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JP3160652B2 - カラーフィルターの製造方法 - Google Patents
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JP3160652B2 - カラーフィルターの製造方法 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法

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JP3160652B2
JP3160652B2 JP8804092A JP8804092A JP3160652B2 JP 3160652 B2 JP3160652 B2 JP 3160652B2 JP 8804092 A JP8804092 A JP 8804092A JP 8804092 A JP8804092 A JP 8804092A JP 3160652 B2 JP3160652 B2 JP 3160652B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルターの製
造方法に関する。本発明は、各種の用途に用いるカラー
フィルターの製造方法として具体化することができる。
例えば、カラー液晶ディスプレーに適したカラーフィル
ターの製造に利用することができる。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】カラーフィルターの製造
方法としては、従来、非染色性のレジストを光透過性基
板上に設け、露光現像後染色所要領域をパターン化し、
しかる後に該パターン域を染色してフィルター層を形成
する染色法の他、基板上に感光性着色高分子層をコーテ
ィングしこれをパターン状に露光現像することを繰り返
してフィルター層を形成する感光性着色高分子法や、基
板状にパターン画像を印刷する印刷法や、あるいは電着
法、干渉法などの方法が知られている。しかしこれらの
方法は、製造工程が煩雑であるために量産性に劣り、ま
た、品質安定性に優れた製品を得ることが困難であると
いう問題点を有していた。
【0003】
【発明の目的】本発明は上記従来技術の問題点を解決せ
んとするもので、本発明の目的は、品質安定性及び量産
性に優れたカラーフィルターの製造方法を提供すること
である。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者は鋭意研究の
結果、支持体上に離型層を介して着色感光層を設けた着
色画像形成材料をパターン状に露光現像後、該画像形成
材料のパターン状に形成された着色感光層のみを光透過
性基板状に転写して着色画像パターンを有するカラーフ
ィルターを形成するカラーフィルターの製造方法であっ
て、前記離型層は、前記パターン状に形成された着色感
光層を担持して該形成された着色感光層のみを離型せし
めて前記光透過性基板状に転写させる熱軟化層からなる
ことを特徴とするカラーフィルターの製造方法によって
上記目的が達成されることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0005】本発明に用いる着色画像形成材料は、支持
体上に離型層を介して着色感光層を設けたものであり、
最も簡明な構成としては、支持体上に1層の離型層を形
成し、更に該離型層上に1層の着色感光層を形成したも
のを用いることができる。
【0006】本発明の実施の際には、着色感光層をパタ
ーン状に形成するため、マスク、例えばマトリックス状
のマスクにより、まず例えば青色画像用画像形成材料を
露光し現像して青色画像パターンを得、これを光透過性
基板に転写してカラーフィルターの青色画像部を形成
し、次いで緑色画像用画像形成材料を用いて同様の操作
によりカラーフィルターの緑色画像部を形成し、更に赤
色画像形成用画像形成材料を用いて同様の操作を繰り返
してカラーフィルターの赤色画像部を形成して、フルカ
ラーのカラーフィルターを得る態様を採用することがで
きる。
【0007】本発明に用いる画像形成材料は、その着色
感光層は代表的には着色剤である顔料と、感光性物質で
あるo−ナフトキノンジアジドと、バインダー(結合
剤)とから構成することができる。離型層は、形成され
た着色画像を光透過性基板上への転写を容易ならしめる
ためのもので、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
から好ましく形成できる。
【0008】本発明に用いる画像形成材料を構成するた
めの支持体は任意の材料から成ってよい。背面露光を要
する場合には一般に透明支持体が用いられる。支持体と
しては、ポリエステルフィルム、特にポリエチレンテレ
フタレートフィルム、とりわけ二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルムが、水、熱に対する寸法安定性の
点で好ましい。そのほか、アセテートフィルム、ポリ塩
化ビニルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルムも好ましく使用し得る。
【0009】本発明において、画像形成材料は、支持体
上に離型層を有する。本発明において離型層は、パター
ン状に形成された着色感光層を担持して該形成された着
色感光層のみを離型せしめて前記光透過性基板状に転写
させる熱軟化層からなる。例えば、本発明の実施に際し
ては、支持体上に熱軟化層により離型層を設け(更に
形成された着色感光層のみを光透過性基板状に転写する
ために、その上に離型処理層が形成されるのが好まし
い)、この上に着色感光層が形成される構造をとること
ができる。このような熱軟化層としては、例えば酢酸ビ
ニル−エチレン共重合体などから好ましく構成できる。
【0010】離型処理層は、例えば、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンエチレン−
α−オレフィン共重合体、プロピレン−α−オレフィン
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー
樹脂、ワックス、ナイロン、共重合ナイロンの如きポリ
アミド樹脂等から形成することができる。
【0011】また、メラミン樹脂、ポリアクリル酸エス
テルウレタン樹脂にシリコン樹脂やフッ素樹脂を添加し
ても用いることができる。
