JP3166554B2 - 汚染土壌の浄化方法に用いられる袋体 - Google Patents
汚染土壌の浄化方法に用いられる袋体Info
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Description
に用いられる袋体に関する。
は、各種の廃棄物が埋立て処分されたことにより、ある
いは工場で使用する溶剤等の漏れや、これの使用後の廃
棄などにより、地盤が汚染されて地中に汚染土壌を発生
されている場合がある。これらの汚染土壌は周囲の環境
に悪影響を及ぼすおそれがあるとともに、かかる汚染土
壌を含む地盤は、各種の構造物の基礎地盤としての信頼
性に欠けるものであるため、例えばこれらの埋立て地盤
や工場の跡地等の再開発を計画するにあたり、このよう
な汚染土壌が地中に存在することが発見された場合に
は、これを速やかに浄化して無害化を図ることが望まし
い。
る方法は、一般に、原位置で揮発性のある有害物質等を
処理する方法と、これを掘り上げてから処理する方法と
に大別することができるが、汚染土壌を掘り上げて処理
する方法としては、従来より、例えば掘り上げた汚染土
壌をテント等の建屋の中に入れ、その中でバックホウ等
により撹拌して曝気処理する方法や、掘り上げた汚染土
壌をホッパーを介してスクリュウコンベアに投入し、こ
れをスクリュウコンベアによって撹拌しつつ移動させる
際に、低温で加熱して汚染物質を揮発させることにより
処理する方法等が知られている。
来の汚染土壌を掘り上げてから処理する方法では、大規
模な建屋の設置作業やスクリュウコンベアや加熱装置な
どの設備に多くのコストがかかるため、経済的に浄化作
業を行なうことができないという課題があった。
作業領域内に拡散しやすい状況にあるため、周囲の作業
環境に影響を及ぼすおそれがあるという課題があった。
着目してなされたもので、汚染物質の拡散を回避しつつ
経済的に汚染土壌を浄化処理することのできる汚染土壌
の浄化方法に用いられる袋体を提供することを目的とす
るものである。
達成するためになされたもので、その要旨は、汚染土壌
を充填するとともに、その内部に外部と連通して吸気管
を配設し、該吸気管を介してその内部の空気を抜き出す
ことにより汚染土壌中に空気の流れを生じさせ、かかる
空気の流れに揮発性のある汚染物質を携行させて除去す
ることにより汚染土壌を浄化する汚染土壌の浄化方法に
用いられる密閉された袋体であって、予め、上下の内面
の各々に沿って、送気管としての可撓性のある合成樹脂
製の多孔管が取り付けられて、各々複数平行に延長配設
されているとともに、これらの多孔管が、投入開口を設
けた端部とは反対側の端部に設けた分配パイプと連通
し、この分配パイプに取り付けた空気圧送パイプを経て
供給される空気を、内部に送気することができるように
なっていることを特徴とする袋体にある。
いられる袋体は、前記袋体の内部に、前記吸気管ととも
に送気管を袋体の外部と連通して各々配設し、前記送気
管を介して袋体の内部に取り込んだ空気を前記吸気管を
介して抜き出すようにすることが好ましい。
用いられる袋体は、前記送気管を介して、加温された空
気を袋体の内部に取り込むこともできる。
上げられた汚染土壌は、例えばミニショベルや作業員の
手作業等によって袋体内に容易に投入充填されるととも
に、この投入開口を閉じることにより、袋体は容易に密
閉される。なお、予め形成された袋体の内部に汚染土壌
を充填する必要は必ずしもなく、シートにより汚染土壌
を包み込んでからこれを袋状にして袋体とすることもで
きる。
空気を吸気管を介して抜き出すことにより、汚染土壌中
に空気の流れを生じさせて汚染物質の浄化作業が容易に
行われることになるが、かかる作業中、汚染土壌から汚
染物質が揮発しても、これが空気の流れに携行されるこ
とにより、また袋体が密閉性のある材料からなることに
より、揮発した汚染物質を周囲に拡散させることなく浄
化作業を行なうことができる。
表面を介した外部との通気を完全に遮断した状態にある
袋体のみを意味するものではなく、少なくとも吸気によ
って吸気管に向かう空気の流れを生じさせた状態におい
て、袋体の表面を経た汚染物質の外部への通過拡散を防
止することができる程度の密閉性を備えたものであれ
ぱ、微細な孔や隙間を有しある程度の通気性を備えるも
のであってもよく、かかる場合には、吸気による吸引力
によって、汚染物質を携行させるフレッシュ空気を、袋
体の表面から汚染土壌内に取り込むこともできる。
気管を袋体の内部に配設し、送気管を介して袋体の内部
に取り込んだ空気を吸気管を介して抜き出すようにすれ
ば、汚染土壌から揮発する汚染物質を携行するのに適し
た任意の空気の流れを汚染土壌内に生じさせることがで
き、これによって、より効果的に浄化作業を行うことが
できる。
袋体の内部に取り込むようにすれば、汚染物資の揮発を
促進してより速やかに汚染土壌を浄化することができ
る。
を参照しつつ詳細に説明する。図1、図2において、埋
