2個の部品に分割成形し、さらにこ
れらを上部品と下部品に分割成形して合計4個の部品に
分割成形するとともに、前記下部品筒体の溶着面側の先
端部にはテーパー面を形成したことを特徴とする請求項
1記載の合成樹脂製パレット。 - 【請求項3】 平面において略中心を通り側面に対して
平行な十字状の分割線により4個の部品に分割成形し、
さらにこれらを上部品と下部品に分割成形して合計8個
の部品に分割成形し、前記十字状分割線のうち少なくと
もいずれか一方の分割線によって分割された分割面に近
接して分割面と平行な溶着部補強板を設けるとともに、
前記下部品筒体の溶着面側の先端部にはテーパー面を形
成したことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製パレ
ット。 - 【請求項4】 溶着部補強板を設ける分割面がフォーク
挿入方向と同一方向であって、分割面と溶着部補強板と
の間の寸法を5mm〜50mmとしたことを特徴とする
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の合成樹脂
製パレット。 - 【請求項5】 前記小区室内に分割面と直交し溶着部補
強板よりも高さの低い溶着用の補助リブを設けたことを
特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載
の合成樹脂製パレット。 - 【請求項6】 前記小区室は密閉されていることを特徴
とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の合
成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29367995A JP3149344B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29367995A JP3149344B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 合成樹脂製パレット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110039A JPH09110039A (ja) | 1997-04-28 |
| JP3149344B2 true JP3149344B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17797833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29367995A Expired - Lifetime JP3149344B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149344B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP29367995A patent/JP3149344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09110039A (ja) | 1997-04-28 |
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