【0012】また、ポリプロピレンフィルム及びポリエ
チレンフィルム等は、特別な離型処理を施さなくても良
好な離型性を示すので、好ましい態様として支持体の厚
さより薄く、ポリプロピレン層またはポリエチレン層を
設けて離型層とすることができる。
【0013】支持体上にポリプロピレン層、またはポリ
エチレン層を設ける方法としては、 (1)ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹
脂、ポリウレタン系樹脂、天然ゴム、合成ゴムなどを有
機溶剤に溶解した溶液を接着剤として用い、支持体上に
これら接着剤を塗布し、熱風または加熱によって乾燥し
た後、ポリプロピレンフィルム、またはポリエチレンフ
ィルムを重ね合わせ、加熱下に圧着してラミネートす
る、いわゆる乾式ラミネート法;
【0014】(2)エチレンと酢酸ビニルの共重合物、
エチレンとアクリル酸エステルの共重合物、ポリアミド
樹脂、石油樹脂、ロジン類、ワックス類またはこれらの
混合物を接着剤とし、これら接着剤をそのまま加熱して
溶融状態に保ちながら、支持体上にドクターブレード
法、ロールコート法、グラビヤ法、リバースロール法等
で塗布した後、ただちに、ポリプロピレンフィルム、ま
たはポリエチレンフィルムを貼り合わせて、必要に応じ
て高温加熱してから冷却することによりラミネートす
る、いわゆるホットメルトラミネート法;
【0015】(3)ポリプロピレン、またはポリエチレ
ンを溶融状態に保ち、押出し機によりフィルム状に押出
し、これが溶融状態にあるうちに、支持体を圧着してラ
ミネートする、いわゆる押出ラミネート法;
【0016】(4)溶融押出し法で支持体となるフィル
ムを成形する際、複数基の押出し機を用い、溶融状態の
ポリプロピレン、またはポリエチレンとともに、一回の
成形により、支持体フィルム上にポリプロピレン層、ま
たはポリエチレン層を形成する、いわゆる共押出し法等
を挙げることができる。
【0017】離型処理層の厚さは0.01〜30μmの
範囲が適当であり、特に好ましくは0.1〜5μmの範
囲である。
【0018】熱軟化層は熱転写時の温度で軟化する性質
を有するものであり、熱可塑性樹脂により形成すること
ができる。該熱可塑性樹脂としては、軟化点が−30℃
〜150℃のものが好ましい。ここで言う軟化点温度
は、VICAT軟化点または環球法で示した値である。
本発明では、具体的には、以下のものを好ましい樹脂と
して挙げることができる。
【0019】ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ
オレフィン。エチレンと酢酸ビニル、エチレンとアクリ
ル酸エステル、エチレンとアクリル酸の如きエチレン共
重合体。ポリ塩化ビニル。塩化ビニルと酢酸ビニルの如
き塩化ビニル共重合体。ポリ塩化ビニリデン。塩化ビニ
リデン共重合体。ポリスチレン。スチレンと無水マレイ
ン酸の如きスチレン共重合体。ポリアクリル酸エステ
ル。ポリエステル樹脂。ポリウレタン樹脂。アクリル酸
エステルと酢酸ビニルの如きアクリル酸エステル共重合
体。ポリメタアクリル酸エステル。メタアクリル酸メチ
ルと酢酸ビニル、メタアクリル酸メチルとアクリル酸の
如きメタアクリル酸エステル共重合体。ポリ酢酸ビニ
ル。酢酸ビニル共重合体。ビニルブチラール樹脂。ナイ
ロン、共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナイロ
ンの如きポリアミド樹脂。合成ゴム。石油樹脂。塩化ゴ
ム。ポリエチレングリコール。ポリビニルアルコールハ
イドロジンフタレート。セルロース誘導体、セルロース
アセテートフタレート、セルロースアセテートサクシネ
ート。シェラック。ワックス。
【0020】熱軟化層は公知の方法を用いて支持体上に
設けることができる。
【0021】熱軟化層の厚さは好ましくは1〜50μm
の範囲が適当であり、特に好ましくは5〜30μmの範
囲である。
【0022】熱軟化層上に上記した離型処理層を設ける
こともでき、この方法としては、上記離型処理層形成用
樹脂を有機溶剤に溶解した溶液、またはエマルジョン化
したものを熱軟化層上に塗布する方法と、ポリプロピレ
ンフィルム、またはポリエチレンフィルムを熱軟化層上
にラミネートする方法等が挙げられる。
【0023】本発明において、熱軟化離型層には、滑剤
を含んでもよい。
【0024】次に、本発明に用いる画像形成材料におい
て、支持体上に、離型層を介して設けられる着色感光層
について説明する。
【0025】これらの層は、1層でも2層以上形成され
るのでもよい。2層以上の場合に、感光体を含む感光性
組成物を有する感光層と、着色剤を有する着色層とを別
々の層にしてもよい。
【0026】着色感光層は、着色画像を形成するための
着色剤を含有することができ、かかる着色剤としては、
各種の染料、顔料を用いることができる。特に、色校正
に使用する場合、一般にそこに要求される常色、即ち、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと一致した色調
の顔料、染料が必要となる。また、カラーフィルターに
使用する場合など、ブルー、グリーン、レッドの顔料、
染料が必要となることもある。その他金属粉、白色顔
料、蛍光顔料なども使うことができる。本発明の画像形
成材料を、例えば色画像校正用のカラープルーフ、その
他の着色画像形成材料に適用する場合、下記のような、
この技術分野で公知の多くの顔料・染料を任意に使用す
ることができる。以下に当該技術分野で公知の種々の顔
料及び染料のうちの若干例を示す。アゾ系、フタロシア
ニン系、キナクリドン系、アントラキノン系、インジゴ
系、メチン系などの有機顔料または染料、あるいは無機
顔料であり、これらの具体例のうちの若干例を以下に記
載する。
