JP3164136B2 - オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置 - Google Patents
オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置Info
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- JP3164136B2 JP3164136B2 JP4319194A JP4319194A JP3164136B2 JP 3164136 B2 JP3164136 B2 JP 3164136B2 JP 4319194 A JP4319194 A JP 4319194A JP 4319194 A JP4319194 A JP 4319194A JP 3164136 B2 JP3164136 B2 JP 3164136B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ信号電力
増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置に関し、詳
しくは、音声や演奏音等からなるオーディオ信号を増幅
して音響としてスピーカから出力する、ラジオやカセッ
トテーププレーヤ,ビデオテープレコーダ、ビデオカメ
ラ、コンポーネントステレオ装置などのオーディオ信号
を発生するような装置(これらを含めてここではオーデ
ィオ装置という)において、その出力回路の消費電力を
低減することができ、特に携帯用のオーディオ装置に適
する電力増幅回路に関する。
増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置に関し、詳
しくは、音声や演奏音等からなるオーディオ信号を増幅
して音響としてスピーカから出力する、ラジオやカセッ
トテーププレーヤ,ビデオテープレコーダ、ビデオカメ
ラ、コンポーネントステレオ装置などのオーディオ信号
を発生するような装置(これらを含めてここではオーデ
ィオ装置という)において、その出力回路の消費電力を
低減することができ、特に携帯用のオーディオ装置に適
する電力増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4にオーディオ装置の例として従来の
ポータブルカセットテーププレーヤの信号再生系の回路
を簡単なブロック図で示す。1は読取ヘッド、2は、ヘ
ッドアンプ、イコライザ回路等を含む信号再生処理回
路、3は出力段アンプ、4は負荷としてのスピーカ、そ
して、5は、アンプ3とスピーカ4との間に挿入された
出力用の電解コンデンサである。
ポータブルカセットテーププレーヤの信号再生系の回路
を簡単なブロック図で示す。1は読取ヘッド、2は、ヘ
ッドアンプ、イコライザ回路等を含む信号再生処理回
路、3は出力段アンプ、4は負荷としてのスピーカ、そ
して、5は、アンプ3とスピーカ4との間に挿入された
出力用の電解コンデンサである。
【0003】再生時には、オーディオ信号が記録された
テープ(図示せず)から、読出ヘッド1を介してオーデ
ィオ信号として読出信号Aが得られる。この読出信号A
が信号再生処理回路2に入力されて、録音時の高周波バ
イアス成分が除去され、イコライジング処理などが施さ
れて、オーディオ信号Bが再生される。再生されたオー
ディオ信号Bは、最終的に出力段アンプ3に加えられて
増幅される。ここで、出力信号Cが生成されてこれがコ
ンデンサ5を経てスピーカ4に送出される。その結果、
スピーカ4から再生音が発生する。
テープ(図示せず)から、読出ヘッド1を介してオーデ
ィオ信号として読出信号Aが得られる。この読出信号A
が信号再生処理回路2に入力されて、録音時の高周波バ
イアス成分が除去され、イコライジング処理などが施さ
れて、オーディオ信号Bが再生される。再生されたオー
ディオ信号Bは、最終的に出力段アンプ3に加えられて
増幅される。ここで、出力信号Cが生成されてこれがコ
ンデンサ5を経てスピーカ4に送出される。その結果、
スピーカ4から再生音が発生する。
【0004】通常、トランジスタのアンプ3では、入力
段に一対の信号を生成する入力段アップ3a が設けられ
ている。オーディオ信号Bは、この入力段アップ3a に
より増幅されて相互に位相が180゜相違する一対の信
号にされる。これら信号が出力段アンプを構成するトラ
ンジスタQ1 ,Q2 に加えらえて、いわゆるプッシュプ
ル増幅されることによって、オーディオ信号Bが出力信
号Cとして電力増幅される。
段に一対の信号を生成する入力段アップ3a が設けられ
ている。オーディオ信号Bは、この入力段アップ3a に
より増幅されて相互に位相が180゜相違する一対の信
号にされる。これら信号が出力段アンプを構成するトラ
ンジスタQ1 ,Q2 に加えらえて、いわゆるプッシュプ
ル増幅されることによって、オーディオ信号Bが出力信
号Cとして電力増幅される。
【0005】電力増幅について詳述すると、入力信号B
に応じて出力段アンプ3へ給電する電源ラインVccの電
圧がトランジスタQ1 で出力信号Cの電圧まで降下され
る。言い替えれば、トランジスタQ1 の内部インピーダ
ンスによる降下電圧の量がオーディオ信号Bの波形に応
じて変化する結果として出力信号Cが生成される。こと
き、トランジスタQ1 は、電源ラインVccの電圧と出力
信号Cの電圧との差電圧を受け持つ。その結果として、
トランジスタQ1 は、前記差電圧分の電力を消費する。
なお、出力段アンプの構成は、説明の都合上、図では出
力トランジスタQ1 ,Q2 だけの簡単な回路にしている
が、実際の回路としては、ドライブ回路等の周辺回路が
加わっていてもよい。
に応じて出力段アンプ3へ給電する電源ラインVccの電
圧がトランジスタQ1 で出力信号Cの電圧まで降下され
る。言い替えれば、トランジスタQ1 の内部インピーダ
ンスによる降下電圧の量がオーディオ信号Bの波形に応
じて変化する結果として出力信号Cが生成される。こと
き、トランジスタQ1 は、電源ラインVccの電圧と出力
信号Cの電圧との差電圧を受け持つ。その結果として、
トランジスタQ1 は、前記差電圧分の電力を消費する。
なお、出力段アンプの構成は、説明の都合上、図では出
力トランジスタQ1 ,Q2 だけの簡単な回路にしている
が、実際の回路としては、ドライブ回路等の周辺回路が
加わっていてもよい。
【0006】ところで、カセットテーププレーヤは、他
のオーディオ装置と同様に、ステレオタイプのものがほ
とんどであり、この種のものは、Rチャンネル系に対し
てLチャンネル系、あるいはその逆の関係でもう1つの
信号再生系(1’,2’,3’,4’,5’)を備えて
いる。そのオーディオ信号B’も同様な信号処理により
出力信号C’を発生する。したがって、前記のトランジ
スタQ1 が受け持つ消費電力は、ステレオ装置では倍に
なる。
のオーディオ装置と同様に、ステレオタイプのものがほ
とんどであり、この種のものは、Rチャンネル系に対し
てLチャンネル系、あるいはその逆の関係でもう1つの
信号再生系(1’,2’,3’,4’,5’)を備えて
いる。そのオーディオ信号B’も同様な信号処理により
出力信号C’を発生する。したがって、前記のトランジ
スタQ1 が受け持つ消費電力は、ステレオ装置では倍に
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】出力トランジスタの降
下電圧による電力は、パワー増幅用のトランジスタによ
って熱として放散される。このため、電力損失が大きい
パワートランジスタが必要になる。ここで大きな電力が
消費されるので、出力信号Cを生成する場合の電力効率
はよくない。このことは、特に、限られた電力のバッテ
リーで動作する携帯形のオーディオ装置では、装置の動
作時間が電力使用効率によって左右されることになるの
で問題になる。しかも、この種の装置では、長時間動作
可能なことが製品価値として極めて重要である。そこ
で、できるだけ消費電力の少ない装置であることが要請
されている。