立て地盤や工場の跡地等から掘り上げられた汚染土壌1
は、これを浄化処理すべく、袋体2の内部に充填され
る。
可能に開口した袋部材で、可撓性及び気密性に富む例え
ば合成樹脂製のシート素材からなるとともに、例えば幅
5m、長さ5m及び汚染土壌1の充填時における厚さが
1m程度となる大きさを有するものである。また、袋体
2には、予めこれの上下の内面の各々に沿って、送気管
としての可撓性のある合成樹脂製の多孔管3が、例えば
溶着等により取り付けられて、各々複数平行に延長配設
されているとともに、これらの多孔管3は、前記投入開
口を設けた端部2aとは反対側の端部2bに設けた分配
パイプ10と連通し、この分配パイプ10に取り付けた
空気圧送パイプ11を経てブロアー等から供給される空
気を、袋体2の内部に送気することができるようになっ
ている。なお、図中符号4によって示されるものは、多
孔管3に空気を調節しつつ供給する際に、空気圧送パイ
プ11の開閉を行なうために使用する開閉バルブであ
る。
は、例えば各種有機塩素系化合物、ベンゼン、揮発性水
銀化合物などの揮発性を有する種々の汚染物質を含むも
ので、ミニショベルや作業員の手作業等によって袋体2
の投入開口からこれの内部に投入充填した後、この投入
開口を閉じることにより、袋体2の内部に容易に密閉充
填されることになる。
入された袋体2は、この実施例では、図2に示すように
一ケ所に複数集積され、かかる集積された複数の袋体2
に対して同時に浄化作業が行われる。
作業を行うには、各袋体2の投入開口を設けた端部2a
の中央部分に予め開口形成されている挿入孔12から、
吸気管5を袋体2の内部の汚染土壌1内に各々差込むと
ともに、個々の吸気管5の突出端を集合管6を介して気
液分離槽7,真空ポンプ8および吸収塔9からなる浄化
設備に接続する。なお、吸収塔9は、内部に活性炭等の
汚染吸収物質を充填したもので、ここを通過する汚染物
質を容易に吸着除去して無害化することができるもので
ある。
開閉バルブ4を解放し、多孔管3から空気を給送して袋
体2の内部に空気を取り込むとともに、真空ポンプ8を
駆動し、吸気管5により汚染土壌1内の空気を吸引して
この空気を抜き出すようにすれば、汚染土壌1には多孔
管3から中央に位置する吸気管5に向かって流れる空気
の流れが生じ、この空気の流れに携行させることによ
り、揮発性のある汚染物質を汚染土壌1から容易に除去
することができる。
つ吸気管5を経て排出された空気は、気液分離槽7を通
過して液体分が分離除去されるとともに、さらに真空ポ
ンプ8を経て吸収塔9内に導入され、汚染物質が汚染吸
収物質により吸着除去されて、浄化された空気のみが吸
収塔9の排出口9aから外部に放出されることになる。
3に給送される空気として加温された空気を用いれば、
汚染物資の揮発を促進してより速やかに汚染物資を除去
することが可能になる。
体2の内部の汚染土壌1は、この実施例では、減圧状態
の雰囲気に保持されることになり、汚染物質が揮発して
も周囲に拡散することがなく、したがって周囲の作業環
境に影響を及ぼすことなく浄化作業を行なうことができ
る。
ルブ4を閉塞するとともに真空ポンプ7を停止し、吸気
管5を袋体2から取り外すことで作業を完了する。その
後浄化された土壌1を袋体2から取り出して元の掘削場
所に埋め戻すこともでき、また土のうとしてそのまま積
み上げて用いることもできる。さらに、取り外した機材
は転用することができる。
気管5と送気管3とをともに配設する場合について記載
したが、送気管は必ずしも必要とされるものではない。
送気管3を設けない場合には、例えば、袋体3を微細孔
を有し通気性のある素材で製作することにより、また、
袋体2に内部に空気を取り込むためのバルブを設けるこ
と等により、容易に吸気管5に向かう空気の流れを、汚
染土壌内に生じさせることができる。
体2の内面に取り付けておいたが、送気管3は、袋体2
に汚染土壌を投入充填した後に、袋体2内に挿入設置す
ることもできる。
壌の浄化方法に用いられる袋体によれば、汚染土壌を充
填し、その内部に配設した吸気管により汚染土壌中に空
気の流れを生じさてこの流れに揮発性のある汚染物質を
携行させるだけの簡単な構成により、汚染物質の周囲へ
の拡散を回避しつつ経済的に汚染土壌を浄化処理するこ
とができる。
し、送気管を介して袋体内に取り込んだ空気を吸気管を
介して抜き出すようにすれば、これらの配設位置や送気
量等を調整することにより、汚染土壌から揮散する汚染
物質を携行するのに適した任意の空気の流れを汚染土壌
内に生じさせることができ、これによって、より効率よ
く浄化作業を行うことができる。
を袋体の内部に取り込むようにすれば、汚染物資の揮発
を促進してより速やかに汚染土壌を浄化することができ
る。
法の実施状況を示す断面図である。
法の実施状況を示す略示斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 汚染土壌を充填するとともに、その内部