【0027】 (C.I.はカラーインデックスを意味する)。 レモンクロームイエローM35 (C.I.77603) ミディアムクロームイエロー (C.I.77600) モリブデイトオレンジ (C.I.77605) ミロリブルー671 (C.I.77510) セイカライトブルー (C.I.74200) セイカライトローズ (C.I.45160:1) セイカライトマゼンタ (C.I.45170:2) セイカライトブルー (C.I.42595:2) セイカライトバイオレットB800 (C.I.42535:2) セイカファーストレーキレッドCZA665 (C.I.15585:1) セイカファーストレッドLR116 (C.I.15630:1) セイカファーストカーミン6B1488 (C.I.15850:1) セイカファーストレッド8040 (C.I.15865:1) セイカファーストイエロー10GH (C.I.11710) セイカファーストイエローGH (C.I.11680) セイカファーストイエロー2015 (C.I.11741) セイカファーストイエローA−3 (C.I.11737) セイカファーストイエロー2300 (C.I.21090) セイカファーストイエロー2200 (C.I.21095) セイカファーストイエロー2400 (C.I.21105) セイカファーストイエロー2600 (C.I.21100) セイカファーストイエロー2500 (C.I.21096) セイカファーストイエロー2720 (C.I.21108) セイカファーストオレンジ2900 (C.I.21160) セイカファーストオレンジ900 (C.I.21110) セイカファーストオレンジ3044 (C.I.12075) セイカファーストレッド930(B) (C.I.21120) セイカファーストスカーレットG conc (C.I.12315) セイカファーストカーミン3840 (C.I.12490) セイカファーストカーミン3870 (C.I.12485) セイカファーストルビンRK−1 (C.I.12317) セイカファーストバイオレットFR (C.I.12322) クロモファインブルー4920 (C.I.74160) クロモファイングリーン2GO (C.I.74260) クロモファインイエロー5910 (C.I.20035) クロモファインオレンジ6726 (C.I.not listed.) クロモファインスカーレット6750(C.I.not listed.) クロモファインレッド6820 (C.I.46500) クロモファインバイオレット (C.I.51319) 以上大日精化(株)製
【0028】 シムラーファーストイエロー8GTF (C.I.21105) シムラーファーストイエロー4186 (C.I.11767) シムラーファーストイエロー4193G (C.I.21100) シムラーファーストイエローGHK−N4 (C.I.21090) シムラーファーストイエローGTF230T (C.I.not listed.) シムラーファーストイエローRF (C.I.21096) シムラーファーストイエロー4181 (C.I.21108) ファーストゲンスーパーイエローGRO (C.I.56280) シムラーファーストピラゾロンオレンジG (C.I.21110) シムラーファーストオレンジV (C.I.21160) シムラーファーストオレンジ4183H (C.I.11780) シムラーレーキレッドC conc 130 (C.I.15585:1) シムラーネオトールレッド2BY (C.I.15565:1) シムラーレッド2BS (C.I.15865:1) ファーストゲンスーパーレッド2Y (C.I.73905) ファーストゲンスーパーレッド7083Y (C.I.46500) シムラーレッド3013 (C.I.15865:2) シムラーブリリアントカーミン6B246 (C.I.15850:1) ファーストゲンスーパーマゼンタR (C.I.73915) ファーストゲンスーパーバイオレットRNS (C.I.51319) ファーストゲンスーパーブルー6016 (C.I.69800) ファーストゲンブルーBSF−A (C.I.74160) ファーストゲンブルーTGR−L (C.I.74160) ファーストゲングリーンS (C.I.74260) ファーストゲングリーン2YK (C.I.74265) 以上大日本インキ(株)製
【0029】 オリエンタルイエローGT (C.I.11680) ビクトリアピュアブルー (C.I.42595) リオノールレッド7B4401 (C.I.15830) リオノールレッド3901 (C.I.12120) リオノールレッドFB5500 (C.I.12490) リオノールレッドFBK (C.I.12490) No.7100リオノールイエロー (C.I.21096) リオノールイエローFGG−3 (C.I.21127) リオノールイエローNBR (C.I.21108) リオノールイエロー1806−G (C.I.21127) リオノールレッド2BK (C.I.15865:4) リオノールイエローK−5G (C.I.13960) リオノールイエローK−2R (C.I.13955) リオノールイエローFGG−3 (C.I.21127) リオノールブルー7210−V (C.I.74160) リオノールブルーSM (C.I.74160) リオノールブルーFG−7330 (C.I.74160) リオノールブルーSPG−8 (C.I.74160) リオノールブルーESP−S (C.I.74160) リオノールブルーES (C.I.74160) リオノールグリーンB−201 (C.I.74260) リオノールグリーンY−101 (C.I.74260) リオノールグリーン6Y−501 (C.I.74160) リオノゲンイエローG−F (C.I.70600) リオノゲンイエロー3G−F (C.I.not listed.) リオノゲンイエローRX−F (C.I.66280) リオノゲンオレンジR−F (C.I.11780) リオノゲンオレンジGR−F (C.I.71105) リオノゲンブラウンR−F (C.I.12510) リオノゲンレッドY−F (C.I.46500) リオノゲンレッド6B−F (C.I.46500) リオノゲンレッドGD−F (C.I.53900) リオノゲンマゼンタR−F (C.I.73915) リオノゲンバイオレットRL−F (C.I.51319) リオノゲンブルーR−F (C.I.69800) リオノゲンブルーR3−F (C.I.69800) 以上東洋インキ(株)製
【0030】 オーラミン (C.I.41000) カロチンブリリアントフラビン (C.I.ベーシック13) ローダミン6GCP (C.I.45160) ローダミンB (C.I.45170) サフラニンOK 70:100 (C.I.50240) エリオグラウシンX (C.I.42080) ファーストブラックHB (C.I.26150) ベンジジンイエロー4T−564 D (C.I.21095) 三菱カーボンブラックMA−100 三菱カーボンブラック#30、#40、#50
【0031】本発明の実施において、着色感光層または
着色層中における着色剤の含有率は、目標とする光学濃