下電圧による電力は、パワー増幅用のトランジスタによ
って熱として放散される。このため、電力損失が大きい
パワートランジスタが必要になる。ここで大きな電力が
消費されるので、出力信号Cを生成する場合の電力効率
はよくない。このことは、特に、限られた電力のバッテ
リーで動作する携帯形のオーディオ装置では、装置の動
作時間が電力使用効率によって左右されることになるの
で問題になる。しかも、この種の装置では、長時間動作
可能なことが製品価値として極めて重要である。そこ
で、できるだけ消費電力の少ない装置であることが要請
されている。
【0008】この発明の目的は、出力回路の消費電力を
低減することができるオーディオ信号電力増幅回路を提
供することにある。この発明の他の目的は、出力回路の
トランジスタの消費電力を低減することにより電力損失
の低いトランジスタが使用できるオーディオ信号電力増
幅回路を提供することにある。また、この発明の目的
は、オーディオ装置の出力回路の消費電力を低減するこ
とができるオーディオ装置を提供することにある。この
発明のさらに他の目的は、携帯用に適したオーディオ装
置を提供することにある。
低減することができるオーディオ信号電力増幅回路を提
供することにある。この発明の他の目的は、出力回路の
トランジスタの消費電力を低減することにより電力損失
の低いトランジスタが使用できるオーディオ信号電力増
幅回路を提供することにある。また、この発明の目的
は、オーディオ装置の出力回路の消費電力を低減するこ
とができるオーディオ装置を提供することにある。この
発明のさらに他の目的は、携帯用に適したオーディオ装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明のオーディオ信号電力増幅回路およびこれを
用いるオーディオ装置の特徴は、オーディオ信号を受け
てこれを増幅して出力するアンプと、電源ラインから電
力を受けて可聴周波数を超える周波数でスイッチング動
作をして前記アンプに給電するスイッチング回路と、ア
ンプの出力信号の電圧と前記の給電する電力の電圧との
差に応じて給電する電力がオーディオ信号のレベルに対
応して変化するようにスイッチング回路のスイッチング
期間を制御する制御回路とを備えている。
るこの発明のオーディオ信号電力増幅回路およびこれを
用いるオーディオ装置の特徴は、オーディオ信号を受け
てこれを増幅して出力するアンプと、電源ラインから電
力を受けて可聴周波数を超える周波数でスイッチング動
作をして前記アンプに給電するスイッチング回路と、ア
ンプの出力信号の電圧と前記の給電する電力の電圧との
差に応じて給電する電力がオーディオ信号のレベルに対
応して変化するようにスイッチング回路のスイッチング
期間を制御する制御回路とを備えている。
【0010】
【作用】アンプと電源ラインとの間に前記のような制御
をする制御回路とスイッチング回路とを設けることによ
り、アンプへの給電電力がスイッチング制御により生成
される。しかも、アンプへの給電電力の電圧は、オーデ
ィオ信号の電圧に応じてフィードバックがかかる。そこ
で、給電電力の電圧とこのアンプの出力信号の電圧との
電位差を一定に維持するように動作させることができ、
この一定の電位差をアンプの動作に要する最低電圧か、
それ以上でも低い電圧の範囲で一定値に維持するように
することができる。その動作は、差の電圧を検出回路の
トランジスタのベースとエミッタ間に受けてこれのON
/OFFを利用してONのときと、さらにOFFのとき
とでそれぞれにおいて検出信号を発生することで、トラ
ンジスタのベースとエミッタ間の1Vfの電圧を基準と
してこれにあるいはこれに近い電圧に維持されるように
出力電圧と供給電圧の差を制御するものである。また、
検出回路のトランジスタがOFFのときにはスイッチン
グ回路のスイッチングをOFF状態にすることでこの回
路を他の回路から簡単に切り離して消費電力を抑えるこ
とができ、低電圧駆動に適し、制御回路全体が簡単な回
路になる。
をする制御回路とスイッチング回路とを設けることによ
り、アンプへの給電電力がスイッチング制御により生成
される。しかも、アンプへの給電電力の電圧は、オーデ
ィオ信号の電圧に応じてフィードバックがかかる。そこ
で、給電電力の電圧とこのアンプの出力信号の電圧との
電位差を一定に維持するように動作させることができ、
この一定の電位差をアンプの動作に要する最低電圧か、
それ以上でも低い電圧の範囲で一定値に維持するように
することができる。その動作は、差の電圧を検出回路の
トランジスタのベースとエミッタ間に受けてこれのON
/OFFを利用してONのときと、さらにOFFのとき
とでそれぞれにおいて検出信号を発生することで、トラ
ンジスタのベースとエミッタ間の1Vfの電圧を基準と
してこれにあるいはこれに近い電圧に維持されるように
出力電圧と供給電圧の差を制御するものである。また、
検出回路のトランジスタがOFFのときにはスイッチン
グ回路のスイッチングをOFF状態にすることでこの回
路を他の回路から簡単に切り離して消費電力を抑えるこ
とができ、低電圧駆動に適し、制御回路全体が簡単な回
路になる。
【0011】さて、前記した一定の電位差(一定電圧)
は、アンプにおいては、出力信号を生成するための降下
電圧に対応している。そこで、ここでは、アンプでの降
下電圧が前記の最低電圧か、それ以上の低い一定電圧に
維持されて増幅動作が行われることになる。このときの
出力信号の電流値は、スイッチング回路から給電された
電力により決定され、それは、入力されたオーディオ信
号に応じた電流になる。また、このときのアンプの消費
電力は、前記一定電圧でほぼ決定される。そこで、従来
のように一定の電源電圧から直接電圧降下させて出力信
号を得たときの消費電力よりも消費電力が低くなる。
は、アンプにおいては、出力信号を生成するための降下
電圧に対応している。そこで、ここでは、アンプでの降
下電圧が前記の最低電圧か、それ以上の低い一定電圧に
維持されて増幅動作が行われることになる。このときの
出力信号の電流値は、スイッチング回路から給電された
電力により決定され、それは、入力されたオーディオ信
号に応じた電流になる。また、このときのアンプの消費
電力は、前記一定電圧でほぼ決定される。そこで、従来
のように一定の電源電圧から直接電圧降下させて出力信
号を得たときの消費電力よりも消費電力が低くなる。
【0012】一方、電源ラインVccをスイッチングする
ために発生するスイッチング回路とこれの制御回路の和
の電力損失は、スイッチングトランジスタのON抵抗が
低く、常時発生するのではなく、スイッチング時に過渡
的に発生するものが主体となる。常時発生していた従来
のものに較べれば、極めて僅かなものである。これによ
る消費電力の増加は、電力増幅段の電力消費からみれば
比較的小さなものである。
ために発生するスイッチング回路とこれの制御回路の和
の電力損失は、スイッチングトランジスタのON抵抗が
低く、常時発生するのではなく、スイッチング時に過渡
的に発生するものが主体となる。常時発生していた従来
のものに較べれば、極めて僅かなものである。これによ
る消費電力の増加は、電力増幅段の電力消費からみれば
比較的小さなものである。
【0013】したがって、全体として、オーディオ信号
の増幅のために消費する電力損失を少なくすることがで
きる。これにより電力使用効率を向上させることができ
る。なお、この発明では、電力供給ラインのスイッチン
グが可聴周波数を超える速いタイミングで行われる。こ
れにより、たとえ、スイッチングに起因する歪み成分が
増幅されたオーディオ信号に含まれていたとしても、こ
の成分は最終的には聞き取られることがない。よって、
実用上、オーディオ信号の質を損なうことがなく、オー
ディオ装置としての性能を維持することができる。
の増幅のために消費する電力損失を少なくすることがで
きる。これにより電力使用効率を向上させることができ
る。なお、この発明では、電力供給ラインのスイッチン
グが可聴周波数を超える速いタイミングで行われる。こ
れにより、たとえ、スイッチングに起因する歪み成分が
増幅されたオーディオ信号に含まれていたとしても、こ