に外部と連通して吸気管を配設し、該吸気管を介してそ
の内部の空気を抜き出すことにより汚染土壌中に空気の
流れを生じさせ、かかる空気の流れに揮発性のある汚染
物質を携行させて除去することにより汚染土壌を浄化す
る汚染土壌の浄化方法に用いられる密閉された袋体であ
って、 予め、上下の内面の各々に沿って、送気管としての可撓
性のある合成樹脂製の多孔管が取り付けられて、各々複
数平行に延長配設されているとともに、これらの多孔管
が、投入開口を設けた端部とは反対側の端部に設けた分
配パイプと連通し、この分配パイプに取り付けた空気圧
送パイプを経て供給される空気を、内部に送気すること
ができるようになっていることを特徴とする袋体。 - 【請求項2】 前記袋体の内部に、前記吸気管とともに
送気管を外部と連通して配設し、前記送気管を介して袋
体の内部に取り込んだ空気を前記吸気管を介して抜き出
すことを特徴とする請求項1に記載の汚染土壌の浄化方
法に用いられる袋体。 - 【請求項3】 加温された空気を前記送気管を介して前
記袋体の内部に取り込むことを特徴とする請求項2に記
載の汚染土壌の浄化方法に用いられる袋体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10883695A JP3166554B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 汚染土壌の浄化方法に用いられる袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10883695A JP3166554B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 汚染土壌の浄化方法に用いられる袋体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08299946A JPH08299946A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3166554B2 true JP3166554B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=14494798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10883695A Expired - Lifetime JP3166554B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 汚染土壌の浄化方法に用いられる袋体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166554B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19901996B4 (de) * | 1999-01-20 | 2012-07-12 | Umweltschutz Nord Gmbh & Co. | Verfahren zur Reduzierung von flüchtigen Inhaltsstoffen in Böden sowie Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens |
| JP4697671B2 (ja) * | 2007-06-04 | 2011-06-08 | 株式会社大林組 | 有害物質の分離除去装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5067852A (en) | 1990-05-24 | 1991-11-26 | J. B. Plunkett Associates, Inc. | Method and apparatus for removing volatile contaminants from contaminated soil |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP10883695A patent/JP3166554B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5067852A (en) | 1990-05-24 | 1991-11-26 | J. B. Plunkett Associates, Inc. | Method and apparatus for removing volatile contaminants from contaminated soil |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08299946A (ja) | 1996-11-19 |
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