度と着色感光層の現像液に対する除去性等を考慮して定
めることができる。本発明においては、着色剤の含有率
は5〜40重量%の範囲とすることが好ましく、特に好
ましくは10〜30重量%の範囲である。本発明の実施
において、着色剤として使用する顔料、染料は、2種ま
たはそれ以上を混合して用いることもできる。
【0032】次に、着色感光層に感光性を付与するため
に用いることができる感光体について説明する。感光体
としては、各種の感光性物質が使用可能である。このよ
うな感光体には、例えば活性光線の照射を受けると短時
間のうちにその分子構造に化学的な変化をきたし、溶媒
に対し溶解性が変化し、ある種の溶媒を適用した場合に
は露光部分または非露光部分が溶解除去されてしまうよ
うなモノマー、プレポリマー、あるいはポリマーなどの
化合物全てが含まれる。
【0033】使用可能な感光体の例としては、露光部の
溶解性が低下する、いわゆるネガ・ポジタイプのものと
して、ポリビニルアルコールをケイ皮酸でエステル化し
たもので代表される光架橋型の感光性樹脂系、ジアゾニ
ウム塩やその縮合体をポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリルアミド等と混合した系、ま
た芳香族アジド化合物を光架橋剤として用い環化ゴム等
のバインダーと混合した系等があり、更に光ラジカル重
合や光イオン重合を利用した感光性樹脂も用いることが
できる。
【0034】また露光部の溶解性が増大する、いわゆる
ポジ・ポジタイプのものとしては、例えば、o−キノン
ジアジドを感光剤とする感光性組成物があり、具体的に
は、1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホニルク
ロライド、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ニルクロライド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホニルクロライド、1,2−ナフトキノンジアジド
−6−スルホニルクロライドと水酸基及び/またはアミ
ノ基含有化合物を縮合させた化合物が好ましく用いられ
る。
【0035】上記水酸基含有化合物としては、例えばト
リヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシアントラキノ
ン、ビスフェノールA、フェノールノボラック樹脂、レ
ゾルシンベンズアルデヒド縮合樹脂、ピロガロールアセ
トン縮合樹脂等がある。また、アミノ基含有化合物とし
ては、例えばアニリン、p−アミノジフェニルアミン、
p−アミノベンゾフェノン、4,4−ジアミノベンゾフ
ェノン、4,4−ジアミノジフェニルアミン等がある。
【0036】上記o−キノンジアジド化合物に関して
は、更にJ.Kosar著“Light Sensit
ive System”(Wiley & Sons,
NewYork,1965)及び松永、乾著“感光性高
分子”(講談社、1977)に従うことができる。
【0037】更にポジ・ポジタイプのものとして、 活性光線の照射により酸を発生しうる化合物、 酸により分解しうる結合を少なくとも一個有する化合
物、及び 2または3種類の異なるフェノール類を含むノボラッ
ク樹脂 を含有する感光性組成物を用いることもできる。
【0038】本発明において、着色感光層中における感
光体の含有量は、例えば好ましくは5〜80重量%が適
当である。
【0039】着色感光層は、1層の場合でも、あるいは
2層以上に分かれる場合でも、結合剤を含有することが
でき、このような結合剤としては、皮膜形成性かつ溶媒
可溶性であり、好ましくはアルカリ現像液で溶解ないし
膨潤し得る高分子化合物を用いることができる。
【0040】本発明において、画像形成材料の着色感光
層を構成するバインダーとして、下記一般式で示される
カルボン酸ビニルエステル重合単位を分子構造中に有す
る高分子化合物を好ましく使用できる。 RCOOCH=CH2 但し、Rは炭素数1〜17のアルキル基を表す。
【0041】上記のような構造の高分子化合物であれ
ば、任意に用いることができるが、上記一般式で示され
る重合単位を構成するためのカルボン酸ビニルエステル
モノマーとしては、下記例示のものが好ましい。名称と
化学式とを併記して示す。
【0042】 (1)酢酸ビニル CH3 COOCH=CH2 (2)プロピオン酸ビニル CH3 CH2 COOCH=CH2 (3)酪酸ビニル CH3 (CH2)2 COOCH=CH2 (4)ピバリン酸ビニル (CH3)3 CCOOCH=CH2 (5)カプロン酸ビニル CH3 (CH2)4 COOCH=CH2 (6)カプリル酸ビニル CH3 (CH2)6 COOCH=CH2 (7)カプリン酸ビニル CH3 (CH2)8 COOCH=CH2 (8)ラウリン酸ビニル CH3 (CH2)10COOCH=CH2 (9)ミリスチン酸ビニル CH3 (CH2)12COOCH=CH2 (10)パルミチン酸ビニル CH3 (CH2)14COOCH=CH2 (11)ステアリン酸ビニル CH3 (CH2)16COOCH=CH2 (12)バーサチック酸ビニル
【化1】
【0043】カルボン酸ビニルエステル単量体として
は、カルボン酸の主鎖を構成する炭素数が1〜4のもの
が更に好ましい。特に、酢酸ビニルが好ましい。
【0044】なお上記Rには置換基を有するアルキル基
も含み、即ち置換カルボン酸のビニルエステルも重合単
位に包含される。
【0045】高分子化合物は、カルボン酸ビニルエステ
ルの1種を重合させたポリマーでもよく、カルボン酸ビ
ニルエステルの2種以上を共重合させたポリマーでもよ
く、またカルボン酸ビニルエステルとこれと共重合し得
る他の単量体との任意の成分比でのコポリマーであって
もよい。
【0046】上記一般式で示される重合単位と組み合わ
せて用いることができる単量体単位としては、例えばエ
チレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソ
プレン等のエチレン系不飽和オレフィン類、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−
クロロスチレン等のスチレン類、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸等のアクリル酸類、例えばイタコン酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸
類、例えばマレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、
マレイン酸ジ−2−エチルヘキシル、フマル酸ジブチ
ル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル等の不飽和ジカル
ボン酸のジエステル類、例えばアクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−クロロエ
チル、アクリル酸フェニル、α−クロロアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等のα−
メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、例えばアク
リロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル類、
例えばアクリルアミド等のアミド類、例えばアクリルア
ニリド、p−クロロアクリルアニリド、m−ニトロアク
リルアニリド、m−メトキシアクリルアニリド等のアニ
リド類、例えばメチルビニルエーテル、エチルビニルエ
ーテル、イソブチルビニルエーテル、β−クロロエチル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、ビ
ニリデンクロライド、ビニリデンシアナイド、例えば1
−メチル−1−メトキシエチレン、1,1−ジメトキシ
エチレン、1,2−ジメトキシエチレン、1,1−ジメ
トキシカルボニルエチレン、1−メチル−1−ニトロエ
チレン等のエチレン誘導体類、例えばN−ビニルピロー
ル、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、
N−ビニルピロリデン、N−ビニルピロリドン等のN−
ビニル化合物等のビニル系単量体がある。これらのビニ
ル系単量体は一般に不飽和二重結合が開裂した構造で高
分子化合物中に存在することになる。
【0047】本発明において上記一般式で表される高分
子化合物を使用する場合、特に好ましいのは、酢酸ビニ
ル重合単位を分子構造中に有するものである。その中で
も、酢酸ビニル重合単位を40〜95wt%有するも
の、数平均分子量 (MN) が、1,000〜100,0
00のもの、重量平均分子量(MW)が5,000〜5
00,000のものが好ましい。
【0048】更に好ましくは、酢酸ビニル重合単位(特
にこれが40〜95wt%のもの)及び酢酸ビニルより
長鎖のカルボン酸ビニルエステル重合単位を有する高分
子化合物がよく、特に数平均分子量(MN)が2,00
0〜60,000、重量平均分子量(MW) が10,0
00〜150,000のものが好ましい。
【0049】この場合、酢酸ビニルと共重合して酢酸ビ
ニル重合単位を有する高分子化合物を構成するモノマー
としては、共重合体を形成し得るものであれば任意であ
り、例えば上記例示の単量体の中から任意に選ぶことが
できる。
【0050】以下に本発明において高分子化合物として
用いることができる共重合体を、そのモノマー成分を示
すことにより列記する。但し当然のことであるが、以下
の例示に限られるものではない。
【0051】(1)酢酸ビニル−アクリル酸エステル (2)酢酸ビニル−マレイン酸エステル (3)酢酸ビニル−エチレン (4)酢酸ビニル−カルボン酸ビニルエステル (5)酢酸ビニル−スチレン (6)酢酸ビニル−クロトン酸 (7)酢酸ビニル−マレイン酸 (8)酢酸ビニル−2−エチルヘキシルアクリレート (9)酢酸ビニル−ジ−2−エチルヘキシルマレエート (10)酢酸ビニル−メチルビニルエーテル (11)酢酸ビニル−塩化ビニル (12)酢酸ビニル−N−ビニルピロリドン (13)酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル (14)酢酸ビニル−ピバリン酸ビニル (15)酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル (16)酢酸ビニル−ラウリン酸ビニル (17)酢酸ビニル−ステアリン酸ビニル (18)酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−エチレン (19)酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−2−エチ
ルヘキシルアクリレート (20)酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−ラウリン
酸ビニル (21)酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル−クロトン
酸 (22)プロピオン酸ビニル−バーサチック酸ビニル (23)プロピオン酸ビニル−バーサチック酸ビニル−
クロトン酸 (24)ピバリン酸−ステアリン酸ビニル−マレイン酸
【0052】また、本発明においては、バインダーとし
て、ノボラック樹脂を使用することもできる。
【0053】なお本明細書においての高分子化合物の分
子量の測定は、GPC(ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー法)によって行う。数平均分子量MN及び重
量平均分子量MWの算出は、柘植盛雄、宮林達也、田中
誠之著“日本化学会誌”800頁〜805頁(1972
年) に記載の方法により、オリゴマー領域のピークを均
す(ピークの山と谷の中心を結ぶ)方法にて行うものと
する。
【0054】更に、本発明において、着色感光層に用い
るバインダーとして使用可能な他の高分子化合物として
は、(メタ)アクリル酸(共)重合体のスルホアルキル
エステル、ビニルアセタール(共)重合体、ビニルエー
テル(共)重合体、アクリルアミド(共)重合体、スチ
レン(共)重合体、セルロース誘導体等をも挙げること
ができる。
【0055】本発明において、画像形成材料の着色感光
層または着色層、感光層の膜厚は、目標とする光学濃
度、着色感光層に用いられる着色剤の種類やその含有率
等により適宜に定めることができる。許容範囲内であれ
ば着色感光層等の膜厚はできるだけ薄い方が解像力は高
くなり、画像品質は良好である。従って、該膜厚は、好
ましくは0.1g/m2 〜5g/m2 の範囲で使用され
るのが通常である。
【0056】着色感光層は、一般に、感光体と、バイン
ダーと、色剤(顔料)とを含む着色感光層塗布液を支持