の成分は最終的には聞き取られることがない。よって、
実用上、オーディオ信号の質を損なうことがなく、オー
ディオ装置としての性能を維持することができる。
【0014】
【実施例】図1において、出力段回路30は、ポータブ
ルカセットテーププレーヤ10の出力段増幅回路であっ
て、図4のアンプ3に加えてこれへ電力を供給する供給
電力制御回路40を有している。なお、図4と同一の構
成は同一の符号を付してある。したがって、説明は割愛
する。また、図示はしていないが、電源ラインVccは、
携帯用のオーディオ装置として、電池の+側の出力電力
ラインに接続されている。
ルカセットテーププレーヤ10の出力段増幅回路であっ
て、図4のアンプ3に加えてこれへ電力を供給する供給
電力制御回路40を有している。なお、図4と同一の構
成は同一の符号を付してある。したがって、説明は割愛
する。また、図示はしていないが、電源ラインVccは、
携帯用のオーディオ装置として、電池の+側の出力電力
ラインに接続されている。
【0015】供給電力制御回路40は、PWM(パルス
ワイドモジュレーション)の制御により出力電力を、こ
の電力の電圧がオーディオ信号の出力信号の電圧に対し
て一定値に維持されるようにスイッチングレギュレーシ
ョンする電力制御回路である。供給電流の制御は、入力
信号の信号レベルに応じて決定される出力トランジスタ
Q1 の内部インピーダンスの変化に応じて行われる。そ
のために、出力電力の電圧と出力信号Cの電圧とを検出
する。そして、これらの差に対応する電力をトランジス
タQ1 に供給して、トランジスタQ1 の出力側と電力供
給端子との間の電位差が一定になるように制御する。こ
れにより同時に、入力信号(あるいは出力信号)に応じ
た電力を供給される。この回路40は、検出回路50、
スイッチングレギュレーション回路60、そして平滑回
路70からなる。なお、点線で示すコンデンサCN は、
高周波信号をバイパスさせるためのものであり、その容
量は、2000P程度である。このコンデンサは原理的
には不要である。
ワイドモジュレーション)の制御により出力電力を、こ
の電力の電圧がオーディオ信号の出力信号の電圧に対し
て一定値に維持されるようにスイッチングレギュレーシ
ョンする電力制御回路である。供給電流の制御は、入力
信号の信号レベルに応じて決定される出力トランジスタ
Q1 の内部インピーダンスの変化に応じて行われる。そ
のために、出力電力の電圧と出力信号Cの電圧とを検出
する。そして、これらの差に対応する電力をトランジス
タQ1 に供給して、トランジスタQ1 の出力側と電力供
給端子との間の電位差が一定になるように制御する。こ
れにより同時に、入力信号(あるいは出力信号)に応じ
た電力を供給される。この回路40は、検出回路50、
スイッチングレギュレーション回路60、そして平滑回
路70からなる。なお、点線で示すコンデンサCN は、
高周波信号をバイパスさせるためのものであり、その容
量は、2000P程度である。このコンデンサは原理的
には不要である。
【0016】スイッチングレギュレーション回路60
は、電源ラインVccとアンプ3への電力供給端子(出力
端子6)との間に挿入された回路である。これは、制御
電圧値発生回路65とスイッチング回路66とからな
る。制御電圧値発生回路65は、トランジスタQ61とア
ンプ61とを有していて、スイッチング制御のための制
御電圧値を発生する。スイッチング回路66は、コンパ
レータ62とPNP形のスイッチングトランジスタQ6
2、そして三角波発生回路63とからり、電源ラインVc
cに接続される電力供給ラインをトランジスタQ62によ
りON/OFFして、その結果得られる電力を平滑回路
70を介して出力端子6に送出する。それが出力端子6
に発生する、アンプ3に対する給電電力Dになる。
は、電源ラインVccとアンプ3への電力供給端子(出力
端子6)との間に挿入された回路である。これは、制御
電圧値発生回路65とスイッチング回路66とからな
る。制御電圧値発生回路65は、トランジスタQ61とア
ンプ61とを有していて、スイッチング制御のための制
御電圧値を発生する。スイッチング回路66は、コンパ
レータ62とPNP形のスイッチングトランジスタQ6
2、そして三角波発生回路63とからり、電源ラインVc
cに接続される電力供給ラインをトランジスタQ62によ
りON/OFFして、その結果得られる電力を平滑回路
70を介して出力端子6に送出する。それが出力端子6
に発生する、アンプ3に対する給電電力Dになる。
【0017】供給電力制御回路40の制御により出力端
子6の電圧は、出力信号Cのレベルに追従して変動する
ことになるが、この出力端子6とトランジスタQ1 の出
力信号の出力端子との電位差が一定に維持されること
で、前述したように、トランジスタQ1 での消費電力は
低減される。すなわち、ここでは、出力信号Cの信号レ
ベルが低いときには、それに応じて出力端子6の電圧も
低くなる。出力信号Cの信号レベルが高いときには、そ
れに応じて出力端子6の電圧も高くなる。
子6の電圧は、出力信号Cのレベルに追従して変動する
ことになるが、この出力端子6とトランジスタQ1 の出
力信号の出力端子との電位差が一定に維持されること
で、前述したように、トランジスタQ1 での消費電力は
低減される。すなわち、ここでは、出力信号Cの信号レ
ベルが低いときには、それに応じて出力端子6の電圧も
低くなる。出力信号Cの信号レベルが高いときには、そ
れに応じて出力端子6の電圧も高くなる。
【0018】供給電力制御回路40とトランジスタQ1
との全消費電力が、従来のトランジスタQ1 による消費
電力より少なくなければならない。これは、スイッチン
グ周波数を高い周波数に選択すること、例えば、50k
Hz〜800kHz程度の高い周波数にすること、そし
て出力端子6とトランジスタQ1 の出力信号の出力端子
との電位差を、従来の電源ラインVccからの平均的な電
圧降下よりも低い一定の電圧に維持することで達成でき
る。これにより、従来のトランジスタQ1 における電源
電圧Vccからの電圧降下により発生する平均的な消費電
力より小さく抑えられる。
との全消費電力が、従来のトランジスタQ1 による消費
電力より少なくなければならない。これは、スイッチン
グ周波数を高い周波数に選択すること、例えば、50k
Hz〜800kHz程度の高い周波数にすること、そし
て出力端子6とトランジスタQ1 の出力信号の出力端子
との電位差を、従来の電源ラインVccからの平均的な電
圧降下よりも低い一定の電圧に維持することで達成でき
る。これにより、従来のトランジスタQ1 における電源
電圧Vccからの電圧降下により発生する平均的な消費電
力より小さく抑えられる。
【0019】さて、先に説明したように、アンプ3は、
オーディオ信号Bを受け、これをトランジスタQ1 ,Q
2 でプッシュプル増幅してパワー増幅し、増幅された出
力信号Cを生成する。検出回路50は、ベース−エミッ
タ間を検出端子とするNPNトランジスタQ50を主体と
して構成されている。その検出信号Eは、スイッチング
レギュレーション回路60のトランジスタQ61に出力さ
れてトランジスタQ62をON/OFFさせる。トランジ
スタQ50は、給電電力Dの電圧をそのエミッタに受け、
そのベースには、アンプ3から出力される出力信号Cの
電圧を順方向接続のダイオードD51,D52を介して受け
る。その結果、検出回路50の検出動作は、給電電力D
の電圧と出力信号Cの電圧との差電圧VD-C が1Vf
(ベース・エミッタ間の順方向降下電圧)より大きいか
否かに応じて異なってくる。
オーディオ信号Bを受け、これをトランジスタQ1 ,Q
2 でプッシュプル増幅してパワー増幅し、増幅された出
力信号Cを生成する。検出回路50は、ベース−エミッ
タ間を検出端子とするNPNトランジスタQ50を主体と
して構成されている。その検出信号Eは、スイッチング
レギュレーション回路60のトランジスタQ61に出力さ
れてトランジスタQ62をON/OFFさせる。トランジ
スタQ50は、給電電力Dの電圧をそのエミッタに受け、