体上に塗設することにより形成できる。
【0057】ここで、該塗布液を構成するために溶媒と
して有機溶剤を用いることができる。本発明の実施に際
し、着色感光層塗布液として用いることができる有機溶
剤は任意であり、例えば公知の種々の有機溶剤は全て用
い得る。用いることができる有機溶剤としては、例え
ば、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ペンタン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、メチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、t−ブチルアルコール、
sec−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n
−ブチルアルコール、1−ペンタノール、2−ペンタノ
ール、1−ヘキサノール等のアルコール類、アセトン、
シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチル−n−
プロピルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチル−
n−ブチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル等のジエチレングリコール類、そ
のほか乳酸メチル、乳酸エチル、プロピオン酸メチル、
酪酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、その他1,4−
ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、更に塩化メチレンやクロロホルム、四塩化炭素等
を挙げることができる。この中で好ましく用いられるも
のは、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類及びケトン類、エステル類であり、特に好ましく
は、シクロヘキサノン及びトルエン、乳酸メチルであ
る。
【0058】本発明の実施に際して、着色感光層中には
各種の有機酸や、酸無水物を含有させることができる。
【0059】用いられることができる有機酸としては、
公知の種々の有機酸を挙げることができる。
【0060】このような有機酸としては、例えば化学便
覧基礎編二II(丸善1966年)第1054〜1058
頁に記載されている有機酸をすべて挙げることができ
る。このような有機酸としては、例えば安息香酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、イソフタル酸、p−トルイル
酸、q−トルイル酸、β−エチルグルタル酸、m−オキ
シ安息香酸、3,5−ジメチル安息香酸、3,4−ジメ
トキシ安息香酸、グリセリン酸、グルタコン酸、グルタ
ル酸、p−アニス酸、ケイ皮酸、コハク酸、酢酸、セバ
シン酸、β,β−ジエチルグルタル酸、1−シクロブタ
ンジカルボン酸、1,3−シクロブタンジカルボン酸、
1,3−シクロブタンジカルボン酸、1,1−シクロペ
ンタンジカルボン酸、1,2−シクロペンタンジカルボ
ン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、β,β−
ジメチルグルタル酸、ジメチルマロン酸、α−酒石酸、
スペリン酸、テレフタル酸、ピメリン酸、フタル酸、フ
マル酸、プロピオン酸、β−プロピルグルタル酸、β−
プロピルマロン酸、β,β−メチルプロピルグルタル
酸、マンデル酸、メソ酒石酸、メチルマロン酸、β−メ
チルグルタル酸、リンゴ酸、1,1−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、シス−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸、ステアリン酸、エルカ酸、ウン
デセン酸、ラウリン酸、酪酸、n−カプリン酸、ペラル
ゴン酸、n−ウンデカン酸等を挙げることができる。そ
の他メルドラム酸やアスコルビン酸等のエノール構造を
有する有機酸も好ましく用いることができる。
【0061】この中で好ましく用いられる有機酸は、炭
素数が1〜5の炭素差を持つカルボン酸や二塩基酸であ
り、更に好ましくは、酢酸及びグルタル酸である。
【0062】上記有機酸の感光層中に占める割合は、
0.05〜10重量%が適当であり好ましく、更に好ま
しくは0.1〜5重量%が適当である。
【0063】用いることができる酸無水物は任意であ
り、公知の種々の酸無水物がすべて用いられるが、好ま
しくは環状酸無水物であり、このような酸無水物として
は、例えば無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
3,6−エンドオキシ−Δ4−テトラヒドロ無水フタル
酸、テトラクロル無水フタル酸、無水グルタル酸、無水
マレイン酸、クロル無水マレイン酸、α−フェニル無水
マレイン酸、無水コハク酸、ピロメリット酸等を挙げる
ことができる。
【0064】上記酸無水物の感光層中に占める割合は、
0.05〜10重量%が適当であり好ましく、更に好ま
しくは0.1〜5重量%が適当である。
【0065】本発明の実施に際して、着色感光層等の各
層中には、必要に応じて更に可塑性、塗布性向上剤等を
添加することもできる。
【0066】可塑剤としては各種低分子化合物類、例え
ばフタル酸エステル類、トリフェニルホスフェート類、
マレイン酸エステル類、塗布性向上剤としては界面活性
剤、例えばフッ素系界面活性剤、エチルセルロースポリ
アルキレンエーテル等に代表されるノニオン活性剤等を
挙げることができる。
【0067】本発明の画像形成材料を構成する場合、着
色感光層は着色剤とバインダーよりなる着色層と、感光
性組成物よりなる感光層との2層に分割することもでき
る。この場合は、どちらの層が支持体側に配置されてい
てもかまわない。
【0068】本発明の画像形成材料は、カラープルーフ
として具体化することができる。
【0069】この場合の画像形成材料の着色感光層は、
像様露光に続く現像により画像状に除去され、着色画像
を形成するものである。
【0070】画像形成材料は、一般に、被転写材料に画
像を転写する形で使用する。
【0071】本発明において、画像形成材料は、これを
露光・現像して画像部を形成し、少なくとも該形成され
た画像部を光透過性基板に転写して転写画像を得る態様
で使用することができる。
【0072】画像形成材料は、着色感光層に応じた、特
にその感光体に応じた適宜の光で露光でき、その後現像
して、画像を得ることができる。画像形成材料を現像す
るために用いる現像液は、被処理材料を現像する現像作
用を有するものであれば、任意に使用することができ
る。好ましくは、アルカリ剤とアニオン界面活性剤を含
む現像液を用いるのがよい。
【0073】使用できるアルカリ剤としては、(1)ケ
イ酸ナトリウム,ケイ酸カリウム,水酸化カリウム,水
酸化ナトリウム,水酸化リチウム,第二または第三リン
酸ナトリウムまたはアンモニウム塩,メタケイ酸ナトリ
ウム,炭酸ナトリウム,アンモニア等の無機アルカリ
剤、(2)モノ、ジ、またはトリメチルアミン,モノ、
ジ、またはトリエチルアミン、モノまたはジイソプロピ
ルアミン,n−ブチルアミン,モノ、ジ、またはトリエ
タノールアミン,モノ、ジ、またはトリイソプロパノー
ルアミン,エチレンイミン,エチレンジイミン等の有機
アミン化合物等が挙げられる。
【0074】また、使用できるアニオン界面活性剤とし
ては、 (1)高級アルコール硫酸エステル類(例えば、ラウリ
ルアルコールサルフェートのナトリウム塩,オクチルア
ルコールサルフェートのアンモニウム塩,ラウリルアル
コールサルフェートのアンモニウム塩,第二ナトリウム
アルキルサルフェート等)、 (2)脂肪族アルコールリン酸エステル塩類(例えば、
セチルアルコールリン酸エステルのナトリウム塩等) (3)アルキルアリールスルホン酸塩類(例えば、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩,イソプロピルナ
フタレンスルホン酸ナトリウム塩,ジナフタレンスルホ
ン酸ナトリウム塩,メタニトロベンゼンスルホン酸ナト
リウム塩等) (4)アルキルアミドスルホン酸塩類
【化2】
【0075】(5)二塩基脂肪族エステルのスルホン酸
塩類(例えばナトリウムスルホコハク酸ジオクチルエス
テル,ナトリウムスルコハク酸ジヘキシルエステル等) (6)アルキルナフタレンスルホン酸塩のホルムアルデ
ヒド縮合物(例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナト
リウムのホルムアルデヒド縮合物等)が挙げられる。
【0076】アルカリ剤とアニオン界面活性剤とは、任
意に組み合わせて用いることができる。
【0077】本発明において、パターン状に形成された
着色感光層を転写する光透過性基板としては、カラーフ
ィルターの基板として使用し得る光透過性を有していれ
ば任意のものを用いることができる。カラーフィルター
は後工程で透明電極を蒸着する場合などがあるが、この
ように高温に曝される可能性があるときは、光透過性基
板の素材としては、良好な耐熱性を有するものが好まし
い。
【0078】光透過性基板を構成する素材の例として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエー
テルスルホン、ポリビニルアルコール、及び酢酸セルロ
ースなどの高分子化合物、ソーダガラス、硼珪酸ガラス
などのガラス、石英及びサファイアなどの無機物質など
を挙げることができる。
【0079】光透過性基板は、上記の素材を用いて、板
状、ソート状あるいはフィルム状などの形態で使用する
ことができる。
【0080】光透過性基板の厚みは、用途及び材質に合
わせて適宜に設定することができる。例えば、通常好ま
しくは、75μm〜10mmの範囲内にある。特に、液
晶カラーディスプレー用の光透過性基板として例えばガ
ラスを用いる場合には、厚みが75μm〜3mmの範囲
内にあることが好ましい。
【0081】また、光透過性基板の表面は、従来よりカ
ラーフィルターに使用されている光透過性基板と同じ程
度の表面精度を有していれば特に制限はないが、より一
層の高い画像品質を実現するためには、光透過性基板の
表面精度として±0.1μmであるのが望ましい。
【0082】なお、本発明において、光透過性基板の感
光性樹脂層を形成する面とは反対側の表面に、アンチハ
レーション等の作用を示すバッキング用のバッキング層
を設けることは好ましい。
【0083】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。但し当然の
ことではあるが、本発明は以下の実施例により限定を受
けるものではない。
【0084】実施例1 以下に示す方法でカラーフィルターの形成を行った。
【0085】下記の処方により着色画像形成材料を作成
した。ポリエチレンテレフタレートフィルム上にエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(商品名:エバフレックス、三
井デュポンケミカル社製)を、押し出しラミネート法に
より30μm厚になるように塗布し、離型層として熱軟
化層を有する支持体を作成した。
【0086】上記により得られた、熱軟化層を有する支
持体を3枚用意し、これらの上に3色の着色感光層分散
液を乾燥膜厚1μmになるようにそれぞれ塗布した後、
乾燥した。これによりシアン色画像形成材料、マゼンタ
色画像形成材料、イエロー色画像形成材料を得た。
【0087】3色の着色感光層分散液は、以下のように
して調液した。 色感光層分散液(シアン) 1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸−p− クレゾールホルマリンエステル重合体 2.37g 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル(80:20重量部)共重合体 (49.7%メタノール溶液) 15.36g シアニンブルー 4920(大日精化製) 1.1g 乳酸メチル 71.47g
【0088】 着色感光層分散液(マゼンタ) 1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸−p− クレゾールホルマリンエステル重合体 2.37g 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル(80:20重量部)共重合体 (49.7%メタノール溶液) 15.36g セイカファーストカーミン 1483(大日精化製) 1.1g 乳酸メチル 71.47g