そのベースには、アンプ3から出力される出力信号Cの
電圧を順方向接続のダイオードD51,D52を介して受け
る。その結果、検出回路50の検出動作は、給電電力D
の電圧と出力信号Cの電圧との差電圧VD-C が1Vf
(ベース・エミッタ間の順方向降下電圧)より大きいか
否かに応じて異なってくる。
【0020】この差電圧VD-C が1Vf 以下のときには
トランジスタQ50がONする。これにより、差電圧VD-
C −1Vf の検出信号E(=誤差電圧)に応じた電流を
トランジスタQ61に加える。トランジスタQ61は、この
誤差電圧に応じてそれを増幅した電圧を分圧電圧F(後
述)として発生する。一方、差電圧VD-C が1Vf 越え
ているときには、トランスタQ50はOFFする。これに
より一定電圧(=Vcc)の検出信号Eが発生する。な
お、51は、ダイオードD51,D52をON状態に維持す
るための定電流源であり、出力信号Cから2×1Vf
(=2Vf )高い基準信号GをトランジスタQ50のベー
スに発生する。
トランジスタQ50がONする。これにより、差電圧VD-
C −1Vf の検出信号E(=誤差電圧)に応じた電流を
トランジスタQ61に加える。トランジスタQ61は、この
誤差電圧に応じてそれを増幅した電圧を分圧電圧F(後
述)として発生する。一方、差電圧VD-C が1Vf 越え
ているときには、トランスタQ50はOFFする。これに
より一定電圧(=Vcc)の検出信号Eが発生する。な
お、51は、ダイオードD51,D52をON状態に維持す
るための定電流源であり、出力信号Cから2×1Vf
(=2Vf )高い基準信号GをトランジスタQ50のベー
スに発生する。
【0021】制御電圧値発生回路65は、検出回路50
の検出信号Eを受けてコンパレータ62に対する比較電
圧値Pを発生する。これは、検出回路50からの検出信
号Eを受けてトランジスタQ61がONしたときに、言い
替えれば、出力信号Cの電圧と出力端子6の給電電力D
の電圧の差が1Vf 以下になったときに、電源ラインV
ccの電圧と出力信号Cの電圧との間の電圧値を、直列接
続の抵抗回路R62,R63の接続点Nに分圧電圧Fとして
発生する。アンプ61は、この分圧電圧Fを受けて、こ
れと基準信号Gの電圧との差分の信号を増幅して前記の
比較電圧値Pを発生する。そして、これをコンパレータ
62の(-) 入力(基準端子側)に出力する。
の検出信号Eを受けてコンパレータ62に対する比較電
圧値Pを発生する。これは、検出回路50からの検出信
号Eを受けてトランジスタQ61がONしたときに、言い
替えれば、出力信号Cの電圧と出力端子6の給電電力D
の電圧の差が1Vf 以下になったときに、電源ラインV
ccの電圧と出力信号Cの電圧との間の電圧値を、直列接
続の抵抗回路R62,R63の接続点Nに分圧電圧Fとして
発生する。アンプ61は、この分圧電圧Fを受けて、こ
れと基準信号Gの電圧との差分の信号を増幅して前記の
比較電圧値Pを発生する。そして、これをコンパレータ
62の(-) 入力(基準端子側)に出力する。
【0022】検出回路50からの検出信号Eを受けてト
ランジスタQ61がOFFしたときには、すなわち、出力
信号Cの電圧と出力端子6の給電電力Dの電圧の差が1
Vfを越えたときには、出力信号Cと基準信号Gとの差
の電圧(=2Vf )がアンプ61により増幅されることで
比較電圧値Pが発生する。これは、一定値(後述するよ
うに、三角波の信号レベルより低い値)になる。コンパ
レータ62は、(+) 入力に周波数が可聴周波数を超える
一定周波数の三角波の信号Sを三角波発生回路63から
受ける。そして、比較電圧値Pの電圧と信号Sの電圧と
を比較して信号Sの電圧が比較電圧値Pの電圧を越えて
いるときにはPNPトランジスタQ62をOFFさせるH
IGHレベルの信号を駆動パルスHとして出力する。こ
の駆動パルスHは、トランジスタQ62に加えられる。た
だし、ここでの三角波の信号Sは、基準信号Gの電圧を
基準とするものであり、コンパレータ62に入力される
前に基準信号Gと信号Sとが合成回路64で合成され
る。
ランジスタQ61がOFFしたときには、すなわち、出力
信号Cの電圧と出力端子6の給電電力Dの電圧の差が1
Vfを越えたときには、出力信号Cと基準信号Gとの差
の電圧(=2Vf )がアンプ61により増幅されることで
比較電圧値Pが発生する。これは、一定値(後述するよ
うに、三角波の信号レベルより低い値)になる。コンパ
レータ62は、(+) 入力に周波数が可聴周波数を超える
一定周波数の三角波の信号Sを三角波発生回路63から
受ける。そして、比較電圧値Pの電圧と信号Sの電圧と
を比較して信号Sの電圧が比較電圧値Pの電圧を越えて
いるときにはPNPトランジスタQ62をOFFさせるH
IGHレベルの信号を駆動パルスHとして出力する。こ
の駆動パルスHは、トランジスタQ62に加えられる。た
だし、ここでの三角波の信号Sは、基準信号Gの電圧を
基準とするものであり、コンパレータ62に入力される
前に基準信号Gと信号Sとが合成回路64で合成され
る。
【0023】平滑回路70は、スイッチング回路66の
トランジスタQ62の出力に接続されていてその出力電力
を平滑化する。この回路は、トランジスタQ62の出力と
アンプ3への電力供給ライン(出力端子6)との間に直
列に挿入されたコイルL70を主体とする回路である。
このコイルL70を介することで、スイッチングされた
電力が平滑化され、平滑化された給電電力Dが出力端子
6に発生する。なお、コイルL70の入力端と接地GN
D間にはフライホイールダイオードが接続されている。
このダイオードによりコイルL70に流れる電流の還流
路が形成される。これにより電力供給ラインがスイッチ
ングトランジスタQ62により遮断されているときにコイ
ルL70に蓄えられたエネルギーが慣性電流としてアン
プ3側に供給されてコイルL70へと戻る。
トランジスタQ62の出力に接続されていてその出力電力
を平滑化する。この回路は、トランジスタQ62の出力と
アンプ3への電力供給ライン(出力端子6)との間に直
列に挿入されたコイルL70を主体とする回路である。
このコイルL70を介することで、スイッチングされた
電力が平滑化され、平滑化された給電電力Dが出力端子
6に発生する。なお、コイルL70の入力端と接地GN
D間にはフライホイールダイオードが接続されている。
このダイオードによりコイルL70に流れる電流の還流
路が形成される。これにより電力供給ラインがスイッチ
ングトランジスタQ62により遮断されているときにコイ
ルL70に蓄えられたエネルギーが慣性電流としてアン
プ3側に供給されてコイルL70へと戻る。
【0024】次に、給電電力Dとアンプ3の出力信号C
との差電圧VD-C をほぼ1Vf に制御するスイッチング
レギュレーション回路60の動作について説明する。図
2に示すように、コンパレータ62は、その一方の入力
信号に基準信号Gを基準とした三角波の信号S(図2
(a) ,(c) 参照)が入力され、他方には、比較電圧値P
が入力される。差電圧VD-C が1Vf 以下のときには、
図2(a) に示すように、コンパレータ62は、三角波の
信号レベル(波形S)とアンプ61の出力信号(波形
P)のレベルとの比較の結果に応じた二値の駆動パルス
H(図2(b) のH参照)を発生してこれによりトランジ
スタQ62をON/OFFさせる。ここで、信号Pの前半
のレベルPa は、基準信号Gより下にある。これは、差
電圧VD-C が1Vf より少し下に維持されていてほぼ1
Vf になっている状態である。信号Pの後半のレベルP
b は、基準信号Gより上にある。このときには、差電圧
VD-C が1Vf より低くなったときである。このときに
は、給電電力Dの量を増加するように、駆動パルスHが
HIGHレベルにある期間が短くなっている。これによ
り給電電力Dが増加してその電圧が上昇して差電圧VD-
C が1Vf になるように制御される。
との差電圧VD-C をほぼ1Vf に制御するスイッチング
レギュレーション回路60の動作について説明する。図
2に示すように、コンパレータ62は、その一方の入力
信号に基準信号Gを基準とした三角波の信号S(図2
(a) ,(c) 参照)が入力され、他方には、比較電圧値P
が入力される。差電圧VD-C が1Vf 以下のときには、
図2(a) に示すように、コンパレータ62は、三角波の
信号レベル(波形S)とアンプ61の出力信号(波形
P)のレベルとの比較の結果に応じた二値の駆動パルス
H(図2(b) のH参照)を発生してこれによりトランジ
スタQ62をON/OFFさせる。ここで、信号Pの前半
のレベルPa は、基準信号Gより下にある。これは、差
電圧VD-C が1Vf より少し下に維持されていてほぼ1
Vf になっている状態である。信号Pの後半のレベルP
b は、基準信号Gより上にある。このときには、差電圧
VD-C が1Vf より低くなったときである。このときに
は、給電電力Dの量を増加するように、駆動パルスHが
HIGHレベルにある期間が短くなっている。これによ
り給電電力Dが増加してその電圧が上昇して差電圧VD-
C が1Vf になるように制御される。
【0025】これにより、差電圧VD-C が1Vf 以下あ
るときには、この差を1Vf にほぼ一致させるような方
向に比較電圧値Pのレベルが変化して、この変化に応じ
た電流がアンプ3へ供給される。そして、差電圧VD-C
がほぼ1Vf になる。すなわち、比較電圧値Pと三角波
Sとの比較結果に応じたPWMが行われ、スイッチング
トランジスタQ62が駆動パルスHによりON/OFFが
制御される。そして、このような制御は検出信号Eの値
に応じて行われる。
るときには、この差を1Vf にほぼ一致させるような方
向に比較電圧値Pのレベルが変化して、この変化に応じ
た電流がアンプ3へ供給される。そして、差電圧VD-C
がほぼ1Vf になる。すなわち、比較電圧値Pと三角波
Sとの比較結果に応じたPWMが行われ、スイッチング
トランジスタQ62が駆動パルスHによりON/OFFが
制御される。そして、このような制御は検出信号Eの値
に応じて行われる。
【0026】出力信号Cの電圧と出力端子6の給電電力
Dの電圧の差が1Vf 越えているときには、トランジス
タQ50がOFFする。検出電圧Eは、このときに電源電
圧Vccになる。そこで、トランジスタQ61がOFFし、
2Vf の差の電圧が発生する。その結果、比較電圧値P
は、図2(c) に示すPc のレベルになり、基準信号Gよ
り2Vf 低い一定の電圧がコンパレータ62に加えられ
る。その結果、図2(d) の波形Hで示すようなHIGH
レベルに維持された駆動パルスHが発生してスイッチン
グのトランジスタQ62をOFF状態にさせる。その結
果、差電圧VD-Cがほぼ1Vf に一致するようにアンプ
3への電力供給が行われて、比較電圧値Pは、Pa のレ
ベルまで復帰することになる。
Dの電圧の差が1Vf 越えているときには、トランジス
タQ50がOFFする。検出電圧Eは、このときに電源電
圧Vccになる。そこで、トランジスタQ61がOFFし、
2Vf の差の電圧が発生する。その結果、比較電圧値P
は、図2(c) に示すPc のレベルになり、基準信号Gよ
り2Vf 低い一定の電圧がコンパレータ62に加えられ
る。その結果、図2(d) の波形Hで示すようなHIGH
レベルに維持された駆動パルスHが発生してスイッチン
グのトランジスタQ62をOFF状態にさせる。その結
果、差電圧VD-Cがほぼ1Vf に一致するようにアンプ
3への電力供給が行われて、比較電圧値Pは、Pa のレ
ベルまで復帰することになる。
【0027】なお、比較電圧値Pの前記Pa のレベル
は、抵抗R62,R63の値により決定され、選択可能であ
る。また、比較電圧値Pの前記Pc のレベルは、三角波
の振幅との関係で決定され、これも選択可能である。ま
た、比較電圧値Pのレベルの変化に対する応答速度は、
オーディオ信号の変化に対しては十分速いものであり、
回路の設計上で選択可能である。
は、抵抗R62,R63の値により決定され、選択可能であ
る。また、比較電圧値Pの前記Pc のレベルは、三角波
の振幅との関係で決定され、これも選択可能である。ま
た、比較電圧値Pのレベルの変化に対する応答速度は、
オーディオ信号の変化に対しては十分速いものであり、
回路の設計上で選択可能である。
【0028】具体的な動作としては、例えば、入力信号
Bの電圧レベルが大きく低下したときには、トランジス
タQ1 の内部インピーダンスが急激に上昇して、出力信
号Cの電圧と出力端子6の給電電力Dの電圧の差が1V
f を越える。このことで比較電圧値Pは、Pc で示すよ
うに三角波Sよりも下側のレベルになり、コンパレータ
62の駆動パルスHは、HIGHレベルに維持されてト
ランジスタQ62は、OFF状態に維持される。出力信号
Cと出力端子6の給電電力Dの電圧との差が1Vf 近傍
になるまで、このような制御が行われる続ける。
Bの電圧レベルが大きく低下したときには、トランジス
タQ1 の内部インピーダンスが急激に上昇して、出力信
号Cの電圧と出力端子6の給電電力Dの電圧の差が1V
f を越える。このことで比較電圧値Pは、Pc で示すよ
うに三角波Sよりも下側のレベルになり、コンパレータ
62の駆動パルスHは、HIGHレベルに維持されてト
ランジスタQ62は、OFF状態に維持される。出力信号
Cと出力端子6の給電電力Dの電圧との差が1Vf 近傍
になるまで、このような制御が行われる続ける。
【0029】また、例えば、入力信号Bの電圧レベルが
大きく上昇したときには、トランジスタQ1 の内部イン
ピーダンスが急激に低下して、出力信号Cの電圧と出力
端子6の給電電力Dの電圧の差が1Vf 未満になる。こ
のときには、1Vf より低下した誤差分に対応する比較
電圧値Pb が加えられる。これにより給電電力Dの電圧
を上昇させ、差電圧VD-C の目標値を1Vf とする制御
が行われる。そして、緩やかな入力信号Bのレベルの変
化に対しては、トランジスタQ1 の内部インピーダンス
の変化に応じて、前記の1Vf 以上の場合と1Vf 以下
の場合に2つの制御が短時間に交互に行われて、図2
(e) に示すように、三角波の信号Sの複数のサイクルに
亘るパルス幅のパルスと短いパルス幅のパルスとが交互
に現れる。
大きく上昇したときには、トランジスタQ1 の内部イン
ピーダンスが急激に低下して、出力信号Cの電圧と出力
端子6の給電電力Dの電圧の差が1Vf 未満になる。こ
のときには、1Vf より低下した誤差分に対応する比較
電圧値Pb が加えられる。これにより給電電力Dの電圧
を上昇させ、差電圧VD-C の目標値を1Vf とする制御
が行われる。そして、緩やかな入力信号Bのレベルの変
化に対しては、トランジスタQ1 の内部インピーダンス
の変化に応じて、前記の1Vf 以上の場合と1Vf 以下
の場合に2つの制御が短時間に交互に行われて、図2
(e) に示すように、三角波の信号Sの複数のサイクルに
亘るパルス幅のパルスと短いパルス幅のパルスとが交互
に現れる。
【0030】ところで、三角波の周波数としては、可聴
周波数の上限が一般的には20KHzとされることや、
発振回路の調整の容易性や電力効率等を考慮して、10
0kHz〜500KHz程度の範囲がよい。なお、ここ
で、制御目標値とされる差電圧VD-C の1Vf (約0.
7V)は、アンプ3のトランジスタQ1 が単段であるこ
とに対応して決められた値である。すなわち、アンプ3
への給電電力Dの電圧とアンプ3の出力信号Cの電圧の
差VD-C は、トランジスタQ1 の応答性能等を損なわな
い値の中から、アンプ3が増幅動作を行うために必要と
する最小限の電圧であるコレクタ−エミッタ間のON時
電圧にできるだけ近い値として選択されている。したが
って、トランジスタQ1 がダーリントントランジスタで
あれば、前記の差電圧VD-C は2Vf(約1.4V)と
される。具体的には、ダイオードD51,D52に対して、
もう1つのダイオードがさらに直列に挿入される。
周波数の上限が一般的には20KHzとされることや、
発振回路の調整の容易性や電力効率等を考慮して、10
0kHz〜500KHz程度の範囲がよい。なお、ここ
で、制御目標値とされる差電圧VD-C の1Vf (約0.