【0089】 着色感光層分散液(イエロー) 1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸−p− クレゾールホルマリンエステル重合体 2.37g 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル(80:20重量部)共重合体 (49.7%メタノール溶液) 15.36g セイカファーストイエロー H−7055(大日精化製) 1.1g 乳酸メチル 71.47g
【0090】以上により得られた3色の着色画像形成材
料の感光層面に、パターン像を持つ網ポジフィルムを重
ね合わせ、1.5kW超高圧水銀灯(カモ電研製)で4
0秒間画像露光を行って画像を形成した。
【0091】下記現像液に30秒間浸漬することにより
現像を行い、3色のパターン像を有する着色画像を形成
した。
【0092】 〈現像液〉 Na2 CO3 15g 界面活性剤(花王アトラス社製、ペレックスNBL) 50g 蒸留水 1000g
【0093】次にシアン色画像の画像面とガラス基板と
を密着し、80℃に加熱された一対のニップロール間を
5kg/cm2 の加圧条件下にて、50cm/分の速度
で通過させた後、支持体の剥離を行った。剥離は容易に
行われ、基板上にシアン色画像部のみが転写された。
【0094】引続きマゼンタ、イエローの順に着色画像
の転写を行い、これにより、基板上に3色のパターン画
像からなるカラーフィルターを得た。
【0095】本方法によれば、カラーフィルターの作成
方法が非常に簡潔である。またこのカラーフィルターを
CCD上に設け、素子の分光特性を比較したところ、色
分解性、色調性がきわめて均一かつ良好であることがわ
かった。
【0096】実施例2 以下に示す方法でカラーフィルターの形成を行った。
【0097】下記の処方により着色画像形成材料を作成
した。ポリエチレンテレフタレートフィルム上にエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(商品名:エバフレックス、三
井デュポンケミカル社製)を、押し出しラミネート法に
より30μm厚になるように塗布し、離型層として熱軟
化層を有する支持体を作成した。
【0098】上記により得られた、熱軟化層を有する支
持体を3枚用意し、これらの上に3色の着色感光層分散
液を乾燥膜厚1μmになるようにそれぞれ塗布した後、
乾燥した。これによりレッド色画像形成材料、グリーン
色画像形成材料、ブルー色画像形成材料を得た。
【0099】3色の着色感光層分散液は、以下のように
して調液した。 色感光層分散液(レッド) 1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸−p− クレゾールホルマリンエステル重合体 2.37g 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル(80:20重量部)共重合体 (49.7%メタノール溶液) 15.36g ファーストゲンスーパーマゼンタR(大日本インキ(株)製)1.1g 乳酸メチル 71.47g
【0100】 着色感光層分散液(グリーン) 1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸−p− クレゾールホルマリンエステル重合体 2.37g 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル(80:20重量部)共重合体 (49.7%メタノール溶液) 15.36g ファーストゲングリーン2YK(大日本インキ(株)製) 1.1g 乳酸メチル 71.47g
【0101】 着色感光層分散液(ブルー) 1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸−p− クレゾールホルマリンエステル重合体 2.37g 酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル(80:20重量部)共重合体 (49.7%メタノール溶液) 15.36g ファーストゲンスーパーブルー6016 (大日本インキ(株)製) 1.1g 乳酸メチル 71.47g
【0102】以上により得られた3色の着色画像形成材
料の感光層面に、パターン像を持つ網ポジフィルムを重
ね合わせ、1.5kW超高圧水銀灯(カモ電研製)で4
0秒間画像露光を行って画像を形成した。
【0103】下記現像液に30秒間浸漬することにより
現像を行い、3色のパターン像を有する着色画像を形成
した。
【0104】 〈現像液〉 Na2 CO3 15g 界面活性剤(花王アトラス社製、ペレックスNBL) 50g 蒸留水 1000g
【0105】次にシアン色画像の画像面とガラス基板と
を密着し、80℃に加熱された一対のニップロール間を
5kg/cm2 の加圧条件下にて、50cm/分の速度
で通過させた後、支持体の剥離を行った。剥離は容易に
行われ、基板上にシアン色画像部のみが転写された。
【0106】引続きマゼンタ、イエローの順に着色画像
の転写を行い、これにより、基板上に3色のパターン画
像からなるカラーフィルターを得た。
【0107】本実施例によっても、実施例1と同様の効
果を得た。即ち本方法によれば、カラーフィルターの作
成方法が非常に簡潔である。またこのカラーフィルター
をCCD上に設け、素子の分光特性を比較したところ、
色分解性、色調性がきわめて均一かつ良好であることが
わかった。
【0108】
【発明の効果】本発明のカラーフィルターの製造方法に
よれば、容易に簡潔に所望のカラーフィルターを得るこ
とができ、生産性が良く、量産性に優れている。また、
分光特性等が均一、良好で、品質の安定性に優れるカラ
ーフィルターを得ることができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に離型層を介して着色感光層を設
    けた着色画像形成材料をパターン状に露光現像後、該画
    像形成材料のパターン状に形成された着色感光層のみ
    光透過性基板状に転写して着色画像パターンを有するカ
    ラーフィルターを形成するカラーフィルターの製造方法
    であって、前記離型層は、前記パターン状に形成された
    着色感光層を担持して該形成された着色感光層のみを離
    型せしめて前記光透過性基板状に転写させる熱軟化層か
    らなることを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
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