7V)は、アンプ3のトランジスタQ1 が単段であるこ
とに対応して決められた値である。すなわち、アンプ3
への給電電力Dの電圧とアンプ3の出力信号Cの電圧の
差VD-C は、トランジスタQ1 の応答性能等を損なわな
い値の中から、アンプ3が増幅動作を行うために必要と
する最小限の電圧であるコレクタ−エミッタ間のON時
電圧にできるだけ近い値として選択されている。したが
って、トランジスタQ1 がダーリントントランジスタで
あれば、前記の差電圧VD-C は2Vf(約1.4V)と
される。具体的には、ダイオードD51,D52に対して、
もう1つのダイオードがさらに直列に挿入される。
【0031】次に、このテーププレーヤの全体的な動作
を説明する。再生時には、オーディオ信号の記録された
テープ(図示せず)から、読出ヘッド1を介してオーデ
ィオ信号の読取信号Aが得られる。この読出信号Aに対
し信号再生処理回路2でオーディオ信号Bを得る。この
オーディオ信号Bは、アンプ3のトランジスタQ1 ,Q
2 によってプッシュプル増幅される。このとき、供給電
力制御回路40からはオーディオ信号Bの基準レベルの
うち上側の半サイクルについて入力信号Bのレベルに応
じた電流が供給される。下側の半サイクルは、コンデン
サ5に供給された電流がトランジスタQ2 を介してシン
クされる。これにより入力信号Bが電力増幅されて出力
信号Cが発生してこれによりスピーカ4が駆動される。
このとき、上側の半サイクルについては、アンプ3への
給電電力Dの電圧とこのアンプ3の出力信号Cの電圧と
の差電圧VD-C が、アンプ3の動作に要する最小値に近
い1Vf の値に維持されるように制御されている。
を説明する。再生時には、オーディオ信号の記録された
テープ(図示せず)から、読出ヘッド1を介してオーデ
ィオ信号の読取信号Aが得られる。この読出信号Aに対
し信号再生処理回路2でオーディオ信号Bを得る。この
オーディオ信号Bは、アンプ3のトランジスタQ1 ,Q
2 によってプッシュプル増幅される。このとき、供給電
力制御回路40からはオーディオ信号Bの基準レベルの
うち上側の半サイクルについて入力信号Bのレベルに応
じた電流が供給される。下側の半サイクルは、コンデン
サ5に供給された電流がトランジスタQ2 を介してシン
クされる。これにより入力信号Bが電力増幅されて出力
信号Cが発生してこれによりスピーカ4が駆動される。
このとき、上側の半サイクルについては、アンプ3への
給電電力Dの電圧とこのアンプ3の出力信号Cの電圧と
の差電圧VD-C が、アンプ3の動作に要する最小値に近
い1Vf の値に維持されるように制御されている。
【0032】これにより、アンプ3での電力損失は、こ
の差電圧VD-C に対応する1Vf 程度の降下電圧にな
り、従来に較べてその消費電力が低減される。電力供給
ラインをスイッチングするために発生する電力損失は、
前記したように、トランジスタQ62のON時の抵抗によ
るものが主体であるが、ON抵抗値は低いので、実際の
消費電力は、低く抑えることができる。特に、トランジ
スタQ62をスイッチングするPWM制御の駆動回路は、
差動アンプ構成のIC化回路で構成できるためにその消
費電力は、電力増幅段の前記消費電力に比べて小さく抑
えられることができる。
の差電圧VD-C に対応する1Vf 程度の降下電圧にな
り、従来に較べてその消費電力が低減される。電力供給
ラインをスイッチングするために発生する電力損失は、
前記したように、トランジスタQ62のON時の抵抗によ
るものが主体であるが、ON抵抗値は低いので、実際の
消費電力は、低く抑えることができる。特に、トランジ
スタQ62をスイッチングするPWM制御の駆動回路は、
差動アンプ構成のIC化回路で構成できるためにその消
費電力は、電力増幅段の前記消費電力に比べて小さく抑
えられることができる。
【0033】次に、ステレオタイプに適した構成につい
て図3に従って説明する。図3において、スピーカ4、
供給電力制御回路40(検出回路50、スイッチングレ
ギュレーション回路60、平滑回路70)の構成は、前
記の実施例のものと同様であるが、図3では、アンプ3
は、出力段アンプ32としてフィードバック回路31が
設けられたものになっている。また、図4に示すアンプ
3’は、出力段アンプ34としてフィードバック回路3
3が設けられたものになっている。
て図3に従って説明する。図3において、スピーカ4、
供給電力制御回路40(検出回路50、スイッチングレ
ギュレーション回路60、平滑回路70)の構成は、前
記の実施例のものと同様であるが、図3では、アンプ3
は、出力段アンプ32としてフィードバック回路31が
設けられたものになっている。また、図4に示すアンプ
3’は、出力段アンプ34としてフィードバック回路3
3が設けられたものになっている。
【0034】アンプ34は、供給電力制御回路40に検
出回路55を介して接続されている。検出回路55は、
検出回路50と同様な回路であり、検出回路50と並列
に接続されている。なお、この図では、アンプ3’の前
後の回路を省略してある。また、検出回路55の電流源
56は、検出回路50の電流源51に対応する回路であ
る。検出回路55は、給電電力Dの電圧と出力信号電圧
C’との差電圧VD-C'が1Vf より大きいか否かに応じ
た値の検出信号E’を生成する。検出信号E’は、検出
信号EとワイヤードORされて、スイッチングレギュレ
ーション回路60のトランジスタQ61に送出される。
出回路55を介して接続されている。検出回路55は、
検出回路50と同様な回路であり、検出回路50と並列
に接続されている。なお、この図では、アンプ3’の前
後の回路を省略してある。また、検出回路55の電流源
56は、検出回路50の電流源51に対応する回路であ
る。検出回路55は、給電電力Dの電圧と出力信号電圧
C’との差電圧VD-C'が1Vf より大きいか否かに応じ
た値の検出信号E’を生成する。検出信号E’は、検出
信号EとワイヤードORされて、スイッチングレギュレ
ーション回路60のトランジスタQ61に送出される。
【0035】これにより、スイッチングレギュレーショ
ン回路60におけるPWM制御が差電圧VD-C ばかりで
なく、アンプ34側の差電圧VD-C'にも依存することに
なる。個々のアンプ32,34の電流供給動作は、前記
と同様であるが、供給電力制御回路40がアンプ32,
34に並列に電流を供給する。そこで、一方のアンプ3
の出力信号Cが大きく上昇し、他方のアンプ3’の出力
信号C’が少し上昇し、あるいは減少してこれらの出力
信号の電圧が異なるレベルになったときには、給電電力
Dの電圧は、出力信号のレベルの高い方に追従すること
になる。その理由は、検出回路50,55が並列に接続
されているのでいずれかのトランジスタのうちONした
トランジスタ側の動作が優先されるからである。検出回
路50のトランジスタQ50と検出回路55のトランジス
タQ55のうちONするのは、出力信号C,C’のうちの
のレベルが高い方である。そして、両者のトランジスタ
がON状態にあるときには、それらの和の電流によりP
WM制御が行われる。
ン回路60におけるPWM制御が差電圧VD-C ばかりで
なく、アンプ34側の差電圧VD-C'にも依存することに
なる。個々のアンプ32,34の電流供給動作は、前記
と同様であるが、供給電力制御回路40がアンプ32,
34に並列に電流を供給する。そこで、一方のアンプ3
の出力信号Cが大きく上昇し、他方のアンプ3’の出力
信号C’が少し上昇し、あるいは減少してこれらの出力
信号の電圧が異なるレベルになったときには、給電電力
Dの電圧は、出力信号のレベルの高い方に追従すること
になる。その理由は、検出回路50,55が並列に接続
されているのでいずれかのトランジスタのうちONした
トランジスタ側の動作が優先されるからである。検出回
路50のトランジスタQ50と検出回路55のトランジス
タQ55のうちONするのは、出力信号C,C’のうちの
のレベルが高い方である。そして、両者のトランジスタ
がON状態にあるときには、それらの和の電流によりP
WM制御が行われる。
【0036】ところで、ステレオ信号を再生していると
きには、低い帯域の信号、例えば、200Hz以下の周
波数の信号は、左右同じレベルである場合が多く、出力
電流の大きな変化は、このような低周波帯域の信号が負
う。そこで、供給電力制御回路40を左右の出力段アン
プに共通に接続しても出力信号の歪はほとんど少ない。
特に、図3のように、フィードバック回路31.33を
設けた場合には、各アンプ32,34のうち供給電力D
の電圧がいずれかの高い側の出力信号の電圧に強制的に
追従してしまうが、このようなことが発生しても出力信
号の電圧が低い側の出力信号のレベルは、それに影響さ
れることが少なく、出力信号の歪は低減される。もちろ
ん、左右の出力段アンプにそれぞれ供給電力制御回路4
0を設ければ信号歪をさらに低減できるが、できるだけ
電力消費を抑えるためには、図3のように共通にした方
がよい。このようにすれば、複数の検出回路50,55
による複数の差電圧VD-C と差電圧VD-C'のいずれかが
1Vf より低く変化した側の差電圧が1Vf にほぼ一致
するような、平滑化された電圧の給電電力Dが発生す
る。
きには、低い帯域の信号、例えば、200Hz以下の周
波数の信号は、左右同じレベルである場合が多く、出力
電流の大きな変化は、このような低周波帯域の信号が負
う。そこで、供給電力制御回路40を左右の出力段アン
プに共通に接続しても出力信号の歪はほとんど少ない。
特に、図3のように、フィードバック回路31.33を
設けた場合には、各アンプ32,34のうち供給電力D
の電圧がいずれかの高い側の出力信号の電圧に強制的に
追従してしまうが、このようなことが発生しても出力信
号の電圧が低い側の出力信号のレベルは、それに影響さ
れることが少なく、出力信号の歪は低減される。もちろ
ん、左右の出力段アンプにそれぞれ供給電力制御回路4
0を設ければ信号歪をさらに低減できるが、できるだけ
電力消費を抑えるためには、図3のように共通にした方
がよい。このようにすれば、複数の検出回路50,55
による複数の差電圧VD-C と差電圧VD-C'のいずれかが
1Vf より低く変化した側の差電圧が1Vf にほぼ一致
するような、平滑化された電圧の給電電力Dが発生す
る。
【0037】その動作と電力消費について具体的に説明
すれば、アンプ32の出力信号Cの電圧値がアンプ3’
の出力信号C’の電圧値以上のときには、アンプ32に
おける降下電圧VD-C が1Vf という小さな値に保たれ
る。一方、アンプ34における降下電圧VD-C'は、1V
f 以上の値に維持される状態になる。電源ラインVccの
電圧>給電電力Dの電圧であるので、従来の降下電圧値
=Vcc−C’(ただし、Vccは電源ラインVccの電圧,
C’は出力信号C’の電圧)よりはVcc−D(ただし、
Dは給電電力Dの電圧)だけ電力消費が少なくて済む。
逆にアンプ32の出力信号Cの電圧値がアンプ34の出
力信号C’の電圧値以下のときには、アンプ34におけ
る降下電圧が1Vf という小さな値に保たれ、前記とは
逆の関係になる。
すれば、アンプ32の出力信号Cの電圧値がアンプ3’
の出力信号C’の電圧値以上のときには、アンプ32に
おける降下電圧VD-C が1Vf という小さな値に保たれ
る。一方、アンプ34における降下電圧VD-C'は、1V
f 以上の値に維持される状態になる。電源ラインVccの
電圧>給電電力Dの電圧であるので、従来の降下電圧値
=Vcc−C’(ただし、Vccは電源ラインVccの電圧,
C’は出力信号C’の電圧)よりはVcc−D(ただし、
Dは給電電力Dの電圧)だけ電力消費が少なくて済む。
逆にアンプ32の出力信号Cの電圧値がアンプ34の出
力信号C’の電圧値以下のときには、アンプ34におけ
る降下電圧が1Vf という小さな値に保たれ、前記とは
逆の関係になる。
【0038】ところで、図1の供給電力制御回路40
は、その検出回路50の一方の電圧の検出対象を出力信
号Cの電圧に換えて、入力信号Bの電圧にして検出信号
を得る供給電力制御回路としてもよい。
は、その検出回路50の一方の電圧の検出対象を出力信
号Cの電圧に換えて、入力信号Bの電圧にして検出信号
を得る供給電力制御回路としてもよい。
【0039】以上の実施例では、テーププレーヤにおけ
る再生信号を例に採って説明してきたが、これは、マイ
ク入力や放送受信入力等の他のオーディオ信号であって
もよい。このような場合には、信号再生処理回路は、出
力段アンプの前段に挿入される前段アンプになる場合が
多い。また、増幅された信号がスピーカに送出される例
について説明したが、この信号の出力先は、それに限定
されるものではない。例えば、記録回路へその入力とし
て出力されたり、もっと大能力のパワーアンプへその入
力として出力されてもよい。検出回路50のトランジス
タQ50,Q55は、NPNトランジスタであるが、これを
PNPトランジスタとすることもできる。この場合に
は、エミッタ側が出力信号Cを受け、ベース側が給電電
力Dの電圧信号を受ける。ところで、より多くの電流容
量が必要なときには、給電電力Dの出力端子6と接地G
NDと間のコンデンサCN を単なる高周波バイパス用の
ものではなく、これより大きな容量の平滑コンデンサに
することもできる。
る再生信号を例に採って説明してきたが、これは、マイ
ク入力や放送受信入力等の他のオーディオ信号であって
もよい。このような場合には、信号再生処理回路は、出
力段アンプの前段に挿入される前段アンプになる場合が
多い。また、増幅された信号がスピーカに送出される例
について説明したが、この信号の出力先は、それに限定
されるものではない。例えば、記録回路へその入力とし
て出力されたり、もっと大能力のパワーアンプへその入
力として出力されてもよい。検出回路50のトランジス
タQ50,Q55は、NPNトランジスタであるが、これを
PNPトランジスタとすることもできる。この場合に
は、エミッタ側が出力信号Cを受け、ベース側が給電電
力Dの電圧信号を受ける。ところで、より多くの電流容
量が必要なときには、給電電力Dの出力端子6と接地G
NDと間のコンデンサCN を単なる高周波バイパス用の
ものではなく、これより大きな容量の平滑コンデンサに
することもできる。
【0040】
【発明の効果】この発明にあっては、アンプと電源ライ
ンとの間に前記で説明してきたような制御をする制御回
路とスイッチング回路とを設けることにより、アンプへ
の給電電力がスイッチング制御により生成され、アンプ
への給電電力の電圧は、オーディオ信号の電圧に応じて
フィードバックがかかる。そこで、給電電力の電圧とこ
のアンプの出力信号の電圧との電位差を一定に維持する
ように動作させることができ、この一定の電位差をアン
プの動作に要する最低電圧か、それ以上でも低い電圧の
範囲で一定値に維持するようにすることができる。
ンとの間に前記で説明してきたような制御をする制御回
路とスイッチング回路とを設けることにより、アンプへ
の給電電力がスイッチング制御により生成され、アンプ
への給電電力の電圧は、オーディオ信号の電圧に応じて
フィードバックがかかる。そこで、給電電力の電圧とこ
のアンプの出力信号の電圧との電位差を一定に維持する
ように動作させることができ、この一定の電位差をアン
プの動作に要する最低電圧か、それ以上でも低い電圧の
範囲で一定値に維持するようにすることができる。
【0041】その結果、従来のように一定の電源電圧か
ら直接電圧降下させて出力信号を得たときの消費電力よ
りも消費電力が低くなる。一方、電源ラインVccをスイ
ッチングするために発生するスイッチング回路とこれの
制御回路の和の電力損失は、スイッチングトランジスタ
のON抵抗が低く、常時発生するのではなく、スイッチ
ング時に過渡的に発生するものが主体となる。常時発生
していた従来のものに較べれば、極めて僅かなものであ
る。これによる消費電力の増加は、電力増幅段の電力消
費からみれば比較的小さなものである。したがって、全
体として、オーディオ信号の増幅のために消費する電力
損失を少なくすることができる。これにより電力使用効
率を向上させることができる。
ら直接電圧降下させて出力信号を得たときの消費電力よ
りも消費電力が低くなる。一方、電源ラインVccをスイ
ッチングするために発生するスイッチング回路とこれの
制御回路の和の電力損失は、スイッチングトランジスタ
のON抵抗が低く、常時発生するのではなく、スイッチ
ング時に過渡的に発生するものが主体となる。常時発生
していた従来のものに較べれば、極めて僅かなものであ
る。これによる消費電力の増加は、電力増幅段の電力消
費からみれば比較的小さなものである。したがって、全
体として、オーディオ信号の増幅のために消費する電力
損失を少なくすることができる。これにより電力使用効
率を向上させることができる。
【図1】図1は、この発明のオーディオ装置をポータブ
ルカセットテーププレーヤに適用した一実施例のブロッ
ク図である。
ルカセットテーププレーヤに適用した一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】図2は、図1における供給電力制御回路の動作
を説明するための波形図である。
を説明するための波形図である。
【図3】図3は、この発明のオーディオ装置をステレオ
ポータブルカセットテーププレーヤに適用した一実施例
のブロック図である。
ポータブルカセットテーププレーヤに適用した一実施例
のブロック図である。
【図4】図4は、従来のステレオポータブルカセットテ
ーププレーヤのブロック図である。
ーププレーヤのブロック図である。
1…読取ヘッド、2…信号再生処理回路、3…出力段ア
ンプ、4…スピーカ、 5…出力用の電解コンデンサ、6…出力端子、 10…ポータブルカセットテーププレーヤ 30…出力段回路、40…供給電力制御回路、50,5
5…検出回路、 60…スイッチングレギュレーション回路、65…制御
電圧値発生回路、 61…アンプ、62…コンパレータ、63…三角波発生
回路、 66…スイッチング回路、70…平滑回路、 Q1 ,Q2 ,Q50,Q61,Q62…トランジスタ、B…オ
ーディオ入力信号、 C…オーディオ出力信号。
ンプ、4…スピーカ、 5…出力用の電解コンデンサ、6…出力端子、 10…ポータブルカセットテーププレーヤ 30…出力段回路、40…供給電力制御回路、50,5
5…検出回路、 60…スイッチングレギュレーション回路、65…制御
電圧値発生回路、 61…アンプ、62…コンパレータ、63…三角波発生
回路、 66…スイッチング回路、70…平滑回路、 Q1 ,Q2 ,Q50,Q61,Q62…トランジスタ、B…オ
ーディオ入力信号、 C…オーディオ出力信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−372212(JP,A) 特開 昭56−136010(JP,A) 実開 昭60−14516(JP,U) 実開 平5−70017(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 - 3/72
Claims (5)
- 【請求項1】オーディオ信号を受けてこれを増幅して出
力するアンプと、 電源ラインから電力を受けて可聴周波数を超える周波数
でスイッチング動作をして前記アンプに給電するスイッ
チング回路と、前記アンプの出力信号 の電圧と前記給電する電力の電圧
との差をトランジスタのベース、エミッタ間に受けて受
けた差の電圧に応じて前記トランジスタをON/OFF
させONのときとOFFのときそれぞれに応じてそれぞ
れの検出信号を発生する検出回路と、前記それぞれの検
出信号に応じて前記トランジスタがONのときには前記
スイッチング回路のスイッチング期間を制御し前記トラ
ンジスタがOFFのときには前記スイッチング回路のス
イッチングをOFF状態にさせて前記給電する電力が前
記オーディオ信号のレベルに対応して変化するように制
御する制御回路と、 を備えるオーディオ信号電力増幅回路。 - 【請求項2】前記スイッチング期間は、前記アンプの出
力信号の電圧と前記給電する電力の電圧との差が一定に
なるようにPWM制御される請求項1記載のオーディオ
信号電力増幅回路。 - 【請求項3】スイッチング回路は、50kHz〜800
kHzの範囲のある周波数で発振する三角波発生回路
と、この三角波発生回路の出力を一方に受け、他方に制
御信号を受けるコンパレータと、このコンパレータの出
力信号に応じて前記電源ラインから受ける電力をON/
OFFするスイッチングトランジスタとを備え、前記ス
イッチング回路の出力と前記給電する電力を受ける前記
アンプの端子との間に平滑回路が設けられ、この平滑回
路は、コイルと、このコイルに流れる電流を前記スイッ
チングトランジスタがOFFしている期間に前記アンプ
に給電するための還流路を形成するダイオードとを有す
る請求項2記載のオーディオ信号電力増幅回路。 - 【請求項4】オーディオ信号を増幅してこの増幅された
信号を負荷へ出力するオーディオ装置において、 前記オーディオ信号を受けて増幅する前段増幅回路と、 この前段増幅回路により増幅された前記オーディオ信号
を受けてこれを電力増幅して前記負荷へ出力する出力段
アンプと、 電源ラインから電力を受けて可聴周波数を超える周波数
でスイッチング動作をして前記出力段アンプに給電する
スイッチング回路と、前記出力段アンプの出力信号 の電圧と前記給電する電力
の電圧との差をトランジスタのベース、エミッタ間に受
けて受けた差の電圧に応じて前記トランジスタをON/
OFFさせONのときとOFFのときそれぞれに応じて
それぞれの検出信号を発生する検出回路と、前記それぞ
れの検出信号に応じて前記トランジスタがONのときに
は前記スイッチング回路のスイッチング期間を制御し前
記トランジスタがOFFのときには前記スイッチング回
路のスイッチングをOFF状態にさせて前記給電する電
力が前記オーディオ信号のレベルに対応して変化するよ
うに制御する制御回路と、 を備え、前記スイッチング期間は、前記出力段アンプの
出力信号の電圧と前記給電する電力の電圧との差が一定
になるようにPWM制御されるオーディオ装置。 - 【請求項5】左右のステレオオーディオ信号をそれぞれ
左右のチャンネル独立に増幅してこれら増幅された信号
を左右それぞれのチャンネに対応する負荷へ出力するオ
ーディオ装置において、 前記ステレオオーディオ信号のうちの右チャンネルに対
応するオーディオ信号を受けて増幅する第1の前段増幅
回路と、 この第1の前段増幅回路により増幅された前記オーディ
オ信号を受けてこれを電力増幅して前記負荷へ出力する
第1の出力段アンプと、 前記ステレオオーディオ信号のうちの左チャンネルに対
応するオーディオ信号を受けて増幅する第2の前段増幅
回路と、 この第2の前段増幅回路により増幅された前記オーディ
オ信号を受けてこれを電力増幅して前記負荷へ出力する
第2の出力段アンプと、 電源ラインから電力を受けて可聴周波数を超える周波数
でスイッチング動作をして前記第1および第2の出力段
アンプに給電するスイッチング回路と、前記第1の出力段アンプの出力信号 の電圧と前記給電す
る電力の電圧との差を第1のトランジスタのベース、エ
ミッタ間に受けて受けた差の電圧に応じて前記第1のト
ランジスタをON/OFFさせONのときとOFFのと
きそれぞれに応じてそれぞれの検出信号を発生する第1
の検出回路と、この第1の検出回路の前記それぞれの検
出信号に応じて前記トランジスタがONのときには前記
スイッチング回路のスイッチング期間を制御し前記トラ
ンジスタがOFFのときには前記スイッチング回路のス
イッチングをOFF状態にさせて前記給電する電力が前
記右チャンネルのオーディオ信号のレベルに対応して変
化するように制御する第1の制御回路と、前記第2の出力段アンプの出力信号 の電圧と前記給電す
る電力の電圧との差を第2のトランジスタのベース、エ
ミッタ間に受けて受けた差の電圧に応じて前記第2のト
ランジスタをON/OFFさせONのときとOFFのと
きそれぞれに応じてそれぞれの検出信号を発生する第2
の検出回路と、この第2の検出回路の前記それぞれの検
出信号に応じて前記トランジスタがONのときには前記
スイッチング回路のスイッチング期間を制御し前記トラ
ンジスタがOFFのときには前記スイッチング回路のス
イッチングをOFF状態にさせて前記給電する電力が前
記左チャンネルのオーディオ信号のレベルに対応して変
化するように制御する第2の制御回路とを有するオーデ
ィオ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4319194A JP3164136B2 (ja) | 1993-02-23 | 1994-02-17 | オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5780393 | 1993-02-23 | ||
| JP5-57803 | 1994-01-20 | ||
| JP6-19943 | 1994-01-20 | ||
| JP1994394 | 1994-01-20 | ||
| JP4319194A JP3164136B2 (ja) | 1993-02-23 | 1994-02-17 | オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07249945A JPH07249945A (ja) | 1995-09-26 |
| JP3164136B2 true JP3164136B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=27282831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4319194A Expired - Fee Related JP3164136B2 (ja) | 1993-02-23 | 1994-02-17 | オーディオ信号電力増幅回路およびこれを用いるオーディオ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164136B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP4319194A patent/JP3164136B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07249945A (ja) | 1995-09-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |